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一昨年の2月ごろから始まった、支那は武漢を発生源とした新型コロナウイルスの世界的蔓延。もう2年半経っているが…日本国内だけは「相変わらず」という感じが続いている。岸田総理が悪いと、言いたくないけど言いたくはなるわね。「検討と先送り」だからねぇ、相変わらず。しかもコロナに自分がなっちゃったし。軽症でよかったけどさ。あとストレスだらけの生活が蔓延しているからなのか、何か「嫌な奴」がネット上に急速に増えた気がしてならない。まあ、大体文句を言うヤカラは左巻き&反日左翼だけども。「声がでかいだけの少数派の国賊連中」なんざぁ無視するか●処●するかすりゃいいのに、お上が変に意見を聞くから、ますます付けあがるんだ、左翼の人非人どもがぁ!…って、私もかなりストレス溜まってる(苦笑)?----------------------------------------------------------様々な業界が大ダメージを受けたことは言うまでもないが、中でもエンターテインメント業界のダメージは大きい。私が深く携わっている演芸界も、今夏のコロナ感染者激増で代演・休演・公演中止などの大騒ぎが続いている。まだまだコロナに(長い目で考えたら支那共産党にかネ?)酷い目に遭わされているのが現状、という感じがする。-----------------------------------------------------------そんな中、東京は西新宿にある落語CD・DVDの専門店であり、定期的に様々な落語会を主催しているミュージック・テイトが存亡の危機だという。http://www.musicteito.co.jp/最初に聞いたのは、井上新五郎正隆先生からの電話でだった。芸術協会の若手ユニット「成金」誕生の地であり、あれだけ魅力的な会をやっているテイトで、そんなことあるのか?とにわかには信じ難かったが、スマホでTwitterを見てみたら、どうも私が想像する以上に深刻な状態だったようだ。一時は閉店するつもりであったらしい。今はお江戸日本橋亭に移った「歌で綴る昭和の時代」の最初はここだった(第2回~第10回)。私個人は保田先生と2回ほどトークショーをやらせてもらったこともある。お客さんは殆ど来なかったけど(苦笑)。夏丸さんの独演会「夏丸演芸館」では、レギュラーゲストとして2か月に1度の頻度で行ってて、フリートークを散々やったし。しかも最終回ではスーツ姿で釈台を前に…という「小沢昭一先生スタイル」で「隋談」を25分演ったこともある(苦笑)!そのような恩義ある店が存亡の危機に!どうするのかいな?と思っていたら、昨日(2022年8月30日)から、近ごろ流行りのクラウドファンディングを始めた!https://readyfor.jp/projects/rakugo5963ところが、私は世紀のネット音痴!クラウドファンディングのやり方が分からない!たけ平師匠を私ゃとやかく言えない!…というわけで本日の午後、微々たる金額ではあったのだが、テイトに直接お金を持っていった!まあ今日は暑かった…。店長の菅野さん。私が行ったら非常に喜んでくださった。…と同時に”色々な意味”で、かなり憤ってもいた。そりゃそうだろう。存続の危機だもの。焦りもあるだろうし。でも、私が店内にいた僅かな間に数名のお客さまが来店して、CDは結構売れていたし、かく言う私もCD買った(笑)。-----------------------------------------------------------不謹慎な話だが、もしテイトが潰れたら…これはあくまでも個人的な意見だが「東京演芸界の”終わりの始まり”」になる危険性が非常に高いと思う。そして「落語は好きだけどYouTube&配信でいいや。CDも店舗に行って買わなくていいや、Amazonで!」という…演芸好きの風上にも置けない演芸好き(何だ?)が大繁殖してしまう危険性も含んでいるだろう。またTwitterを見てみると、想像以上にこの事態を深刻だと受け止めていない噺家および演芸関係者(評論家)が多いことも気になる。つまり何も呟いていないってぇことネ。ここはひと肌脱いでもらいたいと、私は思うんだが…。やはり「演芸は生で聴くに限る」ということと同時に「CDも生で選ぶに限る」ということも強くアピールしたほうがいい。落語のCDのジャケ買いも面白いし。関東近郊の演芸ファンの方は、微々たる金額でもいいからクラウドファンディングに協力してもらいたいものである。やり方分からなかったら、今週中ならばお店に直接お金を持って行ってもいいみたい(笑)。来週からしばらくの間、引っ越し準備→店舗移転でお休みになるようなので。店舗が移転したら、また顔を出してくるか…。
2022年08月31日
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東京落語界の至宝が、とうとう亡くなってしまった。この師匠が亡くなられたことにより、大東亜戦争前に入門した噺家は一人もいなくなってしまった。本当に残念でならない。享年93。寝たままの大往生だったとのことなので、ほとんど苦しまずにあの世に逝かれたのであろうという、その点だけはホッとしているところもある。しかし「金翁師匠」と書くのは、いくら頭で分かっていても若干の違和感は拭えない。やはり「四代目三遊亭金馬師匠」と書くのが、しっくりくる。70歳以上の方だったら「小金馬でしょ?」と言う人が山ほどいるに違いない。ウチの両親は「金馬」というと、未だに三代目を指すんだからどうしようもないやネ(苦笑)。-------------------------------------------------------------んで、金翁師匠。テレビ創成期からNHK「お笑い三人組」で国民的人気者になり、テレビに映画に舞台に大活躍。プラモデル好きとしても有名で、フジテレビで日本のプラモ黎明期に放送していた『陸と海と空』という、プラモデルを紹介する番組の司会もやっておられた(スポンサーはマルサン)。”馬がしゃべる”でお馴染みの「ミスター・エド」の吹き替え。東宝の青春ドラマの脇役。一時期(前田武彦時代)「笑点」のメンバーだったこともある。とにかく、テレビ草創期を代表するタレントの一人であったことは言うまでもない。近年は、私が毎度礼賛している(私ゃ番組ヘビーウォッチャーでもある)BSフジ「クイズ!脳ベルSHOW」での大活躍が忘れられない。問題の出題者としてVTR出演されたこともあったが、回答者として4度ほど出演されたかと思う。今年5月にも金翁になって初めて出演し(回答者の最高齢記録を更新した)相変わらず司会の岡田圭右と軽妙なやり取りを魅せて、私も非常に安心していたのだが…。これが、おそらくテレビ最後の出演になったのだろうと思われる。昭和42年に師匠の名跡「金馬」の四代目を襲名。その3年前の昭和39年(三代目金馬師匠が亡くなったあと)には長年所属した東宝名人会から落語協会に移籍した…と聞いているが、正式に落語協会に入られたのはいつなんだろう?落語協会のHPにもその記述がなかったし…。それで、その際に香盤のことなどで多少揉めたことがあったと聞いているが、詳しいことは分からない。----------------------------------------------------------------私も何度となく、上野・新宿・浅草・池袋・国立でその高座に触れてきた。「本調子かっこ」の出囃子に乗って、必ず途中でお辞儀して高座に出てくるのがお決まりだった。途中でお辞儀するのは、出囃子一杯(フルコーラスと同義)でキチンと上がるためだったとのこと。つまり途中のお辞儀でタイミング調整をしていたということだったそうな(これはたけ平師&三朝師から聞いた)。よく聴いたのは「権兵衛狸」「四人癖」「親子酒」「長屋の花見」「長短」あたりかな?初席だと「七草」とかも演っていた。トリで三代目譲りの「藪入り」、あと浅草で「愛宕山」を聴いた記憶もある。テレビの「日本の話芸」(NHK教育)では、今年に入ってから「ねぎまの殿様」を演っていたっけ。あと私の手元には、これまた林家たけ平師匠から譲り受けたⅤで、東京落語会での「池田大助」もある!こんなこと書くのもアレだが、決して「名人上手」の噺家ではなかった。三代目金馬師匠の”あの巧さ”に比べると、どうしても劣るという部分はあったし、オールド落語ファンからの評判も芳しいものではなかった。しかしながら…これも書くと「偉そうなことォ抜かしやがって!」というお叱りも受けるかもしれないが、私が生で落語を聞き始めた当初から、金翁師匠は「だんだん落語が上手くなっていった」と思うのだ。つまり70代前半~80代後半にかけてが、この師匠の藝の「人生最大の上り調子」だったのではないか?と思わずにいられないところがあるのよ、本当に‼あの濁声の温かさ、落語自体の面白さを信じて変な入れ事を一切しない、ストレートな楽しい高座が今でもありありと思い出される。もう寄席で同じ空気を吸えないかと思うと、胸が潰れる思いがする。-----------------------------------------------------------------マクラで「お客さまに『ああ、金馬だぁ。……あいつ、まだやってんのか?』って言われる」とよく言っていたが、本当にまだ生きてて(演ってて)もらわなきゃ困る師匠だった。実を言うと…まあ全く話を通していないことではあったのだが、来年から「落語関係で別のある動き」をしようと計画していて、孫弟子の三遊亭ときん師匠経由で、金翁師匠に話を聞きたいな…と思っていた矢先の訃報であった。本当に悲しいことだ。これでとうとう、あの世で「お笑い三人組」再結成になった。今ごろ…まだあの世に到着しているか分からないが、着いたら三代目猫八師匠・一龍齋貞鳳先生、そこに武智豊子・桜京美の4人が迎えることになるだろう。寄席に行きゃ三代目金馬師匠のほか、名人上手がウジャウジャいるんだから、こりゃ大変だろうよ(苦笑)。金翁師匠、長い間お疲れさまでございました。楽しい高座をありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2022年08月27日
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私の長年の落語仲間である、落語作家の井上新五郎正隆先生が、ついに!落語本を上梓した。それにしても、タイトルのインパクトが凄いもんである(笑)。「何とかの一心、岩をも砕く」じゃないけれど、井上さんは夢をある程度、実現させちゃったんだから凄いことだ(笑)。こうして落語本を出した井上さん、歌謡ショーの司会や落語会のプロデュースをしている私…。毎度同じようなことを書いてるが、Twitter上でウダウダ文句を言ったりしているだけでなく、実際に金を使い、常に動き、人と接してきたからこそ”私たちの夢は実現できた”ということは言えるだろう。小さな夢だけどさ(苦笑)。井上さんご本人から「感想よろしく!」みたいに言われていて、実は数週間前から感想文の中身を練っていたのだが、どうにもこうにも上手く書けなくて、延び延びになってしまっていた。---------------------------------------------------------------仲良くしている人が初めて出した本なので、手放しで褒めようと一生懸命読んだのだが…賞賛すべきところと「????」という箇所が半々ぐらいだった…と言えるだろうか。まず何に驚いたかというと、井上さんの「自己顕示欲の凄さ」!頭からあとがきまで、普段私と話す際はあれだけ静かで穏やかな人が、もう文章から、あるいは文と文の間から「俺が!俺が!」という自己アピールがバシバシ飛んできたのだ(笑)。「今まで20数年、心の中にあった鬱積した感情が大爆発したのかいな?」と思わずにはいられないほどの自己PRが、強く印象に残った。でも、この自己顕示欲は間違った料簡ではない。むしろ正しい!これぐらい書いてくれなきゃあ!いいのいいの、これで!「喋ると穏やか・文章は過激」は、立川志らく師匠に近いかも。逆に私は「喋ると過激・文章は穏やか」なので、談春師匠の系統なのかもしれない(笑)。----------------------------------------------------------------この本の90~91ページに書いてあった、井上さんが三朝師匠に書いた初めての擬古典作品「殿様いらず」のサゲを作ったのは、この私(笑)。本文に書いてあったが「本編は順調に書けたのだが落ち(サゲ)が決まらない」と電話があったことは、よく覚えている。それで私が「どんな話なんですか?」と聞いて、百姓一揆がどうのこうの…とおっしゃったので「それじゃ『徐々にゆっくりとやろう。もう一揆(一気)はこりごりだ』しかないんじゃないですか?」と言ったら、採用されてしまったというわけ。この件は読んでいて「井上さんに悪いことしちゃったかな?」と妙な汗が出てきてしまい、こないだメールで弁解した(笑)。------------------------------------------------------------------あと、これから書くことは井上さんに事前に電話で「ひとつだけ差別的な酷いこと書きますよ」と許可を貰っているので、あえて書くことにするが…。99~100ページに「子供のうちから落語に身近な東京人と、身近にない田舎者とでは感性に差がつく」という件があった。井上さんは新潟県のご出身。新潟はかなり落語IQの高い地域で、白鳥師匠や扇辰師匠も輩出している。しかし!はっきり言わせてもらうが、地方出身の方が江戸の料簡をどんなに頑張って体内に入れても「最終的に東京出身に勝つことはできない」と私は思う。井上さんは、東京出身だということを露骨にアピールし、田舎をバカにする人は、自分が東京人だということだけにしか縋れない人なのだろうと書いていた。これは当たっている。なぜなら私がそうだから。ワハハハハ‼‼ただ、地方出身の落語好きの人が「江戸の粋」を大上段に構えて直接話してこられたら「解りもしねえくせに、田舎もんが何ィ抜かしやがる!」と、私は100%ブチ切れるとは思う(苦笑)。…井上さんは、絶対そういうこと言わないから大丈夫よ(笑)。私が敬愛していたり、テレビ見てて「いいな」と思った人は、大体が東京(せめて神奈川・千葉・埼玉あたり)出身だった。数十年にわたり尊敬してやまぬ、立川談志師匠に高田文夫先生。コロムビアトップ・ライトのご両人。歌謡ショー司会の玉置先生に宮尾たか志先生、ハーモニカ漫談の青空たのし先生。ビートたけし、関根勤、小堺一機、さまぁ~ず、飯尾和樹という方々にも、東京の匂いが感じられる。いま現在、私がもっとも仲良くしている林家たけ平師匠。小~中の後輩の三遊亭司師匠。らくごカフェ仲間の柳家小傳次師匠。キレの良い口跡の立川こはるさん。らくごカフェのオーナーの青木さん。演芸評論の長井さん・和田さん・瀧口さん。そして活動弁士の坂本頼光先生。あと演芸関係じゃないが、日大商学部の刑部芳則准教授。上記の私の仲良しの演芸関係の人は、人それぞれ性格も違うし、芸に対するベクトルも違うところがある。しかし根底に流れている喋りや呼吸の間、あと感性と照れ。これは間違いなく「東京の人の匂い」なんである。数少ない例外は、たけ平師と並ぶ友人の春風亭三朝師だろうか。あの人が大分県ってのは、聞くまで意外だったもの。私が直で接した演芸関係者で「東京の人の匂い」が最強&最大だったのは、やっぱし談志師匠になるだろう。東京人の性格のいいところ・悪いところが両方あったものね。たけ平師匠も、意外に(失礼!)談志師匠に認められていたと聞いているし、私もいろいろと認めてもらったのは、やっぱり歌の趣味は二の次で「東京出身だったからかな…?」とは思う。井上さんの感性は、確かに私やたけ平師匠とは微妙に異なる。夏丸師匠や真紅さんも微妙に異なる。でも我々はそれをバカにしたりはしないのに、なんで東京人に対抗意識をメラメラと燃やすような件を入れたのだろうか?この件だけは井上さんに申し訳ないが、入れなくてよかったと思う。-------------------------------------------------------------個人的には、第二章「全二十六席のかんどころ」が面白かった。私は井上さんの会にはかなり足を運んでいるが、仕事の都合で行けなかった回でネタ下ろしされた噺、あるいは今まで聴くチャンスのなかった噺はこの本で知ることとなったので、非常に面白く読むことができた。活字になって「そういやぁ聴いた聴いた!」と思い出す噺あり、数回聴いて、脳裏にガッチリ残っている噺あり、改めて読んでも「なんだこりゃ」となる噺…といろいろあった。…「なんだこりゃ」となったのは、ほぼ夏丸師匠の噺ね(笑)。個人的にだが、井上作品をひとつ選べ…と言われたら、やはり「御落胤」だろう。次点が「まんぷく番頭」「千両泥」かな?「御落胤」は初演は柳家小せん師匠で、先々月だったかカフェで柳家一琴師匠でまた聴けた。両師匠とも、今の東京落語界で抜群の巧さを誇る噺家さんだから面白おかしく聴けて、また「練られれば練られるほど面白くなる」という”落語の凄さ”を、眼前に見せつけられたのを覚えている。一席選ぶとなりゃ、やっぱしこれだろうね。批判も賞賛も両方書いてしまったが、どっちにしても私に落語本の執筆依頼は永久に来ない(笑)。だから本を書くチャンスに恵まれ、その本が出版され、落語好きの間でかなり話題になっている…という”それだけ”で、井上さんはもう、落語好きの勝ち組よ。3,300円と結構なお値段の本ではあるが(笑)都内の落語会に頻繁に通われる方は、読んでおくべき本ではないだろうか?9月25日(日)には高田馬場「ばばん場」で、出版記念落語会もあるそうです。私はもちろん行きますよ、夜勤明けで(笑)。
2022年08月15日
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