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2004年6月1日、午後0時20分頃、 長崎県佐世保市で、小学6年生の女児が、 給食時間に、学習ルームと呼ばれる部屋に呼び出され、 同級生の女児に、カッターで首を切られ失血死するという事件が起こった。 本著では、新聞やテレビでは、おそらく報道されなかったであろう、 事件に至るまでの、二人の女児の学校やネット上でのやりとりや、 加害女児のサイトの内容が、かなり詳細に記されている。 その事実を知ったとき、私は背筋に寒さを覚えずにはおれなかった。このような事件を防ぐためにと、書かれたのが本著である。しかしながら、ここに書かれている内容を一読しただけで、全て手に取るように、スラスラ理解できる親がどれほどいるのだろうか。そして、理解できない時、親がどんな態度をとるのかは、大きな問題である。残念ながら、これまで、多くの親たちは、パソコンやインターネット等について、自分が十分に理解できないとき、なぜか、子どもたちに、全てのことを任せにしてしまい、自分は、できるだけ、それに関わらないようにしてしまったのではないだろうか。それは、「知らない、分からない」と、子どもたちに言うわけにはいかないという、親としての体裁・面目を保つためだったのか、それとも、情報化社会の中で、自分たちはともかく、子どもたちだけは、時代の波に、乗り遅れさせるわけにいかないとの、焦り故なのか。 ***インターネットをするということは、この社会の、ありとあらゆる場所や人と繋がる可能性があるということ。自分のサイトを持つということは、大人と同等に渡り合えるだけの知識や経験が要求され、責任が生じるということ。そして、子どもの場合、インターネットへの接続は、今やパソコンではなく、携帯電話利用が主流となりつつある。さらには、PSPなどのゲーム機ですら、それが可能になってしまった。親がチェックせよと言われても、完全には、しきれるわけがない。だったら、どうするのか。社会的要求の高まりの中で、携帯電話各社は、フィルタリングということに、かなりしっかりと取り組むようになってきた。しかし、フィルタリングだけでは、有害サイトへのアクセスは防ぎきれない。私の考えとしては、どんなものでも、何でもありの状況で、全てを、人前に公開できるという現行システムは、やはり考えものだと思う。全ての表現を「表現の自由」という一括りで認めてしまうのは、如何なものか。 「表現の自由」が認められるのは、それを表現することについて、万人に対し、その責任を取れる人のみではなかろうか。そういった意味で、誰でも彼でも、皆が自分のサイトを持ち、そこで、好き放題・やりたい放題に、独りよがりの情報を発信し続ける状況は、好ましくないと、私は思う。バーチャル世界にも、現実世界と同等の規制は、必要不可欠である。現実世界の「ルール」と同程度のものが、そこに存在しなければ、現実世界程度に「モラル」や「マナー」が守られるはずがない。繁華街の真ん中で、ポスターとして掲示されたら「問題」になるような表現は、バーチャル世界でも、決して許されてはならないのである。
2008.02.23
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タイトルに「宇多田ヒカル」さんの名前が見られますが、この本は、「宇多田ヒカル」さんについて、あれこれ述べているものではありません。と言うか、本文中にも、ほとんど彼女の名前は登場しません。即ち、「アメリカでは、誰でも大学に入学できますよ」ということを伝えるために、彼女の名前を拝借しただけで、深い意味はありません。確かに、読み進めていけば、アメリカにおける大学や大学院への進学は、日本における状況とはかなり違って、容易らしいことが分かります。 ***しかし、この本を読んで、私が最も驚かされたのは、アメリカの教育現場の状況。高校(アメリカでは義務教育)の授業は、クラスで一番出来ない学生に合わせて進められ、教室では、学生は何をやっても許される。そして、勉強をせず、宿題をやってこなくても、まずまずの成績がちゃんともらえ、進級や進学が普通にできてしまう。そのことが、一般常識のないアメリカ人が数多い原因ともなっている。アメリカ人の一般常識のなさは有名な話らしく、コメディアンがこれを利用して、街角で通りすがりの人に一般常識を聞いて、彼らのトンチンカンな答えで視聴者を笑わせる番組があるという。「いまのアメリカの大統領は誰か?」という質問に、たくさんのアメリカ人が答えられないという。大学においても、「世界で一番高い山」は、専門知識に属するという扱いだとか。高校での授業中、教師は、名指しで生徒の行為をとがめることはできず、もし、教師が生徒を怒鳴ることがあれば、それは「脅迫」として生徒から訴えられる。教室で生徒が何をしようとも、教師は冷静に「それはしてはダメだ、やめなさい」と、彼らがその行為をやめるまで繰り返すしかない。そして、教師や学校側が何より恐れているのは、生徒から訴えられること。法律は弱い者(生徒)の味方なので、教師や学校のほうに正当な理由があっても、彼らが勝つことは珍しいという。それ故、生徒に何も言わない教師が数多くいるという。大学でも、状況は変わらない。「ノートをとる、教師の講義はまじめに聞く、毎日、学校に来る」などということを、大学生になった時点で、教えなければならないのだそう。そして、大学でも、高校と同様に、教師は学期の終わりに生徒から評価される。全教師の生徒からの評価は、数字となって一覧表として校内新聞に掲載される。逆に、教師が、学生の態度や言葉遣いについて評価する機会はない。生徒からの評価は、教師の昇給、昇進、さらにはその大学に残れるかどうかまで左右する。結果、「出席や遅刻、テストの点数に甘く、宿題を出さないのがイイ先生!」ということになってしまっている。高校では、勉強を一生懸命してもしなくても、成績にあまり差がつかず、やる気のある生徒のやる気まで、そいでしまっている。また、アメリカの大学では、学期の始めにクラスの学生に「コース・シラバス」というものが配られる。これは、これから始まる授業の内容や成績のつけ方について詳細に書かれたものだが、「文章で書かれていないことは履行する義務がないし、規則として明記されていないことには、したがう義務がない」と考えている学生たちを、あらかじめ拘束するためのものでもあるという。もし、「コース・シラバス」に出席について書かれていなければ、学生たちは授業に出ないし、遅刻について規定していなければ、20~30分の遅刻は平気らしい。そのことに対し、教師が学生に文句を言えば、逆にその学生から言い返される。また、宿題やテストも、そこに書かれていなければ、実施出来ない。 ***本著は、アメリカの大学で実際に教えている日本人助教授が書いたものだけに、たいへんリアルに、教育現場で起こっていることが伝わってくる。ただし、本著は2000年7月に発行されたものだから、ひょっとすると、現在の状況は、多少なりとも変わっているかもしれない。それより、私が本著を読んでいて、背筋が寒くなったのは、日本の学校が、本著に描かれたアメリカの教室における教師と生徒の関係にどんどん近づいてきていると感じざるを得ない現実である。本著で、著者は「日本では、こんなことはないけれど……」と述べながら、「アメリカでは、こんなことになってしまっている」と紹介している事柄や場面が、現在の日本の教室では、もう、あちこちで見られるようになっている。そして、日本のテレビでは、「トンチンカンな答え」を売りにするクイズ番組が、とても視聴率が高い。なお、本著は「楽天」では扱っていないらしく、アフィリエイトで、画像を表示させたり、購入ページにリンクできませんでしたが、他の有名インターネット・ショッピング・ページでは、ちゃんと扱われていますので、興味のある方は、自分で検索してみてください(不親切で申し訳ありません……)。
2008.02.23
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真の阪神ファンなら、 野村さんから言われるまでもなく、 そんなことぐらい、とっくの昔に知っている、分かってる。 そういう事柄が、丁寧に書き綴られ、まとめられている。 でも、あらためて、こんな風に一冊の本になっちゃうと、 しかも、書いたのが野村さんだと、説得力があるんだなぁ。 中には、感覚としては分かっていたんだけど、何か上手く言えない部分、 それを、ズバッと書いてくれている箇所がある。選手に、自身を過大評価させてしまうマスコミやファン。派閥と内紛の連続、情けないフロントの姿勢等々、阪神タイガースに欠けていたものが多々あることは、本当に、ご指摘の通りだと思う。巨人を強く意識し、巨人にだけは負けたくないという気持ち、それは阪神の場合、選手もファンも、極めて強い。だから、ご指摘の通り、巨人戦後の他チームとの戦い振りと言えば、まるで、気の抜けたサイダーのよう……弱い……。野村さんによる、阪神・巨人の歴代ベストナインは、面白かった。現役で唯一、入っていたのは、阪神の金本選手。巨人の方は、メジャーに行ってしまった松井のみ。阪神のセカンドに、岡田が入っていたのは、ちょっと驚きかな。でも、野村さんが言うように、候補選手を挙げていくと、確かに、巨人の方が、どんどん名前が挙がってくる。こんな作業を通じて、客観的に比べてみると、両チームで活躍した選手、個々の力量には、確かに大きな違いがある。そして、それ以上に、チームとして目指してきたところにも、大きな違いがあるように思う。「阪神に伝統はない」と言われても、阪神のことを本当に分かっている者なら、決して言い返せない……。でも、野村さんが、監督やってくれてから、少し変わった。星野さん、そして、金本選手が、チームの意識をかなり変えてくれた。遅ればせながら、フロントも変わってきた気がする。でも、まだまだこれから。そういう意味で、今年は楽しみ。大補強のジャイアンツに、どんな戦いが出来るのか。チームとしての完成度はピカイチのドラゴンズに、どう挑んでいくのか。岡田監督が、名将と呼ばれる日は、やって来るのだろうか。
2008.02.22
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上巻で『食い逃げされてもバイトは雇うな』と銘打っておきながら、 下巻では、それを真っ向から否定するタイトルをつけるという離れ業。 しかしながら、巻末で、そこに込められた著者の真意を知るに至り、 数字の世界の、あまりの深遠さに、大きな衝撃を受けた。 「あとがき」を読めば、著者が本著を、どういうねらいで、 そして、どれほどの時間と労力を費やし、 どのような思いを込めて書き上げたかが、よく伝わってくる。 間違いなく、これまでの著者の作品の中で、一番の出来映えである。さて、本著の中で、私が興味を覚えた箇所をいくつか挙げてみると、まず、成果主義の導入により、数値入りの個人目標を立てることになった場合、その数値を、低めに設定してしまう人が多くなってしまうというくだり。仕事の内容より、ノルマのクリアだけが、最優先課題となってしまうので、皆、すぐに結果に結びつく、短期的で簡単な仕事しかしなくなってしまう、という部分。そして、次に、計画に過度に拘ると、その時々の変化に対応できず、結果として、ムリ・ムラ・ムダを生み出してしまうというくだり。それを打破する手立てとして、「ローリング予算」や「ゼロベース予算」「脱予算経営」等を提示し、これからは、変化に応じたカードを、どれだけ持っているかが、真っ先に問われる時代が来る、という部分。あとは、「費用対効果」や「3秒ジャッジ」「二分法」の話や、「310億円のムダ遣い」についての捉え方・考え方も面白かった。しかし、本著で最も感銘を受けたのは、何と言っても、相反する両者を満たす解決策「妙手」を打つことの重要性を述べている部分。そのために、「二分法」を捨て、視点を大きく変えながら、ギリギリまで考える。そして、ビジネスにおいても、生活においても、大事なのは、複数の視点を常に持つことだと述べていること。「会計」とか「数字」とかいうものの枠を超えた、生きていく上で示すべき姿勢について、とても大切なことを教えてもらうことが出来た。
2008.02.22
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タイトルは、誰もがハッとさせられる たいへんインパクトの強いもの。 誰もが避けては通れないことなのに、 普段、あまり意識することはないこと。 そんな、誰にも関わることでありながら、 ひょっとして、無意識のうちに遠ざけようとしていることを 改めてテーマに設定したことに、著者の凄さを感じる。 そして、原文のタイトルは、どんなものだったのか興味がわく。しかしながら、タイトルを見たときの衝撃やそのテーマ設定を知ったときの、何とも言いようのない感覚は、本文を読み進めるにつれて、薄らいでいった……。何か、私にはピタッとこない……。これは、著者がフランス人の女性故、日本人の感覚と、相違する部分があるからなのか、各エピソードからの展開を、あっさり軽めのものに抑えているため、著者の想いが、こちらに十分伝わってきていないためなのか……。とにかく、心情吐露という部分において、何か、はぐらかされている感じ。もっと、心の奥から絞り出される、親への想いというものが、私の心の中にまで、伝わってこない。やはり、文化の違いなのか、日本人の感覚が、あまりにもウエットすぎるのか……。テーマ設定に驚き、期待しただけに、読後は、モヤッと感でいっぱい。
2008.02.17
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「勉強するな!」とタイトルで謳っているけれど、 本当に「何も、勉強しなくてイイょ~!!」と言ってるわけじゃなく、 実は、その全く反対で、猛勉強することを迫られます。 毎日、少なくとも2時間集中して英語漬けとなり、休みは週一日だけ。 「勉強するな!!」というのは、 数学や物理と同じような「科目としての勉強の仕方をするな!!」というもので、 アルファベットや単語を覚え、文法を学び、文章の読解法を習うやり方では、 「聞くこと」も「話すこと」も、出来るようにはならないヨ、いうこと。そこで、「習うより慣れろ」式の「勉強の仕方」を、段階を経ながら、教授してくれるのが本書というわけ。韓国では、かなりのベストセラーとなり、日本語版も7年前に出版され、その後、続編も、かなり出版されている様子。とにかく、日々、これだけの時間を「英語習得」に費やす心構えと余裕が本人に、あるかどうかにかかっているように思う。要求されるのは、何かをしながら、片手間に出来るようなことじゃないレベル。でも、本当にこれをやれば、結構上手くいくだろう。私個人としては、「英語をモノにするための本当の勉強法」の紹介部分より、韓国の「英語学習事情」や「外国に向ける視線」が、どのようなものであるか、「生活や文化、国民性」等を、「英語学習」を通じて知ることが出来たことに満足。本著の真の価値は、そちらの方にあるんじゃなかろうか。
2008.02.17
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『国家の品格』の大ヒット以来、 似た感じのタイトルをもつ新書が数多く出版され、 中でも『品格』は、既に飽和状態。 現在売れまくっているベストセラー本ですら、内容は……。 そんな中、『見識』と銘打った本著は、それらとは違った趣が感じられる。 ただ、著者が本文中で述べているように、本著で触れられている内容は、 東條英機の悪口、海軍の話、英国の話、昭和天皇の話と、かなり偏りがある。 しかし、それらが、なかなかのものなのだ。締めくくりの部分において、著者は本著のことを「語りおろし」と表現している。また、「担当編集者が草稿にしてくれたものを読み返して」と述べていることから、実際に、阿川さんが語った内容を、編集者が文章としてまとめたもののようである。だが、この語り口調の文章が、読んでいて、何とも心地良い。老文士の個人的懐古談に違いはないけれど、そこで語られるエピソードや、阿川さんの主張には、新しい発見がある。当たり前の知識を、押しつけがましく並べ立てる最近の『品格』本とは、一線を画する。もちろん、東條や昭和天皇に対する評価は、人それぞれであり、本著を読んだ誰もが皆、阿川さんの意見に「全く異議なし!」なんてということは、決してならないだろう。それでもなお、阿川さんが語る「戦前・戦中の時代を生きぬいた人々」の凛とした姿には、誰もが共感を覚えるのではないだろうか。「厳しい時代を、大人の見識を持って生きぬいた人たち」の姿から現在の日本に生きる人々が、失ってしまったものを、思い出す必要がある。そして、「何か守るところを持してたやすく動かない国民」の姿に私たちが学ぶべきことは、とても多い。
2008.02.12
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“L”のファンにも色んな人がいて、 原作となるマンガの中の“L”が好きな人もいれば、 松山君演じる映画の中の“L”が好きな人もいるだろうし、 アニメの“L”が好きだっていう人だっている。 “L”が好きな人っていうのは、 多分、それぞれに、“L”という存在そのものに、相当な拘りがあって、 かなり、確固たるイメージがあるんじゃないかと思うので、 本作を読んで、そんな人たちが、どう思うのかは、予想がつきにくい。それでも、カラフルな表紙を飾る“L”の姿や、装丁、目次、構成等に施された様々な工夫には、誰もが感心し、思わず「欲しい!」と、この本を手に取ったはず。本当に、眺めているだけでも満足感が得られる一冊。 ***お話としては、映画「デスノートthe Last name」の続きというか、“L”が、息を引き取るまでのシーンに挿入される部分。実際に読み始めると、その作品の魅力にどんどん引き込まれてしまう。デスノートを焼却する場面で、死神リュークと対話したり、専用の隠し倉庫に、弥海砂のグッズコレクションが並んでいたり、一人で、相手から取った駒を使うという特別ルールでチェスをしてみたり、ポテチの袋の中にデスノートを入れて、真希に渡してみたり、右腕の壊れた時計を見つめ、 「私はたった一人の友人に言われました。 部屋にこもりきりの私は、世の中のリアルを知らないと……。」と語ったりと、映画を見た人は、思わず“にんまり”してしまうような行動を次から次へと“L”が繰り出してくれる。さらには、 「相変わらずハウスで白いジグソーパズルを……。 前回与えたマドリード連続殺人事件の謎解きは、 簡単すぎてつまらなかったと不平を言っていましたよ」と語る“L”のセリフや、 ロサンゼルスBB殺人事件で、 Lと共に働いて事件を解決した南空ナオミの前にすら、 Lとしては姿を現したことはなかったのだ。という一文は、マンガを読んだ人や小説版デスノート『ロサンゼルスBB連続殺人事件』を読んだ人を強く意識したもの。そして、火を噴きながら向かってくるトレーラーを避け、消火栓にぶち当てながら、舗道沿いのブティックのショーウインドウに突っ込んだり、一方通行の狭い道路を逆走して、追っ手を振り切ったりするカー・アクションや、飛行場での、手に汗握るクライマックスシーンの盛り上がりようといったら、もう、たまらない。私が愛読している、『千里眼』シリーズを彷彿とさせる展開。そもそも、「ウイルス兵器」という発想までも、相通じるものがある。そんな、ハラハラドキドキの後に迎える“L”の最後。 「L、チェックメイト、です」の言葉に、目頭を熱くしたファンは、きっと多いはず。本当に、これで“L”は、死んでしまったんだな……。 ***サービス精神旺盛に、様々なエピソードを絡め合わせ、また、スピード感溢れるストーリー展開で、読む者を圧倒し、心の底から、“L”の世界を楽しませてくれた作者に感謝。“謎の人気作家M”って、もちろん「ミハエル・ケール」じゃないのは当前だけど、ひょっとして……なの?
2008.02.11
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