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一昨日、近隣の同世代の方が、突然亡くなった。
今夜が町内会のお通夜である。
死因は、熱中症とのこと。
家庭内で肢体不自由児の世話に多忙なところに、
一人墓参の強行軍で帰らぬ人となった。
哀悼を捧げる次第である。
スポーツ現場に於ける内科的急性障害では、
突然死、熱中症が特筆される。
事前の発症予防や予知が大切である。
突然死は自然死(内因死)のうち、
原因疾患発症から24時間以内の死と定義される。
一時間以内の心原性のものは心臓性突然死という。
中高年には高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血漿などの
冠血管危険因子による虚血性心疾患の患者が、
スポーツ活動により心筋虚血反応、心室頻拍、心室細動、
突然死に至るケースが多い。
熱中症は暑熱環境で発症する障害の総称だが、
原因はスポーツよりも、老人や体力の衰弱した者が
「高温・多湿・輻射熱環境」に曝された熱射病が問題である。
中高年の高血圧、糖尿病の有基礎疾患者、薬物・アルコール
依存者などは要注意である。
北海道を除く我が国の夏期の環境温度は、 WBGT 25度 C
(乾球温度28度)以上は警戒(積極的に休息)から
厳重警戒28度(同31度)、
運動中止の規制31度(同35度)の指針がある。
症状は、熱痙攣、熱失神、熱疲労、熱射病と重く、
多臓器不全により死に至る。
体温が40度以上、ショック症状、意識障害がみられれば
集中治療のため119番だ。
また、0.2~0.3%塩分と5%程度の糖を含ませた水の
経口摂取、腋の下、股の付け根に氷嚢などを当てたり、
体周囲に氷を詰める直接冷却法、皮膚に水またはアルコールを
塗布し、風を送り気化熱で体温を下げる蒸散法などを併用する。
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