森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.06.04
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
松岡修造さんのお話です。
僕が選手時代、ひざを痛めて手術をしなければならなくなったときや病気で苦しんだとき、ものすごく落ち込んで、頭のなかが「なぜ?」ばかりになりました。
でも、あるとき気づいたのです。「 why( なぜ ) 」ばかり考えていたって、何もよくならない。
ここから抜け出すための「 how( どうやって ) 」を考えなければいけないのだ、と。
ひざのけがは、もう完全には治らないことが分かっていました。
ならば、そのけがとどうやって付き合っていくか、ひざをカバーするために、どこをどうやって鍛えればいいか・・・。そう考えるようにしたことで、少しずつ落ち込みから抜け出すことができました。

あなたにも、「なぜ、思うような結果が出ないのだ。なぜ、自分ばっかり苦しい思いをしなければいけないのだよ・・・」と、「 why の嵐」におそわれる時期があると思います。 でも、「 why ?」と思うのは、自分自身に意識が向いている証拠。
自分の置かれた状況から目をそむけるより、ずっといい!「よっしゃ、いいぞ」と自分に声をかけ、そこからさらに「 how ?」へと意識を向けていこう!
( )

why( なぜ ) 」というのは、修復できないケガをした自分を批判・否定しています。

「かくあるべし」を自分に押し付けている態度です。
森田理論では、自分の立ち位置を雲の上のようなところにおいて、問題だらけの現実を非難、否定していると、葛藤や苦悩が生まれてくるといいます。
これが神経症の発生原因となっている。
その方向を選ぶと自分がみじめになるばかりです。
運命を呪い、自己嫌悪・自己否定していると、最後には再起不能に追い込まれてしまいます。 そのために多くの無駄なエネルギーを消費します。

how( どうやって ) 」というのは、事実や現実を価値批判しないで素直に受け入れています。
現実や事実を受け入れると、エネルギーの無駄使いがなくなります。
そのエネルギーの有効活用が可能になります。
森田でいえば「生の欲望の発揮」に向かっての足がかりができるということです。
目標や目的に向かって努力していくというのが人生の醍醐味です。
森田では「かくあるべし」から事実を優先する態度に転換することをお勧めしています。 これは雲の上にいる立ち位置を変えることです。
すっと地上に降りてきて、問題に寄り添う態度に変えることです。
そしてどうすれば問題解決につながるかを考えて実行することです。
観念中心の「かくあるべし」を押し付けていく態度を弱めて、できるだけ事実に服従する態度に切り替えていくと、それが即、逆転人生へと切り替わっていく分岐点になります。
事実本位の生活態度を身につけることは、生きづらさを解消することができます。








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Last updated  2024.06.04 06:40:41
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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