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儚いガラスが、強くなれば。透明なガラスは、16世紀にベネチアで作られました。ガラスの透明度が、一番必要なのは、ビーカーなどの化学機器。イタリアの化学は、透明ガラスにより、急激に進歩しました。時が流れ、20世紀。お湯を入れても割れない、耐熱ガラス、パイレックス。コーニング社により、1913年に商品化されました。パイレックスが使われたのは、やはり化学機器。パイレックスも、文明を進歩させるはずでした。しかし、パイレックスは、悪魔のガラス。第一次戦争のアメリカを、陰で支える力になります。当時、アメリカの化学機器用ガラスは、ドイツから輸入されていました。パイレックスの開発が意味したもの。それはドイツに依存しない、アメリカの化学力。開戦と同時に、ドイツからのガラス製化学機器の輸入は停止しましたが、アメリカは、自国のパイレックスにより、戦争を継続できました。儚いガラスが、強くなったとき。代わりに、砕け散ったのは、儚くなった人の命。
2011.06.30
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先週は、忙しい1週間でした。少しずつぺースを取り戻します。【安心する】エレベータ、便利ですが、事故の怖さもあります。ブレーキ式の安全装置。安全の保障が、実用化の始まりでした。【日記1】 「ちいさな願いが おおきな力に ― エレベーター ―」・・・・【襲われる】人を襲うカラス。その理由を調査中。近く結果をご紹介します。【日記2】 「その者 手配中につき」・・・【感謝する】深く感謝しています。恩返しは、始まったばかりです。【日記3】 「感謝の気持ちが伝われば - 受賞 -」 ・・・【興味を持つ】誰がそれを作ったか?確かに興味があります。忘れてならないのは、時が経つほど優れていくとは限らないこと。それは未来も同じです。この装置が何か。本のネタバレになるので、書きません。興味ある方は、リンク先のウィキペディアを。【日記4】 「千年もの 停滞を経て - オーパーツ: アンティキテラ -」 ・・・・
2011.06.29
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その時代に、あるはずがないもの、オーパーツ。アンティキテラの機械を、ご存知でしょうか?紀元前100年頃に、古代ギリシアで作られた、30個もの歯車からなる精巧な機械。それが、アンティキテラの機械です。あまりに複雑な、歯車の組み合わせ。そのために、その存在そのものが疑問視さえされました。事実、オーパーツの多くが、贋作であったり、抽象化された動物の絵を宇宙船の様に、とらえ間違ったものでした。わたしもアンティキテラを、疑問視していました。アンティキテラの機械は、1901年に沈没船から回収。その後、長く忘れられていました。だれもそれを信じず、だれも使い方を理解できなかったから。しかし、2005年ごろから急速に利用法が解明。ネイチャーなどでも報告されます。刻まれた文字などからも、古代ギリシア製と確認。アンティキテラの機械は、古代ギリシアに存在した最高水準の技術でした。しかし、その後、千年間、これ以上の歯車装置は現れませんでした。古代ギリシアの技術は、中世に完全に忘れ去られました。オーパーツは、あるはずがないもの。その思いは、わたしたちのおごり。ただ先人の知恵に、わたしたちが及ばないからでしかありません。【アンティキテラの機械】【参考】 ジョー・マーチャント,「アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ」,文芸春秋,2009年,285P ※ アンティキテラの謎解きに挑んだ技術者たちの物語。 頁数がありますが、科学史として面白い本です。 【ウィキペディア】 「アンティキティラ島の機械」 ※ アンティキテラの機械が何に使われたか。 それはあえて書きませんでした。 知りたい方は、推薦の本をお読みいただくか、上記記のリンクをご覧ください。【参考リンク】 「ネイチャー(英文): In Search of Lost Time」
2011.06.26
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過日、学会賞を頂きました。昨年とは、別の学会からの受賞となります。科学分野の受賞では、複数の連名で受賞ができます。共同研究者の皆様に、少しでも恩返しをと思い連名としますが、連名枠にも人数制限があるのが悩みです。連名にできなかった皆様にも、深く感謝しています。受賞のたびに思うこと。それは如何に多くの方に、助けられてきたかということ。まだまだ不十分な恩返し。これからも、可能な時に、恩返ししていきたい。***今週はあわただしく、実質、ブログをお休みしました。それからの見直し、お返事、ともに遅れており、すみません。また復帰いたしますので、少しずつお返事も始めます。よろしくお願いします。
2011.06.25
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また、カラスに襲われました。昨日、東京の街中で。通りを歩く私。すれ違いざま、女性が悲鳴を!何か私に、いたらぬ点でも?そう思い、振り返った私。その時、背後から頭に衝撃が。頭をカラスに両足で、ワシヅカミにされたのでした。その感覚は、頭を犬にアマガミされた感じ。でも、貴重な体験、ちょっと嬉しい。しかし、なぜ?犯行現場から、わずか100m。小さな、熊野神社がありました。そこで、手がかりを発見。「犯行現場付近に残された、犯人のてがかり」なるほど、そうでしたか。先日の八咫烏神社の日記以来、2回もカラスに襲われました。きっとあの八咫烏神社の日記で、彼らの秘密をもらしてしまったに違いありません。カラスの情報網は、空を通じて。奈良から東京への情報も、電光石火。彼らの情報網は、あなどれません。そういえば、あの頭をつかんだカラス、3本足の感触だったような・・・。いけません。カラスに、指名手配されました。ちょっと、姿を隠します。なんとか、カラスから逃げ切って、また皆さんにお会いする時まで。【問題の八咫烏神社の日記】 「いままで きみに逢えないでいた -八咫烏神社-」 ・・・・・・・・・・
2011.06.22
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できることを、すればよい。19世紀初頭、すでにエレベータは工場などで使われていました。動力に内燃機関を使った、機械的なエレベータ。しかしそのエレベータには、落下防止機能がありませんでした。ロープが切れれば、落下するエレベータ。荷物は運べても、人が乗るにはあまりに危険。それを変えたのは、イライシャ・グレーブス・オーチス。アメリカの発明家。非常停止・落下防止用のツメを、エレベータに付けました。彼は博覧会で、その技術を紹介します。安全性を証明のため、彼はエレベータのロープを切断。見事、エレベータは停止しました。しかし彼自身は、この技術の有用性を十分に認知していませんでした。考案の9年後の1861年。とりあえず特許は取得したものの、その年に彼は他界します。その重要性に気付いたのは、彼の息子チャールズ。さらに改良を続け、近代的なエレベータを生み出します。もしエレベータがなかったら、高層ビルがこれほど普及することはありません。もしエレベータがなかったら、都市部は深刻な土地問題を抱えたことでしょう。わずか、落下防止のツメが、高層ビルを生み、街を変えました。大発明ではない、わずかな技術改良が、世の中を変えることもあります。高度な文明社会を支えるのは、ひとりひとりができることで、良くしようとする、想いの積み重ね。 ・今週はかなり多忙になります。 そのため、今週はブログが半休止状態になります。 ご了承くださればと思います。
2011.06.19
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hanaさんの、クロママちゃんが旅立ちました。とても穏やかな旅立ちだったそうです。ご心配頂いた皆様にお伝えいたします。そしてコメント、ありがとうございました。「hana♪1202さん」
2011.06.18
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ピアスには、本来は呪術的な要素があります。今はファッションとなりましたが。カブトエビは、よくご存じな方と、そうでない方がみえます。地域によっては、カブトエビは、ほとんどいないかと思います。私もカブトエビが多い、近畿に来て、初めて見ました。無農薬、農家の方は大変かと思います。これからも続くことを願います。【日記1】 「ねがいは きらめき ― ピアス ―」【日記2】 「それは やさしさのあかし ― カブトエビ 2011 ―」6月15日の日記、ニセモノは「さくら羊羹」でした。意外に低い、正解率。皆さん難しく、考えすぎたご様子。さくら羊羹の写真をクリックするとわかりますが、これは「タオル」でした。小さな写真では、わかりませんね。【日記3】 ご紹介「縁起菓子 祝い菓子」 まだ雨が降るかと思います。お気をつけてください。
2011.06.17
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「縁起菓子 祝い菓子」という本に掲載のお菓子。ブログの常連さんのご当地で、本に掲載のお菓子をご紹介します。紹介は、楽天さんにリンクがあるもののみ。【両判: 京都・ 末富】【あわまんじゅう: 福島県 河沼郡・ 岩井屋】 【さくら羊羹: 奈良県 吉野郡・ 萬松堂】【氷室饅頭: 石川県 加賀市】【草だんご: 東京都 葛飾区】失敗、企画倒れでした。思いのほか、楽天さんにリンクがありません。ところで、上記のリンクに1個ニセモノがあります.おわかり頂けただろうか?
2011.06.15
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クロママちゃん、hana♪1202へのコメント、ありがとうございました。騒ぎ立てる様なことはすべきではありませんが、いてもたってもいられず。野良猫だったために、なかなかこころを許さず、やっとうちとけたと思ったら、病魔が彼女を襲いました。今は静かに見守りたいと思います。皆さん、ありがとうございました。【日記】 「おねがいします ― クロママちゃん ―」
2011.06.13
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今年もたんぼで、カブトエビをみつけました。先週は、なにもいなかった、たんぼ。そのたんぼで、今日、カブトエビをみつけました。まだ田植えもしていない、たんぼ。そこは一歩早く、カブトエビの楽園に変わっていました。ほんとうに、彼ら彼女らは、たくましい。トリオップスという、シーモンキーに似た、飼育キットがあります。これは、カブトエビの飼育キット。水を注げば、たちまち孵化する。その強さが、カブトエビを今日まで生きながらえました。しかし、カブトエビは、わずかな農薬で命をおとします。彼ら彼女らは、無農薬のたんぼでしか生きられません。幸い、近所のたんぼには、いつもカブトエビがいます。それは、無農薬のあかし。命を守る、やさしさのあかし。カブトエビの、生きるたんぼ。それは、国宝をもしのぐ、奈良の宝にちがいありません。【過去の日記】 「ともに 生きる - カブトエビの夏 -」
2011.06.11
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ノラネコだから、人を恐れたクロママちゃん。hana♪1202さんの家族になれて、彼女は、やっと幸せをつかみました。やっと、幸せをつかんだのに、病気になっても、がんばったのに、それなのに、病魔がまた、クロママちゃんに・・・。hana♪1202さんに、支えをと思うけど、わたしは、いま、言葉をうしなっています。文字を、綴れなくなっています。わたしにできない、ささえの言葉を、hana♪1202さんに、クロママさんに、とどけてください。「hana♪1202さん」
2011.06.10
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古の時代、呪術や祈祷に携わる者。彼女たちは、耳に金環を付けていました。神に祈る、彼女たち。彼女たちの動きに合わせ、陽光に輝く、耳の飾り。あの輝きは、神託を告げる光。身体的特徴を持つという、霊能力者。金環のため、耳に開けた孔も、その特徴のひとつ。耳に開けた孔は、呪術者たる、祈祷者たる証明。時は、現代。流行服に身を包み、街を歩く、女性たち。その耳にゆれる、様々な形の、ピアス。ピアスを付けた、彼女たち。なにをいのり、なにをねがう。明日へのいのりは、絶えなくて、やさしいねがいは、きっと、かなう。だからこそ、時を越え、いまなお続く、ピアスのかがやき。
2011.06.09
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やや暑くなりましたね。八咫烏は、サッカー日本代表のシンボルマーク。この神社も、サッカーファンが訪れるとのことです。三本足の八咫烏。各地の熊野神社などでも、お守りで見かけることがあるかと思います。やたがらすならぬ、ただのからす。先日、ある神社に行った際、カラスにカァカァと鳴かれました。さらに、木の枝などを落とされ始め、そそくさと退散。子育て中の巣に近づくと、カラスに攻撃されると言いますから、そうだったのかもしれません。この八咫烏は、あまり好きにはなれず、八咫烏神社にも行っていませんでした。一方で、おちゃめ庚申は、いつか会いたいと思っていたもの。庚申は、個人の悪事を天に言いつける虫を、妨げるための祈り。今でも各地で、庚申碑は作られているかと思います。おちゃめ庚申も、手に虫を捕まえていますね。また庚申は、お猿さまも祭ります。みなさんも、庚申碑、探されてはいかがでしょうか。どこかに、「庚申」とあったり、お猿さんがいたりしますので、ご近所でもすぐに見つかるかと思います。梅雨の晴れ間、ご近所の史跡、文化財散策、いかがでしょうか。【日記1】 「いままで きみに逢えないでいた - 八咫烏 -」【日記2】 「もっと 素直でいれたなら ― おちゃめ庚申 ―」
2011.06.08
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時には、こんな情報も。先日、「おちゃめ庚申」をネット検索して、警告音のするサイトに出会ったとの情報がありました。私はその覚えはありませんが、念のためにじっくりウイルスチェックをしました。ウイルスチェック後は、バックアップや、ファイル整理を実施。UPDATE関係も最新に。さらにネットで、最近のウイルス情報も確認。Macで、偽ウイルス対策ソフトが問題になっていることを知りました。(いまさら?)【ITmedia】 「Apple、MacDefenderの新たな亜種に対応」ウイルス対策ソフトになりすます、マルウエアらしい。Windowsは大丈夫と思っていると、下記の情報が。【司令官 報告です!!】 「偽システムユーティリティ:Windows 7 Recovery」やはり、偽システムユーティリティの「Windows 7 Recovery」が、日本上陸とのこと。詳しく、対策まで上記のリンクにありますが、特徴は下記のとおり。・Windoowのシステムユーティリティになりすまし、ソフトの購入を要求・PCのファイルを非表示にして、削除されたかのように偽装・危険なマルウェアを、同時に複数個導入Windowsと間違って、購入されませんように。説明を見ても、やはりJAVAは使わないのがよさそうですね。気になったのは、説明で「セーフモードでスキャンしないと発見できない」とあったこと。通常のウイルス対策ソフトでは、検知できないのでしょうか。ファイヤーウォールなどでも防げるのか、「検索」がちょっと心配になりました。みなさんも、ウイルスチェック、UPDATE、JAVA対策など、しっかりとされた方がよさそうですね。ときには、こんな情報も。
2011.06.07
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素直な気持ちは、だれにも伝わる。飾らない姿勢に、だれもが慕う。だから、きみは、いまでも愛されている。1843年、もうきみが生まれて、170年もの時が過ぎようとしている。天保14年、だれの手から、きみは生まれたのだろう。くるしいときも、きみをみれば、笑顔になる。さるたちも、両脇で、笑顔をくれる。素直に、飾らなければ、笑顔にあえる。きみをみて、ねがいます。笑顔がほしい、いまだから。いまさらかも、しれないけど。ねがいます、もういちど。あのころの、素直なぼくで、やり直せたら。きっと、いまよりきみに、より添えるから。 「おちゃめ庚申」
2011.06.05
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いままで、きみに逢えないでいた。きみを、誤解していたばかりに。きみのよさを、見ようともせず、きみに逢えないでいた。距離と、誤解が、ふたりを裂いて、きみに逢えないでいた。似つかわしくないと、思っていたのは、なにもかも、ぼくが愚かだったから。そんな愚かな、あやまちを、いままで、ぼくは、なんどくりかえしたことだろう。ときが流れ、でも、無為なときではなく、成長したぼくは、ようやく、きみと逢う。大地をふみしめる、その三つ脚と、くもりのない、きよいまなざしと、優美なまでの、つばさをもつ、きみ。やたがらすさん。ぼくは、やっと、きみに逢えた。 「八咫烏神社の八咫烏」
2011.06.03
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カタツムリ。カタツムリの歯を、怖いと思った方も多くみえました。コンクリートや石をかじるということからも。また園芸を楽しまれる方には、カタツムリやナメクジは害虫になります。ちょっと、かわいそうなカタツムリでした。ダイヤモンドのお話。最大のダイヤ「カリナン」は、鉱山の所有者の名前からとの情報を頂きました。情報は、 ≪chappy2828さん≫ から。それにしても、このダイヤの発見も1905年。1905年は、アインシュタインが特殊相対性理論などの数本の論文を発表した「奇跡の年」。その頃、日本は日露戦争をしていました。マダム・タッソー。結婚前の名前は、マリー・グロシュルツ。結婚後の名前は、マリー・タッソー。それで、マダム・タッソーと呼ばれます。しかし7年の結婚生活後、マダム・タッソーは、単身でフランスから英国に渡ります。その後、夫と会うこともありませんでした。英国では、マダム・タッソーは、蝋人形展示の興業で大成功。フランスに、戻ることはありませんでした。少なくとも英国は、フランスでの死の危険を感じることはありませんでした。硬いダイヤと、やわらかいろう人形。硬い歯を持つ、やわらかい体のカタツムリに、間を取り持ってもらいました。【日記1】 「いつもとちがう 雨の日には - カタツムリ -」【日記2】 「あわてない ゆるがない - 最大のダイヤモンド -」【日記3】 「おのれのちからに 翻弄されて ― マダム・タッソー ―」
2011.06.02
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