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ハナ肇とクレージーキャッツの素晴らしさ。今さら私がここで居丈高に書いたとこで、小林信彦氏や佐藤利明氏に敵うわきゃない。到底ない。全くない(苦笑)。これからここに、世間の誰もがクレージーに対して思うことを100%トレースして書くようなもんだが、今日の昼間に突然に入ってきた悲報を聞き、どうしても書かなきゃならないという欲に、いま物凄く駆られている。てなわけで、まず私とクレージーの出会いから書く。とはいえ、私は昭和54年(1979年)生まれだから、クレージーの全盛期を見てるわけじゃない。全盛を見ていたのはウチの両親ね(笑)。小学1年のとき(昭和60年)、私は当時(今もだが)ドリフの信者だった。「8時だョ!全員集合」は終了3カ月前のギリで、日本青年館(旧)での生放送の生観覧に間に合っている。その「全員集合」も、月イチのフジ「ドリフ大爆笑」も心から楽しみにして見ていた。そんな6歳児に、ある日突然、父が1本のVHSを持ってきた。「お前の大好きなドリフの先輩だよ」と言って。それが「クレージーキャッツ・デラックス」。今でもDVDで販売されている、大瀧詠一氏が監修した東宝クレージー映画の名場面集のビデオ。これを見て、私は完全…というほどでもないが、7:3ぐらいでクレージー贔屓になったのだ。そのビデオには、確か当時の父の職場の同僚の方がダビングしてくださったのだが「ニッポン無責任時代」「日本一のホラ吹き男」「日本一のゴマすり男」も入っていた。当時は小さすぎたので、呑気なサラリーマン生活とか浜美枝との恋愛場面などは理解できなかったが、とにかく植木等という人から発せられる陽のオーラ、そして数々の名曲と高笑い、鮮やかな色のスーツ姿に、すっかり虜になっていた。今も私の笑い声が異常に大きいのは、植木御大のせいなのだ(笑)。真似し続けたせいで。そのビデオで、谷啓がクレージーのメンバーだったことを知り、またハナ肇がグループのリーダーで「正月の『かくし芸大会』で銅像になって殴られている人」と一致したのも小学1年(笑)。んで、そのときちょうど…今でもYouTubeに上がっているかもしれないが、フジで「アッと驚く!無責任」という特別番組が放送されたのを見たのを、よく覚えている。いま考えたら、なんというタイミングだったのだろう(苦笑)。そのビデオとリアルタイムの特番を見れば、ファンになるのは当然の成り行きだよ、こりゃ。そして小6のとき(平成2年)。「スーダラ伝説」で植木等が不死鳥のごとく蘇った。久しぶりに出場した「第41回NHK紅白」では瞬間最高視聴率を取り、第一線に帰ってきた。翌平成3年(1991)にTBSで放送された90分特番は、今でも録画したテープを大事に保存している。しかし僅か2年後の平成5年(1993)9月にハナ肇が63歳の若さで急逝。翌年には石橋エータローが66歳でこれまた急逝。平成8年(1996)には安田伸が64歳で。平成19年(2007)に植木等が80歳で、平成22年(2010)には谷啓が78歳で、その翌々年の平成24年(2012)に桜井センリが86歳で…それぞれ天国へ旅立っていった。この間、櫛の歯が欠けるようにメンバーが亡くなる寂しさを、私はクレージーグッズのコレクションで埋めようとしていた。そのコレクションは、今でも手元に全部ある!レコード・CDは勿論、ソノシート(非売品含む)から映画のポスターから…そりゃもう大変なもんよ。-------------------------------------------------------------それで本題…マクラが小三治師レベルで長すぎる!反省反省。なぜクレージーが好きか。これはもう「品格」の二字に尽きる。下ネタ全くなし、スマートにオシャレにカッコよく笑わせる。これよ。そういや今から26~27年ほど前、TBSの対談番組で俳優の佐野史郎さんが(この人は熱烈なゴジラ&クレージーファン)植木御大に「クレージーは品があるので…」みたいに言ったら「…『上品だ』って言われたのは、あなたが初めてですよ!『下品だ』とはよく言われたけど…」と植木御大が言ったのを思い出した…。でもクレージーは品があると言い切っていい。そこから比べると…私はドリフ信者でもあるが、ドリフはやはり子供向け…の匂いはどうしてもある分、クレージーより少しだけ評価が下がってしまうとこがあるかもしれない。つったって、クレージーが100なら、ドリフは98ぐらいの差よ。誤解のないように。…本題がこれだけで終わってしまった!これまた反省…反省…。---------------------------------------------------------------今日の昼間。最後のメンバー、犬塚弘さんの訃報が入ってきた。享年94。もう大往生という年齢であることは間違いない。確か3年前だったか、役者業を引退するというニュースを見たのは覚えている。奥様を亡くされていたのは又聞きで知っていたが、お元気で余生を熱海で過ごされていると思っていたので、突然…という感じの訃報に、非常に激しく動揺してしまった。「一時代が終わった」という常套文句。今まで私のブログでも佃煮にするほど使ってきた。手垢が付きまくった言葉の筆頭に来る言葉かもしれない。でも今日ほど、この言葉が頭の中に大きく激しく響いたことは未だかつて無かった。ショックでオペミスしそうになったほど。犬塚さん。クレージー第4の男とも言われ、大映で主演映画もあった。背が高く、手足が長く、ウッドベースを肉体の一部のように軽やかに演奏する姿に痺れたものだ。クレージーの活動が減ったあとは、松竹「男はつらいよ」の脇役で、その姿を桜井センリ氏と共によく見たものだ。タクシーの運転手さん役とかが多かったような記憶があるが…。テレビの2時間ドラマ、レギュラードラマでも脇を締めていて、真面目で実直そうな役柄が絶品だった。あと一度「志村けんのバカ殿様」にゲストで出たことがあって、テレビ前で「クレージーとドリフの共演だ!」と興奮したのを思い出す。貧乏長屋で臥せっているお父っつぁん役だった。それこそ、ハナ肇とピーナッツの「おかゆができたわよ」を髣髴とさせるやり取りをしていたっけ。---------------------------------------------------------------ついに、天国でクレージーキャッツ再結成となった。おそらくリーダーが「ワンちゃん!やっと来たか!遅せぇぞ!」とかドラムの前で言っているはずだ。植木御大も高笑いしているだろうし、谷啓御大はトロンボーンを手にして笑っているだろう。サックス持った安田さん、ピアノの前の石橋&桜井コンビ…。白スーツの上下に黒のリボンタイ、あの日本人に生きる活力を与えまくった「七人の侍」が揃ったわけだ。横にはザ・ピーナッツ、青島幸男、萩原哲晶、宮川泰…そして渡辺晋。全員いるんだもんねぇ(号泣)。あっ!あと奥さまもいるのか…(汗)。先だっての財津一郎さんもそうだが、エンターテイナーと言える人が次々といなくなってしまう。谷村新司さんもそうだ…。クレージーは伝説になってしまったが、あの爆笑コントと映画、そして名曲の数々は生き続ける。それを我々は語り継ぎ、興味のない人間に強制的に徹底して教えなくてはならない義務がある!犬塚さん。長い間お疲れさまでした。楽しい演奏やコントを魅せてくださり、ありがとうございました。心からご冥福をお祈り申し上げます。
2023年10月27日
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古今亭志ん橋師匠をはじめ、谷村新司さん・財津一郎さん・もんたよしのりさん・BUCK-TICKの櫻井敦司さん……と、一時代を築き上げた方々の訃報が相次いで入ってきたが、ちょっとここに追悼文を書く時間が取れなかった。それは…5か月ぶりのポッドキャスト復活に動いていたため!自力での復活は…もう本当に大変だった。金銭面のみならず「覚えなきゃならないこと」のテンコ盛りだったもんで(苦笑)。そして、やっと…やっと!本日復活であります(涙)!林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 (seesaa.net)番組内でも説明させていただきましたが、3月末から番組収録を行っていた東京・江戸川橋のスタジオ「スタジオポッド」社長の遠藤さんが、6月初旬に病に倒れ、7月8日に急逝されました。 機械オンチの我々2人は、遠藤さんの急逝に大きなショックを受けると共に、もう自力でポッドキャストを復活させることはできないと、半ば諦めており…。しかし様々な方から「番組はいつ復活するんですか?」という問い合わせが多々あり、私もどうすればいいのか……と非常に悩んでおりました。そこへ手を差し伸べてくれたのが、私の職場の同僚!彼のおかげで、何とか自力で番組を復活させることにこぎ着け、今回こうして収録することができたわけです。5月24日に収録した林家たけ平師匠ゲストの回は、残念ながらお蔵になってしまい、たけ平師匠は(いつになるかはまったく分かりませんが)ゲストとして再度お越しいただくことにして、今回は「第1回と第2回の中身」を改めて…という感じで話しております。今後とも当ポッドキャストをご贔屓・お引き立てのほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。なお、今回からブログだけでなく「stand.fm」にも音源をアップをしていくことにいたしました。林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fmあとⅩ(旧Twitter)でアカウントも設置いたしました!こちらも何とぞよろしくお願い申し上げます。フォローとか…でしたっけ?ホントにⅩ(旧Twitter)は分からない…(苦笑)。https://twitter.com/h3yosebanasi
2023年10月25日
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テレ東の看板番組のひとつで、私も十数年間、ほぼ欠かさずに見続けている「モヤモヤさまぁ~ず2」が、今月から毎週土曜の11時30分~12時15分という枠に引っ越した。なんと、これで9回目の枠移動(引っ越し)だという。往年のテレ東の人気番組も、放送枠を移動したことがあるのは知っている。「なつかしの歌声」も「人に歴史あり」も何度か枠移動をしているし。しかし…枠移動9回ってのは多すぎゃしないかえ(苦笑)?いま現在は削除されてしまったようだが、YouTubeのテレ東公式チャンネル(だっけ?)に枠移動の理由を説明するオリジナルの動画があって、それによると伊藤P(今は制作局長になったので伊藤k)が「再放送のイメージがある『死に枠』を『モヤさま』に開拓してもらいたい」ということで枠移動を決断したらしい…。本来だったなら数字的な問題・制作費などの問題で、おそらく打ち切り・番組終了という選択もあったのかもしれない。しかし、テレ東に多大な貢献をしてきた番組を…しかも(多分)テレ東の制作上層部の”出世の足掛かりになった番組”を簡単に終わらせてはいけない!…ということでの決断だったのだろうと思われる。というか、そう思いたい(笑)。---------------------------------------------------------------聞いたところによると、この土曜のお昼枠に移ったら、それまで全国ネットだった「モヤさま」が関東ローカル番組に格下げ?になってしまったようだ。おそらく多くのクレームもあるだろう。地方の人は「ネットもテレ東」か「ティーバー」(だっけ?)で見てくださいということなのかもしれないが、これは番組寿命を著しく縮めてしまう要因になってしまうのではないだろうか?そして放送尺がコロコロ変わってしまうのも、ディープな視聴者(つまり私だ)からしたら、どうにもイライラしてしまう。今までの火曜23時06分時代は「49分」だったのだが、今度から「45分」になった。この4分の短縮というのも嫌なものだ。CMを抜いたら、45分尺だと「実質36分前後」の放送尺になる。前の49分尺だと「実質40分前後」という感じか。長い間、日曜18時30分~19時54分という長尺番組だったがゆえ、それで慣れてしまった身としては、今の尺はあまりに短い。確かに90分枠は…以前もここに書いたが、ちょっと長くて内容が散漫に感じられることはあった。しかし現在の短い尺だと、何か消化不良感が残ってしまうのである。それは短くなったゆえに、この番組のかつての基本フォーマットが無くなってしまったのが、大きな原因かもしれない。オープニングがあって、さまぁ~ずが挨拶をし、田中アナが横から入ってきて今日巡る場所を紹介。そして視聴者からのハガキなどを紹介して、ひと悶着?あってからの街ブラスタート…というのが導入部だったのだが、これが尺が短縮されたら無くなってしまった。これの”あるなし”によって「『モヤさま』を見ている感」が著しく減ってしまうことに気づいたところがある。-----------------------------------------------------------------放送枠を変えてでも番組を続けてくれる…という、その一点には感謝したいが…。この番組は閑職に追いやることなく、いい時間帯で、ある程度の尺で放送してもらいたいものである。せめて、どこかの曜日の21時台で54分枠(実質46分程度)は最低でも欲しい。ある程度の長い時間は見ないと、充実感とか満足感は得られない。私はそう思う。基本フォーマットを復活させれば、面白さだけでなく満足感がすぐ元に戻るだろうから。今月から月~金の深夜に始まった、90秒尺(!)のスピンオフ番組じゃ、私の中の満足感は埋まりませんよ(笑)。
2023年10月12日
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昨年末に受注生産で作成した「なつかしの歌声・放送全記録」の「増補改訂版」。さすがにもう、これ以上の情報が入ってくることはないだろうし、書き直しも訂正もないだろうと踏んでいたら…この期に及んで、とんでもなく大きな「抜け」が発覚してしまった(涙)。すでに「増補改訂版」をご購入くださった方にのみ、訂正をした箇所を無償でWordで送り、お詫びを願ったのだが…。しかし…1980年代後半に放送された単発特番なのに、テレ東に映像が残っていなかったというのは、本当に驚きだった。この「増補改訂版」は今年4月以降、特に新規購入のご連絡をいただけなかったので、その旨を記したブログ自体を数件だが削除してしまった。おそらく今後もご注文は来ないだろう…と踏んだためである。「増補改訂版」をご購入くださった少数精鋭の皆さま、心よりお詫びを申し上げるしだいであります(涙)。そして、この情報をTwitter(X)上で第三者に流さないよう、重ねてお願い申し上げます!
2023年10月10日
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「お江戸日本橋亭」:: 落語・講談・浪曲・義太夫など伝統芸能を体感できます。 (ntgp.co.jp)寄席演芸ファンは既にご承知かと存じますが、今年の年末で「お江戸日本橋亭」が建替のため、一旦クローズとなります。9月3日の湯島天神での「謝樂祭」の際、永谷商事の方にお目にかかったので聞いたところ「建替は何年かかるか、社員のところにまで話が下りてきていない」とのこと…。新しいお江戸日本橋亭が出来るまで、最低でも数年の時間はかかりそうです。というわけで!12月4日(月)は昼夜連続、いつものチームが総力を結集した超豪華公演2本立がございます!これはですね…昼夜で見ないと、基本的には意味がないという公演になっております(笑)!日本橋亭の見納めに、そして年忘れの笑い収めに!是非ともご来場くださいませ!まず昼の部はこちら。「平日午後寄席~真打二人会~」出演…林家たけ平、春風亭三朝 (ゲスト)桂夏丸開場…13時 開演…13時30分 終演…16時ごろ?たけ平師匠は「芝浜」を、三朝師匠は「掛取萬歳」をそれぞれネタ出ししております。暮れらしい大ネタをたっぷりとお聴きになれますよ~!通常はたけ平師匠と三朝師匠が二席ずつ演りますが、今回は日本橋亭のファイナルなので、特別に夏丸師匠がゲスト出演!何を演るかは、お楽しみィ…というこって。---------------------------------------------------------------そして、夜の部は吉例のこちら!そして豪華版!「第29回・歌で綴る昭和&平成の時代」出演…林家たけ平、桂夏丸、神田真紅、桂しん華 (ゲスト)春風亭三朝 (第2部司会)林田雄一開場…18時 開演…18時30分 終演…20時45分ごろ?第1部…「落語・講談競演」第2部…「年忘れ!懐かしのヒットパレード」2015年10月の第11回大会から、このお江戸日本橋亭をホームとして開催してきた「歌で綴る」、今回で”しばしのお別れ”ということになります!昼夜コラボってことで、我らが春風亭三朝師匠が「歌で綴る」に初参戦!おそらく三朝師匠が客前で歌を歌うのは、かつて数回にわたって開催された、落語協会カラオケ部公演「歌まみれ」以来ではないかと思われます!久々にゲスト歌唱もありますので、いつもより3割増の中身でお送りできるかと思います。だから私はおそらく歌えません!日本橋亭の最後は司会に徹することにいたします(笑)!さて、ここからが重要。予約の仕方であります。上に載せたチラシにも書いてありますが、ご予約は下記の携帯番号およびアドレスにまでお願いいたします。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp090-4183-2028 (←できればショートメールで)このご予約の際に、「氏名」「連絡先」「人数(枚数)」のほかに「昼の部のみ」か「夜の部のみ」か「昼夜連続」かを必ずご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。昼の「平日午後寄席」は(予約)2,000円 (当日)2,300円夜の「歌で綴る~」は(予約)3,000円 (当日)3,500円昼夜連続でのご予約は、普通は5,000円なのですが、年末特別大サービスということで、4,500円とさせていただきます!…脅迫するわけではありませんが(笑)、昼夜でご覧になったほうが確実にお安く、またお得です!開催まで2か月を切りました!年末の有給休暇申請は、そろそろしておいたほうがいいでしょう!有給でも仮病でもズル休みでも何でも構いません(笑)!是非ともご来場くださいませ!
2023年10月10日
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昨年開局した、吉本興業のBS局である「BSよしもと」。私は関西の笑いは基本的に受け付けない身体なので(ただし一部の上方落語は別)殆ど見ることはないのだが、1番組だけ毎週録画しているものがある。それが土曜昼間に2本放送される、往年の「花王名人劇場」の再放送。昔の番組がノーカットで見られる喜びは、この性格の人間からしたら、何物にも代えがたい。ただ「BSよしもと」が放送するので、吉本芸人が全く出ない(携わらない)回は再放送されない。そこが玉に瑕ではあるが、本当に貴重なVTRを毎週キレイな画質で見ることができる。漫才やコントだけでなく、落語特集回も大量に再放送されていて、東京の大御所の数多くの高座も流れた。---------------------------------------------------------------だからと言って、ここに毎週感想を書く…ということはしないで、ただ単に見ていただけだったが…9月23日(土)に再放送された回は、東京の演芸ファン・落語ファンにとっては狂喜乱舞アンド欣喜雀躍(笑)というものだった。「さよなら圓鏡・きょうから圓蔵~橘家圓蔵襲名披露~」(昭和57年10月10日放送)話には聞いたことがあった回だったが、通しで見たのは初めて。「平井の師匠」こと、橘家圓蔵師匠が八代目圓蔵になったときの記念番組。番組の流れは以下のとおり。「ご挨拶(圓蔵襲名までの経緯)」 圓鏡「道具屋」 圓鏡「披露口上」 談志・五代目圓楽・志ん朝・圓蔵・仁鶴・枝雀「鼠穴」 圓蔵圓鏡と圓蔵の表記が混在しているのは、番組の表記に沿ったため。最後が、あまりニンに合っているとは思えない「鼠穴」だったのがちょっと疑問だったが(個人的には「寝床」とかがよかったんじゃないかと…)とにかく物凄い内容だった。んで、何が凄いって披露口上である。いわゆる戦後の落語四天王が勢ぞろい!この4人が揃ってるのは昭和54年(1979)12月に放送されたTBS「すばらしき仲間」と、これと2本だけしかないのではなかろうか?しかも司会の家元、志ん朝師匠、圓楽師匠…全員揃ってロクなこと言わないという(爆笑)。披露口上の場合、普通は主役は真ん中で黙って頭を下げているだけだが、圓蔵師匠は各人にツッコむだけツッコんで、大爆笑を巻き起こしていた(笑)。東京勢に対抗…っつうわけでもないだろうが、大阪勢の2人も…そらもう酷いことばかり言っていた(笑)。なかでも最後に挨拶をした枝雀師匠は「私は大阪の人間ですので…別に(圓蔵師と)これといった関係はないんでございます」と突き放し(爆笑)、それを聞いた司会の家元が大喜び!とにかく、これほど豪華でこれほど全員が酷い口上(苦笑)を私は他に知らない。そして大爆笑した後に「そうか…もう全員(この世に)いないんだ」と猛烈な悲しさ・寂しさに襲われた。これは番組ラストのカットだが、もう…この並びを見ただけで…涙、涙である…。私にしてみりゃ「初代ウルトラマン・セブン・帰りマン・エース・タロウ・レオ」が並んでいるみたいなもん!いつも言ってる「ヒーロー枠」大集結だもの…(涙)。「BSよしもと」に注文するのも筋違い…みたいな感じだと思うが、この枠では今後、是非とも「非吉本の回」も再放送をお願いしたいものである。…と書いて、いま気が付いた。今日は志ん朝師匠のご命日、しかも二十三回忌であった。時の流れは本当に早い…。
2023年10月01日
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