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少しずつ更新している沖縄話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20130301.html沖縄3日目。その日は首里城を回った後に沖縄南部を巡る予定でした。まずはホテルの近くのレンタカー屋でレンタカーを手配。私はこれまでハイブリッドカーに乗った事が無かったので、トヨタのアクアを借りてみることに。思い切って電気自動車でも良かったのですが、充電スタンドに不安があったので。で、まずは首里城に。実は私はこれで3回目。なのでもう完全に見飽きているのですが、沖縄初めての母ですから、行かないわけにはいきません。ところが、残念なことに肝心の守礼門が工事中(××)最も記念撮影しやすいポイントを逸します。工事中なら予め言ってくれよー(T△T)観光シーズン以外に行ったことが裏目に。で、母は掲げられていた守礼門のイメージ写真をカメラで撮っていました(・・;)守礼門を過ぎると、小さな門のようなところで観光客が何やらお参りをしています。母もよくわからないけれど便乗でお参り。横の説明文を読むとどうやら「園比屋武御嶽石門」という重要文化財で、かつて国王が外出する時に安全を祈願した礼拝所だとのこと。知らない間に旅の無事を祈願したようです(;^_^Aそこを過ぎて首里城正殿に。前面に拡がる「御庭」という敷地は、地面が赤と白に塗装されており、臣下の者がそのラインに並んで整列し、国王にひざまずいたという謁見の場です。さすがに私も3回目なのでよくご存じ(;^_^Aただ正殿も一部やや工事中(塗装し直し)でガッカリ(T△T)そんなこんなで正殿の中をぐるっと見て回って終了。私自身はもう印象が薄いので、程々に立ち去りました。母は例に漏れずせっせと土産を買い込み。それはまるで冬支度をする熊か何かを想起させます(-。-;)そして我々は次の目的地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」へと向かうのでした。(つづく)
2013年05月28日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜反発。前日のNYが日本の暴落を受けても小幅安程度と落ち着いた値動きだったことで、朝方からリバ狙いの買いが集まる形に。ただ15000円が上値を抑えると、次第に伸び悩みの流れに。後場には日銀黒田総裁が衆議院財務金融委員会に急遽出席すると伝わると警戒感が漂う形となり、13時頃から仕掛け的な先物に入るとまたしても急落。一時14000円を割り込む格好になりました。しかし14000円を割ると急速な買い戻しが入り、引けでは14612円とプラス引け。一日の値幅が1000円を超え、またしても波乱に富んだ値動きとなりました。売買高は59億株弱、売買代金は4.8兆円と史上最高だった前日に続き高水準でした。投資判断は「やや売り」に。金曜の値動きは予想外であり予想通りでした。まず、NYの値動きが案外落ち着いていたこと。それで日本も安心感から朝方がまず買い気配スタートとなりました。前回「普通に考えて明日の寄り付きはまず下がる」としましたが、いきなり買いで入ったところが予想外でした。しかし、個人的にはそれが逆にまずかったと思います。むしろ寄りは売られ、そこで売り一巡感を出すべきでした。結果「買い戻しの限界」を露呈する格好に。前日あんなにも下がったのに、翌日のリバウンドで15000円すら抜けきれない、という弱さを。そこにつけ込まれる形で上述したように後場から先物に売り仕掛けが入りました。この辺りは有料メルマガでは何とか事前に警報を出すことができ、また下値も「超短期的には」前日夕方に瞬間的に付けた14000円がターゲットと指摘できました。その値で実際に取引が成立したのであれば、そこまで再度持っていこうとする意志が働きますからね。ここは上手く予想通りにいった点。今回の上げ下げのポイントは色々ありますが、間違いなく主体は先物の動きにあります。そして今最も注意すべきは、ボラが上がったことによる先物証拠金の引き上げ。大証の定めるSPANパラメーターが上昇し、それを元に各証券会社が決める先物取引に要する証拠金の額が引き上がっています。要はボラが高まると顧客が損失を出しやすくなり、各証券会社が取りっぱぐれることのないように予め証拠金を引き上げる動きが出ます。信用取引における増し担保規制のようなものです。となると、同時に先物の発注可能数量が制限されることになります。余力が減るわけですから、注文が出し辛くなるわけです。なので先物を板を見るとわかる通り、非常に呼び値一つ一つの注文数が減っています。水曜までは一つの値に対して3桁の枚数が並んでいたのに、引き上げられた金曜以降は(値動きの大きさから各呼び値の取引が実際に成立してしまったことも要因としてあるでしょうが)2桁に落ち込んでいます。と言うことは、より一層ボラが大きくなることを意味します。板がスカスカですから、注文を出すと値が動きやすくなります。そんなわけで金曜も値幅が1000円を超え、結果また月曜から証拠金の額は積み増されることになりました。そうなると、やはりこれまでとは違い、一転リスク回避の姿勢が強くなります。何故なら人は「儲け損なう」よりも「実損を出す」方を嫌うので、ポジションを下げようとします。ライブドアショック時にマネックス証券がライブドア関連株の担保評価を0にして相場の急落を加速させました。確かにあの時は予告も無く突然だったので、その動揺が特に個人投資家比率の高い新興市場銘柄に拡がったわけですが、間違いなく流動性は低下します。であれば、これまで過剰流動性を株高要因として上げてきた地合にマイナスの影響が働くことは必至でしょう。また、先物市場で存在感の特に強いニューエッジは木曜大きく買い越しており、その反動が金曜に出たのは疑いようもありません。また、先物の取引量が減る→先物の決済時に発生する裁定買いの売りが出てくることになり、相場の上値を押さえ込みます。久しく皆その数字を意図的に無視してきて、今は皆ほとんど関心が無くなってしまいましたが、裁定買い残は現在07年3月以来の4.3兆円乗せ。これの売りが出てきやすい流れになります。ですから、来週以降も地合としてはどうしても下げやすい傾向が続くものと思われます。少なくともユーフォリア(非常に強い幸福感およびそれに伴う興奮)には氷水がかけられ「あぁ、やっぱり株って下がるんだ」という気持ちが次第に芽生え始めます。チャートを見ると日経平均は木曜に見事な「高値形成後の包み陰線」を形成しました。しかも前日の値幅を飲み込む程度の包み陰線ではなく、ここ2週間分をまとめて包み込んでしまう程の壮大なスケールで。つまりあっという間に、ここ2週間で買った人のポートフォリオを含み損に変えてしまいました。出来高が過去最大とはいえ、ここ2週間の出来高合計との比較では圧倒的に小さいですから、大部分の人が逃げ切れなかったと思います。金曜は寄り付きが高く始まったので、何とかそのヤレヤレ売りを一部吸収しましたが、結局リバ買いが続かずに終わってしまいました。結果、また新たなヤレヤレ売り予備軍を作り出すことに。そんなわけで前回金曜に「陽のはらみ線」が出ればその後の展開もまた違うとしたのですが、それすら叶わず。大陰線連続形成は免れたものの、引けであんなに買い戻しても陰線は免れませんでした。これはちょっと尾を引きそうです。そして上述で色々と書きましたけれど、最も大切なポイントは何かというと「アメリカ市場も崩れかけている」という点です。ここが最重要でしょう。先のバーナンキ発言を受けて、NYダウやS&Pはそれぞれ高値陰線を示現。その後確かに下げ渋ってはいますけれど、少しずつ値を切り下げています。金曜も頑張りましたが、結局3日続落となりました。個人的には例の「ヒンデンブルグオーメン(諸条件を満たすことで77%以上の確率で株価が5%以上下落する)」の期限が24日までだったということで、最後の金曜にも何かあるのかも、などと漠然と考えていましたが、結局何事も起こりませんでした。ただ月曜はアメリカ市場も休場なので、ちょっと連休明けの火曜の動きを確認するまで警戒は解かない方が良さそうですが。あと、次に大きな要因として考えているのは、非常に単純に「16000円を達成したこと」が挙げられると思います。前々から指摘していたように、「日経平均超長期の上値抵抗線(96年、00年07年の高値を結ぶ線)」が現在16000円弱辺りに位置しています。そこにタッチしたので、下げたという見方が非常に有力かと思います。と言うのも、あまりにも日経平均とTOPIXの値動きに違いがあり過ぎるからです。木曜の前場上がっていたのは日経平均を構成する一部のファーストリテイリング(9983)やソフトバンク(9984)らだけでした。その他値下がり銘柄数は1000を越え、見事に残りの225銘柄が上がっていた「全面安の中での指数高」だったわけです。その歪さが織りなす形で急落を誘ったのですが、なんでそこまで無理して16000円を付ける必要があったかと言えば、タッチ後の急落が演出しやすかったから、つまり「下げるために上げた」のでしょう。で、金曜のアメリカの下げは引き続き限定的だったものの、やはり日経平均先物のボラは高いままです。金曜の夕方も一時14000円に接近する急落場面があり、ヒヤッとさせられる形になりました。アメリカ以外にもイギリスなども休場のため、月曜は外国人投資家の参加も限定的でしょうから板が薄くなりそうです。逆に言うと買い主体の外国人がお休みなので、戻りも限定的と考えるべきでしょう。となると、上値が一段と重くなりそうな感じです。一方、私が金曜の値動きを見て感じたのは新興市場の力強さ。正直「こんな時にまだ買いに行くかねぇ」と妙に関心させられたのがバイオ株の強さです。私は不動産と証券、そしてバイオというこれまで先行して買われてきた銘柄は弱い動きが続く、敢えて買われる理由が無いと思っていましたが、どうもバイオだけは雰囲気が違います。ひょっとして引け後出たiPS関連のリプロセル(4978)の上場承認が事前に漏れていたのではないかと邪推されるのですが、ともあれ個人資金の受け皿として機能していました。(ちなみにリプロセルの大株主であるニプロ(8086)はPTSでストップ高)と言うわけで、来週月曜は東証1部銘柄を尻目に新興、特にマザーズ市場はリプロセル上場記念祭が開催されそうな感じです。最近は食傷気味で材料が出ても個々の反応も弱くなりがちでしたが、ちょっと流れが変わるのかも知れません。あと、私が一つどうしても指摘したいのは前回も書きましたが今回の急落に関して「どの解説者も皆が皆「潮目の変化ではない」と口を揃えて言う」こと。私が尊敬している人も逆指標として見ている人も本当に全員。本当は私もそう思っていたのですが、これがどうも引っかかります。大体皆が本当に一時的と思ってるなら、逆に何故木曜はあそこまでの下げになったのか?確かに証券会社は営業の関係から相場が終わったとは言えませんし、プロがビビッてる、素人臭いと思われたら格好悪いですし(私なんてアマちゃんに毛の生えた者なので、変なプライドが無くて気楽ですが)。そこらを裏読みしてみる必要がありそうです。まあ「一時的」という言い方も昨日・今日の一時的なのか、1年間というスパンで見た場合の一時的なのかにも因ってきますから、いくらでも言い訳がきくので何とも言えないのですが。そして最後にポートフォリオ銘柄に上述のファーストリテイリング(9983)の売りを加えておきます。やはりPER、PBRを正当化できない異常な高値ですし、既に足元で発表されているライトオン(7445)など衣料品各社の月次も、天候不順のため悪いです。加えて今やすっかり外需企業になったユニクロも円高に振れることで円換算利益が減ること、最大の買い要因であった「超売り長」による需給も、日証金の推移では直近の急落で急速に解消の流れが進んでいます。月曜も一段と指数の下落が見込まれるのであれば、玉子が先になるのかニワトリが先になるのかわかりませんが、どちらにしろ同社の株価も押し下げが働くとみます。金曜も指数が急落する前に同社の株価は比較的弱く推移していました。つまり今までは上げる方に利用されてきた同社も、今回は下げる方に利用されているわけです。目標はひとまず35000円にして、今月いっぱいくらいの短期勝負にしておきます。その後はまた流れを見て決めます。・・・で、今回は文字数制限でこの辺で。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.htmlところで、有料メルマガに関しましては、来月よりコースを一本化しまして、料金は4,200円~になる予定です。予めご承知おきください。詳細はまた余裕のある時におってご説明致します。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2013年05月25日
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少しずつ更新している沖縄話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20130301.htmlその日から2泊のホテルは前回のアリビラとは大きく異なり、ちょっと良いビジネスホテル程度のところ。まあ贅沢は言っていられません。荷物を置いてホテル内のレストランでプチ贅沢な夕食を済ませると(ちなみにフォアグラは生まれて初めて食べました。値段は数千円とリーズナブルなコース!)、国際通りの土産物屋巡りへ。案の定、国際通りの土産物屋の方が先ほどのパイナップルパークよりも安かったりします。送料も安いですし。あーあ、言わんこっちゃない┐( ̄ヘ ̄)┌ガッカリする母。で、安いと思うとまた追加で土産をバシバシ買っていきます(-。-;)姉家で飼っている犬の服まで買っていこうとする母。わざわざこんな旅先で買わなくても・・・(-。-;)ワゴンセールで990円とか書いてあったので、安いと思って店に入り「名前もプリントできます」と薦められるがままに話を進めていくと、結果3000円になっていました(-。-;)母は後で「ダマされた(T△T)」とか言っていましたが、大体そんなもんでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌そんな感じでまた土産土産の連続。Tシャツ屋の前に行くと「あんた、こんなTシャツ欲しいって言ってなかった?」とか大声で言って、私にまで買わせようとします(-。-;)店の人もそれを契機に私に猛プッシュ。もう私はうんざりして「いらん」「そんなの着たくない」とバッサバッサと明確に切り捨て。何で身内に売り込まれないといかんのか!┐( ̄ヘ ̄)┌途中、国際通りでは全身を銀色に塗りたくったパフォーマーがパントマイムをしており「1000円ほど渡しておこうかね?」と投げ銭しようとしています。まあその気持ちは良いと思うけど、100円くらいで良いよ(-。-;)どうも貧乏人のクセに旅行でテンションが上がって金銭感覚がマヒしています┐( ̄ヘ ̄)┌で、私の分と併せて200円を出すと、パフォーマーが「一緒に写真でも撮らないか」とジェスチャー。私はこっ恥ずかしかったので、離れたところから一枚だけパチリ。結果、また大量の土産を抱え込んで散財。ようやく国際通りを巡り終え、ホテルに戻りました。こうして沖縄の二日目を無事(?)終えることができました。(つづく)
2013年05月24日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は大暴落。前日のNYは朝方こそ高かったものの、バーナンキ議長発言を受けて出口戦略が意識され急反落。乱高下の展開となりました。それを受けた日経平均は朝方は買いが先行。バーナンキ発言を受けてドル円が103円台回復と円安基調が強まったことで、輸出株中心に買いが集まりました。昨晩の先物市場では16000円を付けていたこともあって、一旦は先物主導でその値にサヤ寄せする格好にも。ところが国債の売りが止まずに金利が1%台に乗せたこと、日経平均が節目の16000円に接近したこと、11時に発表されたHSBCベースの中国製造業PMIが50を割り込んだこと、為替が円高に振れたこと・・・などなど、諸々の諸条件が合致したことで一転先物主導で急落に。元々指数の大幅高の割には値下がり銘柄数が1000を越えるなど、歪な上昇が続いていたため、一旦下げ足が着くとアルゴリズム取引を巻き込んで更に急落。ここまでの株高の反動から売りが売りを呼び、後場にはとめどない大暴落を引き起こしました。先物にはサーキットブレイクが発動され、値幅が一段と拡大される事態に。結局引けでは1143円安とITバブル崩壊以来の下げ幅に。下落率は歴代10位の記録となりました。出来高は76.5億株強、売買代金は5.8兆円強と過去最大。投資判断は「中立」に。まず投資判断に関しては一旦保留の意味を込めて中立にしました。今日の大暴落は株を知らないうちの母親などに言わせて見れば「ほら、言わんこっちゃない」の暴落ですが、私に言わせればむしろ正常化の動きではないかと思います。昨日、いや今朝までは「グレートローテーション」と言われる債券→株への資金シフトが出て、債券売り=株高に繋がっていました。これまで債券の下落は「意図して下げている」、すなわち換金して次の投資先に回すという前向きな資金移動の結果として評されていました。しかし昨日の黒田日銀総裁の会見を受けても債券売りは止まず。それが「意図」されたものではなく「逃避」という形に変わりました。債券を買い支えてくれる者が頼りない。このまま140円以上もする債券を黙って持ってたら確実に損をすることになる。なるべく早い内に逃げなくては・・・と、債券トレーダーが考えるのは極々自然な流れです。同じように過去に暴落したのが小泉政権下の03年6月の「VaRショック」。長期金利が史上最低の0.43%まで下げた後債券価格が急落し、金利は2%近くまで急上昇。丁度今の債券市場と状況がピッタリ符合します。当時も今と同じく債券バブルが発生し、破裂しました。そして一番の引き金となったとされるのは、昨晩のバーナンキ議長の会見。会見自体では当たり障りのない極々普通な対応をしており、NY市場も最初は高く。さすが対話巧者の議長だなぁ・・・と思って私も安心して寝たのですが、目覚めてみるとNYは急反落に。どうやらその後行われた記者会見で「今後数回のFOMCで資産購入ペースが縮小する可能性もある」と言ってしまったのが災いしたとのこと。上述したように前場の日経平均は歪でした。NYが売られても買われている。しかし全体を見渡すと大部分の銘柄が下げており、上がっているのは日経平均を構成する一部のファーストリテイリング(9983)やソフトバンク(9984)らだけ。実感としては朝から元々下落相場でした。そして結果は御覧の通りの内容に。2週間かけてジワジワと上げてきたものをわずか1日でチャラにしてしまいました。一般的に相場というものは上昇よりも下降の方が早いのは当然ですが(心理的に持たざるリスクよりも保有リスクの方が回避傾向が強いため)、今回はかなり極端な例ですね。しかも、引け後の先物市場は更に波乱含みで、17時半には突然の急落。一時600円以上下げて14000円割れの場面がありました。その後戻してプラス圏になってみたり、また大きく下げてみたり。方向感が定まりません。明日の朝が来るまでは、何とも言えない状況です。一応過去の大陰線を考察してみると、07年8月17日にやはり1000円近く日経平均が下落しました。その翌日には「陽のはらみ線」が出たことで、その後は一旦戻りを試す展開になりました。ただ当時は前日までに既に下げが続いていたことで、大陰線が総仕上げになった感じがあります。直近では何と言っても震災後の大陰線。原発事故が発生して、2営業日目には放射能漏れによる日本崩壊が危惧された日でしたが、この時も2本目の大陰線が大底出尽くしのサインとなり、翌日は陽のはらみ線。その後戻りを試す流れになりました。ただどちらとも「下落が続いた後の最後の投げ」のケースなので、今回のように「高値を付けた後の急反落」を単純にあてはめるわけにはいきません。そんなわけで、これらは明日陽のはらみ線が出た後の相場展開を占うものでしかありません。では明日どうなるか、が気になるところですが、普通に考えて明日の寄り付きはまず下がるでしょう。やはり追証発生に伴う投げ売りや、注文が間に合わなかった人や外国人投資家のリスク回避売りが出るであろうからです。今晩のNYが余程頑張らないと多分その流れは変わらないでしょう。ただ、そのNYも昨日自国で織り込み切れなかった出口戦略の悪材料を受けて下がるでしょうから、ちょっと期待するのは酷な感じがします。で、どの程度の水準で日本市場に帰ってくるかは明日の朝にならないとわからないわけですが、とりあえず明日の寄り付き開始30分は様子見に徹するべきだろうと思います。9時半くらいの段階でまだ安値近辺に値があるようなら更なる下落を見込んでもう15分ほど様子を見るべきでしょうし、寄値を上回っているようならリバ狙いの買いを見込んでも良いかも知れません。ただ明日は週末ですから、引けにかけてはまたちょっと様子見気分が高まると思います。基本は安易なリバ取りは止めた方が良さそうです。私は前回「日経平均超長期の上値抵抗線(96年、00年07年の高値を結ぶ線。現在16000円弱辺りの水準)が目先の目標」としましたが、このまま下がっていくようなら本当に見事な天井ということになってしまいます。一応、私の結論としては11月から始まった長期的な上昇トレンドは変わらないと思います。ただ、本日の高値を超えるのは容易ではなく、目先の天井にはなったのではないかと見ています。史上最大の出来高となり高値での包み陰線のような形になっていますから、普通に考えて一相場終わりを決定付けています。目先というのはどのくらいかというと、とりあえず参院選やドイツの総選挙が終わる秋口まで、ではないかと思います。ここ2週間分の戻り待ちの売りが出るわけですし、明日下げればもっと大きなしこりを上値に残すことになります。つまり中期的には潮目の変化を示すサインではないか、と。私は正直「もっと下げても良かったんじゃないの?」と思っています。と言うのも、案外ストップ安銘柄が多く無いんですよね。これまで散々色々な銘柄がストップ高を付けてきた割には大した下げじゃない、と言うより指数の下げのインパクトばかり強過ぎて、個別株自体の下げはそこまでパニックな感じではありません。値上がり銘柄は17しか無いですけどね。なので、今回の下げはあまり致命的な下げでは無い感じがします。が、引け後に見聞きしたどの解説者も皆が皆「潮目の変化ではない」と口を揃えて言うんですよね。何かそれが余計に心配で、じゃあやっぱり本当に潮目の変化になるのではないかと思います。とりあえず最終判断は明日の値動きを見てから考えます。もし明日無事「陽のはらみ線」が出てくれるようなら「あの時はびっくりしたけど、今思えばなんてこと無かったよねー」と笑い話にできるのかも知れません。・・・で、今回は文字数制限ではないものの、今日の相場で激疲れなのでこの辺で。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.htmlところで、有料メルマガに関しましては、来月よりコースを一本化しまして、料金は4,200円~になる予定です。予めご承知おきください。詳細はまた余裕のある時におってご説明致します。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2013年05月23日
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少しずつ更新している沖縄話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20130301.htmlパイナップルパークから出ると、本日の日程は終了。タクシーでホテルへと戻ります。ホテルは那覇市のJALシティ那覇に。名護のパイナップルパークから那覇市のホテルへは高速を使って1時間半くらいの道のり。あとは運転手の安藤さんに全てをお任せして、我々は後部シートでぐったり。母は早々に寝てしまい、私も高速の景色を眺めていると段々と猛烈な睡魔に襲われてきました。普段乗り物に乗ってもあまり寝ない私なのですが、今日はさすがに疲れた・・・zzz。ただ、あまり二人で思いっきり寝てしまうのも悪い感じがするので、私は何とか頑張って起きるよう努力していました。そのうち、どうも安藤さんの背中からは段々と殺気めいたものを感じるようになってきました(・・;)恐らく道路の混み具合を見て、予定時刻の18時までにホテルに到着できるかどうかが微妙な感じになってきたみたいなのです。おもむろにガムを噛み始め、戦闘モードに切り替えた様子の安藤さん(・・;)見るからに運転に荒さが出てきて、高速で車と車の隙間を縫うように蛇行で走り抜けています。私は半分寝かかりながらも、ちょっと怖さを感じるようになってきました。おいおい、捕まっても知らんぞ(-。-;)そのうちオチオチ寝ていられなくなり、ハッキリと目が覚めてしまいました。朝方安藤さんと交わした会話。「沖縄の道路は単車が多くて、しかも彼らは自分だけ事故らないと思いこんでるかのように、車と車の隙間を蛇行して走っている。危なっかしくて仕方ない。最近ようやく県警も本気で取り締まるようになってきて、昔に比べて随分減ったけど・・・」なるほど、お客さんを安全に運ぶ使命のある人の言葉だなあ、と思っていたのですが・・・(-。-;)本質的には走り屋的な血が疼いてきたのでしょうか。およそハイヤーとは思えないスピードで猛然と突き進んでいきます( ̄Д ̄;;やがて那覇市のインターに辿り着くと「○○円になります」と後ろ手でお金を要求されます。高速代はその場で別途お客負担ということなので、私は財布から数千円出して渡すと、そのまま高速代を払い、お釣りをまた後ろ手で無言で渡してきます(・・;)で、高速を降りると那覇市は夕方のラッシュ時ということもあって、明らかに道路が渋滞しています。安藤さんは車一台分の隙間を見付ける度にウィンカーを挙げてそのスペースに車体をねじ込み、ギリギリの運転を続けています。やがて安藤さんの携帯が鳴ります。恐らく会社かどこかからかかかってきたようなのですが、安藤さんは舌打ちしながらそれを無視。安藤さんを急かします(・・;)誰?こんな時に電話してくんの。やめてー!( ̄Д ̄;;ようやく目的地までもう少し、というところで、現地の人しか知らないような裏道に入ります。そして対向車が来ると恐らくアウトな非常に狭い路地を通り抜けます。通行人と接触しそうな程、ギリギリのラインを攻めていき、私は内心ヒヤヒヤ(・・;)母は引き続きガッツリ寝ています。そしてようやく目的地に到着。その時私は電波時計を見てびっくり( ̄Д ̄;;マジで18時5秒前に目的地に到着し、その神業ぶりをマジマジと見せつけられました。到着してようやく母も目覚め、荷物を下ろしてもらうと「本日はご利用誠にありがとうございました」と、さも造作もない感じで深々とお辞儀。我々もお辞儀で返すと安藤さんは颯爽と再度車に乗り込み、携帯電話で折電している様子。その姿から一仕事を終えたゴルゴ13のようなプロフェッショナルさを感じられて、思わず「すげー( ̄Д ̄;;」と嘆息した私でした。隣で母はあくびをしていました。(つづく)
2013年05月20日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━金曜の日経平均は反発。前日のNYはFRB当局者による「夏にも金融緩和縮小の出口戦略に向けた動きが出る可能性」との発言が伝わり軟調。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。しかし夕方に安倍首相による成長戦略の第二弾が公表されるという思惑で、農業関連株を中心に大きく買われる銘柄も目立ちました。その後、金利の上昇が一服したことで不動産株にも買い戻しが入ると、徐々に値が落ち着く流れ。また前日売られた小型株にも買い戻しが進みました。個々の銘柄の買い戻しが進む中、結局一時前日の高値を抜いて08年1月以来5年4ヶ月ぶりの高値更新。出来高は44億株強、売買代金は3.4兆円弱と引き続き高水準を維持。投資判断は「やや買い」に。まず、色々と言ってきましたが、ここ2週間の売り判断を思いっきり外してしまい申し訳ありませんでした。結局決算が出揃っても何もなかったかのように、株価は上がり続けています。そんなわけで、当初宣言していたように、外したのならドテン買いで対応すべき環境だと思います。ただ外してすみませんでは芸がないので一応現状を分析してみますと、やはり繰り返しになりますが、今の株価好調の背景は外国人投資家の買い継続が一番大きいと思います。ここ最近の話題としては国債価格の下落。それによっていわゆる「グレートローテーション」と言われる債券→株への資金シフトがようやく本格的に出てきた感じです。今まで「そういう動きになる」との方向性は言われていましたが、実際には債券が買われてきたので、その動きは限定的でした。ところが今月に入ってから、特に今週は債券価格の下落が目立ちました。4月の黒田バズーカ以来の下落で、債券市場ではまたサーキットブレイクが発動される始末。何故債券価格が下落しているか、というと、実はアメリカやイギリス、ドイツといった先進国の債券価格が下落しているという国際的な流れの一環だから、と言えます。5月に入ってからアメリカやEU首脳国の債券価格が急落し、金利の上昇が目立っています。なので、この世界的な株高→リスクオンによるグレートローテーションの動きは、何も日本に限ったことではありません。それ故、買われる銘柄は今までの「新興・小型株中心」→「オールドエコノミー系の流動性の高い株」に変わってきています。何故なら債券市場は株式市場の3倍の規模ですから、本当に債券→株への資金移動が行われるのであれば、とてもじゃありませんが小型株のキャパでは受け止め切れません。流動性の高い銘柄にその資金が入り込むことになります。その流れがあって、私が前々から指摘していた「みずほFG(8411)の220円突破」が遂に実現してきました。今週はその債券価格の下落が銀行の収益に大きくマイナスとなることや、決算が出たことで一旦上値が抑えられましたが、今後業績よりも株式の需給の観点からいよいよ上放れの動きが本格的に出てくるものと思います。あとはアメリカの株高が引き続き強い影響を持っているのは疑いようもありません。そのアメリカが何故これだけ強いのか。それの大部分は「高値更新」という需給の良さで説明が付きます。基本、株の世界の鉄則ですが、高値更新銘柄ほど強いものはありません。何故なら売る人がほとんどいないから。皆さんも経験があるでしょうけれど、ほとんどの投資家は損が実現することを嫌がるので、塩漬け株を作りやすいものです。それは機関投資家も基本的には同じこと。むしろ事情が許せば、機関投資家の方が責任逃れの一環として、陥りやすいと言えます。自分のお金じゃないですから、見た目の成績の良さにこだわります。そういうケースは、値が戻ってきたら「ヤレヤレ売り」を入れます。ですから「過去に現値より上で値が付いていること=含み損を抱えている人がいること」を意味します。しかし高値更新となると、含み損を抱えている人が居ない、ということになります。市場最高値となれば尚更。また売り指し値を置くにしても、その目安になるものが無いわけですから、置き辛い、または100とか200とか切りの良い数字がターゲットになりやすくなります。そういう「非常に人間臭い投資行動」から、バブルは合理的に発生します。ここまでバイオ株や新興株が暴騰したのも同じ理屈。特にバイオ株はこれまでずっと日陰の存在でしたから、うまくiPS細胞の話題に絡み、新薬申請や提携、助成金などの報道も順序良くかみ合わさることによってバブル化しました。ちなみにアメリカでもバイオ株が買われています。それにIPO銘柄などの高値更新をしやすい銘柄も絡んで、新興バブルの状態になりました。それと同じような現象が今のアメリカ市場を覆っているユーフォリアの一つの原因になっているのは間違いないと思います。昨年にAppleの株価が倍化して時価総額世界一になったのも、Googleが足元で最高値を更新してきたのも、ガンホー(3765)がとてつもない高値になっているのも(当然各々の業績が良いという裏付けはあった上で)その「最高値更新」という値動きそのものが株高を誘因する大きなファクターとなっているわけです。そんなわけで金曜のNYも高値を更新。アメリカの方も最近は景気指標が悪くなってきていること、また金融緩和の出口戦略に向けた議論が出始めていること、引き続き解決しない財政問題・・・などなどを抱え「上がる理由よりも下がる理由の方が目立っている」にもかかわらず、上昇が止まりません。それを受けてシカゴ225先物は15300円台後半となっており、また月曜の日本株も買われてスタートすることが約束された状態になっています。ドル円相場も103円台に入り、下げ止まる雰囲気が見られません。ところで念のため付け加えておくと、私は今の日本やアメリカの株高はバブルではない、と思っています。今バブル化しているのは新興市場の一部の銘柄だけで、その他の株高は単にこれまでの売られ過ぎの水準訂正や、資金運用需要からの明確な買い手が存在するためであって、決して異常とは思っていません。実際11月の上昇以降、私は一度も今の状態がバブルとは言ってません。とりあえず繰り返しになりますが「5月中央が一番転換点になりやすい」と言ってきた部分がスカされた以上、売るべき理由が無くなってしまいました。私と同様に考えている人も既に売ってしまっていたであろうことから売り一巡感が出ています。であればここから改めて売ってくる人も少ないでしょう。なので今はドテン買いで対応すべきと思います。じゃあ今度はどこを目標に定めるか、ということですが、ひとまずドル円105円、日経平均16000円、TOPIX1400ポイントが考えられます。為替や日経平均に関しては前回も書いたので割愛。TOPIXに関しては08年6月の戻り高値水準に。というより、4月・5月の上昇は08年9月・10月の急落による価格帯出来高の薄さが、巻き戻しとなった今の買いを加速させた要因と思われます。で、こうなってくると為替や日経平均よりTOPIXの方が上値余地が大きいように見えます。実際、私はその動きになってくると見ています。これは上述したグレートローテーションの動きにも合致しますし、銀行株の出遅れ感を見てもこの先「流動性の高いオールドエコノミー株」の方が妙味が強いと思います。そんなわけで、今は買いの場面。逆に売るべき理由が「短期的に上がり過ぎた水準」くらいしかないので、基本は上昇が続くとみます。ただ頭ではわかっていても「強気の買い」にまでできないのは私のハートの弱さでしょうね。次なる転換点は参院選まで見あたらず、それまでに成長戦略が小出しに出てくることもあって、状況証拠を並べても買いの方が優勢です。その間、今まで考えもされなかったようなところからポッと火の手が上がれば話は別ですが、少なくとも現段階ではそのような兆候が無いので買いで見ています。新興市場は「やや買い」。今週のマザーズ指数は上述のグレートローテーションの動きから小型株が売られ、指数の下落としてはライブドアショック以来の暴落となりました。決算一巡による「冷静さ」の回復や1000ポイントの達成感といったところが背景になっているものと見られます。で、上述の話も当てはめますと、新興株の強さは何と言っても個々の「高値更新」という部分が強かったと言えます。ところがガンホーもMSCI採用という期待感が実現したことによる材料出尽くしで下落。もう一つの核として期待されたクルーズ(2138)も踏ん張りましたが、金曜は結局力尽きました。一部では調子に乗り過ぎた個人投資家の追証発生売りも出てきたことで、一気に需給が暗転したような感じになっています。特に今年に入ってから信用の無限回転が今の新興市場の需給を裏付けしてきた点が強く、新興市場の銘柄の業績が劇的に良くなってここまで上がってきたわけではない以上、需給動向の変化は一転大きなマイナス材料になりそうです。となると繰り返しにもなりますが、上値でしこりが出来てしまった以上、ここを突破するのは容易ではなさそうです。やはり流動性の高い銘柄に妙味が出てくると資金シフトが発生しますから、IPOが活況になるなどまた新興市場に新たな魅力が沸いてこない限り、再度上値追いは難しいのではないかと考えます。と言うわけで投資判断は指数的にまだ割安水準ですから「やや買い」としていますが、目先の方向性としては売りのイメージの方が強いです。短期リバくらいは十分あるとしても、1000ポイントを大きく上回って高値更新、とはなかなかいかないのではないでしょうか。個人的にはこの流れはマザーズとJASDAQが統合する秋口くらいまで続き、それまで大きく上がりもしないけれど下がりもしない状態が続くと見ています。【ポートフォリオ銘柄】従来のポートフォリオ銘柄に関して書きたいことも山ほどありますが、文字数制限がありますから今はポートフォリオ銘柄を増やすことを優先に。そんなわけで今回は船井電機(6839)を取り上げます。ざっくりと言えば電機や大証銘柄の出遅れ、メインのアメリカ市場の好調、為替の円安基調がポイントとして挙げられます。業績に関しては今期ようやく黒字転換見通しを出す程度で、まだ回復にはほど遠いですが、フィリップスからの音響事業買収や、レックスマークからのプリンタ事業買収など、新興国向けの新たな戦略を次々と打ち出しています。少なくとも未だ方向性が見えないパナソニック(6752)よりはしっかりした経営戦略を打ち出しています。後は豊富な現金残。PBRも0.4倍と極めて低水準。上記買収資金を差し引いてもまだ潤沢で、私が経営者なら割安放置を看過できず、自社株TOBなどで市場から一旦離脱を図りますが。そんなわけで月曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れ。目標はひとまず2000円とします。・・・と言うわけで今回も文字数の制限からこれまで。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2013年05月18日
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少しずつ更新している沖縄話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20130301.htmlパイナップルは私今までずっと木になるものだ、と思っていたのですが、実は畑から生えてくるんですね。草の中にポコッとパイナップルの実がなっており、それを収穫するのだそうです。↓※パイナップルは偽物ですただ、残念ながら我々が行った時は時期ではなかったので(夏場が旬)、実のついていない単に鬱蒼と生い茂る草の中を、愉快な語り口調の音声ガイダンスを聞きながら延々と進んでいくだけでした(・・;)一つだけ実際に実がなっていたそうなのですが、私は思いっきり見逃しました(-。-;)カートの自動操縦ツアーの最後で「こちらを向いてください」と指示があり、振り向くとまたパチリ。そして15分ほどのカートツアーを終えると「はい、この写真が出来上がっていますよ」と押し売り。で、普通は大体無視していく人が大半だと思うのですが、お買い上げのmy mother(・・;)「なんでこんな写真買うんよー(-。-;)」と私が言うと「だって旅行に来て二人写っている写真が無いから記念に」とか言います。うーん、まあそう言われれば確かに。そうでもしないと私も今更親子で恥ずかしくて写真撮ってもらいませんからね。しかし1000円は高い(-。-;)こんな商売然としている写真を買わされるくらいなら、どこかで誰かに撮ってもらえば良かった(T△T)で、その後パイナップルの試食。食べ放題ということですが、正直パイナップルをそんなにたくさん食べたいとは思わないので、二切れ程度食べて終わります。しかも残念ながら収穫の時期ではないので、台湾産のパイナップルだとのこと(-。-;)全くライブ感0┐( ̄ヘ ̄)┌その後パイナップルの豆知識が随所随所に書かれた通りを進むと、土産物屋がズラリ並んでいます。パイナップルパークの正体見たり。どうもパイナップル製の土産物を中心に、それ以外の沖縄土産も含めた土産販売が目的の施設であり、グイグイ土産物をプッシュされます(-。-;)私はやや辟易┐( ̄ヘ ̄)┌それなら入場料取らなきゃ良いのに・・・(-。-;)そんなわけで、事前に結構期待していた分ガッカリ感満載。中国系観光客の皆さんはお金持ちなのでどっさり買い込んでおられましたが、我々は程々に・・・と思ったら、目を離した隙にまた母が結構バシバシ買っています(××)「だって1万円以上買ったら送料無料らしいよ」ということですが、そんなに土産買わんといかんのか!?送料払った方が安いんじゃないの?(-。-;)とにかくうちの母は土産のプレッシャーが強いらしく、さっさと買ってしまわないと落ち着かないのだとのこと。私が「何度も同じ系統の店を回る場合(今回の場合土産物屋)、一般的に3カ所は見送るべき。そうして4カ所目で過去3店舗の店と比較して安かったり良かったりすれば買えば良いし、無ければ次のところで選ぶべき」という哲学を助言したにもかかわらずガン無視(-。-;)で、結局まんまと術中にはまり1万円以上買い込んだ母。まだ買いたかったみたいですが「はよホテルに戻ろうぜ(-。-;)」と私はほとほと疲れ果て。非常に酸っぱい思い出のパークとなりました。私がもし政治家になったら「土産禁止法」を作ろうと心に固く誓いました(つづく)
2013年05月17日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━金曜の日経平均は大幅反発。前日のNYは小反落。ただドル円が遂に100円を突破してきました。それを受けた日経平均は朝方から大きく買いが先行。SQ値が14601円で決定し、前日比で大幅高のスタートとなりました。その後はSQ値を睨んで伸び悩みの状態が続いたものの、中国市場が開く10時半以降にドル円が一気に101円を付ける展開に。急速に進展する円安を背景にして輸出株中心の買いが入り、日経平均も14600円を突破。場中にSQ値を上回ってきました。週末にG7を控えていたものの、特に警戒感も出ず、そのまま株も為替も高値圏。一方債券の方はまたサーキットブレイクを付ける程の急落となり、各市場共に大きく動いた一日となりました。出来高は44億株強、売買代金は4兆円弱と、SQ分を差し引いても大きく膨らみました。投資判断は「売り」。ただGW明けの先週いっぱいはひとまず「買い」にしていました。それで今週を見通さないといけないのですが、まず金曜の夜に更に円安トレンドは進捗し、ドル円は102円手前の水準までありました。そして金曜のNY市場の値動き自体も小じっかり。ダウ、S&Pは揃って過去最高値を更新してきました。それらを受けてシカゴ225先物は14770円ということで、月曜の朝はまた買われてスタートすることになることは確定的な感じです。更に週末のG7では元々「日本に対する非難的な話は出ない」ということが前提で見られていたのですが、予想通り日本の円安に対する非難は出なかったものですから、一段と円安が進みそうな具合です。基本路線としては105円までは為替市場におけるストップロス注文などを巻き込んで、簡単にいきそうな感じです。何故ここまで株が上がり、為替が弱くなるか。ここを読み解くカギは何と言っても「異次元の金融緩和」にあります。今更ですが基本に立ち返って考えてみましょう。黒田日銀総裁は就任直後の金融政策決定会合において「通貨発行量を2年間で2倍にし、物価上昇を2%に」と宣言しました。リーマンショック後、アメリカは「別次元の金融緩和」で、市中に流れる通貨流通量をQE1~3を通じて一気に3倍にまで拡大することになりました。それに対して、白川総裁は円の流通量を30%しか増やしませんでした。量的金融緩和を実施して貨幣を刷れば、その分通貨の価値は減じられることになります。単純に言って紙幣の量が3倍になれば通貨の価値は1/3になります。その分物価も3倍に膨れあがることになります(※現実的には市中に完全にそのまま流れないこと、他国にも流出することなど様々な要因があるので、そのようにはなりません)。その差が円高となって表れました。相対的に日本の通貨価値が安定していることで、日本は不況にもかかわらずどんどん円買いが進み、一時ドル円は75円台まで買われる結果となりました。日米の金融緩和の差だけで、単純に円はリーマンショック前の水準に比べて130/300の値になってもおかくはありません。具体的にはリーマンショック前が124円だったので、1ドル=54円辺りまで円高が進んでもおかしくありませんでした。ただ理論値通りにならず75円で止まったのは、例えば為替介入や実際に日本のデフレ継続懸念、ヨーロッパの問題やドルのブランド力の強さ・・・などなど、様々な諸要因が微妙に絡んで75円に止まったというべきでしょう。で、それから時は流れ。今どういう状況になったかというと、アメリカは様々な景気指標において改善傾向が顕著になってきて、失業率も順調に低下。明らかな景気回復期待感が出てきました。それに応じて株価は史上最高値を更新しています。高値を更新し続ける理由に関しても、通貨の価値が下がったことで、相対的に金融商品である株の価値が上がったとも言えます。つまり、これ以上金融緩和を続ける理由が無くなりつつあります。景気が良いのに金融緩和を続けるとインフレになりますから、なるべく早い段階で止めなければなりません。一方、我が国の方は「これから」通貨量を倍にすると言っています。すなわち、今から円の価値を半分にすると言っているわけです。であれば、昨年11月の衆院解散宣言前の水準80円の倍、すなわち160円を目指してもおかしくはありません。今の為替の動きを非常に荒削りに表現するとそういうことになります。ただ、その過程においては様々な弊害があります。それは国民生活に対する弊害でしょうし、対外的な弊害です。安倍氏のブレーンであるエール大学の浜田教授は「100円くらいが適正」と言っているので、政府の方針としてもひとまず目標も達成したし、そろそろ良いんじゃないか、という感じでしょう。今後は少しずつブレーキをかける方向に転換してくると思います。ただ自由市場で値が決まる以上、多少行き足がついてオーバーシュートしますから、政府の期待通り為替の水準が落ち着くとは限りません。なので、もうしばらく円安の流れは止まらないと見ます。不動産バブルの時代に、政府が不動産向け融資に対する総量規制を設けてバブルが終焉しました。そう考えると、政府がそのうち本気になって円安に歯止めをかけるように向かえば、円安トレンドはストップするのかも知れません。しかし今回のケースはそれにあてはまらず(私はそもそもこの動きがバブルとは思っていない。あくまで下げ過ぎの水準訂正の過程)、為替はあくまで2国間の力の差ですから、日銀が量的緩和を止めない限り、基本は円安が継続していくものと思われます。そんなわけで、基本路線は円安基調が続くと思います。今後10年は円安基調が続くでしょうから、長期的に株に追い風と思います。日経平均超長期の上値抵抗線(96年、00年07年の高値を結ぶ線。現在16000円弱辺りの水準)突破は時間の問題でしょう。ですから、根っこの基本路線は株に関しては「強気の買い」で見ています。今までも繰り返してきたように、日経平均1万円割れは当分無いでしょう。むしろ日経平均過去最高値更新4万円超えの方が有り得ます。ただそれはそれとして、目先数ヶ月のスパンを切り取って考えると、ここ半年での上昇の強烈さから、一服する場面があると考えるのは自然だと思います。上述のように円安に対する牽制の姿勢に変化してきそうですし、純粋に誰もがいい加減売りたくなるところです。視点を段々と縮めまして目先の水準にまで落とし込むと、変化点として金曜は非常に面白いところでありました。一つはSQ、そしてもう一つは今回の決算の最大の集中日だったことです。700社近い企業の決算があり、ここまでの傾向から、決算直後は売られる銘柄が目立ちます。特に今回の決算シーズンは今期の見通しが併せて出されますから重要です。で、その見通しは前回も書いたように基本保守的に見られがち。足元は急速な円安を背景に急速な業績改善期待が投資家の間で高まっていたものですから「期待」→「現実」への以降が大きくなります。なので金曜が一つのターニングポイントになってもおかしくはありませんでした。特にSQは元々14500円狙いと思われていたのが木曜に急速に失速。「あれ?14250円だったのかな?」と思わせて、実はやっぱり14500円だったというオチでした。これを実現するために、商いの薄いアメリカ時間で突然円が100円を突破したのでしょう。日本時間の午前3時手前から、という点も、大証の先物時間終了に合わせており、非常に「仕掛け的」です。なので、金曜の上昇は非常に「不自然な」上昇でした。結果的にはSQ値も幻とはならず、しっかり上回ってきました。ただその不自然さが反落に転じるというより、むしろ一段の上昇に繋がるであろうことは金曜引け後の為替の円安一段の進展が裏付けています。またここでショートポジションを入れた筋や、売り切ってしまった人が出尽くしたことで、今週もまた上がりやすい環境が整いました。というわけで、短期的には引き続き「買い」を継続すると見るべきです。繰り返しになりますが金曜の一つの大きな変化点をクリアしたことは、上下どちらにボラが出てもおかしくはありません。その投資家の思いのぶつかり合いが出来高44億株という数字に表れています。なので、とりあえず火曜までは黙って強気という感じです。ただ次の変化点は、と見ると14・15日に最後の決算が集中して出てくること、ヘッジファンドの45日ルールが意識されること、11月14日の上昇開始から半年を経過して信用の絶対期日が到来すること、などからもう一つターニングポイントがあります。アメリカの方は5月の債務上限引き上げ期限切れの話が「住宅抵当金庫のファニーメイが約600億ドルの返済」という土壇場の埋蔵金でクリアされ、9月までまた先延ばしになりました。結局Sell in MAYのアメリカ側の悪材料が一つ一つ通過していっています。なので、5月中旬の変化点をクリアすると、もう「事前に予想が付く範囲で」の変化点は無くなってきます。もっとも、株価の急落は「予想が付かないところからの火種」により発生しますから引き続き気は抜けないのですが、中旬を抜けるともう完全に売りの理由が「高過ぎる」しか残らないような感じになります。と言うわけでまた最後にまとめますと「今週は週央に変化点があり、そこが最大の焦点。足元為替の円安が続くことで買われやすい地合にあり、中旬を無事通過するようであれば売ってくる人が居なくなるので更なる高見を目指すパターンも」という感じでしょうか。で、一応私は「常識的に考えて変化点が変化点になる」と思っているので、投資判断を「売り」にしています。GW明け~次の火曜まではとりあえず避難的に「買い」で見ており、その後は変化点のクリアの仕方に因ってくると思いますが、また多分今週もブログを更新できないと思うので、来週に備えて「売り」を継続している、という具合です。新興市場は「やや買い」。マザーズ指数の方はタカラバイオ(4974)の決算を受けてバイオ株が急落。マザーズ指数は1000ポイント達成という達成感もあり、一進一退の展開となりました。今週は新興市場の決算もピークを迎えますから、それを通過した後はまた一段と買われる展開もありそうです。信用の回転が効いている以上、東証1部より新興市場の方が買い安心感があるという言い方もできるのかも知れません。特にガンホー(3765)が壮絶な好決算及び分割を発表して、一段と買われる展開になりました。まだ相場の核が残っている感じです。新興市場の方はバブル化していると認定できると思います。ただ、バブル化しているからこそ、上値が見えずに上がりやすい環境と言えます。バイオ株もどこかのバイオ株が沈んでも、またどこかのバイオ株に材料が出ます。叩いても叩いても起きあがってくることから、正に「バイオハザード」。ゾンビのようなイメージです。・・・と言うわけで今回も文字数の制限からこれまで。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2013年05月12日
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二ヶ月以上前の沖縄話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20130301.htmlそんなガッカリな昼食を食べた後は、美ら海水族館と同じく海洋博公園の敷地内にある植物園へと向かいます。まあこの辺は私よりも母の方が興味があったところで、私は正直あまり印象に残っていません(;^_^A熱帯植物園なので施設内が暖かかったこと、バナナとか普段見られない熱帯系の植物が見られたことは良かったですが。施設内にはカタツムリのような渦を巻いた塔があり、その上の方から海をパチリ。高所恐怖症のクセに高いところがあると上ってみたくなる。テントウムシのような私(・・;)十分堪能した我々はタクシーに戻り、次の目的地「名護パイナップルパーク」へと向かいます。その名の通りパイナップル園を中心とした施設なのですが、目玉は全自動で進むカート。レールではなく、恐らく地面に埋め込まれたルートを自動制御された車(タイヤ)で進んでいきながら、広いパイナップル園を巡るという正直無駄にハイテクなスポットです(・・;)そんなわけで早速カートに乗り込もう・・・と思ったら、まず入り口で得体の知れないマスコットキャラクターと問答無用で記念写真を一枚パチリと撮られます。私的にはその時点でちょっと嫌気が差しているのですが、目を閉じてしまったらしく、再度グイッと腕を掴まれ引き戻され、また撮り直されました。笑顔のままのマスコットと、うんざり顔の私の見事な対比(-。-;)↓園内に延々と流れる脅威のテーマソング(-。-;)そして無愛想なスタッフに誘導されて、機械的な感じでカートにドナドナと乗せられます。それはまるで出荷されるパイナップルの気分を疑似体験できるかのようでした(-。-;)(つづく)
2013年05月11日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━連休明けの日経平均は大幅反発。前日のNYは高安マチマチ。Googleが最高値を更新し、Appleも上昇したことでNASDAQの上昇率が大きくなりました。日経平均の方は朝方から買いが先行。雇用統計の好調を受けて連休中の海外株が急騰したことから寄り付きから14000円を回復。ドル円が再度100円を伺う動きになってきたことも大きな支援材料となって、ここまで弱かった輸出株も含めて全面高となりました。ただ前場はシカゴ225先物の値14200円前後に届かないところでの推移となり、やや急騰に対する警戒感が出ました。そうこうしている間に為替がやや円高に振れ、ドル円は99円割れとなったものの、後場から株価はむしろ上値追いの展開に。結局14200円には届かなかったものの、高値圏で引けることができました。TOPIX共に上昇率は3%を超え、日経平均は今年最大の上げ幅に。出来高は32億株弱、売買代金は2.8兆円と、上げ幅の大きさの割には落ち着いた感じでした。投資判断は「売り」。ただ今週は週末にSQも控えていますから、14500円辺りを狙った買いが続きそうです。なので少なくともこの4日間はドテン買いに転じて大丈夫と思います。やはり私のようにGW前のポジション調整を考えた筋はあらかた売ってしまっているものですから、これからの売り物が少ない、つまり上がりやすく買い戻しの出やすい環境にあると言えそうです。そんなわけで「GW前にポジション調整をしておいた方が良い」と書いていましたが、結果大外れ。連休の谷間は確かに弱かったですが、この程度であればわざわざ警戒するほどでもなかった、という感じ。大体2ストライク1ボールくらいの感じです。 それでも三振と結論付けるには、もう少しだけ待ってもらいたいところです。来週はまた大きな転換点を控えますから。以前5月に下げる理由として以下の点を挙げました。・日米の決算。特に日本は本決算が集中し、今期見通しが出てくる重要ポイント。・アメリカ債務上限引き上げの期限(19日)・Sell in May and Go Away(ヘッジファンドの45日前ルール期限5月15日も一応ある)・信用取引の絶対期日到来・夏場から秋口にかけて参院選・TPP参加交渉・ドイツ総選挙と重要な政治イベントを控えた手控えムードそのうちの「アメリカの決算」に関してはおおむね通過しました。そして内容はパッとしないものが多かった割には、最高値更新で応えています。「アメリカ債務上限引き上げ」に関しても、また延長してダマシダマシ行くことで、特に株式市場に何ら影響を与えないような雰囲気です。これらはもう「済」の悪材料として良さそうです。 ただ、例年5月の値動きの特性として「GW後がピーク、中旬は売られ、月末に買い戻される」というパターンが多い様子。皆様も過去の5月の日経平均のチャートなどをご確認いただければと思いますが、結構当てはまっています。 決算が出揃う中旬に最も弱くなるのは、やはり本決算を受けて今期見通しに対する慎重姿勢が強まるからでしょう。基本、通期見通しに関しては保守的なものが出がちです。何故なら今期見通しを楽観的に示しても、正直株価に「しか」好影響を与えないので、経営者にしてみれば慎重な数字を出すことは当然とも言えます。 あまりに好調な見通しを出すと商品の値上げがし辛くなりますし、従業員からの賃上げ圧力もかかります。楽観的過ぎて計画が未達に終われば投資家に責任を追及されますし、現段階から強気を示して得はあまりありません。業績に対して楽観的な物言いをするのは、本当に経営が「ヤバイ」時くらいでしょう。 なので、アメリカのSell in Mayに因らずとも、日本株も元々5月は株価が弱くなりがちな傾向がありました。統計的に見ても、5月は年間で9月に次いで成績の悪い月です。近年は特にヨーロッパが突然発火することで急落した印象が強く、ある種特殊な下落のように感じられましたが、元々大なり小なり弱さが目立ちます。というわけで今週限定の短期見通しは「買い」。しかしタイミング的、水準的に「売り」の視点は持っておくべき、という感じでしょうか。為替のドル円100円超え、TOPIXの1200ポイント超えが果たされないままじり高となっている点は非常に「上手い」上げ方なので、天井を見切るのは容易ではありませんが、ユーフォリアにどっぷり浸かり過ぎるのは止めておくべきと思います。 新興市場は「やや買い」に。本日は両指数共に大幅高。引き続きバイオ株が激しく買われることでマザーズ指数は一時1000ポイントに迫る場面がありました。で、私、今の今までずっとアホみたいに新興市場は「強気の買い」判断でここ数年放置してきましたが、ようやく目標の1000ポイント達成が見えてきたので、ここから真面目に(?)投資判断を考えていこうと思います。そもそも何故強気の買いで押し続けてきたかといえば、指数1000ポイントで算出開始となったマザーズ指数の1000ポイント割れがどう考えても異常だったからです。新興市場は玉石混淆で、不埒な粉飾を行う企業も確かに存在しますけれど、それは東証1部だって同じこと。「新興だから」の問題ではなくて、純粋に企業レベルの問題です。一方、新興市場から市場変更で東証1部に巣立っていった企業の何と多いことか。新興市場はきちんとインキュベーター(孵卵器)の役割を果たしています。なのに、いつまでもライブドアショック以後の低評価から抜け出せずにいました。個人的にはマザーズ指数が2000ポイントでも別におかしくないと思っているのですが、とりあえず短期間で3倍近くになってきましたから、ちょっとだけ力を緩めます。ただ、純粋に新興市場の決算が出揃う中旬までは需給に変化はなさそうですから、もう一搾りできそうです。【ポートフォリオ銘柄】三井海洋開発(6269)は反発。「政府が日本海側でもメタンハイドレートの調査へ」と伝わったことが材料視されました。ただ日本海洋掘削(1606)が一時15%近い上げとなって3月に付けた上場来高値に肉薄したのに対し、同社はイマイチでした。この差は明らかに信用買い残の重さにあると思われます。取り上げ時にも書きましたが、需給面では日本海洋掘削や鉱研工業(6297)といったところに劣ります。しかしそれでも尚同社を挙げたのは、こういった材料だけではなく、純粋な業績の良さ。今期も最高益更新が見込まれ、非常に安定感があります。この辺りの差は来週の決算でようやく出てくると思われますし、他の銘柄の動きが良ければ連れ高も期待できますし。何はともあれ、ようやく売り一巡感が出てきて、高値で溜まったしこりの整理が進んでいる感じ。ここからの巻き返しに期待です。本日よりポートフォリオ入れとなった日立メディコ(6910)は大幅反発。非常に地味な銘柄ではありますが、決算後の高値を回復してきました。上部に開いた窓(1617円~1675円)を明日にでも埋めてくる感じで、高値更新に期待。そういえば目標を設定していませんでしたが、とりあえず2000円としておきます。全然市場に注目されていませんから、地味に上がっていく形に期待です。で、またポートフォリオ銘柄を増やさないと回らないので、頑張って一つ入れてみます。今回は田淵電機(6624)にします。電源・パワコンの製造メーカーですが、足元特に太陽電池向けパワコンを扱う銘柄の業績が堅調です。先日超絶に良い決算を出した安川電機(6506)は、パワコンの急拡大が今期業績見通しの裏付けになっています。決算翌日は陰線を付けたものの、再度高値追いの動きになって評価されています。その他山洋電機(6516)もやはり好決算を出して大きく買われる動きになりました。やはりこちらも太陽電池向けパワコンに強みがあります。で、他にも色々とパワコンメーカーはあるのですが、大証2部銘柄ということもあって出遅れ感が強いまま放置されている田淵電機に注目しました。かつては任天堂(7974)関連株として賑わったこともありますが、その任天堂がイマイチな動きになっており、同社はそれにやや足を引っ張られている感じがあります。しかし以前ほど業績は任天堂にべったりではないですから、来週15日発表予定の決算は大きく期待を寄せることができそうです。同時に同社は疑義注記銘柄でもありますから、今回の決算を受けて外れることにも期待できます。チャート的にはリーマンショック前の08年4月、09年9月、11年7月の高値を結ぶ上値抵抗線を足元で明確に上抜けかかっており、来週の決算で上抜けが成立すれば、400円くらいまで節が無い感じ。そんなわけで個人的には山洋電機も捨てがたいのですが、決算がまだなので田淵押しで。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れ。目標は400円とします。【注目銘柄】前澤工業(6489)は一時ストップ高。引けではストップ高ではありませんでしたが、ほぼ同水準で引けました。こちらは連休前の29日に配信した有料メルマガにて買いで取り上げた銘柄ですが、その後危なげなく上昇トレンドが続き、本日ドカンときました。上昇率は実に30%超えに。業績が良かったのも勿論ですが、400円以上の価格帯出来高の薄さが特にポイント。06年から2年かけて下落し続けた価格帯ですから、逆にしこりが小さいところです。なのではっきり言ってここで売ってくる人なんて居ませんから、これだけ地合が良ければ後は上がるしかありません。というわけで目標株価はまだまだ上の水準に設定。また目標株価到達し次第、当欄にて取り上げ根拠を示します。ロングライフHD(4355)は大幅続伸。こちらも連休前の26日から有料メルマガにて取り上げ。やはり順調な上昇が続き、本日無事目標株価500円に到達してきました。日経新聞で「待機老人解消のため都市の高齢者を地方で受け入れる際の指針を9月にもまとめる」と報じられたことを受けて、先般より待機児童関連株として大相場化しているJPHD(2749)やサクセスHD(6065)などと同様に、テーマ化にも期待しました。で、取り上げ根拠を示したいですが、文字数制限があるのでまたの機会に。ただその他のメッセージ(2400)とかユニマットそよ風(9707)とか、まだ新興市場の関連株に出遅れ感が強いですから、その辺りも含めてまだまだ注目と思います。その他連休中にようやく更新できた有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.htmlGWでようやく色々溜まっていたことが片付いたので、ブログ更新ペースも元に戻せるか・・・と思ったのですが、早速明後日は母が検査入院するので、またちょいちょい忙しくなります(T△T)というわけで、あんまり期待せずにお待ちください(-。-;)※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2013年05月07日
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あたかもGWに行ってきたような感じで続く3月の沖縄話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20130301.html美ら海水族館を出て、迷いながらもイルカショー会場までたどり着いた我々。何とかギリギリ開演時間に間に合いました(;^_^Aただ当時はまだ3月初旬で肌寒く、特に海風をモロに受ける会場でしたから、薄着の私は寒さに震えながら見ることに(-。-;)しかし、そのショーの内容は期待以上の大迫力で大興奮!イルカすげー!!( ̄Д ̄;;音楽に合わせて動き、そして大きく飛び跳ね、高速で泳ぎ・・・どうやってあれだけの芸を仕込ませることができたのやら。やっぱりイルカは賢い!(^_^)/しかし、あんな巨体がもし突然飛びかかってきたら、むっちゃ怖いですね( ̄Д ̄;;そう考えると飼育員には到底なれません(・・;)私も動画を撮ってきたのですが、より上手く撮れているのがYouTubeにアップされていたので、そちらをご確認ください。いやー、実はイルカショーは特に入場料も徴収されないので、ここまで来たらタダで見ることができますからお奨めです。正直、ジンベイザメの大きさよりも、こっちの方が感動しました。ショー自体は20分程度で終わり、お客さんは皆三々五々また各々のエリアに分かれていきました。我々はウミガメのゾーンへと向かいます。そこには巨大なプールのような水槽があり、大量のウミガメが大きな身体狭しと泳いでいました。ウミガメを堪能した我々はいい加減お腹も空いてきたので、昼食の時間とします。しかしながら、施設の中の食事処は案の定いっぱいで待たされる感じ(-。-;)なので、ちょっと離れたところにある軽食を取れる喫茶みたいなところで食べることにしました。・・・が、頼んで出てきたピラフは完全なる冷凍ピラフをチンしたもので、超ガッカリな昼食でした(T△T)(つづく)
2013年05月06日
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2013年05月05日
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2013年05月03日
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