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懐メロの知識では、我らが立川談志師匠と双璧の伊東四朗御大が初めて司会者になった、毎夏恒例のNHK「第41回思い出のメロディー」。今年のこの番組の、まずは合格点のところから(笑)。まず褒められるところは、ステージのセットだろう。いかにも、昭和40年代後半の「紅白歌合戦」や「思い出のメロディー」を思い出すような、珍しく古風な感じのセットで、個人的には良かったと思う(ステージの端に、大き目の丸いランプがあったのが特に良かった!)。最近は、舞台にフルバンドを置かないのがオシャレ、みたいな間違った風潮が多かったが、キチンとバンドがいい位置で演奏していたのは、非常に好感が持てた。個人的には譜面台が青とか緑に光る、40年代後半に使っていたやつだったら、なお良かったが、そんなマニアックなこと言っても仕方がない(笑)。あと良かったのは、何と言っても菅原都々子先生の復活であろう。それも歌われた歌は、何と「憧れの住む町」!「プロ歌手」から引退して3年、現在はボランティア歌手として、あちこちで活動していると聞いている。今日も、殆ど衰えぬ歌声で、大感動のひと言!本当に素晴らしかった。ただ、何ゆえNHKは、毎年ベテラン歌手の枠を3組くらいしか設けないのだろうか?バタヤンは無理でも、岡本敦郎、三浦洸一、青木光一、曽根史郎、大津美子、初代コロムビア・ローズなどなど、まだまだ歌えるベテラン勢がいるにも関わらず…。昔は、藤山・淡谷を筆頭に、戦前~戦後デビューのオールスターの競演が目玉だったのになあ。無理して、年代を繰り上げる必要はないと思うのは私だけなんだろうか…。あと今回は、珍しく構成もスマートだったように思う。例年だと、妙にトークが長かったり、無駄なゲストが目立ったりして、曲数が少なくなったりしたもんだが、今回はリクエスト葉書と歌のみ、というシンプルな構成で、非常に歌が聴きやすかったように感じた。目立つトークは、新幹線の運転手さんのとこだけで、それも貴重なエピソードだったから、あれはあれで良かったんではないだろうか?さて、褒めるのはここまで!まあ、例年通りの問題点(笑)も多々あったので、そこを書いておかないと…。まず、伊東御大と並んで司会に抜擢された菊川怜。頭がいいのは知ってるけども(笑)、司会はね…。曲のコーダで「○○さん、有難うございました~」といちいち言うのが、非常に耳障りだった。もし、どうしても言いたかったら(?)、コーダが完全に終わってから言うべきではないだろうか。あれは、プロデューサーが注意しなきゃダメだな…。あと「第1回紅白歌合戦」の特集が、あまりにもチープで呆れてしまった。確かに「第1回」は、資料が乏しいのは聞いているが、あれだけってのは、いくらなんでも酷すぎる。そして最大の、そして毎年の(笑)欠点中の欠点。どうして、演歌歌手に昭和の歌をカバーさせるんだ!昭和の歌は「流行歌」であって、決して「演歌」じゃないということが、何で理解できないんだろう?衣装とのギャップが激しくはあったが(笑)、ジェロの「湯の町エレジー」以外は、正直言って論外であった。伊東御大は、昭和歌謡に対して並々ならぬ思い入れがあるのだから、「初期の紅白」に出演した歌手の、生前のVTRを流した方が、よっぽどマシだった。特に「長崎の鐘」と「星屑の街」を歌った方にひと言。大変失礼な言い方になるのは、百も承知ですが、あなたは「思い出のメロディー」には、お願いですから今後は出ないで頂きたい。いい人だとは聞いておりますし、あれだけのファンの心をガッチリ掴んだのは、あなた自身の、この10年の努力の賜物だと、私は心底思います。演歌歌手として、自分の持ち歌を歌うときは、超一流だと言い切れます。ただ残念ながら、あなたに「昭和の歌」を歌うセンス(と資格)は全くありません。今日の2曲とも、藤山一郎・三橋美智也という、偉大な先生に対しての「畏敬の念」を感じる事が全く出来ません。正直言えば、「歌わされている」としか感じません。ただ単に、楽譜を見て覚えただけでしょう。オリジナルシンガーに対しての、畏敬の念が僅かでもあるのなら、「長崎の鐘」も「星屑の街」も、ああいう歌い方は、普通出来ないはずですので。かなりのイヤミになってしまったが、当人だって歌いたくて歌ってるわけじゃないんだろうから、ある意味、辛いところもあるんだろうな…。伊東御大だって、好きな歌手は東海林、岡、田端、春日、三橋、フランクって面々なんだから、今回は嬉しい反面、不満足のところも多かっただろう。それでも、今年は結構「歌番組」としてタイトに、そしてゴージャスにまとまっていたと思う。来年は、今年の構成を踏襲しつつ、より多くのベテラン勢(上記の人たち)に出てもらいたい。…それにしても、久々に歌のマイクを握ったいしだあゆみのやつれぶりには驚いてしまった。体調は大丈夫なのだろうか…?
2009年08月22日
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昨晩、1年ぶりにテレビ東京で「昭和歌謡大全集」の後継番組、「懐かしの昭和メロディー」が放送された。昨年は、1時間40分くらいしか放送時間が無く、消化不良この上なしだった。しかしながら、今年はかつての「昭和歌謡」と同じ放送時間(19:00~21:48)に戻り、曲数も58曲と公式HPに書いてあったので、若干の期待も、あったことはあった。それでも、気持ちの8割は毎度同じ「どうせ同じ歌で、同じVTRしか流さねえんだろ」(笑)。ところが!放送が始まったら、今まで見たことないVTR、初登場の曲目が、まあ目立つ目立つ!ホント久々に「驚きの連続」という感じだった。特に田谷力三・岡本敦郎・曽根史郎の3人の歌は、滅多に見られない(聴けない)もので、驚いたことこの上なし。ところが!(またかよ…)「貴重なVTRをいっぱい見られて大満足!」という気は、殆ど起きゃあしない(笑)。どうしてか?理由は明確で…「1曲を頭から終わりまで、完全にキチンと放送してくれなかったから」この番組の制作スタッフに、イチャモン付けてもしょうがないのだが、どういう考えで、ズタボロにVTRをカットしたのだろうか?「2コーラス(3も)を1コーラスだけにする」「イントロをカットする」「間奏をカットする」「コーダをカットする」「オリジナルのテロップを消して上書きする」「本放送の日付および番組名が表示されない」…ってことが、歌謡番組ファンをいかに苛立たせるか。そして、その歌手(及び作詞・作曲家)やファンに対して、どれだけ失礼なことか、全く解ってないとしか思えない。かつてのこの番組の司会者だった、玉置宏先生やコロムビア・トップ師匠の司会部分(?)を露骨にカットしていたのに、何か作為的なものを感じたし。この話は、私は昔から散々している話だから、いい加減言いたくないのだが…(笑)。テレビ東京の歌番組の映像は、他局のVTRと貴重性・資料性において、桁が全く違う。今回の番組だって、テレビ東京にしか映像がない歌(歌手)のVTRも、多数あった。それを、パーツで放送したところで、テロップを上書きしたところで、何の意味があるのだろう?イントロからコーダまで、全てを丸々放送して、「希少価値・資料的価値」が初めて出るのだから、あんな中途半端に見せられたら、正直言って余計に消化不良になるというもの。それを、よくもまあ、ああいう形で、1コーラスにバッサリとカットすることが出来るもんだ。これは、私の勝手な推察だが…今回の番組、資料的価値が判らないこともそうだが、「音楽に興味が無い人」に番組制作させたから、あんな構成になってしまったのではないだろうか?何にせよ、「物の価値が判らない」ってことは、本当に怖ろしいことだ。「テレ東の映像の価値が判る人たち」は、まだまだ日本に大勢いるのだから、そういう変な人(笑)のためにも、CSで放送するとか、DVDにするとか、テレビ東京ミュージックには、真剣に対策(?)を考えてもらいたい…と、切に願う。そうじゃなかったら、司会は宮本さんでいいから、1曲1曲を大事に、ナレーションの部分は昔のままトップ師匠や玉置先生の声で放送して欲しいと思う。一般の視聴者に食いついてもらうためには、まずはマニアに受けるように構成すべきじゃなかろうか?テレ朝の「アメトーク」なんか、ガンダムマニアやらエヴァマニアやらで、成功してるんだから。
2009年08月14日
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う~ん…何というか、これほどまでに様々なことが短期間に次から次へと起きた、というのは前代未聞、初めてのような気がする。話題の2つは薬物汚染、1つは孤独死…すべてが嫌なニュースで、胸の奥がモヤモヤするような不快感が、しばらく残り続けるような感じがする。事件別(?)に分けて、1つずつ書いていこう。1・酒井法子夫妻(&実弟)覚せい剤まみれ旦那が捕まったショックで、人目を避けていたかと思いきや、自分もやっていたとは…。全く興味の無い芸能人ではあるが「薬物汚染にいちばん縁遠い感じの人が、大麻じゃなくて覚せい剤で捕まる」という、この衝撃。何だか判らないが、こんなに不愉快になる事件も本当に珍しい。旦那が捕まったショックで泣き出し、その後は行方不明…まるでドラマの「逃亡者」だもんな。正直、最初に「酒井法子の旦那が捕まった」と聞いたとき、ここまでの大騒ぎになるとは全く思わなかった。子供を知人に預け、行方不明になっていたのも実は用意周到で、計画的に行われていたってのも驚いた。根っからの「犯罪者気質」だもの。…そんな言葉、あるかどうか知らないが(笑)。だいたい今回の件、旦那が最低だ!遅かれ早かれ、酒井法子の罪も明らかになって、逮捕はされただろうけど、男なら、旦那だったら「うちの妻はやってません!」くらい言えよ!夫婦揃ってやった罪は最低だが、私は旦那のそういう料簡が、いちばん不愉快に感じた。その上、今日は、酒井法子の実弟がヤクザで、しかも同じ「覚せい剤」で捕まっていたというニュースがあって…。何だろうね、この二重三重に明らかになっていく事実の凄まじさは!!これは…、二度と芸能界で仕事をするのは100%不可能であろう…。…っつうか、絶対に芸能界に戻したらいけない。でも、芸能界は異常に甘いからなあ…。何年か経ったら、冗談抜きで戻って来そうでホントにイヤだ。それにしても、10歳の子供は、これから一体どうするのだろう…?2・押尾学もクスリで捕まるこちらは、奥さんはあまり関係はなさそうだが…人の死が絡んでいるから、酒井法子以上に大事と言えるかもしれない。元々、私はこいつが生理的に嫌いで、正直言って今回の件、「ざまあみろ!」という感じが強い。こいつも芸能の世界に戻したらいけないだろう。インターネット上では「語録」が多く載っていて、今回の件で、初めて色々と見てみた。…それを見た結論。こいつは、根っからのバカ。ただ、それだけ。そうだ、中国で裁いてもらった方がいいかな?向こうは、クスリの犯罪は確か死刑だから。3・大原麗子、自宅で孤独死木曜日の21時過ぎ、「とんねるず~」が始まってすぐ、画面の上に出たニュース速報。「ああ、酒井法子のことか」と思ったら…。「女優の大原麗子さんが自宅で死亡」…確かに、最近すっかりその姿を見なかったが、びっくりなんてもんじゃない。ホント驚いた。数十年来の難病を患い、その上、高齢の実母の介護に追われて…。そこに、この暑さに当たって、自宅で1人で命を落としてしまったのだろうか。でも正直言うと、この女優さんは、あんまりいい話を聞いたことが無い。ワガママで、言う事を聞かなくて困る…という感じの、往年の女優によくありがちな話を、テレビの暴露トークで聞いた覚えがある。確か、山城新伍(この人も闘病中だが)の話だと記憶しているが、何かの時代劇の仕事で、京都に向かったときの話。向かうのは勿論新幹線だが、京都駅から太秦の撮影所に向かう車が、ワゴン車だったそうな。大原麗子、京都駅に着いて、その車を見て…「麗子、四角い車は嫌いだから帰る!」…と言うなり、東京にUターンしたらしい(笑)。ホントかウソか知らんが。山城新伍がやたらに怒っていたのを、何故だか今でも妙に覚えている。そういう人ゆえ、交友も狭まっていくだろうし、こういう最期になったのも、酷な言い方をすれば「自業自得」の部分があるのかもしれない。それにしても、一時代を築いた美人女優の最期がこれってのは、やっぱり辛いものがあるな…。それにしても、今週はニュースの中身が異常に濃すぎる!カルピスを原液で飲んだくらい(笑)。個人的にいちばん心配なニュースの「森繁久彌・夏風邪で入院」が、どこかに行ってしまった…。森繁先生、96歳だから風邪でも命取りになる危険性が大!「社長シリーズ」「駅前シリーズ」の大ファンとして、せめて、あと4年は頑張って頂きたいと切に願う。代わりに押尾が…(以下省略)。
2009年08月08日
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地上波のテレビは、どこを見ても期待が出来ないという状況だが、過去の番組をバシバシ放送しているCSで、やっと楽しみを見つけることが出来た。…とは言うものの、4月から放送し始めたらしいので完全に出遅れた形だが(笑)。なんと、CSの「ファミリー劇場」で「花王名人劇場」の再放送が始まっていたのだ!遅まきながら、私はつい先週に知ったばかりだから、まだ2本しか録画していないが、これがなかなかの内容で、非常に感激している。そのうちの1つが、昭和54年末(?)、今は無き日劇からの中継録画、上演20周年記念と銘打った「雲の上団五郎一座」初代の団五郎は榎本健一だが、このときの団五郎は由利徹先生だった。その由利先生の脇を固めるのが、石井均・南利明・平凡太郎・佐山俊二・石田英二・玉川良一という、当時辛うじて生き残っていた(失礼な言い方…)東京喜劇人が総出演!全部で3時間半ぐらいの上演時間のうち、テレビはその4分の1ぐらい(?)しか放送されなかったが、それでも、満足できる内容で正直驚いた。「浪曲劇・南部坂雪の別れ」と「雪之丞変化」の2本立て(雪之丞は断片)だったが、最初の方の「南部坂雪の別れ」が、もう抱腹絶倒!今の目で観れば、「古風な笑い」と言われてしまう感じの、ベタベタなギャグのオンパレードだったが、それを補って余りある、各喜劇人の芸の引き出しの多さに、心底感動した。特に、デカイ口の石井均の「不気味な」瑤泉院が最高で(笑)、由利先生の大石内蔵助とのやり取りは、死ぬかと思うくらい笑った。今のお笑いには、こういう歌舞伎や演劇・演芸の素養がゼロだから、一発屋が大量生産されてしまう状況になるのだろう。「バカな事をする」のと「面白い事をする」のの境が判らないスットコドッコイが、テレビを観ててあまりに目立つ。そういう奴が、こういう正しいお笑いを「古臭い」とバカにするから、ことさら腹が立つ。座長の由利徹先生は、個人的には「下ネタ」のイメージの強い人だった(笑)。しかし、今回の番組を観て感じたのは「真の役者」だったということだ。名喜劇人であると同時に。キチンと「忠臣蔵」が体に入っているし、何より台詞の口跡が鮮やかで、立居振舞いも美しい。芝居の素養が完璧に入っていながら、おバカな台詞やジェスチャーで爆笑を掻っ攫うんだから、物凄い!そして、戸田の局を演じた石田英二も、正直言って私も名前しか聞いた事がなく、地味な喜劇人だが、抜群に巧かった。動いている姿を見たのは、今回が初めてだったが、何気ない台詞や、動きの間合いが絶品。こういう先人、諸先生方の芸を、もっと今のお笑いは見習うべきだと強く感じた番組だった。著作権の関係とかあるから、貴重なVTRがどれほど放送されるか不明だが、これからのラインナップに期待したい。
2009年08月01日
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