2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全42件 (42件中 1-42件目)
1

マダガスカルのグリーンクォーツです。このブログのかなり最初の方で、同じ時に手に入れた石を紹介しています。そのときと同じことの繰り返しになりますが、グリーン・エレスチャルとか、レイキ・クォーツとか呼ばれているようです。この緑の正体は、エピドート、アクチノライト(ビソライト)、クローライトであるとも言われています。一番よく見かけるのは「エピドート入り」です。持っている石の中には、エピドートらしい鉱物がくっついている物があって、なるほどエピドートかも……と思っていましたが、このたび、クローライトとカオリンに夜緑であるという説を発見しました。クローライトは、ヒマラヤ水晶に内包されていることでおなじみの緑色の鉱物ですが、どちらかというと写真の石のようなパステルグリーンというか、「抹茶ミルク色」ではなく、深い緑色です。そのため、いくらグリーン、クォーツといえど、クローライトではあるまい……と考えていましたが、カオリンが一緒となれば、ちょっと話が違います。カオリンとは、平たく言えば、磁器の原料。きめ細かく白い石なのです。これが混ざれば、クローライトが抹茶ミルクになる可能性もあるかも……。色で言えば、エピドートが一番近そうですが、色づき具合……針状、繊維状結晶が見えない、ふわりとしたきめ細かな色づきは、クローライト+カオリンに分がありそうです。さて、写真の石は、最初に申し上げたようにマダガスカルのグリーンクォーツ3号。何も3つも買わなくても……と思わないでもありませんが、一個数百円のだったこの石が、今では2千円以上に値上がりしていることを考えると、買っておいて大正解。……という無粋な話はさておき。1号、2号は、買ったときにみた石の中では、結晶の完成度と色づきがなかなか優れものでした。ところが、3号は、色づきは淡いし、形も完璧どころか、写真の裏側はごっそり破断面となっています。にもかかわらず、どうしてもチョイスからはずすことができずに一つ追加。まあ、安かった、と言うのもありますが。何がそんなに気に入ったのかといえば、まずその色合い。1号、2号に比べると確かに淡く、せっかくのグリーン・クォーツらしさも今ひとつではありますが、その分、透明感があるやさしい色合いです。そして、もうひとつは形。これも他の2つに比べると、どこがどうめをひくわけでもないのですが、何かを包み込むような雰囲気が、柔らかな色合いと相まって、「胎内」を連想させます。やわらかく、やさしく包み込み、育む。かっちりとした形と色合いの1号、2号とは対極の、それだからこそバランスをとる石であるのかもしれません。
2006/02/28
コメント(2)

先日登場しました、変なホネ、もとい、骨格(?)がちゃんと体をまとって完成しました。半立体くぉーつ君です。いちおう、ストラップになってます。からだのと手足の先は、フェルト、手足はカラー・コード。体には綿が詰めてあるので、ちょっとふかふかです。(水晶にあるまじき質感!)フェルトのチープな感じとか、縫い目がよろけまくりのへたくそかげんとか、……まあ、くぉーつ君の雰囲気なんじゃないでしょうか。一個を知り合いの石好きさんに差し上げたところ、さっそくカバンにつけて下さいました。一緒に石屋巡りをしながら、ふとしたタイミングでカバンのファスナーにくっついて手足をぶらぶらさせているくぉーつ君が目にはいると、何というか……癒されるというよりは「脱力」かも。このくぉーつ君がくっついた携帯電話では、たぶん、けんかできません。実は……ちょっと先のことながら、ブログの20万hit記念でくぉーつ君グッズプレゼントなんてのをやってみたいなと考えているのですが、こんなものを欲しいと言って下さる方はいるのやら。別のものも考えよう……。
2006/02/28
コメント(2)

ブラジル産です。ポリッシュです。ファントムです。ファセットは「ダウ」です。つまり、「シャーマン・ダウ」です。……たぶん。我が家のシャーマン・ダウ2号です。「石の意味」を気にしていた頃に探し出したもので、今ならば、「ファントムの美しさ」に軍配を挙げますが、そんな「目」で見ても、なかなかなんじゃないかと思います。我が家のシャーマン・ダウ1号はこちら。ファントムと石のフォルムのバランスは1号の方が上かもしれません。しかし、「ファントム」という言葉の意味合いからすると、「幻影」具合は2号の方が上。ファントムを形作る白いインクルージョンの密度はかろうじてファントムとわかる程度なのに、ちゃんとファントムが重なっているようすがわかる絶妙なバランスです。もうちょっときめが細かいと、ファントムの綿がはっきりわかるんですが、これはこれで、いかにも「ファントム」。ちょっと西日の光でチャレンジしたら、ファントムはくっきりで、しかも空気感のあるカットが撮れました。石の影の方向から、例の斜め後ろの光であることが、おわかりいただけるでしょうか。しかも、西日と言うことで、画面右からも若干光が入り込み、画面に広がりを出すことができたように思います。
2006/02/27
コメント(0)

……そうは見えないかもしれませんが、ヒマラヤ水晶です。しかも、ガネーシュ・ヒマール産。(たぶん。ネパール産であることは確かだと思います)ずんぐりドングリ型や先細りとんがり型はあれど、こんな風にえんぴつ状レーザー型は少ないのでは。ネパール産ヒマラヤ好きを自称する私も、見かけた覚えがありません。ブラジル・ディアマンティーナ産なら、同じくらいの太さ、長さのを持っていますが。まあ、他の産地ならば珍しくないえんぴつ状結晶ですけれど、さすがは(?)、ヒマラヤ。ひと味違います。写真をご覧になるとおわかりいただけるように、表面はでこぼこ。しかも先端は丸く(右上)、柱面は鱗状です(右下)。どうやらこれは、水晶の表面が溶けた蝕像のようです。これで、もうちょっと先端が溶けずに残っていると、ヒマラヤ水晶のトライゴーニックが拝めたかも……。それはさておき、この形状を見ていると、「ハリー・ポッター」に登場する「魔法の杖」を思い出します。魔法使いの杖というと、「ロード・オブ・ザ・リング」でガンダルフが持っていた長い杖だと思っていたのですが、ハリー・ポッターの持っていたような短いのも「杖」なんでしょうか……?しかもこの水晶の「杖」は、彫刻付。蝕像は、大自然が水晶に刻み込んだ彫刻ではないでしょうか。刻み込まれているのは、大山脈ヒマラヤの歴史か、それとも山の神の呪文か……。そんな想像も楽しいです。
2006/02/26
コメント(2)

雨です。出かけるのも面倒くさいし、写真も撮れません。……で、こんなものを作ってます。これ、な~んだ?(笑)もちろん、これで完成品ではありません。「何か」になります。なんだか、見覚えありませんか~?
2006/02/26
コメント(1)

ブラジル産のガーデン・ファントムです。だたの「ファントム」として売られていたのですが、個人的に、ファントムが緑色でも、中が透けて見えるようなものをグリーンファントム、中身がしっかり詰まっているか、透けて見えないくらい密度の高いものをガーデンファントムと呼ぶことにしています。その規定に照らせば、これは立派にガーデン・ファントム。しかも「生」(笑)、つまり非研磨。外側の水晶は、レムリアン・シードのように、ちょっと磨りガラスっぽく、ほんのり色づき、しかも一面おきの柱面に横筋(成長線)が出ています。でも、ファントム自体が、ガーデンを名乗れるだけあって、くっきりはっきりしているので、成長線の入っていない柱面からばっちり見えます。このファントムの特徴は、そのきめ細かさ。普通のガーデン・ファントムだと、内部のクローライトがスポンジ状にガサガサしているのが多いです。対してこの石は、ふんわりなめらか。普通のファントムがスポンジタイプならば、こちらは真綿タイプといったところ。ファントムのてっぺんに、喝サイトのような形をした、赤い結晶がひとつぶ乗っかっているのもポイントです。この石は、底面が45度位の角度で斜めに欠けている単結晶ですが、もとはクラスターだったはず。しかも、同じ時に同じタイプの単結晶を複数見ているので、クラスター全体がこんなファントムだった可能性が大。……なかなかかわいらしかったんじゃないかと想像しています。うーん、見て見たい……。
2006/02/25
コメント(0)

まだ、続いています石写真レポート。「石の撮り方講座」ではなく、あくまでも「レポート」です。念のため。何か参考になるところがあれば、どうぞどんどん試していただきたいのですが、「大好きな石を、きれいに撮る」がテーマであって、「石を見たままにきれいに撮る」のとは、ちょっとばかり違うので、ご注意を。だって、せっかく縁あって手元に来た石なのですから、きれいに撮ってあげたいですよね。そのための第一歩は、●石を、一番きれいに見える角度に固定する●視点を下げ、石が一番きれいに見える角度でカメラを構えるでした。次なるお話は「光」。いかに効果的な光を石に当てるか……。これは、大変重要な問題なのです。ここで、ちょっと話はずれますが、某有名石掲示板(現在休止中)におじゃまするようになったころからずっと、「イメージ的な写真だね」……と言われてきました。確かに一番初期は、懐中電灯をあてて石の部分をアップで撮っていたので自分でもイメージ的な写真だとは思っていました。ところが、太陽光で石全体を撮るようになっても、相変わらず「イメージ的だ」と言われることがあったのです。石全体を撮っているし、色はなるべく自然に見えるようにしているし、背景もモノトーンでシンプル路線だし (そのせいで男性っぽい写真に見えるらしい)、いったいどこがイメージ的なんだ……?……と、首をひねっていたのですが、ある石屋さんに、「暗いけど、きれいに撮れているね」と言われたことから、だんだんわかってきました。「暗い」というのは、画面全体が暗いのではなくて、影になっている部分が暗いということ、つまり、普通の鉱物写真は光が全体的にあたって、一か所が反射したり影になっていたりしないのに対し、私の写真は、反射したり、影になったりしているのです。どうやら、この違いは光のあて方にあるようです。当サイトの雑記を読んで下さっている方であれば、「光に透かすと」というフレーズを、幾度となく眼にされたことと思います。ここで言うところの「光に透かす」とは、手に持って太陽にかざしてみることではありません。写真を撮る際、光源が石よりも後ろにあるということです。上から見た図にするとこんな感じです。逆光……半逆光、あるいは、半透過光とてもいうのでしょうか。光(直射日光ではない)は、石の斜め後ろから射し込み、カメラの位置からは、石に反射した光と、石を通り抜けた光を捉えることになります。逆に「光に透かさない」場合は、こんな感じ。光は、私(カメラ)の後ろから差し込み、カメラの位置からは、石の表面に反射した光を捉えることになります。ふつう、旅行などでスナップ写真を撮る場合は、「光に透かさない場合」の光が一般的です。太陽を背にした人を撮ったら、顔が影になっちゃいます。そのため、写真を撮る場合も、自然と被写体に前面から光が当たるように置いて撮ってしまうことが多いのですが、透明感のある石に限っては、その通りではないと思っています。せっかく光を透す石なのですから、その美しさをちゃんと捉えてあげたい!それに、光に好かすということは、石の中を通り抜けてきた光を採ることでもあります。ぐちゃぐちゃ言っていないで、実例を見ていただきましょう。こちらが「光に透かさない場合」、こちらが「光に透かした場合」です。もちろん、同じ石です。雰囲気が違うのがおわかりいただけるでしょうか……。見た目に同じ写りなのは、「透かさない」方だと思うのですが、「透かした」方が、石が生き生きと写るような気がします。こちらのマダガスカル産アメシストのように、光に透かしてびっくり! サプライズ!……という場合もありますし。セラフィナイトやオーシャンジャスパーなどの不透明系の石は、さすがに光に透かせませんが、たいていの写真は光に透かして撮っています。光の方向を気にして、ちょっと写真を見直していただいても面白いかも。
2006/02/24
コメント(2)

「手のひらを太陽に~♪」ではなく、「手のひらに太陽を」です。なぜなら、今日のネタ石はこんな石だから。長さ4センチにちょっと切れるくらいのタンブルです。中には、確認できるだけで3か所のルチル・サンが入っています。ヘマタイトの結晶から、金色のルチルが放射状に伸びているものを、「ルチル・サン」というそうです。(今回検索してみたら、「太陽ルチル」の方がたくさんヒットしました)水晶の透明度もまあまあ、ルチルもぎっしり絡み合ったように入っていて、なかなかいいかんじなのですが、ちょっと残念なことに真ん中のあたりにミスト(水晶の白い靄のようなインクルージョン)が入っていて、写真に撮ろうとすると、それが光を反射してしまいます。肉眼ではもうちょっと見えているんですけど……。いわゆる「パワー・ストーン」の分野では、この金色のルチルは、「タイチン・ルチル」と呼ばれて、とても珍重されているそうですが、恐ろしいことに、とうとうルチルのニセモノが現れたという話を聞きました。……といっても、原石ではありません。カボションに磨かれて周囲をシルバーで巻いてあるペンダントヘッドなのだそうです。カボションの丸い部分と、底面の平らな部分で分離するように水晶をスライスし、そこに金色の線(これが何かはまだわかりません)をはさみ、スライスしたところをシルバーで覆ってあるのだそうです。まだその実物を見たことがありませんが、話を聞く限り、注意してみれば見破れそうです。まず、シルバーで巻いてなければ、スライスしたところが見えるでしょうし、ルチルが立体的に入っていれば、大丈夫と言うことです。「中国産の、シルバーで巻いてあるペンダントヘッドに注意」なのだそうですが……中国……情熱は、正しいところに注ぎ込んで欲しいものです。そんなことをしなくても、広大な土地から、いろんな鉱物が出てくるでしょうに……。
2006/02/23
コメント(2)

久しぶりにもの作り編です。こんな感じのポケット式の丸玉入れです。小さい丸玉は、ころころ転がってしまうし、複数持ち運ぶときも、ひとつひとつ袋に入れるのも大変です。そこで、とても簡単に、かつ、お安く作ってみました。材料費は「100円」(税抜き)。100円ショップってエライ!買ったのは、左上にあるような、紐で結んだランチョンマットです。材質は綿で、ちょっと厚め。(1)最初にランチョンマットを半分に切ります。(2)切った端は三つ折りにして縫います。(3)入れたい丸玉を用意し、左真ん中の写真のように実際に布にはさんで、 深さと幅をきめ、まち針などで止めておきます。(4)深さと幅が決まったら(赤線の部分)、さっさと縫っちゃいます。 ほつれてくるとイヤなので、ポケットの口の部分は、返し縫いで丈夫に。作業はこれでおしまい。あとは、丸玉を入れて、丸玉を入れたポケットの部分を芯にするようにくるくる巻いて……くるりんちょと丸めて紐を結ぶだけ。さすがにこれ単独で持ち運ぶのは危ないかもしれませんが、カバンや引き出しの中に入れておくなら十分だと思います。輪担った部分に巻くのに使った部分の布をうまく敷けば、簡易の丸玉入れにもなります。だいたい、3~3.5センチの丸玉なら入ります。いろいろな大きさのものを入れるときは、大小を交互にするといいようです。ランチョンマットが薄い場合は、切らずに二つ折りにしてまわりをぐるっと塗ってから同じように作ると良いと思います。応用編として、切らずに、ポケットの部分を深くすれば、レーザーなどの細長いポイント入れにもなりますよん。ランチョンマットを使えば、最初からまわりが塗ってあるので、楽なのです♪もちろん、お気に入りの布を買ってきて、丁寧に作るのもありですが。
2006/02/23
コメント(0)

フランスのフローライトと言えば、ブルー、あるいは、アルプスのピンクが有名ですが、今回のフローライトは、フランス産の黄色。それも、こっくりとした蜂蜜色。2004年の新宿ショーで、「本日の特価品」の中からゲット(笑)。最初に挙げたように、フランスと言えば、ピンクにブルーといったさわやかな色合いが頭にあったので、この蜂蜜色は、ちょっと意外でした。同じショーで、さわやかなイエローのモロッコ産フローライトも入手していただけに、なおさら。この石は、写真では裏側になっている面がごっそりかけているものの、フローライトらしいサイコロ型の結晶がわかります。この華やかな色合いと、端正な結晶の形が魅力ですが、サイコロ型の結晶は、端正すぎて写真に写すときは、どの方向から写したものかと、いつもあれこれ試してしまいます。写真の石は、それぞれの面の真ん中に透明な結晶をくっつけています。最初は水晶かと思っていましたが、結晶の形が違うようなので、別の鉱物かもしれません。それにどうやら、表面にくっついているだけではなくて、結晶の中にまで根を張っているようです。おそらく、フローライトの成長と競うように大きくなってきたのでしょうね。
2006/02/22
コメント(2)

2005年の新宿ショーの最後の伏兵……アフリカはマラウィの青黒水晶です。リーベック閃石(リーベッカイト)が針状に内包されているせいで、一見黒、しかし光に透かすとふか~い青に見えるのです。知り合いの石好きさんに見せていただいて以来、探していたのです。池袋ショーで、メテオラだなんだと散財した後に見つけて、撃沈されました。探していたけれど、あるとは思っていなかった……。最初に見せていただいたものは、リーベック閃石がもっと細く、まるでベルベットのような質感でしたが、これははっきりと針状で、光によっては黒から灰色っぽく見えます。慎重に光を選んで、やっと青く写すことができたので、お披露目です。この青い色の原因であるリーベック閃石は、実は石好きさんなら必ず眼にしたことがあるであろう石にも含まれています。この青黒い色合いに、見覚えがありませんか?それは……ホークアイなんです。ブルー・タイガーアイと呼ばれていることもありますね。タイガー・アイのグループは、クロシドライトという、繊維状の鉱物に石英が染みこんだものです。繊維が一方方向にぎっしり入っているために、あの独特の光の動きが生まれます。そして、クロシドライトとは、リーベック閃石が繊維状になったもののことなのです。ホークアイには、クロシドライトがそのままの色で入っているために青く、タイガーアイは、酸化しているために黄色~茶色になっています。(レッド・タイガーアイは、加熱してさらに酸化させてあるので赤いのだそうです)パキスタンの青水晶やアフガニスタンの青水晶も、クロシドライトによる青だと言われています。ホーク・アイよりも、ずっと石英の割合が多いというわけです。そして、写真の石はクロシドライトのように繊維状ではなく、針状なので、リーベック閃石ということになります。ところで、今まで「アエリナイト」のインクルージョンによる青だと言われていたスペインのマラガの青水晶に、「マグネシウム・リーベック閃石」のインクルージョン説が出てきました。ちょっと、色味が違うような気がするんですけど……。
2006/02/21
コメント(0)

水晶の丸玉です。インド産ヒマラヤ水晶を磨いたものだそうです。丸玉がいくつも入った籠を見つけたときは、「ヒマラヤ水晶の丸玉か~」と、産地に惹かれていましたが、その中で一瞬輝いた虹の鮮やかさに、産地のことは忘れてしまいました。なんだか、やたらに派手な虹だったぞ、と籠をひっくり返すようにして探し出した丸玉は、クラックだらけで(虹が出るのだから当たり前ですが)、クラックに泥が入り込んでいるようなところもあって、おまけに、よく言えば手磨きの味、悪く言えばへたくそにゆがんでいて、丸玉……というには、かなりラフな感じの石でした。3か所くらい貫入もあったりするのに、それが見どころにならずに、アラに見えてしまう見た目に損をしているヤツなのです。しかし、あんなこんなマイナス点を補ってあまりあるのが、この虹。真ん中あたりに思い切りよく入ったクラックに、バシッと派手な虹が出るのです。その虹が、石の丸みのレンズ効果によって拡大され、籠の底から、強烈にアピールしていたのでした。この虹に負けて家に連れ帰ってきたのですが、以来、この石ほど虹を撮りやすい石を、私は知りません。虹は光の反射で現れるので、写真を撮るには、虹が写るか、白く反射するかの瀬戸際で苦労することが多いのです。ところがこの石は、いつでもばっちり。虹を出し惜しみしないで輝きます。形のラフさも手伝って、素朴で気のいい明るい石……、そんなイメージがあります。
2006/02/20
コメント(1)

撮影セットの次は、石のセッティングです。ここらへんから、以前よりも新しい工夫が登場します。ちょくちょく写真に写り込んでいるので、おわかりの方も多いと思いますが、石を撮影する際、100円ショップで買った円錐形の木の先端を少し切ったものに、ミネラルタック(石を固定する粘土)で石を固定しています。左が切ったもの。右がそれに石を固定したものです。以前は紙の上に直接石を置いたり、石を買ったときに付けてもらった透明なアクリル台に固定したりしていましたが、最近では100円ショップの円錐が大活躍です。なぜ、ちょっと美的には難ありの木の台を使うかというと、いくつか理由があります。●安定が良い(下が広がっているので、安定します)●反射しない(アクリル台は、白く光ってしまって撮りにくいです)●セッティングの自由度が高い (先端にかけて細くなっているので、上の写真のように単に直立させるだけでなく、 大きく傾けたり、寝かせたり、いろいろな方向にセッティングできます)●高さがあるので、石を浮かせて撮ることができる。 (5センチほどの高さがあるので、石が浮いた状態になり、背景との間に距離をとることができます)上記の理由のうち、セッティングの自由度と高さは大きなメリットです。セッティングの自由度が高いと言うことは、石を、一番きれいに見える角度で固定し、撮影できるということです。たとえば、レンズのところで登場した、アマゾナイトのタンブルは、普通なら、このようにころりと転がして撮ることになります。次にこれを100円ショップ台(笑)に固定してみます。どうでしょう。ちょっと雰囲気が変わりませんか?もう一つ例を。薄っぺらなファーデンは、台を使わなければ、ぺたりと置くしかありません。台を使って立たせることで、光に透かすことができ、形もスッキリ見えてきます。自立しないポイントも、台を使えばこの通り。きれいなイシス・フェイスであることがわかります。台の高さも重要なメリットです。紙の上に直接石を置くと、どうしても斜め上から見下ろしてしまいがちになります。そういう角度で見てきれいに見える石も、もちろんありますが、たいていは横から見ると形がスッキリ見えるのです。それだけでなく、台に固定し、横から見ることで、石のまわりに空間ができます。空間の違いは、図にしてみると一目瞭然。この空間があることで、背景がぼやけて石が浮かび上がり、引き立つのです。(アマゾナイトのタンブル写真で比べてみて下さい)●石を、一番きれいに見える角度に固定する●視点を下げ、石が一番きれいに見える角度でカメラを構える「なんとなく」石を置いて、「なんとなく」撮るのではなく、「一番きれいに見えるように」セッティングすることが大切です!きっぱり!
2006/02/19
コメント(4)

アメリカは、ニューメキシコ州産のピンク・カルセドニーです。名前はピンクでも、「ピンク色です」と言うには淡く白っぽい色合いで、強いて言えば「桜」のような色。桜といえば、ピンクですけれど、実物の桜(ソメイヨシノ)の花びらを一枚、手にとってみても、それは白ではないようだけれど、ピンクと言うには淡い、それなのにたくさん集まると、確かにピンク色に見える色合いです。ちょうど、このカルセドニーもそんな色。白くはないけれど、やわらかく層を重ねることでほんのり色味を感じます。こんなやさしい色合いなのに、紫外線で緑色に蛍光するのだそうですが、蛍光した姿は見たことがありません。写真の石は、カルセドニーらしく輪を描くように結晶したものを選んだので、まるで花びらを重ねた花のよう。私にとっては、むしろローズクォーツよりも「女性」を感じさせる石です。カルセドニーは、成分としては水晶と同じですが、ずっと温度が低い環境で結晶します。いろいろ調べていたら、200度以上では水晶(石英)が晶出するが、人肌程度の温度ではオパールになるのだという説明を見つけました。オパールは、カルセドニーよりも低い温度でできるもので、厳密に言うと結晶していない石です。このことから考えると、200度以下~人肌以上……高温水晶と低温水晶のように厳密な境界ではないでしょうから、およそ100度前後の範囲が、カルセドニーが結晶する温度ではないかと思われます。高温、高圧の中で精緻に結晶していく水晶(石英)とは違い、カルセドニーの形は、もっと自由で柔らかです。特に、このピンクカルセドニーの半透明な色合いは、石と言うよりも、生命組織のような雰囲気。アップにすると、ちょっと石には見えません。
2006/02/18
コメント(2)

実は、↑のタイトル、省略しております。正しくは、「伝説の大陸地図」。アトランティスやムーやレムリアなどの伝説の大陸がどのあたりにあったとされているか、地図に落としてみました。むろん、伝説の大陸が存在していたと言われる時代には、地球上の陸地の分布は、今と大きく違っているわけですが、「○○のあたりにあったといわれている」という表記に従っています。(諸説ありますが、一般的な説をもとにしました)それぞれの大陸については、こちらをご覧下さい。ついでに、レムリアンシードの産地もマークしてみました。なんだか……離れているとは思っていましたが、測ったように各大陸の想定場所の隙間をねらったような場所ですねえ。……現代人が、コンピュータのデータを離れた場所にバックアップしておくように、レムリア人も、レムリアンシードを離れた場所に埋めた……ということで(笑)。
2006/02/17
コメント(4)

カメラ、マクロレンズ……ときて、今度は撮影セットです。ただし、セットと言うほど大がかりではありません。カメラとレンズ以外は、「安さと工夫」がKUROのモットーです。えー、だいたいこんな感じのセットで撮影しています。箱を積み重ねて高さを出し、(もちろん机でも可。箱にしたのは、個数によって高さを変えるため)その上に板を敷いて、さらに色画用紙を立てかけています。横から見ると下のイラストのような感じ。画用紙を角の丸いL字型にするのがミソです。角丸のL字にすることで、「床と壁」の境目がなくなります。上から見ると、こんな感じ。窓から見て斜めになっています。斜めにすることで、石に対して横から光が当たるようにしています。窓に対する角度は、光の入れ方や反射の具合で微調整します。背景の画用紙は、「マーメイド」という紙(ちょっと凹凸がある)の黒、グレー、肌色という名前(たぶん)のベージュっぽいピンクの3色を用意し、光や石の色によって変えています。一番よく使うのは黒です。紙を使っているのは、第一に安いこと。変に反射しない、質感が石のじゃまにならない……というのも重要です。黒を多用するのは、やはり、石の形がきれいに見えるから。ネットで拝見していると、白い背景に植物や小物をあしらって、おしゃれにきれいに撮影されているところがありますが、ああいう撮り方は、私にはちょっとムリ。あくまでも背景はシンプルに、石が主役です。さて、もう一度撮影セット(笑)をご覧下さい。窓になにやら貼り付けてあります。これは、半透明のプラスチックのシート。画材店で見つけて買いましたが、100円ショップにも似たものがあったような……。これは、窓から直射日光が差し込んでしまうときに使います。肉眼で見る分には、日光にきらめく石は美しいです。しかし、直射日光の中の石をカメラで撮るのは意外に難しく、立体感が乏しくなったり、影が強く出過ぎてしまったりします。そのため、半透明のシートで光を和らげるのです。障子越しの光……という感じですね。ちょっと順番が前後しましたが、石を撮るのに最も適した場所は直接光が差し込まない明るい窓辺。冬は太陽が低く、部屋の中まで太陽光が直接差し込んでくるので、半透明のシートが活躍します。
2006/02/17
コメント(4)
イベント情報のページを更新しました。4月のMFA展の情報が、ちょっとくわしくなっています。
2006/02/17
コメント(0)

ブラジル産のレムリアン・シード・クリスタルです。何度か、写真で登場させたことがありますが、「この石を」取りあげたことはなかったように思うので、あらためて。1面おきの柱面に、バーコードともレムリアン・リッジとも呼ばれる横筋を刻み、ほんのりピンク色に染まった、この美しい水晶は、1999年末から2000年はじめごろに見つかったそうです。2001年9月に世に出たロシレムよりも、ちょっとだけ早かったわけです。クラスター状態のものは少なく、書記に発見されたものは、分離した状態で白い砂地の中に並べられたように埋まっていた……と言われているそうです。本当のところはどうだったのかはわかりませんが、そんな「伝説」も、思わず納得してしまいたくなる、きれいな石です。同じ「レムリアン」でも、ダメージ必至のロシレムとは大違い。あれとこれが同じ「レムリアン」だと、よくぞわかったものだと感心します。写真の石は2003年か2004年はじめごろに買ったものですが、それ以後、きれいなものは少なくなり、表面ががさがさしていたり、スモーキーだったり、いろいろなものが出回りました。それはもう、一面おきに横筋がはいっていたらレムリアン、と言わんばかり。個人的には、ミナス・ジェライス産でほんのりピンク、レムリアンリッジはくっきりはっきり、表面はさらりとして端正な石こそ「レムリアン・シード」と言いたいです。「伝説」という、付加価値を付けるのならば、それなりの質は満たしていただかなくては。
2006/02/16
コメント(6)
![]()
石撮りカメラで、一番問題になるのは、おそらくマクロ機能でしょう。レンズ前5センチ程度のマクロ機能があれば、タンブル程度の石ならば十分大きく写せます。たとえば、この石(アマゾナイト)。上の写真は、ほぼ実物大(ちょっぴり大きめに写っているかも)ですが、これをレンズ前5センチのマクロ機能(デジカメ2号)で撮るとこんな感じ。デジカメの一番小さな撮影サイズ(640×480)でこんな感じですから、フォトショップなどの画像ソフトを使ってトリミング(画像の余計な部分を切り取る)すれば、画面いっぱいに見せることも可能。カメラの中には、レンズ前1センチ、3センチまで近づけるスーパーマクロ機能を備えたものもあるので、そのような機種を選べばさらに大きく写せます。しかし、あまり近づきすぎると、カメラの影が映り込んだり、レンズが石にコツンという危険性もあるので、お店で近づき具合を確かめるといいと思います。ここで、レンズ前○センチの話ばかりしているには、わけがあります。すでにデジカメをお持ちで、石を撮ったことがある方なら良くおわかりかと思うのですが、マクロ撮影機能では、カメラのズームが使えない機種がほとんどです。カメラのスペックを見ていると、光学○倍、デジタル○倍……と倍率が書かれていますが、マクロ撮影は、このズームを働かせていない状態で機能します。ですから、画面に対して石を以下に大きく写せるかは、どれだけ(レンズ前何センチまで)近づいてピントが合わせられるか……にかかっているわけです。では、石撮りカメラでは、倍率は考えなくてもいいのか、というとそうではありません。1センチくらいの小さい石や、石の一部をアップで写したいという場合は、別のレンズが必要になります。このような場合に使うのが、「マクロコンバージョンレンズ」です。このレンズを装着すると、ズームが使えます。レンズを付けただけでは、さほどマクロ機能がアップしたようには思えないのですが、ズームを働かせることによって、どんどん倍率アップ(その分ピント合わせは難しくなります)高い倍率のカメラであればあるほど、超マクロ撮影できます。(それで何を写すかが問題ですが)コンバージョンレンズには、そのカメラ専用に開発された純正のものと、別メーカーのものがあります。純正のレンズは、サイズもぴったりで、できることなら純正レンズを選びたいところですが、純正レンズを持たないカメラもあったり、レンズがあっても高い……。私の場合も、コンバージョンレンズは出ていてもマクロがなく、あっても高いので、「レイノックス」というメーカーのコンバージョンレンズを使っています。倍率によって3パターン出ていて、使っているのは中間タイプ。こちらのサイトから、カメラ別に使えるレンズを検索できます。このマクロコンバージョンレンズは、可動式のアダプターでデジカメに装着します。写真の左側が、アダプター煮付けたレンズ。左側は、カメラに取り付けるアダプターですが、これを使わなくても取り付けられました。FZ-20はレンズの直径が大きいので、ちょっとケラレ(画面の端に写らない部分が出ること)が出ます。デジカメの機種によっては、このレンズが付けられない場合があります。コンパクトサイズのカメラでは、その可能性が大きいかもしれません。そんな場合は、虫眼鏡の出番。100円ショップの虫眼鏡で十分です。これを、カメラのレンズに密着させて撮影します。左手で虫眼鏡の柄を持って、右手でカメラ……じゃなくて、虫眼鏡ごとカメラを構える感じで密着させて使いましょう。コンパクトサイズのカメラで、レンズの直径が小さいものなら10倍のルーペを使って、超スーパーマクロにも挑戦できます。こちらが1号(350万画素、レンズ前10センチ、光学3倍ズーム+10倍ルーペ)で撮ったもの。こちらが2号(500万画素、レンズ前10センチ、光学12倍ズーム+コンバージョンレンズ)で撮ったもの。マクロレンズをアフィリエイトで見つけてみました。私が使っているのはこれ↓▲ レイノックス DCR-250 スーパーマクロレンズそんなにマクロにしなくてもいいや、という方には△ レイノックス DCR-150 マクロレンズ他にもまだあるようです。レイノックス MSN-202 《新製品》 スーパーマクロ(接写)レンズレイノックス MSN-505 《新製品》 スーパーマクロ(接写)レンズカメラによっては装着できないものもあるのでこちらのサイトで確認して下さいね。
2006/02/16
コメント(2)

ブラジル産のシルキー・クォーツです。シルキー・クォーツは、アンフィボール(角閃石)の一種を内包した水晶です。アンフィボールがまるで絹糸のように見えることから、「シルキー」の名前が付けられています。写真の水晶は、内包されたアンフィボールが、やさしいアイボリー・カラー。中心になっているポイントが折れているというダメージがあるものの、小さな結晶が寄り集まったようすは、まるで、アンティークなレースのよう。こんな感じで、たなびくように内容されています↓。繊維状のものがこんな風に内包されるなんて、水晶の成長過程には、小さな結晶が徐々に大きくなっていくのとは別のステップがあるような気がしてきます。シルキー・クォーツは、写真のように、繊維状にはっきり見えるものから、一見半透明のミルキー・クォーツに見えて、よく見ると繊細な輝きが見えるシルキー・クォーツである場合があります。時には、アンフィボールが内包された部分が、ファントムになっているものも。シルキー・クォーツは、じっくり探す価値がある、美しい水晶だと思います。
2006/02/15
コメント(0)
![]()
先日、リンクの確認をかねて、自分で自分のサイトを検索するという、妙なことをやらかしていた私は、思いがけないところで「虚空座標」の名前を見つけました。そこは、CG(コンピュータグラフィックス)をされている方のサイトで、技法や素材など、CGに役立つサイトを個人ブックマーク的にリンクされていました。そこに、なぜかうちのサイトが。なんだか、まわりのリンクから浮きまくっているんですけど……?CG関係のサイトさまですから、おそらく石についての内容ではなく、石の写真をご覧になっていただいているのだと思います。現在トップを飾っているレコードキーパー(成長丘)なんて、デザイン的に見てもみごとな造形だと思いますし。……とまあ、この件については、うれしいびっくりだったのですけれど、どうやら、いろいろな方が写真を楽しみにこのサイトを見ていただいているようす。(ありがとうございます)写真についてのおたずねも、ちょくちょくいただきます。そこでふと気がついてみれば、写真について書いたのは1年以上前。以来、カメラも変えたし、以前の写真はどうもピンぼけているので、こそこそ変更していたりするのに、写真の話は変更していないまま。基本的な方法は変わっていませんが、もう一度まとめ直してみたいと思います。さて、最初におことわり申し上げます。私は、カメラマンではありませんし、カメラ小僧でもありません。つまり、デジカメの機械的なことについてもよくわかっていませんし、写真の技法・専門用語も聞きかじりです。なので、勘違いしていたり、余計にややこしくしていたりしていたりするかもしれません。石の撮り方教室ではなく、「KUROはこんな風に撮っているレポート」としてご覧下さい。では、まずカメラです。使っているカメラのメーカーはパナソニック。浜崎あゆみが宣伝している「LUMIX」です。これがデジカメ1号(DMC-F1)、350万画素 マクロ機能レンズ前10センチPanasonic DMC-FZ20-Kこちらが2号(DMC-FZ20)、500万画素、マクロ機能レンズ前5センチ。2号は、見かけが黒くてでかくてごついので、よく「1眼レフですか?」と聞かれるのですが、違います。私がパナソニックを使っているのは、●レンズがライカの承認レンズ(←よくわからないが、有名らしい?)●使っているパソコンにSDカードのスロットがついている●たまたま買った1号がパナソニックだった……というのが理由です。あんまりたいした理由ではありません。1号を買った頃は石の写真を撮るとは考えておらず、旅行に持っていくのが目的でした。それに比べて2号の目的には、「石撮り」がちゃんと入っています。そこで、2号購入の時に考えた「石撮り」カメラの条件をまとめてみます。予算や他の目的などいろいろあるかと思いますが、石撮りに適したカメラはこんなものでは……と考えたのが以下の条件です。石をばしばし大量に撮るぞ! ……とお考えの方は参考にしてみて下さい。●マクロ撮影機能付(最低でもレンズ前5センチ。これくらいあれば、 タンブル程度の石が画面にそこそこいっぱいに写せます)●色は黒。レンズまわりも黒いもの(シルバーや派手な色は写り込みます)●DCアダプター(電源コード)で電源が取れるもの (電池だけが電源だと不便です。最近はアダプターが別売りの場合もあるので、要確認)●液晶モニターが大きいもの (写りが良ければなお良し。ピント合わせが楽になります)……とこれが、最低条件。マクロ機能の数値に気をつければ、後はそんなに難しい条件ではないと思います。次に、あったらいいなという、もうちょっと贅沢な条件●手ぶれ防止機能付(←便利です!)●コンバージョンレンズ(別売りレンズ)が付けられるもの(超ミニな石、内包物をアップにするなどを考えている場合は必要です)●なるべく明るいレンズ(室内撮りが中心なので。お店の人に明るいレンズがいいと言ってみて下さい)●できれば画素数は大きめで(300万画素よりは500万画素をおすすめします。描画力に差が出るようです)そのほか、●データをパソコンに移しやすい●撮影サイズの変更や、プレビュー、露出補正のメニューが操作しやすい●持ちやすい ……という条件もありますが、これは人それぞれでしょう。あ、もうひとつ。撮影には、フラッシュ厳禁なので、フラッシュをオフにできるかどうかご確認を。探せば中古もあるらしい……《中古》Panasonic LUMIX DMC-FZ20-K(ブラック)●KUROが使っているカメラの小型版……(画素数高くてしかも安い!)私が使っているパナソニックのLUMIX DMC-FZ20の小型版……だと思う。私が使っているFZ20よりも一回り小さくてその分コンパクトな機種です。FZ20の500万画素に対して、こちらは600万画素。光学ズーム12倍、マクロ撮影時の最小焦点距離はレンズ前5cm。解放絞り値(レンズの明るさ)はF2.8とFZ20と同じ。コンバージョンレンズにも対応しており、メディアはSDカードを使用。ACアダプター(電源コード)は別売りです。FZ20と同等かそれ以上の機能を持ちながら、値段はかなり安くなっているのがオドロキ。石撮りカメラにはやはり黒がおすすめです。詳しい仕様はこちら
2006/02/15
コメント(0)

本日は、バレンタイン・デー。おそらく一年で最もチョコレートが移動する日ではないかと思われます。かくいう我が家は、チョコレートだと私がおいしくないので、チョコではなくケーキ。これならば双方おいしく食べられます。そんなこんなのチョコレート・デーなので、今日はこんな石でいってみます。アメリカはオハイオ州産のフローライトです。フローライトにはオレンジ色以外の色があると言われていますが、茶色もあるんですねえ……。しかも、このフローライト、表面が何かで天然コーティングされているのか、反射の感じがなんだかちょっぴりメタリック。金色っぽく反射します。これは、この石だけが特殊なのではなくて、この産地に見られる特徴のようです。さらに、小さな水晶(カルサイトかも)が、ザラメのようにぱらぱら降りかかっています。一般的なフローライトと違って華やかさや透明感には乏しいものの、色合いとメタリックな質感があいまって、なかなかシック。ただし、色が濃くて、反射するとメタリック……というのは、写真に撮るには、なかなかの難物。ある部分はピカッと反射、残りの部分はまっ黒で、立体感どころか、何がなにやら……という写真がたくさん撮れました。なんとかフローライトであるとわかる写真が撮れたのがうれしくてもう一枚。
2006/02/14
コメント(5)

今日のテーマは「まるくて地味」……実は、こっそり満月にちなんでいたりします。白くて丸いのに続いて、今度は黒くてまあるいの。表面を根性マクロすると、まるで「月面」のような。直径はわずかに1センチちょい。これも天然の造形です。テクタイトです。なんと、東急ハンズのタンブル売り場で買ったので、産地は不明。でも、おそらく中国とか、東南アジアあたりではなかろうかと思います。原石好きのくせに、タンブル売り場で何をしてるんだと言われてしまいそうですが、石があるとついふらふら近寄ってしまうのです……(笑)。そこには、タンブルに混じってテクタイトが売られていました。テクタイトらしい不定形で、軽く磨かれているので、あばたは残しながらも黒くてつやつや。その中で小さいくせに異彩を放っていたのが、写真のテクタイトです。目立って小さく、目立って丸い。別の石が混ざり込んだのかと、つまみ上げてよくよく見れば、表面は極小ながら、テクタイトの特徴であるぼつぼつ模様。しかも、磨きの中にあって、全く磨かれていない、かつ、天然の状態でまん丸だったのです。実際には、ちょっとつぶれ加減なのですが、天然でこれだけ丸ければ立派!タンブル売り場も侮れません。
2006/02/13
コメント(0)

やっぱり、地味な石も(笑)タンザニア産の川流れ水晶です。おまけ石です。ミネラルショーで、顔見知りの石屋さんで買い物をしたら、「タンザニア産だよ、あげるよ」と品物と一緒に袋に入れられ、我が家にやってきました。直径は1.5センチほど。ちょうどビー玉くらいですが、まん丸ではなく、丸餅のように平べったいです。川流れ水晶とは、読んで字の如く、露頭していた石英が自然に川に落ち、どんぶらこ、どんぶらこと(……ちょっと違う?)転がりながら流れ下っていくうちに、角が削れて丸くなった水晶(石英)のこと。パワストでおなじみのタンブルは、タンブリング・ドラムという機械に石を入れて、ごりごりごりごり回して丸くしたものだそうですが、川流れ水晶は、いわば天然のタンブルストーンというわけです。つやつやの機械製タンブルストーンに比べて、天然タンブルストーンの表面はつや消し。表面はサラサラした感じで、意外に手ざわりがいいです。ブラジル産では、アメシストやローズクォーツの川流れ水晶があって、内部が見えるように、一面が磨かれていることが多いようです。一般に、原石よりもポリッシュ、ポリッシュよりもカット……と、人が手を加えた形の方が、パワーがマイルドになるのだということですが、この場合はどうなんでしょう?確かに「角が取れて丸くなって」いますが、それは、自然の力によるもの。結晶の形の水晶とは異なり、水の流れや、水の中の生き物や、四季の移り変わりなど、自然のリズムを刻み込まれて流れてきた……と言えそうです。(河原の石はすべてそうですけれど)こんな半透明の小石がころころしている河原を、歩いてみたいものです。
2006/02/13
コメント(2)

別館サイトの「Stones]に10点追加しました。久しぶりです……。バナークリックで別館サイトへGO!
2006/02/13
コメント(0)

たまには華やかな石も。モロッコ産のコバルト・カルサイトです。私は、カルサイトに対して、「生命」のイメージを持っています。その理由はいくつかあります。くわしくはこちらに書きましたが、カルサイトあるいは、カルサイトを成分とする石灰岩は、太古の地球の大気に満ちていた二酸化炭素が、カルシウムなどと結びついてできたもの。二酸化炭素がカルサイトなどに固定されることで大気中の二酸化炭素が減り、地球に生命が誕生する環境が整った……と考えられていることが一つ。もうひとつは、カルサイトの結晶の多様さです。まるで、環境に合わせて自らを変え、その勢力範囲を広げてきた生命のように、カルサイトも実にさまざまな形をとります。その多様さは水晶を軽くしのぎ、カルサイトという同じ石であるとは思えないほど。さらに、水晶よりもずっと軟らかくて、みずみずしい感じを受ける結晶が多いことも、理由の一つに数えられます。さて、コバルト・カルサイトは、多様なカルサイトの中でも華やかな色合いの石です。この石を知った最初のころは、母岩に薄くへばりついたような標本しか見たことがなかったのですが、ミネラルショーで、はっきりと結晶の形をしたものを見つけ、「カルサイトは軟らかいし……」などとぶつくさ言っていた自分を忘れて買ってしまいました。ホクホクと買い込んだ写真の石は、長いところで4センチほどと小ぶり。結晶も、真ん中に近いあたりにダメージがあります。しかし、もっときれいな石をさしおいて、私の好みにヒットしたポイントがあります。なんと、ヘマタイトとも思われる赤いファントム入り♪右側の拡大画像だと、ちゃんと見える……かな?ローズクォーツのピンクよりは、若干紫がかったようなピンク色の中に赤いファントムが封じ込められている様子は、花びらか、あるいは、イソギンチャクなどの海の生き物のよう。軟らかくて、繊細で、あたたかみがあって、やはり生命のイメージがふさわしい石なのです。ところで、ちょっと気になる話があります。コバルトカルサイトとして売られている物の中には、カルサイトではなく、ドロマイト(苦灰石)であるものがあるというのです。ドロマイトは、カルサイトに似た鉱物ですが、成分にマグネシウムを含みます。もしかして、最初のころにみた、母岩に薄くへばりついていたタイプは、ドロマイトだったりして……。
2006/02/12
コメント(2)

今回の石もタイトル付です。昨日のように、名前を書いたらバレバレだから……というのではなくて、何とも言いようがないからです。知り合いの石好きさんには「気持ち悪い」と言われちゃいましたが、なるほど、いかに私でも「これはこれできれい~」とは申しません。手ざわり、重さの感じからしてベースはおそらく水晶(石英)。そこにグレイの何か、一部は繊維状というか、細い針状というか、角閃石系のような、はたまたホコリのようなものが、何層にも重なっています。これはファントムというべきなのでしょうか?ファントムというには、水晶の面の形になっているようではないし……では、なぜこんな層になっているのかというと、それが謎。買ったときも今も「???」……な卵なのです。大きさは、Sサイズの鶏卵よりも一回りかもう少し小さい程度。ご覧の通り、サクサクのパイ生地状態の層で、間の部分は透明な水晶です。光に透かすと、層の部分が灰色なので、まるで幾重にも重なる灰色の雲。それも、なにやら嵐の前触れのような、不穏な風景にも見えてきます。そこでタイトルが「嵐の卵」。嵐の卵を掌にのせて眺めてみる……ちょっと魔法使いになった気分かも(笑)。
2006/02/11
コメント(2)

カザフスタン産のアメシストです。この産地のものとしては、色はやや浅め。ピンクがかった母岩に、短柱状の結晶が二つ、ころんころんとくっついています。母岩はさしわたしで5センチ弱、それぞれの結晶は1センチほどでしょうか。2005年の池袋ショーで、1200円というかわいいお値段でゲットしました。この産地のころころ・アメシストが前から欲しかったことでもあり、母岩付で産状がよくわかるこの石を迷わずチョイス。石に比べて、母岩がやや大きめなので、ちょっとジオラマっぽい感じでもあります。ところが、問題なのはこのアメシスト達の距離。上の写真のように写せば、ちゃんと写ることは写るのですが、立体感に乏しく、構図もいまいち。何より、結晶に対してアップで迫ることができません。片一方に迫れば、当然もう片方はピンぼけ。何とも悩ましい距離なのです。もうひとつ悩ましいのは、この結晶の形。単にころころかわいいだけではなかったのです。ごらんあれ。実はこの標本の母岩は、うすべったい破片状になっていて、アメシストはそのふちぎりぎりにくっついています。よくぞ、水晶を壊さずにトリミングしたものよ、と見てみたら……。右の画像をご覧下さい。上が左側で手前に写っている結晶、下が奥に写っている結晶です。なんと……ぎりぎりにくっついているのではなくて、母岩の縁に食いつくというか、縁を巻き込むように結晶しているんですねえ……。スリル満点です。何を好んで、こんな縁にこんな風に結晶してるんでしょう。ビミョ~な距離の上に、崖っぷちなアメシストのお二人です。
2006/02/10
コメント(0)

素材サイトに追加しましたシンプルだけど楽しいボタン類↓や、 春っぽいパステルカラーの背景画像をアップしました。ボタンは、ロールオーバーで動かすと、けっこうかわいいです。使用見本で遊んでみて下さい。バナークリックで、素材サイトへGO!
2006/02/10
コメント(2)

今回の写真は、ちょっとイメージ風。アップで迫って、コントラストをちょっときつくいじって、さらに彩度を落としてみました。いつものように名前を入れると、バレバレなので、代わりにイメージタイトルを。なにやら細い針金のようなものが、編んだように組み合わさっているのが、見えるでしょうか。彩度を落としたといっても、実物もこんな感じの灰色……というか、鉛色。さて、この石は何でしょう?この石は、知り合いの石好きさんに教えていただきました。「なんかね、水晶だけど、三角形の模様がついてるのがある」……と石好きさんはおっしゃいます。三角?レコードキーパー(成長丘)でしょうか。それとも、もしかして、トライゴーニック?しかし、示されたのは、柱面も錐面も定かではない、ぶっかき氷風水晶……じゃなくて、石英。手に取ってみると、表面になにやら貼り付けたように鉛色のものが。お世辞にもきれいな色とは言えませんが、確かに、三角形といえば、三角形。どっちかというと、竹を編んだ籠の三角形。うーん、どっかで見たぞ、この模様のパターン。頭をひねって浮かんだのがこの石。これ、ルチルだ!そうです。色は大違いですが、たぶん間違いありません。組み合わさり方も、石英の表面に薄板を貼り付けたようなようすもよく似ています。見ると、こんな感じのルチルの薄板が、石英の中に何枚も取り込まれていて、ちょうど板のところで剥がれるように割れたようです。水晶の中のルチルは、最初にルチルが結晶していて、後から水晶(石英)が結晶したのだといわれていますが……、この薄板状ルチル、石英の支えなしで、どうやって結晶したのでしょう。もしかして、先に石英があって、その割れ目にルチルが……いやいや、石英はこんなに真っ平らに割れませんから、おかしいです。この不思議と、きれいではありませんが、コンピュータの基盤を思わせる造形が、SFっぽくて好みです。そこでつけたタイトルが「Imaginal Disk」。おお、イメージ的な(幻想的な)ディスクってことね、と思っちゃいけません。この言葉、れっきとした科学の用語でして、「imaginal」は、「image」ではなく、昆虫の幼虫、すなわちイモムシのことである「imago」のこと。和訳すると「成虫原基」、すなわちのちのち成虫になるために準備されている細胞の塊のことなのです。幼虫がさなぎになると、この細胞が成長をはじめて、成虫へと変わっていくのですが、この細胞は、幼虫時代にはまったく機能していないので、まるで「Imaginal Disk」が幼虫の体を食い尽くして、成虫として誕生するかのようだと考える人もいます。そうです、石英の中に、そして心の中に入り込み、いつか予想外の成長をはじめるかも入れない「幻想原基」。そんなイメージが浮かびます。
2006/02/09
コメント(6)

ヒマラヤ水晶のクラスターです。長いところで3センチ弱しかないので、超ミニサイズ。しかし、ほとんどダメージがなくて、完璧♪根本は緑泥がたっぷりで、結晶の先端は透明です。まるで、芽生えたばかりの葉っぱの先に、水滴がくっついているようなみずみずしさ。小さな石にマクロモードで接近するので、どうしてもピントの合う範囲が狭くなり、あちこちピンぼけてしまうのですが、かえってその方が雰囲気があっていいかも……と選びました。ネパールのヒマラヤ水晶は、現地の村人が山に入って採掘してくるそうですが、よくぞこういう小さい石を探して採ってきてくれたものです。見つけて採ったとしても、他の石と一緒に運んでいる間に壊れそう。もしかして、他の石とは別に、ポケットに入れたりして山から運び出されてきたのでしょうか。
2006/02/08
コメント(2)

ミネラルショーの話題を出したので思い出しました。2005年末の池袋ショーで、ご一緒した石好きさん達と、ミネラルショーのオリジナルグッズ、たとえばTシャツとかがあったなら、という話で盛り上がったのです。ショーのグッズといっても、ショーの名前やマークが入ったものではなくて、たとえば、 みたいな、メッセージTシャツ風なら、着てくれる人もいるんじゃなかろうか。密かに、こういうの↓なら、役に立つんじゃないかと思ったり。いざというときは、胸元を引っ張ってアピールに使用。きっとウケてコミュニケーションできそうな気がするんですけど。でもって、お店の人には、こういうの↓を着ていただきたい。日本語で、「珍しい鉱物(または水晶)あります。」とか、「日本語しゃべれます。」でもいいなあ(笑)。私個人としては、やっぱりコレでしょうか。一発で正体バレそうですけど。
2006/02/07
コメント(6)

フランス産のスモーキー・クォーツです。フランスでスモーキーというと、アルプスはモンブランのスモーキーが有名ですが、これは、ブルターニュ産です。……たぶん。歯切れが悪いのは、ラベルのせいです。手に入れたのは2003年の池袋ショー。おそらくフランス人であろうと思われるお店のおじさんは、さらさらとラベルを手書きして下さいました。家でそれを開いた私は、思わず眉間にシワ。「よ、読めない……」筆記体と言うよりも、日本の行書。あるいはダンスするミミズ。買ったのがスモーキーなので、ラベルの頭に書いてあるのが「Smoky Quartz」だろうと推測できるだけで、産地の方は全く解読不能。せっかくラベルをもらったのに、産地がどこだか、さっぱりわかりません。ところが、2005年の新宿ショーで、同じお店であろうと思われるブースで、私は足を止めました。「この文字は、ラベルと同じ」あの、のたくり文字と同じ単語と思われました。しかも、ちょっぴり読みやすい。そこでやっと産地の最後が「France」らしいとわかったのです(笑)。それと同じことを2005年の池袋ショーでも体験し、残る単語が「Blitany」らしいとわかりました。ところが、Blitanyではヒットしません。しかたがないので「ブリタニー」で検索した結果、やっと「Brittany」ということになったわけです。残念ながら、写真と似た水晶はヒットしませんでしたが、ブルターニュでスモーキー・クォーツが出ているらしいことはわかりました。さて、ラベルで大きくつまづいたこの水晶、ご覧の通り、中にまっ黒なファントムが入っています。表面がややつや消し気味なので、まっ黒なモリオンにも見えます。ところが……この水晶をくるりとひっくり返すと(右下)、なんとスモーキーの中に黒いファントムが入っているだけでなく、一番外側の比較的透明感のある層、その内側の黒い層、さらにその内側のやや白っぽい層……と、まるで年輪ようにファントムが重なっていたのです。この水晶は、幾度となく色を変えながら、大きくなってきたというわけです。また、この「断面」に土が付着していたことから、この水晶が、大きな結晶の先端が割れたものではなく、ほとんど柱面を持たずに結晶していたこともわかってきました。高さ2センチ、幅3センチほどの小さい水晶ですが、いろいろな成長の歴史を秘めているようです。
2006/02/07
コメント(0)

ブログのフリーページのヒマラヤ水晶の部分を更新しています。別館サイトにあわせて情報を新しくしました。別館サイトのPhotoコーナーに、以前Webアルバムに入れていた写真の一部を収納。ピンぼけなのもご愛敬な、懐かしの写真です。バナークリックで別館サイトへGO!
2006/02/06
コメント(0)

レピドライトです。和名ではリチア(リシア)雲母。リチウムを含むために、紫ともピンクともつかないきれいな色合いになっています。そういえば、水晶にリチウムが内包されたリチウム・クォーツも紫ピンクの、何とも言えない色合いをしています。(※この紫ピンクはマンガンによるものだとか……)この石は、はじめて行った池袋ショーで買ったもの。おそらく産地はブラジルかウルグアイ(買ったお店がウルグアイのブースだったので)。雲母と言えば、別名を「千枚はがし」と言うほど、薄くぺりぺりと剥がれるのが特徴で、それが恐くて買えずにいたのですが、この断面の透け具合に、がまんできずに「下さい……」。平たい面から見ると、紫っぽい銀色に光を反射するだけですが、断面を見ると、ご覧の通りの花のようなピンク。美しい……!最初のうちは、剥がれもせずにいてくれたのですが、最近は、ちょっとしたことでぺりっとくるので要注意です。写真の石のような、いかにも雲母らしい形状のものもあれば、球状にモコモコと結晶したもの、粒が固まったような感じで、ハートなどに磨かれるものもあります。2005年の池袋ショーでは、1ミリほどの薄さに剥がした薄板状レピドライトを使ったアクセサリーが売られていて、あまりの恐ろしさに目が点になりました。いくら美しくても、あれは、ちょっとしたショックで折れます!誰が買うんだ、ああいうもの!され今回の写真は、ミネラルタックで固定しようものなら、あっけなく剥がれてしまうこの石のために、流木の切り株を用意。そっとのせて撮影しました。堅くてシャープな石の質感と、風にさらされた流木の質感は相性がいいようです。
2006/02/06
コメント(4)

気合いを入れて写真を撮ると、1カット撮るのに意外に時間がかかります。ミネラルタック(鉱物用粘土)で石を固定し、あっちに向け、こっちに向け、また固定し直して、あっちこっち。カメラを構えてレンズ越しに見てみて、繰り返し。一発でバシッと決まることもあるかと思えば、なかなかきれいに撮れなくて、次の石に交替……ということも。会社に努めていたころ、カメラマンの撮影に同行したことがあって、その予定を立てる際、「1カットに最低30分は確保して」と言われたことを思い出します。もちろん、石の写真の場合は、いくらなんでもそんなにかかりませんけれど。そうやって、じっくり時間をかけて光と構図を調整した写真も良いのですが、石の瞬間を捉えた写真もなかなか捨てがたいです。動かない石の、一瞬の表情がどんなものかというと……ブラジルのコリント産の水晶です。大きさは3センチ弱。透明で細い結晶が、くっつきあったミニミニ・クラスターです。ちょっと飛行機っぽくも見える形なので、光を反射させてメタリックな感じに撮ってみようと、片手でカメラを構え、片手で石を動かしていたら……ちかりと現れた青い光。思わずシャッターを切りました。石にクラックがあって、そこに虹が出ているわけではなく、結晶の柱面に光がうまく反射したのと、カメラの位置が絶妙に組み合わさったためだと思います。本当に微妙な位置関係だったので、ちょっと体が動いてしまったら、もう見えません。もう一度撮りたいと思っても、見えません。幻のように現れて消えた、鮮やかな青……。石の一瞬の表情です。
2006/02/05
コメント(6)

変な石大好き~! な私ですが、時には、変ではないものに惹かれるときがあります。たとえばコレ。瑪瑙のスライスは、以前にも登場したことがあります。これとかこれとかこれとか。幾重にも重なる瑪瑙の色合いは、「瞑想」という言葉をイメージさせる、静かで奥深い神秘。もちろん、天然色合いか、少なくとも自然に見える色合いであることが条件です。今回惹かれたのは、中心部はややクリーム色。周辺部は黒に近い茶色。昨今アクセサリになっているオニキスと言えば、ほとんどが着色です。しかるに、この瑪瑙は「天然色」と明記してあったので、思わず手に取りました。もっときれいな色合いの瑪瑙もありましたが、このとき心を惹きつけたのは、幾重にも重なる夜の色。これは天然のオニキス……と言ってもよいものか。そこにレンズを向けてみると……それは、まるで豊かに深い大地の色、重なり広がる大地の響き。単純なのに目が離せない美しさ。頭に浮かんだのは「太母(たいぼ)」という言葉。「母なるもの」のイメージ。黒い瑪瑙を「オニキス」と呼ぶことがあり、「こわい」だの「悪いことが起こる」などと言う人がいる。誰か言い出したのかわからない、そんな意見に影響される人もいる。自然が生み出したものの、どこが恐いというのだろう。この美しさのどこに、恐ろしさがあるのか恐ろしさは、むしろ人が生み出したものだ。
2006/02/04
コメント(6)

どうやら、風邪は大丈夫そうです。たぶん。やはり、頭の使いすぎだったかも?……(笑)さて、今日のネタ石は、こんな石。ヒマラヤはヒマラヤでも、当サイトでおなじみのネパール産ではなく、インドはクルかマナリのヒマラヤ水晶です。水晶のバックグラウンドを探っていくためには、是非にも産地のラベルが欲しいのですが、お店によってはそういうラベルがなかったり、聞いてもわからないことがあります。この石もただ「ヒマラヤ水晶」としか書かれていなかったのですけれど、例によって「インドですね? クルとかマナリですか?」と問いつめて、「たぶん」というお返事をいただきました。「あちら(現地)の人が、くわしい産地を言ってくれない」ということも多いらしいのですが、せめてヒマチャルプラデッシュ州かどうかくらいは知りたいです。似た名前でもアンドラ・プラデッシュだとヒマラヤからは離れた産地になっちゃいます。さて、この石は、長さは約10センチほど。表万はやや白っぽいですが、内部の透明感は高そうです。柱面が緩やかにカーブしていて、ちょっと女性的なイメージ。この石の最大の魅力は、上の写真の角度では見えません。角度を変えてどうぞ。なかなか思うように写ってくれませんが、この石、トップからボトムまで、流れるように虹が出るんです!私は、虹を理由に石を選ぶことがあまりなくて、どちらかと言えば、「あ、虹も出る、ラッキー♪」とあくまでも「おまけでおトク」という意識。「虹が出る」という理由で選んだ石は、この石の他には片手程度でしょうか。そんな少数派の石の中でも、この石は、かなり特殊。なんといっても、お店では虹が確認できなかったのに、先端から根元まで帯のように走る盛大なクラックを見て、このクラックなら、絶対に虹が出るはず!このクラックなら虹が欲しい! お願い虹!……という感じで選んだからです。家に帰り、太陽光で見てみて大当たり!しかもこんな感じのシマシマな虹なのです。クルとかマナリという名前からは、何故か女性的なイメージを受けるのですが、この石は、そんなイメージにしっくりとなじみます。
2006/02/03
コメント(2)

ちょっくら風邪っぽいです。喉も痛くないし、咳も全く出ないのですが、頭が痛くて、微熱っぽい。思えばロシレム話佳境の頃から、頭が痛かったような。ない頭を振り絞って書きまくっていたせいだけではなかったのね……。これがロシレムの無言のおしかりだったら、どうしましょ(笑)。それはさておき、通常の石雑記に戻りたいのですけれど、我が家のスタンダードであるごつごつ・ワイルド・変な石というのは、体調がいまいちな身には、ちょっとしんどいのです。おとなしめな石、おだやかそうな石……あったっけか?……としばし考えて選んだのが、この石。我が家のアンナプルナ2号です。すでに登場している1号を手に入れたのとは、別の石屋さんで手に入れました。……というより、「アンナプルナのヒマラヤ水晶、いいですよー!」と吹き込んだのは、私だったりするのですが(笑)。「入荷しました」と教えていただいて、さっそく駆けつけてみてびっくり。アンナプルナというと、1号の印象が非常に強くて、全体的にころりとした感じ、ややグレイがかった抜群の透明感、ファセットの模様、雪煙のようなインクル……という特徴が頭に焼き付いていました。むろん、ガネーシュ・ヒマール産といってもさまざまであるように、晶洞が違えば、違った水晶が出て当たり前です。アンナプルナ(8091m)と紹介されていても、それがアンナプルナの主峰であって、実際は、アンナプルナの名前を持つだけでも4つの山々からなる山域なのです。しかし……私が目にしたのは、まるっきり、ガネーシュ・ヒマール。ガネーシュ・ヒマールの中でも私が「ずんぐり・タイプ」と呼ぶ、緑泥のインクルージョンが見られないタイプです。透明感も、接合線が絡み合うような独特のテクスチャも、「ガネーシュ・ヒマールです」……と、目の前に出されたら、何の疑問もなく、「はい、そうですね」と頷いてしまいそうです。中にはうっすらスモーキーや、ヘマタイトがささっているものもあり、これも最近、ガネーシュ・ヒマールで見かけるタイプです。「?????」と、「?」を連発する私に、お店の人が教えてくれたところによると、なんと、これまでにもアンナプルナからは水晶が採掘されていたのですが、知名度が高いガネーシュ・ヒマールに混ぜて流通していたというのです。※全部がそうであるとは限りません。 このお店の取り引き範囲では、というお話ですそれを、今回特別に、掘った村の人により分けてもらったのだそうです。なんでもその人達はガネーシュでも採掘しているのだそうですが、ガネーシュとアンナプルナって、けっこう離れているはずですよねえ……。うーんとうなってみても、見るからにガネーシュ・強いて言うなら、照りと透明度が平均より上、という感じ。ガネーシュ・ヒマールとするならば、グレードは高くなるでしょう。すると……、ウチにいるちょっと毛色が変わって透明なアレとかアレも、実はアンナプルナだったりするのかしらん。そんな中から選んできたのが写真の石。3.6センチの小さなアンナプルナです。根本は一つ、先端は2つに分かれた、ツイン。切なくなるほど透明で、根本の方にほんのちょっぴりルチルかな?というような針状の結晶が見えています。本当は、先細りでライトなスモーキー・ヘマタイト付に惹かれたのですが、最後の最後にこの石に乗り換えました。エッジもシャープで透明なのに、どこかやさしい雰囲気が、アンナプルナというイメージに合致したからです。名前でイメージを決めてしまうのは、ちょっと勝手かもしれませんが、アンナプルナは豊饒の女神。白い雪をまとう美しい山で、そこからもたらされる雪解け水は、麓に恵みをもたらすのです。ネパールでは、女性の名前にも「アンナプルナ」が多いのだと言います。そんな山に思いを馳せるにふさわしい石を選びたい。……果たして、カメラを向けたこの石は、選んだときのイメージそのままに、清浄で美しい姿を見せてくれました。……それにしても、我が家のガネーシュの中に、アンナプルナはいるのでしょうか、ひょっとして。
2006/02/02
コメント(2)
28日から何と5日間も、ロシレム話におつきあいいただいてありがとうございます。頭を裏返しにひっくり返して、バタバタはたく気分で書きました。今の私にはこれが精一杯。いったい何文字書いたでしょうか……。書いた後でいろいろ迷いも出ましたが、5日間トータルで3700人を越える方にご訪問いただきました。ロシレムという石が、これほどまでに広く影響力を持つ石だとはちょっと予想を超えていました。「私」という意識のフィルターを通ってしまった情報ですが、ロシレムを考える上で、何かの手がかり、足がかりになれば幸いです。もしよろしければ、ご感想などをお寄せ下さい。皆様のご感想・ご意見(もちろん、お叱りも含めて)が、ロシレムという石に、新たな広がりをもたらすと思います。
2006/02/02
コメント(4)
どこから言い出されたのかわからない、学者も言っている(らしい)ロシレムの4回転。この「4回」に注目して探していくと……意外なところに「4」がありました。聖書です。失礼な言い方で申し訳ないのですが、聖書、特に旧約聖書は下手なSFよりもよっぽどSFちっくな描写があり、その中に「太陽が西から昇って東に沈んだ」時代があったことが記されているのです。これは一種の逆転です。「黄金の時代」「青銅の時代」という言い方を聞いたことがありませんか?聖書では、時代をいくつかに区切っており、その時代時代で太陽が昇る向きは逆になり、その時代を区切るのが、ポールシフトとも考える天変地異だというのです。私は、キリスト教いついては素人ですので、資料の引き写しですが、簡単にまとめると以下のようになるようです。(間違っていたらごめんなさい)●黄金の時代 アダムからノアの時代。 ↓ ノアの大洪水(ポール・シフト) ↓●白銀の時代 太陽:西→東 ↓ バベルの塔の崩壊、民族の大移動(ポール・シフト) ↓●青銅の時代 太陽:東→西 ↓ モーセの十戒(ポール・シフト) ↓●英雄の時代 太陽:西→東 ↓ ヨシュアの時代のポールシフト ↓●鉄の時代 現代アダムのころから数えると、今は5つ目の時代。時代の境目となる変異は4回。そのたびに太陽のの昇る向きが変わる……つまり大地が逆転するのが4回。ばっちりです。※追記・ギリシャ神話でも黄金の時代、白銀の時代という区分があるそうです。もしかしたら、上記は、ギリシャ神話の時代区分(?)に聖書の記述を当てはめたものかもしれません。ギリシャ神話の区分は、ゾロアスター教の影響を受けているという説もあります。「地質学者がそういっている」なんて記述があったので、科学の方に走っちゃいましたが、ロシレムがニューエイジのものと考えると、そこに聖書の話が反映されるのは、不思議でも何でもないことかもしれません。なあんだ……そういうことか。しかし、ここでちょっと気になることがあります。私はニューエイジについてもクリスタルヒーリングについても門外漢で、もしかしたら勘違いしているかもしれませんが、門外漢だからこそ、思うことがあるのです。以前お話しした「イシス・フェイス」の時にも、ちょっと思ったのですが、ニューエイジと呼ばれる考え方(?)のベースには、「神秘学」があり、さらに、聖書はもちろん、錬金術にまでつながっていきます。そもそもニューエイジとは、新しい世界、新しい思想という意味で、背景には、キリスト教の千年思想……神と悪魔の戦いが千年つづき、最後に神が勝利して、ニューエイジ=新しい世界がやってくるという考えがあるのだそうです。または、物質的な思考のみでなく、超自然的・精神的な思想をもって諸学問に対して批判を加えようとする運動でもあるのだとか。一般に言われているニューエイジと、クリスタルヒーリングなどが一直線につながるのかどうかはわかりませんが、その根底にキリスト教が色濃く影響していることは確かでしょう。しかし我々日本人は違います。いくら日本人が宗教に対して無頓着な側面があるとはいえ、精神の底流に流れるのは、キリスト教徒は別のもの。たとえば、クリスマス一つにしても欧米と日本では意識は違うでしょう。同じ祈るにしても、欧米の人が教会で十字を切るのと我々がお寺で手を合わせ、神社で柏手を打つ、その意識は違うはず。さらに ニューエイジには、この宇宙は唯ひとつという「ワンネス」の思想があるといいます。この考えのもとに、マンダラだのエジプトだの、何がどうしてつながっているのかわからないものが不思議につなげて考えられていると思うのですが、この考えと、「八百万の神」の日本人の意識は、果たしてつながるものなのかどうか。私は違う、とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、それは、今の時点だから言えること。日本人として育ってきた人ならば誰しも、大なり小なりキリスト教とは違う文化の影響を受けているはずなのです。何が言いたいのかというと、精神の根底に流れる文化が違う我々は、ニューエイジの考え方を表面的にしか捉えてないかもしれないということです。例として「ファンタジー」を挙げましょう。たとえば、イギリス人のJ.R.R.トールキンが書いた「指輪物語」というファンタジーがあります。私は、「指輪物語」は、神話や伝承でもなく、個人の作家が純然たるフィクションとして異世界を描き出した「ファンタジー」の走りとなるものだと思っています。 まだ他に同じ「ファンタジー」が少なかった時代だけに、「指輪物語」では、ファンタジーに慣れた私たちにとっては、時にまどろこしく感じるほど、丹念に世界を描き出しています。この「指輪物語」に影響を受けて、さまざまなファンタジーが作られていくわけですが、そのうちに、影響を受けて作られたファンタジーからさらに影響を受けたファンタジーやら、ゲームも現れて、指輪物語の孫・ひ孫世代と言えばまだしも、言葉悪く言えば二番煎じ、三番煎じ。トールキンがエルフやドワーフを、どのような神話や伝説の中から造形したのかも忘れられ、エルフと言えば、優美で長命なカッコイイ種族、ドワーフは、背が低くてずんぐりで、ひげがあって……「とにかくそういうもの」と、それしか知らない人もいます。話を元に戻してこれをニューエイジに当てはめるとどうでしょう。同じ「神の……云々」「愛の……云々」というメッセージがあったとして、根底にキリスト教を持つ人たちであれば、言われなくてもわかることが、われわれには、表面的にしか理解できていないこともあるのではないでしょうか。私個人は、ニューエイジを否も肯定もしませんが、雰囲気だけでわかったつもりになり、それに影響されるのは、ちょっと危険かもしれないと考えます。※追記ロシレムのダメージについては、水晶の晶洞が古くなると水晶が母岩から外れ、落下することがあるという話を聞きました。ウラルは、古い山脈なので、地殻変動などの他にも、晶洞が風化して水晶が破損していることも考えられると思います。
2006/02/01
コメント(0)
トリノで出るか!? フィギュア・スケート期待の4回転!……じゃなくて。もうちょっと引きずってしまいます、ロシレム話。つつきたい「隅」ではあったのですけれど、「石の沈黙を……」の中にはどうしても納められなかったので、気になりつつも無視してしまったお話です。このたび、KUROのまな板にのせられるのは、「ロシレムの4回転」そう……「ロシアンレムリアンの産出された晶洞は、同一方向へ4回転しているそうです。」と説明されている、あれです。なんといっても「(地質)学者」がそういっているのだとか、4回転しているだめに、ロシレムにはダメージが大きく、クラスターも少ないのだとか、そういう話になってます。晶洞とは、岩の隙間みたいなもの。石英の結晶が成長する際、成長した結晶のまわりに隙間が残っている状態だったため、結晶はぎっしりくっつきあってしまうことなく形を残すことができ、それが「水晶」と呼ばれているわけです。ちょっと特殊な形ですが、ドーム状の岩の内部に、アメシストがぎっしりくっついているジオード(カペラ)も晶洞です。…………それが、4回転。そもそも、回転できるものなんでしょうか。さらに、この「4回転」の話題は、Catherine Cracolice氏やジェーン・アン・ドゥ(ダウ)氏のリーディングも出ていなかったと思うのですが、どなたの説であるか、出典をご存じの方は教えて下さい。「またまた、もっともらしいこと言っちゃって」と眉に唾をつけて笑い飛ばすことは簡単ですが、ねちっこくて、性格が悪い私は、とりあえずつついて見たいとおもいます。まず、4回転する状況にはどんなものが考えられるのか。(1)ジオード状態で4回転 ロシレムのジオードは、アメシストのカペラみたいになっていて、 それがぐるんぐるんと4回転した……。 かなりムリです。仮につごう良くアメシストのカペラみたいになっていたとしても、 ごとんと倒れた時点でバラバラ、4回転はとてもムリでしょう。(2)ウラル山脈ごと4回転 これもムリでしょう。ウラル山脈は、かつてヨーロッパとユーラシア大陸が ひとつにくっついたときに生まれた世界最古の山脈ですが、 大陸塊がぶつかったときに、その部分がロールケーキのように でんぐりがえしで4回転した……なんてことがあったらコワイ。(3)地球ごと4回転 ……おちょくるのも、いい加減にして! ……と言われてしまいそうですが、 なんと、 これにはまじめに説があります。さて、我々が住む地球は、公転面に対して自転軸を23.4度傾けて公転しています。この地軸が動くと言うのです。その一つが歳差(さいさ)運動。地球がきれいな球体ではなく、赤道面でふくらんでいるために 月や太陽の引力の影響で、自転軸は向きを変える運動をします。この運動を歳差運動といい、約25800年の周期で変化します。つまり、この周期で北極星の位置が変わる……というか、別の星が北極星になるのです。とはいえ、この動きは地軸が細かくふらつくものなので、ちょっと回転とは言えません。さらにダイナミックな説もあります。それは「ポール・シフト(極転移)」と呼ばれています。「ロシレムは過去4回のポール・シフトを経験している」とズバリ説明されているサイトもあります。このポール・シフトとは、なんと地球の地軸が傾いてしまうこと。それも歳差運動のように細かな動きではなく、地球そのものがごろりと回転し、たとえば、今まで赤道にあった部分が新たな南極や北極となって回転し始めるというなんともダイナミックな説なのです。地中から吹き出した溶岩の中には、現在とは違う磁気の流れが刻まれている物があることが証拠であり、そのメカニズムは、ヒマラヤやアンデスの隆起などよって、地球の重力バランスが崩れ、結果としてごろりん……と言うことなのだそうです。しかしながら、いくらヒマラヤ山脈が巨大だとはいえ、その高さはコンパスで直径数センチの円を描いて地球とした場合、その線の中に含まれてしまうほどのものです。そうなれば、地球をごろんと転がす力がどこからもたらされたのかの説明はできず、もし、そんなことが起きていたら、気象・気流・海流は激変し、地球規模の天変地異が起こるでしょう。そんなことが4回も起きていたら…… 。ウラル山脈は、約3億2千万年~2億2千万年前におこったバリスカン造山運動(ヘルシニアン造山運動)のころ、当時はばらばらだったアジアとヨーロッパがひとつになった衝撃で生まれました。(実際にロシレムがいつ頃結晶したかは謎ですが、少なくともウラル形成後でしょう)約3億年前と言えば、恐竜どころか、やっと魚類が誕生したくらいですから、むちゃくちゃ古いです。そんな時代から4回も地球がひっくりかえっていたら……、人類誕生もなかったのではないでしょうか。しかもこの説は、プレート・テクニクスによる大陸移動のメカニズムを完全に無視したものです。また、地球が丸ごと動くのではなく、表面の薄皮一枚、つまり地殻だけがずるりと動いたという説もあるようですが、これもポール・シフト説と同じように天変地異が起きるでしょうし、マントルと地殻の間にものすごい摩擦が起きます。そんなことが約3億年の間に4回も起こったら……以下同文。やっぱり、トンデモ学説か……と、がっくりですが、さらにもうひとつ説があります。「地磁気の逆転」です。現在の地球では、北極にS極、南極にN極が位置する地場の流れがあり、それを地磁気と呼びます。地軸も、地球そのもの姿勢もそのまま、磁気の流れが逆転するのが地磁気の逆転です。ポール・シフトのところでも触れましたが、溶岩(火山岩)の中には、現在とは逆の向きの磁力に帯磁しているものがあり、その後堆積岩なども研究できるようになったことから、地球の地磁気は過去何度も逆転していることがわかりました。これは、「回転」というにはちょっと苦しいですが、「ロシレムは、過去4度の地磁気の逆転を経験している」というのは、いかにもありそうで、学者がそのように言ったと言うのも頷けます。さてはこのことか!と膝を打ちましたが、ちょっと残念なことがあります。地磁気の逆転は4回どころか、7600万年の間に171回も変化していて、現在も地磁気は弱くなっていて、今後1000年農地には一端消え、逆転する課程にあると考えられているそうです。……これではちょっと「4回転」にはあたりません。やはり「4回転」は、根も葉もない単なる「お話」だったのか。……どうやら、そうではないらしいのです。
2006/02/01
コメント(0)
全42件 (42件中 1-42件目)
1