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平成29年1月31日(火) 午前4時起床。曇りのち晴れ。 明日から2月。年度末を控え、慌ただしくなってきました。午前中は会議室に籠もり、財務メンバーの末席に座りました。なお調整の必要なあれこれについてのやりとりがありました。午後はデスクワーク。2月、3月、4月、株主総会を控え、それに続く社長交代のことも取り沙汰されています。加えて退職する人たちの送別会も幾つか。気忙しい日々が続きそうです。ただ、実務にてんてこ舞いは部下たちであって、私はただ忙しい忙しいと言ってまわるだけ。大した役目はありません。若い連中の手を止めて、彼等の人事評価面接をするだけです。何だか部下の邪魔をするダメ管理職の感じです。 写真は今日のお昼です。このところ、ウィークデー5日間のうち最低4日はこのパターンです。サンドイッチに野菜ジュース。夕刻になると腹が減ります。この空腹感が身体によいです。 今日は終業時刻きっかりに退社しました。真っ直ぐ帰宅。薪ストーブの火を大きくし、着替えて走りました。ラン5km。菊水ふなぐちの底溜まりを1合と同熟成を1缶。忽ちいい気色になりました。 ほろ酔いになって、1月最後の夜は俳句の整理。毎日の愚作に手を入れて、余の時間は歳時記をペラペラ。角川学芸出版編5冊のうち、冬と新年の版を捲りました。読むともなしにの暇つぶしです。こんな頁もあるんです、この本。サービス精神旺盛です。「読めますか 冬の季語」と題し、難読漢字が並べてあります。 オマケです。こちらは新年の季語。全部読めたら素晴らしい。全部書けたらなおのことです。 今日の一句皸を隠そうとす妻愛おし今日の写真は先日の読売日曜版読書欄です。コラム「どっち派?」。今回は宮尾登美子と山崎豊子の対比でした。宮尾登美子は読んでませんね~。
2017年01月31日
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平成29年1月30日(月) 午前4時起床。晴れ時々曇り。未明の外気温12℃。午後の早い時刻までぽかぽか陽気でした。陽の傾いて、北西が吹き始めました。気温が一気に下がりました。 月曜日は朝一の役員会で始まります。それが終わり、デスクワーク。ミーティングもお客様もありませんでした。人事評価の準備をしました。総務にするよう言われていたコンプライアンス研修は、実のある内容になっていません。 仕事が終わって床屋へ突っこみました。1,000円カットの店です。安上がりの私です。15分で始末がつきました。短い時間でしたが、マスターが年末にした話を覚えておいてくれて、年の暮れに元越山に登った、正月は箱根駅伝を見て過ごした、何所へも行かなかった、初日の出はどうした云々。話しかけてくれました。箱根もそうだけど、元旦のニューイヤー駅伝で隣まち延岡のチーム旭化成が優勝して嬉しかったと返しました。その1月も明日で終わり。正月がもう随分前のことのような気がします。 大風の吹く中を帰宅。日も暮れて走るのを止めました。これも転ぶというのでしょうか。そうならばそれでよし。転びついでに熱燗を1本。 おっ、八宝菜が出てきました。焼きそば麺の上に大盛でした。アオリイカの入って絶品でした。 今日のNHKFM、ベストオブクラシックはカバッソのリサイタル。昨年1月の日本公演が録音でした。メインはベーやんのディアベルリのワルツによる変奏曲。さわりを聴いてやめました。先々週・先週と2週に亘って録画したドラマ・刑事フォイルを見ました。途中でウトウト。妻に何度も起こされ、やっと見終えました。 月曜日なので取り立てて書くことはありません。ということで新聞日曜版の読書欄で目についた本を1冊。パトリック・キングズレー「シリア難民」ダイアモンド社2,000円 藤原朝子訳現場密着ルポです。書評は稲泉連。ノンフィクションライターです。この人の作品は好きです。「ぼくもいくさに征くのだけれど」や「豊田章男が愛したテストドライバ-」、「僕の高校中退マニュアル」がお薦めです。それをしてのこの日の書評です。「頁をめくりながら何度も天を仰ぎたくなる」という表現に万感の想いを感じました。今日の一句蒼い海漂う目には何色か今日の写真もトラです。特等席を占領しての無防備。
2017年01月30日
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平成29年1月29日(日) 午前4時起床。晴れたり曇ったり。午前は無風でしたが、午後は強い南風になりました。春一番を思わせる陽気となりました。写真は朝ご飯のおかずです。オアカムロの干物。好物なんです。佐伯・蒲江の特産です。ホッケの特大くらいの大きさがあります。脂の甘さに加え、塩加減が絶妙。 半分を食べて、残りは明日の朝。ご飯をおかわり、味噌汁も2椀。 朝のうち、珍しく親からの方から電話がありました。山への誘いでした。二つ返事を返しました。チェーンソーの刃を研ぎました。昨日切ったモチノキに番線の巻きついてあるのに気付かず、刃先を少し傷めました。応急手当をしたのですが、今日取り付くに際し、きちんと仕上げておく必要がありました。それを終え、波越向け。現場に着いたら、親方が櫟を寄せてくれていました。軽トラ2杯分はあります。感謝感謝。 チェーンソーに油を足すの図。50:1の混合油と、チェーンオイルをそれぞれタンクに注ぎます。胴回りの直径40cmの杉だと、満タンにして15本が目安です。親方は容器にミツカン酢と白だしのペットボトルを使っています。これが意外と注ぎ易い。私も真似ようかな。 2時間頑張りました。倒した本数は50本。作業が捗りました。足場がよかったのと、親方がユンボのアームで押し、矢を打つ必要がなかったからです。この写真は親方のブログからのパクリです。 とって返しました。時刻は正午前でした。妻不在。友人の娘さんが結婚する由、式にコーラス要員として参加するため出かけたのでした。腹がまだよかったので、よし、昨日の続き、薪を割ろう。そうしました。写真は枝分かれの部分です。この部位は簡単にはいきません。斧が食い込んで、こういうことになります。 その折は楔(くさび)を打ち込みます。重い玄翁で頭を叩くと、メリメリ割れていきます。斧の頭を叩いてはなりません。 ところで次の写真ですが、直径30cmあります。このままでも薪ストーブの炉内に入りますが、割ると乾きが早く進むんです。 1玉がこれだけになります。薪にも上等、並、不向きとありますが、これはこの地にあって樫、椿とともに最高級。DIYの店頭に、この量を針金に巻いて500円前後で売られています。ネクタイ仕事をリタイアしたら、私、薪屋になろうかな。 オマケの写真は薪割りの台座です。樫の角物。斧の跡が付いてあります。木目と刃の向きが同じだと、座も割れてしまいます。ちょっと注意が必要です。 斧振りを2時間。飽きました。灰を畑に撒きました。薪ストーブから出たものをブリキのバケツに何杯も溜めていました。 トラクターで鋤き込んでやりました。妻は次、何を植えるのかな。 午後4時、陽が傾きました。疲れもしました。走ろうか迷いました。継続が大切です。禁玉さんも頑張ってラーメンを我慢していることだし。今日は汗をかくだけでいいや、自分にそう言い聞かせました。ラン6km。戻って風呂を浴びました。褒美はこれ。プシュッ。ビーカーに注いだら、確かに350ml。 当ては柳葉魚とアオサ海苔の佃煮。酒を菊水ふなぐちに代えて流しました。帰ってきた妻がピザを焼いてくれました。昨日のシャルドネが残っていたので、合わせました。あー、今日も好い一日だった。木を切って、薪を割り、トラクターに乗って、走って、飲んでバタンキュー。何も考えないのがよいんです、週末は。今日の一句南風(まじ)が吹き椎を揺らして梅開花今日の写真は昨日の花をもう一度。小蜂がやってきたのを見つけ、シャッターを切りました。もう1枚はゴロリのトラです。跨いでも微動だにしません。こちらはサンデー毎日、週を通して八十(はちじゅう、九(苦)が無いの意)。極楽トンボです。何だか狸のようだな。
2017年01月29日
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平成29年1月28日(土) 午前4時起床。土曜日の朝、早起きしての珈琲は格別です。電動ミルの音をさせたら妻が目を覚まします。豆は挽き置いたものを使いました。而して未明の音楽もヘッドフォンです。 終日晴れ。ぽかぽか陽気の一日でした。日中は15℃を越えたと思います。風もなく、汗ばみながらの野良仕事になりました。 朝のうちに親方へTEL。今日の山如何。その必要なし。不幸事があったとのこと。しかも家族に。彼は100歳近くの母親と奥さんの3人暮らし。驚きました。話を聴くと老犬が逝ったとのこと。なんだ。でも身内ではあります。般若心経をあげてやろうか、香典を持っていこうか、ジョークを言いました。経は自分が読むし香典も不要と返されました。ということで午前中は薪割りをしました。新調した斧で試し割り。重量のある頭、しかも厚味があるので、これまで難儀していた径の大きいものも、いい感じに割れました。和斧に比べ5~6割の労力で済む感じです。30ラーは安い買い物でした。割ったものは一輪車に満載。薪小屋へ運びます。 昼はラーメン。禁玉さんが禁ラーモードに入っているので、ブログ仲間が代食に努めています。私もと思うんですが、わざわざ街に出かけ、しかも野良着で入店というわけにはいきません。妻に頼んで苦肉の策。サッポロ一番です。 午後はNの哲ちゃん宅にあるモチノキを戴きに。薪に如何と声を掛けられていたのでした。大きい丸太でした。直径は40cm近く。玉切って軽トラに積みました。これ、乾くとよく燃えるんです。しかし股になっていたり瘤もあって割るのが大変だな。帰り着いて、あっ、そうだ、須留木のKさんにあげよう。エンジン式薪割り機もあることだし。そうしました。写真のないのが残念です。 代わりの写真はYのK蔵さんです。随分前にリタイアし、今は自適の生活です。何処ぞの大学で分析化学を学んで都会の企業に就職しました。時代は高度経済成長期。他に漏れず、大分・佐伯も工場が立地、環境問題が生じました。パルプ会社の排水を糾弾する市民運動が高まり、市役所は公害対策部門を設置する必要に迫られました。一番は人材でした。探していて地元出身の彼に白羽の矢が。ということでUターンというか、連れ戻されました。三顧の礼だったと聞いています。おっと、横道に逸れました。写真は畑に穴を掘って、刈ってきた茅を埋め、土を肥やそうとの図。全部一人で、しかも人力です。それを言うと「時間はたっぷりあるから」。笑顔で返してくれました。シャツ一枚の姿が今日の陽気を現しています。 家に戻ってなお薪割りを少し。午後4時、着替えました。ラン10km。日高晤郎ショーを聴きながら、たっぷり汗を書きました。湯船に浸かって「あー疲れた。好い一日だった」。プシュッ。といっても今日のプシュはこれ。菊水ふなぐちのリッター缶。過日、親方から倒木駄賃にともらったものです。嗚呼甘露甘露。 おっ!貝柱のフライが揚がりました。真珠貝のそれです。先日、妻が仕込んだものでした。絶佳。この当てには白を合わせる必要あり。ふなぐちはと女は2合まで。先日、はし本で抜栓のシャブリ、クロス・ベローがもう1本ありました。それをと思いましたが、思いとどまりました。つね三に持ち込んでkusuhito氏と鯵フライを堪能する予定。而してコンビニシャルドネにしました。 いい気色になりました。デザートのこれは食べた記憶がありません。家で自爆とは情けない。バタンキュー。今日の一句この陽気拭う額に目白かな今日の写真は花。サクラソウです。2月の声を聞き、そろそろ本格化しそうです。こちらはその白。可憐です。山茶花の下にこんな黄色が。こちらは1週間前に写したものです。その折は色合いも形も想像だにしませんでした。オマケはヤブランの実。よく見ると黒光りのところが鏡になっていました。
2017年01月28日
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平成29年1月27日(金) 午前4時起床。晴れのち曇り。午前6時半、ブログを書いていたら妻が起きてきました。「あなた、今朝の朝ご飯はぜんざいよ。お餅を焼いて頂戴。あなたが二つ、私は一つでいいわ」。ガッテンだ。薪ストーブの熾火を十能で掬い、手炙りに入れました。網の上に丸餅を並べました。しばらくするとプクーッ。膨れました。これを小豆のぜんざいに放り込んで、漬物と食べました。甘さと香の物の辛さのマッチング、悪くなかったです。 このところ、冷たい日が続いていました。今朝は寒が少し緩みました。出勤したら朝陽の射し込んでポカポカ。窓際に机があるので背中が暖かい。午前8時20分、朝礼の始まる毎日です。スケジュール確認が終わったら、1分スピーチです。一日一人。順番です。テーマはありません。自由、言いたい放題です。社会問題や家族の話、自慢や自虐ネタで笑いを取ったり。一日の始まりに一服のエッセンス、よいです。先週から今週にかけては趣向を変え「身だしなみ」の切り口で話をするようお願いしていました。会社で酒臭い息をしてはいけないとか、二日酔いで休むことがあってはいけないとか、赤い目かどうか朝必ず鏡を見るよう心がける・・・。皆面白がって笑いました。だめだこりゃと思いました。ところが先の月曜日、何を血迷ったか行灯が詩の朗読をしました。身だしなみ・容姿・出自・職業・学歴・貧富により偏見・思い込みをしてはいけない旨のことを表現した内容でした。素晴らしいとおもいました。しかし翌日、彼はインフルエンザに罹り、医者に蟄居を命じられました。部下たちは、普段口にしない素晴らしいことを話すからだと言いました。発熱と詩の朗読に何か関連があるんだろうか。 話が逸れました。終日ハンコ押し。午後遅くに会議を一つ。それが終わってデスクに戻ったら若い連中は早くもそわそわ。ははん、今日は花金だものな。私は我慢しました。指を折ってみると、年が明けて都合4回、外飲みでした。新春年始交歓会、つね三2回、先週ははし本でした。よって真っ直ぐ帰宅。妻が帰宅していなかったのでトラにネコカリをやりました。着替えてラン5km。門の鼻橋の袂で、帰宅途中の彼女に行き遇わせました。車窓を開け「今日はコーラスの練習に行く日なの、晩ご飯はなしよ、つね三に突っ込むとばかり思っていたわ」。へい、わかりました。湯船に湯を張ることだけをお願いしました。戻ってザブン。写真は花金を家飲みの図。白波のお湯割りとイエローテイルのピノです。当ては冷蔵庫の奥にあったカリカリに乾いたバケット。包丁を入れたら割れてしまいました。 書くことがないので新聞記事を一つ。今月の中旬、読売だったかに川端康成関連を見つけました。1966年、スエーデン・アカデミーに宛て、伊藤整が川端をノーベル賞に推薦する意見書を出していて、それが公開されたという内容でした。当時、伊藤は日本近代文学館理事長でした。川端もその館の名誉館長。それでもってアカデミーに見解を求められてのかな。このことをして今、もし村上春樹が俎上に上っているとしたら、日本文壇のしかるべきところに同じものが求められているはずです。現在の同館理事長は坂上弘。名誉館長は中村稔。あれこれを邪推したら、面白くはあります。今日の一句餅炙る熾火の色や実朝忌今日の写真はかき揚げ用リングです。いっぺんに二つ揚げることのできるよう、一つの柄にリングが二つ付いたものもあるようです。
2017年01月27日
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平成29年1月24日(火) 午前4時起床。ホテルであっても目は早く覚めます。モバイルでニュースのチェックや週刊紙サーフィン。気がついたら午前6時。泊まった宿の朝ご飯は6時半から。カーテンを開けたら外は明るかったです。写真はその窓外です。遠くの白は富士山。 朝食はバイキング。半熟たまごがあったので、卵かけご飯にしました。昨日の昼に2杯、今朝もですから食べ過ぎです。ご飯のお代わりをして、なおフレンチトーストの小さいのを3枚。珈琲で流し込みました。欲な私です。 部屋に戻ったら窓からの景色が一層でした。 午前8時前、ホテルをチェックアウト。近くの品川駅から京急で羽田向け。帰りもJALでした。詳しいことは書くこと能わずですが、某に誘われました。いつもの手荷物検査場を通らず、ただの壁のようなところに建つと、それは自動ドアでした。中に入ると、こんな世界がありました。静かな空間に美しいお姉さんがいました。 彼女のバックにあるマークはJALのファーストクラスでした。ふーん、こんなところがあったんだ。お上りの杣夫には敷居が高い。 特別の廊下を進むと、特別のロビーがありました。企業の役員、或いは経営者と思しき人たちが寛いでいました。中には成金趣味の服装、崩れた雰囲気彷彿のおっさんも混じっていました。飲み物は全て無料。ジュースだけではありません。ウィちゃんもありました。飲みたかったですが、大分空港について運転がありました。ウーロン茶で我慢しました。 昼前、大分空港に到着。昨日も今日も飛行機はまったく揺れませんでした。社用車を走らせ、午後2時、本社帰着。書類が印鑑を待っていました。ミーティングもあり、慌ただしかったです。夕刻、datelineが入れ込んでいました。繰り出すんだそうでした。就いていきたかったけれど、疲れていました。後を追うこと能わず。真っ直ぐ帰宅。湯船に身を横和えて弛緩。パジャマに着替えて疲れ取りに飲んだ特効薬はこれ。嗚呼甘露。あばら家であっても自宅が一番です。今日の一句窓外に富士を眺めてかたえくぼ今日の写真はJALの機内誌にあったBachです。このCD、かつてFM放送で聞いたことがあります。でも吉村七重のシャコンヌと比べたらちょっと違うんだよな。平成29年1月25日(水) 午前4時起床。熟睡でした。目の覚めた折の姿勢が寝付いた時のそれと同じでした。自分で言うのもどうかとおもいますが、泥のような眠りだったと独りごちました。外気温0℃。霜降。 朝ご飯は時鮭。疲れ顔の私を見て、妻がとっておきを焼いてくれました。それはそれで嬉しいんですが、晩酌の当てに出して欲しかった。 終日デスクワーク。ミーティングや新年度に向けた懸案のあれこれについて、何人かと意見交換をしました。いずれも仮定の話なので、身が入りません。午後5時半を過ぎ退社。真っ直ぐ帰宅。今日こそはということでラン6km。ウィークデーに一日も走らないと、体が鈍ります。この時期は寒中の暗い夜道ではありますが、5日のうち3日は走りたい。今日はオリオン座を見上げながらでした。立春の声を聞こうかというこの頃です。午後7時、この星座は既に南の中天にありました。振り仰ぐと昴。ミニ北斗七星の形もはっきり。北側を東向けに、南側は西向け、ジェット機の点滅が音無しの態で動いていきました。昨日、一昨日昨日の出張が嘘のような静かな星空でした。 風呂で汗を流したら、いい匂いがしました。妻が「あなた、今夜はアコヤガイのかき揚げよ」貝柱を友だちにもらったとのこと。嬉しいな、これ、好物なんです。真珠養殖のある土地でしか食すことができません。 これが実物です。当地はかつて真珠養殖が盛んでした。昭和40年代前半の真珠不況を乗り越えて、私が水産の営業に就いた頃が全盛期。当時、業者の方にこれを沢山いただだきました。今はその勢いがありません。平成に入り、貝に斃死が目立ち始めました。原因は積算水温であったりウィルス説であったり。軟体部が赤偏するんです。水産試験場に勤務していた友人が必至になって原因究明に取り組んでいたことを思い出しました。なかなか難しい世界です。ちなみにこの貝柱は愛媛産です。豊後水道を隔て、対岸出身の友だちが妻にいるんです。 出来上がったそれが卓に。美味かったです。余談ですが、つね三の大将にこれを使ったかき揚げ丼をランチメニューにしたら?と言ったことがあります。「無理」と即座に言われました。流行ると思うんだけどな。名前も「アコヤガイの曲玉丼(まがたまどん)」にすればいい。 夕食を終えて、おっ、目玉焼き?満腹なのにまだ料理を作るの? 違いました。後日にと、妻が残りの貝柱に小麦粉とパン粉をつけて仕込み始めました。 こうしておいたら、後は揚げるだけです。その日は白を抜栓しようかな。楽しみだな。 とその時でした。ピンポーン。「佐川急便でーす」。ん?新巻鮭かな? ヘッヘッヘ。違います。斧を新調したんです。ミューラー社のダイナマックス。林業の国オーストリア製です。欲しかったんです、これ。3.6kgあります。私の薪割りは2kgの和斧で始まりました。物足りないので同種の3kg物に代えました。それはそれでいいんですが、足ることを知らずといいますか、いいものには目移りします。而して注文。それには訳がありました。何度もかきますが、福岡のチョン・キョンファコンサートがドタキャンになり払戻。中洲を練り歩くための軍資金が宙に浮きました。それを元手に思い切ったのです。エンジン式薪割り機は300ラーしますが、これは30ラーあまりの価格です。どうですか、この重量感。 柄はヒッコリーという洋木です。 能書きによると、斧の頭が一定の衝撃で動く構造になっているとのこと。よくわかりませんが、手に伝わる衝撃が7割軽減される由。週末が楽しみです。 夜の更けてBachの無伴奏チェロを。演奏はマで1,3,5番。沁み入りました。お休みなさい。今日の一句真珠貝曲玉も出し舌鼓今日の写真は寝ぼけ眼のトラです。マランツに灯を入れたら起きだしてきました。おーよしよし、今から流すからな。
2017年01月26日
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平成29年1月24日(火) 午前4時起床。晴れ。未明の気温-3℃。冷えました。 昨夜、就寝前にTELあり。部下の昼行灯からでした。変な内容でした。「今夜はもう酒を飲まないで下さい」。?、なんだ?意味がわからない。次のような説明がありました。 今日帰宅したら震えが来た、ガクガク、次いで熱が出た、測ったら38度6分、明日東京出張予定なるも恐らく無理、明朝、熱の下がらない場合は代わって欲しい、大分空港までの運転もあるから今夜はもう飲まないで。そういうことか。 私の所属するセクションは、格好よく言うと secretary とpolicy promotion 、二つのチームによって構成されています。行灯は前者のチーフです。未明、再度彼からTELあり。熱は引かずとのこと。 出張準備は簡単です。ビジネスバッグにYシャツ、下着、靴下1セットを放り込むだけ。午前6時、妻が朝ご飯を用意してくれました。甘党の彼女は、昨夜こさえたぜんざいで相伴してくれました。写真がそれです。 行灯の家に向かいました。堅田街道沿いにあります。手持ちの資料や航空券を受け取るためでした。おっ、いい感じの光景に出くわしました。冬枯れの畦道を通う小学生たちでした。時刻は午前7時前。ほのぼのではあります。 書類を受け取って会社へ。次の写真は、大橋の上から南の空を写しました。朝焼けというには物足りない色合いでした。 8時前、社用車を駆って大分空港向け。由布・鶴見の両山は雪を被っていました。トイレ休憩した別府湾SAの外気温は-1℃でした。しかし、コーゾーさんの住む十勝・本別は連日-24℃。比ぶべくもなしです。寒い寒いといったら罰が当たりそう。 JALの機内は空いていました。空港を発つ折は、豊前海からの雪雲で暗かったです。離陸して高みに抜けたら窓から陽射しが差し込みました。紺に赤の制服を着た客室乗務員のお姉さんが配ってくれたJALコンソメが美味しかったです。 写真は広がる雲海です。四国・石鎚山上空。 この後、徳島、紀伊水道、和歌山、大台ヶ原、伊勢湾、遠州灘、石廊崎、伊豆七島を経て房総半島・野島崎から東京湾へ回り込みました。写真は愛宕山、清澄山、はたまた鹿野山でしょうか。織りなす山を眺め下ろして思い出しました。昨年、九州国立博物館に東山魁夷展を訪ねました。展示に「残照」という作品がありました。画伯が千葉・鹿野山からの眺めを描いた旨の説明がありました。眼下は午前の光を浴びていて、夕方の空気はありませんでしたが、連山には彼のタッチに重なるものがありました。 おっ、東京湾のランドマーク「風の塔」が見えてきました。東京湾アクアラインのトンネルに溜まった排気ガス混じりを排出する空気孔です。何ともいい感じのデザインではあります。調べたら高さ90m、人工島の直径は200mだそうです。 羽田に着いて昼をしました。出張の楽しみは食事です。よし、たまごかけごはんにしよう。第2空港ターミナル内にある「うちのたまご直売所」に突っこみました。これがメニューです。 一番上を頼みました。勿論お代わりをしました。たまごも二つまでは追加料金なしの1ラー弱。欧米人は忌諱します。考えてみたらごもっともです。 焦っていたので、たまごの白身をズボンにぼしました。その折は気付きませんでした。後になって股のチャックあたりが丸く白くなっているのを見つけました。都心の目的地について、ハンカチを濡らし、拭いて事なきを得ました。 出張目的は、某組織の総会でした。全国から同業他社が集まりました。写真は会場の天井です。 椅子の前に同時通訳用のチャンネルジャック。しかも全座席にありました。国際会議を念頭にとのことなのでしょう。高校の折、英語の教科書にsimultaneous interpreter のことが載っていたのを思い出しました。何だか、思い出すことの多い一日だな。 午後2時に始まった会議は6時に終わりました。レセプションがありました。写真は一部分です。大賑わいでした。 次は、熊本・某社関係者の持ち込んだ日本酒です。味見しました。右の青瓶、「白川水源」が美味しかったです。南阿蘇村の藏だそうです。熊本地震で落橋のあったところです。酒を注いでくれた方に被害支援のお礼を言われました。弊社、発災直後に続き、昨年末まで社員を1名、長期派遣していました。東京で感謝の言葉をいただくとは思いもよりませんでした。酒の味、沁み方が一層でした。 宿は品川駅近くでした。会場を後にし、何処へも寄らずチェックイン。写真は窓の外、夜の光に誘われましたが我慢しました。 午前10時就寝。普段、床に煎餅布団を敷いての杣夫です。シティーホテルのダブルベッドはどうもいけません。勝手が違いました。スマホのラインに行灯からのメッセージがありました。インフルエンザだった由。横になって思いました。チョン・キョンファのコンサートに出かけていたらピンチヒッター能わず。ちょっと違いますが、不幸中の幸い、怪我の功名みたいな気分になりました。これはこれでよかったです。お休みなさい。今日の一句畦道の霜踏みしめし通学路今日の写真は宿の枕元です。Amazon・musicでビル・エバンスを聴きながら。寝酒はしませんでした。
2017年01月24日
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平成29年1月23日(月) 午前4時起床。快晴。寒い一日でした。最高気温は5℃位だったかもしれません。冷たい風が吹きました。 金曜日に終わらなかった会議を再開、午前に始末がつきました。幾つかの指示がありましたが、決まりののついた気分ではありす。昨年の梅雨時期、フレームを示して以来この方、営業のrequestをとりまとめて今日に至りました。前半戦をドラエモンと韋駄天が、後半戦は財務の連中が汗をかきました。私は座っていただけでしたが、それでもここに至るとそれなりの感慨は覚えます。午後はポカ休を取る予定でした。しかし、ドタキャンでその必要なし。幾つかミーティングに同席。お客様もあって、忽ち時間が過ぎました。 定時過ぎ、会社を後に。ディスカウントショップに寄りました。海童が底を突いたので、さつま白波を買いました。どうですか、本格焼酎ですよ。 「本格」、いい言葉です。本来の意は「正規」とか「正式」、「公式」或いは「フォーマル」。「本格焼酎」の定義はウェブの説明に譲るとして、ビールに例えると「男は黙ってサッポロビール」に近いニュアンスを感じます。その通り「名聲轟四海」とあります。流石のキャッチコピーです。余談ですが、小説に本格が付くと、社会的現実を描いた小説を意味します。五味川純平、山崎豊子、司馬遼太郎。この3人は必読です。ちなみに対義語は私小説。個人的体験を題材にした日本文学特有のものです。こちらも悪くないです。村上春樹氏はその代表格。 これだけでは物足りないので、ハイボール用にとニッカのブラックも購入。妻は安上がりの女ですが、私も同じく安上がりの男です。680円。これと白波のお湯割りを1杯ずつ。当ては秋刀魚の塩焼きでした。 ん?なんだ?寸胴鍋がありました。中に小豆が入っていました。鏡開きにお汁粉を食べ損ねた妻は、今になって思い返し、それをこさえ始めました。薪ストーブにかけてコトコト煮ました。その写真のないのが残念です。 余談を一つ。今日の日経は出色でした。いつもは見出しをすっ飛ばし読みですが、へーっ、そうなんだという感じや、ああそうか、興味を惹く記事が多かったです。列記します。 1面の春秋は鍋の話でした。寒い夜はこれに限る、最近、スーパーの棚に各種スープが並ぶ様をして隔世の感、杉田久女「寄鍋やたそがれ頃の雪もよひ」。 企業面は企業の環境経営度ランキング。環境への配慮がどれだけなされているかという切り口です。順位はキャノン、日産、コニカミノルタと続きました。非製造業も業種別に掲載がありました。どの会社も東証一部上場の大会社です。 新興・中小企業面に「『婚活疲れ』ケアサービス」というのがありました。文字通り、婚活がうまくいかず、精神的負担を感じている男女をケアするサービスだそうです。色々あるもんだ。 教育面は2017年度から始まる給付型奨学金制度の解説。「進学格差是正へ前進」「主要国ほぼ導入 国は経済効果説明を」とありました。一方に批判や反対論もあります。制度設計も難しい。 18歳プラス面は池上彰氏の大岡山通信。若者向けの大きなコラムです。今日はニセニュースの蔓延には選別眼を持つ必要があることを易しく解説。 くらし面に「体験学」という特集があります。今日から「刃物産地で包丁をつくる」体験シリーズが始まりました。福井市の記事です。25ラーを払うと、刃物をこさえる体験ができるとのこと。参加した男性は「妻へ送りたい」との弁。 地域総合面は「公営競技、ネットの神風」。若年層がスマホでギャンブル投票し始めて、地方競馬や競輪、競艇が利益を出しているとのこと。この風を受け、ばんえい競馬も設備投資するらしい。行ってみたいな帯広。同ページにも一つ。「列島追跡、高知県、単一農協実現せず、有力3農協、独歩貫く」流石土佐、龍馬の生まれた土地です。独立の気概です。TPP何するものぞ。「農家のための農協をめざす」という謳い文句で生き残りに取り組むとありました。注目です。 スポーツ面はなんと言っても大相撲。嘉風は千秋楽に給金直し。いいぞいいぞ。稀勢の里はもう一場所様子を見るべき。 社会面は遠藤周作氏の「沈黙」新潮文庫版が200万部を突破したと。映画の公開前に4万部の増刷だそうです。 文化面は私の履歴書、カルロス・ゴーンさんが佳境ですが、も一つ面白い記事が写真入りで。東京・浅草の演芸場で大根や人参で即席の笛をこさえ、吹きながら漫談をする90歳の方を特集。薩摩芋、蓮根、蕗も材料になるとは。面白かったです。 とまあこんな具合です。新聞てホントに楽しいですね。それではさいならさいなら。今日の一句寒風に肌を刺されて逃げ帰り今日の写真は絵葉書です。仕事柄、時々、親書を受け取ります。返事を返さないといけません。今日したためた1枚です。
2017年01月23日
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平成29年1月22日(日) 午前5時起床。曇り時々晴れ。少し二日酔い。新聞紙面に目を通すもうわの空。大分の講演会を聴きに行くという妻を見送って作業着に。昨日片付けた薪小屋へ、半乾きの薪を運び込む作業をしました。これまで濡れないようニールを被せて囲ってありました。雨に打たせていませんでしたが、うまく風が通らず、蒸発した含有水分にほんの僅かがではありますが、一部が腐りかけていました。一輪車に乗せて何往復もしました。積み降ろしは屈む姿勢になります。腰が重くなりました。写真は冬眠中だった蝸牛です。薪の隙間に張りついていました。 玉虫や黒色をした名を知らぬ昆虫もいました。ゴキブリの野郎も。ムカデが縮こまっていました。触ったら跳ね起きて逃げました。 チチッという鳴き声に釣られて見上げたらメジロの群れでした。いよいよ春です。すばしっこいので写真を撮ること能わず。代わりにはなりませんが梅の蕾を。いよいよです。 作業は昼で終える予定でした。バケットを囓り、朝淹れた珈琲の残りを飲んでいたら、スマホが鳴りました。福岡からでした。明日のコンサート、演者が急病になったので中止にするという連絡でした。えーっ、そんな。明日月曜日の午後、ポカ休を取って博多向けの予定でした。あのチョン・キョンファ、Bachの無伴奏ヴァイオリンのソナタとパルティータ全曲演奏会へ行く予定でした。ガックリ。払戻は明日からです。写真はそのチケットです。恨めしい。 屈指のヴァイオリニストを聴いた後は中洲を練り歩く算段でした。予定がパーになりました。体調を整える必要はなくなりました。昨日のブログを書いた後、思い立って波越の山向け。陽は傾いていましたが、昨日の積み残しを持って帰りました。割らないといけない丸太が山のようになりました。 次の写真はトラです。寒い中、主人は野良仕事なのに、陽だまりでうたた寝の図。薪ストーブも燃えて極楽トンボです。 波越から戻っての後は、午前と同じ仕事を午後6時まで。身体が冷えました。熱い湯に浸かりました。温まってプシュッ。あー極楽極楽。アルコールは筋弛緩剤です。今日の一句蝸牛迷惑顔をいつ見せる 今日の写真はネタ切れにつき、昨日の春点描を。1枚目は木の実です。硬い。杉を倒した場所、川縁に生えた木に生っていました。kusuhito氏がいたら名前を教えてくれるのですが。 こちらは父の庭にある南天。赤が鮮烈だったので写してみました。 白菜を干していました。漬物にするんだろうな。 やっ!青梗菜が闌け始めているぞ。父は植えた野菜を食べきれず、人にやってしまいます。それでもなお余って最後はこうなります。 菠薐草も早く収穫しないといけません。花が咲きます。 父の家の西側にある池と蹲です。小さな浮き草が密生していました。ここに甥が掬ってきた金魚を飼っていましたが、やってきた青鷺が食べてしまいました。今はミシシッピアカミミガメの野郎がいるだけです。 最後は大きな甕です。いずれの中にも水を張り、メダカを飼っています。何がよくてこんなことをしているんだろう。
2017年01月22日
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平成29年1月21日(土) 午前4時起床。晴れ時々曇り。居間のテーブルにクレヨンの缶がありました。昨夜、妻はコーラスに出かける前、これで模造紙になにやら書いていました。メンバーは一人を除き妻が最年少。皆お年寄りです。練習に大きくカラフル文字が必要なんでしょう。 午前8時前、襤褸に着替えました。波越の切り出しへ。櫟を玉切りました。軽トラの荷台へ積むばかりにしておいて、山の奧へ。親方の倒木を手伝うためでした。15本ばかりを倒しました。矢を打って倒したので、時間を要しました。玄翁を振るのは疲れます。親方は見ているだけです。笑ってやがる! それでも駄賃はくれました。これでした。初物。 折角なので山の植物2題。沈丁花の仲間でしょうか。 こちらは毎度の万両。赤が素敵です。 始末を終えて最前に玉切った櫟を積みました。向こうの斜面にチェーンソーを回す人のいるのに気がつきました。炭に焼く樫を切っていました。エンジンを止めたところに声を掛けました。私「難儀でしょう」おっさん「足場が悪いので大変だ。ところで今何時?」私「11時10分です」おっさん「ありがとう、もう少しがんばろうかな」私「気をつけて」 このトラックに満車だったら30ラーくらいにはなるな。私、退職したらこんな仕事もいいかなと考えています。 家に戻っての昼食は暖かいものがいい。妻にそう言うとサッポロ一番味噌ラーメンをこえてくれました。卵と菠薐草、薬味は葱。美味しかったですが、写真はありません。午後は薪小屋の片付け。ついでに、父のアトリエへ薪を運んであげました。写真は築山の白木蓮です。蕾が膨らみました。 午後5時を過ぎて作業着を脱ぎました。今日は朝から晩まで野良仕事でした。心地よい疲労感。ということで自分への褒美を。風呂を浴びてさっぱりしたところで妻と連れだってはし本へ。 素敵なお通しです。 酒の前に先ずはとこれが出てきました。クロメの吸い物です。〆ではなく最初にとは。寒いので温まってとの心づかいかな。粘りが凄かったです。 大将にお願いし、シャブリを持ち込みました。これ、nkucchan宅のセラーにあるようなメンタマの飛び出るようなものではありませんが、10ラー近くする逸品です。 抜栓。うん、いい感じでした。 料理はお任せでした。真鯛の刺身です。粘り着くような脂でした。 おっ、湯葉餃子が出てきました。これ、此処のオリジナルです。ジューシーでした。 酢牡蠣。今が旬です。抜栓のワインは貝化石の混じる畑産だそうです。勧めてくれた人がそう言っていました。そいでもって牡蠣と合わせたらよいとも。 この店はdatelineの河岸です。今日は彼に頼んでの予約でした。一緒しないかとメールしたら、やってきました。彼にワインを勧めましたが嘗めただけ。竹鶴のハイボールを注文しゴクゴク。 次は茶碗蒸しでした。ここのは有明産の海苔がトロリかかっています。これがいいんです。 おっ、ここにも牡蠣が。 シャブリには天麩羅がよろしい。ということで出てきました。車海老に茄子、椎茸、青物も揚がっていました。 燗酒をもらおうか。おっ、何が流石かわかりませんが流石datelineです。ぐい呑みの大きさが格上です。向こうのが彼、こちらが私。日付変更線を跨ぐまで飲み続けるにはこのぐらいの豪気が必要です。それをして彼のニックネームがdatelineなんです。 おっ、甘鯛の塩焼き登場。はし本の大将曰く「この魚が一番」。その通りです。 銀杏食いねえ。色といい、言うこと無しです。 真鯛の兜煮。うん、いい味でした。茄子と青梗菜に隠れて豆腐は見えませんが、それも格別。 酒はいつの間にか冷酒に替わっていました。土佐の冷やをグビグビ。おっ、目が据わってきたぞ。左手「まっ、Tさん、一杯どうぞ」右手「いや、もういい」左手「まーそういわずにどうぞ」右手「もういいですよ、いい、いいってば!」右手「ったくも~。そうですか、そこまで言うんだったら・・・。すみませんね~えへへ」 〆はお粥でした。佐伯名産のシラス入り。酔った折はこういうのがよいです。あー、今日は美味しかった。大将、ご馳走様でした。今日の一句万両は愛でる人なしひっそりと今日の写真は猫の置物です。datelineによるとお宝だそうです。ふーん、そうなんだ。
2017年01月21日
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平成29年1月20日(金) 午前5時起床。曇り時々晴れ。一時霙交じりの時雨がありました。雪の舞うのは久しぶりでした。終日、強い北西の風でした。大寒は斯くの如し。写真は、それでも春の水仙です。拙宅梅林の中に可憐の姿でした。 終日、もっぱら役員用の会議室に缶詰。来年度に向けた最終の詰めでした。進捗は思いのほかでした。明日も休日出勤して終日の予定でしたが、その必要がなくなりました。財務の手腕というか、整理が効いていてよかったです。部屋は5階、西向きの角でした。午後、陽が傾くにつれ、差し込む日足が伸びてきてきました。終いには背中に。暖房とも相まってポカポカ。Yシャツ姿になりました。 途中、休憩の入って、外を眺めやりました。強風、時折風花の舞う天気に、ふと昔のことを思い出しました。若い時分、営業だった私は番匠川河口のアサリ漁に関係していました。河口の干潟は好漁場でした。年間100トンの水揚げを記録、それを生業の漁師が20人ほどいました。ある年、資源が枯渇。その原因調査と対策を講じることが私の仕事でした。詳細は次の機会に譲ることとして、思い出したのはその年大寒に海へ入ったことです。ウエットスーツを着、漁船の曳くポンプ漕ぎ(アサリ漁法の一つ)の爪につかまってのことでした。水中カメラを沈め、モニターに映すようなことは予算の関係で能わずの時代でした。ホースの口から吐き出される海水が砂地を攪拌しているかどうか、担当者の目で確認する必要があったのでした。要領を得ず、時間を費やしました。当日が今日と同じような天気なのでした。海から上がってとても寒かったです。60年近い人生で、顎が震えました。ガクガクなったのはこの時が最初で最後でした。 閑話休題、会社が引けて、絶好の飲み日和。でも多治見の兄弟がラーメンを我慢中です。わたしも暖簾の誘惑を振り払いました。いつものスーパーへ寄りました。しばらく刺身から遠ざかっていました。よし、今夜は鰺刺だ。寒く、大風も吹くのでランは無し。早速刺身に取りかかりました。どうですか、この鮮度。10尾が200円ですよ、200円。 妻はコーラスに出かけました。一人で全部平らげました。流したのはパック酒の燗。甘露が底を突いての仕儀です。それでもいい気色にはなりました。 小鰺と一緒にアマダイの一夜干しを買いました。甘塩が打ってありました。どうですか、このイエローライン。綺麗でしょう。白身がとても上品な味でした。 今夜のNHKFM、古楽・注目の公演、4夜目はラルペッジャータ。曲目は17世紀イタリアの作曲家カヴァルリの歌劇からでした。演者も曲も始めてでしたが、夜の静寂にいい感じでした。 次いでAmazonプライムで映画「そこのみにて光輝く」を。函館が舞台でした。懐かしい風景がたくさん出てきました。七重浜、大森浜、市電・・・。原作は佐藤泰志。脚本によりストーリーは随分変わっていましたが、いい仕立てでした。10点満点中9点。問題作ではあります。 あれっ、まだ飲んでいる。今日の一句水仙が大寒に咲く日和かな今日の写真はおこぼれにあずかるトラです。妻が先日「魚の身はあまりよくないわよ」と話したことを、与えた後で思い出しました。本当かいな。おいトラ、おまえ、ネコカリばかりでは面白くないよな、なっ、そうだろう?
2017年01月20日
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平成29年1月19日(木) 午前4時起床。青空駐車のフロントガラスが霜に凍りました。このところ毎日です。日中は暖かかったようで、おこしのお客様がオーバー不要を口にしました。しかし、次の寒波がやって来るとニュースは報じています。 その寒さもあと半月あまりでしょうか。今年は2月5日が立春です。気がついて、拙宅梅林の蕾が膨らみました。春に向かうのはよいですが、薪ストーブがそろそろ終わりと思うと、一抹の寂しさです。写真は朝ご飯のデザートに出た柿です。これを食べながら、明日は大寒だなと独り言。 もう1枚。会社近くに駐車場を借りていますが。その脇に咲いたアロエです。路傍にあります。飲み過ぎの折、出勤途中にこの茎というか葉をちぎってパクリ、口に入れます。苦いですが、後口は思いのほかです。 仕事の方は午後に会議が一つあったものの、昨日今日と手をやすめることができました。普段、手に取ること能わずの書類や冊子に目を通すことができました。 定時過ぎに退社。真っ直ぐ帰宅。今日こそはということで着替えてラン5km。少し汗ばんだだけでしたが、走らないよりはいい。風呂から出たら、当てがテーブルにありました。白ネギとコウイカの足を使ってバター炒めでした。芋焼酎海童のロック、続いてお湯割りを数杯飲んで打ち止め。炊き込みご飯は没になりました。 今夜はNHKFMで古楽注目の公演第3夜。アンサンブル・レオネスがオスヴァルト・フォン・ウォルケンシュタインの曲をやりました。この作曲家、初めて耳にしました。Bachの時代から遡ること300年の人です。トラと二人して聴きましたが、興味なさそうな顔つきでした。 紅楼夢(中)を手に取りました。この本、ちょっと囓っては放り出すので、捗りません。林黛玉(りんたいぎょく)、薛宝釵(せつほうさ)をはじめ知的美女が幾人も登場します。ストーリーは甘め仕立てです。佳人薄命の場面多しです。しかし、登場する彼女たちの魅力はメロドラマの域を超えて素晴らしい。憧れます。 余談ですが訳者は伊藤漱平氏。1970年から76年まで私の母校で教鞭を取っていたとのこと。残念。1977年、私は教養で中国文学も履修しました。1年違いでした。伊藤氏が教養の講義を受け持っていたかどうか定かではありませんが、このすれ違い、悔やまれます。ちなみに私が受講した講義は中野美代子先生でした。大御所吉川幸次郎に「耶律楚材」を翻訳するよう指名された方です。こちらも凄い方です。あの講義、もちょっと真剣に聴けばよかった。写真は紅楼夢です。ところどころに挿絵があります。その美女たちが描かれています。 注釈のページは字が小さい。でも、これここは蘊蓄の坩堝です。今日の一句本中の佳人に惚れて夢を見る今日の写真は、弊社ロビーでやっている絵画教室作品展です。大島勝也先生のものも1枚ありました。素晴らしいです。
2017年01月19日
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平成29年1月18日(水) 午前5時起床。曇り。連日、寒い日が続きます。最高気温は10℃に達しなかったようです。夕刻、花火が鳴りました。おっ、今日も勝ったぞ嘉風。これで3連勝です。中日まで2勝6敗、負けがこんでいましたが盛り返してきました。いいぞいいぞ。 終日デスクワーク。忙中閑有りでした。稟議書が少なかったです。インターネットで調べ物をする時間をたっぷり取ることが出来ました。目の疲れて、自席の背中に目をやりました。ビルの5階から南を眺めたら、市街地の向こうに元越の山塊が見えます。いつもの光景です。今日は曇って谷間は暗そう。冷えているんだろうな。杉や檜は、この寒に締まって切り頃だな。年の明けて最初の新月は28日です。その日に倒した材には、割れがこないんだそうです。冷たい空気の中、白い息を吐きながらチェーンソーを回し、鳶口を手に丸太曳き・・・。あーあ、外に出たいな。 おっと、白昼夢に浸っていてはいけません。仕事に戻りました。今日はノー残業デー。真っ直ぐ帰宅。直ぐに着替えました。走ろうとランシューズを履きました。おっとその前に薪の手当てを。居間に運び込みました。夜は蜜柑コンテナ2箱分を燃やします。今日は妻が休みだったので日中も燃えていたようで、室内ストックが心許なくなっていました。 さあ出発。ストレッチをしていて空腹感を覚え増した。ポキリ。折れました。やーめた。走りませんでした。室内に戻り、iichikoの薄いお湯割りを嘗めながら、Mさんからの頼まれ事を片付けました。書類を封書に入れてお終い。風呂へ。 今夜の当ては八宝菜でした。おっ、昨夜始末したコウイカが入っているぞ。美味しかったですこれ。海童のお湯割りで流しました。 腹がくちて後は、NHKドラマ刑事フォイルを見ました。録画です。地味ですが味わい深い。第2次大戦中のイギリスが舞台です。時代背景をして当時の英国人感情と生活様式を窺うことができます。好きです、この番組。 書くことがないので新聞記事から。読売に直木賞の展望が載っていました。恩田陸氏の「蜜蜂と遠雷」が最有力とありました。どうなることやら。余談ですが、私、恩田氏をつい最近まで男性と思っていました。ファーストネームをしてのことです。友人Kに勧められ数年前に5冊ほど読みました。思い返すと、文体から作者の性別を感じることが出来ませんでした。先入観もあってのことです。どうでもいいことではありますが、私にとっては不思議な体験でした。今日の一句白菜が絡む墨烏賊従えて今日の写真はトラです。「今日は古楽を聴かないの?」聴かないよ。ベストオブクラシックは今夜、サントリーホールからのN響演奏会生中継なんだ。オールレスピーギ。だからちょっとね。お前も興味ないだろう?
2017年01月18日
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平成29年1月17日(火) 午前4時起床。晴れのち曇り。今日もしばれました。未明の外気温は2℃でしたが、霜が降っていました。 午前5時頃だったでしょうか、勝手口を誰かがコンコン。まだ外は真っ暗でした。こんな早い時刻に誰だろう?戸を開けたらKさんでした。長靴に胴長の格好でした。鶴見の魚市場から帰りとのこと。コウイカにあがりが出たので1パイ持ってきた、食べて、とのことでした。ブツは袋に入り物干し竿の端に掛かってありました。これからまた沖に出るとのこと。河岸への出荷もですが、沖も寒いです。気をつけて。ちなみに、彼は蒲江に住む漁師です。昨年2月になくなったモイ香先生の釣り師匠。先生を介して交誼を得ました。アオリイカの精巣でこさえる塩辛は絶佳です。彼からいろいろ頂き物があります。お礼は拙宅梅林の梅です。梅干しをこさえ、出漁の弁当に使うんだそうです。ただの梅と美味しい海産物とでは割りにあわないと思うんですが、これもモイ香先生の引き合わせ。いつもありがたく頂戴しています。余談ですが、鶴見の魚市場は松浦漁港にあります。鳥羽一郎の演歌「男の港」はここのご当地ソングです。 終日ミーティングに終始。写真は昼に食べた「けつねうろん」です。3/4ラー。当然汁は干しました。温まりました。 定時過ぎに退社。真っ直ぐ帰宅。ストーブの灰を掃除し、ランの格好に着替えました。暗い中を5km。平日はこんなものでしょう。風呂を浴びて、あっ、そうだった。戴いたコウイカのあることを思い出しました。パジャマの袖をまくり上げました。袋を開いたら、特大のが1パイと小さいのが1パイ。ふっふっふ、お前には見せるだけだぞ。 このイカにはフネが入っています。学生の頃、本で読んだ蘊蓄を少し。これを烏賊骨(うぞっこつ)といいます。CaCO3です。イカは軟体動物です。貝の仲間です。これ、貝殻の痕跡なんです。半分を刺身にし、残りは冷凍しました。柔らかく、甘味はえもいえません。足と耳は炊き込みご飯にするよう妻に頼みました。Kさん、有り難うございました。写真がその烏賊骨です。手の赤いのは、冷たい水のせいです。 夜は今日もNHKFM。古楽・注目の公演第2夜はバロッカネルネでした。テレマンとBach。聴いていたら妻に横から話しかけられました。些事をあれこれ、よくもまあそんなに話すことがあるもんです。でもやかましいとはいえません。適当に相づちを打つ必要があります。そうしました。おかげで沁み入るはずの音楽はサッパリでした。今日の一句墨烏賊を切る包丁や沖の風 今日の写真はネタ切れにつき新聞記事を。今日付の読売です。五木寛之氏が「新青春の門」の連載を週刊現代に始めるとありました。楽しみです。
2017年01月17日
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平成29年1月16日(月) 午前5時起床。晴れ。明け方は冷えました。ツーシーターミッション4駆は、車庫を薪に取られ、野ざらしの憂き目です。このところ寒い日が続くので、毎日、フロントガラスがしばれます。今日もそうでした。お湯を使いません。暖気運転を3分すると、ジワリ融けていきます。 今日は月曜日。ボードミーティングがありました。いつもより早くに出勤。午前7時過ぎに家を出ました。終日デスクワーク。夕刻、懸案の協議がありました。仕切りを任されましたが手に負えませんでした。小田原評定となりました。内部に問題があるのかもしれません。 家路の途中、ディスカウントショップへ寄りました。酒保が底を突きました。焼酎を手当てするためでした。iichikoと海童を買いました。後者は芋です。家に着いて、昨日干した鯖をチェック。いい感じに仕上がっていました。風呂に入る前、グリルへ並べて試し焼き。烏の行水をする間にこんがり。いい塩加減でした。その海童を合わせました。1合。いつも浴びるほど飲んでいるわけではありません。誤解なきよう。写真は拙宅謹製小鯖一夜干しです。 今日の晩ご飯は鱈ちりでした。腹がくちての後はNHKFMでベストオブクラシック。「古楽・注目の公演」と題したアルタセルセのプログラムでした。初めて聴く曲ばかりでしたが、バロック独特の波長がありました。好きなジャンルです。すっと入ることが出来ました。 書くことがないので最近刊行され始めた全集のことを。中央公論新社が創業130周年を記念した「西洋美術の歴史」全8巻です。言うまでもなく美術は通史を知ってと知らずでは理解というか、楽しみというか、鑑賞しての内的愉悦に大きな差を生じます。「編集にあたって」を読むと「ヴィジュアルとテキストの重心をあえて反転させ、読むことを通して立ち上がるこれまでにない美術史をめざす」と書いてあります。「見る美術史」から「読む美術史」への転換とも。俯瞰の物差しを培うことができます。読んでみたいな。でも1巻あたり3,800円です。いい値段です。つね三で一杯引っかける金額です。8回我慢すれば購入が叶います。でも買わないな。図書館は購入しないかな。今日の一句冬空や猫も聴き入る古楽かな今日の写真は花より団子、音楽よりケーキ。鍋に満腹となって猶別腹の妻が食べたケーキです。カラフルではあります。
2017年01月16日
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平成29年1月15日(日) 午前4時起床。晴れ。 午前7時、週末の妻は寝坊助です。一人、朝ご飯。写真は今朝の早立ちにと昨晩、彼女作り置きのおじやです。大根と里芋は拙宅菜園。人参は地域おこし協力隊のS君が育てたもの。香の物でパクパク。いい感じの味付けでした。 午前7時半、襤褸を着、七つ道具を積んで波越の切り出しに向かいました。写真は山へ向かう途中、津志河内橋袂の信号停車の折、写しましたものです。消防団の小型ポンプ車です。今日が出初め式でした。向かう途中なのでしょう。寒い中、皆さん大変です。 山も昨日の風が残っていました。寒むかったですが、空は高い。チェーンソーのエンジン音がこだましました。櫟を玉切っていたら、親方がやってきました。杉を5、6本倒して欲しいとのこと。合点承知の助。とりあえず軽トラの荷台を満載にし、家に戻りました。荷を下ろし、切れ上がった刃を研ぎました。とって返し、親方の注文をこなしました。注いで満載2車目。帰宅して荷役を終えたら正午前になりました。余談ですが、波越の切り出しまで片道10kmの往復と積み降ろしの時間は、軽トラのカーステレオがコンサート会場。今日はホロヴィッツのチャイコフスキーとシューマンを聴きました。没頭出来てよかったです。無心になれました。週末の樵はこれでお終い。昨日は4往復。今日は都合2往復。いい仕事をしました。冬3ヶ月分ほどの燃料を確保したことになります。嬉しいな。写真は、毎度、薪の山をアップするのも興醒めにつき、往復の道中に見つけた柑橘です。八朔なのか甘夏なのか判りませんが、美味しそうでした。 戻ります。昼はオアカムロの塩焼き。これが美味しいんです。大きさはホッケの特大とくらいです。味は鯖に近い。写真のないのが残念です。午後、こどもミュージカルを見に行くという妻が出がけに曰く「あなた、お父さんがMさんから小鯖を戴いたらしいわ、それを私に何とかしろと言うのよ、そこに置いてあるからうまくしてちょうだい、わかったわね?」。参ったな。都道府県対抗女子駅伝を観戦しようと思ったのに。仕方がありません。頭を落として2枚にしました。10%の食塩水に1時間漬けるの図です。この後、水洗いして寒風に干しました。へっへっへ、酒の肴に持って来いです。 その後珈琲タイム。午後4時まで読書。途中ウトウトしました。着替えて走ろうとしていたらNのT兄がやってきました。モチノキを切ったんだが、薪に如何。彼の家は500mほど離れています。走って見に行きました。胴回りの直径が40cm。二つ返事で引き受けました。来週の仕事ができました。その後、ラン6km。汗を流し、録画した駅伝を見ながらiichikoを1合。当てはこれでした。 見終えての後、さあトラ、Bachを聴くか。今日の一句寒鯖を風に晒してほくそ笑み今日の写真は枇杷です。波越集落の奧にありました。「枇杷の実」の季語は梅雨時期ですが、その花は初冬です。松の明けるこの頃は興醒めということでしょうか。でもいい感じでした。
2017年01月15日
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平成29年1月14日(土) 午前4時起床。晴れ。終日、北西が吹きました。寒かったです。 朝8時、襤褸に着替えました。チェーンソーを研ぎました。終日山。kusuhito氏との待ち合わせ場所へ急ぎました。現場に着いたら親方がいました。私「今日は大風が吹きよるきー木は倒せんな-」親方「そうよのー。ほじゃーけんどそこん股ぃなっちょるやつー1本倒してーんよのー」そうしました。ひっぱりをきちんと残し、ユンボのアームで押しました。ドドーン。この感触、たまりません。写真は親方です。倒したあとは彼の仕事です。切り口を整え、枝を打って玉切ります。 その後、kusuhito氏のために重機で薪を寄せてくれました。彼のレガシーも忽ち満車。あっという間の作業でした。 さあ、私の番です。櫟は硬いですが、流石ハスクバーナの550です。刃を見せるだけ。サクサク切っていくことが出来ました。 ところで野良仕事、時折、手を止めて小休止します。その際は空を見ます。今日はゴーゴー、山が鳴っていました。強風に煽られ、稜線の木々は折れんばかりでした。雑木林は葉の表裏を交互に見せ、遠目だと山腹を伝う風の道が判るようでした。その音に機械音が混じりました。白い機体が蒼空の中を滑るよう北東に向かっていきました。日中、この辺りを飛ぶのは熊本発羽田向けです。真っ直ぐ飛んでいるようで、南に流されているのが判りました。 前後します。これ、一昨日に持ち帰ったものです。軽トラ1車分。 こちらは今日の成果です。昼を挟んで合計4往復。午後4時半に作業終了。明日も頑張って運びます。それにしてもこれ、割るのが大変だな。Kさんに薪割り機を借りてこようかな。 やれやれ。片付けをしていたら、父がやってきました。「大根と芋を植えていたところをちょっと耕耘せよ」。指令が出ました。寒い中を一廻し。これも親孝行のうちかな。そういえば昼時にやってきて「漬物を漬けているが糠が足りない、買ってこい、たった今じゃ」。この注文には最が応じてくれました。 陽が落ちたら寒さが応えます。北風が身に凍みました。冷たい。薪を居間に運び込んで今日の作業は終わり。湯船に身体を沈めました。冷え切っていたので、湯の温度の下がっていくのが判りました。大げさですが、お湯に氷を入れたような感じです。風呂から出ての晩酌はiichikoのお湯割り。今日は1合だけにしておきました。昨日が昨日だったので。当てはヘルシー。キャベツを蒸したもの。Kがくれた塩ポン酢をかけました。うん、これはいける。 週末、土曜の夜は音楽です。今日はブゾーニ編曲のBachを聴きました。ピエトロ・スパダのピアノでBWV565,532等です。外の風音を忘れるほどの熱演でした。今日の一句大風に木の精までが飛ばされて寒中に奥山で垂る粒汗か今日の写真は里芋です。夕餉を終えた後、なお妻は台所でした。何ができるんだろう。私はバタンキューでしたが、彼女は夜なべのようでした。
2017年01月14日
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平成29年1月13日(金) 午前4時起床。晴れ。 このところ読書進まず。気分が乗りません。こんな折は司馬遼「街道をいく」の適当巻を手に取るのがよいです。しかし、それも特効薬にならない。写真は今日届いた本です。池上彰・佐藤優「僕らが毎日やっている最強の読み方」東洋経済新報社1,400円。 「新聞・雑誌・ネット・書籍から『知識と教養』を身につける70の極意」とあります。表紙を捲ったら2人の書斎を移した写真が載ってありました。そのうちの佐藤氏が書斎です。彼は猫好きとのこと。机上にルーブル美術館のコピーがありました。 こちらは拙宅のアルテックに鎮座のそれです。同じ形をしています。これ、ルーブルを訪ねた折、売店で購入しました。スーツケースの中に入れて持って帰りました。重かったです。 この本、読むのが楽しみです。ひとつ、余談です。自分で思うんですが、私、佐藤さんの顔に似ているような気が・・・。それを妻に話したら、ゲラゲラ笑いました。 昼休み、kusuhito氏へTEL。明日の打ち合わせをしました。薪取りを一緒する約束でした。待ち合わせ場所と時刻を決めました。電話口の向こうで彼曰く、今晩一献如何?はい、勿論です。二つ返事で新年会の約束を。場所は勿論つね三。会社が引けて午後6時前、「ごめーん」暖簾を潜りました。「いらっしゃい!」。景気のいい声とともに「たった今揚がったカマスがあるよっ!ムニエルをこさえてやるから試食してみて」。 嬉しいな。出てきました。あれっ?何だかフライのようだな。でも食べたら確かにムニエルでした。白身の甘さが格別。美味い。 燗を1本もらい、それを空にした時、kusuhito氏が入ってきました。明けましておめでとうございます。彼も最初から日本酒です。流石です。薩摩隼人は違います。ビールなんて飲みません。おっ、マコカレイがあるぞ。 大将「今が旬だわ。これを見てよ。この卵。これで1枚分なんだ」。 素晴らしい。引いてもらいました。身は白濁。鮃のような透明感はありませんでした。がしかし、こちらの方が上手でしょう。この魚、大分・杵築の城下鰈が有名です。ブランドになっています。あの小林秀雄も湯布院への折、立ち寄って賞味しました。 刺身、これだけではもの足りません。ショウサイフグの炙りをやってもらいました。肝がいい感じでした。 kusuhito氏がその白子を揚げてくれるよう頼みました。海苔に巻いて出てきました。こちらはタチポンのない代わりにこれがあります。トロリが格別でした。 そろそろ冷やに替えようか。鹿児島の人間は高知に親近感を感じるのか、kusuhito氏は土佐の酒・酔鯨を注文。グビリ。大将がサービスにとコノワタを出してくれました。あー、いい夜だ。今日は酔いそう。 次の写真は先週も食べた猪と菠薐草の炒め物。これがいいんです。生肉だし、脂肪もいい感じに付いてきました。 kusuhito氏、生まれは鹿児島。今、両親は宮崎・小林とのこと。年末年始はそこへ帰省したそうです。あれこれの話を聴きながら、イノホルをつつきました。これもいい感じ。 とその時、Jさんが入ってきました。彼は日本人だったら知らない人はいないというくらいの水産会社に勤めています。隣に座りました。あれこれ楽しい話が始まりました。彼に枕崎という焼酎を馳走になりました。これが美味かった。白波を造る大海酒造のブランドだそうです。kusuhito氏、旨そうに飲んでいたな。〆の寿司をつまんでいたら、またまたJさんからの差し入れ。カマスの酢締めです。大将が酢を見せて1時間。これは美味かった。 大将、スッポンを借りるよ。甲羅を手にしました。これを被って写真を自撮りしました。それを見て、うーむ、これはアップできないな。 Jさんの隣で飲んでいたご夫婦が、蛸チャーハンを頼みました。その裾分がありました。これもいい感じでした。大将、最近、裏メニューが多いじゃないか。午後9時、明日のことを考えて散会。いい夜でした。代行運転で帰宅。バタンキュー。今日の一句海鼠腸に早く早くとせがまれて城下を舌に乗せてのヒントかな今日の写真は「あー飲んだ飲んだ」です。西の関の燗、酔鯨、出羽桜、枕崎、無敵。
2017年01月13日
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平成29年1月12日(木) 午前4時起床。外気温2℃。氷点下を覚悟していましたが、そんなに冷えませんでした。日中は10℃くらいだったかな。曇り時々晴れ。 ストーブの火を大きくし、珈琲を淹れました。台所の鍋にベジブロスがありました。昨夜、妻がこさえたようです。屑野菜を煮出しました。ポトフに使うんでしょう。楽しみだな。柔らかくなったキャベツ、葱、大根なんぞはポン酢をかけて食べることができないかな。鰹節を振って醤油でもいいかな。当てにいいと思うんだけれど。 午前中デスクワーク。仕事のことはあまり書かないようにしていますが、今日は少し愚痴っぽい話を。立場上、営業の稟議書が回ってきます。社長決裁、或いは永年保存のものに不備があるといけません。指摘する時に気を使います。幾つもの営業部を経て後のものは、差し戻すとまた一からやり直しです。手戻りというか二度手間になります。担当へのものの言い方に注意しなければなりません。高飛車、上から目線、決めつけ、荒い言葉遣い・・・、何れも法度です。勿論嫌われたくない。言葉を選び、スマートに話そう話そうと心がけたつもりでも、思い返してつい諄(くど)くなったり。スマートさが必要ですが、この歳になっても身につきません。年度末を控え、社内が慌ただしくなってきています。稟議書が多くなります。私自身、まわしを締めてかからねば。以上、ぼやきでした。 書類をめくっていたら鶴女が「お昼、ラーメンを注文する人がいるんですが、〇長はどうします?」。ははーん、ドラエモンたち、昨晩、梯子を上ったんだな。dateline、キリノスケにジャニーズが付き合う形でした。私、昨日もだったんで躊躇しました。しかし、禁玉さんの顔が浮かび、つい便乗してしまいました。今日は12時10分到着。昼休みは15分からです。事なきを得ました。食べ物は無駄にしてはいけません。汁も当然干しました。 午後、今日も野暮用がありました。幸いなことに、たて込んだ用事はなし。後を部下に託し、会社を後にしました。昨日に続いてのポカ休。用事を済ませました。会社に戻りませんでした。妻にTEL。何かすることはあるか。彼女「里芋を掘ってちょうだい、霜のせいで煮えたらもともこもないわ」。帰宅して熊手を持ちました。わけのない作業でした。忽ち掘り上げました。一杯引っかけるにはまだ陽が高いし、仲間はまだ仕事中です。親方にTELしました。「まっちょるぞ、早く来い」。二つ返事が返ってきました。チェーンソーを荷台に積みました。早くも日の傾きかけた道を波越向け。写真は、途中、江国寺前の堅田川です。鴨がいい感じでした。鳥インフルに罹るなよ。 山に着いたら親方がお年玉をくれました。安心院ワインと菊水ふなぐちの1リットル缶、栗饅頭に蒲江の名産「うずまき」、それに生シイタケ。有り難うございます。 小一時間で15本ほどを倒しました。終わり間際に親方のユンボが不如意。キャタピラーが外れました。作業は終了。写真は材木の品質悪しを指して嘆く親方です。これらは全て豊後大野市にあるバイオマス発電所に運ばれていきます。発電ボイラーの燃料になります。下世話な話ですが、これだけで親方の手取りは3万円くらいかな。もっとあるかな。 お年玉は酒だけではありませんでした。これです。どうですか、櫟の丸太が山積み。椎茸の原木には大きすぎる丸太を、これも発電燃料にとストックしておいたのでした。「運ばれていく前になら自由にしていいよ」といってくれました。これも二つ返事。ごっつぁんです。発電用に燃やしても、拙宅の薪ストーブで燃やしても、バイオマスに変わりありません。週末の仕事ができました。腕がムズムズしました。 まだ陽が残っていました。折角ですから、玉切って軽トラの荷台を山盛りにしました。一玉の重いこと。 帰宅して、荷台の櫟をおろしました。後日、割ります。それはそれとして、妻が帰宅して、掘った里芋に取り付いていました。付き合いました。洗って髭を毟りました。スーパーの買い物籠に山盛り1杯ありました。始末を終えたら真っ暗。ランは諦めました。写真はその里芋です。あれっ?トラ、お前、ガムを噛んでいるのか? 乾かさないといけません。テーブルの上に新聞紙を敷き、その上に広げました。拙宅にはシーリングファンがあります。これを回すとすぐに乾くんです。大きいのから小さいのまでを眺めて妻曰く「1年生から6年生までだわ」。うーむ、何が流石かわかりませんが流石元教師です。 里芋は屋外の水仕事でした。体が冷えました。風呂に入り、温まりました。iichikoのお湯割りが美味しかったです。妻も早速ロゼを抜栓。楽しみました。親方、有り難うございました。お年玉を。今日の一句この歳になっても嬉しお年玉里芋の髭を毟りて十五夜に今日の写真は馬酔木です。親方の山で撮りました。蕾が大きくなっていました。大分の藪山にはこの植物が多いです。 もう1枚はニャンコ。波越の林道で出会いました。私は里向けに、彼は山奥に向かって小走りで消えていきました。この時刻です。これからどうするんだろう。もう1枚、オマケです。玉切った櫟を荷台に積んでいたら、低空をプロペラ機が旋回。自衛隊のものかな。翼が胴体の上に付いてありました。
2017年01月12日
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平成29年1月11日(水) 午前4時起床。晴れ。 今日の昼もサンドイッチ1パックと野菜ジュース、の予定でした。午前、韋駄天が「弁当がないのでラーメンをいきますがどうします?」。嬉しい声かけをしてくれました。禁玉さんが禁ラー中なので、兄弟分の私が精を出して食べなければなりません。冷蔵庫に入れているそれは明日に回して誘いに便乗しました。出前は先の土曜日、突っこんだ店「南国」からでした。価格は勿論5/6ラー。嬉しいワンコインです。12時に配達がありました。昼休みは12時15分からです。その間が長かったです。ちょっと伸びました。 啜りながら、部下の会話に耳をそばだてました。なになに、今日はノー残業デー、午後5時半スタート、河岸はG8だって?飲み会の打ち合わせでした。誘われました。グラッときました。でも走らないといけないし。どうしようか迷いました。とその時、電話が鳴りました。父からでした。勤務時間中、スマホにかけてきても出ないようにしています。それを知ってか、昼休みに時折、会社の交換を通してかかってきます。内線電話は取らざるをえないと思っているのでしょう。父「漬物樽が足りない。直径60cm、深さ50cmのものを4つ買ってこい」私「週末じゃーいけないの?」父「たった今じゃー」仕方がありません。幸い、たて込んでいませんでした。夕刻のミーティングを部下にお願いし、午後3時を過ぎてポカ休を取りました。G8に突っこむのはお預けになりました。それにしてもです、ドラエモン、韋駄天、dateline、キリノスケの4人は、新年会を何回すれば気が済むんだろう。付き合い1番身体は2番の連中ではあります。 話は戻ります。夕刻、DIYに突っこみ、所望のものを買いました。勿論勘定はこちら持ち。お年玉と考えれば安いものです。大学まで出してもらっていますから逆らえませんし。写真は父がこれから漬け込む高菜です。収穫して天日干ししていました。向こうの小屋の横にまで沢山です。 家に戻って午後5時前。トラがネコカリをねだってきました。もう少し待ってろよ。 着替えて走りました。ラン6km。もちょっと距離を稼ごうかと思いましたが、4kmのところでSさんに遇って立ち止まりました。彼は地域おこし協力隊の一人です。暗くなり始めて猶、山あいの野良に出ていました。声をかけました。「もう止めませんか」。彼「ああTさん、人参をあげましょうか?」当然二つ返事。いい形を3本引いてくれました。それを両手に持ってなお2km。14夜の月が元越山の稜線を昇る下を、人参を抱えて走るの図は自分でも可笑しいくらい快感でした。写真はそのブツです。立派な赤です。有り難うございました。 野菜の写真ついでということで自慢話を。私、嘘をつくのと自慢話が好きなんです。時々書き込みをいただく「うらこ」さんが昨日、野菜の高騰を嘆いていました。翻って拙宅は勝手口を出たらです。キャベツ、白菜、大根を穫り放題は大げさですが、妻と2人分には余るだけが植わっています。足らないものは父の畑にあります。それでも折は隣のおいちゃんのを泥棒。写真は丸々のキャベツです。うらこさん、一家で佐伯に戻ってきませんか。 晩ご飯は、それを刻んだもの。おかわり自由とは妻の弁。メインはカキフライでした。覚え最近の新聞読書欄から池上彰・佐藤優「僕らが毎日やっている最強の読み方」恩田陸「蜜蜂と遠雷」(私、恩田陸は男だと思っていました)小川糸「ツバキ文具店」宮本輝「草花たちの静かな誓い」戸山滋比古「新聞大学」今日の一句蕗の薹大寒前に顔を出し今日の写真は、早くものフキノトウです。蒟蒻畑の中に顔を出していました。義母の作る蕗味噌を食べたいな。
2017年01月11日
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平成29年1月10日(火) 午前4時起床。霜降。昨日の大風が嘘のような夜明けでした。未明はまさに「深深と」でした。 終日デスクワーク。私、仕事の半分はセクレタリーのようなことをやっています。弊社宛の賀状に目を通すのも業務のうちです。弊社交誼の各界各層から届きます。手に取りました。企業・会社からのものは社風イメージ彷彿。個人からは趣味、センスを色濃く感じるものがあり、眺めて楽しかったです。見終えるのに1時間かかりました。運輸関連とデスプレイ関連、何れも上々会社からのものにセンスを感じました。枚数や差し出し元は書くこと能わずです。その中の1枚だけを。NHKからは柴崎コウの直虎が写真でした。 NHKといえば海外ドラマ「刑事フォイル」、年が明けて第2シリーズが始まりました。面白いんです、これが。去年の春に尻すぼみ。最後の1回は、放送がありませんでした。再開されたので今後が楽しみです。会社が引け、真っ直ぐ帰宅。家に着いたら真っ暗でした。ストーブの灰をブリキのバケツに移していて、えい、きょうはもういいや。走るのはやめた。風呂に入り、冷やを一杯引っかけました。ほろ酔いで録画しておいた第1回を見ました。 書くことがないので先日に聴いたラジオから。先日の日高晤郎ショーで札幌市のおもてなしが取り上げられました。晤郎さん曰く「何がおもてなしだ、つーことは裏ばかりじゃねーか」。なるほど。ニヤリ、来ました。以前、キンノジが「こどもがまん中」をして、「こども我慢中」と宣いました。フフフ。戻ります。写真はPOLAの広告です。日経広告賞ブランド・ファッション部門最優秀賞受賞作品だそうです。脈絡はありませんが、これ、「おもてなし」を多彩に表現しているんだそうです。「昨年のバレンタインデー、ポーラは顧客への『LOVE』の気持ちをショッピングバッグに託した・・・」。ふーん、そんな「裏」があったんだ。横に講釈、いや解説が書いてありました。これも企業イメージ彷彿です。 何だか今日は変な文になりました。写真も少ないな。でもまあいいや。今日の一句味噌汁に葱を入れての粥となり今日の写真は熊谷守一(くまがやもりかず)の「白猫」です。日経に掲載されていました。そのことをして、彼の作品が愛知県美術館に多くが所蔵されていることを今日知りました。昨春、訪名の折、そこを訪ね、ピカソ展を見ました。そのおり、木村定三コレクションを知らず「仁和寺の和尚」になってしまいました。残念です。
2017年01月10日
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平成29年1月9日(月) 午前4時起床。晴れ。正月明けのブルーウィークリーを経て今日も休みの3連休。ありがたいことです。こんな日はチェーンソーを回したい。昨日、薪ストーブ仲間、同じ木立に住むKさんと打ち合わせを済ませていました。午前8時に待ち合わせ。写真は彼の家に向かう途中、朝日の昇る前の岡の沖です。部分的の朝霧に幽玄の図。いい感じでした。 彼の家は白壁のメルヘン調。どうですか、この煙突。もくもくの煙が温かさを醸していました。 彼を誘い、波越の山へ。親方が櫟を寄せてくれていました。玉切るだけにしてありました。薪ストーブ愛好家垂涎の極上薪です。早速玉切りました。 チェーンソーは私。Kさんが荷役です。忽ち荷台が一杯。30分で満車となりました。二人の作業は捗ります。斧で割らずに、丸のまま持ち帰りました。 立派な樫も誂えてありました。ありがたい。こちらもチョン切りました。それにしてもKさんはよく働きます。体力があります。 親方、有り難うございました。今日の薪、私の仁義に使わせてもらいます。実を言うと昨年末、Kさんに次男が生まれたんです。そのお祝いにこの薪をと考えたんです。人のもので仁義をする杣夫です。大分・佐伯弁でいうと「こしい」私です。有り難うございました。変わりと言ってはなんですが、今度、山で杉を沢山倒してあげます。待っちょってくんなさい。写真は波越沖、駒打櫟販売所に缶コーヒーを飲む彼の図です。 Kさんの家にとって返しました。奥さんが美味しい珈琲を馳走してくれました。写真は彼の家の薪ストーブです。横長のモダンでした。こりゃーいい。 赤ちゃんの顔を拝見。美人の奥さん似でした。丸々と太った男の子。赤子を近くで見るのは久しぶりです。幸せな気分になりました。 さて、次は薪割りです。Kさんの家には薪割り機があります。エンジン式です。15トンの油圧式。 バリバリ割っていきます。斧をハネ返す節があってもなんのそのでした。これ、いい機械です。欲しくなりました。でも拙宅の大蔵大臣は許可しないだろうな。元気のあるうちは、斧で我慢だな。オーノー。 今日の成果です。私からの誕生祝いです。乾いて燃やせるようになるには、あと1年必要です。気の長い祝いの品です。 帰宅しての昼食は昨晩の鍋を雑炊にしたもの。掻き込んで満腹になりました。本を読んでいて眠くなりました。午睡1時間。目の覚めて着替えました。強風の中、ラン10km。5kmを過ぎて調子がでるようになりました。そろそろレースを考えてもいいな。そろそろインターバル練習を交えようかな。 戻ったら大相撲が佳境。残念ながら嘉風は負けました。1勝1敗。頑張れ。今日の当てはチダイの塩焼きと刺身でした。九平次、北雪、いい酒は全部飲んでしまったので、菊水ふなぐち熟成を流しました。バタンキュー。写真はその刺身です。軽く漬けのタレをかけました。深くも甘い味でした。今日の一句初仕事松の明けても鯛尽くし今日の写真は、過日も掲載した隼です。薪取りの帰り、津志河内橋から写しました。此処でよく見かけるということは、縄張りとなんでしょう。Kさんは一目見て直ぐにその名を言い当てました。流石です。
2017年01月09日
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平成29年1月8日(日) 午前4時起床。夜来の雨は昼を過ぎても残りました。午前の降り様、雨脚が強かったです。まとまった雨量になりました。 昨夜、寝る前「この本を読んでみて」と妻に勧められました。起きて未明に読みました。「発達障害に気がつかなかったあなたが自分らしく働き続ける方法」高山恵子・すばる舎1,500円。読んでみて目から鱗。うーん、私はADHDだったんだ。前々から、薄々そうかもしれないという思い、自覚のようなものはありました。会話していて、話の飛ぶ私です。妻はそれに気付かせるため、読ませたのかな。普段、この手(ハウツーものや新書の類)は殆ど読みません。もっぱら小説です。勉強になりました。 休日の朝は、妻の起きてくるのが遅いです。今日もそうでした。珈琲を淹れ、何か甘いものはないかな。冷蔵庫を覗きました。おっ、チダイだ。大きいのが1枚。誰にいただいたんだろう。とりあえず捌くとするか。朝のうちにやっつけました。 頭と骨は潮汁に。腹身には塩を打ちました。とっておいて塩焼きにします。身はムニエルにしようかな。1/4は刺身にして義母に届けよう。 ブランチをして、なお外は雨。仕方がない、終日読書と決め込みました。佐々木譲の文庫本を手に取りました。彼の小説は大方を読んでいます。ブックオフで未読を見つけた時は嬉しいです。今日の一冊がそれでした。 午後3時、お客さんがありました。野暮用でした。一緒に出かけました。それを済ませて家に戻りました。夕刻、雨があがりました。走りました。 おっと、その前に。兄夫婦は両親と同じ棟続きに住んでいます。昨日、福岡の大学に通う甥っ子が帰省。今日の成人式に出るためでした。お年玉をやってなかったので、それと合わせ、お祝いを渡しました。そこまではよかったのですが、家の横に飼い犬を繋いでいます。マックスという名のビーグルです。声をかけながら横を歩いたその時でした。頭をガーン。脳しんとうを起こしそうなくらい、頭頂を殴られました。梅の大きな枝に頭をぶつけたのでした。下を向いてしかも帽子の庇。まったく気付きませんでした。大きな瘤が出ました。正月早々、拳骨をもらいました。畜生め。 ラン5km。汗を流したら、頭の打ったところが沁みました。帽子が薄かったので、摺り傷になっていたんでしょう。 風呂から上がったら「あなた、今日は鍋よ」。嬉しいな。でも間に合いません。ガンズ(ナガヅカ)を当てに冷やをグビリ。この寒干しは絶品です。氷下魚のような臭い(それはそれでいいんですが)がありません。塩辛くもありません。噛めば噛むほどジワリ、旨味が出てくるんです。釧路・北大通り東家の女将さん、有り難うございました。重ねてお礼を申し上げます。 おっ、メインが出てきました。豚肉と、写真では判りませんが鶏が入っていました。具の減って、うどんを入れました。満腹になりました。 このところ、ブロ友の日常にウイちゃんが登場しています。釣られてやってみました。これを嘗めながら映画「しあわせのパン」を見ました。北海道・洞爺湖畔が舞台のほのぼの系でした。10点満点中8点。今日の一句初芝居ならぬ映画に見入りけり今日の写真は蕪です。先日は大根でした。これも父の所為です。漬物にするんだろうか。正月早々ではあります。
2017年01月08日
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平成29年1月7日(土) 午前4時起床。晴れのち曇り、宵の口に落ち始めました。 昨夜の酒に帰りは自動車を運転すること能わず。会社近くの駐車場へ置いたままでした。昼前、所用で出かける妻の便をもらい、送ってもらいました。着いて空きっ腹でした。飲んだ翌る日のラーメンは堪りません。そうすることにしました。南国に突っこみました。午前11時。お兄さんが暖簾を出すと同時でした。一番乗り。豚骨でした。5/6ラー。ワンコインでした。汁を干しました。人心地のつくとはこのことです。 とって返す途中、DIYに寄りました。拙宅の三人掛けソファー、尻下の支えが接木になっています。そこに隙間ができてギシギシ。いけません。危ないです。副えの金折を買いました。帰宅して電動ドライバーで固定。木ねじをねじ込んでやりました。見てくれが悪くなりました。目につかない箇所とはいえ、気にすると見えてしまいます。でもいいや。これで巨漢が来宅しても大丈夫。写真を取るのを失念。 午後はAmazonで映画「ラーメンガール」を見ました。10点満点の5点。注いで読みさしの文庫本を手に取りました。しばらくして今にも泣き出しそうな天気に気がつきました。父の家に薪一輪車一杯届けた後、走りました。出発の折、足もとにホトケノザが紫の花をつけていました。新春です。隣のA姉が夫婦して豌豆の支柱をこさえていました。生の竹枝でした。青々とした葉が付いていました。これも春を控えてのこと。いい感じです。 ラン10km。小中尾の林道から向津留、岡の沖まで回りました。写真は途中で遇ったゴールデンレトリーバーのジョイです。TのMちゃん夫妻が散歩に連れ出していました。彼と会うのは4回目かな。顔を覚えてくれて、お座りが上手でした。鼻の頭が黒い。いい感じでした。 書くことがないので、先日、1月3日つけの日経に見つけた小さな記事を。共同通信がノーベル賞の選考機関スウェーデン・アカデミーに資料請求して判明した内容が書いてありました。50年前、1966年の選考過程についてです。川端康成は1968年に文学賞を受賞していますが、その2年前にもあと一歩で受賞に手が届くところにいたというないようです。続けて「この年の候補者総数は72人。日本人は川端と詩人の西脇順三郎。63~65年にも候補となり、63年には最終候補にも残った三島由紀夫は、66年は含まれていなかった。アカデミーは65年に谷崎潤一郎が死去して以降、日本人では『川端がただ一人、受賞に値する』と指摘・・・」 谷崎、誠に残念です。それにしてもです、これをしてです。村上春樹氏の小説、時代とともに文学も変わっていくのでしょうが、何度も書きますが、彼の受賞はあり得ないと思うんです。彼の本、惹かれますし、読んで面白いです。好きな作家の一人です。がしかし、アカデミーの川端をして言わしめた「感情あふれる丁寧で優雅な文体、洗練された芸術的なニュアンス」は村上にない。春樹節の文体ではないんです。偉そうなことを書きました。ファンの皆さん、ごめんなさい。今日の一句踏みしめし今日の足下仏の座今日の写真はカラスの水浴びです。場所は門の鼻橋下流です。これも春と言えば春です。
2017年01月07日
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平成29年1月6日(金) 午前6時起床。後れをとりました。曇りのち晴れ。 終日デスクワーク。昼食はローソンサンドイッチ1パックとヤクルトの無塩野菜ジュース。昨年の11月くらいからこの食生活を続けています。 ちなみに朝はご飯と味噌汁に香の物。それに時々納豆若しくは干物が付きます。至って質素です。然るに今日、某紙記者、市村正親似の方が私のブログを見て「馳走ばかり、結構な食生活をしていますね」と宣いました。とんでもない、朝昼は節度というか節制、倹しく控えめ、低姿勢なんです。加えて適度の運動。それをして夜の酒なんです。何にご理解をかは判りませんが、とにかくご理解をば。 話は戻ります。今日の朝礼はdatelineの当番でした。彼曰く「昨晩、やっと三社詣を終えた」とのことでした。ここで言う三社詣とは、彼行きつけの飲み屋3軒に新年の挨拶回りを意味します。うーむ、新年早々です。流石です。頭が下がります。部下の善行は上司も見習わなければなりません。私も自分の河岸へ遅ればせながらの挨拶を。 会社が引けて真っ直ぐつね三へ。一番乗りと思いきや、既に一人の客。Nさんが鰹を当てに黒霧をやっていました。彼、酒屋を営んでいましたが店を息子へ譲り、今は自適です。「仕事をしていないからね。することはこれくらいしかないんだ」。何だか寂しいな。 大将とUさん(仲居さん)に新年の挨拶をしました。「Uさん、燗をつけてちょうだい」。通ったのがきました。お通しは猪の煮付けでした。 締め鯖が美味しそうでした。もらいました。酢を見せただけのよう。こうでなくっちゃ。 おっ、猪の生肉だ。 「本日のメニュー」を見ると、これの菠薐草炒めというのがありました。それをこさえてもらいました。柔らかい。絶品でした。牡丹肉はこれからが旬です。 あっ、妻がやってきました。そうなんです。此処で待ち合わせ。食事をして私は帰宅。彼女はコーラスの練習へ出かける算段。ごま出しうどん・鯵寿司セットを頼みました。これ、ランチメニューなんです。800円。安上がりの妻です。 それにしてもの好い色合いです。鯵寿司は鮮度が勝負。抜群でした。ネギと生姜必携。 とその時でした。ガラリ、戸が開き、男前が入ってきました。私の隣に座るなり「此処のうどんが美味しいと聞いてやってきました」。大将が「どちらから?」。曰く「デトロイトからです」。えっ、デトロイト?嘘ではありませんでした。凄い、アメリカまでつね三の名が知れ渡っているのか。それをきっかけに話が弾みました。夫婦してアメリカ生活3年目、某会社の支店で営業をしているとのこと、休暇を取り、出身の福岡へ単身帰省、各駅停車を乗り継いで二豊・日向路を旅行中とのことでした。袖触れ合うも多生の縁、折角ですからと三人で写真に収まりました。顔だし許可をいただきました。 あー飲んだ飲んだ。1時間半で出来上がりました。 妻に連れ出されました。帰宅は午後7時前。日本酒ばかりを飲んでいたので喉が渇きました。プシュッとやって、薪をを居間へ抱え込みました。千鳥足になっているのが時分でも判りました。アブナイアブナイ。ストーブの火を大きくしてバタンキュー。今日の一句初燗やミシガンからの客迎え廻礼に足をとられて妻が角今日の写真はつね三のおせちです。2段重ねを6軒分作ったそうです。タブレットの写真を見せてもらいました。拙宅は無粋につきこれのない正月でした。今年の年末は大将にお願いしようかな。
2017年01月06日
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平成29年1月5日(木) 午前4時起床。曇り。 未明に本を読んでいると、南の空からゴーッという音が聞こえてきます。拙宅は木造のあばら家です。外の音がよく入ってきます。その音はジェット機でした。何処から何処への便なのか、誰が乗っているのか、どんな人生を抱えているのか。いつものことですがあれこれを想像して想い遙かです。 そのことをして、フライトレーダーというサイトがあります。世界中、今現在、何処をどの航空会社の便が飛んでいるか、一目瞭然、確かめることができます。地図上を機影が刻々、動いていく様を目の当たりにできます。今朝、未明の音を確かめてみました。豊後水道を行くそれにカーソルを合わせました。ヒューストンから台北行きのエバー航空51便でした。フライトレーダーは航跡を辿ることもできます。そうしました。メキシコ湾に近いまちを発ってロッキー山脈を北上、バンクーバー付近で北太平洋に出てベーリング海へ、カムチャツカ半島沖を飛んでアリューシャン列島を跨ぎ、千島列島に沿って南下、亮さんの住むまち釧路の沖を南西に、後は東北地方を縦断、日本海側を列島沿いに南下して今大分・佐伯の空を飛んでいる。遥か遥かとばかり書きますが、うーん、遥かです。轟音がロマンチックな音に聞こえます。外に出て振り仰ぎました。その点滅が見えました。おいトラ、お前にも聞こえるだろう、テキサスの風音が。トラ「そげなもなー聞こえん」 閑話休題、今年は週の半ばが仕事始めでした。昨日は色々あったので、役員会は今日になりました。それが終わり終日デスクワーク。 昨日、今日と、部下たちは新年の挨拶回りに精を出しているようでした。といっても夜の話です。いくら飲んでも飲みたりない輩たちではあります(私も同じようなもんですが)。 私は真っ直ぐ帰宅。暗い中をラン6km。走り始めは寒かったですが、5分経って汗ばみました。年末年始の休暇中も毎日走りました。体調がよいです。汗を流した後は私も夜のお勤めです。暖簾でするか家出するかの違いだけです。今夜はこれにしました。佐伯飛翔。地酒です。ぶんご銘醸謹製。焼酎藏でしたが、数年前に日本酒も造り始めました。1年目は首を傾げざるをえませんでしたが、随分とよくなってきました。 当てにこれが出てきました。メジナのソテーでした。オリーブオイルの香り、ニンニクが効いていい感じでした。妻は赤を合わせたようでした。 おっ、カツレツだ。中身はソテーと同じ。これもいい感じでした。いつもながらの手料理、感謝感謝です。 料理が美味いので4合瓶は忽ちでした。焼酎に手を出し自爆。バタンキュー。今日の一句楪のあればよしやのカツレツか同僚が御用始めに微醺さす今日の写真は昨年、2016年の主な文学賞受賞作品一覧です。殆ど読んでいません。下世話な話ですが、ブックオフに100円で並び始めたら購入します。
2017年01月05日
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平成29年1月4日(水) 午前4時起床。晴れ。外気温2℃。霜降。霧。 仕事始めでした。朝一、社長の訓示がありました。以降はデスクワーク。年末に始末のついたはずですが、思いのほか稟議書が多かったです。 30日の午後出社したものの、ほぼ6連休。新聞が貯まっていました。急いでチェック。見出しの飛ばし読みは毎日の日課です。弊社関連の記事をスキャナに保存します。地元関連の記事で目を引いたのは、大分・佐伯の私学日本文理大学附属高校野球部が沖縄・八重山商工の監督を招き、甲子園を目指すという内容。いいぞいいぞ。 面白そうで面白くなかったのは全農会長と自民党農林部会長の対話。コーディネイターの振りが煽るようなことをしなかったからでしょう。期待はずれでした。 興味を惹かれたのは「平均車齢」が22年連続伸び続け、8.44年になったという内容。新車登録して手放すまでの期間です。新車を購入した人が車検を2回受けたら手放していたのが、3回に伸びたということでしょうか。加えて「平均使用年数」も上昇傾向、12.76年になったとのこと。壊れにくい車になったとありました。ポンコツという言葉がありましたが、町中でそれをあまり見かけなくなりました。確かにではあります。 気になったのは大晦日だったかの日経一面でした。日銀総裁の顔写真とともに金融政策は間違っていないと豪語の見出し。よく言うよと思いました。しかしそのとおり、大発会の日経平均は500円近くの大幅高。各紙がトランプ氏就任や英国のユーロ離脱をして先行き不透明、混迷の時代到来を懸念、不安を滲ませる論調ばかりなのに、どうしてでしょうか。昨年末の週刊紙にアベノミクスをアホノミクスと揶揄する見出しもあったのに。おかしいな。日本は世界一の借金大国です。大丈夫でしょうか。 おっと、経済のケの字もわからない杣夫です。門外漢があれこれ考えても詮のないこと。こちらのほうがいいや。紙面の1ページ全部を使った特別ドラマ企画、日テレ「天才バカボン2」 の広告に目が留まりました。1月6日(金)夜9時からの放送だそうです。写真のないのが残念です。このドラマ、実写です。うなぎ犬は出るんだろうか。楽しみです。 写真は平均車齢を説明する日経「きょうのことば」です。 仕事が引けてホテルNへ向かいました。今夜は地元商工会議所が主催の年始交歓会でした。早めに会場入り。隅の方に席を取りました。まだガラガラでした。 乾杯直前はこんな感じになりました。 代議士、県議、市議、官公庁・学校、各種団体・企業のトップ、商工会、商工会議所の役員・議員。200人あまり。午後6時に始まって午後7時半散会。流石商工会議所です。終了予定時刻ピシャリに終わりました。各人、夜のまち、馴染みの店に消えていきました。私はノンアルコール。ウーロン茶で我慢しました。真っ直ぐ帰宅。野暮用を片付けました。就寝前に一杯引っかけようと思いましたが、折角なので我慢。今夜は星が綺麗だったです。今日の一句今年もとペコリペコリの互礼会着衣初背広もそうと言わしめて屠蘇気分御用始めに居場所なし今日の写真は未明の読書です。ネタ切れにつき、こんなものしかありません。でもこの時間が至福なんです。活字に没頭すると、何もかも忘れます。
2017年01月04日
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平成29年1月3日(火) 午前4時起床。晴れ。年末年始の休みは今日で終わり。穏やかな晴れが続いてよかったです。娘は出発しました。日豊線、山陽、東海道の新幹線を乗り継いで上京。いつものことではありますが、見送るのは寂しい。妻が焼いた時鮭のほぐし身でおにぎりをこさえ、持たせました。写真は朝ご飯にと焼いた鰤鎌です。 娘は耳の遠くなった父と腰の曲がった母(彼女にとっては祖父母ですが)に別れの挨拶をしました。朝のうちに佐伯駅へ送りました。写真は玄関に見送りのトラです。 木立の山は深閑としていました。喧噪の都会へ向かうにあたり、心づくしの餞別風景ではありました。 帰宅したら、トラが塞ぎ込んでいました。おーよしよし、お前も寂しいんだな。隣に座り、寂寥を嘗め合いました。 娘の使った蒲団を干した後は、2人とも無聊。落ち込む妻への薬は甘いものに限ります。駅からの帰りにケーキを買ってありました。コーヒーを淹れました。子どもたちのこと、両親・義母のことなど、あれこれを話しました。毎日一緒に生活をしていても、話すことは多いです。積もる話はこういう日に限る場合もあります。写真は玄関先に咲き始めたサクラソウです。一輪を見て、ちょっと気分が晴れました。 よし、走るぞ。着替えました。妻「あなた、散歩しないこと?」。言を入れました。じゃー歩くか。父の山を覗くことにしました。4kmあまりのところにあります。写真はAのMちゃん宅脇に鎮座の地蔵です。歩き始めて直ぐ、鮮烈な赤が目に飛び込んできました。新調なって彼も初春です。 陽の傾いて、山の色がいい感じです。が、九州百名山に名を連ねる元越山は、手前の尾根に隠れてピークを眺めることができません。 小中尾集落の辻に座る地蔵です。こちらは祠の中に。江戸末期なんでしょうか、それとも明治に入ってのものなんでしょうか。地元の歴史研究家、林寅喜さんが書いた「木立の歴史」を紐解くと判るかもしれません。 林道にさしかかりました。足子尾線は開設が大正5年。ずいぶん前です。 椿の小一輪がよろしい。色合いが得もいえぬ感じです。 いたる所にマンリョウが。何時も思うんですが、これを掘って鉢に植え、道の駅なんぞで売ったら儲かるだろうな。 次の写真は妻です。檜林の中に転がる大きな石の前でポーズ。写真では判りませんが、少し晴れた顔つきになっていました。よかった。曰く「新幹線はもう東京駅に着いた頃だわ」 もう1枚は大杉と私です。白髪頭はそれとして、後ろの木を切る時は来るんだろうか。その折、材木の値段が上がっていたらいいのにな。 帰りの細道に椿の実を見つけました。カリカリに乾いていました。 散歩は1時間50分。よもやま話の続きをしながらでした。ネガティブな妻とパンパカパン、ケセラセラの私です。ああ言えばこう言う、こう言えばああ言うの掛け合い。時間を短く感じました。走らず。帰宅して風呂を浴びました。嗚呼、これで正月休みも終わり。明日から仕事だ。しかし、まだ鋭気を養っていません。養うことにしました。へっへっへ。これなんです、これこれ。佐渡の銘酒北雪YK35。これも甘露中の甘露。妻にも注いであげました。「あら、おいしいわ。猿酒とは大違い。背筋のピンと伸びる味とはこのことよ」。ふっふっふ「そうだろう、そうだろう」。当ては豊後水道の釣鰤。天然です。熟成して美味しくなっていました。今日の一句若水を流す妻の手皺の寄り今日の写真は歩いた林道脇にある「ほおじろの里」です。前にも掲載したことがあります。小中尾のMやんが1人でこさえました。手造りの小さな別荘です。中にはTV、カラオケ一式、オーディオ、冷蔵庫があります。露天風呂も併設。ブランコが揺れていました。ん?駐車場にはこんな注意書きが。ふーん、UFOが来るんだ。
2017年01月03日
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平成29年1月2日(月) 午前4時起床。晴れ時々曇り。未明の外気温6℃。日中は15度前後だったかな。 朝ご飯を食べてさあ箱根駅伝だ。とその時、電話が鳴りました。父からでした。「ブリをもらった、捌け」指令が出ました。正月早々勘弁してよ、でした。でも逆らえません。堪忍堪忍、これも孝行のうち。ランの格好に着替えました。さばき終わったら、走る算段でした。魚はおっ、マルコメ印だ。知る人ぞ知るブランドです。丸々と太っていました。 有次の出刃で頭を落としました。ウヘーッ。手が血で真っ赤になりました。 三枚におろす途中の図です。正月早々に無体なことではあります。 手が魚臭くなりました。お湯を使いハンドソープで洗っても取れません。えい、ままよ。長靴をランシューズに履き替えました。8km。暖かい陽射しの下でした。額の汗を臭い手で拭いました。シャワーの後、遅い昼をしました。メジナのムニエルがよかったです。プシュッといきたいところでしたが我慢しました。以降、本を読んだりAmazonビデオで映画を見たり。「トト・ザ・ヒーロー」がよかったです。 夕刻、出かけました。小学校・中学校を一緒した連中と同窓会。当時、木立にはまだ中学があり、2年までの8年間、ずっと一緒でした。途中、2組に分かれたこともありましたが基本44人1クラス。而して全員が幼馴染みです。3年の春、廃校になって城南という市街地の中学に通いました。1学年6クラスに散らばり、疎遠になりました。幹事のCさんが当時の写真を持ってきてくれました。小学校4年のものです。 こちらは中学2年時。廃校になる折の記念写真です。後ろは木造の襤褸校舎。部活動は陸上、女子バレー、男子卓球だけしかありませんでした。 そして今の写真です。皆、歳を取りました。11人集まりましたが、少し早くに帰ったので写っているのは10名。高校教師、郵便局を退職して病院の事務方、造船所のクレーンオペレーター、散髪屋、花屋の奥さん、看護師、高等専門学校の講師、水産加工会社のマネージャー、病院食の調理方、小学校の教師、それに私です。木立は農村ですが、農業を生業にしている者はこの中にいません。44人中であっても1人だけ。 中華料理を囲んで昔話に花が咲きました。楽しかったです。多くが2次会に流れました。私は皆にサヨナラし、真っ直ぐ帰宅。次回は私とMが幹事です。還暦の年開催です。今回幹事のK坊、Cさん、有り難う。今日の一句お前俺同窓会に花の咲き苟且を嫌い染めずの白髪かな今日の写真は手に取ったスペイン民話集です。面白かったです。謎話、笑い話、教訓話、メルヘン、悪者話、動物昔話など合計82話。そのひとつが「聖女カタリーナ」です。表紙に書いてありますが、芥川龍之介「蜘蛛の糸」の原話です。龍之介の時代、既にエスピノーサは翻訳されていたんだろうか。それとも彼は英語で読んだんだろうか。本の地に佐々木晶子という人の名前がスタンプしてありました。これ、ヤフオクだったか古本市だったかで求めたのですが、こういう痕跡に出会うと、本の内容とは別の想像も膨らみます。一冊で二度楽しめる。
2017年01月02日
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平成29年1月1日(日) 午前5時起床。快晴。早朝の外気温2℃。妻が早起きしてきました。「あなた、初日の出を見に行くわよ」。へーっ、珍しいこともあるもんだ。大急ぎで着込みました。着膨れて出発。娘はまだ夢の中でした。畑野浦峠を越えて尾浦方面に折れました。空の地蔵に向かう途中が絶好のビューポイントなんです。道は崖の上を走ります。頂上の辺りは混み合います。それを避けて此処でいいや。車を停めて降りました。空気が冷たかったです。耳を澄ますと潮騒に混じり、鳥の囀りが喧しかったです。眼下は沖黒、地黒と千畳敷が手に取るよう。彼方は鶴御崎です。灯台の点滅がはっきり見えました。 バイクの人やロードレーサーをこいで上がってきた人も。夏、私もキャノンデールで此処を越えました。懐かしいな。あれこれ思っていたら、おっ、出てきたぞ。午前7時20分でした。 元日にご来光を見るのは初めてです。妻「これを見ると厳粛な気持ちになるわ」。私は天邪鬼です。毎日繰り返されているのに、何がありがたいんだか。 妻「熊野神社にお参りして帰りましょうよ」。私「賽銭をもっちょらん」。妻「あなたの分もあるわ」。私「10円でいいぞ」。畑野浦トンネルを戻りました。家の近くにある氏神熊野神社です。 札やおみくじは勝手にどうぞ。参拝の人が置いていった千円札がむき出しになっていました。こういうのが微笑ましくてよいです。大分の銘酒西の関もかわらけと一緒に。御神酒です。これも好き勝手に飲んでよいのです。誰もいませんから飲み干してもいい。でも止めました。ランが待っていましたから。 朝ご飯は雑煮でした。娘が手炙りに網を載せ、餅を焼いてくれました。これ、母と友人のSさんがついたものです。初日の出や神社参りより膨れるの図にこそ正月、気持ちの改まるのを感じる私です。 拙宅はイリコでだしをとります。餅が3つ入っていました。娘と妻は2つずつ。余談ですが、nkucchanとこの雑煮に似ているような。でもこちらは蒲鉾が薄い。「おい、お母さん、もっと厚くきってよ、nkucchanとこに見劣りするじゃーないか」 閑話休題。元日の楽しみは新聞です。トップの見出しは「試される民主主義」(朝日)でした。米大統領選と英EU離脱を民意の暴走なのではと心配、憂える切り口でした。民主主義の何たるかを考える特集の始まりでした。私、難しいことは判りませんがなんとはなしにいい企画のようです。それはそれとして、民主主義の主義という言葉、ガキンチョのころから数多聞いたな。個人主義、帝国主義、利己主義、人道主義、楽天主義に自由主義、資本主義、無政府主義、モンロー主義、社会主義、マルクスレーニン主義、反共主義、保守主義、三民主義、平和主義、禁欲主義、拝金主義、帝国主義、学歴主義、現実主義、イスラム原理主義・・・。疲れるだけあります。そのはずです。何でもかんでも主義を付けてそれが意味を持ちますから。例えばです、蕎麦主義、ラーメン主義,B食主義。 昼前、届いた賀状を読んだあと、走りに出かけました。快晴でした。気温が上がり、いい陽気でした。 林道にさしかりました。椿が花を落としていました。 谷筋は若水の流れでした。こういうのにこそ元日が似合うと思うんです。 イチゴハウスの中は春です。写真では判りにくいですが、赤い実がビニール越しに見えました。余談ですが、向こうの山、左手のピークは生目山(いきみやさん)です。頂上に目を祭った祠があります。 ラン10km。腹が減って、最後の方は歩いてしまいました。シャワーを浴び、プシュッ。昼ご飯はブリの煮付けでした。もう1本プシュッ。忽ち酔いが回りました。午睡。目の覚めて夕刻、妻の実家へ。義母に新年の挨拶をしました。4人連れだって近くの若宮八幡へ初詣。木立のそれと違い、此処は賑わっていました。巫女さんたちが破魔矢や札を売るの図です。飛ぶように売れていました。 おみくじの種類もおおい。 今夜は義母宅で夕食。おっと、その前に練習する必要があります。プシュッ。男は黙ってのこれです。 今夜のメインはこれ。鰯のつみれしか見えませんが、牡蠣と河豚が入っていました。おせちはありません。 汁に少しのポン酢を足し、カボスを絞り込むのが流儀です。 流した酒はこれ。義母は酒に無関心なので、飲む折は持ち込みます。それを失念。コンビニで見繕いました。 鍋を囲みながら私の息子のこと、義弟夫婦とその子どもたち、義妹の実家のこと、あれこれを話しました。義父の思い出も。亡くなって13年になります。灯明をあげました。いい正月でした。帰宅して見るともなしに映画「奇蹟のリンゴ」を見ました。バタンキュー。今日の一句若水に泳ぐ小魚陽の射してカメラ手に新年を撮る空青し今日の写真は私です。若宮八幡の御神木前で撮しました。大きな木を見るとチェーンソーの刃を入れたくなります。
2017年01月01日
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謹賀新年 皆様、如何お過ごしですか。私たち夫婦は息災です。元旦にあたり、拙宅の昨年を振り返ることで新年の挨拶と致します。 私は齢58となりました。仕事は相応の立場となりました。多忙の一年でしたが、日記を捲ると遊んだことばかりが書いてあります。春先、名古屋を訪ねました。友だちに歓待され、まちの文化に触れました。夏はオーストラリア・グラッドストンに出張。ゴールドコーストの海が青かったです。歓待を受け、そこの市長と二人だけの朝ランはいい思い出です。秋、息子を訪ねることを口実に上京、ウィーン国立歌劇場のワグナーを楽しみました。北九州でもパリ管弦楽団を聴きました。ランは練習不足。レースを一本も走りませんでした。 妻は四月に職を得ました。就職に悩む若者の背中を押すのが仕事です。悪戦苦闘。野菜畑は手抜きとなりました。未だ子離れの出来ない母親です。 その息子も心機一転、電力業界を離れ、土木コンサルタントに転職。作業着を背広に着替えました。アパートを訪ね、一年ぶりに顔を見ました。元気でした。ネクタイを二本プレゼントしました。娘はキャリアを重ねています。いい人はまだ現れていないようです。親として一抹の寂しさではあります。おかげさまで父母や義母は元気です。皆様にとって今年がよい年でありますように。 平成二十九年元旦
2017年01月01日
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