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2026.04.03
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 円城塔「コード・ブッダ」(文芸春秋社) 円城塔 という、読めども読めどもすぐ忘れてしまう作家がいます。もともと物理学だったかの学者さんだったと思いますが、 「道化師の蝶」(講談社文庫) という作品で 芥川賞 をとったあたりから、 「屍者の帝国」(河出文庫) とか、 「文字渦」(新潮文庫) とかなんとなく読み続けているのですが、ボクみたいな読み手には感想にならない読後感の人で困ってしまうのですが、今回、 「コード・ブッダ」(文芸春秋社) という作品を読みました。忘れないうちにご案内です。
 如是我言かくのごとくわれいえり
 そのコードはまず、
 「わたしはコードの集積体である」
 と名乗った。
 「そうしてコードの集積体ではない」
 とも名乗った。
 東京の二〇二一年、そのオリンピックの年、名もなきコードがブッダを名乗った。自らを生命体であると位置づけ、この世の苦しみとその原因を説き、苦しみを脱する方法を語り始めた。
 ソフトウェアとしては、対話プログラムに分類される。チャットポットということでよい。ブッダとしてはブッダ・チャットポットの名で呼ばれることとなる。 
 こんな書き出しです。
 読みづらかったです(笑)。 コード とか チャット・ポット とかが、まず、わかりません。 「機械仏教史縁起」 と副題にありますが、要するに、コンピュータロボットの頭脳、だからまあ、電子頭脳が仏教に帰依するといことのあれこれが、小説的 「物語」 として語られていたお話だったと思います。
「だったと思います」
 上の引用で、 名もなきコード ブッダ を名乗ったのは 二〇二一年 なわけで、どんなコンピュータソフトが 「ブッダ」 を名乗ったのかというあたり、結構笑わせてはくれるのです。が、それを語っている、 語り手の時代 は、そのはるか未来であって、もともとの ブッダ 、だから、 お釈迦さん ですが、その時代が 紀元前6世紀 だか 紀元前7世紀 だとして、今この時でも 2600年 くらい経っているわけですが、語られている小説は、 から 何年ぐらいたった時代なのか ということが浮かばないんですね。
 ただ、 この作家 の卓抜さというか、凄いところは 「ブッダ」 というのは、もともとが 固有名 ではないというところに目をつけていることですね。
「さとり」 とか 「解脱」 とかいうのは、実態はよくわかりませんが、 ことば の奥(?)にある、それぞれの人間の存在のありさまそのもの を、とりあえず ことば にして、そう呼んでいるわけでしょうから、一概に 「ことば」 によって表現することが可能だとはいえない とはいうものの、認識上、まあ、客観的にわかるとか、わからないとかいうレベルでは 「ことば」の世界 で起こることであって、 ゴータマ・シッダルタ から、 法然、親鸞 あたりまでの 仏教史 は、すでに、 言葉による情報 として集積されていて、それを、電子頭脳である チャット・ポット が語ることは十分可能なわけです。
 で、この作品は、その、 機械頭脳 が、本来、言葉以前の世界であるはずの 「さとり」 へと迷い込んでいくありさまを擬人化して描くという離れ業に挑んでいて、たぶん、それが、ボクのような読者に 「すごさ」 「アホらしさ」 を同時に感じさせる理由だと思います。
 実際、この小説は、 コンピューター・ソフトによる仏教縁起 であり、量子力学的、実に現代的な 現実と意識の苦闘 「物語」 にしているわけで、コンピューター自身による、まあ、ここで、機械を主体化していわざるを得ないところにこの小説の、ボクにとってのウザさがあるわけなのですが、仏教を生きるコンピューターというふうに割り切ってしまえば、​
「ナルホド読売文学賞か!」
​ではあるのです。
 なんだか、書いていて、やっぱり訳が分からなくなってしまったので、ここらあたりで止めますが、この作品の新しさに対する 訝しさ 、あるいは、 不安な気分 はあまりいいものではありませんね。
 ただの SF的エンターテインメント として 笑う とか、機知に溢れた描写の面白さに 拍手 するとか、いろんな読み方が可能だと思いますが、ボクが思い浮かべたのは子供の頃に読んだ 鉄腕アトム 実存的不安に苦しんでいる姿 でした。すごい時代になったものですね(笑)。





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最終更新日  2026.04.06 10:47:15
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