森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.02.06
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カテゴリ: 感情の法則
感情は自然現象であるといわれています。

自然現象の特徴の一つは、 ​絶えず流動変化している​ ということです。
太陽系の惑星は太陽の周りを高速で動いています。
その太陽は天の川銀河の3分の2くらいのところにあって、2億年かけて高速で一周しているということです。
天の川銀河の隣にはアンドロメダ銀河があり、お互いの重力で高速で近づいているそうです。
将来的にはこの2つの銀河は合体することが分かっているそうです。
2つの銀河の衝突によってまた新たな元素が生み出される可能性があります。

宇宙の動きを見ていると、高速で動いていることが安定をもたらしていることが分かります。

つり合いといえばサーカスの綱渡りも、長い物干し竿のようなものでバランスをとって前進しています。
バランスをとらないと存在することすら許されないということになります。

次の特徴は、動いて変化していると ​歪​ が発生してくる場合があります。
時にバランスが崩れて問題や課題、改善点や改良点が出てくるのです。
たとえば地球の内部ではマントルが対流しています。
その影響は地球の表面のプレートに歪となって現れます。
歪が限界に達すると、自然はその歪を修正して元に戻そうとします。
それが地震となって地表を大きく揺らすことになります。
人間にとっては災難ですが、自然に悪意はありません。

​自然は歪を修正して調和を取り戻そうとしているのです。​

感情も自然現象の一つですから、この自然の法則から逸脱することはできません。

感情の法則はとても役立つものとなっています。

1、感情は行動に伴い次々に新しい感情が生まれてきます。
必要な時に必要な行動をとることによって、どんなに不快な感情も流れていくようになっています。
感情の法則1では、不快な感情はそのまま放任していれば、その経過は山形の曲線をなし、ひと昇りひと降りして、ついに消失していく運命にあると説明されています。

2、感情は好ましいものばかりではありません。

これらをつつきまわしていると、注意と感覚の悪循環が始まります。
このことを精神交互作用といいます。
精神交互作用でアリ地獄に落ち、神経症として固着してしまいます。

3、逆にそれらを素直に受け入れて、雑事や雑仕事などに丁寧に取り組んでいると、自然に収まりがつくようになっています。
森田では「生の欲望」に向かって努力精進して行くことをお勧めしています。





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Last updated  2024.02.06 06:36:31
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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