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寄席や映画館に行った際、いいところで携帯電話が鳴るというケースに、最近よく当たる。「携帯の電源はお切り下さい」というアナウンスが何度もしつこく流れているのに、だ。特に落語会で、そういう事態に遭うのが増えた。ここ2年くらいだろうか?私は寄席でもホールでも、入場前に電源を切って、カバンのいちばん底にしまうルールを、必ず自らに課している。それが守れないバカが、本当に増えた。いちばん酷かった例が2つある。まずは昨年の12月27日、よみうりホールで開かれた「三人集」のトリの三三師匠。演目は、ネタおろしの「双蝶々」!人情噺の大ネタの最中、しかもいちばんの山場で、携帯が大きな音で鳴りやがった。しかも、すぐ切れば良いものを「私の携帯じゃありませんよ~」と、鳴らした本人はシラを切り、結構長時間鳴り続けたのだ。しかも、あとで様々な落語ファンの方のブログを覗いてみたら、ホントかウソなのか判らないが、携帯を鳴らしたバカ(年配の女性だったらしい)が、終演直後、悪びれもせず(!)携帯で事の顛末を誰かに話していたらしいのだ、その電話で。2つ目は、この間、2月23日の練馬文化センター「立川談志一門会」。トップバッターの談修さん、2番手の談笑師匠、中トリの我らが市馬師匠、そして松元ヒロさんのときには、適度に受ける良い客席だった…。ところが、お目当て(当たり前だ)の家元が登場、久々に「つるつる」を語り出し、家元もお客もノッてきたその時に…。「ピーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」いきなり場内に鳴り響く、警報ベルのような音!客席も「何事だ!?」とざわつく。私は友人たちと2階席で観ていたのだが、1階席の後方で鳴っていたらしいので、一体何の音なのかが確認できない。私も小声で「ったく、バカが!」と呟くのみ(笑)。「家元、怒るだろうな」と思ったのだが、苦笑して軽くかわしていたので、お客も一安心だった。後で聞いたら、どうも身体障害者の方の車椅子の警報ブザーだったらしいとのこと…う~ん…。ところが!その後、2階席で思い切り携帯が鳴りやがった。家元には聞こえなかったみたいだけど。次の日、他の方のブログをいろいろ見たら、あちこちでマナーモードとはいいながら、多数のカバンの中で、携帯が鳴っていたらしい…。どうして、携帯の電源を切れないのだろうか?そんなに電話が気になるのなら、電源を切りたくないのなら、落語を聴きに来なければいいのではないだろうか?それに、かかってきたって出られないってことが解りきった上で切らない、ってのが理解できない。私の知り合いの方なぞ、落語を聴きに行くときは携帯を家に置いてくるって人もいる!だからこそ、主催者側も、携帯マナーに対して、もっと厳しい罰則を設けて良いと思う。例えば鳴らした瞬間に、すぐに係員が会場の外につまみだして、罰金を取ったあとに、首から「携帯を鳴らしたのは私です」とか書いた札をぶら下げさせて、終演後にロビーで1時間以上後ろ手に縛って、晒し者にするとかね。これぐらいのことをしないと、日本人って意外とそういうのナメてる節があるから、携帯マナーは直らないと思う。そういえば、昨日の鈴本でも、トリのさん喬師匠「中村仲蔵」のときに、前の方でマナーモードの音がしてたな…夕べは6割くらいの入りで、私も鈴本での定位置にいたから、すぐ分かった。
2009年03月06日
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今年に入ってからというもの、私のこのブログはBS2の「ビッグショー」の感想以外、ろくに更新がされていない…。しかも、そのビッグショーは、これから先は当面、「アンコール特集」か何かで、前に放送したものの再放送ばかりが続くらしいとのこと…。そんな訳なので、久々に寄席レポートを書く!週に2度は、どこかの寄席か落語会に足を運んで、それなりに色々な師匠方の高座を見ている。こないだは、立川談志師匠が「つるつる」で鮮やかに「復活」した練馬の会にも足を運んだ。あとはね…どこに行ったか、思い出せないくらいとにかくあちこち出掛けてる(笑)。今日は、上野鈴本に出掛けてきた。トリはさん喬師匠。その他も、結構な顔ぶれだった。それでは早速感想を…。柳家さん弥 「権助提灯」関係者サイドから、かなりの粗忽話を聞くさん弥さん。そういう人だから(?)、落語の方はどんなだろうと思って聴いたが、なかなかどうして、結構だった。具体的にどこがどう…って言えないのだが(笑)、最初に出てきた人にしては、上出来だったと思う。林家正楽 「紙切り」相変わらずの名人芸!もはや寄席の「至芸」だろう。中で「柳家さん喬」というお題があったが、それの完成度は、本当に凄まじかった。柳家喬之助 「寄合酒」どこの寄席でも、高頻度で聴く噺。喬之助さんの高く明るい声や口調に、よく合っていた。春風亭正朝 「金明竹」口調や声のトーンは比較的好きなのだが、いつ見てもあんまり面白くない。今日の「金明竹」も、お客の受けは微妙な感じ。何が足りないのかが、未だにイマイチよく判らない。大空遊平・かほり 「漫才」このコンビも、何かが常に足りないような気がする。大阪には、同じような感じの「宮川大助・花子」がいるが、あちらのコンビは、巧さも笑いのレベルもケタが違う。大助・花子は巧いものね。その点、こちらは…旦那が下手なのか、奥さんの笑いの押しが弱いのか、ネタが新鮮じゃないのか…とにかくイマイチ、日光の手前(苦笑)。柳亭市馬 「粗忽の釘」この人に、今さら何か言ってもねえ(爆笑)。「ミスター柳家」「ミスター落語家」なんだからしょうがないもんね(師匠、ヨイショですよ)。今日の「粗忽の釘」は、引越しが済んで釘を打つ場面から始まるショートバージョン。釘を打ち込んでしまった隣のうちで、カカアとの馴れ初めを話す所は、市馬師匠がダントツで巧い。…このブログを見て、当人から電話がいきなりかかってきたら困るから、もう止そう(笑)。五街道雲助 「身投げ屋」中トリは雲助師匠。噂に聞いてた有崎勉(柳家金語楼先生)作の、この噺、ついに聴く事ができた。…なるほど、展開が地味だし、ちとダークだし後味も、あんまり爽やかじゃなかった(笑)。でも、こういう噺を中トリでぶつけてくる、雲助師匠の心意気を買いたい(笑)。私は好きだ、こういう「寄席ならでは」の噺は!柳家紫文 「三味線漫談」確か前は、「俗曲」だったような気が…。まあ、そんなことは正直どうでも良いが(笑)、相変わらずのネタかと思いきや、結構新しいのをチョイチョイ挟んでいたのには感心した。「長谷川平蔵」のサゲも今までと違っていたし。出来はイマイチだったけども(苦笑)。柳亭燕路 「やかんなめ」はん治師匠の代演で、燕路師匠が登場。歌謡曲特番で「この人この一曲」みたいなのがよくある。一発屋の人中心だが(苦笑)。それと同様、噺家で「この人このネタ」という特集があったとしたら、個人的には、燕路師匠はこの「やかんなめ」だと思う。甲高いあの声が、イマイチ好きになれないのだが、この「やかんなめ」は、個人的には燕路師匠のがいちばんインパクトが強くて面白い。翁家和楽社中 「太神楽」年間に4~50回は見てるであろう、太神楽(笑)。何度見ても、唸るし、ハラハラするから流石だ!柳家さん喬 「中村仲蔵」お待ちかねのさん喬師匠。客席から「待ってました!」の声が飛ぶ。考えたら、さん喬師匠がトリの芝居に行ったのは今回が初めてだと思う。どんな大ネタやるのかな?と期待していたが、三平襲名のマクラから、芝居の話になったので「仲蔵か!?」と思ったら、その通り(by児玉清)。心の中でガッツポーズしてしまった。適度に細かく笑いを入れていたが、全体的には当然、人情噺風の演出だった。ただ、地で語る部分が、他の噺家に比べて少なく、貰った役の工夫に苦労し、焦り、悩む仲蔵の姿を細かく描いていた。普通だったら、いちばん丹念に描くであろう、蕎麦屋でモデルの侍に出会うところを淡白にし、その前の焦燥の部分をピックアップすることにより、クライマックスが、一層感動的になった感じ。さん喬師匠は、五段目のところで、歌舞伎が体に入っているのがよく判ったし、地で語る部分も、少ない言葉でありながら、丹念に、鮮やかに、手に取るように情景を見せてくれた。…あああ~っ!寄席感想文は疲れる!!頭から終わりまで、全編気合いを入れて高座を観なくちゃいけないからね。メモ取るのは面倒だし、録音は違反行為だし、全て頭に入れたまま、家に帰るのは一苦労!でも、たまにはいいな、脳も活性化するし。てなわけで、また次回をお楽しみに…。
2009年03月05日
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のっけから、不謹慎な言い方になってしまうが…ってのべつ幕なし、このブログは不謹慎発言の塊か(笑)。まあ、そんなことはどうでもいいが、今晩BS2で放送された「歌伝説・フランク永井の世界」昨年10月末、76歳で亡くなってしまったが、亡くなったからこそ、こうして堂々と特集番組を組むことが出来るようになったのかな?…とも、ふと思った。確か前回は、松尾和子と2人で、1時間半の特集番組だったが、今回はフランク永井だけで90分!今時のテレビにありがちな、無駄な出演者やテロップもなく、淡々と歌とエピソードを紹介していくという、シンプルな構成。余計な所が、ひとつも無かったのは見事だった。フランク永井で、NHKのVTR…となれば、やはり「紅白歌合戦」「思い出のメロディー」の2大歌謡番組が思い出される。しかし、今日の番組はそれ以外の番組からのVTRも多数あって、流石の私も(何が流石だ)初見のVTRが、数多く見受けられた。しかしながら、何曲かはテレビ東京からVTRを借りてくるという状況!全く、もう…。その中で「羽田発7時50分」が、テレビ東京の映像だったが、この歌ぁ、昭和46年の「紅白」でちゃんと歌われている。音は聴いたことあるが、画面を見たことが無い…ということは、修正しても、放送ができないほど画質が悪いんだろう。VTR保存に力を入れてこなかったツケだ(涙)。昭和45年の「紅白」での「大阪流し」の映像は、私は初めて見た。当人も非常にノッている感じで、とても素晴らしい歌唱だったのだが、いかんせん、映像が…(涙)。キレイなVTRで見れば、また感慨も一入だったに違いないのに…。あの「雨降りフィルム」映像、パッと見「戦争中のサイパン」とか、あんな感じだもんなあ(涙)。TBSの「レコ大」や、テレ東「年忘れ大行進」があれだけキレイに残っているのに…何だありゃ!あとは、無難なVTRではあったが、こうしてまとめて映像を見ると、フランク永井という人の歌の巧さ、声の艶、あれだけのヒット曲の多さ…再発見することが、たくさんあった。落語ファンという部分も、きちんと取り上げられて非常に嬉しかった。仲が良かった、入船亭扇橋師匠のインタビューも結構だったし。…改めて、あの事件が悲しい。まだまだ、絶対に歌えていたはずなのに。ムッシュかまやつの如く、常に「現代」を捉えて新しい歌にもチャレンジできたはずなのに。もしかしたら、柳亭市馬師匠とジョイントの会が開けたかもしれないのに(こりゃ無理か)。フランク永井を強請った女性、今でもどこかで生きているんだろうか?もし生きていたら、火あぶりか、釜茹でか、どっかの河原で磔にして、錆びた槍で喉元を思い切り突くか、マリー・アントワネットの最後と同じこと(ギロチンで首チョン)をしてやりたい気分だな、ホント。歌手としての生命だけでなく、1人の男性の23年という歳月を奪った罪は、何百回死刑にしても、足りないくらい重いと思う。そんなことを思わず考えてしまうほど、この人の死、そして「23年間、生きているのに歌声を生で聴けなかった」ことは、歌謡曲ファンには本当に辛いことだった。改めて、フランクさんの冥福をお祈り致します。
2009年03月01日
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