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2004.11.17
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カンタブリカス

原種水仙カンタブリカスの花、バラの実、オキザリス・フラバの葉。


(どうぞ神経が繊細な方はこの先を読まないで置いて下さい。
動物の死をダイレクトに書いていますが、それで皆さんを怖がらせて
動物を飼うのを避けるような事にはなって欲しくないのです。)




Kaeruは実はぶんちゃんの亡くなった時を知っています。
カンナ(猫)の失踪後、がっくり落ち込み、食事こそ摂っていたが、
いつも食べまくっていたおやつを食べる気を失っていたためだろう、
その夜中(早朝?)目覚めて、寒くて寒くて(低血糖?)どうしても寝つけない。

その時、ガンガンと大きな金属音を聞いた。
一瞬何事と思ったが、それは多分ぶんちゃんがカゴや止まり木にぶつかる音。

夜は眠る鳥が飛ぶはずはない。
ましてや前夜、元気がなく、ろくに飛べなかったぶんちゃんが
そんな大きな音が出るような飛びようができるはずはない、普通なら。

これはぶんちゃんの断末魔の苦しみだとKaeruは想像できた。
だが、本音を言えば怖くて、寒くて、眠くて布団を出る事ができなかった。
それに、客観的に見てももしもぶんが今際の際だとしても、
今さらできる手当てはなく、犬猫と違って
わたしが見に行って緊張させこそすれ、彼が慰められるはずはないのだ。
それにもしも今際でないなら病気の彼を夜中に叩き起こしたら有害だ。

だが、朝恐る恐る見に行った彼は予想通りであった。
足を突っ張った様子が彼の苦悶を顕わしていた。

カゴから出すと手の中で見る見る冷えて行った。

わたしより病気や死にか弱いオットにそのまま見せるに忍びず、
手近にあったミニタオルにくるんだ。
思いがけずタオルの色、模様が良く似合い、
赤ちゃんのおくるみのような包み方をされたぶんはものすごく愛らしくなった。


旦那は自主的に午後から仕事を上がって来てくれ、
ふたりでぶんを庭に埋葬した。

ぶんとの暮らしで後悔している事は三つ。
肝臓の病気であったが、
もしや賞味期限切れの副食を与え続けたのが原因か?という可能性を否定できない事。
忙しさの中で観察や掃除をなおざりにしていた事。
最期の時、ぶんのためというより、怖くて見に行けなかった自分である事。
2、3番目はわれながら情状酌量の余地もあるが、1番目は..........。
多少の金を惜しんで後から後悔する種になるような事はしちゃいけなかったなあ。
わたしは完全にジンセイの優先順位を間違っていた。

それにしても、ろくに飛べなくなっていたぶんが、
最期にあまりに激しく動いた事にはビックリした。
想像するに、多分以前カンナ(猫)がおこしたようなヒキツケ状態であったのだろう。
カンナも深夜ガッ、ガッと唐突に飛び回ってから手足を突っ張って硬直し意識を失った。
カンナは戻って来たが、ぶんは戻れなかった。
「眠ったように」死を迎えられる子は物語りでは聞くが、実在するのだろうか。
だが、結構タマシイがカラダから抜け出す時は
こんな格闘があるのでは?という気もする。


.........わたしがぶんの事を書くのは、多分これが最後です。












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最終更新日  2005.09.14 19:58:31
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