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小学校高学年から始まりボクの若き日は、吃音の苦しみが生涯の通奏低音のようだった。結婚してまもなく、いつの間にか吃音の緊張が解けもう治ったかと思っていた。先日、緊張が異常に昂かまった時があり不意にボクの心は吃音を取り戻した。言葉を発しようとしても出てこない。別の言葉で言い換えようとしても出てこない。まだ心の奥底に潜んでいたのではないか!あぁなんと不可思議な心のメカニズム。
2016年02月26日
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ちょっとひ弱な月と感じるのは日数が少なからか。目立たない月。年の初め1月と多忙な3月に挟まり頼りなげな月。2月は静かにたたずんでいる。今日も事務所に出たがまだ明るいうちに帰った。4時を回っても西日が電車の窓から飛び込んでくる。2月は輝きを帯びた月でもある。ボスを失った2月。孫娘の誕生月でもある2月。2月とボクは契約を結ぶ。ボクはね、キミをいつまでも愛おしむよ。
2016年02月25日
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事務所からの帰り、久々に暗くなってしまった。電車のつり革につかまる。前のガラスに自分の姿が映る。しげしげ眺めていた。老いたる顔あり。初老の時期は過ぎたのだな。不揃いのあご髭。目の下は弛む。最近、席を譲られることさえあり。嬉し悲し。それなりに、溌剌としていたいものだ。それなりに。
2016年02月24日
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「家の人がだれも着てくれないので、失礼ですが」と紙袋をくださった。ありがとうございます、といただいてきたが帰って出してみると、新品で、良いものと、一目でわかった。ボクが着るものは、自慢じゃないがほとんどいただきもの。信徒さんのおさがり、息子たちのおさがり。この度いただいたものを、そっと着てみる。ちょっと自信がついた感じ!
2016年02月22日
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ボスが亡くなってから1年たち記念礼拝と記念会が持たれました。ボクたちは礼拝をお休みにしてみんなでボスの記念礼拝に出席。こちらは全員でも5人ですがみな揃って出席できうれしかった。久しぶりに、大勢が集まる礼拝出席。200名ほどは集まったかな。何もかも新鮮です。ボクたち家庭集会のメンバーも大会衆の中で一様に感動していた様子。ああ連れて来てよかったと感謝の思いあふれる。礼拝が終わり教会を後にしようとすると現牧師の奥様が追いかけて来てくださり家内をねぎらってくださいました。さぁまた来週から5人の礼拝ですぞ。復活祭も近い。
2016年02月21日
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「春の光」とは、今頃の季節の日の光を指すのだろう。外気がいまだ冷たくても、光の中に春がほのかに香っている。「春の光」という言葉は、草野心平の「富士山」という詩に出てくる。たしか高校の国語の教科書に載っていた詩だ。メロディーが聞こえてくるような語幹に惹かれた。草野心平のほかの詩にあたっても皆、音楽が聞こえてくるようだった。「春の光」に解説は不要。今日明日の頃、外に出てみたまえ春の光があなたの頬を撫でるよ「寒いだけだ」なんて言わないのだよ。以下、大好きなその詩の一部を川面に春の光りはまぶしく溢れ。そよ風が吹けば光りたちの鬼ごつこ葦の葉のささやき。行行子は鳴く。行行子の舌にも春のひかり。土堤の下のうまごやしの原に。自分の顔は両掌のなかに。ふりそそぐ春の光りに却つて物憂く。眺めてゐた。少女たちはうまごやしの花を摘んでは巧みな手さばきで花環をつくる。それをなわにして縄跳びをする。花環が円を描くとそのなかに富士がはひる。その度に富士は近づき。とほくに坐る。耳には行行子。頬にはひかり。 草野心平作「富士山」より(ネットから拝借)
2016年02月08日
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元プロ野球選手の清原和博さんが、覚醒剤を所有して逮捕されたという。「清原逮捕」とニュースで聞いて、別の清原と思った。まさかあの元花形野球選手だとは思えなかった。報道を聞くにつれ、もう相当の中毒だと思った。自力での回復はまず不可能だ。逮捕されて、ほっとしていることだろう。だれかオレを殺してくれ、そんなふうに心の中で叫んだことも、きっとあったのだろう。覚醒剤禍から完全に立ち直るために、死ぬよりつらい日々を通らなければならない。天才的スポーツマンでも、転落してしまう。人間の底知れない弱さを改めて感じる。人の弱さをサポートするために、ボクたちの周りには様々なものが置かれている。まず夫婦であること。創世記を読むと、神が作られた「初めの人」が寂しそうにしていたので神が女を造り、男の側に置かれたことがわかる。清原さんが離婚したこと、妻子との分離孤独に耐えられずに、薬物に手を出してしまったと思う。自分を心配してアドバイスしていた桑田をも遠ざけ、ますます孤独になっていく。一人でも生きていける人は、そう多くはないし、それは良いことでもない。自分が立ち続けるためには、多くの支えを必要としている、人との交わりや、共に生きること、それこそが宝物だ。そこがわからないと、いつの間にか曲がった道に迷い込んでしまう。
2016年02月07日
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お手伝いを少ししている神学校図書室でみんなで昼食を頂く神学や説教集などが、ずらっと並んでいる図書室宝物の中にいる気がする昔、ボクにも書斎があった教会を辞した時大切な本は持ってきたけれど置く場所もなくほとんど業者に出してPDFにしてしまったPDFは味気なく、読む気も起こらない本はいいな紙の香りページをめくる音だんだん終わりに近づくときめき絶対PDFにしたくない本も取ってある宝の中の宝おーい本を取ってくれ
2016年02月05日
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