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享年88。「もうそんな年齢だったのか!?」と思ってしまうほど、近年のステージまで若々しさを保っていた方だった。「魅惑のムードコーラス」…この言葉も死語になって久しいが、現在の“純烈”に続くムードコーラスグループの礎を築き上げた、和田弘とマヒナスターズのメーンボーカル、松平直樹さんが11日に肺炎で亡くなられていたという。先月末に体調不良を訴えて緊急入院、一時は回復に向かっていたということだったらしいのだが、容態が急変してしまい、そのまま息を引き取った…とのこと。--------------------------------------------------------------俳優の広岡瞬の父親である山田競生氏(マヒナのベース)がご存命なのかが不明だが、いわゆる世間一般の頭の中にいるマヒナスターズのメンバーは、ほぼ鬼籍に入ってしまった。時の流れでしょうがないことだとは思うが、本当に残念でならない。松平さんと言えば、私は残念ながら直接お目にかかる機会はなかったのだが、猛烈な懐メロファンとして知られていた。…たけ平師匠によると、下手な演芸評論家も真っ青なほどに落語通・寄席通でもあったらしい。近々たけ平師匠に聞いてみよう。談志家元が「松平の兄ィ」と慕っていて、私にも話していたがかなりの渋い歌まで知っていたらしい。それこそ、小野巡から塩まさる・北廉太郎の歌もいけた(歌えた)という。自分の息子に「晃」という名前を付けた、この一点を見ても懐メロマニアだということがよく解る(松平晃だから!)。だいぶ以前にここに書いたが、宇都美清が「ウツ旦」というアダ名だったということを、私は家元から教えてもらったが、家元は松平さんから聞いて知ったと言っていた。テレビ東京の特番だった『昭和歌謡大全集』の第9弾(平成7年2月放送)で、小野巡・塩まさるコーナーの開始直後、後ろの控え席(?)の林伊佐緒先生に話しかけるスタッフが見切れているな…と思ってたら、これがなんと談志家元!…というのを、最近ある「なつかしの歌声」マニアの方からメールで教えてもらったのだが…。私が独自に調べたところ…ある筋から聞いたのだが、なんと松平さんが「小野さんが来るよ」と誘い、スタジオに家元が(勝手に?)遊びに来たのだという(笑)!…ったく…しょうがねぇな、懐メロマニアの情熱は(苦笑)。でもまあ、玉置先生やトップ先生がいるから、ある意味で家元も行きやすい環境ではあったのかもしれんが(笑)。その『昭和歌謡大全集』の第2弾(平成4年7月放送)のエンディングでは、同じ昭和九年会メンバーの玉置先生に感想を聞かれ「いや~最高ですね!岡さんも東海林さんも!懐かしいなぁ…」と大喜びしていた顔が忘れられない。-------------------------------------------------------------談志家元がMXテレビで、野末陳平先生とやっていた番組『言いたい放だい』の後に、作家の吉川潮氏を聞き手にした『談志の格言』という番組があった。2009年だったと思う。この番組に松平さんがゲストで来た際、戦前~戦後の流行歌の話を2人で話しまくったあと(余談だが、吉川氏はあまり口を挟めなかった。そんなにゃぁ歌謡曲を知らなかったんだろう)、最後に松平さんが「今の若い人は、もうこんな古い歌は全く分からないだろうね…」と言ったら、家元が…「いや!若くても詳しい奴がいるんだ。中野の『艶歌』によく来る奴でナ…2人組なんだけど」…みたいなことを言ったのだ!これ、私とYさん(私の懐メロマニアの兄貴分)のことを言っているというのは判る人にゃ判るということで、私はテレビの前で(感動と恐怖の表裏一体で)ゾーッとしたのが忘れられない。知り合いから電話やメールが大量に来たのもよく覚えている。それなのに!私はこの回を録画しておらず(笑)もう何年も経ってから、落語ファンで市馬師匠の関係者であるKさんという方にダビングしてもらって、何とか手に入れたという過去がある。家元には知られずに済んだが(苦笑)。-------------------------------------------------------------松平さんのことを話してたつもりだったのに、気がついたら自己自慢になっていた(冷汗)。こういうのが「マウント取り」とか何とか、Twitterとかで叩かれちゃうんだろう…気をつけなければ…。んで、松平さんの話。見た目は小太りのおじさん(失礼!)としか思えなかったが、あの震えるような美声は…私も『思い出のメロディー』とか『日本歌手協会・歌謡祭』を観に行ったときに生で聴いたが、そりゃもう素晴らしいものだった。世間的には「泣かないで」「誰よりも君を愛す」なんだろうが、私は上方ムードの「お百度こいさん」、それから羽田が舞台の「夜霧の空の終着駅(エアーターミナル)」が好きだった。「お座敷小唄」は、ちょっとあまり好きじゃない、個人的には。「夜霧の~」は、各章の最後の「♫持ってこいの晩だぜ~」のフレーズが、ちょっと意味が解らなくて(笑)耳に強く残って離れないでいる。-------------------------------------------------------------一時マヒナを離れて、自分のグループを作ったりしていたが、やはり最後はマヒナで終わった松平さん。いろいろトラブルもあったマヒナだが、どうかあの世では揉めることなく!美しいハーモニーを聴かせていただきたいものだ。松平直樹さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2022年06月20日
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いよいよ開催が明晩に迫りました!まだお席があります!是非ともご来場くださいませ!落語・活動写真、そして往年の邦画を語りまくるトークショー!乞うご期待!三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』第7回 ゲスト:坂本頼光(活動弁士)「日本映画黄金時代を語る!」開催日:6月16日(木)会場:神保町・らくごカフェ開場:18時30分 開演:19時 終演:21時出演…春風亭三朝、林田雄一 (ゲスト)坂本頼光料金…(予約)2,500円 (当日)3,000円予約先…(メール)rakugocafe@hotmail.co.jp (電話)03-6268-9818(平日12時~18時受付)下記のアドレスでも、ご予約・お問い合わせを承ります。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp------------------------------------------------------------テレビ朝日『アメトーク』の如く、マニア軍団が普通の人に合わせるのではなく、お客さまが三朝・頼光・私の超マニアトークに合わせていただく…そのような形になります(苦笑)。現代劇・時代劇・喜劇・特撮…往年の映画好きになっていったキッカケはバラバラだと思いますが、我々が登っていった山は同じ山…そのような感じでござんしょう(笑)。尾上松之助辺りから(さすがに古すぎるか?)『仁義なき』の男優・女優辺りまでを語りまくり、様々な作品・演出・裏話をマシンガントークで語り尽くす予定です!邦画マニアの方も、三朝ファンも頼光ファンも、必ず楽しめる会になるかと思います!何とぞよろしくお願いいたします!
2022年06月15日
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本題に入る前に…先週にまた『ファミコン名人への道』の収録に行ってまいりました!もう何度目のゲストなんだか不明だ(笑)。今回はファミコン・キッドさんが休みということで、真紅さんと私がサシで語りまくるという、なかなかディープな内容で…。https://ameblo.jp/famicom-meijin-road/entry-12745648770.html昨日(5月31日)に配信が始まった前半が「東宝&円谷特撮」、来週配信スタートの後編は、お待ちかね?の「昭和歌謡曲」であります。特に後編のほうは、ちょっと炎上するような内容を語っております(苦笑)。乞うご期待!昨日から配信が始まった「東宝&円谷特撮」については、さほどディープな話はしていませんが、ちょっと私自身が特撮映画に対して思うこと…などを語っております。夜勤明けに収録したもんで、ちょっとテンションや受け答えにおかしな点もありますが…。あと…適切な言葉が出てこない箇所が、多数あります(涙)。-----------------------------------------------------------------その真紅さん、井上新五郎正隆センセイ、私の特撮マニアの師匠である床屋の大将…そして職場の先輩・同僚から「一体いつになったら観に行くの?感想が聞きたいんだけど」とこれほどまでに催促(“せっつかれて”と言ったほうが適切?)されて観に行った映画も珍しい。そして、封切り映画を観に行ったのが『シン・ゴジラ』以来…もう“映画好き”と口が裂けても言えない状況(苦笑)。真紅さん・井上センセイ・床屋の大将は大絶賛。職場の先輩は「面白かったけど、手放しに褒めるっていうほどじゃない」と微妙な感想。そんな感じで、気になることが山のように積もってきて(笑)それらを全てリセットすべく、とにかく久しぶりに映画館に行ってきた。今日の午後。私が最初に“シン・ウルトラマン”のビジュアルを見たのは、確か南北線だか三田線車内の、ドアの上にあるビジョンで予告編を見たとき。オールCGでありながら、いわゆる手作りの特撮の匂いが感じられる画面に「これなら期待できそうだな」と……もうこの時点で“とんでもない上から目線”で最低なんだが(苦笑)見る前の期待度は、かなり高かった。------------------------------------------------------------んでもって、見てきた感想。手放しで褒めてもいいほどの中身だと、中盤ぐらいまでは思っていたが…う~ん…う~ん…う~ん…。100点満点で90点、という感じだろうか。思っていた以上に楽しかったし、シリアスとコミカルさが丁度いいバランスで配合されていた(薬だネ)。そこに往年の特撮ファンなら思わずニヤリとする台詞やカット割りが相まって、個人的にゃ満足!という内容だった。細かく書くと、映画を見てない人に「ネタバレ」になるので詳細は書かないが…。まずOPから本編へ入っていく導入部が、もう秀逸な出来!心地よいテンポで『ウルトラQ』から『ウルトラマン』の世界へ入っていく形に、一切の無駄がなく見事であった。上記の『ファミコン名人』で真紅さんが熱く語っていた通り、禍威獣や異星人が次から次へと出てくる「初席&二ノ席の末廣亭」状態なのは楽しい(笑)。「怪獣」を「禍威獣」という表記にした点。この作品はコロナ禍前に撮っていたそうなので、まるで予言みたいな感じになっていたところが、一層リアリティが増していた感もあった。禍威獣&異星人に対する日本政府の弱腰対応も、いい皮肉になっていて上手かったと思う(あれ以上エグると反日左翼的な陰湿な演出になった危険性があった)。役者陣も実によかった。普段はドラマ見ていて「演技が上手い」と思ったことがない役者が、樋口監督の演出によっていい味が出ていたと思う。さほど文句つけたい場面は、私はなかった。真紅さんは、船縁(早見あかり)がアラシ隊員(毒蝮の師匠)と重なると言っていたが、確かにイデ隊員とアラシ隊員の役を引き受けていた感じは理解できた。あと…長澤まさみってスタイルいいのね(笑)。ネタバレだが巨大化したときに、つくづく思った(笑)。-------------------------------------------------------------ただ!100点じゃなく「90点」にしたのは何故なのか?ということなのだが…。これは私の個人的かつ勝手な意見なので、決して「俺の意見が絶対正しいんだ!俺に逆らう奴は全て頭がおかしい!」という“反日キチ○○左翼”のような、偏執的に固まった考えではないことだけは、何卒ご理解いただきたい(苦笑)。個人的には…前半の禍威獣2匹(ネロンガとガボラ)の件は無駄がなく素晴らしかったと思ったが、異星人の地球侵略の件は、ザラブ星人かメフィラス星人のどちらかだけに絞ったほうが、よりテンポ良く観られたのでは?とは思ったのね。つまり禍威獣3匹→異星人1体→最後の件…としたほうが、より良かったのではないかと…。それで禍威獣が少々渋い禍威獣だったので(笑)それこそ大メジャーな怪獣を1匹足したら、あまりウルトラマンを知らない人でも「あっ!この禍威獣は知ってるよ!」となったんじゃないか?とは、正直思った。ゴモラが大阪城を壊したりしたら、より一層“特撮映画を堪能できた感”はあったんじゃないか…と。予算の関係で難しいとは思うが…。または最後のゼットンの件を無くして、メフィラス星人の件を長くして、別のオチをつけるとか…。でもそうなると、なぜ神永(斎藤工)はウルトラマンになったのか、という最後の件が作りにくくなるか…。勿論、禍威獣2匹→異星人2体→最後の件…という流れのほうが、贅沢だし見応え満点であることに間違いないのだが、ちょっと見るほうとしてはヘビーだったかな?という思いが少々あった。----------------------------------------------------------しかし!この映画は本当に巧く作られていた。速いテンポの台詞の応酬、無駄のない演出、ウルトラマンの美しさ。最先端のCGを駆使して「往年の特撮の匂い」を出した点も、スペシウム光線の作画合成が往年のままのとこも見事。「往年の匂い」といえば、BGMも昔のまま!これも好い。私が上記のラジオで話した「(私個人が思う)特撮映画の美学から、はみ出た部分が一切ない」のは賞賛に値する。これは『シン・ゴジラ』のときも同じことを書いたのだが、いい映画は「いい落語・いい講談・いい浪曲」を聴いたときと同様「ダレ場があっても、切れ目がない」。切れ目というのは集中力が途切れて我に返る瞬間ということ。今回の『シン・ウルトラマン』における樋口監督の演出(台詞のやり取り・無駄のない演出。ただし禍威獣の件まで)に、私は…ちょっと褒めすぎかもしれないが「志ん朝師匠の噺」のテンポと匂いが若干あったと思う。ドキュメント的なところと演劇的なところのバランスが絶妙だった。そして、エンドロール直前の最後のカット(と台詞)は、噺のオチと同様の印象を受けた。この演出を「否」と捉える人は、一定数いるだろうということは想像できるが、そういう人はたぶん落語のオチを聴いて「また続きがあるじゃないか!話が完結してないじゃないか!」って文句を言う人では…(笑)。ズバッ!とストーリーが切れた(終わった)ところに、私は「鰍澤」のオチが少しダブった(笑)。シリアス場面なのに、これで切るかい?という(これは褒め言葉です)。樋口監督は、落語を聴く方なのかしら?よく知らないけど。とにもかくにも、いい映画だった。「面白かった」という褒め言葉より「楽しかった」と言うほうがより適切な感想、という感じだろうか。
2022年06月02日
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