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今日の石も、お店の隅っこ出身です(笑)。少なくとも、新入荷の石の棚にあったのではなく、しばらくそのお店にいたらしい石でした。タイトルのとおり、ファントムです。産地は不明ですが、おそらくブラジル。なぜファントム「ず」なのかというと……複数だからです。なにがって、もちろんファントムが。よくご覧下さい。中まで白いくっきりファントムが入っています。たぶん、このファントムの段階までは水晶の中に白い角閃石が入り込んだシルキー・クォーツの状態だったと思われます。その後、透明な水晶となって成長を続けたわけですが、白い部分を見ると、いくつもの先端が見えます。つまり、この石にはクラスター状のファントムが入っているのです。しかも、クラスターすべてを覆うファントムもうっすら見えるのでこの石が、小さな結晶の集合から、ひとつの単結晶に成長していったことがわかります。こんなへんてこりんを見つけて、にんまりしたのは言うまでもありません。しかも1000円。お店の隅っこばんざい。ここで、お店の隅っこ探しに必要なものを挙げておきましょう。ルーペではありません。それは、「自分で探すぞ」という気合い。あるいは意気込み。お店の隅の石は、たいてい新着ではなく、悪くするとお店の人も忘れかけていたりします。当然、見栄え良く並べられていることも少なく、お店の人が「こんな石はいかがでしょう」と、勧めて下さることもまずないでしょう。ということは、あなたが積極的に見てあげるしかないのです。積極的に見て、自ら選ぶ。それを可能にする「気合い」が不可欠だということです。最後に。写真の石の「呼び名」は「ご一行様」。「お化け(ファントム)ご一行様」という意味です。
2006/04/30
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昨日の雑記に、コメントをいただきました。ジェムシリカと似たナミビア産の石を買ったが、それにはアホー石が入っているらしい。アホー石入り水晶は、南アフリカの、メッシーナでしか出ないと聞くが、さて……というお話です。ジェムシリカと似たような石でナミビア産というと、最近、どうやら人気(らしい)この石であると思われます。ヒーリング分野における名前を「クォンタム・クアトロ・シリカ」といいます。エンジェル・ストーンと呼ぶこともあるようです。海外サイトではミレニアム・ストーンという名前も見かけました。(エンジェル・ストーンやミレニアム・ストーンは、似たようなパワーがあるとされる一群の石に付けられたグループ名かもしれません)確かに、水晶(スモーキー・クォーツ)に銅系の青や緑の鉱物が何種類も混ざった石です。だけど、アホー石なんてはいっていたかなあ?別館サイトの用語集番外編の「この石って何?」のコーナーにメモとして載せておいたはずだけど……と、確認してみると、私がメモしたのは「クリソコラ、シャッタカイト、ダイオプテーズ、マラカイト」。ひょっとして間違えたかと再度検索すると、今度はアホー石が入っているという情報が。……というか、サイトによって挙げられている石が違うんですねえ……。リストアップすれば、最初に挙げた4つプラスアホー石。まあ、いずれも銅の二次鉱物で、青、水色、緑の似通った色合い。私にはどれがどれやら見分ける自信はありません。念のため、画像検索から海外サイトを見てみるとやはりサイトによって挙げられる石は若干違うものの、私が見た限りではアホー石は挙げられていませんでした。考えられるのは、(1)日本サイトの情報の間違い(2)アホー石入りもあるの2つ。実物を見ても区別が付かないので、なんともしようがありませんが、一つのサイトで発信された情報が、まるで伝言ゲームのように形を変えながら広がっていくのは良くあることです。情報発信には複数の情報源からの裏付けをとるようにしたいものです。もちろん、間違いではなく希にアホー石入りもあるのだということも考えられます。何といってもナミビアはメッシーナ鉱山を擁する南アフリカ共和国のおとなり。鉱脈が続いていて、アホー石メインのインクルージョンはなくても、混ざったものが出るってことかも!……と意気込んで調べてみたら、メッシーナとナミビアはだいぶん離れていました。クォンタム・クアトロ・シリカがナミビアのどこで採れるのかはわかりませんが、とにかく離れています。しかし、シャッタカイトとカルセドニー、シャッタカイトとダイオプテースの組み合わせがナミビアのMesopotamiaというところから、シャッタカイトとマラカイトの組み合わせがコンゴから、シャッタカイトとアホーアイトの組み合わせがアリゾナから出ていました。問題は、それに水晶が染みこんで硬くなっているかどうかなのです。個人的には、アホー石入りがあってもおかしくはないけれど、クォンタム・クアトロ・シリカにはアホー石が入っているものがありますと言ってしまえるほど多くはないのではと思います。正直、アホー石入り水晶はレアなものであって欲しいと思う気持ちと、どこかで新たにたくさん発見されて、手頃な石になってくれないかなあ……という気持ちがせめぎ合っています。
2006/04/29
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「天然石検定2級公式教科書」というのを買ってしまいました。ジェムストーン天然石がわかる本飯田孝一著京都マリア出版3360円です。↑アフィリエイトで貼り付けてみました。天然石検定と言うのがあるのは知っていましたが、公式HPを見てもいまいちわからなかったので、教科書とやらを見れば、何かわかると思ったのです。検定を受けるつもりはありませんが、内容には興味がありました。本屋で見つけて中を確認し、購入決定。一言で言うと、「写真がきれいな、スタンダードな天然石本」です。内容は、一般に見かける50種類の石を、歴史的な背景、鉱物学に偏らない一般的解説、変種、フォールス・ネーム、処理、似た石などの項目で解説したもの。パワー・ストーン系のHPで紹介されていた検定ですが、パワスト的意味は「象徴」という項目で「幸福・長寿」などのように軽くふれられるに留まっています。鉱物系石好きさんには、物足りないかもしれませんが、石について、まんべんなくスタンダードな知識を得たいという方にはおすすめ。判形が大きく、見開きの片ページが写真で、しかも結晶・みがき・カットなどのバリエーションで、なかなか質が良さそうな石の写真が載っているのが魅力です。石の本というと、鉱物系の難しめだったり、石のパワー話に偏っていたりあるいは写真がいまいちか、原石だけ、磨きだけだったりしましたが、その点では、内容・写真共にバランスが取れていると言えます。おそらく、検定もスタンダードな種類の石のスタンダードな知識を問うものなのでしょう。これを機会に、石についての基礎知識を得るのは良いことかもしれません。いや、むしろ石ショップの方には是非とも受けていただきたい。たとえ、ビーズやアクセサリーのショップさんであっても。石好きさんにとっては、情報の第一歩はショップさんですから、例えパワストショップであっても、石の基礎知識は押さえておいていただきたい。フォールス・ネームや処理の知識だけでも役に立つこと請け合いです。鉱物的な基礎知識をわかりやすく説明している、こちらもおすすめ。水晶・石英・瑪瑙・ジャスパーの区別や長石グループの分類などをちゃんと解説しているあたりがなかなかマル。
2006/04/28
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ジェムシリカです……とはじめるには、ちょっと気が引けるので、「クリソコラ・クォーツ」としておきます。ご存じ、クリソコラは和名を珪孔雀石といいます。孔雀石と言えば、マラカイト。クリソコラはマラカイトと同じ銅を含む鉱物からできる二次鉱物ですが、成分の中に石英の成分でもある珪素を持つことから「珪」孔雀石の名前が付けられたのだそうです。緑がかった青の美しさとは裏腹に、とても軟らかくてもろいのが泣き所。ところが、このクリソコラに石英が染みこんだものが発見されました。石英なので硬度は十分。透明感やつやも出て、大変美しい石となります。これを「Silicified Chrysocolla」というのだそうなんですが、要するに「珪素が多い孔雀石が珪化した」という意味。その通りではあるけれどややこしいので、「ジェム・シリカ」という宝石名の方が通りがよいようです。さて、写真の石はいちおう、「珪素が多い孔雀石が珪化した」石。ただし、かなり石英の割合が多くて、「クリソコラが珪化した」というより、「石英にクリソコラが混ざり込んだ」感じ。真ん中に茶色い不純物も入っているし、お世辞にも「ジェム」とは言えません。それでも、私には十分。宝飾品の面から見れば質が低いとはいえ、よくぞタンブルになってくれていたものです。大きさは2.5センチくらいと小さく、しかも薄っぺらなのできれいに透けてくれます。色むらも不純物も景色として美しく、まるで海の中のよう。生命は海の波打ち際の潮だまり(タイド・プール)のようなところで生まれたという説があります。この石の青は、そんな生命のゆりかご(揺籃)の色。温かく豊かな色だと思います。
2006/04/28
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2006/04/27
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なつかし石第3弾。とうとうネタが尽きた……ではなくて、今はなんだかそういう気分。思いがけなくきれいに写真が撮れたから、とも言います(笑)。水晶と言えば、透明でピカピカしていて、なにやらカッコいい名前がついているものがあこがれで、一生懸命探していた時期がありました。カテドラルやイシスと言った名前を表示し、きれいに並べて売っている棚やお店は、なんだか敷居が高くて、もっぱら量り売りコーナーで地道に探したものです。今思えば、このころからお店の隅で「自分で探す」のが好きだったのかも。選ぶ石は変わったけれど、探す方法は、実は変わっていなかったのか……!イシスも、カテドラルも、レコードキーパーやダウも、最初の石はすべて量り売りの籠の中から探しました。自分で探すということは、どういう形がどういう名前であるのかを覚えることはもちろんですが、決して説明通りではあり得ない自然の造形に対し、どこまでがその名前が示す形なのかを、自ら判断することでもあります。わかりやすい例で言えば、「イシス」は五角形の錐面を持つ水晶のことですが、五角形であれば、どれだけアンバランスなものでもよしとするか、「いや、私はある程度きれいな五角形をイシスと呼びたい」と線引きするかということです。イシスのような条件が明確な石ならまだしも、カテドラルともなると、ラベルが付いていない以上、「これはカテドラルと言えるかどうか」は、自分の判断次第です。それもこれも、もとは予算の問題ですが、こうして自分で線引きして選ぶことで石の細かい表情を見ることを覚え、誰かが付けた名前よりも、石の造形の方に魅了され、しだいにへんてこ石に興味が写っていったのだと思います。さて、写真の石はおそらくブラジル産。らら平板状の結晶がぴったりくっついていて、クリスタル用語で言えば「ツイン」(鉱物用語のツインではない)。二つの結晶の大きさが違うので、もっと細かく言えば、「タントリック・ツイン」と呼ばれるようです。(大きさの違いがわずかなので、ソウルメイト・ツインとするところもあります。(これも個人の判断ですね)……と、ちまたで言われているマスター・クリスタルの説明に従えば、こうなるわけですが、今の私は、別のところが気になります。まずこの石は、形の上では二つの結晶がくっついたもののようですが、二つの結晶の間には境目がありません。ミストと呼ぶ白い霧状のインクルージョンが、ちょうど真ん中にあることからも明らかです。こういう石があるかと思えば、ばっちり境目があって虹まで出ている石もあるのに、どう違うのでしょう。実は、二つに見えて実は一つの結晶……ならば何故先端が二つあるのかが不思議です。カテドラルは逆に複数の結晶がくっついて一つの形になっているのに。また、二つに見えて実は一つというのは、エネルギーの融和や調和的な溶け合いを意味する「タントリック」という言葉にあっているかも。もしかしたらそういうイメージから名付けられたのかもしれない。だとしたら、「タントリック・ツイン」の名前を持つ水晶は、単に二つの結晶がくっついているだけでなく、間に境目がなく一つに溶け合っている石と言うことになるのかも。自分で見て、選んで、さらに自分に納得させていく。そういう課程を経て、石好き世界はちょっとずつ広がっていくのです。きっと。
2006/04/26
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ガネーシュ・ヒマール産のエレスチャルです。長さは5センチほど。例によって超拡大されています。それでも堂々として見えるということは、小さいながらも風格ある石だということ(たぶん)。ガネーシュのエレスチャルは、水入りのがすでに登場しているので、この石はエレスチャル2号。1号が層状の、個人的にはスケルタルと言いたいタイプだったのに対し、写真の2号は、まぎれもなくエレスチャル。複雑にでこぼこしている表面のために、透明度が低く見えていますが、実は、内部はかなり透明です。さらによく見ると、結晶のエッジや、成長線(横筋)のでっぱったところなど、少しでも尖って出っ張った部分が特に成長したために、複雑な形状になっていることがわかります。水晶は溶けた蝕像によっても複雑な形状になりますが、蝕像の初期の段階では、角の部分から溶けて丸みを帯びることが多いので、たぶんこの石は、珪酸分が多い熱水の中で急激に成長する段階を経た水晶なのでしょう。実は、お店にはもう一つ兄弟のような石がありました。どちらかというと、透明度と照りは兄弟石の方が優れていて、こちら(写真の石)は、形が優れていました。どっちにしようか悩んで選んだのは形の方。その甲斐あって、満足の一枚が撮れました。
2006/04/25
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別館サイトの「Download」コーナーに、20万hit突破記念の壁紙をアップしました。1点だけですけれど。バナークリックで別館サイトへGO!
2006/04/25
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本日、ゴールデンウィークを待たずして20万hitを突破いたしました!ありがとうございます!これからも「石好き道まっしぐら~」で、がんばります!20万ヒットで何か記念プレゼントをやってみようと思っていたのですけど、予想外に早くて間に合っていません。ゴールデンウィーク開けにでも詳しくお話ししますので、お待ち下さい。
2006/04/25
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なつかし石第2弾。最近、初期に買った石が、意外にきれいに写ります。○年越しで、やっと気心が知れる仲になったんでしょうか(笑)。この石は、ヒマラヤ水晶ビギナーだったころ、「ヒマラヤ水晶ならなんでも!(ただし、財布が許すもの)」というノリで買ったもの。当時はネパールだかインドだかわからず、いいえ、むしろそういう産地があることすら頭にありませんでした。今見れば、ずばりインド。ただ、面白いことにこのころ買ったインド産のヒマラヤ水晶には、不思議とガネーシュ産を思わせる形状のものがあります。この石も、一番大きな結晶が、素直な形状ではなく、いささかでこぼこしながら伸びているあたりが、ちょっとこの産地らしくありません。これより以後、だんだん産地とその特徴がわかってきて、インドよりネパール。緑泥入りのワイルド・ガネーシュ!……と好みがはっきりしてくるにしたがって、ちょっとこの石から遠ざかっていたのですが、最近また取り出してみました。差し渡しで5センチほどのミニクラスター。色は柔らかみのある透明です。よく見ると、結晶と結晶の間に薄板状の結晶が挟まっていたり(赤矢印)。一体どうしてはさまっちゃったんでしょう。さらには、一番大きな結晶の、右上の小さな結晶がくっついている部分に、ちょっぴりデンドライト(しのぶ石)がインクルージョンされていたりします。……というあたりは、あとから気がついたことで、この石の最初のイメージは「指」でした。一番大きな結晶の、でこぼこ加減がちょうど手の指のようで、まるでどこかを指さしているような感じに見えるのです。一体いずこを指さしているのか。……石好きの行く道でしょうか。やはり。
2006/04/24
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我が家のファントムの中でも最古参、たぶん、一番最初に買ったファントムだと思います。それも、石屋ではなく、服飾雑貨のお店で見つけたもの。今思えば、2.5センチほどの大きさにしては高いかも、という値段でしたが、当時は、そんなことはわからず、「なんて真っ白でくっきりなファントム!」……と、一目惚れしたのでした。こうして久しぶりに取り出して、じっくり見てみると、そのときの気持ちがよみがえります。やっぱり、この真っ白なファントムはなかなかいいかも~!今見ると、「ホワイト・ガーデン・ファントム」とてもいいましょうか。うっすらしたものもカウントすると、9段くらいのファントムが重なり、錐面は、ポリッシュなので正確なところはわかりませんが、もうちょっとでダウ。一番下のちょこんと突き出たファントムがかわいいです。おそらくさらに下に続いていたものが、途中でカットされてしまったのでしょう。産地は不明ですが、たぶんブラジル。「雪のような白」でありながら、あたたかみを感じる柔らかさ。石のまわりの空気感を写せた(……と思う)、ちょっと満足の一枚です。
2006/04/23
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別館サイトの「KIRIBAN」に別館サイト19000hitのjuraさま、ブログ190000hitの空翠清流さまのプレートをアップしました。遅くなってスミマセン……。「STONES」のコーナーに11点追加しました。「Glossary」のコーナーに、用語のアイウエオ索引を作りました。用語にリンクを張る作業に、自分で作っておきながらうんざり……。数の多さ「だけ」は、自慢できるかも。バナークリックで別館サイトへGO!
2006/04/23
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昨日に続いてパキスタンはShigar Valleyの石。なんと、緑泥によってミルキーなアクアマリン色に見える水晶です。こんな水晶があることは、全く知らなかったのですが、知り合いの石好きさんに、とてもすてきな結晶を見せていただいて、2004年の池袋ショーで「あそこで売ってるよ」と教えていただいてゲットしました。それも、どうやら石屋さんとおぼしき人が、まとめて買おうとしているところで、「いいよ、先に選んで下さい」と言っていただいての入手でした。幾重にもありがとうございます。あまり知られていないのも道理で、かなり産出量が少ない石らしいということです。それにしても、見れば見るほどアクアマリン色。形が水晶でなければ、間違ったりして……。以前、パキスタンの青水晶を手に入れた折り、その発色原因がクロシドライト(青石綿)であろうとわかるまでに、緑泥ではないかといわれたことがありました。そのころは、「緑泥=緑色」と思っていたので、緑泥なわけはないだろうと思っていましたが、こんな石を見ると、青水晶緑泥説も、見当外れではなかったのだなあと思います。この「アクアマリン色水晶」は、単結晶しか見たことがなく、表面に緑泥とわかる付着があるわけではないので、発色原因が緑泥というのは、聞いただけの話ですから、もしかしたら、今後違う原因になるかもしれません。さて、この石、デリケートな色合いだけにカメラ泣かせ。光によっては色が出ずに白く写り、色を重視すれば面の形が写せない……。もっとチャレンジしなければ。
2006/04/22
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パキスタン産のグリーン・クォーツです。1センチほどのおちびな石なので、マクロ・コンバージョンレンズをつけてがんばりました。さてこの石、ご覧の通りのパステル・グリーン。よ~く見ると、幾重にもファントムが入っていたりします。この色合いは、緑泥であるとも、フックサイト(クロム雲母)であるとも言われています。緑泥であれば、普通見かける深緑にならないことが不思議です。フックサイトであるとしたら……「フックサイトの内包によって緑色になった石英」……ってアベンチュリンの説明のようではありませんか。くどいようですが、アベンチュリンは「きらきらラメラメ石」のはず。ところがこの水晶、色は文句なくきれいですが、どう見てもキラキラしていない。そういえば、ルビー・イン・ゾイサイトに似た石でルビー・イン・フックサイトというのがありますが、あれもフックサイトと言いながら、キラキラしていなかったような。もしかして、フックサイトは雲母なのにキラキラしないものなのかと言えば決してそうではなく、雲母らしくキラキラの原石や丸玉を見たことがあります。不思議です。さて、この石の産地である「Shigar Valley」というところは、ちょっと面白いところ。このパステル・グリーン石のほかに、緑泥で「ミルキーなアクアマリン色」になった水晶や、まるで極上のシルバー・ルチル入りに見えるチューブ・インクルージョン・クォーツやクロシドライトによる、ブルー・クォーツが出たりします。ちょっと注目の産地です。
2006/04/21
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先だって開催された第1回MFA展の戦利品です。海外業者が参加していないので、これと言って目立つものはなかったのですが、そこはそれ、お店の隅にはお宝あり。例によって隅っこを中心に探し歩いてゲットしたのが写真の石。ヒマラヤ水晶です。ネパール産です。またか……とおっしゃらず。今まで当ブログには登場していない「ジュゴール・ヒマール産」です。やっとゲットできました♪大きさは2センチほど。色味のない無色透明で、金属光沢のあるヘマタイトの薄片が刺さるように一部内包されています。これがジュゴール・ヒマール産か……としみじみ……とはいきません。なんだか見るからに、ガネーシュ・ヒマール産にそっくり。さらには、アンナプルナ産として、こんな感じのヘマタイト入りがあったような……。お店の人にお話を伺うと、やはり、ネパール国内の詳しい産地は現地の人しか知らず、現地の人に聞いても、「あの山のあそこらへん」程度。流通の拠点が記載されたり、有名だからという理由でまとめてガネーシュ・ヒマール産にされていることも多いとか。じゃあ、この「ジュゴール・ヒマール産」は、どうやって判明したのでしょう?ちょっと心配……。まあ、ジュゴール・ヒマールは、ガネーシュ・ヒマールに比較的近いので、似ていても不思議ではありませんけれど。産地重視で選んでしまった石ですが、水のような透明感はなかなかです。人出と会場に余裕があるショーだったので、じっくり見てまわることができ、他のお店では「あ、ヌーマイトだ!」と騒いで、「良くこの石をご存じですね」と言われたり、「この水晶はインドのパルバティ渓谷というところで採れたものです」という説明に「クル渓谷に平行して走る谷ですね」と答えて「業者さんですか」と聞かれてしまったり。……ちょっと挙動不審だったかも。
2006/04/20
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えーと、続いています、アベンチュリン。アベンチュリンについて調べていたら、「フックサイト(クロム雲母)を内包するクォーザイト」という説明を見つけました。「クォーザイト」って何だ?思わず脱線して、調べてみました。クォーザイト(Quartzite)は、クォーツァイトともいい、日本名では「珪岩」です。石英質の堆積岩(または砂岩)が変成作用を受けてできた岩なんだそうです。……と、こう書けば実にシンプルな説明なんですが、みなさん、これがどういうことだかおわかりでしょうか。私は、わかりませんでした。堆積岩くらいはわかるけど……それが石英質って?堆積岩がどうなれば、あのアベンチュリンみたいな石になるのだろう?不純物が多くなりそうだけど……?一度気になり出すと、かなり謎だらけ。「????」……と、?マークを連発しながら、目についた単語を片っ端から検索しました。意味不明なうなり声と共に、私なりに理解したところによると……。堆積岩は、ご存じのように砂や泥、小石などが湖や河口、海の底に堆積したものが押し固められた岩。変成作用とは、いったんできた岩石(原岩)に熱や圧力などが加わり、岩石を構成する鉱物の組み合わせや構造が変化することです。つまり、クォーツザイト(クォーツァイト)は、石英質の砂が堆積して押し固められてできた岩が、熱や圧力を受けて変化したものということになります。つっこんで調べてみると、さらに面白くなってきました。トレード・ネームである「インド翡翠」の名前が示すように、グリーン・アベンチュリンの主な産地はインドです。このインドという産地は、ダテではありませんでした。ここで、クォーツァイトができる条件を考えてみます。まず、石英質の砂が地積するためには、もとの石英が豊富でなくてはなりません。ちょっと盲点だったのが、この場合の「石英」が、水晶や塊の石英でなくても良いと言うことです。そもそも、石英(SiO2)の原料である珪素(Si)は、地球上に豊富に存在します。火山活動などで、地中深くからマグマがあがってきて、じっくり冷え固まると、その中で溶けていた鉱物が結晶を作ります。花崗岩はこのような環境でできた岩で、大雑把に言うと長石と石英がモザイク状に混じっています。おなじみの石英や水晶は、冷え固まっていくマグマの中で最後に押し出された気体が泡のような隙間を作り、そこに熱水が流れ込んだり、マグマの中で水分を含んで、最後まで固まらなかった部分が、岩の裂け目を移動している中でゆっくり結晶したものです。空間がある部分で結晶したので、結晶の形をとどめていることができたというわけで、隙間を埋め尽くしてしまえば、塊状の石英です。つまり、塊状の石英や水晶は、マグマの中から晶出する石英の一部であると言うことです。すると、クォーツァイトができる条件としては、マグマが地中からあがってきて石英ができる条件がそろっていたところ、ということになります。また、砂は岩石が風化することでできますが、石英は風化に強く、砂は石英主体となることが多いです。さらに、風化・侵食作用によってできた岩の破片(小石や砂)が水や風によって運ばれる途中で、比重の似たものが同じようなところにかたまり、結果的に不純物が取り除かれることになります。(これを漂砂鉱床といいます) ここで第2の条件。石英質の砂が堆積する海の底であったものが、現在は陸地であること。砂漠や湖もありですが、規模と変成の際に水があった方がいいということで、海底を想定しました。そして第3の条件。変成作用が起こりえる場所であること。変成作用は、熱・圧力なので、岩があるところにマグマがあがってくると、マグマに接していた岩は、その熱で変成作用を受けます。また、地殻変動で圧力がかかれば、これも変成作用となります。さて、インドはこの3つの条件を、どうクリアするでしょう?まず、第1条件。地中からのマグマ。もともとインドはアフリカとくっついていました。……というか、地球上の陸地が一つに集まっていたパンゲア大陸が分裂し、ゴンドワナ大陸になり、それがさらに分裂してインドやアフリカになりました。大陸を分裂させたもの……それは、地球の奥深くから昇ってきた巨大なマグマの流れ。インドのデカン高原は溶岩台地でもあったと言うことですから、第1条件は、らくらくクリア。第2条件の、もとは海、現在陸地。についても見てみましょう。先ほど、インドはアフリカと分離したと書きましたが、今はユーラシア大陸とくっついています。アフリカと分離したインドは、マントルの流れに乗っかってユーラシア大陸方向に流され、ぶつかりました。インドがユーラシアの下に潜り込むような形になってできたのがヒマラヤ山脈です。このとき、もとはユーラシアとインドの間にあったテチス海の海底も持ち上げられました。ヒマラヤでアンモナイトの化石が出たり、岩塩が採れるのもそのためです。……というわけで第2条件クリア。ついでに第3条件もクリア。あのヒマラヤ山脈を天に向かって押し上げた力、その圧力は想像を超えます。グリーン・アベンチュリンがインドのどのあたりで採れるかまではわかりませんでしたが、インドには変成作用を起こすに十分なパワーがあるのは確かです。……と、このようにインドには大規模にクォーツァイトが産出する条件が整っているのです。残るは「グリーン・アベンチュリン=クォーツァイトか?」ということです。アベンチュリンは、「アベンチュリン・クォーツ」とも書かれることがあるのでそれに従えば、「クォーツ=石英」なんですけど……。私は、あえてクォーツァイトに1票。理由は、グリーン・アベンチュリンの不透明さと、均一さです。かつてはインドと陸続きだったマダガスカルからは、かたまり状のローズ・クォーツが出ます。ローズ・クォーツには、白く濁って不透明なものもあれば、透明度が高いものもあります。結晶の形を残さず塊状になっているとはいえ、石英と言うことは、大きくしっかり結晶しているものもあるわけで、透明度が高いものがあることはうなずけます。しかし、クォーツと名前が付いているはずのグリーン・アベンチュリンには透明度の高いものは見あたらず、色づきも均一で、クラックもほとんどありません。このことは、グリーン・アベンチュリンがつぶつぶの集まりであるクォーツァイトだと考えれば、納得できるような気がします。では、同じつぶつぶ構造であるカルセドニーとクォーツァイトがどう違うのかと言えば、カルセドニーは、最初から石英が目に見えないくらい小さく結晶して降り積もるようにして大きくなったもの。そのため、年輪状の縞があります。一方クォーツァイトは、風化して細かくなった石英の粒が押し固められ、さらに変成作用を受けたもの、つまり、一度できたものにさらに変化が加わったものなので、縞模様はなく、均一な感じの石になるのだと思います。また、「岩」であれば産出量の多さも納得できます。このようにでき方が大きく違うのですが、つぶつぶ構造であるため染色しやすいという共通点があります。クォーツァイトには白いものもあり、緑に染めると高級な翡翠に、赤ピンクに染めると高品質のロードクロサイトそっくりになるそうです。ご注意あれ。
2006/04/19
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春は緑の石。昨日のモルダバイトは、ややレアな緑の石でしたが、石好きさんにおなじみの緑の石と言えば「アベンチュリン」ではないでしょうか。タンブルでも、ビーズでもよく見かける、石好きさんの基本ラインナップのレギュラーのような石。……そこに落とし穴がありました。アベンチュリンって何色?……と聞かれたら、かなりの石好きさんが「緑」と即答するでしょう。これは間違いではありません。「アベンチュリン」として売られている石の、ほとんどが緑です。そのほかにレッド・アベンチュリンと呼ばれるオレンジ色っぽい石や、ピンク・アベンチュリンという白っぽいベージュピンクで雲母の欠片を固めたようなタンブルを見かけたことがあります。アベンチュリンってどんな石?……と聞かれたら、どう答えますか?ショップの説明などでは「フックサイト(クロム雲母)のインクルージョンによって緑色になった石英」だと説明されています。その説明で納得し、長らくそのままにしていたのですが、ふと疑問が頭をもたげました。「アベンチュリンって、名前のわりにキラキラしてないよねえ」……。ちょっと補足します。「アベンチュレッセンス」という用語があります。これは、水晶などの鉱物に、別の鉱物の小片がたくさん内包されて、細かなラメがたくさん散らばったようにキラキラする効果を現す名称です。これは名前の通り、アベンチュリンに由来する言葉。つまり、アベンチュリンは、きらきらのアベンチュレッセンスを示す石でなくてはおかしいのです。でも……アベンチュリンって、あんまりキラキラしてない。そこで、改めて調べてみたら、いろいろ見落としていたことがわかってきました。まず……アベンチュリン=緑ではありませんでした。本来は、ヘマタイトやゲーサイトを含んでキラキラ輝く赤~褐色の水晶または石英を指していたのですが、近年産出しなくなったため、インド産フックサイトを含むグリーン・アベンチュリンが主流になったと言うことでした。つまり、よく見かける緑のアベンチュリンは、アベンチュリンの中の一つなのです。アベンチュリンの和名は、「砂金石」あるいは「砂金水晶」です。ところが、この段階ですでに情報の乱れがあります。本来のアベンチュリンが流通していないため、グリーン・アベンチュリンのトレードネームである「インド翡翠」が和名扱いされていたり、「砂金石」で調べると、ゴールド・サンド・ストーン(ゴールド・ストーン)が出てきたりします。(茶色のガラスに銅の小片を混ぜてアベンチュレッセンスを出したもので、日本名は「茶金石」。人工のガラスです)「砂金水晶」という名前があるからには、結晶の形をした「アベンチュリン」もあるんだろうか。調べてみたら、ありました! 無断で画像を貼ることはできないので興味のある方は「砂金水晶」で画像検索してみてください。なるほど褐色。なるほど、きらきらアベンチュレッセンス。昔はこういう石が出ていたのか~。いいなあ……。
2006/04/18
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そろそろ新緑の季節がやってきました。「春」といえば、日本では「桜色」のイメージですが、海外では若葉の糸が春のイメージなんだそうです。透きとおるような明るい緑の色は、日が高くなり、透明度を増した春の光で、最も美しく輝く色だと思います。この季節になると、透明感がある緑の石を撮りたくなるのは、そのせいかも……。……というわけで緑の石・モルダバイトです。モルダバイトには、1480万年前に落下し、現在のドイツにリース・クレーターをつくった隕石が関係していると言われ、隕石落下の際に、その衝撃と熱で溶けて飛び散った地球の岩石が固まった、天然のガラスです。同じようにできた、他のテクタイトはほとんど黒で、むりやり光に透かしても褐色です。なのになぜ、モルダバイトはこんなにきれいな緑なのでしょう……!?ものがガラスなので、磨いてしまうと本物なのか、人工ものかの区別が付きません。それに、表面の独特のでこぼこが美しいと思うので、モルダバイトは、原石(未研磨)が好きです。しかし……写真に撮ると、必ずどこかがピンぼけます。おかしいなあ……。
2006/04/17
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「鉱物」と「鉱石」という言葉があります。ふと思いついてこの二つの言葉を辞書でひいてみたら、ちゃんと意味が違う言葉でした。まとめてみると以下のようになります「鉱物」:地中に天然に産出し、科学的にほぼ均一で一定の性質を有する 無機物(多くは固体で、結晶している)。「鉱石」:有用な金属を含む鉱物の集合体のこと。……ということは、厳密には人工のものを鉱物とは言わないし、鉱石は、鉱業として、採掘の対象になる……産物、あるいは材料という意味の言葉だということです。つねづね、「石は地球の欠片だ」と思っている私にとっては、使うならば「鉱物」でなければならない。ど、どこかでぽろっと「鉱石」なんて書いていないだろうな……。発見されましたら、こっそり教えて下さい……。
2006/04/16
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原石派!……ときっぱり宣言しちゃう私ですが、タンブルやポリッシュ、丸玉、そしてちょっぴりですがルースも持ってます。結晶の形で産出しない石や、結晶があっても効果な石はタンブルが手頃ですし、磨いた方がきれいな石もあるのです。今日の石は、ルースと行っていいのかちょっと判断しかねる、しかし、磨いたことで美しさを増した……アズライト・マラカイトです。長さ2センチほどの薄っぺらな……ちょっぴり丸みを帯びたスライス。一部に原石のでこぼこを残しています。磨いたことで、アズライトの深い青と、マラカイト混じりの青緑が複雑な模様になって現れていて、まるで熱帯の夜の海。写真にとって拡大してみると、アズライトの濃い青の部分に吸い込まれそうです。この手の石は(タンブルでも)、光に透けないし、光をあてると肝心なところが白く反射して、どうにもこうにも苦手な石なのですが、たまたまうまく撮れました。色もなかなかキレイに出たと思います。アズライトとマラカイトは、兄弟のような銅の鉱物で、長い年月のうちには、アズライトがマラカイトに変化してしまうそうです。それほどまでに似ているので、アズライトとマラカイトは、一緒に(混じって)産出することが多いです。このような石を「アズマラカイト(アジュマラカイト)」と言うようですが、実はこの名称、海外サイトではまず見かけないように思います。少なくとも、私が検索した限りではほんの少ししかヒットしませんでした。もしかしたら、「ライトニング・クォーツ」のように、和製用語だったりするかも……?※追記この雑記は2006年4月のものです。2007年2月2007年2月に再び検索したところ、「Azurmalachite」で海外サイトがたくさんヒットしました。。ちゃんと使われている単語のようです。アズライトとマラカイトが混じった石のことを「アズロマラカイト」ともいいますが、「Azuromalachite」だと、日本語サイトしかヒットしません。アズロマラカイトは日本だけのようです。
2006/04/16
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トルマリンが好きな方はたくさんいらっしゃると思います。「ない色はない」と言われるほどの豊富な色合いと透明感は、さすが宝石鉱物。しかし、宝石鉱物だけあって水晶に比べて高価なので、私の無意識(あるいはなけなしの良識)は、トルマリンに対してバリアーを築いているようです。……というわけで、ちまたで人気のトルマリンも、我が家ではかなりの少数勢力。そんな「希少種」から、おちびでキュートな石にご登場願いました。アフガニスタン産のトルマリンです。アフガニスタンのトルマリンは、淡いパステルカラーのものが多いようです。緑や水色、ピンク。バイカラーや、それ以上のパーティ・カラーのトルマリンが産出し、じっくり見ると、むちゃくちゃキュート。小さな原石がどっさり入った籠の中から探したのが写真の石。直径は1センチ足らずですが、それでもしっかり、ウォーター・メロン。「か、かわいい~」と思わずゲット。手に入れたのは、冬真っ盛りの頃ですが、淡い色合いが冬の陽射しでは撮れず、春の光待ちをしていた石なのです。
2006/04/15
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行ってきましたMFA。懲りもせずに初日出撃です。ミネラルショーとしては12月の池袋、6月の新宿の中間、石好きスケジュールとしてはツーソンものの販売と新宿ショーの間という、うれしいような、お財布と要相談のような、微妙な時期。知名度も実績も今後構築という第1回であることと、平日であることもあって、人出はまあまあ。出店業者はほぼ国内で、数は残念ながらちょっと少なめ。そのせいで会場はゆったり、じっくり見て回ることができました。M(ミネラル)F(フォッシル=化石)A(アクセサリ)という名前から10月のIMAGE展のようなアクセサリー・磨き中心の展覧会になるのではと危惧していましたが、見たところかなり原石率高し。もちろん、ルーズやアクセサリーのブースもあり、(化石は1、2店)個人的には、いろいろ見られて良い割合だったと思います。肝心の品揃えですが、これはちょっと微妙。海外業者がほとんど出店していないため(日本に事務所があるところとかは出ています)、おおっという目玉はちょっと望めません。また、ツーソンものを販売したあとだったり、業者によっては、ツーソンから国内に荷物を送って仕分けが思うようにはかどらず……という端境期。また、北や山頂の産地での採取はこれから温かくなってからなので、これまた新産はちょっとお預け。では、見るべきものが全くないかというとそうではなく、じっくり探すと国産の鉱物が以外にもお値打ちだったり、マダガスカルのフローライト入りの未研磨のがけっこう安かったり、ヒマラヤ水晶を出品しているところが3店舗もあったりレインボーガーネットがルースも含めてかなり出ていたり、最近はじめたばかりという新しい石屋さんにお会いしたり、おなじみのお店で「在庫整理するから」と、裏で在庫を漁らせてもらえたり(←裏技)探していたヌーマイトを見つけたり……つまり、このお店がおすすめ!……というのではなく、このお店のこれ、あのお店のそれ、というかんじで探せばあっちこっちでお値打ち良品を見つけることができるというパターンです。ですから、明日、明後日とお出かけの方は、じっくり隅から隅までじっくりお探し下さい。日頃の研鑽、眼力が試されるときですぞ(笑)。あと、石好きさん同士での情報交換も有効かと。私が帰ったあとに売れてしまったかもしれませんが、小さい水晶に照りの良いトパーズ付1500円とか、3000円台、5000円台のカンチェンジュンガのアクアマリン(色が絶品!)とか、グラム5円のヒマラヤ水晶とか(ひとつ1000円もあり)バナジナイト(モロッコ)ひとつ1000円とかがありました。そういえば、スーパーセブンの「原石」もありましたが、入っているのは2つか3つと見ました。興味のある方はお探しあれ。……というわけで、私は、目玉がないといいつつ、ちょぼちょぼ買ったあげくの「ちり積(つも)状態)」。6月の新宿ショーが控えているのに~!
2006/04/14
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素材サイトに追加しました。やな、シンプルな背景のほかなルーン文字の素材です。ルーン文字は「ルーン・ストーン」ということでむりやり石素材。バナーベースもアップしたのですが、表示がうまくいかないので確認中です……。バナークリックで、素材サイトへGO!
2006/04/13
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(たぶん)カルセドニーの上に、きりっと透明でシャープなアポフィライトが結晶した、インドらしいクラスターです。思うに、アポフィライトは、単独でクラスターになっているより、こうして何かとコンビネーションになっている方が、透明感も照りもいいような気がするんですけど……。このクラスターもミネラルショーでゲットしたもの。このようなアポフィライトや沸石類の標本、特にいろいろごちゃごちゃくっついたものは、ミネラルショー以外ではなかなかお目にかかれません。見かけたとしてもミネラルショーの方がだんぜん安いので、「いやいやここはちょっとまて。こういうのがあると覚えておいて、ミネラルショーで探してみよう」……ということになります。さて、写真のクラスター、長さは12センチほど。掌ちょいオーバーのしっかりしたサイズです。ところどころダメージがあるのが残念ですが、なんといってもアポフィライトが美しく、全体の色合いが繊細でクールなブルー・グレーっぽいところがお気に入り。このような色合いの石を撮るには、春のこの時期の光が最適です。冬の低い光は黄色っぽくて色を損なってしまいますし、夏の強烈な光は影がきつく出過ぎるからです。複雑な形状と、デリケートな色合いのために春に季節を選び、やや薄曇りの天気を選び、何度もチャレンジして撮った写真がこれ。冬の名残のようなひんやりシャープな感じが出ているといいのですけれど、いかがでしょう?明日はいよいよMFA展。どんなショーなのか、ドキドキ、わくわく。初日めがけていってきま~す。
2006/04/13
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今ごろですが「ナルニア国物語」見てきました。これが「ロード・オブ・ザ・リング」の4作目であれば、何をおいても初日に映画館に駆けつけてるんですけど、ナルニアが今頃だというのが、私の熱意のほどを物語っています(笑)。映像はきれいでした!CGを「ロード・オブ・ザ・リング」と同じところが手がけているだけあります。フォーンとか、ケンタウロスとか、グリイフィンとかファンタジーではおなじみの生き物がすばらしい造形となめらかな動きで画面せましと駆け回っています。リーアム・ニーソンが声を演じるライオン・アスランの咆吼を映画館の音響で体感し、凛々しいケンタウロスたちを見られただけで、レディース・デイ1000円の価値はあったかも……。残念ながら原作は未読なので、映画だけの判断になりますが、脚本にも特に大きな破綻はなかったような……。聞くところによると、けっこう原作に忠実な展開だったということです。総合的には、配給元がディズニーであることもあってか、対象年齢は低め、映像の密度は高いけれど、ストーリーの密度は低め、というかんじでしょうか。「ストーリーの密度」についてちょっと補足してみます。誰が決めたのかは知りませんが、世界三大ファンタジーというのがありまして、それは、「指輪物語」「ナルニア国物語」「ゲド戦記」だというのですが、この中で「ナルニア国物語」だけが未読です。なぜかというと、この三つのなかでナルニアだけが現実世界とつながっているファンタジーだから……と申し上げておきましょうか。ご存じ指輪物語はミドル・アースが、ゲド戦記は多島世界・アースシーが、ナルニア国物語はナルニアが物語の舞台になります。「指輪」と「ゲド」では、それぞれの主人公が舞台となる世界で生まれ、そこで生き、物語を紡いでいきます。対して「ナルニア」では、現代社会(第二次世界大戦当時)の少年少女達がナルニアに入り込み(誘いこまれ?)、そこで物語が始まり、最後に現実世界へ戻ってきます。そこが、好みではなかった……というわけなんですが……。この3つのファンタジーは、作品世界の作り込みという点においてそれぞれにすばらしく、最近の量産ファンタジーの追随を許しません(←個人的見解)。どれが劣っているというわけではもちろんないのですが、現実世界から異世界に紛れ込むという設定によって、いわば主人公達が読者のナビゲーター役を果たし、最後に戻ってくる、つまり、異世界はあくまで異世界であるという感覚を生み出しているように思うのです。それは、読みやすさ、感情移入のしやすさにつながりますが、一方で、「彼らは最後に戻ってくる」という安心感を生み出してしまうのではないでしょうか。作品世界を「現実」とし、主人公がそこに生まれ、生き、死んでいく「指輪」と「ゲド」は、現実感覚を持った主人公というナビゲーターを持たず、そのうえで作品世界を読者に紹介しつつ、読者を世界に引き込んで行かなくてはなりません。読者を引き込み、そこから逃すことなく物語を紡いでいくには、「ナルニア」にはない緊張感が生まれます。この緊張感が好みなんですねえ……私。この感覚は、石好きの分野にも生きております。ヒーリングなどで用いられる「天使」「女神」「妖精」が、ピンとこないのがそれ。どうしても女神は、やさしいだけの存在ではないだろう、天使は無慈悲で凶暴な一面も持っているだろう。妖精は、けっこう凶悪なのが多いはずだ……と思ってしまうのです。決して詳しいわけではありませんが、いくつかの神話や聖書の記述、妖精の伝承のもとをたどってかじってみれば、現在イメージで語られる「天使」や「女神」や「妖精」が、実はちょっと違うぞということがわかるはず。なぜ、そんな重箱の隅をつつくかと言えば、神話や伝承こそが、女神や妖精を生み出した土壌に直結していると思うからです。ファンタジーにおいて、作品世界が作り込まれていなければ、そこは主人公にとっての「現実」にはなりえず、物語は単なる絵空事に成り下がります。同じように天使や女神や妖精を、単なるきれいなイメージで語ることは、その存在の半分をけずり落としてしまうようで、抵抗があるのです。同じように、石も見た目きれいなものとして楽しむだけでなく、それが生まれた場所や、そのしくみについても知ってみたい。もっと詳しい人から見れば、誤解があったり、てんでわかってないということになるでしょうが、知りたいという気持ちだけは持っていたい。イメージを楽しむのは好きです。しかし、どうやら私は緊張感がある、理屈っぽいイメージが好きなんだ…………ということになるんでしょうか。
2006/04/12
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インドはクル産のヒマラヤ水晶です。この産地の水晶らしく形は素直で、透明度高し。表面にクリスタル用語で「バーナクル」、すなわち「フジツボ」と呼ばれる小さな結晶がプチプチプチとたくさんくっついているのと、真ん中あたりに目立つクラックが入っているのでダメージがある結晶のように見えますが、実は照り良し、エッジ良しのうえ、不完全ながらDTです。トップに近いあたりに虹も出て、写真にも淡く写っています。この水晶の一番の特徴は、シトリンであること。淡い色合いなので、写真にはなかなか写らないのですけど、ブラジル産のシャンパン・シトリンと呼ばれる淡いシトリンと並べてみたら、負けず劣らずのシトリンぶり。しかも、こちらの石の色合いは、若干緑がかったレモン・イエロー。インドのクルやマナリ、あるいはパルバティの水晶は、酸化鉄のコーティングにより、ほんのりピンクやオレンジがかっていることが多いです。中にはちょっとクリーム色がかっているかな? と思う石もありますが、はっきりシトリンといえる石には、お目にかかったことがありません。写真の石が、インド産・ヒマラヤ水晶の「初・シトリン」。おお~、シトリン、あるのねえ……と思わずチョイスし、しげしげと眺めていたら、とある産地の石に似ているかも、と思ってしまいました。カイラス産の水晶です。地図を見ていただくとわかるように、インドのクルヤマナリ、そしてカイラスは、ヒマラヤ山脈の範囲内。カイラス産は、普通ヒマラヤ水晶といって思い浮かべるネパール(ガネーシュ・ヒマール)とは、かなり離れていて、産出する水晶は、ガネーシュ・ヒマール産のものとは似ていません。クルやマナリとも同じくらい離れているのですが、水晶は、どちらかというと似通っています。形が素直なところとか、エッジはシャープなのに柔らかさを感じるところ、バーナクル(表面に付着したたくさんの小結晶)の付き方、そして今回見つけた緑ニュアンスのシトリン……。もちろん、似通っていない石もありますが。もしかして、似通った地層が伸びているんじゃないかなあ……と想像をふくらませてしまいます。
2006/04/11
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※2006年6月。モルガナイトではなくアパタイトである可能性が高まったので修正。ガーネット付アクアマリン、カイアナイトもどきアクアマリンに続いて、今さらながら、2005年末の池袋ショーで手に入れたベリルシリーズ第3弾。ちびすけモルガナイトです。写真では透明なベリルであるゴシェナイトに見えてしまうかも……。ゴシェナイトなら、それはそれでうれしいんですが、写真では手前に移っている白い長石を結晶越しに見ると、ほんの~りオレンジがかったピンクに見えるような……気がする。これまた1センチ強の石なので、とっても格安です。このときのショーでは、このお店で極小石ばかり探してましたね。それでも、マクロレンズで根性マクロ撮影すれば、立派に美しい石の世界。モルガナイトは、なかなか結晶の形のきれいな石に巡り会えないのですが、これは、結晶の形、透明感はなかなかマル。そのぶん、色は「……気がする」という程度ですけれど。お店の隅には掘り出し物アリ。今週末のMFA展でも、隅で宝探ししてみます。
2006/04/10
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10日書き込みの9日日記です。この日は、バタバタしていてちょっくらさぼりでした。ここのところ、ずっと400人以上の方においでいただいていて光栄なのですが、この日はさすがに300人台。それでもありがたい限りでございます。そこで、ちょっと不思議に思ったこと。ごぞんじ楽天ブログには「日記リンク」の機能がありまして、当ブログに日記リンクしていただくと、ブログの更新が通知されることになってます。おそらく、日記リンクして頂いている方では、更新がないこともおわかりなので、おいでいただかないということもあるのでしょうが、それをさっぴいても更新のあるなしで100人の差が出ると言うことは、日記リンク以外に、ブログの更新がわかる手だてがあるんでしょうか。いやいや、逆に更新もしていないのに300人以上の方においでいただいていると言うことの方が恐縮しきり。このごろは、テーマも選択してないし、yahooでヒットするわけでもなかろうに、みなさん、一体どこからこのブログにたどり着かれたのでしょう。別館サイトのアクセスを見ていると、時々アメリカやドイツ、オランダ、時にネパールからもアクセスがあったり。(ときどきですけど)こでもいったいどこから……以下同文。インターネットは、世界につながっているといわれますが、それを実感するのがこんなとき。うれしいような、どきどきのような。申し訳ありませんが……誤字脱字は、こっそり変換してお読み下さいませ。今後も、石だらけサイト「虚空座標」をどうぞよろしく。
2006/04/09
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へんてこ水晶のメッカといえば、ロシアのダルネゴルスク。変わった水晶というよりも、「これって、ほんとに水晶?」と疑いたくなるほどへんてこな水晶を産出します。マダガスカルもへんてこ水晶を産出しますが、マダガスカル産水晶が「水晶のままで自由に伸びやかに形を作っていった」石ならば、ダルネゴルスク産水晶は「水晶であることをやめて、新しい形を求めていった」石、という感じ。へんてこ水晶好きの私には、たまらない産地です。 そこで不思議に思うのが、「このへんてこ水晶って、どんな風に生えて(母岩にくっついて)いるんだろう?」ということ。普通の水晶ならば、クラスターやジオードを見れば、どのように生えていたかが分かります。 しかし、「これって、水晶?」なダルネ水晶はどうでしょう?どうみても普通の水晶のように、母岩にくっついていたようには思えない……。そう思っていたところ、2005年6月の新宿ショーで、ダルネゴルスクの地表をそのままひっぺがしたようなクラスターを発見!長さ20センチくらいのクラスターというか、母岩に、 「筆状」とか「つくし状」とか言われるあの不思議な形の水晶が、母岩にくっついたままになっています。やっぱり、水晶には見えないかも……。洞窟の中の不思議な植物といわれたら、信じてしまいそうです。このクラスターには、水晶だけでなく、鱗状のカルサイトもくっついています。おまけに左端の水晶は、「逆向きに刺さって」います。おそらく、この部分で母岩がオーバーハングしていて、水晶が逆向きに生えていたのでしょうか。クラスターはどうしても大型になってしまうので、石は手のひらサイズ以下希望の私には、手が伸びづらいのですが、これは、即決。お値段は……、大きさから考える値段より、一桁少ないです。頭にもう一個「1」が付いていてもおかしくないはず。さすが、ミネラルショー!
2006/04/08
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メキシコ産のヘミモファイト(ヘミモルファイト)です。これもかなり以前に買った石です。このころは、「私は水晶中心で集めてます!」という意識が、さほど強くなかったような。だからこそ買えた石かもしれません。今だったら、水晶の棚に直行です。 さて、ヘミモファイトというと、「水色の石」というイメージが強いのではないでしょうか。 ビーズになっている石はたいてい淡い水色ですし、原石でも水色のもこもこしたかんじの石をみかけます。この淡い水色は銅を含むためで、ふつうは、写真の石のように透明か、白色のものが多いのだそうです。そもそもヘミモルファイトの特徴は、色ではなく結晶の形にあります。和名の「異極鉱」が示すように、結晶の両端の形が異なるのです。このような結晶を異極晶といい、ヘミモルファイトはその代表格です。ヘミモルファイトの結晶は、一方がマイナス・ドライバのように平たく、もう一方がピラミッド状にとがっています。写真の石の場合は、平たい方の端がそろって並び、扇状に固まって成長しています。ピラミッド状にとがっているという端の方は、残念ながら見えません。 この石が、私が手にした最初のヘミモルファイトで、我が家で唯一のヘミモでもあります。そのためでしょうか、ヘミモルファイトといわれると、水色よりも透明な石というイメージが強いです。たまたま、ヘミモルファイトでは水色よりも透明な方が本来の色合いだったからよかったようなものの、もし逆なら、ちょっとややこしいことになるところでした。最初の石の印象は、なかなか強いです。
2006/04/07
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久しぶりに国産の石。北海道の黒曜石(オブシディアン)、十勝石です。黒曜石といえば、その名の通り黒が多く、北海道でも黒いものが多いようですが、中にはこのように色が混じったものも出ます。茶色と黒が混じった黒曜石を「マホガニー・オブシディアン」とよぶことがあります。しかるに写真の石は、赤と黒。このような黒曜石を「紅十勝」とか「花十勝」と呼ぶのだそうです。黒い中に赤い色が墨流しのように紛れ込む美しさ。いまだ、マグマの熱をその中に閉じこめているような雰囲気です。ガラスならば(オブシディアンは、天然ガラスですけれど)分かりますが、天然の状態で、どうやってこんな色合や模様ができあがるのでしょう。 黒曜石(オブシディアン)は、地中からあふれた珪酸分の多い溶岩が、急激に冷えたために結晶を作ることなく固まったもの。水晶が文字通り大地の結晶であるならば、黒曜石の方は、もっと荒々しく、もっとプリミティブな、地球の「血」とでもいえるようなものだと思います。パワーストーンの分野では、時にネガティブな意味合いを付けられていたりしますが、それについては、はっきり「おかしい」と言わせていただきます。 黒曜石が作られるメカニズムは、すなわち地球が生きている証のようなもの。そしてそれは、生命の星であるメカニズムのひとつでもあるのです。そこから生まれる黒曜石に、なぜそんなネガティブな力があるというのでしょう。黒い色が多いだけに、ネガティブなイメージを受ける人もいるのでしょうが、それはその人だけのイメージです。「○○といわれているから」という意見を、ただ鵜呑みにするのではなく、「なぜ、そういわれているのか」を考え、そのうえで、その意見を取り入れるのかどうかを判断するだけの客観性は必要でしょう。だいいち、多くの人が訪れるハワイ島は、オブシディアンの島とも言われているそうですから、オブシディアンに、よく言われているようなネガティブなパワーがあったら大変なことになってるでしょう(笑)。
2006/04/06
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ガネーシュ産水晶です。2センチくらいのおちびです。量り売りだったので、たしか200円ほど(150円だったかも)。量り売り万歳! ありがとう!針状結晶が根本の方にたっぷり入っています。今までは、「ルチル」といっていましたが、色々調べてみたところ、どうやらルチルではなさそうです。金属光沢も見られず、確かにルチルと言うよりは、色が枯れススキっぽい。(あだ名というほどではありませんが、「枯れススキ入り」と呼んでます)国産の山梨県塩山市竹森の水晶に「ススキ入り」とよばれる針状のインクルージョンを持つ水晶があり、見た感じがかなり似ています。この竹森水晶のインクルージョンが、苦土電気石つまりドラバイトだというのです。さて、写真のガネーシュ産の「枯れススキ」はどうでしょう?仮にドラバイトだというのならば、ドラバイトが産出していなければなりません。さて……。たしかにドラバイトは出ています。しかし、ドラバイトといえば、ガネーシュヒマールからはやや離れたジャジャルコット産なんですよねえ……。アンナプルナ産とガネーシュヒマール産の水晶が混ざっていたという話は聞いたことがありますが、ジャジャルコット産のものがまざるのはちょっと難しそう……。うーむと悩んでいたら、参考になりそうな石がありました!こちらの石に、ショールが付着・内包されているのです。ショールといえば、おなじみの黒いトルマリン。大きな結晶になると、ドラバイトとよく似た太くてごつい結晶になります。にているのもそのはず。どちらも鉄とマグネシウムを含んでいて、鉄よりもマグネシウムが多くなればドラバイト、鉄の方が多ければショールになるというのです。ショールが出ていて、水晶にくっついているとなれば、ドラバイトが「枯れススキ」になる可能性も大!しかし……、一方で角閃石の可能性も捨てきれません。「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」というわけにはいかないようです。
2006/04/05
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一見、カイアナイト……と思いそうな、パキスタン産アクアマリンです。透明感という点ではいまいちですが、色はかなり濃いです。この石は、2005年12月の池袋ショーで買ったガーネット付きアクアマリンと同じ店での戦利品です。パキスタン-アフガニスタン産アクアマリンらしい、淡い色合いの石の中にあって、ひときわ濃い色合いに引かれてしまいました。透明度はごらんの通りで、結晶がミルキーに濁っているというよりも、一番内部の芯に当たる部分は、母岩とよく似た白い石で、その表面を色が濃いアクアマリンが覆っているようにも見えます。その後、別の機会にも同じように色が濃いアクアマリンを見かけたのですが、その際、一緒にいた人に「これは染めだ」と言われてしまいました。アクアマリンは、緑っぽいものを加熱して青みを増す処理が行われることがあるのですが、その石は、単に青い染料に漬けて青く見せているのだというのです。その石は、写真の石と同じように、アクアマリンとしては縦の条線が多い石で、どうやらその線に染料がしみこんでいるようだと言うことのようでした。そんな話を聞くと、ちょっと心配……。まあ、染料による染めだと聞いた石は、母岩が着いていなかったのに対し、写真の石は母岩が付いていて、母岩には色が付いていないので、染料による染だという可能性は低そうです。
2006/04/04
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石の趣味は「水晶に始まり水晶に終わる」のだそうですが、私に言わせれば「水晶に始まったら、いつまでたっても終わらない」。あるいは「水晶はつづく~よ~、ど~こまでもぉ~♪」と歌いたくなります。私自身も、例に漏れず水晶から石の世界に入り込みました。タンブルよりも、結晶が好きでした。さすがに、今のようなへんてこりん水晶ではなく、透明でぴかぴかな水晶を手にしてはにんまりしていたのです。今日の石は、そんな時期の懐かしい石。ニューフェイスの石と分け隔てなく、写真を撮ってあげなきゃ……と取り出してみたらば、おや?「透明大好き♪」だったにもかかわらず、やはりどこか「変」な結晶を選んでいたようです。透明なことは透明なのですが、一面おきにあばたのようなでこぼこが。蝕像かと思われますが、一面おきというのが変です。ちょうど、レムリアンシードの横筋の代わりにでこぼこがある感じ。蝕像ならば全面がでこぼこしそうなものですが、隣の面は無傷です。どうしてこんな風になるんでしょうねえ……。もしかしたら、この石はブラジル式双晶で、その結晶の具合がでこぼこ面とつるつる面を作り出しているのでしょうか。ここ数日連続で、別館サイトの用語集をいじっていますが、やはり海外サイトを見ていたら、「一面おきに小惑星や宇宙船を思わせる模様が現れている石(たぶん)」に「Star Seed Crystal」という名前が付いていました。おお、カッコイイ。一面おきという条件はクリアしているので、あとは、このでこぼこがSFちっくに見えるかどうか……。…………ちょっとムリかも(笑)。
2006/04/03
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インド産ヒマラヤ水晶です。内部の透明度は抜群ですが、びっしり刻まれた成長線のために、表面が磨りガラスっぽくなって、ややくもりぎみに見えています。ツインといえば、鉱物の分野では、錐面や柱面が一定の角度でくっついたり、結晶の軸を共有して、一つの結晶に見えながら実は二つの結晶が重なり合っているというような、ある一定条件でくっついた二つの結晶を指しますが、マスター・クリスタルで言うところのツインは、単に二つの結晶が柱面でくっついているものを指すようです。その中で、くっいている結晶がほぼ同じ大きさのものをソウルメイト・ツイン、異なる大きさであればタントリック・ツインと言うらしいです。中には、結晶がくっついている部分に境界面が見えていてはいけないのだとか、ソウルメイト・ツインは、くっついているだけでなく根本は完全に一体で、先端が二つに分かれているものを指すのだとか、いろいろ細かく規定されていることもあるようですが、一般的には●二つの結晶が柱面でしっかりくっついていること●結晶の大きさのバランスでソウルメイトと呼ばれたり、 タントリックと呼ばれる……ということになっています。では写真の石はどうかというと、みごとに大きさが違うので「タントリック・ツイン」。しかし、そのくっつき具合ときたら、「しっかり」どころではありません。これはもう「べったり」とか、「ひしっ」とか言いたくなるくらい。くっつくと言うより、溶け合ってます。途中で何らかの衝撃でもあったのか、白く日々のようなミストが入っているのも、くっつき具合を強調しています。まさしく「離れられない二人」。以前、こんな感じで白い筋状のミストが入った石を「ファーデン」として売っているサイトがありましたが、いくらなんでも「ファーデン」ではないと思います。そうそう、別館サイトの用語集を作るために、海外サイトを見て回っていたら、日本では聞かない名前も見かけました。こんな感じで、長さも太さも等しい両錐(DT)の水晶がくっついたツインを「スピリット・ガーディアン」長さ・太さがほぼ等しい結晶が3つ以上柱面でくっついたものを「クォンタム・クリスタル」というのだそうです。スピリット・ガーディアンは、DTであることが条件ですが、クォンタム・クリスタルは、DTでなくても良く、DTであればさらにパワーが強いのだそうです。いやあ、まだまだ初耳な名前がありそうです。いろんな形にいろんな名前が付けられるものだと、調べながら感心しました。
2006/04/02
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手もとに一つの石があります。お店の外にあった籠の中に山盛りされていた中に混じっていたアメシストです。アメシストといっても、肝心の紫色は表面がうっすら色づいているだけ。板状で、片面すべてが破断面になっていて、一見すると剥がれるように割れた石英の欠片のように見えます。山盛られていた石の中で、ひとつだけアメシストであることに目を留めて取りあげてみると、それはエレスチャルでした。エレスチャルといっても、ここでは、整った結晶にはなっていないが、割れた石英の破片ではなくて、結晶の一部であると言う程度の意味です。つまり、一般的なグレードからいえば、かなり低い石でしたが、なんとなーく気になって連れ帰りました。たしか、グラム単価10円くらい。私は、買った石に対して浄化など全く行いませんが、この石は、道ばたの籠の中出身で、ちょっとばかりホコリっぽかったので、さっそく水洗い。がしがし洗っていると、ほんのりな色合いが案外かわいらしく、破片に見えた形状も、複雑な結晶面によるものであることがわかってきました。この石はバケる。さっそく撮影してみたら、勘は的中!見た目に近く撮るとこんな感じですが光に透かせばこんな感じ。光を反射させればさらに表情が変わります。なんだか、城壁を思わせる結晶面が、見るほどにイメージを刺激します。先ほど、欠片ではなくて、とりあえず結晶しているという意味でエレスチャルだと書きましたが、こうしてみると、紛れもなくイメージを刺激する結晶であるエレスチャル。私が、いつもしつこく用語やその定義をつつき回すのは、実は、こういう場合、つまり名付けられることなく転がっていた石を選び、自分の中に位置づける時のためであるのかもしれません。誰かに名付けられた石を選ぶのではなく、自ら選ぶ時の手がかりとするために。
2006/04/01
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