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感覚

テーマ：携帯から…(417)

カテゴリ：カテゴリ未分類

　寒い季節には体全体がかじかんでしまうから気になる事は少ないのだが、こう暖かくなってくると体の動きも滑らかになって来ると体を動かす度に気になってしまう。
　今朝みたいに部屋を出る前に風呂に入って体を温め血流を良くした後に部屋を出たから今朝はなおさら感じてしまったのかも知れないが、脳出血の後遺症に改めて気がつかされる。
　自身で気にしているのは左肩と左膝の動きが悪くなってると感じる事だろうか？。
　気になる箇所と言えば部分限定では無く、左半身ほぼ全域にあるけれど、それは、僕自身が感じるモノで傍目で気がつく人は皆無だろう。
　だって、現在の担当医ですら僕が気を抜いて脚を引きずる様にして診察室に入ったら、北口さん脚どうかしましたか？と尋ねられ思わず、はぁ？と声をあげてしまった位だから、何も知らない人が見たら担当医以上に考える人は居ないだろう。
　時間が経てばこの感覚にも慣れてくるだろうと退院した五年前は考えていたけれど、体は倒れる前の記憶を簡単には手放してはくれそうに無くてこの感覚は未だに違和感でしか無い。
　とは言え、一人暮らしは無理、家族と暮らすんじゃ無きゃ退院は許可出来ない。リハビリを続けても今以上に良くなる事は無い悪くすれば悪化の可能性も否定出来ない。リハビリの第一目標は現状維持と宣告された僕が今はこうして再び東京に出て来て一人暮らしで社会復帰出来てるのだから人間の可能性なんて諦めたもんじゃあ無い。

　バス停でバスを待つ間にふと頭を過ぎったのは、幸せになりたいと考える僕が、僕自身で目の前の幸せを追いやってしまって過去が在り今後幸せを掴み取る事が出来るであろうか？と言う事だ。
　自らが放り捨てて来た幸せに今またなりたいなというのは虫が良すぎはしないのか？と思わず自問自答していた朝の一コマだった。

　毎週恒例のNo残業dayだからさっさと帰って寝るとするかな？。

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