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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり4,200円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。 一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜大幅続伸。前日のNYがイエレンさんの公聴会での発言を好感して続伸し、また最高値を更新してきました。為替はドル円が100円を明確に突破する流れに。それを受けた日経平均は朝方から大きく買われ、あっさりと15000円台に乗せてのスタートとなりました。一時15000円を割り込む場面があったものの、切り返して再度高値追いの流れに。節目を抜けたところで売り方の買い戻しを誘う仕掛け的な買いが先物に入ると、指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)やソフトバンク(9984)といったところが積極的に買われる展開になりました。一方のTOPIXはメガバンク中心に買われ、それに追随する形。週末であることが売り方の買い戻しを急がせ、引けにかけても全く弱る気配が無く。一時15200円を付ける場面がありました。結果、ほぼ高値圏を維持し、終値でもあの5/23の急落以来の水準に。出来高は32億株強、売買代金は2.8兆円と約4ヶ月ぶりの水準にまで膨らみました。投資判断は「強気の買い」。また株価が上がってきて忙しくなってきたので、ブログの更新は間が開いてしまいましたが、前回「先週末の雇用統計の結果を受けて、もっと逃げ遅れた売り方が絶望するくらい(300円高くらい)上昇すると見ていた」としたように、無事(?)売り方が絶望する展開になってきました。まずイエレンさんの姿勢が予定通り緩和維持(ハト派)だったこと、そしてヘッジファンドの45日ルールの期限が過ぎたこと、前回書いた二つの気がかりを無難に通過できたことで、これで全く売るべき材料が無くなったと言えます。更に木曜の昼には麻生財務省が「為替介入という政策手段を有しておくことが大事」と発言し、為替に加速を付けてくれました。 それにしても持つべきものは良い相場観を持つ財務相です。麻生さんは社長経験もあるだけに、株式市場の要諦をしっかり理解しています。さすが「我らが太郎」。いつも株式市場フレンドリーな対応をしてくれますし、本日は実に良いタイミングでカードを切ってくれました(まあぶっちゃけ偶然かも知れませんが、臭いは感じたのかも知れません)。その辺りが甘利さんにもっと見習ってもらいたいところです。 とにかく、これでチャートの上に風穴が開きました。5月の急落以来続いてきた三角持ち合いの上値ブレイクは、今後の株高を約束してくれものと思われます。やはり今回も「空売り比率30%」が効きました。何はともあれ、9月のオリンピック決定以後ずっと「買い、買い」と言い続けてきたことが、ようやく結実した感じがありホッと一安心です。油断はすべきではないですが、15000円を抜けると次は15700円までは問題ないと思っています。15700円の根拠はというと、96年の阪神大震災の復興需要を睨んだ高値、2000年のITバブルの高値、07年の小泉劇場の高値、それらを結んで今に続く超長期の上値抵抗線の存在です。今年の5月に丁度そこで跳ね返されて、今度は再トライの形です。 正直、現段階では15700円を抜けるかどうかはちょっとわかりません。これだけ長く続いてきた上値抵抗線ですから、上抜くには相当のエネルギーが必要ですし、抜いたら逆にものすごい超強気相場になると見ています。場合によっては今年の「アベノミクス相場」以上の盛り上がりになる可能性すらあります。 ただそのボーナストラックへの切符は、それなりに手に届く可能性があると思います。それは世界的な金融緩和、中でも日本の異次元の金融緩和及びインフレ目標があるからです。デフレが終わる、たったそれだけで日本株はとてつもない爆発力を持つはずです。復興需要や東京オリンピックなど色々な支援材料はありますが、本質的にはただ一つ、デフレから抜け出せるかどうかです。 もし本当にそれが叶うなら、日経平均は4万円に行ったっておかしくはない。これはあくまで「おかしくはない」と言っているだけで「行く」と言っているわけではないのですが、少なくとも外国人投資家などはそう思って日本株を買っているのだと思います。「デフレ」と「放射能」を耳にするのは日本人は慣れっこになってしまっているのですが、外国人にとってはそれぞれ悪魔の次に忌避する存在だと映っているのかも知れません(ちなみにドバイに行った時丁度汚染水漏れがあったこともありますが、日本の記事は連日全部フクシマでした。アベノミクスなんて一言も書いてありません)。 アメリカは日本流のデフレを嫌い、ヘリコプターベンと言われるバーナンキ議長はその持論の通りQE123を繰り出してとにかく資金を流し続けました。バケツに穴が開いていようと、とにかく入れる水量を増やし続けました。その結果、こぼれた水が株式市場に流れ込んで、アメリカは過去最高の株高を更新し続けています。 そのことを一番わかっているのが外国人ですから、丁度一年前に安倍自民党総裁が「インフレ目標を設定して大胆な金融緩和を行う」と言ったところで外国人買いを呼んだのです。それを知らない日本人がちょっと戻ったところで喜んで株を売り続ける。特に株について不勉強な個人は売り続けました。投資主体別売買動向が示す通り、それは一年経っても変わっていません。そして金曜のNYも無事高値を更新し、シカゴ225先物は15300円台に乗せています。為替もドル・ユーロ共に円安水準をキープしており、引き続き売り方を絶望の淵に誘う下地が出来ている格好です。特に15000円、ドル円100円という節目にはストップロス注文が入りやすい数字ですから、元々抜けてきた際には加速が付くようになっていました。為替に大きく影響する欧米のイベントがひとしきり通過し、一応来週木曜の日銀金融政策決定会合が日本の番ということになります。市場は一段の緩和が出るのではないかとの「おねだり」を始めており、その具現化として現在円安圧力に弾みが付いていることも考えられます。冷静に考えると「今日本に追加緩和が必要なのか?」と思いますが、足元で欧米が通貨安政策をまた採ってきたことを考えると「ひょっとして・・・」という気持ちが起こるのも事実です。実際に緩和されるかどうかは別として、木曜までの4日間で皆がそのように投資行動を起こせば、為替は一段と円安に進みやすい地合にあると言えます。その木曜で円安に一段と加速が付くかどうかは判断の分かれるところですが、前回も示したように日本には他国に負けない負債、すなわち国債があります。よって、日銀がそれを引き受けて緩和する余地は大いにあるので、根っこには円が売られやすいという下地があり、どっちにしろ円安基調が続くのだと思います。 じゃあ肝心の今何を買うべきかというところですが、やはり為替の恩恵を受ける外需とか、世界的な金融緩和を期待した不動産、そして証券、加えて足元で人気が出てきた銀行(特にメガバンク)でしょう。木金と出来高が30億株を越えてきて、いよいよ過剰流動性相場の再開、つまりは外国人の日本株買いの再開が見られます。 丁度衆院解散から1年を経て上昇相場開始第二幕というのは話が出来過ぎですが、投資は人間が行っている以上「何らかの運命的な錯覚」も投資行動に影響してくるのは間違い有りません。この辺りは私の好きな行動経済学などで説明が付く話なのだと思います。新興市場は「やや買い」。金曜は両指数共にしっかり。ただ、東証1部の主力株に資金が集まる地合になっていることから、1部の銘柄に比べると勢いが弱い印象です。ただ前回指摘したような例えばJトラスト(8508)とかガンホー(3765)のような個人投資家大好き銘柄も、地合の好転を受けて下げ止まりの兆しが出ています。ちなみにガンホーは本社を買収したスーパーセルのあるフィンランドに移転するという話が出ましたが、とりあえず今のところ会社側が否定しています。そんなわけで、新興市場にも再度上値追いの機運が出始めています。また来週からIPOが続々始まるので、東証1部が急騰して一休みする段階において、その資金が一気に入り込んでくる期待があります。というより、大体いつも順番的にそのパターンです。前回も書きましたが例年JASDAQ市場は11月~12月が底値で、その後半年上昇していくというパターンがありますから(11月末から半年投資した場合のリターンが1986年以降の平均で14.8%)、基本は新興市場も今の内に仕込んでおいた方が良いと思います。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続伸。メガバンク3社の決算が出て、中でも三井住友FG(8316)が収益性に優れたことで(早々に国債から手を引いて、株や投信などで儲けた)、5000円を回復し一人年初来高値を更新。次いで三菱UFJFG(8306)が戻り、みずほは一番出遅れた形になっています。誤解を恐れずにぶっちゃけ論で言えば、みずほは暴力団融資問題が一番最初に発覚したので、一番イメージが悪くなっています。その結果株価も当初の下げ分が他の2社に比べて需給を悪くしており、戻りも鈍いです。以前指摘したようにやはりアコム(8572)にも同様の問題が発覚したのですが、三菱UFJなどはほとんどダメージを受けていません。現実的に暴力団絡みの話を全て排除するのは物理的に不可能なのではないかという気もしますが。食品偽装問題で社長が辞任したのは阪急阪神ホテルズくらいで、あとは程度の差もありますけれどどさくさ紛れで特に目立っていないのと同じです。で、株価は今丁度その急落時に開けた窓の部分に入り込んでいます。ですから、足元の外国人買いの継続によってひとまず225円くらいまでの戻りは早いものと思われます。そこを越えて年初来高値233円を超えられるかどうかというところですが、個人的には三井住友が越えてきたのなら十分越えられると見ています。私は年前半の上昇相場の中においても「銀行株が復活すれば、日本株の上昇はより本格的に勢いのあるものになる」と繰り返していましたが、結局未遂に終わった感じでした。そして今、再びその芽が出始めています。メガバンクが揃って高値を更新してくるような事態になれば、ようやくアベノミクスも国内外で本格的に認められてきた、と言えるのではないでしょうか。・・・で、今日も文字数制限の関係上この辺で。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.htmlそして、ようやく相場が思い通りに動いてくれたので、すっかり油断して来週はまたちょっとぶらり一人旅癖を出したく思います。なので、更新までまた間が開くと思いますが、忘れないでやってください(;^_^A※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2013年11月16日
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やっとドバイに着いたドバイ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20131023.htmlドバイ国際空港はとてもキレイで大きな空港です。ヨーロッパのハブ空港としても大いに利用されており、年間6000万人近くが利用する世界でもトップクラスの規模。さて飛行機を降りたは良いものの、次はどこに行けば良いのやら┐( ̄ヘ ̄)┌この瞬間から最早日本語が通じる世界では無くなっており、未知の体験ゾーンです。私は金魚のふんのように、他の乗客達に必死についていきます( ̄Д ̄;;ところが、やがて乗客達が右と左に分かれて進んでいきます(-。-;)その中心では係員らしき人が何やら叫んでいます。うーん、ここは運命の分かれ道だぞ。思い切ってその係員にチケットを見せながら、知りうる単語で聞いてみました。で、どうやらトランジットならばこっち、ドバイが最終目的地ならあっち、という風に分かれているとのこと。ドバイでの初めてのコミュニケーションは何とか上手くいきました(;^_^Aで、エレベーターを降りると入国審査の前のところで、日本語のできる旅行会社の人が出迎えに来てくれていました。一応ホテルまで連れて行ってくれて、チェックインまでしてくれるそうで、ほっと一安心。その他のお客さん数人と共にドバイでの注意点や簡単な説明を受けると、次は入国審査ということになりました。入国審査では黒い布で頭を覆う「アバヤ」という民族衣装をまとった女性が検査官でした。パスポートの写真と私をアラビアンeyesの怪しい瞳で見比べます。緊張する私(・・;)実は私、普段ヒゲは生やしていないのですが、アラブの国と言えばやっぱりヒゲが特徴。男はヒゲがあって一人前と聞きます。なので、とりあえず床屋に行ってから一度も剃らずに2週間分くらい伸ばしていきました。これでアラブでなめられずに済むぞ、と。なので、別人と怪しまれているんじゃないか?(-。-;)すると、その女性の審査官は手で「しっしっ」とあっち行けみたいなことをされます。何だ?ワシは臭くないぞ、と思っていると、頭上にカメラがあるので、そこに顔を向けろとのことでした。そこで顔認証をして、危険人物ではないかどうかがチェックされている様子。おぉ、ハイテクやないですか。なお、これは他の人もやられていたので、一応全員そこで登録されるみたいです。そうして無事入国審査を通過して手荷物を受け取ると、ようやくドバイ国際空港から外に出たのでした。(つづく)
2013年11月12日
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2013年11月11日
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やっと飛行機に乗ったドバイ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20131023.htmlナイトフライトで行くエミレーツ航空は、機内の照明を落とすと天井に星が出るようになっています。アラビアンナイト気分を満喫してお休みなさい、という心憎い演出。ただ私、高速バスとか飛行機とか、移動する乗り物で寝られない人なんです(-。-;)ですから何とか一生懸命寝ようとするのですが・・・隣の人が機内食をカチャカチャと食べている音とかが気になって寝られず(T△T)満天に浮かぶ天井の星を見ながら「うー」とか「あー」とか言って苦しんでいました。幸いエミレーツ航空は私が今まで乗った海外の航空会社の中では一番邦画が充実していました。比較的新作が数十本用意されています。行きはプログラムで見付けたまさかの「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」(柴崎コウ、真木よう子主演)を観て、帰りは「舟を編む」(松田龍平、宮崎あおい主演)。どちらもぼんやり観るには適度な面白さだったので、まったりと眺めます。そしてきりの良いところで適当に頑張って寝ますzzz3時間くらい浅く寝て座席の脇のサブモニターを見ると、インディージョーンズ風に飛行ルートが表示されていました。もうインドを過ぎてだいぶいいところまで来ている様子。いよいよアラビアンな国寸前。窓側のアラブの男性越しに外を見やりましたが、現地時間でも午前4時ですから真っ暗です。ただ、陸にはポツポツとオレンジ色の点が光っていました。翼よ、あれがドバイの灯だ!次第に興奮も高まって、眠気も吹き飛んでいきました(^^)間もなく飛行機は着陸態勢に入り、オレンジ色の点が近づいてきます。そして無事ドバイ国際空港に到着。こうして私は生まれて初めて中東の地に足を踏み入れたのでした。(つづく)
2013年11月10日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり4,200円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。 一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続落。前日の海外ではECBの利下げとアメリカのGDPの結果を受けて為替が上下へ乱高下。一時は99円台に突入したドル円も朝になってみると97円台に逆に円高に振れていたりで大混乱でした。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただSQ値が14013円で決まると、それが下支えとなって下げ幅を縮める展開に。空売りの買い戻しも入った模様。ただ日経平均寄与度の高いファーストリテイリング(9983)などの下げがきつい中で戻りも限界に達し、先物は株式市場が昼休みの間に値を戻すので精一杯。後場には再度売り込まれると14000円手前の攻防に。何とかそのラインを死守すると、雇用統計を控えた売り方の買い戻しが入り、引けでは高値の方まで値を戻しました。売買高は22億株台、売買代金は1.7兆円とSQの日であるにもかかわらず低調でした。投資判断は「強気の買い」。何とか最終防衛ラインの14000円は死守できて翌週にバトンを渡すことができました。それも朝から大きく売られた結果、逆に売りの出尽くし感が出たことやSQ値が下値で決まることになったため、下支え要因ができたことにあると思います。その辺りが不幸中の幸いだったと言えるでしょう。そして金曜の雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の12万人を大きく上回る20.4万人増。一方失業率は若干悪化して7.3%になるということで、株式市場的には一番良い形での着地となりました。すなわちアメリカの景気回復期待感はある一方、FRBが金融緩和出口の目標とする失業率は悪化した、という点で。それを受けて為替は円安方向に振れ、結局ドルは99円台、ユーロも132円半ばまで回復。シカゴ225先物は14200円台後半まで上昇しています。個人的には為替がこれだけ戻したんなら14400円くらいまで上がっても良いとは思うので、とりあえず月曜は強い動きが想定できるでしょう。ただ、いつものパターンとしては雇用統計直後と週明けの動きは真逆になることが多いです。つまり行き過ぎた反応の反動や、雇用統計の結果を数日かけて冷静に吟味してみると異なった解釈ができる、という動きです。というわけで警戒レベルは落としても良いとは思うものの、相変わらずまだ油断はできません。気になるチャートは、まず日経平均の方は下値支持線を厳密には割り込んできました。ただ2、3日中にまた値を戻せば「だまし」で済みますし、金曜は最終防衛ラインの14000円をシカゴ先物の段階では割り込んでいたのに、日本時間では死守できたという点は大きいと思います。一方TOPIXの方は何とか割り込まずに済みました。75日線も終値ベースでは割っていません。また両指数共に上方に窓を開けたので、戻りやすさもあります。決算も大部分の銘柄が金曜のうちに出てしまい、休日中に投資家の皆さんが今回の結果を整理されることになると思いますが、総じて上方修正を出す銘柄の方が多く、また更なる上方修正に含みを持たせている企業も多いです。総合的に見ても14000円以上敢えて売り込む動きは見られない、というのが確認できました。そして年内の重要イベントはこれでほぼ済んだと言えると見ています。中国の三中全会もこの週末からスタートしますが、景気引き締め路線は継続しつつも、あまりハードランディングに繋がることはできないはずです。なので心配は要らないでしょう。ECBも利下げをしたということはこれで数ヶ月はこれ以上の動きをしてこないはずですし、為替はこれで心おきなく円安に向かえるはずです。日本は超借金大国ですから、まだまだ国債を買い入れて量的金融緩和を進めることができる。中期的な振れはあっても、長期的には明らかに歴史的な円安トレンド転換をしていると言えます。一応よく言われるヘッジファンド45日ルールの期限が来週いっぱいで、ぶっちゃけ実質的にどこまで影響があるのかは疑問ですが、それでもそれを過ぎると投資家心理の不安点が消えるのは確かです。あと、前回も書きましたが、変化点として実に見逃せないのは空売り比率の上昇です。金曜はまた30%を割り込んできましたが、金曜が少なくとも目先半月程度の底であったと認定できると考えています。「なんだ、たった半月かよ」と言われるかも知れませんが、私は非常に有効なタイミングで底打ちを確認できたことになると見ています。すなわち、もし本当にそうなればチャート上の要諦である14000円、6月以降続く下値切り上げトレンドや75日線を割らずに済んだことになり、そして逆に三角持ち合いを上放れることができるかも知れないという点です。別に半月で上昇が終わってしまうわけではなく、あくまで「少なくとも」半月は大丈夫、という見解です。5/23の高値から半年の信用絶対期日も近いですし(いつも繰り返しますが、実際に返済売りが無くなるというよりは、あくまで投資家の心理面への影響が強い)、三角持ち合いを上放れれば、恐らくは今までの上値の重さが嘘のように戻りが見られる相場になると思います。その戻りの原動力になるのはやはり外国人投資家の回帰しかありません。今年も残りわずかになってきましたが、年間の動きを見ると圧倒的な外国人の買い越し(累計10.6兆円)とそれに株券を供給し続ける国内勢の売り越しの構図です。株式相場におけるアベノミクスの恩恵は利益確定の段階では国内投資家に寄与していますが、「これから」に関しては益々市民レベルへの恩恵や実感は薄い感じになっています。既に貯蓄が無い世帯の割合が3割を越えてきています。一応個人的には「一人暮らしの増加」や「核家族化」の一層の進展から世帯ベースで見た割合が増えているだけで、また子供が少ないため遺産相続割合が増えることからも過剰に心配する必要は無いと思っています。ただ政府は相続税の増税などでその辺りも狙い打ちしていますから、やはりそれなりに気にすべき点であるとは考えています。と言うわけで、来年からの軽減税率の廃止は、例えば株式を相続したけれども関心が無く、懐に余裕の無い世帯からの換金売りが出やすく、マイナス材料であるのは間違いありません。その流れで年間の個人の売り越し額は累計で4.8兆円に及んでおり、株価は上がれども一段の株離れに繋がっている格好です。ただ、益々シェアを拡大している外国人の割合に比べると全然小さいのも事実。ですから、年末の駆け込み売りで株価が重くなる懸念が市場にはありますが、個人的には偏に外国人投資家次第であると思います。そこで話が最初に戻るわけですが、外国人の損益に直接影響してくる為替や、外国人投資家のスケジュールで日本株も動きやすいわけです。金曜に前日分の下げを一気に取り返したNYダウやS&P、政策金利引き下げの恩恵を一身に受けて高値を付けるドイツDAX(フランスはS&Pによる格下げを受けても高値圏を維持し限定的)など、とりあえず中国以外の外国人投資家のお膝元は安定的です。そして今回の決算シーズンを終えて日米のPERが逆転し、日本の方が遂に割安になりました。ハッキリ言って日本株を売る理由は今のところ需給面の悪さしか無いと言え、それも来週辺りにはまた一つ改善されてくるでしょうから、押し目で仕込んで後は待つだけの作戦が最も有効と思います。個別では特に為替の円安効果で前期比大幅に業績が改善した企業が多いのは確かですが、4-6月期に比べて7-9月期は為替水準がほぼ変わっていない(もしくはむしろ若干円高)のに、下半期の業績見通しに強気な姿勢を出せたところは、偏に日本企業の「筋肉質さ」「本来持つ力」を証明できたものと思います。そして潜在力はまだまだ強いと言えるでしょう。それでも個別ではチャート上の下値支持線を割り込んでしまった銘柄も結構あり、これが日本株の戻りを弱くする原因になりそうな感じもあります。特に今回の決算の印象として良かった銘柄はとことん買われ、悪かった銘柄はとことん売られるという流れが強かったと思います。なので、それを跳ね返すだけの外国人の買い(特にボリューム面での力強さ)が戻ってくることが一番肝要でしょう。悪かった銘柄もそれなりにベースアップされることが指数に大きく影響してくるものと思います。とはいえ、それが確認できない現段階ではやはり買える業種、買えない業種があるでしょう。例えば不動産株はオフィス空室率の低下や三井不動産(8801)などの大手不動産各社の好決算を見ても、また世界的な超低金利政策、緩和策を見ても、十分まだまだ資金が入り込む余地があると思います。一方、丁度今色々な企業が不正を明るみにしています。ヤマトHD(9064)のクール宅急便問題や各ホテルの食品偽装。ちょっと話は逸れますが、個人的にはこれらは大きな詐欺事件であり、もっと国民は怒っても良いと思いますが、意外に世間の論調は「どこも同じようなことをやっている」という感じですね。日本人がそのように本気で思っているのであれば、中国などを責めることはできません。で、確かにどこもやっていたので「今のどさくさのうちに謝っておけ」というような感じが情けないです。それ以外でも暴力団への不正融資問題などがあり、各業種で「芋蔓式」に表面化しそうな悪材料を抱える業態は、決算が良かったとしても今は手を出し辛い状況にあるため、なかなか上値の重い展開が続くと思います。その他金融では有料メルマガで度々売りで取り上げていたJトラスト(8508)は前日にまさかの東証新指数に採用されて沸いたものの、金曜の引けに決算の下方修正を発表。これが超ネガティブサプライズになった模様でPTSでは一時ストップ安になりました。もし週明けも同じようにストップ安であれば、個人投資家に人気があり信用買いの多い銘柄ですから、個人投資家のポートフォリオが傷むことで他の銘柄に波及する形もありそうです。その他金融株や新興株などはちょっと注意が必要かも知れません。新興市場は「やや買い」。金曜は両指数共に軟調。Twitter株の上場で出尽くしとなったデジタルガレージ(4819)を始め、この頃比較的しっかりしていたネット関連株が売られる流れになりました。アメリカでNASDAQが軟調だったことや、新興銘柄の決算集中日で買いが手控えられたことが主因。来週は上述のように為替が円安方向に戻してきたこともあって、資金は東証1部の方に戻りそうな感じなので、一旦は新興市場銘柄の方が相対的にパフォーマンスの悪い状況になると思います。ただ需給バランスは東証1部銘柄に比べて良いので(5月上旬に早々に高値を付けたことなどもあり)、短期の押し目はやはり買っていって良いと思います。・・・そして休日で調子に乗って書き過ぎたので、文字数の関係でこの辺で。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2013年11月09日
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また間が開きましたが、未だ出発にすら至っていないドバイ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20131023.html無事出国審査などを済ませると、出発までサクララウンジで一服。関空のラウンジではさすが関西、たこ焼きが食べられます(;^_^Aしかも美味い!!というわけでついついパクパク食べてしまいました。有名な「うどんでスカイ」も食べて、満足満足(^^)ただ、ここのラウンジには残念ながらシャワーとかは無いそうです。それだけ残念。ラウンジで夕飯をとりお腹をいっぱいにした私は、あとは寝るだけ、と機内に乗り込んで出発の時を待ちました。予定より15分早く出発することになった、ということでしたが、遅れるのは聞いたことありますけど、早まるのは初めて聞きました。座席は窓側を確保できず、隣は初老のアラブ系の男性。頻繁に利用しているのか、CAさんと親しげに話しておられました。残念ながら石油王では無い様子(;^_^Aまあ旅は始まったばかりですから、これから出会う機会はたくさんあるでしょう←ホンマか?エミレーツ航空はお陰様で(?)「ワールド・ベスト・エアライン賞」を受賞し、今やあのシンガポール航空を抜いて世界1位の評価を受けています。ドバイの航空会社らしく全体的に非常にリッチな感じが漂い、空飛ぶブリリアントな空間。事前にHPで確認してみるとファーストクラスはおよそ飛行機とは思えないブルジョワな空間になっています( ̄Д ̄;;・・・が、当然ファーストクラスなんて夢のまた夢。↓ちなみにファーストクラスはこんな感じhttp://www.emirates.com/jp/japanese/flying/cabin_features/first_class/first_class.aspxで、座席にあったメニューを見ると、どうやらちゃんと機内食が出るようです(-。-;)げげっ、たこ焼きと「うどんでスカイ」でお腹をいっぱいにしちゃった( ̄Д ̄;;そんなわけで折角の空の楽しみ機内食をキャンセルする私(T△T)何と勿体ない・・・。タッパーを持ってきていないことを悔やんだ私は、悔やみきれないのでメニューだけ写真で撮っておきました。(つづく)
2013年11月08日
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2013年11月07日
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今年もまたこの日がやってきて、ついに38歳になりました。ここまで来るといい加減1歳くらい年をとっても何とも思わなくなってきますね(;^_^Aただ身体が年々明らかに弱ってきているので、去年は誕生日に大風邪を引きましたが、今年は2週間前に引いた風邪の残りでまだ少し咳が出ます。なかなか完治せんですねー(・・;)気持ちはまだ中学生くらいのつもりなんですけどね。そんな精神年齢で毎年やっている有名人からの電報コーナーです(;^_^A「お誕生日おめでとう。38と言えば、昔sengoku38って人が居たような・・・誰だっけ?」安倍総理さん「お誕生日おめでとうございます。いや、むしろ自分におめでとうです」楽天マー君さん「誕生日かー。プレゼントで貰ったルンバにゴミと探知され、ずっと吸引され続けるが良い。少しはマシになるだろう」古美門研介さん8周年記念の時と同じ面子で、何故か最後だけ罵られましたが、皆さん有難うございました(^_^)/38歳になっての抱負は、やっぱり健康第一ですね。特に最近は強く思います。どんなに良いことがあっても健康を害したら全て「おじゃん」ですからね。皆様もとにかく健康にご留意を。そんなこんなでまず39歳までしっかり頑張っていきたいと思いますので、皆さんまた応援の程宜しくお願い致しますm(_ _)mぺこり
2013年11月04日
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2013年11月02日
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