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今年の8月29日、ちょっと変な日でした。29日の六曜が「友引」でしたから。なぜ、友引が変なのでしょう?それは前日、28日が「大安」だから。六曜は、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順に巡ります。28日大安の次は、赤口のはず。なぜ、29日が友引に?答えは、六曜が旧暦で決まるから。六曜は順にめぐりますが、特異日があります。例えば、毎月の1日。陰暦の月により、毎月1日の六曜は決まっています。1月、7月は先勝、2月、8月は友引、3月、9月は先負。4月、10月は仏滅、5月、11月は大安、6月、12月は赤口。つまり、今年の8月29日は、旧暦で8月1日。六曜の特異日の8月1日で、友引でした。そのほか、3月3日は大安、5月5日は先負など、節句なども六曜の特異日。しかしいずれも旧暦ですので、新暦ではわかりにくくなっています。旧暦の独自の決まりで変わる、六曜。なにか謎めいたしきたりが、今も受け継がれています。【六曜計算】 「誕生日など任意の年月日の六曜がわかります」**さて、昨日は楽天ブログ外から、エディタに多くのお祝いコメント。そうです。昨日、8月29日は、私の誕生日でした。
2011.08.30
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色の名を、ご存知でしょうか。空五倍子色、海松色、承和色。これらすべて、色の名前。読みにくい名が続きます。空五倍子色(うつぶしいろ)は、お歯黒の色。やや茶色味のある黒。海松色(みるいろ)は、日本伝統の色。海藻を示すその色は、海外で言うならオリーブ・グリーン。承和色(そがいろ)は、黄菊の黄色。天皇に縁のある色。謂はぬ色、思ひの色。謂はぬ色(いわぬいろ)は、クチナシから採る赤みのある黄色。クチナシだから「謂わぬ」となります。思ひの色(おもいのいろ)は、その名の通り、情熱の赤。古今和歌集でも、思いは「赤」と例えられています。想いをこめて 名を呼んで。ただ待ちこがれ、古きその名と、想いの時を。【参考】福田邦夫,奇妙な色名事典,青娥書房,1993年,258P
2011.08.29
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ハトの首ふりに、セキレイの尾のふり。それぞれに、意味があります。餌を採るため、敵を遠ざけるため。彼ら彼女らは、懸命に生きています。それぞれが生きるために獲得した、特殊な習性。多くのコメント、ありがとうございました。皆さんの、野鳥を見る目の優しさを感じます。もう少し、野鳥の話もありますので、また書いてみたいと思います。・・・・先日の学会賞の後、別の協会からも受賞しました。今年は受賞が重なりました。個人的に考えれば、良い年とも言えます。しかし震災があまりに衝撃的で、喜ぶ気にはなれません。今年はむしろ、忘れたい年になりそうです。野鳥を眺め、変わらない今日を愛おしむ。そういう時が、本当に幸せな時なのかもしれません。【日記1】 「いのちがけの メッセージ - セキレイ -」【日記2】 「すわって 食べよう - 鳥の首振り -」
2011.08.28
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缶ビールや発泡酒。その上蓋に、点字があるのにお気づきでしょうか。アルコール飲料の缶の上蓋には、点字があります。その点字の意味は「おさけ」。普段は気づかない、点字。それは、誤飲を防ぐための気配り。しずかに、やさしく。本当のやさしさは、目立たないものかもしれません。【ウィキペディア】 「点字」 ※ 缶の上蓋の点字の写真,点字表あり
2011.08.26
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首をふる鳥、ふらない鳥。ハトの首振り。これが歩くためのバランス取りではないことを、【関連日記1】で書きました。ハトの首振りは、視覚によるもの。周囲を見るために、首をとめているのが、首振りに見えます。セキレイも、首をふっていますが、速すぎてわかりにくい。あいかわらず、セキレイはせっかち。では、首ふりマニアのための、首ふり講座。首をふる鳥、ふらない鳥、分類します。首をふる鳥: セキレイ、ムクドリ、サギ類、シギ類、ハト首をふらない鳥: カモ類、カモメ類首をふる鳥は、歩きながら餌を探します。首をとめるのは、えさを探すため。サギ類は、餌を探して食べないときは、首をふらずに歩きます。首をふらずに歩く、わたしたち。その理由は、食卓に座って食事するからかもしれません。【関連日記1】 「流れ去る景色が 忘れられないから ― 鳩の首振り ―」【関連日記2】 「いのちがけの メッセージ - セキレイ -」
2011.08.24
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コーンフレーク、皆さんもあまり朝食では食べないようですね。朝食は、きびしい労働に耐えるための習慣との情報も頂きました。ありがとうございました。コーンフレークの原料。トウモロコシが原料では、とのご指摘。そのとおりですが、開発当初は小麦粉が原料でした。後にトウモロコシに変更されます。映画「ケロッグ博士」の情報も頂きましたが、私は存じませんでした。また調べてみます。失敗から生まれた陶磁器「哥窯」の情報を頂きました。ありがとうございました。失敗が成功につながる例は、しばしばありますね。コメントにありました、失敗を改めないと、成功しないとの声。なるほど、そのとおりです。あきらめないこと。よく考えること。成功への鍵ですね。【日記】 「しあわせさがし あきらめないで -コ-ンフレーク-」・・・・・・・・・・・・・「天星音1005さん」からご紹介いただいていました本、「しゃばけ」シリーズをようやく読みました。読んだのは、畠中恵さんの「しゃばけ」と「おまけのこ」。たくさんの妖怪が登場する作品。妖怪の姿が観たく、本に挿絵があればと思いました。実は、表紙の絵が、その挿絵の集合体なのですが。特に「おまけのこ」でも主役の鳴家(やなり)がかわいいですね。楽しい作品ですので、シリーズの他の作品も引き続き読みたいと思います。
2011.08.23
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ちょこまかと、地面を走り回る、セキレイたち。セキレイは、なぜあれほどに、尾羽を振っているのでしょう。チョコチョコと走り、ピョンピョンと尾羽を振る。尾羽の振りは、身近な鳥、セキレイの不思議な習性。近くに仲間もいないのに、尾羽を振って何を伝えたいのでしょう。あの尾羽の動きを、誰が理解するのでしょう。セキレイを襲う、猛禽類。彼らは、不意打ちを好みます。不意打ちなら、獲物をとらえる確率が高いから。だから彼らは、油断した鳥を襲います。警戒した鳥は、つかまりにくい。それを、大型の猛禽類も、知っています。だから、警戒した鳥は襲いません。セキレイの尾羽の動きは、警戒心のアピール。ピョンピョンと、尾羽で伝える、そのモールス信号。「ワタシハ ケイカイ シテイマス」それは、軽快で、しかし、命がけのメッセージ。あの小さなセキレイさえ知っています。厭う相手にすら、気持ちを伝えることの大切さ。そして、伝える努力がもたらす、大きな意味を。【関連日記】 「流れ去る景色が 忘れられないから ― 鳩の首振り ―」【Wikipedia】 「セキレイ」
2011.08.21
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お盆のお休み、皆様、いかがおすごしでしたでしょうか。わたしもすっかり、ブログをお休みさせていただきました。今回のブログのお休み期間は、過去最長かもしれません。またブログ再開しますので、よろしくお願いします。かっぱえびせんの「それから」。かっぱえびせんは、かっぱあられでした。かっぱあられの包装のデザインを掲載します。ご覧のとおり、かっぱのイラストが描かれています。お盆も過ぎ、あやかしの季節も終わろうとしています。かっぱの季節も、間もなく終わり。ところで、かっぱも冬眠をするのでしょうか?【日記】 「あやかしの すがたをさがして - かっぱえびせん -」
2011.08.20
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それは、偶然の出来事でした。ケロッグ氏は、薄いパンを小麦粉で作っていました。限られた原料から、栄養のある食べ物を作るために。しかし油断して、小麦粉を放置。小麦は半ば乾いて、パンに使えなくました。あきらめないケロッグ氏。その小麦粉を、ローラーでさらに薄く引き伸ばします。食べ物を捨てる余裕はなかったから。結局は、その冒険が大成功。コーンフレークが、その失敗した小麦粉から生まれます。世界に知られる、コーンフレークの誕生です。失敗しても、あきらめないで。ただその価値に、気づいていないだけかもしれないから。あきらめず、よく考える。幸運は、考える人へのプレゼントだから。
2011.08.12
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みえないものの、姿をさがして。あやかし、河童の名を持つ、かっぱえびせん。その商品には、河童の姿はどこにもありません。戦後の食糧難、米の代わりに小麦で作られたあられ。少しでもおいしいお菓子を。その願いから生まれたお菓子は、「かっぱあられ」と名付けられました。かっぱあられ。その袋には、漫画「かっぱ天国」のキャラクター、河童が描かれていました。やがて、かっぱあられは、かっぱえびせんに。河童は姿を消しましたが、その名は引き継がれました。「かっぱ天国」は、清水崑さんの作品。「黄桜」の今も続くキャラクターも、その作品から。清水崑さん亡き後は、小島功さんが描いています。姿を消しても、名を残す河童。それは愛され続ける、あやかしにふさわしい。やめられない、とまらない。愛される河童のお菓子は、今後も消えはしないでしょう。
2011.08.10
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小松左京さんの訃報から、しばらく昔を懐かしんでいました。子供の頃から、読書好きだった私。私立の図書館に通っていました。その図書館は、子供用と大人用が別の部屋。ポプラ社などの本を読み切り、いつしか大人室に通っていました。そこにあったのは、SFの全集。出版社は覚えていませんが、大きな黒いハードカバーの背表紙に金文字のタイトル。小さな文字での2段組み、1巻あたり400~500頁の大著。全20巻以上はありました。その重い全集が、小松左京さんとの出会いだったと思います。正直、小松左京さんのSFは、あまり好きになれませんでした。その後の角川映画ブームも、私にはマイナスに。小説は映画より本で読むものと、当時は思っていたから。やがてSF全集を読み終えて、次は同じシリーズのミステリー全集を読んでいました。思えばあれが、本格的な読書習慣のきっかけ。小松左京さんの最近の記憶は、「ホシヅルの日」の提案者。星新一さんの描く鳥は、ホシヅルと呼ばれていました。ホシヅルは、私もよくまねをして描いていました。左京さんの作品で、印象に残ったのは、「くだんのはは」。この作品だけは、左京さんで別格に好きでした。今思い返しても、名作です。凶報を予見するという、くだん。災いがある年に、生まれます。3月の東北の震災。そして左京さん自身もなくなりました。今年は、くだんは、生まれたでしょうか。【過去の日記】 「あらゆる不幸を 予見して ― 件(くだん)―」
2011.08.08
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フジツボが、世界を変えた!もう少しで、ダーウィンに進化論の発表をやめさせるところだった、フジツボ。その種類は多様で、ダーウィンを熱中させました。プランクトン時代、フジツボは何も食べず、定着場所を探します。そして体内の脂肪がなくなる前に、場所を決めて定着します。小さいながら、新天地を常に開拓しています。思えば何度も、ダーゥインの日記は何度も書いています。ダーゥインが、陶磁器のジョサイア・ウェッジウッドの孫でもあるから。船にはすぐに、フジツボが付きます。海辺で育った私は、実家に船がありました。木船、樹脂船、何隻か変わりましたが、いずれも定期的に陸に上げて船底を掃除。驚くほど、すぐにフジツボや海藻が付着します。フジツボや海藻が付かない塗装も、船艇には塗られています。しかしそれらは、どれも少しずつ海中に毒素を溶かしだすもの。ようやく2008年になって、そのうち「有機スズ化合物」を含む塗料の使用が禁止されました。それまでは、フジツボさえ付かない毒物が塗られた漁船で採った魚を、私たちは食べてきました。私はその塗料を船に塗ったりしていましたので、より悪影響があったことでしょう。害虫除去に、庭に農薬。虫の駆除に、部屋に殺虫剤。食器洗浄に、強力な漂白剤。掃除は大切。しかし毒物の乱用はご注意を。害をなすものを殺す努力は、自らを殺す努力と似ているから。【日記1】 「仕方なく 進化論 - フジツボ -」【日記2】 「まずは 掃除を - バルティック艦隊 -」
2011.08.06
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タグサービス、ついに終了ですね。私はタグをこまめにつけてきましたので、残念に思います。終了日は、8月10日。実際はあまり機能していなかったと言われるタグ。ただ、ネット検索では役立っていたのではないかと思っています。今後はカテゴリィ設定主体とのこと。どうなることでしょう。ネットの横つながりを意識して作られたタグ。楽天さんがこれであきらめず、今後もブログの広がりにご尽力くださることを願います。【リンク】 「タグサービス終了につきまして」
2011.08.05
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掃除しないと、戦争も負けます。日本がロシアのバルティック艦隊を撃破した、日露戦争。その理由に、掃除があるとしたら。すでに、太平洋にいる。そう思われた、大国ロシアのバルティック艦隊。その時、反論を唱えたひとり。日本艦隊の司令官、東郷平八郎。彼は艦隊はまだ来ていないと判断し、対馬沖で待ち伏せます。理由は、フジツボ。ロシアから、アフリカ喜望峰を回ったバルティック艦隊。その艦艇には、多量のフジツボが付いていました。通常は、港に立ち寄り、艦艇を掃除します。しかしバルティック艦隊は、掃除できませんでした。日英同盟により、イギリス管轄の港に寄れなかったから。バルティック艦隊の船速の低下。それを東郷司令官は、看破しました。対馬沖の、日本海海戦。船速の落ちた、バルティック艦隊。対する日本は、艦艇を完璧に掃除。艦船の速度は、バルティック艦隊より、時速で3.7Kmも早くなっていました。遅いバルティック艦隊は、次々撃沈されます。艦艇を掃除できなかったばかりに。掃除は、健康を保ち、こころを変えます。そして、時として、あなたの人生すら変えるかもしれません。【参考】 倉谷うらら,「フジツボ 魅惑の足まねき」,岩波書店,2009年,118P
2011.08.04
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昨日は、PLの花火でした。見には行けませんでしたが、涼しい日で花火日和だったことでしょう。しっぽを日傘にする、ケープジリス。ほのぼのしますが、自然の工夫。しっぽのない私たちは、日傘か帽子で我慢しなくてはなりません。戦争のための発明も、数多くあります。天気予報も、そのひとつ。「争う」より「競う」が良いとのコメントもありました。そのとおりで、争えば戦争に、競えば発展につながります。また、台風が接近中。戦争のための成果、天気予報がまた役立ちます。【日記1】 「夏を 涼しく - ケープジリス -」【日記2】 「あらそわなくては 生きられない - 天気予報 -」
2011.08.02
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