piled timber

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定期

テーマ：携帯から…(417)

カテゴリ：カテゴリ未分類

　何時もの朝の様に駅の自動改札に定期を通しホームに並んで電車に乗って…と言うつもりでいたのだが自動改札から出てくる筈の定期は自動改札の中で止まってしまっていた。
悪い事をしている訳でも無いけれど周りの視線を強く感じた瞬間だった。
　何時もよりほんの少し余裕を持って駅に向かっていたから苦笑いで済ませられたのだが時間ギリギリに駅に来ていたなら口汚く罵っていたかも知れない。
　罵りが口から零れ出た瞬間から言霊となって僕を取り囲んで通勤から僕の気持ちを不快で包んでいたに違い無い。
　自分の気持ちの動きが容易に想像できるからこそ余裕のある朝で良かったと思えた一コマだった。
　そういや、ここ数日朝部屋を出るまでは今日の日記にはあの事を書こうと考えている事があるのだがこうして携帯を取り出して日記を…と思うと書こうとしていた中身を綺麗に忘れてしまうのだ。不思議とそのまま部屋に帰るまで思いだす事は無いのだが、部屋に戻ると思いだしまた明日の日記には書くぞなどと思うの繰り返しである。

　月初と言う事もあってしっかり残業たぶん部屋に戻る頃には時計は十時を超えてる事だろう。
　日曜はボランティアにゆく事が決まったついでに明日の晩の飲み会に誘って貰ったが明日も残業があるだろうしその後の飲み会となるとそこまでして出かけるってどうよ？と考え遠慮した。
　大人になったと言うよりも身の丈に気付いたつう事かな？

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