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自然と不自然についての覚書。自然という言葉の反対語は人工、人為。・・・そっか、辞書的には「不自然」ではないのか?(笑自然と対比する物の場合は人工(物)が反対語だろうけど、自然と対比するものの感覚をいうならば「不自然な感じ」という表現が適している気がする。自然のものが必ずしも美しいというわけでもないが、必然の上にあるものだし、人が作り出すものは必ずしも全てが必然とはいえない。そして不自然な印象のものも多くあるということ。自然の反対語が人工という言葉だから、人が作ったものは不自然なのだという前提で話を進めたほうが良いのかもしれない。ましてや、手抜き、作為、怠慢、偽造、偽証などというのは、人が関わることで更にマイナスの要素が大きくなっていると感じられる日々だ。いや、他人のものをとやかく言うことは出来ないから(^^;)自分が作ったり描いたりしたものが不自然な感じにならないよう改良や工夫を重ねるしかない(^^図案一枚にしても、花の形、葉の形一枚が気に食わなくて何枚も描き直しすることもある。あくまでも私の感覚的な中での話しなのだが(^^模様の世界では、感覚的に「粋な世界」や「間」を感じさせる表現もあるし、今流行の言葉の「品格」を表現するものもある。前者は「変化する美」「偏重の美」「余白の美」などがあるし「品格」の場合は古典的な模様など安定した色や形のイメージが多くなる。・・・それぞれの説明を考えるだけでも労力が甚大なので、ちょっと省略(笑人が作り出すデザインや道具は、見た目の美しさもあるが、用途や機能上の必然もある。「用の美」は、使いやすく無駄がないことでシンプルな美しい姿にもなる。もちろん構造的にしっかりしていないと壊れてしまうから美しいとはいえない。人が生み出す美の中に自然な姿を求めるのは、直感的にそういう判断もあるように思える。美しい部分と同時に、また、それ以上に不自然な部分に目が行ってしまうものだから。そして、皮肉なことだが、「自然」と対比する言葉は「文化」でもある。西洋の「文化の反対語は自然」。人々が長い時間暮らして生み出すものが文化になるが(ここでは文化の質を問わないが)人の価値観が多様になるにつけ美の領域は広く多くなるが、「不自然」な姿や行為は自然に反するものだと言える。ものと意識を混同して書いてしまっているが(笑)人が生み出すものは不自然、不十分な部分が多いこと。もっと不自然さをそぎ落として(私にとって)もっと自然な形を追い求める。それが美しい仕事になるのだと信じることにする。今更ながらだが、改めて我が肝に銘じておこう(^^
Oct 31, 2007
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雨の中、土手の草木の姿が目に付いた。シダとツツジの葉。 三角形と円形の集まりばかり。こういう単調で同じような形が多いものを、私がそのまま絵にすると見る人に不自然な感じを与えそうだ。しかし現実にあるものだから写真では不自然とは思わないところが写真の力。むしろ、もっと形の対比を面白く撮影しようと努力する。その自然の妙によって写真を見た人には違和感をあたえないだろうが、絵の中ではシダの先が重なって変だとか配置の工夫が足りないとか、不自然だとか言われてしまうことがある。自然のものを、自然にあるがまま描いても自然な感じを与えないこともある。不自然な形をそのまま写しても自然な姿と受け止められる・・・写真はいいよな~。って、自然な感じがするまで描けばいいことだけど・・・(^^ゞ
Oct 29, 2007
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空は秋晴れ。しかし、今日は真っ直ぐにモノを考えにくい日だった。なんとなく、カニさんの気分(^^ゞ染料で描いたものをPC加工。しばらく横に歩いてみるか~~(笑
Oct 28, 2007
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今日は文化祭前の臨時絵画教室。F50号とF20号の作品を描いている大人は、追加の臨時教室で午後2時から6時までの予定だった。あっという間に午後6時過ぎ。・・・未完成。もう1時間延長・・・未完成。カップうどんを食べて夜の部も延長。お2人とも無言で描き続ける。午後9時・・・もう少しだけ。午後10時。警備保障から電話が掛かり、さすがにタイムアップ(^^;お2人とも、生まれて初めて1日に8時間絵を描いたらしい(^^)女性のほうは午前中も家で描いていたから合計では12時間くらいになったとのこと。「あと気になるところは家で手を入れて下さい」と言うと・・・お2人とも無言であった。完成とする。・・・しばらくは絵を描きたくないかもしれない(^^ゞ
Oct 27, 2007
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去年の今頃に描いたのと同じ模様の仕事が来たのだが・・・昨日から図案探し。使い終わった図案は束にして物置の棚に順番に置いてある。ので探したのだ・・・が、見つからない。10年以上過去の図案はその又奥に仕舞ってある。そういうところまで探してみるが、あるわけがない。得意先に送った可能性もあるので問い合わせてみたが不明。改めて仕事場を探してみるが、ない!・・・マズイ・・・(--;やむなく昨年の完成品を写したデータを探す。コチラもパソコンをフォーマットしたせいで、あるのかないのか不安。今度はパソコン内をくまなく探して・・・やっぱり、ない!机の下のデータCDの箱をひっくり返して、祈るような気持ちで去年の秋の日付の一枚を開くと・・・ようやく見つけた(^^;こうなったら図案を探して見つけるより、完成品の写真を基にして新たに図案を起こしたほうが早いという結論に達した。地震の後、片付けたものの場所が不明なものが多い。最近になって気づいたのだが、デジカメ以前に使っていたカメラバックが行方不明。中には一眼レフのカメラが2台とレンズが3本ほど入っているはず。これも何度も探しているのだが・・・(TT何でも地震のせいにするが、実は記憶力と思考力が非常に低下しているような気がする今日この頃(--;
Oct 26, 2007
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家の前の吹き溜まりに落ちた葉が、風の行き止まりで竜巻状態になって吹き上げられて、集まったり散らばったりしている。着物の仕事柄、花の絵を描くことが多いと書いたが、私はここまで生きてきて(大げさな…笑)最も沢山の絵を描いたのは葉っぱだったことに気づいた。今更?って感じだが(^^ゞ花を一つ描くと周囲に葉の5枚くらいは描く。仮りに平均で1日に花を3個描くと1年で1000個、25年で花を25000個描いたことになるから、葉は10万枚以上描いてきたことになる。・・・この算数に、たいした意味はないが(笑着物の模様では『吹き寄せ』というが、花や葉など、風に吹き寄せられる小物を適宜に配置する。写真は着物に染め描いたものをPhotoshopで加筆、加工。風の強い日の翌日。今日のように晴れた日には、家の前に吹き寄せられたゴミが目立ってしようがない(^^;
Oct 25, 2007
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気持ちよく晴れた空。いつもの山道で道路沿いに見つけたアケビがぱっくりと口を開けていた。しかし、手が届かない。そうだ、脇道に入るとある筈と思いススキの生い茂った狭い道を行く。ほとんど人の通らない道、進むとすぐにフロントガラスの目の前に一個、ブラ~ンと下がっていた(笑写真を撮ってから、ぱくりと口の中に入れるとトロリとした実の甘さが広がる。舌で転がして、種をぺっぺっと吐き出す(^^ゞもっと無いかと見回して上の方を見ると、あるわ!あるわ!15cmもあろうかという大物がぶらぶら下がっている。残念ながらアケビを採るために出かけていないので長い枝切りバサミを持ってきていない。手の届くところの実を3個だけ持ち帰った。が、我が家にアケビを持って帰っても誰も喜ばない・・・果実も皮も、家族は食べてくれないのだった(^^;アケビの実を希望の方には場所を教えましょう♪(笑この辺りには、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの3種類がある。アケビは葉が楕円形で5枚。ミツバアケビは葉が3枚で縁に波打った鋸歯があり、ゴヨウアケビは小葉が5枚で縁に鋸歯がありアケビとミツバアケビの雑種らしい。アケビの葉と茎を細かく切って煮出した液を絹に染めると、アルミ媒染で渋みの黄色、銅媒染で鈍い黄土色、鉄媒染で渋い鶯色になる。・・・もう葉が枯れてきているので来年染めよう(^^;
Oct 23, 2007
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能登半島地震から200日以上が過ぎた。復興のために街中商店街、住民ボランティア、役場、次々と色々な案が出て、毎週のようにイベント、マスコミ取材、映画撮影などが行われている。対応する人々、世話をするほうも大変だろうと思う。街中へも出かけて行きたいが、コチラも仕事に追われて何かと忙しい日々。なかなか行けなくて、殆どニュースや友人の話でしか情報を得られなくなった(^^;被害の大きかった街中在住の友人である五右衛門さんという若者が(といっても40歳に近いが(^^))街中商店街について書いている。こちら家の構えなどは、それぞれの事情があって変えることは無理としても、商品へのこだわりや商店の考え方があれば、お客さんには明確に伝わるものだと言える。街も商店も明確なメッセージがあれば人の気持ちに訴えることが出来るはず。AGOと穴水町の会議でも町の将来像の話はしたが、町役場は、この先、意見を汲み取って取り組んでいく姿勢だということで、方針を待ちながら街中の人々も頑張っている。あまりしつこく言っても嫌がられるだけだし(笑)実際に街中の現場で力になれないくせに、口先ばかりの人間になるのも良くないだろうから、期待と願いと応援をこめて書いてみる(^^;商店街でイベントなどを行うことによって地域の人々のまとまりや繋がりが広がっていく。そのことの意味は重要だ。地震復興の補助によって行われるイベントの多くは一過性のものだが、そのなかで経験を積み重ねることによって、イベントの性格と意味が見分けられるはず。要は、どんな魅力を作るのか?それは現場で暮らしている人が作るものだから、会議を重ねて意見を交し合って目的と主旨を明確にし、商店街というコミュニティの住民が共通認識を持てばいい。目的と主旨に向かって具体的な活動を行うしかないから。行事の多さに今が頑張りどころという声と、少し疲れたという声も聞こえてきたが、休憩しながら活動しても良いし、今はボランティアに助けてもらう事もできる。他力の助けのありがたさもあるが、最後は自力がどれほど根付いているかになる。生活者のための商店街であり、独自性のあるメッセージが発せられれば良い。先は長いことだから、ゆっくりでも将来像がハッキリしていれば進めるはず。そして落ち着いたとき、行政と住民の活動が実を結び町に魅力があれば人は再び訪れるだろうし、この先、町に暮らす人々にとっても地域外の人々にとっても魅力のある商店街にできればいい。クリアすべき問題は多いだろうが、多くの人々の労力と時間と経費を掛けて行っていることの意味は大きい。街中の人々にはイベントなどを越えた先に、そうした魅力作りを実現して欲しい。こちら町の周辺部も、課題山積み。街中のイベントに参加したこともあるが、まだまだ人の姿はある。過疎の集落に暮らす者の実感として、地区の文化祭一つにしても人がいなくなってから充実させるのは、すこぶる苦しいものなのだ。・・・しかし、やるしかない(^^ゞ
Oct 22, 2007
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昨日の絵画教室。子供たちの絵は完成。小学校4年生から6年生が隣に座った子の顔を描いた。みんな正面からほぼ右向きの顔というのが(^^;色鉛筆など使って肌の色を変化させたが、水彩絵の具の使い方って難しい。問題は大人たちの絵だ。さすがに20号から50号の大きさになると時間がかかるので腰を落ち着けて描かないと完成しない。大きな画面を描くのを一旦経験すると次は楽になるのだが、今回はたいへん!時間が足りない!ということで次週も大人だけ文化祭用に特別教室(^^;今年は初めから大きな作品を目指していたから、これが完成しないと大人の出品作品がない・・・いや、それと・・・私も作品がない・・・(--;
Oct 21, 2007
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一日中、雪が降る前のような天候。寒いっ!文化祭前の絵画教室であったが、子供たちの中には半そでの姿で頑張っている子も居た。風邪引かないでよ!(^^;昨日の日記の絵に対する質問の回答編(^^Photoshopは名前のとおり本来は写真の加工を目的としたソフトだけど、絵を描くための機能も充実しているので、写真家はもちろんのこと、イラストを描くためにプロからアマチュアまでが使っている。私も着物の図案を描くために使っているが、人物や花のイラストを描いて様々な技法を覚えてきたのだった(^^)その中の機能にある色調補正で彩度、明度、色相を自由に変化させることが出来るのがありがたい。昨日のCGはタブレットのペンによる線描きの部分が多い。顔の部分のアップ。左が原版で右四分の一ほどの色調を紫味に変えてある。実際はこれほど極端には変化させないけど、絵や写真のイメージは色合いで相当変わる。仕事柄、色の付いた映像を脳裏に浮かべられるけれど、微妙な部分は分からない。このソフトで現実に変えた画像で判断できるから、色の感覚を鍛えるにはもってこいだと思う。今日のような寒さを色だけで表現することもできる。グレーの空でも色々で、色調を変えることで微妙なニュアンスが楽しめる。パソコンは色々と便利でありがたい。色の道はこのソフトで究めたい!・・・色の世界が違うって(^^携帯で撮った多少ピンボケや露出の不適格な写真の修正も、これで何とかごまかしているのだった(笑それにしても、寒いっ!
Oct 20, 2007
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終日、雨。冷え込んできて冬が近い気配。周辺の空気がどんよりと停滞している気がする。私自身を含めて(^^;たまには感覚を刺激しておかないと、神経が鈍化してしまいそうだ。18 years old (CG Photoshop)最近、県や町の方針にウンザリし続けることばかりだし、周囲には良い話がないし、腰はダルクて重いままだし。50代半ばになると沈んだ気分を持ち上げるのが、これほどまで大変なことだとは若い頃には思いもよらなかった。(当然か・・・笑)若い頃は若いゆえに、それなりの苦悩もあったような気もするが。凹んでいる気分、せめて絵の中で色の刺激だけでも欲しいものだ。過去絵の色を少し変化させただけ。この色調では無理か?ブルーな気分を増幅させただけかも(笑)・・・よしっ!次回、真っ赤な絵に挑戦・・・?(^^ゞ
Oct 19, 2007
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夕方の日差しの中で、風に吹かれてマツヨイグサが揺れていた。マツヨイグサ類(オオマツヨイグサ、メマツヨイグサ、コマツヨイグサも含めた総称)この花が、どれに当たるのか?花の大きさ4~5cm、こぶりなのでオオマツヨイグサではなさそうだ(^^;マツヨイグサが俗に"宵待草"と呼ばれるように、黄色の花を咲かせて翌朝には、しぼむ、という・・・本当に一夜限りなのか?と疑問に思うこともある。けっこう翌日も咲いているような気がするのは、私だけ?(笑)草木染めには夏から秋に全草を細かく刻んで使うと、鉄媒染で紫味のグレー(薄め~中間色)を染める。竹下夢二だったか・・・「待てど暮らせど来ぬひとの 宵待ち草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな♪」という歌を思い出した。秋の夕暮れは寂しいものだなぁ~。
Oct 18, 2007
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パソコンで絵を描くソフトは沢山あるけど、最近、人気があるのが『ペイントツールSAI』。気持ちよく気楽に描けるペイントツールとして開発されている(らしい)。今は製品化する前のテスト版を無料でダウンロードできる。こちらJPEGやPNGファイルの保存、読み込みができることになって利用者が増えているようだ。Photoshop画像も開けるのでレイヤーもそのまま使用可能。ペンタブレットが必要だが(ワコムの最も安価なもので充分)文字をキレイに書けるし、絵のアウトラインなど(ベクターブラシストロークを作成できるので)描線が滑らかで美しい。テスト版だけど、使用期限をリセットすると継続的に使用できるのでフリー(無料)ソフトと同じ状態。今のところスキャンやプリント、文字ツールは入っていないが、試しにダウンロードして使ってみるのも良いかも(^^)但し、私に使い方を質問しないように!(笑
Oct 17, 2007
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石川県は能登の切捨てを実現すべく着々と方針を出している。それは、企業誘致を行わず、鉄道を廃止し、学校を統廃合し、病院を減らす。そうした環境の中で人は暮らしていけるのか?石川県は、又一つ、能登の過疎化を進める方針を打ち出した。石川県教委は15日に開いた県教委会議で、県立高校の次期再編整備計画を決めた。来年4月入学の入試から珠洲実、輪島実、中島で一年生の募集を停止し、現一年生が卒業する2009(平成21)年度末をもって廃止とする。2009年4月入学からは能都北辰、能登青翔、高浜、富来でも募集を停止し2010年度末に廃止。門前高校、穴水高校も、輪島高校の校舎増改築後に募集停止を行う。これは、一挙に能登北部にある8つの高校を3校にするということ。高校生の通学状態や地域住民の声を聞く耳がない。交通の便の悪さという生活者の実態を把握しないで、教育環境を破壊し格差を増大させる方針を出した。石川県教委は鉄道を廃止した地区の通学の状態を把握していない。のと鉄道が廃止され代替バスが運行されているが、今でも料金負担と通学時間の負担が増大し、バスの便が減る休日の登下校は、親が送迎している状態だ。これが更に悪化する。子供たちは部活も十分に出来ない環境になる。地域によっては通学に片道一時間近く必要になるし、希望する高校へ通うにはバスを乗り継いで通学することになると、実質、雪の多いときは通えない!ということが分かっているのだろうか?今の時代、下宿、アパート暮らしがどれほど高校生の生活に悪影響を及ぼすか?石川県教委は状況判断能力がないのか?石川県教委は教育環境を悪化させるのが仕事なのか?教育環境の格差を広めてどうするんだ?石川県は前田家の時代から学問に力を入れた土地柄で、1市町村通学範囲に1高校があるという恵まれた教育環境を誇っていたんだが。日本という国自体が世界でも誇れるほど教育環境の良い国だったのではないのか?教育環境の悪い国、悪い県は、将来、必ず滅びると断言する。
Oct 16, 2007
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天気の良い休日の海岸線には釣り人が多く見受けられる。最近は釣り人のマナーも良くなって、ゴミを捨てる不届き者も少なくなったらしいが・・・。写真は2枚ともトーンとコントラスト、色合いをパソコンで調整。三波郵便局近くの磯で昨日写したものだが、家から15分の道のりの間に何組もの釣り人の姿が見られた。輝く海だが、最近はヤヤコシイことが多くなった。漁業組合が資金投入し稚魚を放流して資源を育てている。すると、一般人は海で魚やサザエなどを捕れなくなる。許可なく捕ると密猟者になってしまう。いわゆる魚介類の資源保護と生産者保護だ。魚介類全てが放流した稚魚ではなく、自然に育ったものも海の中を自由に行き来しているのだから、一般人が少しくらい捕っても良いように見えるのだが・・・。しかし、夏の期間、サザエなど毎日潜って商売に出来るほど捕る、ィャ・・・「盗る」ケースもあるし、夜中に舟でやってきて刺し網や定置網などを勝手に手繰り上げて盗る不心得者もいる。海上保安庁の巡視艇に見つかると猛スピードで逃げて網を破っていく被害もあると聞く。一方で漁師によって放置された魚網は海底でヘドロのたまり場となる。海の中までは見えない(--;のんびりとした釣りの光景だが・・・美しい海、どう表現しててよいものやら?(^^;
Oct 15, 2007
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暖かい光に包まれたような日曜日。能登町宇出津へ行く途中で『三波(さんなみ)簡易郵便局』の前を通った。このあたりは能都町矢波、波並、藤波集落で、まとめて三波地区という。この郵便局、夏川りみの『涙そうそう』をBGMにしている日本郵政グループのテレビCMに使われていた。海沿いの国道249号線、自転車に乗った2人の子供たちが郵便局へ行きお金を振り込むシーンが映し出される。CMの映像は こちら雨の中で山間いの家へ配達する姿や小さな港の老漁夫、断崖の小道、風や海水除けの間垣(まがき)など、能登半島の辺鄙な風景を写しだして郵政事業・民営化をアピールしてあった。テレビCMや新聞の一面広告を見ながら、微妙な心理状態に陥ってしまった。・・・能登は僻地の典型として紹介されるんだよな・・・。写真の『三波郵便局』の上の方に映っているコンクリートの建物は『三波小学校』。・・・皮肉にも、郵便局の後ろには廃線になった『のと鉄道』のレール跡。その向こうには大きな桜の木々が連なっているが、坂の上にあるこの小学校も既に廃校になっている。このCMのアピール通りに10年後も20年後も切り捨てることなく、こうした過疎地への郵政グループの仕事が続けられることを祈るばかりだ。・・・この文章、ちょっと嫌味かも?(^^ゞ
Oct 14, 2007
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絹布の帯に描いたフクロウ。染料で描いた水彩画とでも言っておく(^^職先の関係で描いたものをそのまま載せられないから、PC画像ソフトで反転したり加工したり描き加えたりしている。手を加えたので非常に愛着が出たのは、ふっくらとしているからか?(^^夜に活躍するものは「夜の蝶」とか「夜鷹」、「百鬼夜行」など暗く闇の部分をイメージするものが多いが、フクロウは理知的で福をもたらす良いイメージということ。夜に目を開いて活動し食べるという、まさしく「私の自画像」のような気がする(爆笑!羽角があるので、ミミズク~(ミミズ食う~)などとは言わないように(^^;
Oct 12, 2007
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家で仕事をしていると、携帯電話が鳴らない・・・いや、家に居るのだから固定電話で仕事の連絡をするから良いのだが、この家では電波は1~2本しか立たない。ドコモムーバで私の機種は3年以上経っているが、妻の機種は1年前ほどのものでコチラは電波が1本しか立たない。新しい機種のほうが受信しにくいという現象は、・・・笑うしかない(--;絵画教室に来るメンバーはドコモのフォーマなので、どうなの?と聞くと、やっぱり1本しか立たない。結局、携帯電波の不感地帯。電波も過疎であった(--;息子のauのほうが良いようだが、娘を含めてドコモが3人で変更するのも億劫だからそのままになっている。携帯が鳴ると家の中で一番電波の良い場所に走っていくのが我が家族の正しい姿なのだ(^^;そして、尚且つ途中で切れて掛けなおす!それでも切れる!(泣電波の過疎状態は、更にある。今日も我が家のフレッツISDNのパソコンメールで仕事の画像を送ったのだが、200kb程度の圧縮画像を何枚も一度に送るとエラーが出るのでメール1通に1枚ごとに分けて送る・・・Mb単位のメールは、だいたい送信途中(上り)で電波が切れるのだ(泣そういうことを解消しようと街中で事務所を借りていたのだが、それも地震で壊れたので家に戻ってきた訳(--;言っちゃあなんだが、この能登半島北部でIP電話が利用できないのは、この町のこの地域一体の約10kmエリアだけだ!というようなことも、以前に書いたケーブル放送事業の中で解消されるのだが、それはこの先、早くて2年後のこと・・・早くして欲しいという気持ちは誰しも同じだと思うが、町役場の仕事は非常に遅い!というようなことを役場にお願いに行って提言しても、何も変わらないのが田舎町だ。と、何度も騒いでいたが、もう言い疲れた気がする(笑えない?)こういうことを田舎の人は、あまり文句として言わない。人間が出来ているのか、達観しているのか?諦めなのか?・・・それとも、言っても無駄ということを分かっていないのは、私だけか?(笑う?)地震で街中の家が崩壊し歯抜けになるという危機感があるのだが、こういう地域は、ずーっと以前から人がいなくなり続けて空き家の歯抜け状態が増え続けているんだ。このブログでは私の日常をつづって、田舎の良いところをアピールしようという狙いもあったのだが、どうも、最近、田舎のオヤジがグチを書き込むブログになっているような気がする(--;ちなみに、この楽天ブログの日記記事の書き込み欄が全て表示されるのに3分以上必要。急いで書き込みミスをすると更に3分間待ってやり直しになる(笑えない!!!)アぁーーーーーーーーーア。 引越ししたい! その理由、書き飽きたなぁ~。
Oct 11, 2007
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夕方の日の落ちるのが早い。そんなに急がなくてもイイのに~(^^庭のシロシキブの実がキレイだったので写真を撮ろうと思ったが、デジカメを持ってくるのが面倒なので、ついつい携帯のカメラで写してしまう。ムラサキシキブ(紫式部)の白い実の種類ということだが、山にある紫式部には密集した実は付いていない。これはコムラサキの仲間で、コシロシキブと呼ぶべきかな?シロミノコムラサキという名もあるらしいが、ここでは、白式部ということにしておこう(^^しかし、携帯で草花の写真を撮るのは難しい。私の携帯は3~4年前の機種で20万画素しかない(^^;最高画質に設定して接写モードに切り替え20枚ほど撮ったが、手ブレとピンボケの酷いのを削除して残ったのが、かろうじてこの2枚(笑最近の携帯は500万画素超え、手ブレ補正機能、光学3倍ズームなど付いているらしい・・・すごい!私のデジカメより高性能!(^^ゞしかしなぁ~、地震で街中の事務所を引き払って家に戻って以後、掛かってくる電話が1日に1、2通。メールにいたっては1週間に1、2通の私の携帯。買い換える口実が見つからなくて・・・この携帯、まだままだ壊れそうもないなぁ~(笑
Oct 10, 2007
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最近フクロウのイラストやグッズ、パッチワークなどを良く見かけると思っていたが、染め帯に描く注文が来た。どうやら、フクロウは「不苦労」「福籠」「福老」などと掛ける縁起物として流行っているようだ。視力は人間の約100倍、聴力は人間の約3倍の正確さで音が出ている位置を確認するという。ネズミなど小型の哺乳類や他の鳥類、昆虫などを鋭い爪で捕獲して食する。首は270度回転し、広い範囲で物を察知することができるという。「知恵の象徴」のようだが、実際はカラスのほうが賢いのだそうな・・・納得?(^^田舎暮らしの私としては、夜道に「ほー、ほー」と鳴くのを聞くと、あまり気持ちの良いものではないが(^^ゞネットで写真や図鑑を探してみたが、フクロウとミミズクとコノハズクの違いが分からなかった(^^;調べてみるとフクロウとミミズクは同じ仲間で、はっきりとした(分類学上の)区別はない?頭部の耳のように見えるものを羽角(うかく)といい、羽角のない種をフクロウ、羽角のある種をミミズクと呼んでいる(らしい)。で、コノハズクは?鳴き声から「仏法僧(ブッポウソウ)」の別名がある。ハトより小さいくらいで山地の森林に生息し夜行性で昼間は樹に止まって休み、木の穴やキツツキの古巣を巣にする。食性は動物食で昆虫類、節足動物を食べる。夜中にモノを食べる人のキャラクターにすれば良いかもしれない・・・誰?(笑
Oct 9, 2007
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雨の一日。ひきこもり中・・・(笑今日は寡黙に仕事をするしかない。しかし、私がパソコンに向かっていると仕事をしているようには見えないらしい。帯の図案に彩色の見本を作っていたのだが。いや・・・確かに昼食時など気分転換でアニメーションを作ったが(^^;どうにも先日来、頭の中に「ま~る~ さんか~く~ し~か~く」~の言葉がメロディとなって繰り返している。あまり、アウトラインやグラデーションをキッチリキレイにすると手描きの世界から離れすような気がする。 シャープなスタイルだと、こっちか適しているかも? が、しかし、あまりに忙しない気分。これは、何か別の目的に使えそうな感じだ・・・(@@)パニックになりそうなので、仕事に向かった(笑
Oct 8, 2007
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イベントの多い一日だった。運動会、老人会、まいもん大会?私が出かけたのは地元の吹奏楽団の演奏会。穴水ウィンドアンサンブル定期演奏会も今年で第7回目になる。年々メンバーが増えているのだろうか、今年は総勢48名。金沢や小松に暮らしていてもこの地の演奏会に出たり隣の市からの参加もあり、音楽一家と言うような夫婦出演、兄弟出演もあり、中でも小学生2人と夫婦で一家4人の参加の微笑ましい紹介があった。観客も200人以上。まさに地元密着の活動が定着しているようだ。穴水ウィンドアンサンブルのホームページ地震後の落ち着かない状態で2ヶ月以上も練習できなかったことや、その後の復興計画・道路拡幅によって移転の家族もいる中で、こうしてメンバーが集まって演奏会ができるというところが音楽を愛する人々の強みかもしれない(^^もちろん、プロや有名人など特別の力によって行われる凄い演奏会というわけではないが、穴ウの最も大きな力は、自分たちの力でまとまり、年間の練習の成果を自分たちの手で形にしていることだと思えた。
Oct 7, 2007
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○ △ □ で描いた 絵のシリーズ。丸と三角と四角があれば絵に出来る。しかし、魅力ある絵になるか?は別問題 (笑機会があれば、染物にしたい(^^
Oct 6, 2007
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明泉寺シリーズになった(^^ここの石造五重塔は元には1対であったらしいが、長い年月のうちに倒壊していたものを昭和45年(1970)11月に地元住民らの力で復元された。総高6.782m。昭和49年に国の重要文化財として指定された。こちらいつもの通り道なので四季折々に写真を撮っているが、今の季節の景観は、もうひとつのような気がする。写真の腕が悪いだけね(^^;一番好きなのは雪が積もったとき。墨画 53cm×65cm 制作年は不明・・・10年以上前というのだけは確かだ(^^;新雪が一晩で20cmほど積もった朝、足跡をつけないようにして写真を撮りに行った記憶だけが残っている。このころは、まだ、雪を掻き分けて行く気力があったようだ(笑
Oct 4, 2007
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その名称は石段の数が108段あるから百八坂と呼ばれたらしい。私は数えたことがないけど(^^;たとえ、そうだとしても絵には108段も描かない。明泉寺、本堂に向かっていく石段。地区の民話集の表紙のために描いた染め絵(絹に染料で描いた水彩画)左上の方に民話集のタイトル文字をオレンジ色で入れるレイアウトだったから、その部分の樹木を濃くして描いた。過日のオレンジ色の染め絵「落日」はこの右側に続いている。表紙は石段を上り、裏表紙は下りるつもりだった。絵にするとキレイだな~・・・って、自分で言う(^^;)・・・どんな意味だろう?(笑
Oct 3, 2007
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家の近く1kmほど北に明泉寺(白雉三年:652年~)というお寺がある。先日の染め絵「落日」は寺の境内から百八坂という石段を見下ろす一コマを描いたものだが、石段の下の道路からは参道に彼岸花が連なっているのが見える。引き込まれるようにして坂を上ると、溢れんばかりに咲いている紅の花が見事だった。この明泉寺、石造五重の搭という国指定の重要文化財もあり、近くには頼朝の墓という伝説の石搭郡もある。裏山の小径を行けば石造の観音像が数10体も並び、それはそれは魅力がいっぱいでPRしたい古刹なのだ。が、残念なことに手入れが悪くてお客さんを連れて行くのには躊躇してしまう(^^;しかし、手入れをしないからこそ、こうして彼岸花が群生しているのかも???(^^ゞ
Oct 2, 2007
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民営化とは、儲からない部分は営業しないという意味。今、我が家への郵便配達は午前中に1回あるのだが、そのうち人口の少ない僻地の集落の郵便配達は3日に1回とか、不在郵便物は50km離れた郵便局に取りに行く時代が来るのかもしれない。国鉄が民営化し能登から鉄道がなくなり、学校が廃校になり、病院も遠くにしかなく、銀行の支店も近い将来に無くなる。田舎の赤字の町は再建団体になり、公共料金は倍になる。そんな日が来るんだろうな。きっと、田舎のオジイサンは、こう言うんだ・・・「昔は良かった」「小学校も中学校も幼稚園もあったし、郵便局もあった。列車も走っていて、農協の支所もあって、銀行の支店もあったし、病院の診療所もあったんだよ・・・もちろん、隣の家にも人が住んでおったんだ。運動会には500人もの子供が走ったもんだ」日本全国の津々浦々まで光を当てて、土地の人々が暮らしやすくしようとした時代があった。国が栄えようとする時代の政治家には、そんな夢のようなロマンがあったのかもしれない。そんな時代が終わっていくのを確認する日々のような気がする。過疎地には暮らせない時代になったんだと思う。
Oct 1, 2007
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