森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.09.13
XML
カテゴリ: 感情の法則
対人恐怖症の人の思考パターンを、私に当てはめて考えてみました。
他人から非難される。否定される。馬鹿にされる。無視される。からかわれる。
とにかく少しでも自分が傷つくことが嫌なのです。
反面人から羨望の目で見られる、評価されることには強い関心がある。
相手の言動に神経を集中させています。神経が過敏になっています。
対人恐怖症の人は、不愉快なことがあるとすぐ態度に出ます。
自分を非難・否定する人から逃げ回っています。

石原加受子氏はこれは他人中心の考え方であると言われています。
他人中心から自分中心の考え方に変えることで問題が解決すると言われています。


1、相手が自分のことをどう思っているのか。
2、相手が自分のことをどう評価しているのか。
3、相手が自分のことをどう考えているのか。
4、相手が自分に何を期待しているのか。
5、相手が自分をどう取り扱おうとしているのか。

自分中心の考え方では注意や意識はどこに向けられるのか。
1、自分は相手のことをどう思っているのか。
2、自分は相手のことをどう評価しているのか。
3、自分は相手のことをどう考えているのか。
4、自分は相手に何を期待しているのか。

この2つの考え方は、相手を見ているのか、自分を見ているのかの違いです。
他人中心の人は主に他人の感情、気持ち、意志、欲求などに注意や意識を向けています。
反対に、自分の感情、気持ち、意志、欲求などは抑圧しています。

自分の気持や感情を軽視していると大変なことになってしまいます。
葛藤や苦悩が生まれ、神経症に陥ってしまいます。
それは自分の本音、無意識、潜在意識が猛反発してくるからです。
森田でいう思想の矛盾に陥っているのです。

他者中心の人は、心を他者に奪われているために、相手の言動や、相手によって傷つくことには敏感です。

断りたいと思った。けれども、どのように断ったらいいのか分からない。
争いになったらどうしよう。関係が悪くなったらどうしよう。

他人中心になると、絶えず相手と戦闘モードで対峙している。
絶えず勝ち負けを気にするようになります。
他者中心の人は、自己主張するのが怖い。
自己主張すれば言い争いになってしまう。
そして戦いに負けて自分が傷つくことにおびえているのです。

自分中心の考え方は、自分が幸せであることは、結果として相手も幸せになる。
まず自分を愛することができれば、相手と戦闘モードになることがない。
人間関係はむしろ良くなっていくという考え方です。

遣唐使船の復元





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.09.13 06:20:09
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

森田生涯

森田生涯

Calendar

Comments

X youhei00002 フォローしてください@ Re:愛着障害について(03/12) X youhei00002 フォローしてください
森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…

© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: