酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん
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三重県の最高峰 御在所岳に紅葉を見に行ってきました。山麓には駐車場がありますが、紅葉シーズンには午前の早い時間に満杯になるという情報があったので、途中にある「アクアイグニス」に車を止め、路線バスで向かうことにしました。アクアイグニスは、日帰り温泉とレストラン、ベーカリーショップや洋菓子店などが立ち並ぶ複合施設です。10時4分にバスが出発。ここが始発です。ご高齢の方ばかり(わたしらも含めて(笑))7、8人がここから乘りました。途中の近鉄 湯の山温泉駅で電車でやってきた観光客で満員になり、湯の山温泉街を抜けて10時16分に御在所ロープウェイ前に到着しました。片道10分ちょっとで500円とお高め。結果論ですが、ロープウェイ乗り場の駐車場には、まだ空きがあるようでした。平日だし天気もイマイチだからかな。ロープウェイ乗り場周辺には土産物屋や飲食店、アウトドアグッズのショップなどが並んでいます。10月下旬から11月下旬までの約1か月間をかけて、紅葉が山頂から山麓まで降りてきます。紅葉情報によると、ちょうど山の中腹から麓の湯の山温泉までが見頃ということです。前日の日曜日は、これ以上ないくらいの好天でしたが、この日は雲が多くて山頂はやや霞み気味でした。まあ、私らですから雨じゃないだけ良しということで(笑)ロープウェイは全長2161m、高低差780mを約15分かけて御在所山頂近くまで登ります。定員8~10名のゴンドラが38台、行き来しています。料金は片道大人2600円で、決して安くはないですが、わたしらは割引券を持っていたので片道一人1500円ですみました。けっこう並んでましたが、1台に4~6人の割合で乗せているようでした。昨日だったら、日曜だし天気も良かったのでハンパない行列だっただろうし、たぶん定員いっぱいで運行していたことでしょう。 眼下には、湯の山温泉♨の温泉街が見えます。湯の山温泉は開湯1300年を誇る古湯で、昔は名古屋から直通の特急列車も走っていてそれなりに賑わっていましたが、近年では例に漏れず宿泊客の減少や諸経費高騰などが原因で廃業する旅館もあって、経営はかなり苦しいようです。廃業して廃墟になった旅館に無断侵入する連中も後を絶たないようで、それを逆手に取った心霊スポットツアーが企画されたり、歓迎していいのかどうか複雑な状況もあるそうです。地元自治体や温泉組合も、ただ手をこまねいているわけではなく、観光資源としての御在所ロープウェイや、織田信長と戦った三嶽寺の僧兵に由来する勇壮な火祭り「僧兵まつり」(毎年10月開催)のPR強化、温泉手形の発行、近鉄とタイアップした「足湯列車」の運行や、三嶽寺に伝わる「恋結び折り鶴伝説」にちなんだ恋愛成就のパワースポットとしての「恋結びの湯」キャンペーンを実施するなど試行錯誤していろいろ頑張ってはいるようです。 期待したほど鮮やかではなかったですが、山腹に赤や黄色のモザイクのような模様ができています。 山腹には、あちこちに面白い形の奇岩があって、登山者には難所ですが、ロープウェイ客の目は楽しませてくれます。御在所岳は、比較的手軽に本格登山ができる山です。(それでも年に何度かは遭難事故も起こるので、甘く見てはいけませんが)わたしも、若い頃に一度だけ御在所岳に登ったことがあります。なんとか登り切ったところには、ロープウェイでやってきた大勢の観光客が軽装でくつろいでいたし、最後の一歩で足がつってしまったので、登頂の感動はまったくありませんでした(笑) あまりいい思い出ではありませんね。そうこうするうちに山上駅に到着。さすがに寒いです。気温7℃。山上駅付近には公園が広がっていて、ここからさらにリフトに乗って山頂まで行けますが、今回はパス。冬になって雪が積もると、この一帯は小規模なスキー場に変貌します。冬になって雪化粧するとこんな感じ。風が強くて、気温よりさらに体感温度は低いです。レストランで温かいものを食べることにしました。名物のカレーうどんを選びました。麺は柔らかい伊勢うどんで、カレーもコクがあって美味。トッピングの角煮もトロトロでした。身体の中から暖まりました。窓からは行きかうロープウェイと四日市の街並みが見えます。なかなかの絶景です。10月下旬ころは、上の写真の左手に写っている大きな岩が真っ赤に染まって、御在所の紅葉のシンボルとして下のようなポスター写真に使われています。外はまだまだ風も強くて寒かったですが、せっかく来たので少し山上公園を散策しました。天気が良ければ富士山も見えるそうですが、この日は厚い雲しか見えません。 10月にオープンしたばかりの展望ブランコです。この日は強風のためクローズになっていました。そろそろ下山します。このころから雲が晴れてきて、青空になってきました。まったく・・・・このレポのはじめの方の、登る前に撮った同じアングルの写真と比べても、空の色が違いますよね。わたしたちが御在所岳に登った翌日、山頂の初冠雪と初樹氷の便りが届きました。お山では秋と冬が混在しているようです。帰りのバスを待つ間に、アウトドアグッズショップのモンベルで帽子とイヤーウォーマーをご購入。13時45分発のバスで、車を止めてあるアクアイグニスまで戻りました。ここのベーカリーショップで食パンを買ってから、四日市へ向かいました。四日市まで出て夕食をとることにしています。少し時間があったので、カミさんが近鉄百貨店をぶらぶらするのにお付き合い。近鉄四日市駅近くの一番街商店街と諏訪公園でイルミネーションが始まったというニュースをやってたので、食事前に見物しに行きました。田舎のイルミネーションにしては、まあまあ頑張っている方じゃないでしょうか(笑)閑散としていて少し寂しくはありましたが・・・ 「すわ公園交流館」という、中心市街地活性化を目的とした交流施設です。ディナーは「ゆるり屋次郎」という東北料理専門店です。古民家を改築した隠れ家的な居酒屋。以前、一度、友達と飲みに来て気に入ったので、カミさんを連れて来たいと思ってました。5月に行った東北旅行の思い出にも浸りたかったですし古民家の応接間をそのまま使ったような個室に通されました。 仙台の牛タン炙り焼き 青森名物「せんべい汁鍋」と「帆立貝焼味噌卵とじ」お鍋が恋しい季節になってきました。ほかにも、秋田の漬物「いぶりがっこ」、宮城の笹かま天ぷらも賞味。地酒ももちろん。おなかいっぱい、美味しゅうございました。標高1200mの山上から東北まで、すごい移動距離だったような1日でした(笑)
2025年11月17日
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