森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.01.05
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2003年2月18日、韓国大邱広域市中央駅で地下鉄放火火災により死者192名、
重軽症者148名という惨事があった。

この事件でなぜこれほどの死者が出たのか。ほとんど一酸化中毒死である。
また放火された車両の死者はわずか6名だった。

ほとんどは放火直後に真横に入線した1008号列車に乗っていた人であった。
運転手はスピードを落としてホームに入線中に、隣の列車から火が出ていることは
分かっていたはずだ。また仮に入線したとしたら、車掌はドアをすぐに開放して
乗客を避難誘導できなかったのか。ドアは閉められたままだったという。
また乗客は最初のうちどうして平然と椅子に座っていたのか。疑問は多い。


偏桃体ですぐに恐怖を察知するすぐれたレーダーを持っている。
危険を感じると即座に戦うか、逃げるか判断して、素早い行動をとるようにできている。
その機能が、運転手にも車掌にも、鉄道運行管理者にも乗客にも働かなかったという
ことではないのか。

肉体が脅威にさらされていること、恐怖の感情が直感的に働かなかったということだ。
これは感情をコントロールしようとしてきた現代人すべてに言えることだ。

狩猟採集時代に、もし仮に現代人が生きていたとすれば、すぐに猛獣の餌食となって
いることだろう。

これは普段、感情を抑える、我慢するという態度が習慣づいているということでは
ないのか。そうすると命に係わる事態が、目の前に迫っても回避できない。

また、他人の動向を見て自分の行動を決定するという行動様式では、即座に逃げると


自分の五感を信頼する。自分の感覚を大切にする。
自分の感情を第一に優先する。
これらは、切羽詰まった時に、一瞬の選択として生死を左右するという教訓だ。





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Last updated  2014.01.05 07:40:30
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