森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.04.27
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完全主義の神経質者は自分にも厳しいが他人にも厳しい。
相手の小さなミスや失敗、欠点を見つけると容赦しない。
相手が落ち込んでいるのに、それに輪をかけて責めたてる。
人間関係が悪くなるのは火を見るよりも明らかだ。

私の友人は奥さんの夕食の料理の味付けにいちいちクレームをつけていた。
ある日のこと奥さんはたまらなくなって食卓に並べた料理をすべて流しに捨てたそうだ。そしてその日を境にして夕食は作らなくなった。
仕方なく弁当で済ましたり外食に頼るようになった。
野菜が少なく、揚げ物や肉食が多くなり健康管理ができなくなった。
相手の揚げ足を取ることばかりしていると墓穴を掘ることになる。

人間関係の最初の関門は、 ​​許容の心​​ を持つことだと思う。

そのためには、 ​​相手の優れたところを探して評価する​​ ように心がけたいものだ。たとえば笑ったときの笑顔が素敵なら素直にほめてあげる。
仕事のスピードはもたもたしているが、仕上げた仕事は丁寧で文句のつけようがないという場合、「あなたの仕事ぶりはすばらしいね。仕事に慣れてスピードが上がってくるのを期待しているよ」と評価してあげれば相手は喜び、モチベーションが上がってくる。
反対に「仕事は丁寧でも他人の7割程度の仕事量では問題だ」などと非難すれば、相手はやる気をなくしてしまう。そして敵対心丸出しとなる。

先日盛況な集談会の幹事さんにどうすれば参加者が増えるのか聞いてみた。
その集談会は一時参加者が少なく低迷していた時期があった。
ところがその幹事さんが単身赴任を終えて地元集談会に参加し始めた途端10名以上の参加者が集まるようになったのだ。
その幹事さんが心掛けているのは、 ​「ほめ合う、たたえ合う、のせ合う」​​ ということだった。

私は学習内容の中身がよくなって、参加者が増えたのだろうと思っていましたが実はそうではなかったようです。灯台下暗しとはこのことです。

ある人に聞いたのですが、集談会の日程が変更になることがありますね。
その情報は生活の発見誌に掲載されます。
ホームページを持っている集談会ではホームページにものっています。
みんなその情報を見て参加してくるはずだから、それ以上の連絡はしなくてもよいはずだと思いがちです。この考えは問題です。

肩透かしにあった人は腹が立ちます。どうして巻絡してくれなかったのか。
残念なことですが、もう二度と参加しないという人もいます。
日程変更をチャンスとして捉えられる人は、念のために特別にメールやはがきで連絡しますね。このプライベートな一言は相手にとってはとても嬉しいものです。
こんなにも自分のことを大事にしてくるのならまた参加してみようとなりますが、そんなことまでしなくてもよいと思っていると墓穴を掘ってしまいます。





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Last updated  2025.04.27 07:55:52
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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