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今週末もまたスキーに行く。正確にいうと、スキー場へボードしに行く、だが、それはどうでもいい。先週は散々だった。使っていない筋肉を無理やり使ったから、筋肉が炎症を起こした。筋肉痛だ。転んで、軽いむちうち症にもなった。寄る年波か、運動不足か。今週を総括してみた場合、テーマを一言で表現するならば、「疲労回復」だ。以前、若いころは月曜に疲れのピークがあり、歳をとるごとに、疲れは週末へ向かって右肩上がりになってくる、ということを書いた。今週は、疲れのピークが月曜だった。週末に、またスキーのイベントが控えていたから、その疲れを回復させなければならなかった。水曜まで痛みは続いたが、回復していった。そして木曜に全快した。金曜の今日は、マイナスだった体力を、プラスに転じさせる日だ。こうして日々、自分の身体と対話していると、なにか充実する。体力が、徐々に回復してゆくのも嬉しい。週末に弾けて疲れたい、という欲求は、生理的に正しいことかもしれない。ともあれ今日の夕方からまたスキーだ。移動時間の長さが少し鬱陶しいが、ガマンするのはそれだけだ。好きなCDを、忘れずに持っていこう。
2003.01.31
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インフルエンザが流行している。朝会社へ着くと、同じチームとして仕事している前の席の3人の姿がなかった。体調不良や通院のための、休暇や遅刻だった。幸いオレはまだ、うつされていない。これからかかるかもしれないし、あるいは無事で済むかもしれない。子どものころは、なるべく風邪をひきたいと思っていた。学校を、休めるからだ。今は、なるべくなら風邪をひきたくない。それほど仕事にも行きたくはないが、行くにしても休むにしても、体調のいいほうが、充実した日を送れる。酒もタバコもメシもおいしい。通勤は普段自転車だが、今日は電車通勤だ。昨日パンクしてしまったから、なんとなく今日は自転車に乗りたくなかった。今読んでる本は、「功名が辻」。司馬遼太郎の原作だ。
2003.01.30
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18時30分に退社した。会社があるビルのすぐ前にいつも自転車を停めている。自転車が倒れていた。今日は風の強い日だったからかもしれない。引き起こして、鍵を外しライトを点けた。一段と冷え込んでいる。クルマに注意しながら、漕ぎ出した。まもなく後輪から、かくん、かくん、という不自然な感触がした。パンクだ。すぐに自転車を停めて下りた。後輪を触ってみると、やはり空気が入っていなかった。パンクの原因を調べていると、空気を注入する栓のところが、折れてなくなっていた。誰かのいたずらか、とも思ったが、自転車を停めていた場所に戻り栓の先を探したら、見つかった。自転車が風で倒れたときに、折れたのかもしれない。あるいは誰かがいたずらでわざと折って、それでバランスを崩した自転車が風に煽られて倒れたのかもしれないが、いずれにしても、どうすることもできない。問題はパンクした自転車を、どうするかだ。パンク修理のための道具は持っていない。この場合、換えのチューブと、ポンプとタイヤを外す工具が必要だ。しかし半年に1回あるかないかのパンクのために、修理セットを持ち歩きたくはない。今修理できないとすれば、残る手段は、このまま自転車を放置して修理セットを持ってきて明日改めて交換する方法と、自転車を引いて歩いて帰るか、途中に自転車屋があれば、修理してもらうという方法だ。オレは、歩いて帰ることにした。自転車屋ぐらい、見つかるだろう。しかし歩けども歩けども、街の自転車屋は見つからなかった。飯田橋から江戸川橋、江戸川橋から護国寺。地下鉄の1駅分歩くのに、20分かかった。護国寺から東池袋へ向かって歩いているところで、もう自転車屋を探すのは諦めた。池袋に、「ギャラクシー」というスポーツサイクル専門店があるからだ。歩いて身体は暖まっているが、手だけは、手袋をしているとはいえこの寒さのなか、かじかんで凍傷にもなりそうな勢いだ。指が壊死して切断しなければならないハメになったら、仕事できないな、などという妄想を浮かべながら、池袋ギャラクシーへ着いた。ここまで、1時間。店先には、スタイリッシュな自転車が並んでいる。自転車を停め、中に入り、店員へ向かっていった。「あの、パンクしたんですけど」すると店員はすかさず言った。「うちパンク修理やってないんですよ。申し訳ない」ギャラクシーを後にした。残念だが、仕方がない。しかしここまできたらあとは家まで歩いて30分。歩くことに決めた。池袋のネオンの中を、自転車を引きながら歩いた。ギャングやサラリーマンやカラオケの客引きや普通のカップル。池袋には、いろんな人種がいる。オレは自転車を引きながら歩いている。そしてようやく家に着いた。要町。ほどよい疲労感が身体を襲ってきたが、オレにはもう一つ仕事が残っている。チューブ交換だ。
2003.01.29
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昨日よりはよくなっているが、まだ足が重い。月曜の東京は雨だったが、今朝はキレイに晴れてる。体重計に乗った。いつもより2kg増えてる。いつもは、理想体重より2kg多い。だから4kgオーバーだ。確かに身体が重い。でも、スーツのベルトの穴の位置はかわらない。しかし油断は禁物だ。少し絞っていこう。気温は暖かい。自転車で仕事場へ向かうことにした。ペダルを回転させることで、体内に溜まった疲労物質である乳酸を溶かすことが目的だ。自転車通勤と電車通勤とでは、着てゆくコートが違う。電車通勤のときのダッフルコートは、かわいいと評判だ。自転車通勤のときは、ダウンのハーフコート。手袋と、ズボンの裾を止めるバンドは必携アイテム。巧く自転車が進まない。進まないときは、無理に進める必要はない。ゆっくりと、乳酸を吐き出すようなイメージを思い浮かべながら、会社へ向かった。仕事は、疲れているときの方がはかどる。一つのことに集中するのが、やっとだからだ。元気だと、いろんなことを考えてしまう。ネットが気になったり、他にやらなきゃいけないことを思い出したりして、仕事に集中できない。あまりに疲れているときは、何にも集中できない。今日はほどよく疲れていたから、そこそこ仕事に集中できた。
2003.01.28
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布団から起き上がれなかった。まず全身がダルくて重い。腹筋にチカラが入らない。首は、鞭打ち症のようになっていて、左右どちらにひねってもひねりきれない。やっとの思いで起き上がり歩き出した瞬間、太ももに鈍い痛みを感じた。また布団に戻って寝たいから仕事をサボるという欲求と、少し動いたほうが疲れがとれるかもしれないという前向きさが交錯する。コーヒーを煎れて座る。座ってコーヒーを飲んでいると、なんともない。立ち上がる瞬間、「ううっ」という声が漏れる。それほど太ももの筋肉繊維が破壊されている。筋肉を修復しようとし体内のたんぱく質は断裂した個所に集まる。破壊以前の形に修復するためには、破壊以前より多いたんぱく質によってパテ埋めされる。よって修復された筋肉は、以前よりも大きくなる。確かに足はパンパンになっている。これは筋肥大なのだろうか。ともあれ今日は身体中が痛かった。アタマもぼーっとしていた。結構ダメージでかい。
2003.01.27
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筋肉痛ではないが、全身に疲労物質が溜まっている。ボードをするという目的がなければ、一日中寝ていてもいい。身体が重い。2日目の朝、快晴。「かぐらみつまた田代」。去年も来たことがある。去年は6人で来た。仕事仲間だ。そのうちの一人が、ボードで後頭部を打った。脳震盪になった。アタマが、おかしくなった。そのときオレ、一人の女と一緒に、彼らとはぐれてしまっていた。ケータイは、繋がらなかった。いつまでも連絡がつかず、2人でボードを楽しんだ。終了間際に、やっと合流した。仲間の何人かが、脳震盪のバカを介抱するために、付き添ってレストランにこもりきりだったらしい。最低だ。しかしオレは、楽しんだ。バカの顔は、忘れた。その代わり、女の顔を思い出した。思い出も、よみがえった。少し鼓動が強くなった。みつまたからかぐら。標高を重ねるにつれ、雪質が良くなっている。わずかな力の加減で、ターンできる。巧くなったような気がする。かぐらから、リフトを乗り継いで田代。オレは言われた通りに、彼らについてゆけばいい。春風とねりわさび。2人とも、リーダータイプだ。ここでオレがリーダーシップをとる必要は、全くない。2日目で、疲れているはずだ。しかし昨日より、巧く滑れている。雪に身体が慣れてきたからだろうか。必要以上に力を入れなくても、ターンできる。だから必要以上に、疲れることもないだろう。バランスもいい。スピードも怖くない。ターンの角度も深い。まだビールは、一滴も飲んでいない。しらふなのに、調子がいい。広く、緩やかなゲレンデ。長い。パノラマコース。混雑していない。ということは、スピードも出せる。調子が上がってきた。鋭いターンができる。スピードがあがる。ボードをコントロールできないほどのスピードだ。スピードの恐怖と闘っている。周囲に他のスキー客はいないから、相手は恐怖心だけ。ゴーグルを外している。目に風が突き刺さる。自然に涙が出てくる。恐怖の涙ではない。風に刺激されて出てきた涙だ。ニット帽が飛ばされそうだ。帽子に気を取られたとき、フォームが不安定になった。バランスを崩しそうになった。ハイスピードのまま、あわててバランスを立て直した。転ぶわけにはいかない。ゲレンデの全ての客が、オレに注目しているからだ。どんどん加速している。オレの意志とは無関係に、加速している。加速が、止まらない。涙が、目からちぎれた。もう少しで届きそうだ。もう少しで、何かに手が、とどきそうだ。
2003.01.26
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越後湯沢へ行くとだけきかされていた。春風、ねりわさび、オレ。20時に集合した。関越道を練馬から、湯沢へ向かう。途中、雪が降り始めた。大雪になって、路面にも積もり始めた。チェーン規制が布かれた。道は、渋滞した。午前1時、宿に着いた。まだどのスキー場へ行くか、決まっていない。朝になった。春風とねりわさびは、相談している。どのこスキー場へ行くか、決めるためだ。オレはどこでもいいと思っている。できれば、いったことのないスキー場がいいと思っていたが、行った事のあるところでも、特に問題はない。「石打丸山」。場所が決まった。3年目のウエアは、もうぼろぼろだ。そろそろデザインにも飽きてきた。しかし、特に新しいのが欲しいとも思わない。ボードは、オレンジ色のロシニョール。春画が書いてある。ボードを片足に装着した。1年ぶりだ。リフトを降りて、ゲレンデに座った。ビンディングを装着するためだ。スキーヤーは、この作業をしているボーダーを指して、邪魔だ、という。確かに、邪魔だ。しかし座りたくて、座っているわけてはない。春風とねりわさびが、スキー。オレのビンディングが装着されるまで、退屈そうだ。吹雪だ。雪が、叩きつけてくる。顔が、凍る。頬がこわばる。笑った表情のまま、かたまらないように注意した。ゲレンデの状態がよくわからない。視界ゼロから突然、人影が現れる。あわてて、かじを切る。スノーボードは、急な針路変更には不向きだ。シーズン最初の滑り。足に余計な力が入りすぎている。急激な筋収縮に耐え切れず、足が悲鳴をあげている。そういえばストレッチもなにも、やっていなかった。ブーツの中の足も痛い。身体をうまく動かせない。最悪だ。ビールを飲んだら、調子がよくなった。アルコールは、感覚を麻痺させる。筋力や心肺機能の限界を上げてくれる。正確に言えば、限界ではなく、リミッターが作動する臨界点だ。リミッターとは、「痛み」のことだ。痛みを和らげることで、身体に限界以上の、働きをさせる。アルコールを飲んだオレは、スピードを出した。スピードは出ているが、コントロールできている。ターン時の、身体の角度は水平に近い。足はみしみしと音を立てているが、辛くはない。長くは、続かなかった。限界を超える高負荷の運動を強いられていた身体は、すぐにボロボロになった。ブレーキングのとき、足が震えだした。簡単な斜面でも、ターンができなくなっていた。横滑りしている間中、ガクガクと膝が震えた。それでもなんとか降りてきた。午後4時。もう限界は、他の2人は、ラストまで滑るつもりだ。若いよ。レストハウスへ入ってビールを飲みながら、ゲレンデを眺めていた。敗北感や、疲労感といったものはなく、ただオレはその間、ずっと口を開けていただけだった。
2003.01.25
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スノボに行く。友人が、越後湯沢のペンションを借りたそうだ。越後湯沢へ行く、とだけきかされている。「越後湯沢」というスキー場は、ない。正確に言えば、地名でもない。新幹線の、駅の名前だ。「南浦和」みたいなもんだ。スキー場がどこか、まだ聞いていない。どこでもいいといえば、いい。昨日はボードにワックスをかけた。だいぶ楽しみだったが、酔っぱらってぐっすり眠れた。宴会をキャンセルまでした。わくわくしている。19時の集合は、もうそろそろだ。とか書いてるうちに、集合が20時になった。少しビール飲んじゃおうかな。クルマの中で酒臭かったらどうしよう。ちゃんと、歯を磨いてからでかけよう。
2003.01.24
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明日の夜からスキーに行く。正確には、スキー場へ行く。もっと正確に言うと、スキー場へ行って、スノーボードをしてくる。たいして美味しくもないカレーを、高い金払ってくってくる。ペンションのジャグジーを、心ゆくまで堪能してくる。唯一の心配は、日記が滞ってしまうこと。毎日書くことに決めたから、書かなくちゃいけない。でも、物理的に書けない環境へ行く。ものすごく楽しみだ。明日出かける用意はもう済んだ。ボードにワックスも塗った。遠足って、楽しいな。
2003.01.23
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要するに、難解な問題を解いた。複雑なロジックの問題を渡されたオレは、よりスマートなレシピの回答を選択し、提出した。問題文は、10行程度。回答文は、200行にも及んだ。かかった時間は、5時間。提出したとき、「おお、すばらしい」といわれた。そのオレの回答を、発表するときがきた。発表する相手は3人。3人とも、百戦錬磨のつわものだ。4人がけのテーブルに、オレと、その3人。居酒屋で話しているのと同じ距離だ。緊張は、しない。「カッコいいことやってるね」「これで出来るんなら、これに超したことはない」オレの評価は、抜群だった。しかし、今まで無言だった一人が、口を開いた。「これ、ものすごくコストかかるんじゃない?」そう口にした彼は、この道の、スペシャリストだ。彼の話に耳を傾けた。「無駄なことが多すぎる」それが、彼の言い分だった。確かにオレの回答は、無駄なことを多用していた。でも、オレの回答には、画期的だった。そしてオレには、そのアイディアに、自信を持っていた。オレのアイディアとは、こうだ。20枚の汚れた皿がある。20枚の皿を洗うためにオレは、20人の皿洗いを雇い、20個のスポンジを買うことにした。蛇口も20個だ。確かにコストはかかるが、一発だ。無駄だといった彼は、ちゃんと20枚、一人で洗え、という。オレは、「じゃあ1000枚の皿、一人で洗えってんですか?」と反発した。無駄な彼は、「仕方ないよね」といったが、しぼんでいった。1000枚の皿を洗うために、1000人動員できなかったら、動員できるところに工場を建てたらいい。中国でもベトナムでも北朝鮮でもいい。とにかく、一発でやろう。それがオレの、発想だ。リーダーは、コスト面に難あり、という、無駄な彼の意見を一応メモしていた。しかしオレは、感触をつかんだ。なんとなく、いい仕事をしたと、思った。
2003.01.22
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少なくとも1日に8時間は仕事をしている。たまになまけて、4時間ぐらいしか働かないこともあるが、たまにだ。1日に、8時間は寝ていることにしよう。本当は、6時間ぐらいしか寝ていないかもしれないけれども、8時間寝ていることにしよう。とすれば、1日24時間のうち、好きなことをできる時間は、残りの8時間だ。「睡眠」・「仕事」・「自由」。24時間は、8時間ずつの、この3パターンでできている。しかし「自由」のときに、部屋を片付けたり、皿を洗ったり、本当はしたくないこともやらなきゃいけない。でもそれは、仕事の時間中仕事だけしてるわけじゃないから、トントンだ。こういった日記でもって、「仕事」のことはあまりかかれない。他の人のHPを見ても、趣味や遊びや、他人とのコミニュケーションの事のほうが、圧倒的に多い。たまに、仕事の話を書いてる日記を見つけることもある。でもそれは、愚痴だったり、不満だったり、マイナス方面の気持ちで綴られていることの方が多い。たしかに仕事は、楽しいとか楽しくないとかじゃ語れないところもある。「仕事」に対面しているとき、人は真剣だ。なぜなら、評価されるからだ。評価は、ギャラという直接的な数字で表現される。数字は、現実だ。笑えない。ただ、仕事は最低でも、1日のうち3分の1の時間を使う。でも、おおやけにはされない。本質的だからだ。ネット上では、誰も本質を語ろうとはしない。なぜこんなことを書いたかというと、今日はだいぶいい仕事をした。そんな感触を抱きながら、家へ帰ってきた。でもネットには、仕事のことを自信を持って書ける、基盤がないと思った。そんなのはオレ次第なんだろう。でもそれ以前に、リアルなことを、リアルに話せる場所ではないし、それがなぜかということも、なんとなく判っている。もうだいぶ長くなってしまった。今日いい仕事をした話は、明日書くかも知れない。書かないかも知れないけれども。
2003.01.21
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パソコンが急に落ちるようになった。ストーンと電源が切れて、真っ暗になる。落ちるときにはきまって、自作のスクリプトが動いている。Excelだったり、Cだったりするが、とにかく自作のプログラムだ。なにかとんでもない処理をやってしまうバグソースを書いてしまったのだろうかとひやひやする。でも、そういうわけでもなさそうだ。落ちたまましばらく放置して、冷ますと、また何事もなかったように、立ち上がってくれる。昨日も、落ちた。焦げ臭い匂いがしてきて、あわてた。ノートパソコンの裏側を触ってみると、驚くほど、熱くなっていた。まずパソコンの下に石を置いて、浮かせた。放熱するためだ。次に冷凍庫から、保冷剤を取り出した。デパートの食料品売り場で、生物を買うとついてくる小さい保冷剤だ。パソコンを浮かせたテーブルとの隙間に、入れた。冷却するためだ。ふと思った。このパソコンの通風孔は、どこにあるのだろう。探した。見つかった。そしてその通風孔は、灰皿でふさがれていた。通風孔のすぐ前を、灰皿の定位置にしていたのだ。原因は、これだった。オレは、ふるいたった。これは、落ちるパソコンと格闘した男の、壮絶な物語である。かぜのなかのすーばるー。
2003.01.20
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起きたのが昼ぐらい。寝ていても頭が痛くて、もう少し寝てようと思ったけど、今日は日曜で明日月曜だから、夜寝られなくなるのも困ると思い、起きた。頭が痛い。昨日飲みっぱなしだったからだ。なんとなくだらだらとテレビを見て、腹が減ったからカップラーメンを食った。ご飯もちゃんと炊けてあったが、カップラーメンを食いたかった。横になりながらテレビを見た。骨髄の病気で死んだ駅伝ランナーのドラマをやっていた。正月に放送したやつの再放送だった。そんなにオレ、福山に似てるかな?つまらなくもなかったけど、それほど面白くもなかった。次に映画を見た。ランドリー。窪塚くんが出てる。ステキな映画だった。見てよかったなと思った。このころすでに午後5時をまわっていて、部屋の外は暗くなっている。ビールも3本ぐらい進んでる。夕食は、キムチラーメン。キムチ鍋に、ラーメンを入れて食った。夜炭水化物を食うと、とたんに眠くなる。大河ドラマの「武蔵」を、眠気と戦いながら見て、そろそろノックダウン。ココアを飲んで、寝た。だいぶ寝たけど、まだ寝足りない。
2003.01.19
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今日はなんとなく、昼に宅配便で、ビデオテープが届いた。http://bbs5.cgiboy.com/p/02/00449/ それを見た感じは、ここに書いてしまった。もう書くことはなもない。
2003.01.18
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1週間。金曜にもなると、身体に疲れが溜まってくる。何をもって疲れたとしているかというとオレの場合、朝、起きられるかどうか。平日を消化していくうちに、5分単位で起床時刻が遅れてゆく。あと5分、あと5分、といった具合に。今も十分若いつもりだけれども、若かりし頃は、月曜に疲れて、週末へ向かうにつれ、元気になっていった。週末に控えているイベントが、楽しみで仕方なくなってくるからだ。今や、逆になっている。週末のイベントがなくなったなくなったわけではない。楽しみでなくなったわけでもない。ただ、楽しいイベントが、どれぐらい楽しいか、予想できるようになった。若いときは、高く飛ぼうと思えば飛べたし、より速く走ろうと思えば、走れるような気がした。そして自分が、どれだけ高く、速くなれるか、わからなかった。だから高みに向かってジャンプしようとしたし、速まろうと必死になった。先が見えないことの不安は、体力でカバーできた。未知なるものへの期待は、想像力を膨らませてくれた。だから週末へなるにつれ、元気になっていった。週末に弾けすぎて、月曜は最低だったが、それでもいいと思っていた。今は、前ほど高く飛べない。思ったほど、速く走れないということも知った。経験を積み、知識を重ねていった。週末にどう振舞うかという、シナリオが出来上がった。週末をイメージ出来るから、週末を待つときに心を躍らせなくてもいい。だから今は、週末になるにつれ、ただ疲れだけが、溜まっていくだけだ。ハタチぐらいのときはおそらく、身体中の細胞一つ一つが、生き生きしてるのだろう。体力に依存して行動するのは、当然のことだ。歳を重ねていくにつれ、細胞はあまり動かなくなってゆく。しかし細胞には、乱雑に詰め込まれた記憶をデコードして整形された、「経験」が刻み込まれている。そしてオレは、経験に依存して行動するようになってきた。若い頃はよかった、などというつもりは毛頭ない。オレは、今が一番充実していると思っている。体力が衰えてゆくことにそれほど危機感はないが、積み重ねた経験が逆戻りするのには、耐えられない。これを書いているのは土曜の昼だが、昨日の夜は、パソコンに向かいたくないほど、疲れていた。つまり、日記を書くのが、翌日になってしまったのは、週末で疲れていたからだ、ということだ。
2003.01.17
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昨日、執筆依頼があった。執筆依頼といっても、ギャラをもらうわけじゃない。しかし、書いてくれ、と頼まれて、テーマを与えられた。オレは、書くことに決めた。作文を書くのは嫌いじゃない。よくweb掲示板に投稿している。マスターベーションじゃないかとの批判もよく受けるが、確かにそうかもしれない。依頼者が女だ。オレが女の依頼を、断わるわけがない。少しよこしまな気持ちも介在してるが、そんなことは言葉にはしない。この場合、依頼者の反応だけが、オレの報酬だ。もしかしたら今回のオレの作文が、彼女にとって、気に入らないものになるかもしれない。気に入ってくれたら、オレの勝ちだ。これはある意味、賭けだ。あるいは、この賭けのゲームを楽しむということが、オレにとっての報酬なのかもしれない。いずれにしても、オレはモチベーションを与えられた。だから、書いて、そして、リリースした。この作文が公表されることはないだろう。依頼者のためと、そしてオレ自身のために書いたものだからだ。そして誰よりもオレが、楽しんだ。
2003.01.16
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オレが約1年半ぐらい管理していた掲示板サイトがあって、もう管理するのも飽きてきたから、掲示板仲間に管理人を委譲することにした。だれかというと、こすりつけ最高だ。このばかばかしい名前の友人は、1年半前に、掲示板を一緒に立ち上げた仲間だ。再三オレは、このばかばかしい名前の友人に、管理人やれと打診したが、断わられ続けてきた。当初、オレとそいつと、もう一人女がいて、その3人でスタートした。クチコミの会員制もどきという、閉鎖的なネズミ講のような手法で、ユーザーは増えつづけた。今は何人いるかわからない。通算で50人ぐらいかもしれない。全然書き込まないやつもいる。書き込み数は1年で6000ぐらい。6000は、多くも少なくもないだろう。人が少ないときも、多くなっても、書き込みの数は、変わらなかった。むしろ人が多くなって、減ったぐらいだ。なぜそんなことがわかったかというと、管理人を委譲するにあたり、ログを月別に整理したからだ。掲示板のログは、書き込みがある毎にメールとして飛んでくる。オレはその書き込みログメールを、機械的に保存し続けていた。過去のログをこのばかばかしい友人に渡してはじめて、すっきりした気持ちになれると思ったからだった。ところがその作業がことのほか大変だった。オレが通常使うメールソフトに設定しているのはOutLookExpressだから、テキストにはエクスポートできない。まずOutLook2000かなんかにエクポートし、そこからテキストにしようとした。ところが、受信日付を書き出してくれない。受信日付のないログなんて、読み返したところで、臨場感のかけらもない。そこで、日付を書き出してくれるフリーソフトを探し、ダウンロードし、いろんな設定を繰り返し、実行したらいきなり、パソコンがすとーんと落ちた。真っ暗になった。再度立ち上げても、デスクトップが出る前に、ぱたんと落ちる。何度やってもダメだった。あわてた。こんなのは初めてだった。そこからあわててリカバリしようとしたが何をやってもだめだった。あきらめて、電源を切ったまましばらくした。また思い出したように電源を入れ、今度も祈るような気持ちで、いきなり落ちないことを祈った。コールドリブートだ。すると、立ち上がった。ほんとかよ。これは、管理人を委譲するために闘った男たちの、壮絶な物語である。風の中のすーばるー
2003.01.15
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昨日、久しぶりに風呂へ入った。久しぶりの風呂といっても、オレはルンペンではなくて、ちゃんといつも清潔にしている。湯を張った風呂に浸からないということだ。オレは夜に毎日酒を飲むから、身体があたたかい。だから、浴槽の湯に浸かって温まりなおす必要がないと、思っていた。酒を飲んで風呂に入るのも、なんとなく、あまり身体によくなさそうだ。風呂ももともと、嫌いなのかもしれない。浴槽に浸かって、ゆっくりする、ということがあまりない。洗うところだけ洗って、気持ち湯にあたって、10分もしないうちに、風呂からあがる。だからいつも、朝にシャワーを浴びるだけですます。でも昨日は、久しぶりに、湯に浸かろうと思った。疲れていたからかもしれない。明日から仕事だし、疲れを癒そうと思ったのかもしれない。風呂から上がると、全身がけだるい感じになった。ふくらはぎや二の腕の筋肉に、疲労を感じた。するとすぐに、眠くなった。そして眠くなった通り、よく眠れた。オレはいつも、布団に入ってもなかなか寝付かれないが、よく眠れた。そして朝、目覚めもよかった。今の仕事は、異種アーキテクチャ間のインフラ整備計画だ。今日はなんとなく、いい仕事ができた気がしてる。しかし次にオレが風呂に入るのは、何ヶ月後だろう。
2003.01.14
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都内に戸建を買おうという話があって、近所のモデルルームを見てきた。3LDKで、5000万円。土地は15坪。驚くほど狭くて、驚くほど高い。でも、都内ではこれが相場だ。オレのスタンスは、ほとんどひやかし。でも嫁は、不動産屋のオヤジと真剣に話をしている。オレは、意味もなくバスルームをのぞいてみたり、収納の扉を開けてみたりしている。嫁は、真剣に話をしている。オレは、分譲購入にあまり乗り気ではない。でも嫁が、そうしたいというなら、それでもいいかなと思う。なぜオレが乗り気ではないかというと、なにか、将来のことを考えてしまうからだ。今30。40になったときも、今と同じ仕事をしているとは思えない。そして50、60になったときにオレは、どんな仕事をして、どんな生活を送っているんだろうか。そしてそのとき、住宅ローンを返済できる経済状態なのだろうか。見たくもない未来のイメージが、押し迫ってくる。オレの未来のイメージは、ちゃんとした映像にはならない。精神が、拒絶しているからだ。そろそろ未来のイメージを映像にする作業に取りかかるべき時期かもしれない。それは、だいぶ辛い作業になるかもしれない。
2003.01.13
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今日は、ぬいぐるみリレーの初日だったらしい。「だったらしい」というのは、昨日初めてそのイベントの存在を聞いて、なんとなく、「起きられたら行く」という返事をして、結局起きられなくていけなかった。だからどんな模様かはわからない。ちなみにこのぬいぐるみリレーというのは、自転車でもって、ぬいぐるみをバトン代わりにして、知らない人に渡しつないで行き、あわよくば日本一周させようというイベントで、ネットを中継基地局として、みんなでぬいぐるみの行く末を見守ろうというわけだ。知り合いが企画・実行してる。行ってみようと思ったが、結局起きられなかった。ちょっぴり残念だったが、悔やんでも仕方がない。今日はなんとなくだらだらしてした。ビデオを借りてきた。「たどんとちくわ」と、「金融腐食列島-呪縛-」。どちらにも、役所広司が出てる。こないだ、「あさま山荘事件」を借りてきて、それにも役所広司がでていた。その前に、「どら平太」というのも見たがそれにも出ていた。この人最近でまくっている。「cure」や「カリスマ」や、「うなぎ」とかなんとか、とにかく主要な映画に必ず主役で出てくる。そして演技も、たまらない。オレは中井貴一も好きだけれども、役所広司も好きになった。「たどんとちくわ」は、役所と、真田広之が出てるから気になって借りてみたが、おそろしくつまらなかった。あれほどの役者そろえて、これだけつまらない映画ができるのかと感心したが、悲しくなった。「金融腐食列島」は、「あさま山荘事件」と監督は一緒だ。これは、おもしろかった。オレはあんなような硬派なノリは嫌いじゃない。で、映画を観てる最中、ラスト近くになって、ケータイが鳴り出した。着信表示は、「タケモトタカユキ」。副主将の彼氏だ。金曜の夜に、オレが新宿で怒鳴りちらした相手だ。映画は終盤で、いいところだ。電話に出た。電話口が騒がしい。飲み屋の音だ。しかし声はタケモトではなく、こすりつけの声だった。こすりつけは、ふざけているのか真剣なのかわからない口調で、オレに電話した理由を告げたが、オレは映画を観ていたから、一旦切って、映画を観終えてから、また電話した。こすりつけは、オレとタケモトの関係を取り持とうとして電話したのだということを、改めて説明した。やがてこすりつけは、タケモトに電話を渡した。「おう、なに?」タケモトはいった。なに?とはどういうことだ。用件は、そちら側にあるはずだ。とも思ったが、クチにはしなかった。彼の言葉を待つようにして、オレは言葉を控えながら、徐々に話しだしていった。オレはこのときワインを飲んでいて、ろれつが妖しかったが、丁寧に話した。金曜にタケモトに怒鳴り散らしたのは、それが自然なシナリオだったからだ。今日も酔ってはいるが、怒鳴り散らすシナリオではなかった。しばらく静かに話して、電話を切った。オレが今日、タケモトと静かに話したという情報は、副主将にも伝わるだろう。その情報が、誰かにどう作用するのかは、オレにはわからない。
2003.01.12
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おおフランスが、このごろツいている。中央競馬、当てまくりだという。昨日の夜中メッセンジャーで、オレは彼にコーチしてもらった。今日のレースの、彼の買い目を教えてもらった。それを酔っぱらった手で紙にメモした。今になって思えば、メッセンジャーのログをコピペして印刷すればよかったのだが、手書きでメモした。酔っぱらってて気付かなかったというのもあるが、なんとなく競馬は、サインペンでなぐり書きのほうが似合う。そういった文化は、大切にしていきたい。今日は昼頃に起きた。口の中が酒臭い。アタマが少し痺れたように痛い。典型的な二日酔いの症状だ。飲んで帰ってきたし、明け方近くまで起きていた。なんとなくメシを食って、シャワーを浴びて着替えた。馬券を買いに行く。PATもあるが、口座に金が入っていない。自転車で、後楽園ウインズへ出かけた。通勤と同じルートをたどる。ウインズは、会社のすぐ近くにある。会社のビルからは、東京ドームが見える。駐輪場に自転車をとめ、受け付けの、ミドリの服のおねいさんから、緑色のペンをもらった。受け付けの台は、コ汚いオヤジが、おねいちゃんを取り囲むように陣取っている。おねいちゃんは意味もなく薄ら笑いを浮かべている。薄汚いオヤジは、おねいちゃんではなくマークシートに集中している。オレもおねいちゃんのすぐ目の前で、マークシートを書き始めた。昨日なぐり書きしたメモと、競馬エイトをひろげた。フランスに言われた買い目どおり、マークシートに記入していった。フランスは「明日の阪神!!」と豪語していたが、阪神ではなく京都開催だった。2、3千円ぐらいで遊ぼうと思ったが、全ての買い目を買ったら、8000円になってしまった。10Rだけ見て帰ることにした。10R、フランスのコーチによれば、2-5の一点。スタート直後、2が出遅れた。2も5も、馬群の中断に位置した。こりゃダメだ。思った通り、ハズレた。ウインズをあとにしたオレは、家の近くまで戻ってきたところで、なんとなくパチンコ屋に入った。競馬に負けると、なぜかパチンコで勝つことがよくある。運はやはり、ゼロサムなのだろうか。ゼロサムとは、総和が0ということだ。負けてマイナス、勝ってプラス。結局、ゼロ。ところがパチンコでも負けた。正確にいうとパチスロだ。1万ほど入れてレギュラーボーナスをひいた。出したメダルが全て飲み込まれ、規定回数回したところで、もう飽きた。今日はダメダメ君だ。ビール飲んでだらだらしていよう。
2003.01.11
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副主将と飲んだ。副主将とは、2ちゃんねるの自転車板で知り合った女で、たまにみんなと一緒に走ったり、飲んだりしている友人だ。木曜に、Yahooメッセンジャーで、「中村さん、どうですか!」といってきた。近況を聞かれているのだが、オレは「元気ですかー!」と意味不明なことを答えた。「どうですか!」が猪木の口調に似ていたからだ。チャットでしばらく話したが、彼女にはオレに話さなきゃいけない特別な用事はなかったようだった。意味もなく人と話したい時には誰にでもあって、オレは、副主将が今そんな感情なのかなと、オレは勝手に判断した。だから、「飲みに行こう」と誘ってみた。「ほんとに??いつ??」副主将は、くいついてきた。人と会いたがってる。そう思った。「いつがいいよ?オレはいつでもいいよ。」しばらく沈黙した。「じゃあ金曜から月曜までのどれか。」「金曜って明日だよな、明日、ヒマだからどう?」という経緯で、副主将と飲むことになった。副主将とのチャットは、いつも彼氏との悩み相談だ。会ったときも、いつもオレがみのもんたばりに、酔っぱらいながらではあるが、アドバイスしたり口説いたりするという展開になる。とりあえず女とみるや否やオレは口説くが、ヒット率は極めて低い。そんなことはどうでもいい。今回も多分、恋愛の話なんだろうな、と思いながらも、そういえば久しぶりの女性とのデートだから、細身のパンツと、レザージャケットでキメて、新宿で待ち合わせ、東口交番前で会った。「どうしようっか?何食いたい?焼き鳥とか、あるよ?それとも、コ洒落た店がいい?」「じゃあ焼き鳥にしよう!!」と副主将は言ったが、「あ、あのボウズって店、結構コ洒落た感じ。認定ソムリエいるんだよ。」とオレがいうと、「じゃあ、そこにすると?」場所は、どこでもいいようだった。ちなみに副主将は、九州出身である。ダイニング&ワインバーな、コ洒落た店に入った。やはり彼氏の話になった。「あのねあのですね、またモトカレと、つきあっとるとですよ」副主将は2002年の春から付き合っていた男と、夏に別れた。別れたときの男のセリフは、「副主将は好きだけど、他にやりたいことがある、友だちでいよう。」とかそういうことだったらしい。全て副主将から聞いた。男の身勝手な理屈だ。相手を傷つけない誠意も込められてはいるが、友だちでいようというのは虫がよすぎる。女を振るときのリスクを、最小限にとどめようともしている。リスクを負わずに、女を振ることはできない。副主将はモトカレから、振られた。しかし副主将はフラれた後も、男に未練タラタラだった。オレはことあるごとに副主将から、そのタラタラな愚痴を聞いて、受け止めて、話をした。酔っぱらって、デタラメな理屈を並べたりするのは嫌いじゃない。特に恋愛の達人というわけでもないが、オレは恋愛の達人になりきって、アドバイスしていた。しかし最近、彼女からメッセンジャーが飛んでくる回数が、めっきり減っていた。「あのねあのですね、またモトカレと、つきあっとるとですよ」きいてみたら、そういうことだった。一旦別れて、また付き合いだしていた。実はこのモトカレ、オレの知り合いでもある。去年の3月、オレと副主将とそのモトカレと、もう一人いたが誰か忘れた、一緒に飲んだことがあって、その夜から多分2人は付き合いだした。話の図式としては、彼のことが好きでたまらなくて忘れられない副主将がいて、つきあってみたり別れてみたり、またくっついてみたり、全く自分本位になんとなく無責任に付き合ってる彼がいて、副主将は振り回されている。特にめずらしいことでもなんでもないが、彼との出来事や、彼への思いを次々に語る副主将にだんだん感情移入していったオレが抱いた彼に対する感情は、この男、ガキ。しかし本当のガキにガキと言っても通じなし、多分副主将は彼氏の、ガキさ加減にも惚れている。誰かに惚れてるってことは、集中して緊張してるってことだ。そんなところにアドバイスしても、焼け石に水なのはわかっているが、酔ってたからそんなことはどうでもいい。オレは今日もだいぶ、不毛なことをしゃべりまくったが、あまり憶えていない。2件目の、ef[エフ]という店を出たときに、副主将が道端に座った。時計は11時近くを指していて、副主将は終電を気にしだしたが、まだ彼女は、飲みたがってもいたようだった。オレはカラオケへ行ってもホテルへ行ってもいい気分だった。彼女は、オレが「どうするの?」といっても、「中村さんはどうするんですか?」というばかりだった。「よし、じゃあホテル行こうホテル」と誘った。冗談っぽくいったが、ここで「うん」とでも言われたら、引き下がる気はない。しかし、「いや行かないけど」と、あたりまえのように断わられてしまった。しかし、「じゃあ、帰ろうよ」 と行っても、「えー、帰るんですかー?」 といった具合に煮え切らないまま、新宿のネオンがふわふわとしている場所で、なんとなくふわふわとしていた。ふと副主将が、ケータイを取り出した。当初メールや着信履歴を気にしていたが、しばらくすると、誰かと電話で、話しこんでしまった。その声のトーンとか口調で、オレは相手が誰だかわかってしまった。彼氏だ。「中村さんに、かわってって、彼」オレはめんどくさいことが起こったと思った。副主将が、オレにケータイを差し出したのだ。「今から来い!」奴は言った。「あ?」オレが飲んだ酒は全て蒸発していた。こいつは今、九州あたりに遊びに言ってる。こいつも九州出身だ。そしてやつは、東京にいるオレに向って、「来い」と命令した。冗談のつもりだろうが、面白くもなんともなかった。「どういうことだよ」と不機嫌な音質で言ってもやつは、「今から快速乗れば間に合う!」 ととぼけて答えた。奴が吐く全ての言葉の語尾には、いつも笑い声が混じっていた。オレはものすごく低い声で、「おいガキ、ヘラヘラヘラヘラ笑ってんじゃねえ」というセリフを吐いた。オレは、オレが吐いたセリフの響きに酔いしれた。そしてなにかの、スイッチが入った。新宿MYCITYの前、家路につく人の波から少し外れたところで、オレはケータイに向かって、大声で怒鳴り散らした。
2003.01.10
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今日はだいぶ、仕事に遅れていった。朝、起きたくなかったからだ。遅刻することで社会的な信頼を失うことと、それが直接的なギャラの額面や、間接的な評価による年俸ダウンといったリスクに、睡魔や疲労や休息欲求が打ち勝ったときに、わざと遅刻する。このとき、無理に起きて仕事へ行った場合を想像する。おそらく午前中は、ボーっとしている。午後は、メシ食ってさらに眠くなる。だめだ、朝から行っても仕事にならない。しかし少し寝たら、遅れても遅れた分の時間は、集中力で補える。そうやって、遅刻という社会的罪を、アタマの中で正当化させてゆく。これは、病気だろうか。
2003.01.09
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11月までやってた仕事でミスがあって、月・火はそれの対応。12月までの仕事は終わらせたけど、オレは担当の上司に、「できました。」ってゆうだけ。客とは一切話さない工程の仕事。客の反応がない仕事はつまらない。やっぱり上司に喜んでもらうより、客に喜んでもらうほうが嬉しい。昨日席替して、今日新しい仕事の打ち合わせがあった。はじまりはいつもだらだらしている。客の顔もわからないまま、オレは伝えられたことだけをこなす。達成感のない仕事に、気持ちはこもらない。
2003.01.08
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今日は少し全身が疲れてるようだ。いつものようにはスピードが出ない。朝食はコーヒーショップでサンドイッチ。休み明け初めてのサンドイッチ。コーヒー。いつもの弁当屋で弁当。そしていつものように仕事した。そういえば冷蔵庫のウーロン茶が切れてた。買っていかなきゃ。ようするに、かわりばえのしない一日を送った。いつもたいがい、こんな日を送っている。
2003.01.07
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身体がなまっていた。自転車で通勤途中、コケた。路駐と信号待ちのクルマにより車道には隙間がなく、歩道へレーン移動し先を急ごうとした。車道と歩道には5センチぐらいの段差があって、オレは寝ぼけていたから、いつもよりハンドルを切る角度が浅かった。段差にタイヤが引っかかった。そのまま前にスライドしたが、オレの気持ちは歩道寄りになっていた。ブレーキレバーを握る前に、足をついてバランスを維持しようとした。路面に何度か左足をついて、体を正常な位置に戻そうとした。でも、ダメだった。視界にアスファルトが迫った。ザ、とか、ボリ、とか音が鳴った。転んだよ。しかし、こういうときのオレは異常なまでにクールだ。
2003.01.06
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明日から仕事だし、夜うまく眠れるように、身体を動かそうと思い、自転車で都内を徘徊することにした。いつも暖房にあたってると、外の寒さ加減がよくわからない。先日自転車で出かけたときは薄着すぎた。芯まで冷えた。むしろ心まで冷えた。反省し、今回は少し厚着して出かけた。山手通りから川越街道に入り、池袋の五叉路へついた。まだどこへ行くか決めてない。護国寺方面へ行くことにした。護国寺から、江戸川橋、神楽坂。飯田橋のマックでチーズバーガーとホットコーヒーを買い、市ヶ谷の川のほとりで、食っていると、ハトが寄ってきた。チーズバーガーめあてだ。遠慮なくテーブルの上をにじりよってきて、その目はチーズバーガーを睨んでいる。不本意だったけど、2、3切れ投げると20羽ほどのハトと、2匹のスズメが一斉に切れ端に集まってくる。オレがチーズバーガーを食い終わるのを見届けると、ハトはオレには寄ってこなくなった。現金なやつらだ。いいときにしか寄ってこないのは、ヒトもハトも一緒だ。悪いときに励ましてくれるやつが、本当の友人だ。市ヶ谷から麹町へまわり、靖国通りを皇居へ向かった。2日は、一般参賀で自転車は入れてもらえなかったけど、もう何事もなかったようになってる。竹橋気象庁前のスペースに自転車を停めた。ここで最初にオフをやって、多くの仲間と知り合えた。思い出の場所だ。こすりつけはここでも、タッションした。不敬なやつだ。椅子の影に、またしてもハトが10羽ほどいた。椅子を風除けにして、クビをすくめて、暖をとってるようだ。よく見ると、目がうとうとしていている。座りたくてオレが椅子に近づくと、ハトの群れはすこしスライドしてくれた。オレが座るスペースをつくってくれたのだ。それでもハトは、オレの足元でまだ首をすくめたまま、うとうとしたまま、動かない。メチャクチャかわいい。ハトの横で静かにタバコを1本吸い終えて、冷えないうちにまた漕ぎ出すことにした。御茶ノ水へ向い、なんとなく道なりに進んでいたら九段に戻ってきてしまった。そこから高田馬場へ行き、ドトールでコーヒーを飲み、池袋へ帰ってきた。気持ちよく疲れた。目が、風にあたってうるうるしていた。今日はよく眠れるかもしれない。
2003.01.05
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夢のような正月休みもあと1日で終わる。なんの計画もなくだらだらと過ごした休みだけど、なにかと充実していた。今日は、寝てたり、テレビ見たり、買物したり、あそうだ、買物、何買ったかというと、USBハブと、電源タップ。パソコンの、コード類をまとめてみた。ちなみにオレのノートパソコン、14インチ用のテレビ台(自作)に、ちょこんと乗っている。非常にコンパクト。ここから、いろんな情報を吸収し、いろんな情報を発信したい。お気に入りのスペース。気持ちすっきりなった。パチンコは負けた。こないだ勝った分を放出した。どうせ負けるんだから、やめればいいとも思う。でもやめられないのはなぜ。夜はなべ。テレビでホワイトアウトやってた。これ、映画館で見たことがある。MI:2とどっちにするか迷った。ホワイトアウトにしたけど、失敗だった。そんなようなことを思い出しながら、オレの休みは消費されてゆく。
2003.01.04
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年始のあいさつ。去年は何回いったっけ。川口。わりと近場。川口で鋳物工場やってた。キューポラのある町。キューポラとは、鋳物を焼く溶鉱炉のような設備。吉永小百合。嫁の父親は、鋳物組合の役付。市議会議員にも顔が利くといってる。工場は、去年取り壊して廃業した。駐車場と、レンタル倉庫になってる。シャッターの横の入り口から事務所。いつもはその奥の、応接スペースで談笑を交わすが、誰もいない。嫁、勝手知ったる自分の家。台所や、二階に上がったりしている。所在のないオレ。無線機の横に立つ。嫁の父親の趣味は無線。昔でいう、インターネット。父親は、二階に居た。いつもと、待遇が違う。今日は、嫁の弟の嫁になるマキさんがあいさつに来る。だから待遇が違う。おせちと、ハムと、煮物と、寿司。そして久保田万寿。一階が事務所の二階の座敷に、嫁の弟が嫁の弟の嫁を連れてやってきた。嫁の父親は鋳物の歴史を語り、嫁の母親は近所や親戚の趨勢を語った。マシンガントークが炸裂した。オレと嫁と嫁の弟と嫁の弟の嫁は、言葉すくなに話をきいていた。父親は酔っぱらってにこにこしていた。オレがいいたいのは、「ちゃうちゃうちゃうちゃうんちゃう?」が、関西では誰でも知ってるということだ。
2003.01.03
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年末に飲みすぎたのと、正月で食いすぎたので、カラダの中か濁ったような感じになってしまった。腰のあたりがしびれて、重かった。うまく血液がまわってないきがした。だから、自転車でちょっと走ろうと思った。タイヤに空気をつめて、チェーンに油を塗った。テレビのニュースを見てたら、天皇陛下が手を振ってる映像が写った。年始の、一般参賀は、1月2日らしい。すぐにテレビの画面は、箱根駅伝に切り替わった。皇居まで、自転車で行ってみようと思った。あわよくば、天皇を見れるかもしれない。黒いドロップハンドルを漕ぎ出した。山手通りから目白通りに入り、江戸川橋を目指した。通勤と、同じ経路だ。ドロップハンドルは、普通の自転車より、だいぶ軽くて軽快だ。踏み込むたびに、ぐんぐんスピードがあがる。でも今日は風が強い。車体も軽いから、ふらつく。だいぶ栄養を溜め込んでるオレのカラダは燃費が悪く、非効率的にトルクをかけてるから、体力はなくなってゆく。目白通りには、高い建物はないから、日が当たり暖かだ。背中がうっすらとあせばんでくる。飯田橋から九段へ向かった。九段下の交差点では、警官が物々しく警備している。なぜか少し後ろめたい気持ちになりながら、警官と対峙した。警官がオレを見てるような気がする。なに見てるんだよ。にらみ返した。睨み返したまま、九段坂を登り、そのまま皇居を一周し、桜田門のあたりに向かおうとした。内堀通りを竹橋へ向かおうとしたところ、警官にとめられた。「今日、自転車はダメなんですよ」腰の低い警官だった。もう一度違うルートから、皇居方面へ自転車を向かわせたが、今度は、「あー、自転車ダメだよダメ」と、横暴な口調の警官だった。若い。無言で一瞥した。そして、自分の意志でUターンできるまでそこにとどまり、自分の意志でUターンした。仕方なく、丸の内から日本橋へ向かっていった。どこへ行くつもりもなかった。なんとなく道をだどっていた。「クスキューズミ?エクスキューズミー?」2回目でようやく気付いて、「はい?」といった。エクスキューズミー?といった声の主は、女性の外国人。「×××ギンザ?」何語かわからなかったが、「銀座」だけ聞き取れた。でも彼女の指は、全く逆を指していた。きっと銀座へ行きたがってるに違いない。でも逆だ。それぐらいはわかる。オレは役に立つ。「銀座は向こう」とだけ言って、オレは二本指をかざしてウインクした。顔は、うまく笑えてただろうか。寒さでひきつってなかったろうか。
2003.01.02
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昨日寝るのが遅かったし、だいぶ飲んだから、今朝起きたのは、昼近かった。まずパソコンを立ち上げ、立ち上げてる間にコーヒーを淹れ、窓を開けて冷たい空気を吸って、すぐに窓を閉めて暖房を点けた。だって寒かったんだもん。寝巻きのままエレベータに乗って、マンションのエントランスにある郵便受けへ行った。このとき、目は半分も開いてないし、髪型は、マッドサイエンチスト。わかりやすくいうと、バックツーザフューチャーの、ドク。彼たしか、亡くなったんだよな。冥福を祈ったり祈らなかったり。年賀状を読みながら、おせちが出てきた。刺身を切れと命じられた。オレはまだ昨日の酒が残っていて、おせちじゃなくて、白いご飯を納豆で食いたかった。テーブルの上には、朝というか、昼から、おせちや、オレが切った刺身が次々にならべられていった。雑煮が出てきた。日本酒もでてきた。あー日本酒か、でも元旦だしな。なめるだけな、なめるだけ。「あけましておめでとう」というセリフを言って、一口なめた。キター!!!それからだらだらと、何時間もかけてだらだらと食いつづけた。昼飯終わったのが午後4時だとして、午後6時には、夕食が始まった。だらだらし続けた。内臓や、血管にキテる気がする。動き出したくなってきた。明日は自転車で、山手線一周ゲームして、酒を抜こうと思う。そしてサウナへ行って、水分まで全部抜いて、また夜からおいしい酒を飲もう。あけましておめでとう。今年も、酔っぱらおう。
2003.01.01
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