森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.11.08
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カテゴリ: 感情の法則
3、感情の法則の3は、「感情は同一の感覚に慣れるに従って、にぶくなり不感となるものである」とあります。
この法則は、もう少し深読みすれば活用方法が見えてきます。

水泳をしている人ならば、市営プールに行って最初にプールの中に入るとき、水温の冷たさに身震いした経験を持っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、しばらく泳いでいると心地よい水温だと感じるようになります。
さらにしばらくすると、このプールは少し水温が高すぎるのではないかと感じることもあります。時間の経過とともに、刻々と感情が変化してきたということです。

最初の感情に抵抗しないでそのまま放置していると、にぶくなり不感となるということです。これはお湯を張った湯船に浸かるときも同じです。
この法則を日常生活で応用するためにはどうすればよいのでしょう。

私たち神経質者は精細なことによく気が付くというのが特徴です。
でも気がついても、それをメモなどに残さないと、忘却の彼方に消え去ってしまうということです。それでは神経質性格のよさを活用することは出来ません。

スマホのメモ欄でも構いません。とにかくストックを溜めることです。
次に時々メモ帳を取りだして見て確認する。
問題点や課題が書いてあるわけですから、それらを見ていると感情が動き出してきます。

集談会でも気づきをきちんとノートに書いている人がいます。
それを家で読み返して、次の集談会で活用しようとしている人は見込みがあると思います。例えば、病気や心配事を抱えていた人に、どの後どうなりましたかと声をかけてあげるだけでも、信頼感が増します。
逆に言うと、ノートを取らずに、ただ聞いているだけという人は、宝の山を見逃していることになるのではないでしょうか。





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Last updated  2022.11.08 06:36:57
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
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