森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.03.09
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2014年3月号の体験談にこんな話がある。
64歳女性の話である。姑との軋轢で苦しんだ人である。
姑は大正生まれの気の強い人で、私が言い返すと何倍にもなって返ってくるので、
そのうちだんだん、私は自分の言うことを抑えるようになってきました。
母と祖母の確執を見ていたので、自分が我慢しさえすれば、この場が丸くおさまるので
あればそうしようと思いました。

姑は私が主人に何か家事を頼もうとすると、あまり良い顔をしませんでしたから、
ことを荒立てたくない私は、いい嫁を装うために自分のできることは自分でやろうと思いました。
私が言わないものだから、主人もそれでいいと思ったのでしょう。

姑や子供の世話をしてきました。

これは他人中心の生き方です。このような話は家庭だけではなく、職場でも、
親せき関係でもよくあることです。他人中心の生き方は自分の感情や気持ちを拒否、無視、
抑圧、否定するので、ストレスがどんどん積み重なってゆきます。
最後に大爆発をしては後の祭りになる可能性が大です。
自分の感情やこうしたいという気持ちを我慢したり耐えたりするのは問題の先送りです。
問題が小さいうちに解放してやるということが必要です。

しかしこの方の体験談を読んでいると、自分中心の生きた方に変えられています。
長野から東京への森田理論学習の会に参加されたのです。
姑に事情を話して了承を取り付けられました。そして片道3時間もかけて参加されたというのです。
その後は毎月集談会にも参加するようになりました。代表幹事も引き受けられました。


現在は退職されて、カルチャーと集談会、ボランティア、時々登山の日々だそうです。
この方は、他人中心の生き方を自分中心の生き方に転換されています。
不安や怒り、イライラした感情なども自分が耐えるだけではなく、自分が楽なるために
どうやって解放していこうかと考えるようになるとさらに良い方向へと向かいます。





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Last updated  2014.03.09 07:26:27
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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