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昨日10月29日は、鹿とたわむれる奈良公園へ。興福寺特別公開,正倉院展,東大寺ミュージアムの様子をお伝えします。●【国宝 興福寺北円堂 特別公開 (2011年10月8日~11月23日)】1210年再建の北円堂内部、特別公開。北円堂では、下記の仏像を観ることができます。・国宝 弥勒如来坐像(鎌倉時代 運慶作) ・国宝 無著菩薩像,世親菩薩像(鎌倉時代 運慶作)・国宝 四天王立像(平安時代,持国天 増長天 広目天 多聞天)・法苑林菩薩半跏像,大妙相菩薩半跏像(室町時代)国宝の北円堂内部と、7体の国宝の仏像を観ることができます。拝観料300円は、安く感じることでしょう。●【国宝 興福寺三重塔 特別公開 (2011年10月8日~11月23日)】興福寺で最古の建造物、三重塔(1143年再建)。初層内部と、弁財天坐像を特別公開。内部にわずかに残る装飾絵画と、弁財天坐像が観られるだけ。三重塔だけで拝観料300円でも、高く感じることでしょう。【興福寺】 「興福寺国宝特別公開2011 (三重塔初層・北円堂内陣)」●【第63回 正倉院展 (2011年10月29日~11月14日)】今年も正倉院展の季節になりました。日本一混む評判の特別展。公開初日の10月29日10時、奈良国立博物館の入場は60分待ちでした。昨年ほどには、人が多くありません。今年は、金銀鈿荘唐太刀が主役で、昨年の琵琶には負ける様です。昨年の正倉院展も初日、会場で悲鳴が上がる混雑を体験しています。今年は初めから入場する気もなく、行列を確認して他を目指しました。ちなみに、今は正倉院自体は工事中で、非公開です。ご注意を。【昨年の日記】 「第62回正倉院展での日記」【奈良国立博物館】 「第63回正倉院展」●【東大寺 戒壇院】北円堂の四天王像と比較したくて、戒壇堂へ。国宝の四天王像(奈良時代の塑像)があります。四天王像と多宝塔だけの戒壇堂内部。いつもながら、観光客がいません。大仏殿周辺とは別世界の静けさが味わえます。大仏殿から遠く、拝観料500円必要なのがその理由でしょう。さらに転害門にも足を延ばしましたが、戒壇堂よりは観光客がいました。戒壇院は、2011年11月4日~10日公開休止。お気をつけて。 ●【東大寺ミュージアム】2011年10月10日に開館した、東大寺ミュージアム。南大門の北、大仏殿までの道沿いにあります。国宝 不空羂索観音立像,国宝 日光・月光菩薩像,国宝 誕生釈迦仏立像を観ることができます。大いに期待しましたが、私の感想は残念でした。失望の理由は、下記の通り。・少なすぎる展示物 瓦,木簡などを数えても、展示物60件は少なすぎます。・暗すぎる会場 展示物保護のためですが、内部が暗すぎます。 目が悪い私は、点字の説明も十分に読み取れませんでした。・混雑しすぎる会場 開館したばかり、観光地の中心、会場が狭い、今は正倉院展も開催中。 そのために、とても混みます。 加えて会場が狭く、人とぶつかるのを避けるのが精一杯。暗闇の中を、人ごみにもまれます。会場から出て、正直ほっとしました。入館料500円、大仏殿共通券800円ですが、それでも高く感じるほど。もう少し、ミュージアムとしての整備が十分されてからの来場をお勧めします。お勧めは、興福寺 北円堂の特別公開。一方で、興福寺 三重塔はお勧めできません。東大寺ミュージアムも、もう少し落ち着いてからが良いでしょう。鹿もせんべいをもらったり、写真を撮られたり。観光客とたわむれていました。秋はぜひ奈良にいらして、素適な時をおすごください。【東大寺】 「東大寺ミュージアム」
2011.10.30
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ブログの日記を更新するだけで、緑化につながるグリムス。10本目の、大人の木が育ちました。機能上、楽天ブログには、画像を貼れません。しかしそれを考慮して、登録すれば画像を貼れなくても、楽天ブログでは日記更新のみで木が育ちます。10本目の木ですが、残念なことに、過去の木は一部しか確認できなくなりました。以前は管理画面で、すべての木を見ることができましたが。日記更新だけで、モンゴルなどの植林が進みます。未登録の方は、下記のリンクから、ぜひグリムスの登録を。【gremz】 「グリムス」
2011.10.29
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各地で検出される放射線を浴び続けた場合の死亡率。100万人に650人は、少ないとは思いません。これはICRP(国際放射線防護委員会)から公表されている公知のデータですが、意外にも知られていないようでした。コメント頂いたように、一般の病死や事故死に加えて、さらに650人。若年層への影響は、さらに深刻です。ところで、宇宙旅行。実は、宇宙飛行士の被ばく管理は、重要な課題です。宇宙飛行士は、1時間で1mSvも被ばくします。太陽フレアが宇宙船を襲えば、さらに被ばくします。その宇宙飛行士の、宇宙ステーションでの被ばく管理は生涯積算で600mSv以下。死亡率は、なんと3%まで許容しています。放射線で、100人に3人が、がんで死亡しても許容範囲。それが宇宙飛行士の実態。それでもあなたは、宇宙旅行を希望しますか?【日記】 「浴び続ければ - 放射線被ばくの影響 -」【宇宙での被ばく】 「宇宙飛行士の被ばく管理」
2011.10.27
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京都の「くくり猿」。以前、それを見た時、「さるぼぼ」だと思いました。飛騨のさるぼぼ。その意味は、猿の赤ちゃん。真っ赤なその人形は、縁結びの縁起物。スキー場近くで、よく見かけました。京都では、その猿は手足をくくられています。人間の煩悩を、縛り付ける意味があるといいます。真っ赤な色は、疱瘡神の色。疱瘡(天然痘)や疫病を、払う意味もこめられています。くくり猿、奈良での呼び名は「身代わり猿」。身代わりに、災いを受けてくれる人形。手足を伸ばした、さるぼぼ。手足を縛られた、くくり猿。身代わりにまでされる、身代わり猿。さるぼぼを見た後では、くくり猿や身代わり猿が、気の毒に思えてなりません。
2011.10.26
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微弱な放射線を浴び続けた時の影響。ICRP(国際放射線防護委員会)のデータをもとに、下記の表を作成しました。この表は、18歳から65歳まで、放射線を浴びた時の年齢別死亡率を示しています。皆さんが各地の放射線量から読み取れるように、ICRPの毎年被ばく量を、毎時の単位に換算しました。表中の数字は、百万人あたりの死亡者数。先日の福島の公園の値、1.5μSv/時(1.5μSv/h)で説明します。1.5μSv/時は表にありませんので、黄色の1.7μSv/時の欄を横にご覧ください。例えば、18歳から1.7μSv/時を被ばくし、30歳になるとします。すると30歳での死亡者数は、百万人中13人と推定されます。さらに65歳まで被ばくすると、650人。被ばく開始が18歳以下の場合、さらにリスクが増します。この数字の大きいとみるかは、個人の判断かと思います。確かなのは、微弱な放射線も、被ばく年数が長いほどにリスクが増すということ。できるだけ早期に、放射線量を下げる努力が望まれます。・・・・・・・放射線については、先回の日記でも書きました。下記もご参照ください。【先回の日記】 「健康の 特別管理を - 放射線 -」【表の参照元】 「ICRP勧告」今回の日記は、死亡率など、配慮を欠く表現をさせて頂いています。これは表現をオブラートに包むことによって、事実が伝わり難くなるのを恐れ、あえて直接的な表現とした結果です。福島を初めとした、放射線検出地域の皆様、御理解頂けますと幸いです。皆様の放射線への対処のご参考となりますように。
2011.10.24
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毒を針に塗る、ハリネズミ。毒も使うようと分かっていても、実際は難しいことです。ただ、人が薬と呼ぶものは基本は毒です。毒を適量使うことで、薬としています。裏を返せば、薬も飲みすぎれば毒になります。「ザビ神父さん」のコメントにもありましたが、ワクチンによる予防接種も毒を利用する薬でしょう。みなさんも、薬には頼りすぎませんように。【日記】 「毒をもって 敵を制す - ハリネズミ -」・・・10月になって、美味しいラーメンのお店「麺屋 一徳」さんに行きました。スープの味の追求で休店されていたため、少し足が遠のいていました。久しぶりの一徳さんは、行列待ちのできるお店に変わっていました。もう以前の、隠れ家的なお店ではありません。やはり、良いものは評価される。そう思うと、とてもうれしく思います。私も陰ながら、長く応援してきたお店ですが、もうその助けも必要なさそうです。むしろお邪魔をしてもいけませんので、これからは少し距離を置いて見守らせていただきます。これからも、ますます伸びるお店になっていかれますように。【過去の日記】 「塩ラーメンとしめ飯 - 麺屋 一徳 -」
2011.10.23
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高い放射線量が検出された地域の皆さんの健康診断を。放射線を恐れすぎる必要はありません。しかし福島で検出されている値は、白血球の数などを定期健康診断で監視すべき値。健康診断の問題は、費用ではありません。白血球などに異常値が出た場合、それが放射線によるものかの関連が確定しにくいこと。しかし、異常の原因が特定しにくいから、診断しないではいけません。むしろ今すぐ健康診断して、事故前の個人の値を把握しておくべき。事故前からの変化量を確認しないと、さらに原因が特定できなくなります。健康診断の全面展開、急ぐべきです。【日記】 「健康の 特別管理を - 放射線 -」畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズ。シリーズ順に読んでいないので、何を読んだかわかりにくくなってきました。「しゃばけ」,「ぬしさまへ」,「おまけのこ」,「うそうそ」,「ちんぷんかん」。少なくとも、これらは読みました。「天星音1005さん」の言われる様に、しゃばけシリーズは短編が面白いですね。やはり、鳴家がポイントです。こちらは、少し天気の悪い日。落ち着いて、本よ読むには良いかもしれません。
2011.10.22
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ほんとうに、役立たないものはありません。ヒキガエルの背中のイボには、毒があります。そして、ヨーロッパのハリネズミは、その毒の怖さを知っています。だから、その皮の毒を、ハリネズミは自身の針に塗りつけます。敵に襲われた時、針に付いたその毒で、自分の命を守るため。毒をも利用する、自然の知恵。どこで彼ら彼女らは、その知恵を得るのでしょう。猛毒も使い方で、味方に変わる。その知恵は、人にとっても、生きる術に。毒を、毒と嫌わないで。あなたが嫌い、避けるものも、あなたを救うかもしれませんから。【参考】 小林朋道,「先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!」,築地書館,2010年,193P
2011.10.20
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秋らしくなりました。こちらもようやく、稲刈りが始まりました。 ブナのみではなく、根などから毒素を出して、他を排除する植物はいくつもあります。静かに見える植物も、争いながら生きています。争えば、木もまばらに生えます。共存すれば、木は密集しますが、個々は小さくなります。争い栄えるのが良いか、共存し身の丈に合わせて生きるのが良いか。植物に学ぶ生き方もあります。【日記1】 「つよきもの 彼は孤独で さびしくて - ブナの木 -」コメントでも頂きましたが、奇人とされた天才は数多くいます。天才も完全ではなく、むしろ反面教師とすらなる生き方をしています。ゲーデルは、生まれはチェコ。ナチス・ドイツから逃れ、アメリカに移住しました。この経験が、彼の猜疑心をさらに強めたのかもしれません。心のバランス。とても大切で、ごく簡単に崩れるものでもあります。【日記2】 「だれもが 俺をねらっている - クルト・ゲーデル -」素適で、すごしやすい秋。紅葉の季節も、間もなくでしょう。
2011.10.19
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各地で検出される放射線。パニックを恐れ、公の見解は極めて楽観的なものになっています。そこで、あらためて、安全性について考察します。管理基準値として、考えなくてはならないもの。(1)年間 100mSv これを超えると、発がん率が被ばく量に比例して増加します。 この被ばく量で、100人に1人が発がん。 発がん率は、6%増加します。 ただしこの福島原発事故以降、明確な根拠もなく、年間250mSvに引き上げられています。(2)5年間で 100mSv(1年で 20mSv) 放射線従事者の管理基準。 被ばく検知用のフィルムバッチを付け、定期的に血液検査などを受ける専任者のみに適用される基準値。 特別の管理を受ける人のみの基準で、一般人には適用されません。 私も一時期、この管理下にありました。(3)年間 1mSv 上記(2)以外の一般人の管理値。 また継続的に被ばくするなら、この値以下の管理が推奨されています。 つまり、永住するなら、この値以下が望まれます。では、よく報道される地域の放射線量○○μSv/hで考えます。(1)年間 100mSv: 1年は、24時間/日×365日=8760時間。 100mSv/年÷8760時間=0.0114mSv/h=11.4μSv/h つまり11.4μSv/h以上の地域は、発がんのリスクが明らか。(2)年間 20mSv: 20mSv/年÷8760時間=0.0023mSv/h=2.3μSv/h 2.3μSv/h以上の地域は、専任従事者の管理基準を越えます。 放射線フォルムバッジ着用、血液検査などの定期健康診断が必要となります。(3)年間 1mSv: 1mSv/年÷8760時間=0.00011mSv/h=0.11μSv/h 0.11μSv/h以上の地域は、従来の一般人の管理基準を越えます。 これを超える場合は、要注意な地域です。原発事故以前の日本では、自然界から多い地域で1.4mSv/年(0.16μSv/h)程度の放射線量がありました。上記(1)~(3)は、この自然界からの値にプラスしての被ばく量です。福島の「marnon1104さん」の日記を拝見しました。美術館のある公園で、放射線量1.5μSv/hの表示があったとのこと。この値は、上記(3)の一般人の管理値の10倍。自然界の放射線量から見ても、10倍になります。1.5μSv/hは、上記(2)の専任作業者の管理基準値2.3μSv/hも越えそうな値。放射線フォルムバッジ着用、定期健康診断などがあってしかるべき。また継続的に浴びるべき値ではないとも言えます。ただし発がん性については、上記(1)の約1/7だから、発がん率は1000人に1~2人とはなりません。100mSv/年以下の被ばくでは、発がん性と被ばくの関係が明らかになっていないためです。一般人の管理基準値の10倍、自然界の10倍の放射線量がある福島。住民の被ばく検知用フォルムバッチの着用と、定期健康診断を求めたく思います。またこの値が長期的に続くなら、より大きな対応が必要となります。子供や妊婦も住んでいますから。住民の皆様への更なる説明と、適切な対応を望みます。皆さんも、下記で放射線量をご確認ください。【日記1】 「みんなでつくる放射線量マップ 」
2011.10.17
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あの医者は治療もせず、俺を殺そうとしている。あの看護婦も食事に毒を入れ、俺を殺そうとしている。ふざけるな!殺されてたまるか!アメリカ人数学者、ゲーデル。彼の代表的な業績は、不完全性定理。不完全性定理とは、「数学は自身の完全性を永久に証明できない」というもの。数学といえども完全ではなく、人間の理性には限界があるとする定理。ゲーデルは、生涯、被害妄想に悩まされます。医者の治療の遅れは、医者が彼を殺そうとしているからと考えました。1978年、ゲーデルは亡くなります。病院の食事も、医者が毒を入れていると思い込み、食事を拒否しての餓死でした。彼の業績、「選択公理の無矛盾性の証明」や「一般連続体仮説の無矛盾性の証明」。これらは彼が、入退院を繰り返している時期の業績でした。人を疑う、猜疑心。疑問を問いかける、探究心。これらは、表裏一体の存在にあります。常にこころにブレーキを、その境界を越えないように。わたしから、あなたへ忠告します。天才になっては、なりません。
2011.10.16
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幹が曲がった木が生える、生えるブナ林。地域によっては、幹が曲がったブナを見ることができます。ブナの幹を曲げるもの。それは、冬の雪の重み。寒い冬、雪は木さえも曲げてしまいます。しかし、ブナは強い木。雪に曲げられても、枯れることはありません。雪が融ければ、ふたたび空を目指して伸びてゆきます。ブナは強い木。伸びるブナは毒素を出し、周囲の木を枯らします。勝ち抜き、大きく育つために。寒さに負けない、生命力。他を排除する、競争力。 しかし、ブナの木、彼は孤独。互いに離れ、互いの毒を避けて生きる、さびしい木。ちから、つよさ、たくましさ。それから得るのが、孤独とすれば、そのちからは、誰のために。つよきもの、彼は孤独で、さびしくて。もし、そのちからを、いさかいのために、つかうなら。・・・・・・・・・・今日の日記は、「mamatamさん」のブログで、曲がったブナの木を拝見したのがきっかけ。ありがとうございました。
2011.10.14
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土砂降りが、猫と犬に例えられる理由。雨風の音が、犬の遠吠えや猫の鳴き声に似ているからという説もあります。ご紹介した、水害被害の説。それが悲しすぎるという方は、鳴き声説をお勧めします。ただ、それも平和なものではありませんが。今年には、あまりに辛い話題。”It rains cats and dogs.”は、この辺りで。 【日記1】 「猫と犬が降る その街に - 土砂降り -」奈良、京都も観光の季節。奈良住まいが羨ましいとの声が、多くありました。実際、奈良は文化財の豊かな県。いまだに、私も見尽くしてはいません。ただ、近くても意外にも、敷地の内部は観ないもの。今回の法隆寺もよく行きますが、実際に拝観料を払って有料区域に入るのは稀です。法隆寺の拝観料1,000円がネックに。秘宝展は、さらに500円追加。遠くの観光地では惜しまなくても、近くでは惜しむ拝観料。法隆寺。腕を組んで立ち尽くす、仁王像の前。これより内部は、有料区域。仁王様に、金を払えと、にらみを受けて、門の外から、五重塔の、そっと頭を眺めては、近くて遠い、奈良を感じています。【日記2】 「晴れた 秋の日に - 法隆寺 秘宝展 -」
2011.10.12
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神はアダムの肋骨から、イヴを創った。有名な男尊女卑の思想。男女の肋骨の数が同じと分かった時、キリスト教の教義を疑う、大問題になったと言う。楽園を追われたふたり。アダムが創った獣は「益獣」になり、イヴが創った獣は「害獣」になった。やはり、ここでも男尊女卑。時代は、21世紀。そろそろ、男尊女卑の思想を、見直してはいかがでしょうか。ちなみに、猫は、アダムが創ったか、イヴが創ったかは分からないと言う。昔も、今も、猫は謎多き存在です。
2011.10.10
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特別公開「法隆寺秘宝展・秋季」に行きました。法隆寺の国宝,重要文化財の数は、2300点以上。数も多く貴重ななため、ごく一部しか通常は観ることができません。そのため、毎年の春,秋に、展示物を入れ替え、特別公開しています。貴重な文化財は大宝蔵殿で公開、拝観料500円。入場者数も、まずまずの人数。しかし遠方からの拝観者は、大宝蔵殿の内部を流し見るように通り過ぎてゆきます。法隆寺、中宮寺、法輪寺、法起寺、藤の木古墳など、観るべきものが多い斑鳩ですから、仕方がないかもしれません。秋の観光シーズン。明日、10月10日には、東大寺ミュージアムも開館します。【東大寺総合文化センター】 「東大寺ミュージアム 開館記念」また、10月8日~11月23日で、興福寺の三重塔初層・北円堂内陣も特別公開されています。興福寺と東大寺は近くですので、一緒にご覧になられてはいかがでしょうか。拝観料は、三重塔、北円堂、それぞれに300円必要です。人気の国宝館の600円、国宝館・東金堂共通券800円が別料金なのも残念ですが。【興福寺】 「興福寺国宝特別公開2011 (三重塔初層・北円堂内陣)」晴天が続きます。素適な秋を、おすごしください。
2011.10.09
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土砂降り。今年は何度も、土砂降りの日がありました。It rains cats and dogs.猫と犬が降る。土砂降りを示す、前述の英語の慣用句を、習った方も多いでしょう。なぜ、土砂降りで、猫と犬が降るのか。その由来のひとつに、悲しい話があります。街の排水整備の悪い頃、土砂降りになると、たちまち街が冠水しました。その被害を受けたのは、街に住む野良猫と野良犬。街の冠水でおぼれた、野良猫、野良犬。土砂降り後の街には、猫と犬の亡骸が散乱したと言います。人々はその亡骸を見て、猫と犬が雨とともに降ってきたと考えました。It rains cats and dogs.猫と犬が降る街。今年は何度も、土砂降りがありました。それはあまりに悲しくて、今年はその光景を思うことすら、つらくてなりません。
2011.10.07
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戦国時代のお茶のたしなみ。争いの中にも、風流がありました。できれば争いはわすれて、その風流だけを後世に伝えたいものです。コメントで、茶臼山古墳の話を頂きました。茶臼山古墳は奈良にもあり、私も行きました。前方後円墳の形が茶臼に似ていると言いますが、私にはそう思えません。地域の茶臼山古墳の歴史を調べた方も。実際、地域の陣屋の跡が多いかと思います。茶臼山の日記、参考文献の表示を忘れていました。石臼学で有名な、同志社大学 三輪茂雄名誉教授の文献「粉と臼」(大巧社 刊行)です。残念ながら、三輪先生は2007年に他界されました。【日記1】 「静けさは 嵐の前に - 茶臼山 -」出雲大社観光を希望される方も見えました。今回、出雲大社も訪れましたが、残念ながら遷宮中です。本殿は工事中で、仮本殿しか見ることができません。遷宮は平成25年まで続きます。ご注意ください。石見銀山には、日本最大級の処刑場があったことが知られています。銀山の治安維持のためには必要なことでした。資料館にも、それらの処刑関係資料が展示されていたとのことですが、現在では非公開になっています。また処刑場を負の遺産とみなし、カタログからも削除、さらにはその管理を放棄し、存在そのものを消し去りつつあります。その理由は、世界遺産認定のため。負の遺産は、世界遺産であることに対して、否定材料となるから。世界遺産認定の裏側を、少し垣間見た気がしました。【日記2】 「出雲を旅して - 石見銀山 -」ご存知とは思いますが、11月に今度はドイツの人工衛星が落下します。人に当たる確率は、2000分の1にアップしました。人工衛星は、2.4t。そのうち、半分の1.6tが30個の破片となって、地球上に燃え尽きずに落下します。人工衛星は、大気圏内で燃え尽きる設計にすべきでしょう。危険なだけではなく、打ち上げ国以外に落下した場合は、重大な国際問題に発展します。例えば、アメリカの人工衛星が、イスラム諸国に落下したなら、それは戦争の引き金にもなりかねません。晴れ、時々人工衛星。そんな天気予報が流れる前に、人工衛星の設計見直しをねがいます。
2011.10.05
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出雲への小旅行で、しばらくお休みしていました。世界遺産、石見銀山への旅。途中、出雲大社に立ち寄ったり、玉造温泉で宿泊したり。世界遺産指定だけあって、坑道の龍源寺間歩(まぶ)はよく整備されています。人ひとり分の坑道の狭さから、作業の過酷さがうかがわれます。粉塵と、灯火の煙。必然的に塵肺になり、30歳で長寿の祝いをするほどに、工夫の寿命は短かったとのこと。銀山で亡くなった人を供養するための五百羅漢が、途中の羅漢寺にあります。拝観は有料ですが、ぜひご覧ください。途中の銀山公園駐車場からでも、片道2.5km。ベロタクシー(自転車タクシー)に乗るのもよいでしょう。レンタル電動自転車もあります。途中の豊栄神社の荒れ様は残念。長州藩の隊士が寄進した、貴重な石造物があるにも関わらず。保護・整備が望まれます。街はかなり整備されていますが、全体に活気不足が残念。まだこれからが、期待されます。銀山公園からの道のりに、写真の「よずくはで」がありました。「よずく」は、この地域でのミミズクの呼び名。稲束を掛ける仕組みですが、支え木が6本で済み、横風に強いそうです。珍しい稲束の乾燥法ですね。
2011.10.03
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