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英検の試験は年に3回行われます。2020年度の3回目の試験は2021年1月に予定されていたので、大した準備もしていませんでしたが、「お試し」で受験してみることにしました。#この時点では通訳案内士の合否はまだ判明していませんでした。さすがに1か月の準備期間で合格できるとは思えなかったので、まずは自分の現時点の実力を計ること、そして次回に向けて何をどう勉強すべきかといった課題を絞り出すことが目的でした。大した準備もせずと書きましたが、とりあえず以下の問題集だけはやりました。DAILY30日間 英検1級 集中ゼミ 新試験対応版 (DAILY英検集中ゼミ) [ 旺文社 ]この問題集、短期間で英検の試験概要を知り、感触を掴むのにはとてもよいと思いますが、リーディングの問題が、本番よりかなり平易です。この程度なのかと思って本番に臨んだら、問題文が予想よりはるかに難解で、試験中、心が折れそうになりました。英作文とリスニングについては、以下の参考書を購入。といってもやりこんだわけでなく、ざっと目を通した程度です。最短合格!英検1級リスニング問題完全制覇 CD-ROM+ダウンロード用MP3音声つき (英検最短合格シリーズ) [ CEL英語ソリューションズ ]最短合格!英検1級英作文問題完全制覇 (英検最短合格シリーズ) [ ジャパンタイムズ ]ジャパンタイムズのこれらの参考書は英検1級用の定番といって良い参考書です。詳しくはまた参考書の回で紹介します。なお、リスニングについては、もともと苦手意識を持っていましたが、参考書をやってみて、あらためて苦手だということを痛感しました。笑なお、この時は過去問にはあえて手をつけませんでした。次回受験のために「とっておきたかった」からです。結果は、やはり不合格でしたが、CSEスコアにしてあと20点と、思っていたよりも点数がとれていたのが意外でした。 CSEスコア 素点Reading 651/850 22/41Listening 682/850 21/27Writing 675/850 25/31TOTAL 2008/2028 (G1-1)「G1-1」というのは、合格点までもう一息という意味の指標です。「CSEスコア」が20点足りなかったわけですが、いろいろ調べてみると、これが摩訶不思議な仕組みで、Readingについては、素点(=語彙問題と読解問題の正答数)が1点上がると、CSEスコアは5点前後上がるのに対して、Listeningでは1問正答が増えると約10点、そしてWritingに至っては、20点近くもアップするのです。(#CSEスコアは毎回変動するので、あくまでこの回に関して、ざっくりと書いています。)しかもこの回、私は最初の語彙問題で2か所も回答ミス(正答塗り間違え)を犯していました。ということは、語彙問題の記入ミスがなく、英作文でもう1点素点をとれていれば、合格できていたことになります。そう考えると、「ここから3ヶ月勉強すれば、次回はなんとかなリそうだ。」という希望が湧いてきました。というか、そこまで僅差だったのなら、むしろこの1ヶ月間、もう少し頑張っていれば合格できていたのではないかって?いや、ことはそう単純ではないのです。むしろ、この時点の実力としてはこれが精いっぱいでした(特にリスニングの点数)。実は、この試験、私はあまり正攻法でない、ある戦術で臨んでいました。その結果が反映されてこのような点数となったのでした。どのような方法を用いたのかは、次回あらためて書きます。https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108050000/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記〜その1(受験のきっかけ)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108060000/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記〜その2(1度目の受験→不合格)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108080000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その3(1次試験の戦術)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108130000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その5(2度目の1次試験に向けて)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108140000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その6(過去問ノススメ)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108180000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その7(なんといってもボキャブラリ)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108250000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その8(英作文参考書など)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109070000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その9(二度目の一次試験)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109090000/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記(その10~二次試験対策)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109160000/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記 その11(二次面接のやりとり)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109190001/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記 その12(ギリギリ合格)
2021年08月06日
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タイトルのとおり、私はこれまで留学経験も駐在経験もありません。いわゆる「純ジャパ」です。それどころか、仕事で英語を使うことも全くありません。その上定年まであと2年という年齢です。そんな私でも(2次試験ギリギリだったとはいえ)英検1級に合格することができました。少しでもこれから受験する方(特に年配の方々)励みになるよう、備忘録を兼ねて、断続的に受験記をアップしようと思います。***************英検1級を受験しようと思ったのは、昨年12月に受験した「通訳案内士」の資格がきっかけでした。結果的に合格したものの、2次試験の出来が非常に悪く、不合格を覚悟していました。「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202105100000/当時2度目の受験だったので、この年不合格となると、その翌年は1次免除の資格を失い、英語、地理、歴史、一般常識、通訳案内実務の5教科の受験からしなおさねばなりませんでした。そうなった時には、もはや最短の合格にはこだわらず、少し遠回りになるけれども、英語(英検1級)、歴史(歴史検定2級)、地理(旅行業務取扱管理者)の各分野で免除をとれる資格を取得して、翌々年の1次試験免除科目を増やす戦術に方針転換をしようと思っていました。結果的に通訳案内士の2次試験には合格していたので、上記のような遠回りをせずに済んだのですが、英検に関しては、すでに勉強を始めていたこともあって、2021年前半の目標のひとつとして、英検1級取得を掲げたのでした。なぜ他の科目に先んじて、英検の勉強だけ早々に始めていたかと言うと、2021年1月にさっそく英検の試験があったからです。(つづきます。)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108050000/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記〜その1(受験のきっかけ)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108060000/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記〜その2(1度目の受験→不合格)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108080000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その3(1次試験の戦術)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108130000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その5(2度目の1次試験に向けて)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108140000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その6(過去問ノススメ)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108180000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その7(なんといってもボキャブラリ)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108250000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その8(英作文参考書など)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109070000/57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その9(二度目の一次試験)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109090000/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記(その10~二次試験対策)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109160000/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記 その11(二次面接のやりとり)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109190001/留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記 その12(ギリギリ合格)
2021年08月05日
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TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけhttps://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811230000/TOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811230001/TOEICを受けた(その3)〜リスニングhttps://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811240000/TOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズhttps://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811240001/TOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811260000/TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811270000/TOEICを受けた(その7)〜試験直前https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811280000/TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811300000/TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201812050000/1年半ぶりのTOEIC(その1)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202001300000/1年半ぶりのTOEIC(その2)https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202002030000/
2021年08月03日
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そんなこんなで、コロナ拡大が続く中でしたが、試験は予定通り12月中旬に行われました。受験会場は、吉祥寺にある成蹊大学。JR吉祥寺からはバスで10分ほどです。例年、地元三軒茶屋にある日本大学や昭和女子大でも行われていたのですが、今回はコロナの関係で会場使用がNGだったのかもしれません。早めに到着して、近所の喫茶店で最後の悪あがきをしようと思ったのですが、正門の近辺には私が想像していたようなカフェや喫茶店がなく、結局イタリアンレストランに長居することになってしまいました。注文したパスタにほとんど口をつけなかったので、店のスタッフが不審そうな顔をしていました。スミマセン、食欲が湧かなかったんです。集合時間は14:30。相変わらずのものものしさに加えて、今回はさらに「マウスシールド」の装着が義務付けられました。麻生さんがよく国会答弁で使っていた、口のところだけをカバーする透明のアクリルカバーです。ほとんど効果がないと言われているアレです。面接員はネイティブと日本人女性の2名。日本人女性は若くて快活そうな人でしたが、ネイティブの男性は大人しそうな白人で、小声で早口、マスクをしたままボソボソとしゃべるため、ひどく聞き取りずらくて焦りました。与えられたプレゼンテーションのテーマは、 ①敷金礼金 ②リモート飲み会 ③刺身のつま 「刺身」ではなく、「つま」というのがいやらしい。2分間もネタが続かなそうな気がして避けました。「敷金礼金」なら、日本の賃貸住宅事情と併せてプレゼンすることもできそうでしたが、ここは無難にESDICの直前講習で学習した「リモート飲み会」を選びました。結果的に、あれだけ日本の伝統や地理について学習したのにもかかわらず、プレゼン課題は2年続けて時事ネタとなりました。どちらもESDICさんの予想がズバリでした。 コロナの影響で非常事態宣言が出され、家にいる時間が増えた。人々はステイホームの状況に飽きて退屈した結果、PCゲームやおうちカフェにハマる人が出た。「どう森」が流行ったり、インスタでカフェ風にした部屋やスイーツなどの写真をアップするのが流行した。さらに、オンライン飲み会も行われるようになった。オンライン飲み会は、自分で飲み物と食事を用意しなければならないが、いつでも参加できるし、とくに遠方の人ともコミュニケーションがとれるというメリットがある。(というようなことを話したところで終了)質疑応答内容Q:自分はオンライン飲み会をやったことがないが、参加したことはあるか?→YES(※本当はない。)Q:何人ぐらいの会だったか?→10人程度Q:酒をそれぞれ用意するというのはどんな感じなのか→自分たちの場合はあらかじめこのようなワインを持ち寄ろうと決めて持ち寄った。なぜなら、それはワインに興味がある人たちの会だったからだ。→それはオンラインパーティというより、プロフェッショナルな会だね(笑)。※実際にはオンライン飲み会に参加したことはなかったのですが、NOと答えるとそこで会話が尽きそうなので、架空の内容を話しました。別に事実にこだわる必要はありませんから。<外国語訳問題>(日本刀)日本刀は、専門の技術を持った職人によって作られるものであり、有形文化財として登録されることもあります。刀は武士の魂とされ、江戸時代までは武家社会の象徴でした。現在では、芸術品として日本国内だけではなく世界の人からも人気が高いです。<シチュエーション>お客様が日本刀を買って帰りたいと言っています。あなたは通訳案内士としてどう対応しますか?A:日本刀には私も興味がある。虎ノ門にいい店があるので紹介できる。ただし、日本刀を持ち帰るには事前に文化庁に登録が必要。それについては必要なら私が代行できる。どうしますか?→ここから先のやりとりがさらに早口でもごもごと言われて、聞き取れず。何度か聞き返したところ、レプリカで構わないとのことだったので、であれば、書類はいらないと答えました。Q:レプリカはどこで買えるか?あまり高いのでなくて構わない。→先に案内した店か、百貨店などでも買えるかもしれない。必要なら私がご一緒しますがどうしますか? と曖昧に返答。→ここでまたベラベラと一気にまくしたてられたのですが、何を言っているのか聞き取れず。※あとで思い返すと、たとえば浅草の仲見世とか、そういった回答を期待していた様子。Q:持ち帰りはどうするのか?→役所への登録は必要ないので、飛行機では預ければ問題ない。不安ならばサポートする。→→そこからさらにいろいろ言われたが、またしても聞き取れず。※あとで思い返すと、梱包をどうするかとかそういうことを答えさせたかった模様。 というような感じで、とにかく、小声で早口でまくし立てる上に、マスクで声が籠っていて、最後の方は何を話しているのか、半分ぐらい聞き取れない有様でした。もちろん数回聞き直したのですが、あまり何度も何度も聞き返しずらく、なんとなく不完全燃焼のまま会話終了となってしまいました。前年の不合格以来、それなりに頑張って勉強したつもりだったのが、通訳案内士としての知識やノウハウ以前に、基本的な会話力でつまづくという痛恨の結果に、我ながら茫然としました。会場からの帰りは、バスにも乗らず、吉祥寺駅までトボトボ歩きましたが、なんとも惨めな気分でした。********************結果の発表は約2か月後の2月でした。ネットのHPで発表になるほか、官報にも掲載されるのですが、上記のような感触から、絶対に受かっていないだろうと思っていたので、当日は結果の確認すらしませんでした。それだけに、翌日、合格通知を受け取ったときには、感慨ひとしおでした。なぜ合格通知とわかったかといえば、合格証書が同封されているので、郵便物が「大きい」のです。前年受け取った不合格通知とは大違いでした。さて、上記のような体たらくで、なぜ合格できたのでしょうか?正直なところ、試験全体の出来は、20年度より、前年の19年度のほうがよかったと思います。いくつかの大きなミスをした以外、会話はスムーズに進みましたし、雰囲気よく終わることができましたから。1点、違いを挙げるとすれば、今年度の試験では、ESDICのアドバイスに従って、とにかくゲストの役に立ちたい、そのためにできることならなんでもするという姿勢を前面に出したこと、これに尽きると思っています。前年度の私は、流ちょうに答えられればそれで合格すると勘違いして、ガイドとしてのホスピタリティの部分の踏み込みが足りなかったのだろうな、と。ESDICさんをヨイショするわけではありませんが、2次講座に2年通って、最後の最後で念を押された、上記のアドバイスがあってこその合格だったと思っています。それにしても、プレゼンのテーマが「リモート飲み会」、質疑の場面にワインの話が出てくるあたり、期せずして少しはワインブログらしいオチになりました。笑「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年05月10日
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さて、そんなわけで、2020年度に入ってからは、1月のTOEICで英語の免除を取得、それ以降、夏場までは、前年のESDICの2次講座の復習をした程度で、大きな進展なく過ごしました。夏になって、コロナが多少落ち着いたところで、地元にある格安英会話スクール「ワンコイングリッシュ」というところに通ってみることにしました。ミニマム月500円(1時間/グループレッスン)から英会話学習ができるというのがウリのスクールで、私はプライベートレッスンを選択しましたが、それでも費用は月1万円台と格安でした。安さの理由のひとつは、講師の多くがノンネイティブということでしょう。三軒茶屋校の講師はジャマイカ人とフィリピン人、それにベトナム人でした。振替も含めて4人ほどの講師にレッスンを受けましたが、正直、講師の当たりはずれは相当ありました。残念ながら、私が良い印象を受けた講師とはプライベートレッスンのスケジュールがなかなか合わず、結局ベトナム人の講師メインとなりました。ところがこのベトナム人女性、二次試験の質疑応答に向けて、とにかく会話の場数を踏みたいこちらの希望をあまり理解してくれず、プレゼンの論旨など、英会話以外の部分でマウントをとろうとするので、だんだんとストレスが募るようになりました。そんなこんなで、ワンコイングリッシュは、結局11月まで通ったところで辞めてしまいました。一方で、9月からは、前年同様ESDICの2次講座を受講しました。コロナ禍の影響で、前年と異なり、全面的にZOOMを使ったオンライン授業に様変わりしていました。私は土曜の夕刻にプレゼン(2時間)、日曜の昼に英作文(2時間)のクラスを選択しました。たいていの生徒は、プレゼンと英作文を同じ日に続けて受講するので、私のような受講の仕方をした生徒は少数派だったと思います。プレゼンはネイティブの講師、英作文は日本人の講師(永岡先生)が担当しますが、ネイティブの講師に関しては、あえて前年と異なる関西校の講師陣(Brent講師&小野講師)につくことにしました。前年の講師が、当日までに2分間のきちんとした原稿を作ってくることに重きを置いていた(当日はある意味、それを読むだけでよかった)のに対して、関西校の講師は、上手くしゃべれなくてもよいから、とにかくまず、原稿を見ずに話しましょう、というスタイルでした。どちらがよいかは人それぞれかと思いますが、会話力に劣る私は、2年目のレッスンで非常に鍛えられました。なので、2年続けて受講して本当によかったと思っています。オンライン授業になったメリット・デメリットとしては、*メリット・なんといっても通学の時間を省ける。 (土日通学していたら、週末が2日とも潰れるところでした。)・遠方からでも参加できる (実際、レッスンは地方在住の方が非常に多かったようです。)*デメリット・生徒同士のコミュニケーションがほぼ皆無。・自宅の通信環境などによって通信トラブル等が起こりえる (私の場合はありませんでしたが。)といったところでしょうか。2年目のクラスで驚かされたのは、全体の受講生のレベルの高さでした。こんなご時世に、全国津々浦々からオンラインで申し込んでくるぐらいですから、それなりに意識の高い人たちが多かったのでしょう、明らかに前年のクラスよりレベルが高いと感じました。2年目とあって前年より格段に要領がわかっているはずの私でしたが、それでもクラスではせいぜい中位ぐらいでした。最近、あらためてESDICさんのサイトを覗いたら、昨年秋期2次講座の受講生の合格率は93%だったそうです。一緒に受講した人たちはほとんど合格したということで、妙に納得しました。 全国通訳案内士試験2次対策<英語2次セミナー> 通訳案内士の受験のためにスクールに通う必要があるかということについては、人それぞれだと思います。日常的にネイティブと接する機会があってプレゼンや会話の能力に不安のない人は、ネット上に公開されているハロー通訳アカデミーさんの無料教材などを使って独習するだけでも十分かもしれません。現状、通訳ガイドの資格を取得しても稼ぐのは難しいことから、コストパフォーマンスを重視する人は、スクールに通うことに抵抗を感じるかもしれません。ただ、やはり「近道」であることはたしかです。プレゼン問題などは、まさにドンピシャの問題が出題されましたし、通訳実務に関する受け答えなど、受験に即したノウハウをいろいろと学べるからです。私の場合は、圧倒的にネイティブとの会話の機会が不足していたことに加えて、資格云々以前にカルチャースクール的な意味合いで学ぶ楽しさもあったので、通って本当によかったと思っています。できることなら、同じクラスだった方々とどこかでまた会いたいんですけどね。コロナが流行する前は、毎年、合格祝いの謝恩パーティが開催されていたようですが、その機会がなくなってしまったのが残念でなりません。#この受験記も長くなりましたが、あと1回か2回で終了します。「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年04月28日
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そういうことで、2020年の試験は結局二次試験で不合格となったわけですが、一次試験を通ったことで、翌21年の一次試験は免除、二次試験のみ…、とはなりませんでした。なぜかといえば、2020年の英語の一次試験についてTOEICで免除を受けていたからです。TOEICのL&Rは900点以上で免除になることは前に書きましたが、この点数が有効となる期間は試験の前年度と同年度のみです。(1次試験の申込み〆切が6月なので、実質、前年4月~当年5月の回までとなります。)私がTOEICを受験したのは、2018年10月だったので、19年度の試験は免除になりましたが、2020年度の試験は適用期間外だったのです。通訳案内士法改正前の免除要件は、「TOEIC l&R840点以上&期間制限なし」だったことを思うと、厳しくしすぎじゃなかろうかと思いましたが、再び緩和されるという話も聞こえてきません。ということで、まずはTOEICを受験するところから始めねばなりませんでした。2020年1月に、1年半ぶりにTOEICを受験したことはブログでも書きましたが、実はそれが目的だったのです。1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2) 幸い結果は935点と、自分としては上出来でした。これで晴れて1次試験すべて免除となりました。#ちなみに、1次免除は、TOEIC L&Rよりも、TOEIC SpeakingTestで免除を取得している人が多いそうです。海外在住経験のある方ならそちらの方が高得点をとりやすいのかもしれません。<追記>今ふりかえると、免除を狙わず、1次試験の英語を受験してもよかったかなと思っています。1次で合格点をとれれば、その翌年も確実に免除になりますし、1次試験のための勉強内容が、そのあとの2次試験の準備にも役立ちますので…。 二次試験は、前述のとおり、10分間の面接だけで合否が決まります。秋になったらESDICさんの2次講座に再び通うことにして、それまでは地元の英会話学校にでも通って、ベーシックな会話能力を鍛えようと、当初思っていました。 ところが、このあたりからコロナの患者が急激に増えだして、雲行きが怪しくなってきました。緊急事態宣言が発令となり、TOEICについても、私が受験した1月の回を最後に、その後半年間、試験が実施されることはありませんでした。2020年3月or4月の回を受験して免除をとろうと考えていた受験生はさぞ面食らったことと思います。…というか、今では若干感覚がマヒしてしまった感がありますが、2020年春頃は、志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなったりして、マスクや消毒液も入手できず、今とは比較にならないほどの恐怖感が世の中を支配していました。緊急事態宣言で飲食店は休業、電車やスーパーもガラガラ、通訳案内士試験自体が実施されるかどうかすらかなり危ぶまれる環境でした。 私自身も、コロナ対応で仕事に忙殺されたり、通おうとしていた英会話スクールも対面授業が中止になったりで、結局夏まではほとんど何の準備をしないまま、時間だけが過ぎていきました。そもそも、コロナ禍で各国が往来を禁止し、観光客がほぼ途絶えてしまった状況では、「通訳ガイド」の資格をとっても、当面、新人ガイドに仕事が回ってくることはなさそうです。はたしてこのまま受験勉強を継続する意味があるのかという根本的な疑問に行き当たりましたが、まあ、前年にせっかく1次をパスしたのだから、とりあえず試験が実施される限りは、受験するだけでもしてみようという思いで細々と勉強を続けました。「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年04月27日
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2019年度の通訳案内士の2次試験は、12月8日(日)に行われました。受験した会場は、日大三軒茶屋キャンパス。同じ三軒茶屋といっても、我が家からは歩いて20分以上かかるところにあります。ハローのサイトやESDICさんの講習でいろいろと情報を仕入れていましたが、実際に立ち会ってみて驚いたのは、なんともものものしい雰囲気でした。係員の人数がやたら多く、カンニングや情報漏洩を極度に気にしているようで、面接に行きつくまで、何度か控室を移動させられました。私語は原則禁止。トイレに行く際は、係員がつきそいます。最初の控室で私の隣に座っていた受験生は、ESDICの曜日違いの受講生だったのでしょう。私と全く同じESDICの教材を復習していたので、話しかけたかったのですが、とても雑談できるような雰囲気ではありませんでした。試験の集合時間は1時間ごとに分けられていて、それぞれ異なった問題が出題されます。面接官はネイティブ1名、日本人1名の2名。私の回は、以下のような出題でした。プレゼン: (1)風鈴 (2)消費税増税 (3)道の駅迷わず、ESDICの直前講習でテーマにあった「消費税増税」を選択しました。風鈴も「基本英文300選」に収録されていますが、内容的に2分間もたせるのがシンドイかなと思いました。「道の駅」については、全く準備していませんでした。日本では1987年に消費税が導入された。最初は3%だったが、1994年に5%、2014年に8%に上がった。その後政府は2度にわたり再度上げようとしたが、経済停滞のためできなかった。しかし、今年の10月1日についに消費税が10%に上がった。ただし、今回は、軽減税率制度を導入し、食料品と新聞には8%の軽減税率が課されることになった。たとえばコンビニで食品を買って持ち帰れば10%、イートインだと8%など、やや混乱している面があるが、軽減税率自体が導入されたのはよいことだ。(というようなことを話したところで2分終了の合図)※終了後に気づいたのですが、最初の導入年の89年を87年とを間違えてプレゼンしていました。途中で一瞬試験官が怪訝そうな顔をしたのは、このためだったのかと合点がいきました。*その後のの質疑応答Q:消費税が増えた分は何に使われるのか →社会福祉や国の債務軽減にあてられる。Q:コンビニのイートインで10%が適用されるときはどのようにするのか?自分で言うのか? →基本自分で申告。持ち帰るときは何も言わない。 →だったら、何も言わずに買ったほうがいいね。(といって笑いが起こる)和文英訳:日本の祭りは、はっきりとした四季のある日本の季節と密接に関係しています。春は田植えが上手く行くように、夏は疫病を追い払い、お盆は先祖の霊をお迎えするため、秋は豊作に感謝を捧げるため、冬は新年を迎えるためなどに祭りがあります。このように日本の祭りは日本人の心の拠り所になっています。日本人の面接官が読み上げるものを1分半以内で訳すというものでした。日本人女性の面接官は外国生活が長いのか、日本語が若干英語なまりでした。「心の拠り所」というのをどう訳してよいか、すぐに出てこず、適当な言い回しで答えました。このあと、すぐにシチュエーションスタディに移行しました。シチュエーション:お神輿や盆踊りなどの夏祭りを見た外国人観光客が、自分も神輿担ぎや盆踊りなどに参加したいと言っています。通訳案内士としてあなたはどのように対応しますか。外国人試験官を観光客だと思って話をしてください。神輿は、基本的に地元の住人が担ぐ決まりがあるので、少し難しいかもしれない。どうしても担ぎたいというなら担当者に確認する。盆踊りはだれでも自由に参加できる。Q:盆踊りのときの服装は?A: 浴衣というカジュアルな着物で参加する人もいるが、ドレスコードはないのでどのような服装でも可。Q:盆踊りのときに踊り手が持っているものはなにか? → ???意味がわからないが? → 木の棒のようなものだ → それは「よさこい祭り」のことではないか。よさこい祭りでは木のスティックを持って踊るが。 → たぶんそれのことだ。YouTubeで見たことがある。※試験官は本来「うちわ」のことを聞いていたのに、私が頓珍漢な返答をしたので、うまくフォローしてくれたのだと、自宅に帰ってからようやく気づきました。Q:盆踊りでは食べ物を食べられるか?A:屋台で、お好み焼きやたこ焼きなどを食べることができる。Q:ベジタリアン向けの料理もあるか?A:それは難しいかもしれないが、もし必要なら事前に動物由来の素材が入ってないかを確認する。Q:祭りで金魚を獲っているのを見たが、あれはなにか?A:それは金魚すくいだ。子供たちに人気だ。金魚を獲れれば持って帰ることができる。Q:獲った金魚は持ち帰れるのかA:持ち帰れる。ただし、最近は何匹とってもひとり1~2匹に限定されることが多い。といったところで終了。思いのほかQ&Aが長くて、後半かなり会話がブロークンになってしまいました。とはいえ、総じて話がはずみ、感触としては悪くありませんでした。五分五分、もしくはそれ以上の確率で合格できたのでは、との思いを抱いて帰路につきました。ところが、直後のうわついた気持ちがクールダウンしてみると、いくつか大きな間違いをしていたことに気づきました。まず、前述とおり、*消費税の導入年を間違えた。*うちわのことがわからず、よさこいと答えた。さらに・・*イートインで何も言わずに買ったほうがよい?、という話のとき、法令遵守の立場で、それはよくないと伝えたほうがよかったのではなかったか?*神輿をかつぐことについては、いきなり否定的な見解から入らず、知り合いに相談してみるとでも言ってホスピタリティを示したほうがよかったのでは?*盆踊りの服装については、浴衣のレンタルサービスもできるので、紹介すると伝えたほうがよかったのでは?*屋台のベジタリアン用フードは考えてみればいくらでもある。(かき氷とか、べっこう飴とか・)そんなこんなで、思い返すたびに粗が目立つように感じられ、結果発表前には、これはダメかもしれないなあという気持ちのほうが強くなっていました。合格発表は2月7日(金)でした。(この程度の試験で、なぜ発表まで2か月もかかるのかよくわかりません。)結果は、当日、WEB上で発表でした。案の定というか、予想通りというか、不合格。その翌日、自宅に不合格の通知が送られてきました。覚悟していたとはいえ、その日は一日仕事が手につきませんでした。「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年04月12日
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2019年度の2次試験直前セミナーは、9月中旬から11月中旬まで、9週間の短期集中コースでした。#ESDICさんのサイトを見ても、今の時期はまだ募集していませんね。募集を開始したのは8月の後半あたりだったようです。私の場合、前述のとおり、申し込んだときには平日コースしか空きがなくて、木曜日と金曜日の夜、職場の新橋から会場のある高円寺まで通わざるをえませんでした。講座は19時開始でしたので、新橋を18時過ぎに出てもかなりギリギリ。終了は21時。自宅に帰って22時という生活でした。東京駅からの中央線下りは結構混雑していて、オヤジにはなかなかハードでした。高円寺の駅前。近隣の方にとってはなんということのない景色かもしれませんが、個人的にとても懐かしいです・・受講生は9人。ほぼ全員、40~50代ぐらいでした。前の週にプレゼンおよび和文英訳のテーマと模範解答が配布されて、それを予習します。それぞれ9テーマあるので、1人1テーマは必ず当たることになります。模範解答をそのまま暗記するのではなく、それをベースに自分なりの言葉や説明にアレンジするのですが、これが結構手間でした。この講座に通って非常によかったのは、決定的に不足していたネイティブとの会話のレッスンができたことに加えて、周りの受験生のレベルを肌で知れたことでした。9人の受講生の中では、私のスピーキングの能力は、下から2番目かよく言って3番目ぐらいでしたが、といって、まったく合格に手が届かないレベルでないということを知ってかなり励みになりました(まあプレゼンや会話に自信のある人はそもそもこのような講座を受講しないのでしょうが)。 受講中の2ヶ月間は翌週の予習で手一杯で、復習にまで手が回りませんでしたが、全9回の講座が終了してから2次試験本番まで約1か月の期間があるので、そこでじっくり復習することになります。また、この期間には、別途直前2次面接模擬セミナーが開催される(別料金)ので、そちらも結局数回受講しました。 そんな感じで、わりと手ごたえもつかみかけたのですが、気になったのは、最終回のセミナー終了後に交わした講師との雑談でのひとことでした。「何年か前には、クラス全員が合格したこともあったんですよ。」「最近は、合格基準が高くなってしまったので、なかなかそうはいきませんけどね。」ジャンルは異なりますが、 私が以前通っていたワインスクールでは、受験対策の講座に通って、真面目にカリキュラムをこなしていれば、9割以上、認定試験に合格することができました。こちらの二次講座もそのぐらいのイメージでとらえていたのですが、もう少しキビしそうな塩梅でした。となると、クラスで下から2番目ぐらいの私は必然的にボーダーということになります。あらためて、英語2次試験合格率を調べてみると、87.3% (2012年度)73.7% (2013年度) 「通訳・プレゼンテーション(Q&A含む)」導入76.5% (2014年度)69.1% (2015年度)67.6% (2016年度)61.5% (2017年度)43.1% (2018年度) 「実務関連質疑」導入+合格基準が6割→7割にアップ47.4% (2019年度)48.9% (2020年度)2018年の法改正以降、合格率がかなり下がったようです。それでも半分近くは合格するのですが、母集団は1次試験合格者です。会話力に劣る私ではやはり厳しいのではなかろうか。どうも、試験の直前になって、腰が引けてきたというか、気持ちで負けてしまっていた感があったことは否定できません。模擬面接は土日の昼間の回を予約できたので、早めに高円寺に出向いて、ルノワールで予習復習をしたりしていました。12月の直前模擬面接の終了後に高円寺駅のホームから撮ったもの。(合格して)この風景を翌年眺めずに済めばいいなと思ったものですが、別の理由で翌年拝むことはありませんでした。「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年04月09日
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ESDICさんの直前セミナーの話に入る前に、私が2次試験用に使った市販の書籍を紹介します。最初に取り組んだのはこちらの教本でした。新日本通訳案内士協会 (著), True Japan School (監修)。初学者にはそれなりに役に立ちましたが、和文英訳→実務質疑の内容が昨今の出題傾向とはややかけはなれていると思います。全国通訳案内士試験「英語2次(口述)」合格!対策 [ 新日本通訳案内士協会 ]価格:2860円(税込、送料無料) (2021/4/1時点)2019年8月、ちょうど私の受験に合わせたかのように出版されたのがこちらの教本。著者はCELという通訳案内士スクールの代表の方。市販されている通訳案内士の2次教本は数えるほどしかありませんが、その中ではこの本が間違いなくベストだと思います。プレゼン問題50問、通訳問題30問題が収録されていて、どれも実際に出そうなテーマばかりです。私自身も、ESDICの講座以外でもっともよく使ったのがこの教本です。欠点は、紙質がよくないこと。ガサガサとしたぶ厚い紙質で、使っているうちに装丁が崩れてきます。全国通訳案内士試験 英語二次口述パーフェクト対策 [ 江口裕之 ]価格:3190円(税込、送料無料) (2021/4/1時点)おなじみ植田先生の著書。観光地系のプレゼン用に役立ちます。若干情報が古いものもありますが、主だった観光名所はほぼ網羅されています。英語で説明する日本の観光名所100選【新装版】 [ 植田 一三 ]価格:2200円(税込、送料無料) (2021/4/1時点)文庫サイズの書籍で、しきたりや伝統文化について平易な英語で解説されています。中には日本人の私自身が知らないようなことも結構あり、目から鱗です。値段も安くお薦めです。英語対訳で読む日本のしきたり 伝えたい“ニッポンの心”! (じっぴコンパクト新書) [ 新谷尚紀 ]価格:838円(税込、送料無料) (2021/4/1時点)試験問題のネタ本として一部で知られる書籍です。和文英訳問題のいくつかが、実際にこの書籍の文章から出題されたそうです。とはいえ、あまり流通しておらず、アマゾンなどではプレミアムがついています。実際、私も2年目の試験の直前に古本で入手しましが、そこまでして入手しなければならないものではないと思いました。あと、他の書籍と比べると、結構難しい言い回しが多いように思います。【中古】英語で紹介する日本事典 絵と写真で日本文化を紹介 対訳ビジュアルブック カ /ナツメ社/堀口佐知子(単行本(ソフトカバー))価格:1592円(税込、送料無料) (2021/4/1時点)ハロー通訳アカデミーの教材で、表題のとおり日本的事象300についての英語の説明が網羅されています。ひとつひとつの項目についての説明は短いので、これだけ覚えても2分のプレゼンにはなりませんが、とっかかりとしてはよいと思います。合格者の中には、この本を丸暗記したという猛者もいるようです。【中古】 日本的事象英文説明300選 通訳案内業国家試験にでる /植山源一郎(著者) 【中古】afb価格:1001円(税込、送料別) (2021/4/1時点)「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年04月01日
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前回のエントリーからだいぶ間が空いてしまいました。私が一次試験を受験したのは2019年8月。場所は千葉県の大学でした。大学名を失念しました市川にある千葉商科大学でした。我が家からかなり遠かったのを覚えています。英語の試験が免除だったため、受験科目は4教科でしたが、それでも結構シンドかったです。5教科フルに受験すると、朝から夕刻までとなり、年配者には体力的にもかなりタフだろうなと思いました(その意味でも、免除を取れる科目はなるべく免除を狙ったほうがよいかと思います)。試験本番では、日本史の難問に打ちのめされ、これはダメかもしれないなぁという暗澹たる気持ちで岐路につきました。ところがその晩、ESDICさんの回答速報で答え合わせをしてみると、思いのほか点数が取れているではありませんか!これなら答案用紙の記入ミスでもない限り、1次試験突破はは確実だろうと胸を撫で下ろしました。今から思えば、ここで油断を招いたことが、初年度の私の最大の敗因でした。一次試験を乗り越えられたことにに妙に達成感を感じてしまって、そこからしばらく二次試験の準備に手つかずだったのです。二次試験は12月半ば。1次試験からは約4か月の準備期間があります。試験の内容は、・約2分間のプレゼンと、質疑応答・日本語の逐次通訳・通訳案内実務における想定問答時間は約10分と短いのですが、逆に言えば、たったの10分ですべての結果が決まってしまいます。かつては、2次試験の合格率が60%を超えていた時期もあったようですが、3年前に法改正され、合格基準が6割→7割に引き上げられた結果、合格率が下がり、最近は40%台で推移しています。(そもそも面接で何をもって6割とか7割というのかよくわかりませんが…)それでも1次合格者の半分は合格するのだから、まあ大丈夫だろうと、根拠もなく高をくくっていたのです。そんな感じでのんべんだらりと過ごし、ようやく9月の半ば近くになって、このままではマズイ、と気づきました。きっかけはハロー通訳セミナーさんのメルマガやサイトで二次試験についていろいろ読んだことでした。特に合格者の体験記などで、合格者の努力を読むにつけ、このままではマズイと焦り始めました。そもそも考えてみれば…・私は仕事でまったく英語を使わないので、日常的にネイティブとやりとりをする機会がありません。受験時点でかれこれ10年以上、会話すらしていなかったと思います。・2次試験で約半数が合格するといっても、その母集団は1次を通過してきた人たち、つまりほぼ全員TOEIC900点や英検1級レベルの人たちと考えてよいでしょう。その中では、日常的に英語で会話をしていない私のスピーキング能力はおそらく最低レベルでしょう。・英語以前に、いきなり2分プレゼンせよと言われて、たとえば、「招き猫」や「小笠原諸島」について2分も話す内容が思いつきません。現状を認識するにつれ、このまま独学では絶対に受からないと強い危機感を抱きました。対面で特訓してくれるようなスクールはないかと探したところ、1次試験用のメール講座を受講したESDICさんで、2次試験の直前講座があることを知りました。9月半ばから開講と知って、あわてて申し込んだのですが、土日のクラスは既に満員で、申し込むことができたのは、平日夜のクラスでした。毎週木曜日と金曜日の19時から、場所は高円寺というなかなかハードなスケジュールになってしまいましたが、2ヶ月の辛抱と割りきることにしました。「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年04月01日
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「ハロー通訳アカデミー」は1977年以来続いていた通訳ガイドの養成スクールでしたが、2011年に廃業。背景には当時決定的になりつつあった通訳ガイドの独占業務の廃止があったようです。その辺の詳細については、詳しく知るよしもありませんが、とにかくこちらのサイトの情報量たるや膨大なものです。通訳案内士の受験者は必見です。https://blog.goo.ne.jp/gu6970そして驚くべきことに、スクールの当時の教材をほぼすべてネット上で無料公開してくれています。これって、現役当時は授業料と教材費で数十万規模だったのではないかという代物です。http://www.hello.ac/notice.phpこれらの教材(授業風景につてはYoutubeで公開されています)をやり込むだけでかなりのところまでいけると思いますし、実際、私もプリントアウトして使いこみました。それに加えて、代表の植村先生は今も精力的にメルマガも配信されてて、単発のセミナーも開催されています。私も一次試験前には各科目の単発のセミナーに参加しました。ただ、惜しむらくは、というか、ないものねだりになりますが、廃業されてからある程度時間が経過しているので、テキスト類は情報が古くなっているものが少なくありません(特に一般常識)。それで、私は一次試験対策として、ESDICというスクールのメール講座を受講しました。ESDICは旧ハローの講師陣の方々がスピンアウトして始めた予備校のようです(詳しい経緯は知りません)。5月開講で、毎週教材がメールで送られてきます。受講料も安価で、オススメだと思います。http://www.esdic-academy.jp/#ESDICさんにはこのあと2次対策でも、とてもとてもお世話になるのですが、それはまた別項にて。そんな感じで、一次試験については、前項の参考書+5月以降ESDICのメールセミナー&ハローの教材をこなすことで合格することができました。1次試験は8月の半ばに実施されます。(ちなみに2020年は8月16日(日))私の場合、たまたま子供が大学受験だったので、歴史の勉強を一緒にできたのが幸いしたと思います。近年の歴史は非常に難度が高く、歴史で涙を飲まれたかたも少なくなかったようですが、私は86点と危なげなく通過することができました。他の自己採点の点数は、地理=95点(70点で合格)、一般常識=42点、通訳実務=40点(50点中30点で合格)でした。なお、2020年の試験から問題用紙を持ち帰れなくなったとのことで、自己採点が困難になりました。一次試験の合格発表は11月初旬(2020年は11月5日)なので、そうなると、一次の出来が微妙だった受験者は、合否が発表になるまでの約1ヶ月半、受かっているかどうかもわからず2次対策を進めなければならないことになります。これはちょっと改悪だと思います。「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年03月16日
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通訳案内士のための勉強をしようと思っても、困ってしまうのが、簿記やTOEIC、宅建などのように参考書が潤沢に出回っていないことです。私は比較的早めの時期(19年の2月ごろでしょうか)から一時対策の勉強をはじめたのですが、最初のうちは訳もわからず、とりあえず以下のような書籍を買い込んで独習に明け暮れました。全国通訳案内士試験「地理・歴史・一般常識・実務」直前対策 [ 植田一三 ]英語学習で著名な植田先生の監修によるものです。歴史がやや独特な視点ながら、読んでいて面白いと思いました。もちろんこれだけで十分ではありませんが、全体の流れを思い出すのに丁度よかったです。地理もコンパクトにまとまってますが、これだけでは不足です。一般常識は、内容が出題に対してかなりズレているように思います。ユーキャンの全国通訳案内士〈地理・歴史・一般常識・実務〉速習テキスト&予想模試/ユーキャン全国通訳案内士試験研究会【1000円以上送料無料】ユーキャンが出しているこちらは逆に地理の記載がかなり詳しくて役立ちました。一般常識もポイントをおさえてます(が、十分とはいえません。)反面、歴史は基本的な内容に終始していて、これでは不足だと思います。旅に出たくなる地図 日本 20版 [ 帝国書院編集部 ]地理の勉強に日本地図は必須です。旅地図日本 旅ネタ満載!超ビジュアルマップこちらの地図の方が写真が多く、ビジュアルに秀でています。ただ、その分、県境や等高線が見ずらいです。旅行業務取扱管理者試験標準トレーニング問題集(1 2021年対策) 観光地理〈国内・海外〉 (合格のミカタシリーズ) [ 資格の大原旅行業務取扱管理者講座 ]地理は、前のエントリーでも書いた「旅行業務取扱管理者」のテキストが結構役立ちます。山川 詳説日本史図録 第8版 日B309準拠 [ 詳説日本史図録編集委員会 ]これも必須といっておきましょう。歴史の図録集。山川以外でも帝国書院や浜島書店から似たようなものが出ています。どちらでもよいと思います。石川晶康日本史B講義の実況中継(1(原始〜古代)) [ 石川晶康 ]日本史は何をやったらよいか悩みますが、私はちょうど子供が受験用に使っていた「日本史実況中継」を活用しました。実況中継のタイトルのとおり、講義がCDに収録されているので、会社の往復時にスマホで聴いたりしていました。あと、歴史については、山川の日本史の教科書やセンター試験用の問題集なども購入しましたが、いかんせん総花的になってしまうのが悩ましいところです。(通訳案内士の歴史の試験は、文化史の比率が高く、地理と組み合わせた問題なども出題される。逆に現代史はほとんど出ない。)全国通訳案内士試験 実務・地理・歴史・一般常識過去問題集 ’20年版 [ コンデックス情報研究所 ]過去問題集です。ある程度勉強が進んでから取り組むことをおすすめします。でないと、心が折れます。とまあ、市販の参考書は実のところ、帯に短くたすきに長しで、正直、「この一冊をやっておけば大丈夫」というものは見当たりませんでした。いろいろ買い漁って試行錯誤の連続でした。・・そんなときに、ものすごく助かるサイト(知っている人は知っていると思いますが・・)を知ったのです。次回エントリーにて。「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年03月06日
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通訳案内士になるには、8月に行われる1次試験と、12月に行われる2次試験に合格する必要があります。1次試験は外国語(100点)、地理(100点)、歴史(100点)、一般常識(50点)、通訳案内実務(50点)からなります。各科目の合格点は、外国語、地理、歴史が70点、一般常識、通訳案内実務が30点とのことです。「通訳案内実務」は、通訳案内士法の改正に合わせて、2018年から実施されるようになりました。この1次試験、とにかくやたら難問奇問が出題されることで有名です(といっても、すべての問題が難しいわけではない)。問題がニッチすぎる? 難問奇問珍問の国家資格「通訳案内士」(AERAより)https://dot.asahi.com/aera/2015113000038.html?page=1法律改正で少しは変わるのかと思いきや、近年はさらに難化傾向(特に歴史!)です。以前はあまりに難解で平均点が低かった年には調整が入って合格点が下がったようですが、今はそれもあまり期待できないそうです。全科目合格(または免除)で1次試験通過となります。不合格となっても、科目ごとに合格点を超えていれば、翌年度に限り該当科目は免除されます。また、それぞれに科目について、1次試験を免除される資格等があります。*英語 →英検1級、または過去1年のTOEIC900点以上*歴史 →歴史検定2級以上、センター試験60点以上*地理 →国内旅行業務取扱管理者資格*一般常識 →センター試験(現代社会)80点以上私の場合、2019年の1次試験→英語=TOEIC免除、その他4教科合格↓2019年2次試験不合格 だったので、↓2020年の1次試験は、4教科前年合格で免除、英語=再びTOEIC受験してなんとか免除となりました。こちらのブログにもアップしたとおり、TOEICの初受験から1年後に再度受けていたのは、実はこのためでした。ちなみに、2度目のTOEICを受けたのが2020年1月。翌3月の回以降、コロナ禍でしばらくTOEICは中止になってしまったので、年明け早々に受験しておいてよかったです。また、今回不合格だったら、次回受験は5教科すべて振り出しに戻るところでした。そのためにも、免除をとれるものはなるべくとっておいたほうがよいと、あとから実感しました。*英語は、数年前の法改正以前は、TOEIC840点以上(有効期間なし)だったので、ほとんどの受験者がTOEICで免除をとっていたそうです。900点以上(しかも前年のみ)に引き上げられてからどうなったのかはデータがありませんが、2次試験を2回受験した経験からすると、これから受験しようという方は素直に本試験を受験したほうがよいと思います。理由・通訳案内士試験に特有の単語や英作文などは2次試験対策としても結局やらねばならないこと。・TOEIC免除の場合、2次で落ちると、翌年免除をとるために、またTOEICを受験しなければならないが、本試験で合格していれば翌年も免除になる。・英検1級を取得していれば、いつでも免除になるが、この試験のためだけに1級をめざすのは明らかに効率が悪すぎ。*地理については、温泉、景勝地、特産品などかなり細かい内容が出題されます。この試験のためにひたすら勉強してももちろんよいのですが、私は9月初旬に行われる「国内旅行業務取扱管理者」の資格も視野に入れて勉強しておけばよかったなあと思っています。万一不合格だった場合、そちらの資格に受かれば翌年免除がとれるし、そもそもこの資格自体国家資格だし、勉強の範囲が旅行法関連や旅程管理など「通訳案内実務」とも被るので。*歴史については、初年度はとにかく本試験突破をめざすしかありませんが、前述の通り、かなりの難問奇問が出題されます。不合格だった場合は、めげずに・その年11月末に行われる「歴史検定2級」を受験する。・勇気があれば、翌年1月のセンター試験※を受験するという手があります。*一般常識についても同様にセンター試験受験で免除をとる手があります。*通訳案内の実務は、免除規定はありません。初年度(2018年)は平易な問題でしたが、私が受験した2019年はやや難しい問題もありました。2020年はさらに難化したようですが、出題範囲が狭いので、きちんと勉強をすれば、それほど心配する必要はないかと思います。*センター試験で免除になる点数は、歴史60点、一般常識80点と、それほど高い点数ではないので、こちらのほうがぶっちゃけ楽な気はします(特に歴史)。実際、ハロー通訳アカデミー(元予備校)の植山先生などは、明確にセンター試験受験を薦めています。とはいえ、個人的には、私世代のようないい年をしたオヤジ(いやジジイか・・)が、センター試験を受験するのは、結構勇気がいるし、現役受験生の邪魔になりそうで気が進みません。#なお、センター試験は、今年から「共通テスト」に変わります。共通テストになっても免除が継続するのか、その場合何点で免除になるのかは、まだ発表になっていません。(ガイドラインは4月発表と思います。)次回は1次試験の参考書や勉強の仕方について書きます。<追記>センター試験による歴史・一般常識の1次試験の免除はなくなりました。受験される方は、JNTOのサイトで必ず最新の情報を確認するようにしてください。https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/ 「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年03月06日
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私が「全国通訳案内士」を受験したいきさつは、大いにTOEICと関連しています。TOEICについては、以前、このブログでも書きました。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけhttps://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201811230000/・受験勉強中の子どもから、英語の問題について聞かれることがあって、自分自身改めて英語を学びなおしたいと思ったこと。・膝の靭帯断裂で出歩くことができず、暇を持て余していたこと。結局、2018年10月に二十数年ぶりに受験して、905点とギリギリながら900点を超えることができたのでした。その直後といってよいかもしれません。年末に会社の先輩と飲みに行く機会があって、上記のような話をしたところ、その先輩が偶然、通訳案内士の勉強をしていたのです。先輩からは、TOEICで900点以上獲得していれば1次試験の英語が免除になるといってうらやましがられました。実のところ、その時点では、この資格の存在すら知りませんでした。通訳案内士というのは、平たく言うと外国人向けの通訳ガイドのことです。語学系では唯一の国家資格で、もともと業務独占資格でしたが、近年のインバウンドブームもあって、通訳案内士の数が追い付かなかったというような事情もあるのでしょうか。平成30年1月4日より改正通訳案内士法が改正され、資格を有さない人であっても有償で通訳案内業務を行えるようになりました。となると、そもそもこの資格って意味があるだろうのかと、実はその時、素朴な疑問を持ったのですが、業務独占資格でなくなった分、逆に資格自体をよりオーセンティックなものにしようという方向になったようです。新しい法律のもとでは、以下のような点で、取得要件が厳しくなりました。(以下、私が取得したのは英語なので、英語について書きます。)・1次試験に「通訳案内の実務」が追加となり、英語、歴史、地理、一般常識と併せて計5科目になった。・英語の1次試験については、免除要件が、「英検1級またはTOEIC840点以上」から、「英検1級またはTOEIC900点以上(同年または前年度取得に限る)」となった・2次試験(面接)の合格ラインが6割から7割に引き上げられた。特に2つめと3つ目の項目については、私自身、あとで苦しむことになるのですが、それはまた改めて。こうして、1次試験の英語が免除になること、日本史や一般常識など、受験勉強中の子どもと一緒になって勉強できること、親が勉強している姿を見せることで子どもにもよい影響を与えられるだろうと思ったことなどにより、2月頃には受験する意思を固めていました。正直、自分自身がガイドをするイメージはあまりなかったのですが、インバウンド業界への転職・再就職に役立つのでなかろうかという思惑もありました。(つづく)「全国通訳案内士」受験記~その1(受験のきっかけ)「全国通訳案内士」受験記~その2(1次試験)「全国通訳案内士」受験記〜その3(1次試験参考書など)「全国通訳案内士」受験記〜その4(ハロー通訳アカデミーとESDIC)「全国通訳案内士」受験記~その5(二次試験に向けて)「全国通訳案内士」受験記~その6(二次試験用教本・参考書)「全国通訳案内士」受験記〜その7(2次試験直前セミナー)「全国通訳案内士」受験記~その8(2019年度2次試験→不合格)「全国通訳案内士」受験記~その9(翌年受験の準備とコロナ)「全国通訳案内士」受験記~その10(ESDIC2次ZOOM講座)「全国通訳案内士」受験記~その11最終回(2020年度2次試験)
2021年02月18日
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全国通訳案内士の試験に合格することができました!このコロナ禍の折になぜあえて通訳ガイド?という話もありますが、経緯等についてはまた追々書いていこうと思います。(書き出すと長くなりますので:笑)今はとりあえず、ホッとしています。
2021年02月06日
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https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202002030000/1年半ぶりのTOEIC(その1)当日の会場は、申し込んだのが遅かったせいか、我が家からもっとも近い「昭和女子大学」ではなく「東京栄養食糧専門学校」というところでした。池尻大橋の駅から徒歩5分。我が家からは徒歩20分ちょっと。机が一人ひとり別れていて、昭和女子大のように男子トイレが少ないということもなかったので、結果的にはこちらでよかったかもしれません。時節柄か、会場は若い人ばかりで、教室内で私が最年長とは言わないものの、それに近い部類でした。肝心のテストですが、リスニングで失敗をやらかしてしまいました。PART1〜PART2で簡単な問題が続いたことに油断して、一瞬ふっと聞き逃してしまい、それで浮き足立って、そのあとの問題も聞き取れませんでした。その後、気持ちを立て直してなんとかPART3はしのだのですが、PART4の最後の方でまたふとエアポケットに入ってしまう瞬間があり、数問分当てずっぽうで答えざるをえませんでした。一方、リーディングに関しては、この回は比較的簡単な回だったのか、最後の方の回答が「塗り絵」になることもなく、5分近く時間が余りました。ただ、終了間際、会場の係員が「鉛筆を置いてください」と言った直後に誤りに気付いた問題が1問あって、これがなんとも忸怩たる思いでした。そんなわけで、終了後の感触としては、リーディングについては前回(425)プラス30点ぐらい、一方でリスニングは前回(480)よりかなり下げそう、トータルとしては前回と同等か少し上回るぐらい(910〜920点)ではないかという印象でした。結果はネットで一足早く、1月29日の正午に発表になりました。リスニングが思ったほど悪くなかったのは、おそらく勘頼りで回答したPART4の選択肢が合っていたのでしょう。リーディングのスコアについては、ほぼ予想どおりというか、できればもう少し取りたかったところです。前回905点をとったときは、そもそも目標スコアが860だったので、思わず小躍りしましたが、今回に関しては、リスニングやリーディングのミスがなければもう少し点数が上がったのだと思うと、少し悔しい思いもありました。というわけで、2020年度のうちに、気が向いたらもう一度受験するかもしれません。…というか、50台後半にもなってよくやるよな>私(笑)<追記>と思ったら、このあと、コロナで半年ぐらいの間、TOEIC試験は開催中止になってしまったのでした。このTOEICを受けたこと自体、実は2021年の通訳案内士試験の1次免除のためでした。申し込みがもう一ヶ月遅れていたら、免除をとれなかったところで、まさに綱渡りでした。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2020年02月03日
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前回TOEICを受けたのが2018年の10月28日。その間の経緯はブログにも載せました。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習 TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は?? TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画最後の記事をアップしたのが2018年12月5日。結局2019年は一度も受験せずに終わりました。というのも、ひとつには、昨年後半、別件でいろいろ忙しくなってしまったこと、碌に準備もせずに受験しても点数を下げるだけだしなぁと弱気になっていたこと、そしてなにより、TOEICの試験自体が2時間集中力を持続させねばならず、シンドイということもありました。年が明けて2020年になり、諸般の事情から(これはまた別のエントリーで・・)、ようやく1年半ぶりに重い腰をあげることにしました。したがって間が1年半開いたといっても、その間コツコツと勉強していたわけではなくて、準備期間は実質約1か月程度でした。とはいえ、前回の受験で、勉強法についてはある程度ノウハウを仕入れています。なにより実感していたのは、下手な参考書等よりも、公式問題集や模試を徹底的にやりこんだほうがポイントアップにつながるということです。今回はそれをとことん実践してみました。まずはなんといってもコレ。公式問題集。前回とりくんだPart3の復習から始めて、Part4、それに新たに発売されたPARTを解いてみました。最初のうちは前回同様、試験を通じて集中力を維持することができずに悶絶しました(笑)。公式TOEIC Listening & Reading問題集(5) 音声CD2枚付 [ Educational Testing ]公式TOEIC Listening & Reading問題集(4) 音声CD2枚付 [ Educational Testing ]<結果> 公式問題集4 TEST1 R=93,L=90 公式問題集4 TEST2 R=82,L=91 公式問題集5 TEST1 R=85,L=95 公式問題集5 TEST2 R=95 ,L=96 #点数のブレは自分の調子というよりも、問題の難易度の差が結構出たように思います。体感的にも公式4のTEST2と公式5のTEST1は難しいなぁと感じましたので…。逆に公式5のTEST2は私にしてはちょっと出来過ぎだったかもしれません。もうひとつは、定評のある問題集「TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問」。3回分の模試がセットになっていて、解説のパートをそれぞれ分割することができます。解説が丁寧なのもイイ。実はこの模試、一昨年の受験時に購入したものの、手が回らずに放置していたものでした。1年半経過してやっと出番が回ってきました。TOEIC? L&Rテスト 至高の模試600問<結果> 至高模試1 R=86(455), L=91(440) 計895 至高模試2 R=87(455), L=92(460) 計915 至高模試3 R=92(475), L=84(455) 計930#模試の結果から、本番のおおよその点数を5点きざみで予想できます。公式問題集ではおよそのレンジしかわからいので、その点は大きなメリットです。TEST3のリスニングがひねった問題が多くて全然点数が伸びませんでしたが、その割に換算点が高かったのは、やはりみな同じ個所を間違えるということなんですかね。前回お世話になった「精選模試」は、Part2が発売になっていました。もっとも、こちらは結局時間切れで、TEST3までしか終えられませんでしたが。#それにしても、TOEICは受験者が多いだけあって、模試や問題集には事欠きませんね。TOEICテスト新形式精選模試リーディング(2) [ 中村紳一郎 ]TOEICテスト 新形式精選模試 リスニング2 [ 中村紳一郎 ]<結果> 精選模試2 TEST1 R= 89(460) L=86(455) 計915 TEST2 R=78 (395) L=90(470 ) 計865 TEST3 R=85(430) L=92 (475) 計 905#前回のものは、リスニングの速度が本番よりやや遅めに感じられましたが、このバージョンでは本番とほぼ同等になっていました。新たに加わった(と思われる)アメリカ人の女性の発音が結構聞き取りずらかったです。リーディングは本番に比べて捻りのある問題が多く、結構難しいと感じました。実際、予想点数もあまり伸びませんでした。ここまでで模試10回分を、週末(主に土曜日)や年末年始の休日にこなして、翌日はもっぱらその復習、平日の通勤時には前週にやった模試のリスニングを聴くよう心がけました。1年半ぶりのTOEIC(その2) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202002030000/
2020年01月30日
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前のエントリーにも書きましたが、10月の試験のあと、以下の問題集を週末1セットずつやってみました。TOEICテスト新形式精選模試リスニング [ 中村紳一郎 ]TOEICテスト新形式精選模試リーディングリスニングとリーディングが分かれていますが、私は二冊同時に購入して一回分ずつ進めています。この問題集のほうが公式問題集より少しヒネリが効いている感じです。解説も丁寧で、問題ごとの「正答率」が表示されているのもいい。それと、この本は模試の点数と本番のTOEICへの換算表がついているのもありがたいです(公式問題集はそれが非常にアバウトなので)。ちなみに、この問題集を3週連続で解いてみた結果は、第1回 リスニング88(465)、リーディング83(420)計885第2回 リスニング86(455)、リーディング84(425)計880第3回 リスニング88(460)、リーディング88(440)計900ということで、なかなか本番の点数(905)を超えることができません。やはり前回のTOEICの点数は、今の私の実力にしては出来過ぎ、もしくは「火事場の馬鹿力」だったのだったのかもしれませんね(笑)。当初は年が明けたら再び受験するつもりでいましたが、方針を変更して、しばらくの間、落ち着いて地力アップのための勉強をコツコツと進めることにしました。理由は、今の時点で本番の試験を何度受けても、顕著な点数アップを望めなさそうだからです。前回のTOEICの点数は、リスニング480、リーディング425点でした。リスニングの点数は、今の私にしては出来過ぎのきらいがあり、次回ここからさらに伸ばせるかというと、せいぜい現状維持といったところだと思います。一方でリーディングはまだまだ点数を稼ぐ余地がありそうですが、そのためにはなんといっても速読力のアップが必須。リーディングの問題を最後まで終わらせることができれば、自然と点数はアップすると思うのです。といっても、一朝一夕に読むスピードがアップするわけでもなく、一方でテクニックにばかり走っても、本当の意味で英語力が向上したと胸をはれない部分もあります。なので、次回に向けては、これまでやってきた問題集を何度もじっくりやりこんだり、英語の書籍を読むなどして地力をつけることが肝要かなと思っています。文法については、以前のエントリーにも挙げましたが、この本を一通りこなすつもりです。TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問 [ TEX加藤 ]語彙については、問題集や参考書の中でわからない単語を丹念につぶしていこうかなと思っています。リスニングは当面、平日の会社の往復時に過去の模試のパートなどを復習。それと、TOEICでは出題されないので、少し遠回りにはなりますが、英作文の本を何冊かやりこんで、もう少し英語の「基礎体力」部分を強化したい考えています。TOEIC900点超えているのに、駅で道を聞かれてまともに答えられないとあってはシャレになりませんからね。いかんせん、日常業務でまったく英語を使わないので、何もしないでいると英語力はどんどん落ちて行ってしまいます。そんな環境下、今回のような短期集中と違って、中長期的な視点でモチベーションを保ちながら地力をつけていくのは結構大変なことかもしれませんが、テクニックで点を稼ぐのではなく(それ自体悪いことだとは思いませんが)、もう少し骨太な学習を通じて総合的な英語力アップをめざしたいと思っています。進捗等あれば、断続的にまたこの場で進捗を報告します。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年12月05日
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当日の試験は午後1時からでした。リスニング45分、リーディング75分で終了は15時過ぎ。眠くならないように、食事は朝と昼の中間ぐらいの時間にブランチを軽く済ませました。試験会場は昭和女子大学。自宅からは徒歩15分程度と交通至便なのはよかったのですが、一方で「男子トイレが少ない」のにはマイりました。なにせ男性用のトイレは、2フロアに1つ個室があるだけなので、試験時間が近づいて来ると長蛇の列なのです。高速のパーキングエリアなどのトイレ待ちの列に並ぶ女性の気持ちがよくわかりました(笑)。会場となった教室自体は、机のスペースもゆったりしているし、リスニングの音声も問題なく聞こえましたが、椅子がギシギシとうるさいのがやや難点でした。耳栓をしてもよいかと受付で聞いてみたところ、「会場内の説明時にその旨確認してくれ」と言われました。ところが、試験前の説明における質疑はリスニングの音声が聞こえるかどうかだけで(しかもそれが結構ピリピリしていた)、「耳栓をしてもよいですか?」と切り出すタイミングと勇気がなく、結局諦めざるをえませんでした。最初のリスニングについては、何度か模試をやって先読みの練習もしたおかげで、そこそこ回答できました。私の場合、途中でフッとエアポケットに入ったように集中力がとぎれて、聞き逃してしまうことがあるのですが、この日はそのようなこともなく、ほぼ模試の時と同レベルにできたなという感触でした。ところが、そのあとのリーディングがいけませんでした。リスニングで集中力を使い切って、「ガス欠」になってしまったのです。Part6の途中あたりで明らかに集中力が維持できなくなっているのが自分でもわかりました。実は、自宅で模試をやっていたときは、リスニングを終えてひと呼吸してからあらためて時計をセットしてリーディングにとりかかっていたのです。本番はリスニング終了後すぐリーディングに入るわけで、その微妙な間合いの有無だけで、こんなにも違うものかと思い知らされました。前述の通り、耳栓をするつもりでいたのが、使えなかったのも、メンタル面で微妙に堪えました。結局トリプルパッセージの最後の問題まるまる5問が「塗り絵」になってしまい、その前の設問(5問)も時間に追われて慌てて回答したため、全く自信がないという状況。Part6の穴埋めやPart7シングルパッセージの後半もかなり怪しいところがあったし、この分だとリーディングの点数はかなり低そうだなぁという感触でした。結果の速報がネット上でわかるのが3週間後、認定証が送られて来るのが4週間後とのこと。次回1月13日の回を受験するつもりでしたが、1回前倒しして、12月9日の回でリベンジをはかろうか、いやしかし、このまま無策で臨んでも、また「返り討ち」に会うだけかも。そんなことを考えながらトボトボと帰路につきました。*******************結果が出るまでの間、次回のTOEICに向けて、週末には引き続き模試(TOEIC精選模試)を欠かさずにやりました。この問題集のよいところは、模試の結果から換算できるTOEIC本番の予想スコアが5点きざみで表記されていることです。この模試による予想スコアが本番受験直後の私の感触よりも高くて、「ひょっとしたら、本番の結果も、当初思っていたよりは点数がとれているのかも・・」と少し期待を持つことができました。特にリスニングは大きなポカもなかったことから、うまくすれば460前後、リーディングとあわせてギリギリ860に手が届くか届かないかぐらいまではいくのではと皮算用をしていました。3週間後の月曜日、午前中の会議が終わって、昼休みにTOEICのマイページにログインしたら、結果が出ていました。ギリギリとはいえ900点を超えることができました。今回の目標は860点だったので上出来、というか今の私の実力からすれば出来過ぎかもしれません。年甲斐もなく、デスクの上で思わず小さくガッツポーズしてしまいました(笑)。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年11月30日
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さっそく覚えたテクニックを使ってTOEIC公式問題集3をひととおり復習。翌週(=本番の前の週)、TOEIC公式問題集4のTEST1にトライしてみました。公式TOEIC Listening & Reading問題集(4) 音声CD2枚付 [ Educational Testing ]価格:3024円(税込、送料無料) (2018/11/23時点)このときは自分でもわかるぐらい集中力が高まっていて、加えて耳栓をしていたのがよかったのかもしれません。あるいは覚えたてのテクニックが功を奏したのかもしれません。初めてリーディングを最後まで終えることができました。点数は、リスニング90/100、リーディング93/100。合計183/200。なんと今回は9割以上出来たことになりますが・・・いくらなんでもリーディング93問正解は、今の自分の実力に対して出来過ぎな気がしました。何か変だなぁとよくよく調べてみて、どうやら時間を計り間違えたらしいという結論に至りました。リーディングの時間を本来の制限時間よりも5分多く(80分)設定していたのが、制限時間オーバーとならずに最後まで解けた理由だったようです。一方で、もうひとつここで判明したことがあります。前回2回の公式問題集では逆にリーディングの時間を5分短く設定していたらしいのです(それまで70分だとばかり思い込んでいた)。ということは、本来の実力は前回以上、今回未満ということなのでしょうか。まあそんなわけで、制限時間オーバーとはいえ、よいスコアが出たので、公式問題集を本番形式で解くのはいったん終わりにして、テスト本番までの1週間はもっぱらこれまでの復習に充てることにしました。もうひとつ、試験が近づいてきて、自分の中で考えが変わったことがあります。当初は、何度か本番の試験をこなしてスコアアップを目指そうと思っていましたが、模試を数回やっているうちに、「貴重な休日を費やして、何度も何度もこんな大変で苦痛な試験を受けたくない!」という気持ちが私の中で強くなっていました。(笑)なんとか翌週の10月28日のテストで860点を達成したい、その一念で、平日に有給休暇まで取得して直前の準備に集中しました。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年11月28日
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公式TOEIC Listening & Reading問題集(3) [ Educational Testing ]価格:3024円(税込、送料無料) (2018/11/23時点)翌週末、公式問題集3のTEST2をやってみました。今度はあらかじめボリューム感がわかっていたので、途中で投げ出すようなことはありませんでしたが、相変わらずリーディングで時間が足りなくなり、最後の10問以上が「塗り絵」になってしまいました。採点は、リスニング86/100、リーディング73/100。合計159/100。正解数は8割弱というところですが、今回も読解問題で時間がまったく足りなくなったのはかなりショックでした。本気で勉強しなくてはいけなかったのは、リスニングよりもむしろリーディングだったんだなぁとこの時悟りましたよ。加えて、ここに来てあらたな障害が判明。なんと、TOEICのテストは「問題用紙にも回答用紙にも書き込みをしてはいけない」のです。私は学生時代からテストでは問題に線を引きながら読む癖がついています。ところがTOEICではリーディング文章にに線を引いたり印をつけたりするのも禁止行為なのだとか。これはマイりました。ただでさえ時間が足りない読解問題で、ペースが狂って点数がさらに下がることは日を見るより明らかです。残り2週間、6,000円弱の受験料は無駄になるけれども、今回の試験は飛ばして、もう少しじっくりと勉強してからにしようかと、一瞬弱気な考えも頭をよぎりました。 そんなわけで、この時点で開き直って、TOEIC受験の「テクニックを覚える」ことにしました。TOEICの教則本やその手のサイトには、問題の解き進め方に関するいろいろなテクニックやノウハウが載っています。なんとなく邪道っぽい気がして、ここまで手を染めずにきましたが、背に腹は代えられません。試験までの2週間で速読力が劇的に向上するとは思えませんからね。 ・リスニングのPart3,4の問題は、問題をまず先読みして、何が問われるかを把握しておく。 できれば選択肢にもざっと目を通しておく。 ・リーディングのPart7シングルパッセージの最後の方の問題は難しめのものが多い。・特に、新聞記事などは難解な文章が多いので、時間が足りなくなりそうな時は後回しにする。・What is NOT~(文章内で言われていないことを探す問題)やWhatWhat is indiated~、imply、などの文意を問う問題も、判らなければ二度読みせずにさっさと飛ばす。・Part7最後の3パッセージ問題は時間がなくなって「塗り絵」になる受験者が多いが、最初の1~2問は平易でしかも3つの文章を読まなくても回答できるものが多い。・よって、Part7はダブルパッセージ、トリプルパッセージから先に解いていく手もある。 とまあ、このようなものです。Part7(リーディングの長文読解パート)の順番を変えて解くというのは、マークシートの位置を間違えそうで怖いのでやりませんでしたが、「リスニングの先読み」と「難しげな文章の問題は後回しにする」「わからない問題は二度読みせずにさっさと飛ばす」などは実戦してみることにしました。それと、瑣末なことですが、・耳栓を使う(本番では使用の許可が必要)・マークシート用のシャープペンを使うというのも(私の場合)役に立ちました。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年11月27日
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そんなこんなで1ヶ月経過。TOEICの勉強が捗るのはもっぱら週末でした。足を痛めてどこにも行けない分、時間がたっぷりあったのです。一方で、平日は仕事があるし、帰宅後には晩酌にワインを飲んでしまうので、ほとんど学習は進みませんでした。せいぜい通勤時のリスニングと適宜時間の空いたときに単語をおさらいするぐらいでしたね。このようなペースでよいのだろうかと、そろそろ一度TOEICの試験を実際に受けてみて、成果をはかりつつ、結果次第で今後の学習計画を練ることにしました。TOEICのサイトで調べてみると、直近の試験日程は以下の通りでした。第234回 2018年10月28日 ★第235回 2018年11月18日第236回 2018回12月9日第237回 2019年1月13日 ★第238回 2019年3月10日 第239回 2019年4月14日 ★約1ヶ月後の10月28日の回をまず受験、その結果を踏まえて3ヶ月後の2019年1月13日に二度目の受験、そしてアウトドアシーズンが本格的に始まる2019年4月の回を最終目標に据えるという計画です。となると、本番の試験に備えて、今度は実戦形式の問題集の出番です。公式TOEIC Listening & Reading問題集(3) [ Educational Testing ]価格:3024円(税込、送料無料) (2018/11/23時点)公式TOEIC Listening & Reading問題集(4) 音声CD2枚付 [ Educational Testing ]価格:3024円(税込、送料無料) (2018/11/23時点)購入したのは定番中の定番といわれる「公式OTEIC L&R問題集3&4」。TOEICの運営母体自らが作成しているもので、本番の試験にもっとも近いと評判の問題集です。(ちなみにTOEICの過去問は日本では公表されていません。)1冊あたり模擬試験2回分しか収録されておらず、それでいて3000円と強気のお値段ですが、これをやらない手はありません。10月28日(日)の試験まで、毎週末問題集を1セットずつこなすことにしたのですが・・。いやはや、マイりました。実のところ、TOEICは文法にしても読解にしてもリスニングにしても、問題自体の難度はさほどではありません。やっかいなのは、制限時間内にこなさなければいけない分量が膨大なことなのです。ここまで主に「TOEIC特急」しかやってこなかった私には、物量をこなすトレーニングが決定的に欠けていました。10月最初の週末に公式問題集3のTEST1を本番形式で解いてみたのですが、問題云々以前に、どうにも集中力が持続しないのです。リスニングのPart2を終えたところで軽く目眩がしてきて休憩。さらにリスニングがすべて終わったところで(本番ではそのままリーディングに突入するのですが)、とても続けられる気力がなくなり、また休憩。しばらく休んでリーディングにとりかかるも、その問題量の多さに圧倒されて、何度となく途中で投げ出そうかと思いました。結局リーディングは制限時間の75分では時間が全く足りず、最後の20問近く「塗り絵」(時間が足りず、マークシートを適当に塗りつぶすこと)になってしまいました。答え合わせをしたところ、正解数はリスニングが85問/100問、リーディングは75問/100問でした。回答数自体は、8割正解していたことになりますが、前述のようにいかんせん何度も休憩を入れながらのことなので、数字は参考程度にしかなりません。また、TOEICの配点は一問あたり何点というものでなく、偏差値換算なので、これがいったい何点に相当するのかもよくわかりません。(換算表が巻末に掲載されているのですが、アバウトすぎてわからないのです。)というわけで、まずは試験時間中に集中力を切らさないというメンタル面のクリアが課題でした。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年11月26日
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「TOEIC特急」シリーズは、新書版でいろいろなタイトルのものが出ていて、価格も安いし、電車の中で気軽に学習できるので、私のようなサラリーマンにはうってつけでした。前述の通り、とくに役立ったのは以下の2冊でした。TOEIC L&R TEST でる単特急 金のフレーズ 改訂版 出る単特急金のフレーズ [ TEX加藤 ]価格:961円(税込、送料無料) (2018/11/22時点)TOEIC TESTサラリーマン特急新形式リスニング 新形式対応 [ 八島晶 ]価格:820円(税込、送料無料) (2018/11/22時点)このあと、読解や文法問題用のシリーズも続々と買い込んで、結局9月中の1ヶ月は主にTOEIC特急をこなしていました。ちなみに、私が使った「特急シリーズ」は以下の通りです。(★印はオススメ)<単語>TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) ★<リスニング>TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング (TOEIC TEST 特急シリーズ) ★TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ) TOEICR L&R TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問240 (TOEIC TEST 特急シリーズ) TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)TOEIC L&R TEST パート3・4特急II (TOEIC TEST 特急シリーズ) <文法>1駅1題 新TOEIC TEST文法特急 ★新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編 TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 (TOEIC TEST 特急シリーズ) ★<読解>TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急 (TOEIC TEST 特急シリーズ)TOEIC L & R TEST 読解特急2 スピード強化編 (TOEIC TEST 特急シリーズ) ★TOEIC L & R TEST 読解特急5 ダブルパッセージ編 (TOEIC TEST 特急シリーズ) ★とはいえ、このシリーズにはいくつか欠点というか、気をつけなければならない点もあります。ひとつは、一冊当たりの掲載問題数がそれほど多くないこと。本を一冊やり終えると、妙に達成感を感じてしまうものですが、そこまで網羅的に掲載されているわけではないので、トレーニングとしては十分でない場合もあると思います。もうひとつは、どうしても学習の仕方が細切れになってしまい、集中して一気に取り組むというスタイルにならないこと。もともと時間のない人が通勤や合間に学習することをコンセプトにしている書籍なのでそこは仕方ないのですが、TOEICの場合、リスニング45分+リーディング75分の間の集中力の持続とリーディングにおける大量の文書の速読力がキモなので(私自身あとで思い知らされました)、それらを錬えるのにはあまり向いていないですね。決してこのシリーズを貶めているわけでなく、要は適材適所という話で、これらの書籍を隙間で活用し、自宅でじっくり腰を据えてやる場合には、模試などの問題集を反復するほうが近道かなと今は思っています。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年11月24日
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単語以上に不安なのはリスニングでした。なにせ前述の通り、もう何十年もネイティブの方と会話をしていないし、英語でテレビやラジオを視聴する習慣もありませんでしたから。まずは、どんな問題が出るのかと、同じ「サラリーマン特急」のこのシリーズを買ってみました。TOEIC TESTサラリーマン特急新形式リスニング 新形式対応 [ 八島晶 ]価格:820円(税込、送料無料) (2018/11/22時点)TOEICのリスニングの各パートの設問例がコンパクトにまとめられていて、解説も丁寧です。ひととおりやってみて(あっという間に終わります)、楽勝とは口が裂けても言えないにしても、ある程度訓練すれば、どうにもならないということはないなという感触を持ちました。ただし、この問題集、掲載されている設問数が少ないので、追加で以下のような書籍を買って学習しました。まずは同じTOEIC特急シリーズ。神崎氏のPart3&4は、本番のリスニングより若干難しめで、設問の傾向もずれているように思います。正直あまりおすすめではありません。森田氏のPart1&2は、写真が見づらいのが欠点です。TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル [ 森田鉄也 ]価格:907円(税込、送料無料) (2018/11/22時点)TOEIC L&R TESTパート3・4特急2実践トレーニング [ 神崎正哉 ]価格:885円(税込、送料無料) (2018/11/22時点)こちらは「究極のゼミ」シリーズ。値段が高いだけあってボリュームがあります。ある程度、量をこなすのによいです。特にPart1&2については、これをやりこんだおかげで多少なりとも自信がつきました。TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1価格:2160円(税込、送料無料) (2018/11/23時点)TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4価格:2484円(税込、送料無料) (2018/11/22時点)リスニングの学習は、自分たちの学生時代とまさに雲泥の差といえるぐらい便利になりましたね。音声ファイルをスマホにダウンロードできるし、カセットテープの時代と違って、頭出しなども一発ですからね。なお、上記の各書籍について、すべてやる必要があったかというとかなり微妙です。このあと出てきますが、「公式問題集」や「精選模試」などのリスニングパートの問題を繰り返しやったほうが効率的だったかなと今は思っています。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年11月24日
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前のエントリーにも書いたとおり、子どもたちが中高生になって、「英語の教科書や参考書のわからない部分を聞かれる」ことが増えました。中学生のうちは楽勝だったのですが、上の子が高校生になったあたりから、自分の記憶や知識が曖昧できちんと答えられない問題がが増えてきました。そんなわけで、まずは子どもが使っている文法の参考書と同じ文法の本を買って、駆け足でひとおとり学習することにしました。英文法・語法Vintage3訂版 [ 篠田重晃 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2018/11/19時点)単語についてはまず、私たちの世代のバイブル「試験に出る英単語」を数十年ぶりにおさらいすることにしたのですが、調べてみると「試験に出る英単語」は今となっては学生たちの必携の書ではないんですね。(まだ売ってますが)。ウチの子供たちは名前すら知りませんでした。コンピューターによる出題頻度解析などが一般的でなかった時代にこれだけ厳選された単語集を世に出された森一郎先生はやはりスゴイなぁと、あらためておさらいして思いましたけどね。ちなみに「でる単」の単語は、今でも思いのほか覚えていたのが嬉しい誤算でした。耳から覚える試験にでる英単語 実証データで重大箇所ズバリ公開 (試験シリーズDX) [ 森一郎(英語) ]価格:1026円(税込、送料無料) (2018/11/19時点)ちなみに、子どもが今使っている単語の参考書はこちらですが、アマゾンなどのレビューはあまり芳しくありませんね。新ユメタン(2) 夢をかなえる英単語 難関大学合格必須レベル (英語の超人になる!アルク学参シリーズ) [ 木村達哉 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2018/11/22時点)とはいえ、これらの本はあくまで大学受験用の書籍です。懐かしくはありましたが、TOEICの準備のためには、はっきり言って回り道以外の何ものでもないということにすぐに気づきました。「aristocracy」とか「hypocrisy」とか、TOEICには出ませんからねぇ(笑)。なので、上記の本は、本当に駆け足でおさらい程度に止めて、TOEICの対策本に専念することにしました。ネットで検索してみると、TOEIC受験用の単語についてはみなこの本を使っているようでした。TOEIC L&R TEST でる単特急 金のフレーズ 改訂版 出る単特急金のフレーズ [ TEX加藤 ]価格:961円(税込、送料無料) (2018/11/22時点)TEX加藤さんという方は、TOEIC関連でベストセラーを何冊も出している、その筋では有名な方です。この時点ではそこ手が回りませんでしたが、以下の本もTOEICの文法学習(というかPart5対策)用のベストセラーとなっているそうです。TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問 [ TEX加藤 ]そんなわけで、大学受験用の2冊の単語集のおさらいを終えたあと、単語についてはもっぱら「金のフレーズ」と、あとは「Weblio」の「語彙力診断テスト」(TOEIC860点水準)で判らない単語をピックアップして潰していきました。https://uwl.weblio.jp/vocab-index「Weblio」の「語彙力診断テスト」はクイズ感覚でできるので、結構楽しんで覚えられましたよ。復習する際は、学生時代に使ったような単語カードでは目立つので、A4のコピー用紙にこのようにまとめて四つ折りにしてスマホのポケットに入れて持ち歩くようにしました。また、前述の「Weblio」の「マイ単語帳」は、単語をフォルダごとに登録して、スマホ上でカード形式で復習できるので、そちらも活用しました。実のところ、TOEICに必要な語彙数はそれほど多くはないので、前述の子供の受験用の単語集のおさらいを終えたあと、「金のフレーズ」とWeblioの診断テストをコツコツやっておけば、本番で「知らない単語が出てきて文章全体を理解できない」というようなことはありませんでした。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年11月23日
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このところ週末天気がよく、行楽日和が続いているのに、私はといえば、膝の靭帯断裂のおかげで、土日はせいぜい地元で買い物か喫茶店通いの日々です。なんといってもキツいのは、ここ数年、私の趣味の中でワインと並ぶマインドシェアを占めていた「山歩き」に出かけられないことです。精神的にも肉体的にもよいリフレッシュになっていたんだなぁと山に行けなくなって改めて思います。怪我をした当初は1か月もすれば高尾山ぐらいになら登れるようになるかと思っていましたが、とんでもない認識の甘さでした。現状の回復具合からすると、来春になってようやく超入門向けハイキングコースを歩けるようになるかどうか、というところだと思います。そんなわけで、週末何もせずに鬱々と過ごすのも建設的でないと思って、9月に入ったあたりから、TOEIC受験のための勉強を始めました。なにゆえTOEIC?仕様もない理由ですが、昨年あたりから自宅に帰ると中高生の子どもたちから英語の教科書や参考書のわからないところを聞かれる機会が増えて、親としてせめてもう少しスラスラと教えられるよう、英語を学び直したいなぁと思ったことがひとつ。ふたつ目として、ほぼ毎月試験が行われているので、アウトドア活動ができるようになるまでの数か月のスパン内で比較的自由に受験の計画とスケジュールを練れること。合格不合格の二択でないので何かしらの結果は出せる、うまくすれば再就職の際の履歴書に記載できるかもしれないという打算も働きました(笑)。実のところ、私が今勤めているのは超ドメスティックな会社で、職場で英語を使うことは「皆無」です。TOEICで高得点をとろうが仕事には全く関係ないのですが、逆に仕事と関連がない方がオンオフの切り替えになってよいのです。そうでないと、最近は週末も鬱々と仕事のことを考えてしまうので。一方で、留学経験も駐在経験もなく、前述のとおり英語と全く無縁の職場で長いこと過ごしている今の私の英語力はおそらく学生時代よりもかなり落ちていると思われます。ネットでたまに英語の文章に出会っても、アルファベットを脳味噌が拒否しているような感覚があって、英文を読むのがひどく苦痛なのです。まずはそういうところからのスタートでした。ちなみにTOEICの受験経験は、25年前に会社の研修で受けさせられた1回のみ。この時の点数は690点でした。当時は試験の概要を全く知らないまま何の準備もせずに受けたので、きちんと準備をすればもう少し得点できるだろうと思う一方で、25年間で忘却の彼方に追いやられた知識を取り戻さねばなりません。最近のTOEICは試験内容も変わって、総じて難化しているとも聞きました。とりあえず、当面の目標はTOEICのレベル分けでAランクとされる860点を(山に行けない)今秋もしくは冬場の間に達成したいというところです。当ブログの読者の方の中には、海外の顧客相手にワールドワイドで活躍されている方も少なくないと思います。そういう方々からすれば低レベルの話ですが、私自身の備忘録もかねて、しばらくお付き合いいただければと思います。TOEICを受けた(その1)〜受験しようと思ったきっかけTOEICを受けた(その2)〜文法と単語の学習TOEICを受けた(その3)〜リスニングTOEICを受けた(その4)〜TOEIC特急シリーズTOEICを受けた(その5)〜公式問題集で悶絶TOEICを受けた〜その6(テクニックに走る?)TOEICを受けた(その7)〜試験直前TOEICを受けた~(その8)試験当日、そして結果は??TOEICを受けた(その9)〜来年に向けた計画1年半ぶりのTOEIC(その1)1年半ぶりのTOEIC(その2)
2018年11月23日
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