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パキスタンあるいはアフガニスタン産のトルマリン&水晶です。「産地はどこ?」と聞くと、たいてい「Gilgit」と返ってくるんですけど、ネットでいろいろ見ていると、時には、ギルギットじゃなくて、そのちょっと北のフンザじゃないか……?……というようなものもあって、詳細は不明です。けっこう透明な水晶に、照りの良いグリーンのトルマリンがぽこぽこくっついています。全体の形がフクザツなので、写真の撮るとちょっとわかりにくくなってしまうのが玉に瑕。しかし、トルマリンも微妙に色がグラデーションになっていて結晶の先端がきちんとしているものが多いところはかなり高得点。水晶の一部が黄色っぽく天然コーティングされていて、角度によっては虹色に見えるのも、ポイント高いです。そして、さらに。最初に、水晶+トルマリンと書きましたが、それだけではなかったのです。この石を見つけたとき、「お、いい色、いい照り」と手にとってじっくり見てみると……。水晶の一部と見えていたものが、ちょっと違うようなのです。右側の画像の真ん中、トルマリンの下の部分をご覧下さい。結晶の形が四角く見える。さらに、じーっと見ると、うっすら見える条線が縦です。水晶ならば六角形で、条線は横。いわゆる「バーコード」とか呼ばれているのがそうです。……ということは、もしかして、これは「トパーズ付」。よく見ないとわからないし~、へへへへへ。……と、何も言わずに値段を聞いて買ってしまいました。元からお安い店ではありますが、そのときの値段からすると、たぶん、水晶+トルマリン価格。こうして、ちょっとズルして、水晶+トルマリン+トパーズという、ラッキー・ピースを手に入れたのでした。(お店のみなさん、ごめんなさい。それとも、知っていておまけしてくれたのかしらん?)結晶の形とか条線の方向とかいうと、いかにも専門っぽくて難しく思えてしまいますが、要は、自分の興味のある石のスタイルを覚えておくということ。「これは水晶じゃない」ということでもわかれば、実は珍しい石だったりすることもあるかもしれないわけです。
2006/10/31
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おなじみ、パキスタン産です。昨年末から大増殖したとはいえ、そこはやはりアクアマリン。やはり、かわいい大きさが主流です。そんな中で「やっぱり、ひとつは」と、ついつい手を出してしまったのが今回の石。アクアマリンのクラスターです。それでもかわいく手のひらサイズ、それでいて、結晶がいくつも固まってクラスターを構成しているあたりは、ちょっぴりゴージャスな感じです。母岩に何本かの単結晶が生えているものも便宜上「クラスター」と言ったりしますが、やはり結晶同士がくっつき合っている方がクラスターらしいです。しかし、水晶で時々あるように、中心となる結晶の根本に、小さな結晶が寄り添って束になっている方なものは、クラスターと言うには少々もの足りません。では、何というかというと言い表すちょうどいい言葉がないので、クラスターと言ってしまったりしますが、クラスターを個人的に定義するとすれば、結晶がくっつきあって「底面」を作っているもの。そういう意味でも写真の石は立派にクラスターなのです。
2006/10/30
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ブラッドストーンです。「赤い斑点状の模様の緑のクォーツ」と説明されていることがありますが、クォーツと言うよりジャスパー。不透明ではあるものの、手ざわりや、微妙な透明感を感じるので、もしかしたらカルセドニーの一種と考えても良いかもしれません。鉱物学的に言えば、ジャスパーもカルセドニーも二酸化珪素の鉱物であることから、クォーツ(石英)の一種と言うことになるのだそうですが、ブラッドストーンという名前を紹介している本やサイトはたいてい「ジャスパー」や「カルセドニー」という言葉を使っているので、ここのところは、ブラッドストーンは「ジャスパー」または「カルセドニー」だと言っておいた方が良いでしょう。何でもないことをややこしく言ってしまいましたが、つまり、鉱物学的には二酸化珪素が結晶した鉱物をひっくるめて「クォーツ(石英)」とするのに対して、普通は結晶の形をしている石英を「水晶」、岩の隙間をびっしり埋め尽くして結晶したために、結晶の形が見えない塊状のものを「石英」、顕微鏡サイズの小さな二酸化珪素(石英)の粒が集まったものをカルセドニー、カルセドニーの中で不純物を多く含むために不透明なものをジャスパーと言います。水晶/石英とカルセドニー/ジャスパーの大きな違いは、大きく結晶しているか、顕微鏡サイズの微細な結晶の集まりかということにあります。ブラッドストーンを「クォーツ」だというのなら、そのうちどこかで深緑に赤い斑点模様の結晶形のブラッドストーンが出てもおかしくないわけですが、そういうことはないでしょうから、やはりジャスパーまたはカルセドニーなのです。写真の石は、塊状のブラッドストーンを成形したもの。こういう形に結晶したわけではありません。やや先細りで先端がピラミッドのようになったこの形は、オベリスク(尖塔)と呼ばれるようです。さて、このブラッドストーン、パワーストーンとしてはおなじみで、おなじみすぎて最近ではあまり見かけなかったり、見かけてもブラッドストーンたるべき赤い斑点がほとんどないものだったりします。パワーストーン、ヒーリング、スピリチュアルストーン……呼び方は色々ありますが、要するにイメージで石を楽しむ分野では、やはり、新しく見つかったといわれる石、レアな石に目が向いてしまいます。古くから知られていて、しかもジャスパーともなると、ちょっと影が薄い……と思われてしまうのでしょうか。しかし、古くから知られている石であるだけに、赤い斑点はゴルゴダの丘で磔刑に処せられてキリストの血であるという伝説など、言われも多く、複数のチャクラ、複数の星座、惑星、元素、数字に対応している、何でもござれの石なのです。パワーの真偽はさておき、古くから多くの人の目を惹きつけ、心を揺さぶってきた石であると言えるわけで、やじゃり、それなりの質のものをじっくり見ると、なるほどきれいかも……。おなじみの石も、時にはじっくり見つめてみるのもいいかもしれません。
2006/10/29
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10月もいよいよ大詰め。そのためにちょっとバタバタしています。何故かというと、11月1日が、別館サイト2周年だからです。当ブログの写真対策のためのアーカイブサイトとしてスタートした別館サイトですが、せっかくのホームページなんだから、独自のコンテンツも欲しいなあ……ということで、水晶の私的用語辞典などをはじめてみましたが、サイト2周年を記念してリニューアル!新しいコーナーを一気に4つほどスタートさせる予定です。さて、この「用語辞典」のコンセプトは、●他ではやっていないことを●めざせ「数だけでも」日本一!●気合いを入れて「片手落ち」……をコンセプトに作っています。つまり、石のパワーを説明して下さるサイトさんは数あれど、どういう石をどういう名前で呼ぶのかを、シンプルに説明してくれるところは意外に少ない。あったとしても、アレは載っていてもコレは載っていない……という感じ。しかも、日々新しい呼び名や用語が増えていくような勢いです。それを網羅しているものがないなら作ってしまえ!……ということで、とにかく数を集めました。3つめのコンセプト「片手落ち」にはちょっと意味があります。ご覧になった方はおわかりかと思いますが、この「用語辞典」は、パワーストーン(ヒーリングストーン)的用語を扱いながら、肝心のパワー的説明についてはふれていません。これが「片手落ち」です。どうせならば、パワーについても書けばいいのでは……と思われるかもしれませんが、形の説明は複数の例を見て、「このような特徴を備えている石をこの名前で呼ぶのだろう」と判断することができますが、パワーの説明については、私自身がわからないので、判断のしようがありません。それが正しいのか、元は何かの資料から伝言ゲーム的に変形しながら広がってきた情報なのかを検証することもできません。だから「書けない」のですそしてもうひとつ。もし、複数の資料をつきあわせてなんとかパワーの記述を書いたとしたら、形の説明とパワーの説明の二つによって、この用語集は完結してしまいます。それは、私の意図するところではありません。むしろ、「片手落ち」であることで、「足りない情報」を探して、この用語辞典を足がかりに検索の輪を広げていただきたいのです。調べることによって、いろいろな周辺情報にふれることができます。数々の情報を自ら取捨選択することにもなります。自ら検索し、考え、判断して石を選ぶ。そんなきっかけになればと思っています。今回新しくスタートするコーナーは、「星座」「惑星」「数字」そして「要注意」。「要注意」加工や偽物、処理ものの一覧です。「星座」「惑星」は12星座や惑星に対応する石を調べてみました。それらを調べていたら「石が共振する数字?」というものもあるらしいことがわかり、それらも表にしてみました。石のサイトを回っていると、12星座の石を説明しているサイトさんがあります。しかし、このたび海外サイトにまで足を伸ばして調べてみたら、日本のサイトで紹介されている情報量の比ではありませんでした。さすが本場!……と言うべきでしょうか。ヌーマイトや、比較的最近名前を知って、10月のIMAGE2006でやっと実物を見ることができたホワイト・モルダバイト(※カルサイトの一種。別名エレスチャル・カルサイト)も、しっかり対応するチャクラや星座が設定されているのにはびっくり!おそらく日本国内で紹介されている石の情報というのは、ほんの一部なのでしょう。部分的な情報であることも知らず、それに心を左右されることもないじゃないか。例によって、対応する石の名前を集めただけの「片手落ち」コーナーですが、十人十色の石の楽しみ方で利用していただくことができたら幸いです。現在、総合一覧表と書くジャンルの一覧表の照合中。石の名前の数だけはやたらに多いです。11月1日のスタートをお楽しみに!
2006/10/29
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原石派の私が集めるフローライトの「劈開割り八面体」は、「パイライト入り」がちょっとしたこだわりです。パイライト入りというとたいていはこちらのような感じで、多い少ないはあれど、金の砂のように内包されています。ところが、今回の石はパイライトがスティック状に内包されているもの。1辺が1センチにも満たない小さな石ですが、これ以外では同じような内包状態を見たことがありません。ミネラルショーで、洗面器のような容器にどさっと入れられていた中から見つけました。100個や200個ではきかない中から「よくぞ見つけた、でかした自分!」……と思わず自画自賛(笑)。しらみつぶしに探したわけではなく、「パイライト入りがありそう……」と、ちょっとかき混ぜたら出てきたので、これはもう、運が良かったとしか言えません。この形からすると、もしかしてパイライト(黄鉄鉱)ではなく、マーカサイト(白鉄鉱)かもしれないと思ったりしますが、マーカサイトがフローライトの中にはいることがあるのかどうかわからないので、一応パイライトと言うことにしておきます。砂粒パイライトもキラキラ美しいですが、遙かに目立つスティック状の内包は、「浮かんでいる感じ」がさらに際立っていてお気に入りの一品です。
2006/10/28
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アフガニスタン・パキスタンの石!以前小さくてかわいい玉虫色のトルマリンが登場していますが、1センチちょっとのあの石に負けじと小さいトルマリンです。しかも母岩がスモーキー!今回のトルマリンは、青、緑、ピンクが混じった「玉虫カラー」じゃなくて、先端がピンク、ボディがミントグリーンのバイカラー。小さいながらも照りと輝きは優れもので、淡いスモーキー・クォーウを従え、きらりときらめいております。実はこれも「かわいい~!」で選んだ石。しかも、入荷したてで箱から出され、石が棚に並んだ後に、床にころりと落ちていた(!)石だったのです。床の上できらりと輝いた小さなものを拾い上げ、そのままお買いあげの籠に直行です。あまりに小さくて、キラキラしているので、根性でマクロ撮影すると、バックのスモーキーがぼやけがちだったり、全体が白くハレーションを起こしたりします。ちょ、ちょっと角度を……なんて、撮影をしていると、気分は「ちょっとこっち向いて~、は~い、美人!」なんて、石のご機嫌をご機嫌を取りながらのモデル撮影状態。気合いを入れて美しく撮らないとOKしてくれないみたいです(笑)。
2006/10/27
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局地的ブーム続行中のアフガニスタン・パキスタンの石から、今回は、フローライトの登場です。例によって種類もグレードもさまざまにころころ並ぶ石の中から拾い出したのは、白い母岩にちょっと淡めのエメラルド色のひとしずく。不透明白の、おそらく長石であろうと思われる石にくっついたフローライトです。アフガニスタン、パキスタンでフローライト……。一瞬イメージが繋がりませんでしたが、以前にひとつアフガニスタン産のブルー・フローライトが登場していました。それまでは、磨いたものしか見かけませんでしたが、気をつけてみてみると、アクアマリンに混じって淡い色の天然八面体を見かけます。塊状のものでは、濃い紫色もあるようです。さらには、色は淡めながら、ピンク・フローライトも出ます。写真のフローライトは、アフガニスタン産のパステルカラー・トルマリンを思わせるさわやかな色。結晶の形をしているフローライトの中では、鮮やか目の色合いでしょうか。形は不完全で骸晶ながら、八面体を形作ろうとしているようです。板状の白い母岩の、しかも角の部分に、ちょこんと1センチくらいの結晶がくっついているさまは、ものすごくかわいい!そうです。この石のチョイス・ポイントは、「変」でもなく「珍しい」でもなく「かわいい!」たまにはそういう基準で石を選ぶこともあります。
2006/10/26
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石を買ったらおまけにいただいたモスアゲートです。500円硬貨くらいの大きさで、薄っぺらくて穴が空いている、一応ペンダントヘッドのようなもの……です。申し訳ないことに、モス・アゲートは、「なんだか緑色のものが内包された瑪瑙」くらいのイメージしかなくて、長らくほったらかしだったのですが、ふと思い出して引っ張り出し、カメラを向けてみたら……。面白い!クローライトが内包されているとのことですが、その様子はまさに植物!おもしろさのあまりマクロで撮影してみました。2~3ミリの熱さなのに、しっかり立体的に、奔放に枝葉を伸ばす様子は、地球の重力に捕らわれない無重力感覚。読んだはずなのにちっとも内容を覚えていない、ラニー・ニーヴンのSF小説「インテグラル・ツリー」をイメージしてしまいます。たしか、作成軌道上に繁茂する超巨大な植物……だったはずなんですけど。モス・アゲートってこんなに面白くて、奇妙なヤツだったのか。これくらいの透明感と「無重力模様」の丸玉があったらいいかも……。しかし、あまり丸玉や大きめタンブルでは見かけないような気もします。おまけに「モスアゲート」やで画像検索しても、意外に同じような石がヒットしない石でもあります。実は珍しいのか、それとも人気がないのか……ちょっと不思議。
2006/10/25
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今日の石は、ぐぐぐっと渋いです。名前を伏せておいたら、一発でわかる人は少ないんじゃないでしょうか。もしかしたら、名前を言っても「え~っ、まさか」と言われてしまうかも。私も、一発ではわかりませんでしたし、偶然、実物を見る少し前にネットで見ていなかったら、「ウソだーっ」と言っていたかもしれない石。カイアナイトです。カイアナイトと言えば、青。和名の藍晶石でもわかるように、深い青の石というイメージがあります。グリーン・カイアナイトというのもあって、青い石が緑にもなるとは、変わり種だね……という感じだったのですが、黒もあったとは。しかも、放射状というか「ホウキ状」の結晶です。全く知らなければ「いやにすすけた輝安鉱ですね」と言ってしまうかもしれません。最初は物珍しさで手に取った石ですが、じっくり見るとなかなか迫力があります。まるで巨大な黒い鳥が、羽根をたたんだような……。ちょっとだけ「ハウルの動く城」の主人公のハウルが鳥に化けた(?)姿を連想してしまいました。ただし、実際の大きさは10センチほど。つまり細くて薄い結晶が集まっている石なので、取り扱い注意です。ミネラルタックにくっつけようものなら、ペリペリ剥がれて折れそうです。黒い翼のような表情を写したいのに、きれいに影が出る向きにすると、写真にするには嫌な角度。どこかが必ずピンぼけします。しかも色が黒なので、光が当たったところが必要以上に白く写ってしまったり。できることならしたくないのですけど、写真を見るにあたってお願いがあります。この石のイメージは「黒い翼」。脳内補完してご覧下さい(笑)。この色、この形のカイアナイトを、海外サイトでは「シューティングスター・カイアナイト」と言っていました。……星……か。イメージは見る人によってさまざまなようです。
2006/10/24
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なんだか、水晶の登場が久しぶりです。ネパール産です。ガネーシュ・ヒマールです。やっぱり大好きです♪今回登場いたしますのは、グリーン・ファントム。先細りの結晶の中に、クローライトがファントムになって連なっています。数少なくはあるけれど、むちゃくちゃ珍しいわけでもなく、その証拠に何度か見かけているのに、ふと気がつけば、「ちゃんとファントム」になっているのがなかった石です。そこで、10月のIMAGE2006でグラム20円で格安ゲット。ちゃんと並べて売っている店では、やはり高いところが多いので、少々労力をついやしてでも、山盛りの籠の中を「掘る」べきです。緑泥かぶりであることと、表面が磨りガラス状なので、やや見にくいですが、光に透かせば立派にファントム。写真でも3層、肉眼では上下にもう一層ずつ、むりやり5層が確認できます。同じように先細りで緑泥入りの石でも、ファントムにならずにガーデン状になっている石も多いですが、ファントムになっているのは、やや磨りガラス状のテクスチャが多い所を見ると、緑泥が絡む鉱脈でも、ファントムを形成する所とそうでないところがあるのかもしれません。そのうち、緑泥をギッシリ内包したファントムを含む端正な「ガーデン・ファントム」がでてこないかなあ……。望めばいつか叶うというのなら、あれやこれやといろいろ望んでみたいです。たとえば……カイヤナイトがたくさん入って青くなった水晶とか、アクアマリンを内包した水晶、あ、ルビーなども出ますから、ルビー付、ルビー入りなんてのもいいですね。アンナ・プルナからは長石付のが出ていますから、もうちょっとがんばってもらって、ムーンストーン付なども美しいことでしょう……。
2006/10/23
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天然石20点セット後半です。まず一つ目。アフリカ・ジェイドです。ジェイドと名前が付いていても、翡翠じゃないのでご注意を。……という、典型的な例ですね。ところがこの石、ちょっと事情は複雑です。翡翠、つまりネフライトかジェダイト……ではないことは確かですが、その正体がちょっと問題。一般的にアフリカ翡翠またはトランスバール翡翠と呼ばれているのは、ハイロドグロッシュラーと呼ばれる、半透明の緑色をした塊状のガーネットであると言われています。しかし、どうもこの石、ハイロドグロッシュラーでもないような。……というのも、ちょこっと前に「ブッドゥ・ストーン」という石を見かけたのです。問題のこの石は、ハイドログロッシュラーと言うには不透明で質感が違い、どちらかというとこの「ブッドゥ・ストーン」に似ています。「ブッドゥ・ストーン」も産地はアフリカ。しつこく調べてみたら、いろいろわかってきました。この石、産地は同じ南アフリカの東トランスバール地方。名前は、発見者のBilly Buddにちなみます。つまりBudd Stoneです。その正体は、シリカ分の多いフックサイトを含むサーペンティン……らしいです。そのうえ、ややこしいことにこの石もアフリカ・ジェイドだのトランスバール翡翠だのと呼ばれている様子。アフリカ・ジェイドを画像で検索すると、半透明なハイドログロッシュラーらしい石と、緑色が墨流しのようになった、不透明なBudd Stoneらしき石がヒットします。……というわけで、個人的には写真の石は「Budd Stone」。次。
2006/10/22
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先日ご紹介した天然石20個セット。せっかくなので、ひとつひとつ写真に撮ってみました。まずはもう一度全体像を。では、左上から順番に。一番手はカーネリアン。和名で言えば紅玉随。ヘマタイトによって赤くなったカルセドニーです。……が。赤いのは帯状に一部分だけ。カーネリアンと言うにはちょっと厳しい色合いです。発色の原因がリモナイト(褐鉄鉱)になって色合いが茶色っぽくなるとサードと呼ばれます。サードが縞々模様になるとサードオニックス。上段左から2番目はヘマタイト。赤鉄鉱です。カメラが写り込まないポジションを選んで撮りました。ビーズに加工されているヘマタイトは、人工的に合成されたものがほとんどだと言いますが、これはどうでしょう?上段左から3番目ピクチャー・ジャスパーです。アースカラーが渋いです。要するにこれは商品名なので、検索するといろんな模様のピクチャー・ジャスパーが出てきます。上段4番目おなじみ、アベンチュリン。アベンチュリンという割にキラキラしてません。ここで声を大にして、キラキラしてこそアベンチュリン。緑色=アベンチュリンではありません!上段右端。レッドジャスパー。気合いの入った不透明石です。磨いてあってもぽつぽつ小さな穴が空いていて、個人的にはジャスパーというには不思議な風合い。ジャスパーとは名ばかりで実は○○岩でした、と言われても驚きません。2段目左端正体不明ブラック・ストーン! 名前そのまんまの「黒い石」アブシディアンでもなさそうだし、トルマリンと言うには重さが違うような。2段目左から2番目。キラキラしてないレッド「アベンチュリン」この石とカーネリアンを比べると、微妙な質感、不透明さ、均一さ。このあたりが、この石がクォーツァイトではないかと考える所以。2段目左から3番目グリーンスポットと名前が付いていました。これも見たまんまの、緑の斑点がいっぱいの石。緑の部分に若干透明感があってきれいですツリー・アゲートと言われている石ではないでしょうか。海外サイトでは、ツリー・アゲートをデンドリチックアゲートの一種だと言っていましたが、緑色のデンドライトというのはないだろうと思うので、却下。おなじみの石なのに、アゲート、ジャスパー類は実は謎がいっぱい。2段目左から4番目黄玉と言えばトパーズ。しかるにこれはトパーズじゃあないでしょう。質が低い不透明トパーズ……でさえなくて、全く別の石。「おうぎょく」ではなくて読んで字の如く「黄色い玉(ぎょく)」って感じでしょうか。染めを疑ってみたのですが、黄玉とか、イエロージャスパーで検索すると、中国の彫刻で妙に黄色い石がヒットすることと、実物の微妙な濃淡が、ちょっと天然っぽいので、期待を込めて黄色い謎の石と言うことに。手ざわりはジャスパーに似ています。2段目右端。これまたおなじみ、スノーフレーク、オブシディアン。漢字で書けば雪片黒曜石。ただし、雪片の部分がとても少ないです……。一度、タンブルでスノーフレークの部分に赤い色が入っているのを見かけました。そういうのもあるようです。これでやっと半分。しんどいので、残りは明日!
2006/10/21
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ナミビアはブランドバーグ産のアメシストです。ナミビア産のアメシストといえばスタイリッシュな長柱状……というイメージがあるのですけど、この石は、ちょっぴりエレスチャル(骸晶)風味のころんとした結晶がいくつかくっついた形。しかし、鮮やかな色合いと照りは、なるほどブランドバーグ。一番外側が透明になっているらしく、そこが全体的な輝きと透明感を一層パワーアップしているようです。輝きに縁取られていながら、深みと透明感のあるその色合いは、何ものにも代え難い美しさですが、写真に撮る場合は、カメラマンの腕を厳しく問う色でもあります。光によっては、青っぽくなったり、赤っぽくなったり。色の補正を間違うと、時には緑っぽく(!?)なったり。撮影時に黒い背景を使うか、明るい背景を使うかも思案のしどころです。明るい背景は、表面近くの透明度をはっきり伝えてくれますが、深みのある紫色だけに石の方が暗く沈み込んでしまいます。ツヤツヤぴかぴかの照りを写すのは黒背景ですが、今度は透明感があだになって、背景の黒を透かしてしまう……。美人石であるだけに、ブランドバーグ水晶のお気に召す写真を撮るのはいつも以上に難しいです。ふう。
2006/10/20
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先だって行われたIMAGE2006。行列覚悟で行ってみたら、何と前から10番以内だった……というお話をしましたが、早いついでに先着50名さまのプレゼントをもらってみました。何だろう、何だろう、わくわくわく……。結果、こういうものでした。セミ・プレシャス・ストーン20点セット。それぞれの石の大きさは、ビー玉前後くらいです。筋金入りのへんてこ水晶大好き人間が何をもらってるんだ……といわれそうですが、偏りがあるというのは恐ろしいもので、20点中持っていたのは、なんと水晶とローズクォーツとアベンチュリンとヘマタイト「だけ」。所持率20%です(笑)(注:ビーズ以外)さて、ひとつひとつ石を見ていくと、アベンチュリンといいながらアベンチュレッセンス(内包物によるキラキラ)が出ていないとか、正体不明の「ブラック・ストーン」とか、トパーズじゃない「黄玉」とか、堂々と染めのハウライトトルコや天然石じゃない「茶金石」が入っているとかまあ……色々あるわけですけど、それでもじっくり見ると石ってきれい。そのうち「タンブルをかっこよく撮ろう計画」でもやってみましょうか。20個の石の中で一番気に入ったのはアイアン・タイガー。ヘマタイトの縞模様がきれいです。
2006/10/19
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何にするわけでもないけどルースです。ポーセライン・ジャスパーです。別名をエキゾチカ・ジャスパー(Exotica Jasper)、あるいはサイ・ファイ・ジャスパー(Sci Fi Jasper)サイ・ファイとはサイエンス・フィクション(Science Fiction)という意味だそうなので、(勝手に)意訳すると、「SFちっくな奇妙な模様のジャスパー」ってとこでしょうか。ポーセライン(ポーセリン)ジャスパーとは、和名では陶碧玉となるようです。ジャスパーの和名が碧玉ですから、陶器っぽい碧玉……という意味合いでしょうか。「ロイヤル・プルームジャスパー」とか「インペリアル・ジャスパー」と呼ばれる不透明ながら模様が美しいジャスパーも、この仲間に入るようです。さて、ジャスパーといえば、大きくくくれば水晶(石英)の仲間。二酸化珪素(SiO2)が目に見える大きさで結晶すれば水晶(石英)となり、顕微鏡サイズの小さな結晶となって集まったものがカルセドニー(玉随)です。一般的には、カルセドニーの中で縞模様があったり模様が美しいものをアゲート(瑪瑙)、不純物をたくさん含んで不透明になったものがジャスパー(碧玉)だと説明されています。ここらへんの分類はかなりアバウトで、縞模様もないのにローズ・アゲートだったり、模様がきれいなものも、透明感があるものくるっとまとめてオーシャン・ジャスパーだったり、これはカーネリアンか、サードオニキスか……と迷うものがあったり、本来は縞瑪瑙を意味するオニキスが、まっ黒なカルセドニーを指していたり、さまざまです。透明感や模様、時には他の鉱物が入り込んでいたりとバラエティー豊かな石ですが、顕微鏡サイズの二酸化珪素の結晶が集まったつぶつぶ構造(潜晶質)の石であるという共通点があるはずなのです。何故ことさらに「はずなのです」などと言うかというと、このポーセライン・ジャスパーは、ジャスパーと名前が付いていても、少々毛色が違うようなのです。初めて聞く名前なので、例によって検索してみたところ……「粘土が火山岩などによって変質してできたもの」であるという説明を見つけました。確かに、ポーセライン・ジャスパーと呼ばれる仲間はジャスパーの中でもひときわ不透明で、「陶」の文字にふさわしくきめ細かな感じがします。粘土が火山岩、つまり火山活動の熱などで変成をうけてできたものならば、このきめ細かな感じも、なるほどなるほどと頷けます。粘土が熱によって「焼かれた」わけですから、まさに「陶器」。ぴったりな名前を付けるものだと感心し……てばかりはいられません。ちょっとまってください。火山活動や地殻変動などの熱や圧力で変成作用を受けた……というくだりは、どこかで見ました。クォーツァイト(珪岩)です。クォーツァイトは、石英質の砂が集まったところが変成作用を受けて固まってできた岩でした。ポーセライン・ジャスパーは、それより細かく、不純物も多い粘土が変成作用を受けて固まってできたというわけです。ところで……カルセドニーや、ジャスパーは、顕微鏡サイズの二酸化珪素があつまってできたもの。しつこいようですが、小さな小さな結晶の集まりです。対して、粘土や砂が熱や圧力で固まった……ということは、一度できた何らかの結晶が砕けて風化して砂や、さらに細かい粘土になって、それが再び固まったということ。つまり、カルセドニーが「できたそのまま」ならば、クォーツァイトやポーセラインジャスパーは、一度できたものを砕いて再び固めた「リサイクル品」……ということにならないでしょうか。それを、同じ「ジャスパー」といってしまっていいのかなあ……?まあ、ベリルとは全く別の鉱物である石にクリソベリルと名前が付いていたり、「ばら輝石」と名前を付けたら、実は輝石じゃなかった、ということもあるわけですが、いろいろな通称や商品名をほいほい鵜呑みにしていると、似ているだけで実は別の石……ということもあるので、うかうかしていられません。他にも、レオパード・ジャスパーと呼ばれる石も、石英ハン石と呼ばれる岩石だそうです。さて、エキゾチカ・ジャスパーだの、ポーセライン・ジャスパーだの、まず普通は聞かない名前をなぜ引っ張り出しているかというと、ただいま、11月の別館サイト2周年に向けて、用語集コーナーをリニューアル中です。用語追加、新コーナー設置を計画していますが、これが、ホームページ立ち上げ当初を思い出すリンクの山。調べて、確認して、表にして、リンクでつなげて……。エキゾチカ・ジャスパーもその中で見つけました。役に立つと言うよりも、いろいろ調べるネタや石の世界の深みにはまるきっかけになることを目指した(実は迷惑な?)用語集。なんとかアップできるようにがんばります……。
2006/10/18
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湖南省のフローライトです。我が家に来たのはかなり前。「きれ~い♪」というスタンダードな理由で選んだこの石は、抜群の透明感の淡い水色に紫色がまざりこみ、今見ると、いかにも湖南省産らしい色合いです。結晶の形もシャープで照りも抜群。大きさも色合いも申し分なし。おまけにちょこっと水晶もくっついています。……が。真ん中にばしっとクラックが入っていまして、見る分には全く気にならないのに、カメラで撮るとなると、このクラックがやたらに光を反射して、何がなにやらわからなくなります。クラックが反射しないようにすると、今度は照りに優れた表面がぴかり。何度もチャレンジしてきたところ、偶然にもきれいに撮れたのが上の写真です。いつも同じような場所で同じように光を入れているのですが、季節によって移り変わっていく光が偶然ちょうど良い具合になったのでしょう。これこそ、人工的な光では得られない醍醐味。「きれいに写ってうれしい!」という達成感のおまけ付です。
2006/10/17
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ブラジル産の「メルティング・クォーツ」です。水晶というよりも、岩の隙間を埋め尽くした「石英」が溶かされたものだそうです。つまり、「前面エッチング(腐蝕)水晶」というわけです。固まり状の石英なだけあって、結晶の形はうかがえません。大雑把に言うと、ソロバン玉のように上下が尖った形をしていて、全面が鱗のような模様に覆われていますが、面によって鱗の方向が違います。せきえいそのものは、やや色が浅めのスモーキー。ルチルも内包されています。鱗状のテクスチャを持つのが、往々にしてへんてこ水晶であるために、「鱗水晶」に弱い私は、ほくほくとこの水晶を連れ帰ってきました。そしてしばらくたった2006年10月のIMAGE2006の会場で私はひとつの水晶に目を留めました。パキスタンのエッチング・クォーツです。こちらは、結晶の形の水晶がとけたもので、かなり形を失ってはいましたが、柱面の感じがまだ残っていました。溶けた水晶→「▽付」。新宿ショーのインド産「▽付水晶」に味を占めた私は、「▽付」があるかも~♪と、パキスタンのエッチング・クォーツをチェックしました。パキスタン産のものは、錐面が残っているものが少なくて、明らかな「▽」は見つかりませんでしたが、ひとつだけ、錐面だったのか、割れた面がさらに腐蝕されたのか判断できない面に、見覚えのあるテクスチャを見つけました。それは……そうです、写真のような鱗・テクスチャ。そのとき私は気が付きました。明らかに錐面の形状が残っていなくても、ファントムを見ればわかるように、結晶の中には「元・錐面」だった所が埋もれているはず。錐面が軽く溶かされると「▽」が出てくるのなら、「元・錐面」だって、何かしら模様が出てくるはずです。もちろん、塊状の石英も、もとは結晶した水晶がみっちり固まって形がわからなくなってしまったものですから、結晶が残っていた場合に錐面になる部分が埋もれているはずです。だとしたら。写真の石は「全面▽」!?それはそれですごいかも……。
2006/10/16
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モロッコ産のイエロー・フローライトです。フローライトであこがれの色と言えば、ブルー、そしてピンク。それに次いで比較的レアな色といえば、黄色かもしれません。スペインやフランス、モロッコ、イリノイ(アメリカ)など、各地で黄色いフローライトは産出しているのに、緑や紫に比べると確かに少ない色です。そしてひときわ鮮やかな色でもあります。イエロー・フローライトはフランス産のものがすでに登場していますが、今回はモロッコ。色合いは、フランス産に比べて、ちょっとレモンイエローです。モロッコ産らしく、表面に小さな水晶もくっついています。このモロッコ産、フランス産と立て続けにイエロー・フローライトを手にする機会に恵まれたので、以後はあまり注目していなかったのですが、考えてみるとやはり黄色は少ないかもしれません。さて、このモロッコ産の魅は、さわやかな色合いと水晶のおまけだけではありません。表面に光を反射させると……まるで、何かの設計図のような模様。すべてが黄金の光に包まれたエルドラドの地図。……そんなイメージがふくらみます。
2006/10/15
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マダガスカル産のコランダムです。和名はご存じ鋼玉。コランダムの中で赤いものをルビー、それ以外はすべてサファイアと呼びます。写真の石はピンクっぽい部分と紫っぽい部分が混じっていて「赤ではない」のでサファイア。しかし、サファイアといえばコーンフラワー・ブルーと呼ばれる青のイメージが強いです。そこで、この色が入り交じった石は、とりあえずコランダムと呼んでみました。この石の最大の魅力はその形。六角形の結晶の真ん中から、三角形の結晶がぴょこりと飛び出し、しかもその部分がピンク色。これは、ひとつの結晶に見えるこの石が実は双晶になっているからなのだそうです。透明感はないものの、表面はピカピカで「グロースライン」と呼ばれる斜めの細い線がはっきり見えます。さらに、写真では裏側にあたる結晶の反対側もきちんとしている完全結晶。(裏側にはピンクの部分があります)何と言っても宝石鉱物なので、大きさの割に高いのがネックなのですが、がんばって買っておいて良かった~と思えるかわいらしさです。石を趣味にしていると、「相場」が気になるもの。しかし、「じゃあ、いくらくらい?」というのもなかなかに難しい問題ではあります。ひとつとして同じものがないというのが、天然石の魅力のひとつ。つまり、石それぞれに形や色、傷の有無など、判断すべき点がいくつもあって、この石でこの値段は妥当か否かを(なんとか)判断できたとしても、この石(種類)だったらいくらくらいというのは、あってなきがごとし基準です。ただ、いくらお店の雰囲気が良いとか、石の効能書きが気になるからといって石以外の部分に上乗せされたあり得ない値段で買うのは(個人的に)気にくわないし、悔しい気がします。「良い石を安く手に入れる。」石好きのモットーはコレでしょう。
2006/10/14
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クリソコラです。水晶の細かな結晶が表面をもこもこ覆っているので、ドゥルージー・クリソコラとも呼ばれています。ジェムシリカという名前でも見かけますが、ジェムシリカといわれると「磨きもの」というイメージがあるので、写真のようなモコモコバーションはクリソコラ、もしくはドゥルージー・クリソコラと呼びたいです。ジェムシリカというのは、クリソコラに石英が染みこんで硬度を増しているものですから、写真のような石の場合、もしかしたら、石英部分は表面だけ……だったりするかもしれませんし。この、もこもこ・クリソコラは青い色が水晶の下にあるので、透明感が増して、海の泡がそのまま形ととどめたように見えています。大変美しい石なんですが、写真に撮るには実は難しいです。もこもこした細かな微結晶は、ピントの合い具合をシビアに問いますし、小さな石であるため、どこかにピントを合わせれば、必ずどこかがピンぼけます。さらに、この銅の青は、デジカメが苦手とする色。どうしても青みが強く出ます。今回の写真も、背景の色がどうにも冴えないので、ちょっと不満です。さて、このドゥルージー・クリソコラ、ネットで検索すると女神の力と関係があるのだと説明されています。この美しい色と柔らかな質感が女神を思わせるのか、それとも別の理由があるのでしょうか。そういえば、女神は女神でもウラルの女神を象徴する石は……ロシレムではなくてマラカイト。深い緑色の銅の鉱物です。そしてクリソコラも銅の鉱物。もしかして、銅と女神には何か関係があったりして。銅の鉱物だから女神、という直接的なことではなくて、銅を含むことが、密かに人に女神をイメージさせているとか、そういうつながりがあると面白いんですが……。
2006/10/13
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IMAGE2006の300円戦利品第2弾!マダガスカルの水晶です。ごらんの通り(一部分)青いです。つまり、(一部分)ブルー・クォーツ!マダガスカルにも青水晶があったのか~!しかも、300円。迷う必要ナシ!!……というノリで手に入れました(笑)。勢い込んでゲットしたものの、この青の正体は謎。お店の人に聞いてもわからない。別のお店の人に見ていただいてもわからない。「鉄かな? 何か酸化鉱物だとは思うんだけど」そりゃまあ、水晶(石英)自体が酸化鉱物ですから……。でも、鉄が酸化すると、鉄錆レッドになるんじゃないのでしょうか?青くなる場合もあるんでしょうか。いっそう謎です。10倍ルーペで見てみても、「んー、繊維っぽいような、そうでないような……」という程度しかわかりません。全体的には平版状の結晶で、写真では左側に写っている黒っぽい部分は、青く見えている成分がぎっしり固まっているようです。これで繊維っぽいならクロシドライト、細くても針状ならインディコライトを疑うのですが……。えーと、インディコライトは、マダガスカルで産出したはず。クロシドライト(青石綿)は……?ちょっと確認できませんでしたが、南アフリカがタイガー・アイの産地なので、ちょっとくらいは産出してもおかしくないかもしれません。光に透かせばごらんの通りの美しい青ですが、普通に見るとちょっと灰色がかった藍色っぽい色合いなところは、クロシドライトの色合いであるように思われます。ともあれ、ブルー・クォーツ・コレクター(一応)である私は、マダガスカルのブルーに出会えて、かなりハッピー♪見つけた→買うぞ……という即決でお店の人の所に持っていくと、お店の人(アメリカ人)は「300円の所に入っていたのか? シマッタ!」というゼスチャー。ふふふ、余計にうれしくなるじゃありませんか。
2006/10/12
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ナミビアはブランドバーグ産の水晶です。ブランドバーグ産の水晶は、けっこう有名になってしまって、「ブランドバーグ産の、長柱状で透明感が高くて、エッジがぴしっとしたスモーキーまたはアメシスト」がひとこと「ブランドバーグ水晶」で通じるようになりました。(もしかして、私の周囲だけでしょうか?)上に挙げたような条件を備えた水晶は、「ブランドバーグ」と呼ばれますが、その中でレピドクロサイトが派手に入った水晶は、「ハーレクイン水晶」とか「ファイア・クォーツ」と呼ばれることがあります。写真の水晶は、「ハーレクイン水晶」という表示で売られていました。個人的には、マダガスカル産のレピドクロサイト入り水晶のように、たっぷりとレピドクロサイトが内包されたものをファイア・クォーツ、今回の写真のように、やや少なめでレピドクロサイトの結晶ひとつひとつがはっきりと見えるものをハーレクインと呼びたいです。さて「ハーレクイン」という名前で連想するのが、「ハーレクイン・ロマンス」。ハッピーエンドが特徴の海外ロマンス小説です。実は、インコなどの羽根色の名前として「ハーレクイン」というのがあり、これは「まだら」の意味であると聞いていました。そのため、水晶の「ハーレクイン」も「まだら水晶」の意味であろうと思っていたのですが、頭に浮かぶのは「ハーレクイン・ロマンス」。読んだことはないのですけれど、この「ロマンス」のおかげで、なにやら水晶まで「ロマンス」なイメージを帯びてきそうな気配です。「ロマンス」が「まだら」ってどういうこと?不思議になって「harlequin」を辞書で調べてみてびっくり。確かに「まだら」という意味もあったのですが、むしろ主たる意味は「道化者」だったのです。フランス語で言えば「アルルカン」、トランプのジョーカーなどで時々描かれている、赤と黒のダイヤ柄のタイツを身につけた道化師を思い浮かべて頂ければ合っているかと思います。むしろ「まだら」の意味は、この道化師の服の模様からきているようです。つまり水晶の「ハーレクイン」は、「ロマンス」ではなく「道化師の服のようなまだら模様のハデハデ水晶」だというわけです。個人的にファイア・クォーツと区別した、「内包されたレピドクロサイトのひとつひとつがはっきり見える」という条件は、偶然にも的を射ていたと言えます。では……「ハーレクイン・ロマンス」のハーレクインは?もしかして「道化師・ロマンス」、本人(主人公)は必死でも、端から見たら笑えるロマンス……という、実はスパイスのきいたネーミングなのでしょうか。ますます気になって調べてみたら、「ハーレクイン」は、出版社の名前でした。しかもこの「ハーレクイン社」、今でこそロマンス中心の会社ですが、当初は幅広いジャンルを出版していたのだそうです。それなら、ハーレクイン(道化者)でも、まあ……いいか。……というわけで、ハーレクイン水晶は、ちっともロマンスではなかったのでした。
2006/10/11
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6月の新宿ショーは、パキスタン・アフガニスタン系のお店を「掘って掘って掘りまくり」でしたが、IMAGE2006では、マダガスカル石を掘りまくり。何と言っても300円~5000円の均一コーナーが穴場です。しかも、低価格の均一コーナーに掘り出し物が多かったので、個人的にホクホクでした。今回の石は1000円均一のコーナーでゲットしたもの。キャンドル・クォーツのクラスターです。大きさは、底面の直径が6~7センチ。ごろっと丸い感じなので、大きさの割にちょっと重い感じです。キャンドルクォーツのクラスターは、結晶がバランス良く開いているものが多いようなイメージがあったのですが、このクラスターは、それぞれの結晶が斜めになり、内部に何かを包み込んだような塊になっています。さらに、キャンドルクォーツたる所以の「溶けた蝋」の部分が、普通よりもはっきりした結晶になっていて、しかも内部に真っ白ではっきりとしたファントムが入っていて、どことなく生き物めいた感じ……かも。全体的な雰囲気は、体を丸めた白いヘビ、あるいは龍。その雰囲気を表現するために、石を斜めにして、クラスターの上方向から、ちょっと暗めの光で撮ってみました。ふっと目をそらしたときに、ゆるやかに蠢き動いているような……。そんな妖しい雰囲気です。
2006/10/10
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ネパール産ヒマラヤ水晶といえば、氷のごときクリアとか、クローライト入りが有名です。近頃ではガウリシャンカール産のスモーキーや、やや色合いは浅いもののガネーシュ・ヒマール産のスモーキーも見られるようになってきました。レアなところでは、淡いアメシストや、くわしい産地はいまいちわからないものの、塊状のローズクォーツもあるのだそうです。クリアあり、スモーキーあり、アメシスト、ローズクォーツあり……。ひとーつ足りない色合い、それがシトリン。スモーキーやアメシストに比べれば、天然のシトリンの産出量は確かに少ないのですけど、ローズクォーツの結晶ほど少ないわけではありません。シトリンの色合いは、アメシストと同じ鉄イオンだと言われていますから、アメシストが出るのなら、シトリンが出たっておかしくない……はず。そう思ったときに見つけたのが写真の石です。ちょっと色合いは濃いめに写っていますが、見た目にも確かにシトリン色。しかしながら、黄色く見えていてもこちらのカンチェンジュンガ産水晶や、中国産水晶のように、表面を鉄かマグネシウムによって天然コーティングされている水晶があります。天然コーティングの水晶は、コーティングが濃くなっている部分があったり、アクアオーラのように虹色になっているものがあります。写真の石は、見た限りそういう部分はないようです。シトリンだったらいいな、という期待コミでこれはヒマラヤ・シトリンです!……と言ってしまいましょう。ネパール産だけでなく、インド産、ギルギット産を含めても、シトリンは少ないです。インド産でひとつ、あとはチベットのカイラス産で、まるで緑茶のような緑がかったシトリンが出る程度ではないかと思います。だから、これがネパール産シトリンであれば嬉しい!さらに、この水晶は、くっついている二つの結晶のうちのひとつは、錐面が一点で交わっていて、もう一方は先端がマイナスドライバーのようになっています。前者を「陽」、後者を「陰」と見なしてこれを「イン・ヤン・クリスタル」と呼ぶこともあるようです。これもちょっとおまけのようでお得な気分です。
2006/10/09
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今日のタイトルは、まっ黒がデフォルトのオブシディアンにだって、レインボー・オブシディアンという、虹色バーションがあるのだから、ガンメタルカラーのヘマタイトにだって、虹色が出るのもあるんじゃないか。……という話ではありません。いや、ラメラメキラキラのヘマタイトのレインボー・バージョンがあってレインボー・ヘマタイトと呼ばれているそうですが、それではなくて「ヘマタイトに出た虹」です。ものはガネーシュ産ヒマラヤ水晶。2センチ弱の小さな水晶ですが、一見まっ黒に見えるほど、思い切りよくヘマタイトが刺さっています。別の角度から見ると、その様子がよくわかります。全体的に内包されているのではなくて、斜めにざっくり刺さっています。このヘマタイトと水晶の間にわずかなすきまがあり、そこで光の干渉がおこって虹が出ているのだと思われます。メカニズムとしては水晶のクラックに出る虹と同じですが、黒をバックに浮かび上がる虹は、何とも妖しく美しい……。相手が小さいだけに手こずりましたが、何とかきれいに写すことができました。この、薄い雲母状のヘマタイトが刺さったヒマラヤ水晶は、最近よく見かけるようになったタイプです。中国産には、この雲母状ヘマタイトが集まった上に水晶が結晶しているものがありますが、どころなく通じるものを感じます。よく似た鉱脈が通じているのか、たまたま環境が似ているのか。もしかしてもしかしたら、ガネーシュ産といいながら、もうちょっと違うあたりから出ていたりするんじゃないか……。ふと、そんなことも考えます。
2006/10/08
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晴れました。久しぶりの陽射しがやってきました。……というわけで、先日のIMAGE2006戦利品をさっそく撮影。買ってから何度も……にとって眺め回しておりますが、光に透かし、カメラのレンズを通して、ペストポジションを探してじっと石をにらみつける、もとい、石を見つめるのは、わたしにとって、最も石を深く見る方法でもあります。今日の石は、こんな石。マダガスカルのアメシストです。表面はややマット、マダガスカル産らしく表面はちょっと土っぽくて、たとえばナミビアのブランドバーグ産のようなきらめく美しさではありませんが、光に透かせば、豊かに深い紫色。しかも、このアメシストはソロバン型の結晶なのです!一般にベータ水晶とも言われている、水晶の先端のとんがり部分だけを上下にくっつけたような形です。しかし、ベータ水晶というのは、普通の水晶(アルファ水晶)が573℃以下で結晶したのに比べ、もっと高い温度(573℃~870℃)で結晶した高温型の水晶のことをいいます。高温で結晶した水晶の中には、写真のようなソロバン型水晶が見られるので、この形の水晶のことを、形だけでベータ水晶や高温型水晶と言ってしまうことが多いのです。ところが、ソロバン型=高温型(ベータ)水晶ではありません。この水晶も、ベータクォーツの代名詞のように言われているロシアのソロバン型水晶も、実は、普通の水晶と同じ低温(573℃以下)で結晶したと考えられています。(なぜ、低温でこんな形に結晶したのかは謎だそうです)これでは、ベータ水晶と言ってしまうと間違いになるので、「ソロバン型水晶」と呼ぶことにします。さて、このソロバン型・アメシスト、大きさは直径2.5センチほど。水晶としては決して大きくはありませんが、ソロバン型水晶としてはけっこう大きめ。いくつか余分な結晶がくっついていますが、なかなか形も端正です。それより何より、アメシストでソロバン型というのは、なかなか見かけません。実は……この水晶、セプター水晶なのです。写真ではミネラルタックがくっつけてあるあたりに、セプターの土台がはずれた痕がちょっぴり残っています。ソロバン型であっても、セプターであってもユニークな結晶であることにはかわりがありません。なのに、お値段300円♪。すてきすぎます。ミネラルショーでは必ずお邪魔するショップさんが、このたびいつになく安売りをしていて、300円、500円、1000円、3000円の均一コーナーを連発。もちろん、嬉々として掘りましたとも!最後に、反対側はこんなかんじ。
2006/10/07
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ガネーシュヒマール産です。ファーデン・クォーツです。見つけたときは、ガネーシュ・ヒマールにもあるわけ!?……と、思わず目が点。そりゃあ、このごろヒマラヤ水晶のバリエーションも増えてきて、クローライトの色合いも多種多様、ちょっと前までは目にするのも稀だったルチル入り(角閃石入り)は当たり前のように出てくるし、レーザーもあれば、タビーも、エレスチャルもあるし、スモーキーも、アメシストも、どうやらローズ・クォーツまでもがある様子。こんな状態ですから、ファーデンがあったっておかしくないのかもしれませんが、だがしかし。実物を見るまでは、あるとは考えていませんでした……。ファーデン・クォーツは、薄い板状に成長した水晶が地殻変動によって割れ、その割れた後が再結晶したために、水晶に白い筋が入っているのだと説明されていることが多いです。ファーデンの名前もこの白い筋に由来します。ファーデン、つまり「糸」という意味です。写真の石は、この白い筋の部分からさらに別の結晶が生えてきているのでちょっとファーデンらしく見えませんが、実物をじっくり見れば、やはりファーデン。私個人としては、ファーデンが、割れて再びくっついた「ど根性水晶」であるという説には賛成できません。(くわしくはこちら)賛成はできませんが、ちょっと変わった成長の仕方をした水晶であることは確かです。ファーデンといえば、まずはパキスタン。続いてブラジル、アメリカのアーカンソー……。そしてネパールにもあったとは。アルプス・ヒマラヤ造山帯としてよく似た磁気によく似た環境でできた山脈であるアルプスにもファーデンはありますし、パキスタンとはヒマラヤ続きですから、環境が似ているのかもしれません。……ということは、今後、もっとファーデンクォーツがでてくるのでしょうか。わくわく。
2006/10/06
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今日も雨、明日も多分雨。……というわけで、以前に買ったパキスタン産アクアマリン。アクアマリンというと、以前は母岩からはずされた、えんぴつみたいな六角形の単晶で、時にはきれいに磨かれていたり……というイメージでした。それがなんだか味気なくて、手を出しかねていた一因でしたが、(最も大きな原因は「高いから」)パキスタン産バンザイ。ビバ、アクアマリン。ブラボー・ベリル。(意味不明)アクアマリンも母岩付ってイイですねえ……。多分長石と思われる白っぽくて無骨な感じの母岩にすっくと屹立する端正なアクアマリン。透明で、端正な形。表面は若干腐蝕されているのか、丸みを帯びています。あまりにも透明すぎて、淡く青く色づいていることもわかりにくく、写真に撮れば、背景の黒を透かしてしまうくらいですが、凛としたたたずまいが最高!夏は夏で暑さを忘れさせてくれる色合いだと思っていましたが、冬が近づいてくるこの季節では、ぴんと張りつめた空気を思わせる感じです。パキスタン産アクアマリンでは、雲母と共に産出するパターンが多く見られますが、雲母と一緒になっているよりも、長石や石英母岩の方が好きですね。
2006/10/05
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IMAGE2006の戦利品を撮りたくとも天候に恵まれず、恨めしく空を見上げております。天気予報を見ると、またもや台風が……!……というわけで、戦利品はひとまずおあずけ。代わりに登場いたしますのは、「フラワー・アゲート」と申します。この名称が正式な、あるいはメジャーである確証はありません。売られていたときは「コロナ・アゲート」でした。ネットで見ていると、スペイン語で「貝殻」を意味する「コンシャ」アゲートという名前も見かけます。見かける……というよりも、かろうじてそう言う名前を見つけたと言った方がいいかもしれません。この石が珍しいのか、単に名前が付いていないことが多いのか、検索してもヒットしないのです。ネットではなくて本でも調べていたら、「コロナ・アゲート」のほかに「フラワー・アゲート」という名称が出てきました。その本によると、写真の形状のアゲートの周囲を、小さな水晶がさらに放射状に取り巻いたものを「コロナ」、水晶が取り巻いていない、写真のようなアゲートを「フラワー」と言っているようです。コロナといえば、車の名前じゃなくて、皆既日食の時に見える、太陽の周囲を取り巻く淡い真珠色の光の輪「corona」のことでしょう。だとすれば、本が言っているように、水晶が取り巻いている方がよりふさわしい名称です。それに、産地のブラジル、リオ・グランデ・ド・スル州は、フラワー・アメシストで有名な産地です。こうなれば、産地に敬意を表して(?)、フラワー・アゲートという名称がふさわしいのではないでしょうか。さて、このアゲートをくるりとひっくり返してみると、こんな感じ。母岩にくっついていたようには見えません。岩の隙間に堆積したような普通のアゲートとは、ちょっと違う成長の仕方をしたようです。本当は、「花」というより「キクラゲ」と言った方がぴったりくるかも……。
2006/10/04
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ネタは熱いうちに。東京地方では、幸いにもちょこっと弱い陽射しが得られましたので、さっそく戦利品の撮影をしていました。昨年のIMAGE2005は、アフガナイト、アフガニスタンのブルー・クォーツ……と、個人的には「青」のショーでした。では、今年は。ショーそのものが「ほどほどショー」であったことを反映してか、これといって突出した特徴はないような……。石のグレードと価格を秤にかけて、納得の品しか買いませんでしたが、ミネラルショーの怪物の魔力によって、終わってみれば「ちり積も」状態。全体的に見てみると、「変」なものでは中国。大きさではインド。安さではマダガスカル……?そんな中で「満点!」の太鼓判を押した石があります。産地はネパール、ガネーシュ産。……とくれば、大好きヒマラヤ水晶。さぞかし「都庁ダイブ」なすごい石を見つけたのか……いえいえ、そうではありません。太鼓判は太鼓判でも「怪しさ100点満点!」なのです。通常、私は自分で納得できないものにはなるべく手を出さないようにしています。たとえば、いくらなんでも高すぎるとか、天然物だと言っているけれど、どうもあやしい、とか面白そうだけど、スピリチュアルな説明しか出てこないとか……。しかし、今回は「見るからに怪しい」ことを理由に買ってしまいました。それは……こんな石。ガネーシュらしい「ずんぐり系」のフォルム。そこに……なんど、トルコ・ブルーの付着物。ミネラルショーらしく、箱にころころ放り込まれたヒマラヤ水晶の中で、ひとつだけ異彩を放つ、この派手な色。なんじゃ、これは!?色は見るからに怪しい、人工的な雰囲気たっぷりのハデハデ色。しかしながら、くっつき方は、塗ったようでもなく、塗った塗料を剥がしたようでもない、微妙な感じ。しばらく眺めたあげく、お店の人に聞いてみました。幸い日本語が通じましたが、ネパールの方のようです。「この、青い部分は何ですか?」「クローライトです」そんなわけないだろう!「緑泥石ということですか?」さすがに和名は通じません。そこで、緑のクローライトが入った石を持ってきて、「これと同じものですか?」すると……「ハイ」ウソだーっ! 信じられない!内心、天に向かって叫びながら、「これはネタになる」と直感、怪しいのは承知の上で買ってしまいました。グラム20円のミネラルショーだからこそできる技です。これが真実クローライトで、もしも内補されて水晶が青く見えていたら、都庁ダイブしてしまうでしょうが、クローライトがこんな色になるとは、聞いたことがありません。顔見知りの石屋さんに見ていただくと……「洗剤で、こういう色のがあるよねえ。何か塗ってあることは確かだと思うけど」洗剤ですか?ネパールでは、こんなハデハデ洗剤で、石を丸洗いしてるんでしょうか?いや……申し訳ないですが、ぼろぼろ崩れ落ちる母岩や緑泥がそのままの石がたくさんあることを思うと、洗っているとは思えません。何か塗っているというのも、ちょっと腑に落ちない部分があります。水に溶かした何かを塗って、それが乾いているのなら、青い部分は、もっと薄い皮膜状になると思うのです。塗るにしても、こんなハデハデカラーを塗る意味がありません。何より、これひとつがこんな変なことになっているのが不思議です。いかにも加工ものくさい、自然であるとは見えなさすぎて、加工した意味さえわからない、怪しさ満点のヒマラヤ水晶。どこかで似たのを見たよという方がいらっしゃったら、是非ともご一報を!
2006/10/03
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さてさて、ミネラルショーといえば、もちろん石の戦利品。そして忘れてはならないのが形のない戦利品、すなわち情報です。ミネラルショーは、お宝ゲットの勝負の場であると同時に、普段はなかなか見ることができない石を見、お店の人の話を聞く、学びの場でもあるのです。このたびの形のない戦利品は2つ。ひとつは、「人工ガーデンクォーツ」です。6月の新宿ショー直前の「ミネラルショーのお買い物心得」でちょっとふれたように、ブラジルでは、丸いドーム状に磨いた水晶の底にドリルで穴を空け、鉱物の粉を詰めて蓋をした人工ガーデンが作られているといいます。それとはちょっと方法が違うようですが、明らかに人工的に手を加えたと思われるガーデンクォーツを見かけました。形はドーム状の水晶。その「ガーデン」の様子は……何と描写すればいいのでしょう。普通のガーデンクォーツのように、あまりモコモコしていません。中は比較的なめらかで、筋状の盛り上がりがあり、中に何かの結晶が入っているように見える物もありました。色は酸化鉄系の、妙に押しの強い濃い色。何よりあやしいのは、底が何かの練り物でふさがれていることです。ふつう、この手のガーデンクォーツは、ガーデンの部分が大きくえぐれていてもそのままにされています。ガーデン部分を見る限り、大きくえぐれているようでもないのに、底がふさがれているというのは、いかにもあやしい。人工的に手を加えられた可能性大です。百歩譲って手を加えていないとしても、練り物の色が石の景色に影響を与えているのは間違いがありません。ガーデンクォーツで、あやしいと思ったら底(裏)を確認してみましょう。もうひとつは、レインボー・カルシリカです。今回のミネラルショーで「ドラゴンブラッド・シリカ」なるルースを見ました。このネーミングがお店オリジナルなのかどうかまではわかりませんでいたが、クリソコラ、マラカイト、アズライトが混じった青~緑の中に、キュープライト(赤銅鉱)の赤が混じった石です。混じっている石はずべて銅の鉱物なのに、片や赤、片や青や緑というのが面白く、なかなか華やかな色合いです。しかしながら、天然の常で青・緑・赤がきれいに発色してバランス良く入っている石は少ないのだそうです。そこで、その代わりに作られたのが、レインボー・カルシリカだというのです。「レインボーカルシリカ」で検索すると、「近年メキシコで発見されたユニークな模様の天然石である」という情報が出てきます。丁寧に「自然の力で作られた」と書いてあるところもあります。ところが「Rainbow Calsilica」で検索すると様相は一変します。検索のトップに、レインボー・カルシリカから顔料やプラスチック樹脂が検出され、人工の石であることが確認されたというような情報がばっちり出てきます。日本でも、人工ではないか、あるいは工場の汚泥のような物が固まったものではないかという話が出ていましたが、私が知る限りでは(注:原石派なのでこのあたりの情報には疎いです。もしかしたら、有名な話なのかもしれません)お店ではそう言う話を聞いたことはなく、検索してもその情報が上位に出てこないのは、問題ではないでしょうか。レインボー・カルシリカが人工石であるという話は、2002年冬にアメリカのGIAで出ているようですが、2003年以降でスピリチュアル系のお店で天然石扱いされているのを見た覚えが……。そもそも綴りが「Rainbow Calsilica」ですから、カタカナ表記するとすれば「レインボー・カルシリカ」でしょう。それが「レインボーカル・シリカ」が多いのというのもどこかの情報の伝言ゲーム的利用の可能性大。きれいだからそれでいいのか、あまり出回っていないからかまわないのか。どうも納得できないので、今度どこかのお店でレインボー・カルシリカを見かけたら、「これって天然の石なんですか~?」と意地悪く質問してしまうかもしれません。
2006/10/02
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さしもの私も、今日はおとなしくしております。ひとつ、これはもう「話のネタ」としか言いようのない変な石を手に入れたので、さっそく写真を撮ってみなさんに笑っていただこうと思っていたのに、あいにくの雨で写真が撮れません。そのかわりにずっとおとなしいこの石を。インドは、クル産の「インド・ヒマラヤ水晶」です。この産地の水晶は、酸化鉄の影響でピンクがかっているものが多く見られますが、これは真っ白。ご覧になっていただくとおわかりのように、一番大きなポイントがゆるやかに曲がっています。残りの結晶が小さいので、そこに1センチ~1.5センチくらいの丸玉を置くと、すっぽりはまってしまって、まるで丸玉ディスプレイ台。そのうち、丸玉撮影に駆り出されているかもしれません。さて「曲がり水晶」ですが、厳密に言うと曲がっていません。たとえば、針金を曲げたように、どこかが押し縮められ、どこかが引き延ばされて「曲がった」のではないのです。つまり、成長し終えた水晶に何らかの力が加わって曲がったのではなく、成長の途中で、何を思ったか成長の方向が変わり、結果としてカーブしたのだと考えられています。要するに「行き先変更」したというわけです。そのメカニズムとしては、水晶が成長していた熱水に流れがあって、一方向からたくさんの珪酸が付着したからだとか、晶洞の端の方で珪酸分が少なくなり、そちらの成長が遅くなって曲がったのだとか、いくつか説を見かけましたが、ひとつの結晶が曲がっているのに、すぐ隣の結晶が曲がっていなかったり、いくつか一緒に曲がっていても方向が違ったりと、なかなか「なるほど」と頷くことができません。
2006/10/01
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