森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.02.02
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
意欲とかやる気、モチュベーションの高まりはどうしたら出てくるのか。
この点森田理論での説明は明快です。

本来人間の行動は、まずそのきっかけとなる外部の出来事があり、次にそれに対して感情が湧いてきて、最終的に意欲ややる気に火がついて、自主的、積極的な行動へとつながります。

たとえば、火事になった時のことを考えてみてください。
建物の中にいると火災や煙で身の危険を感じます。そこで急いで脱出という流れになります。

また、「腹がへった」という出来ごとに対して、「ご飯をたべたい」という欲求が湧いてきます。
それから「食事を作るか食べに行く」という行動につながります。
つまり「食べる」という行動には「腹が減った」という動機が関わっています。
でも動機が直接的に行動へと結びついているわけではありません。


ここで注目していただきたいのは、人間が生きていく上において、「動機の発生」、「感情の高まり」は、やる気や意欲の発生にとても重要な役割を果たしているということです。
意欲的、自主的、積極的、創造的行動においては、必要不可欠なものといえます。

「かくあるべし」でこうしなさい、ああしなさいと他人からの指示を受けて行動するということは、「動機の発生」もない、「感情や意志の発生もない状態」で、いきなり「行動を押し付けられる」ということになります。これではやる気や意欲に火をつけることはできません。

最近コーチングの重要性がよく叫ばれます。
テニスの錦織圭選手がマイケルチャンコーチの指導を受けて、なかなか破れなかったトップテンを果たしました。
現在の世界ランキングは5位です。上背で見劣りのする錦織選手の活躍は痛快です。

マイケルチャンコーチは、錦織選手のメンタルサポートを重視しました。
つまりこんな言葉をかけて錦織選手を刺激し続けました。
格上の選手のプレーを羨望のまなざしで見ていてはたして試合で勝てると思いますか。
体格のよい選手と同じようにコートの後ろに構えていて互角の勝負ができますか。
つまり錦織選手に刺激を与えて自ら考えさせたのです。

意欲ややる気に火がついたのです。
これは森田理論の教えている通りだと思います。





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Last updated  2015.02.02 06:43:51
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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