森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.10.18
XML
昨日の新聞によると全国の小学校が2013年度に把握したいじめは前年度より1421件多い11万8805件で過去最高を更新したと報じている。

いじめは学校のみならず、会社でも、近隣関係でもどこでも発生する。
昨日に引き続きいじめを考えてみたい。

「人はなぜいじめるのか」という本ではいじめにとらわれやすい人は、親に愛されたという感覚を持っている人が少ないといっている。
自分が存在することを他者から望まれ、共に生きていきたいと求められているという、存在することへの「基本的肯定感」はまず両親から与えられる。これが欠落しているのである。

確かにそうであるが、過干渉、過保護、無関心、自由放任で育てられて大人になった人はどうすればいいのか。
もはや過去はやり直すことはできない。

そういう人は身近な友達、恋人、配偶者、子供、会社関係、学校、集談会の学習仲間、ボランティアの仲間、趣味や同好会の仲間、同級生、親せき、町内会の仲間などの付き合いの中で暖かい人間関係を一つでも持つことが大切なのではなかろうか。
私は幸いにも、集談会と老人ホームの慰問活動の仲間との暖かい交流を持つことができた。


次にこの本では無宗教の人もいじめにとらわれやすいといっている。
意外なことのようであるが一理ある。外国では無宗教の人は危険人物とみなされるという。
外国人はそれだけ宗教への信仰は深い。
さしずめ日本人の多くは、外国では危険人物とみなされることが多いだろう。
宗教は心のよりどころとなるものである。
欲望の暴走を止めて生きるための指針となるものであろう。

宗教を持っている人は心のよりどころを持っている人である。
人の思惑に振り回されることは少なくなるだろう。
日本人は仏教が宗教という人が多いと思うが、葬式宗教であり生き方とは程遠い。
だからといって新興宗教を勧めているわけではない。

でもここで大切なことは、宗教の信仰というよりは、心のよりどころとなるものがあるかどうかというのがもっと大切なのではなかろうか。

森田理論を体得すると生涯にわたって迷いがなくなる。自信を持って生きていくことができる。
これが大事なことだと思う。
神経質性格を持っている人は、是非森田理論で心のよりどころを獲得してほしいものである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.04.08 23:54:07
コメントを書く
[自分中心の生き方 他人中心の生き方] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

森田生涯

森田生涯

Calendar

Comments

X youhei00002 フォローしてください@ Re:愛着障害について(03/12) X youhei00002 フォローしてください
森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…

© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: