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Jonas Kaufmann Japan Tour 2015ヨナス・カウフマン ジャパンツアー2015Day 12015年5月30日(土)19時東京・赤坂・サントリーホールテノール:ヨナス・カウフマンピアノ:ヘルムート・ドイチェJonas Kaufmann, tenorHelmut Deutsch, piano Bプログラムシューマン:ケルナーの12の詩 Op. 35 より第1曲 嵐の夜のたのしさ第4曲 はじめての緑第7曲 さすらい第10曲 ひそかな涙シューマン:詩人の恋 Op. 48ワーグナー:ヴェーゼンドンクの詩による5つの歌曲 Op.91リスト:ペトラルカの3つのソネット S270アンコール1.Liszt Es muss ein Wunderbares sein2.Ralph Benatzky Es muß was Wunderbares sein, von Dir geliebt zu werden3. Franz Lehar Dein ist mein ganzes Herz aus der Operette 'Land des Lächelns' von Franz Lehar 4.Franz Lehar Girls Were Made To Love And Kiss from the operetta Paganini, composed by Franz Lehar5.Franz Lehar Freunde, das Leben ist lebenswert aus der Operette Giuditta von Lehar***ヨナスの歌っている最中に地震!最初は細かい振動次いで横揺れ。ヨナスは歌い続け終わってからのしっかり感じるほどの横揺れも動揺せずいったんひっこんで出て来た時も笑顔その後リストを情緒たっぷりに歌いテノールだったということを再認識させる。アンコールは熱狂の5曲今日はリートとオペレッタのみでオペラアリアはなし。アンコール3曲めの微笑みの国で会場総立ちのスタンディングオベーション。アンコール4曲めで出て来た時には会場から「ありがとう」の叫び声。5曲めのレハールで再度大熱狂。ヨナスは伴奏者と肩を組んで喝采に応え去っていった。お疲れさまでした。***シューマン:ケルナーの12の詩 Op. 35 よりLiederreihe nach Gedichten von Justinus Kerner第1曲 嵐の夜のたのしさNr.1 Lust der Sturmnacht 激しく歌う まだ声はそんなに出してない第4曲 はじめての緑4. Ernstes Grün 一転優しく歌う第7曲 さすらい7. Wanderung 声を張るシーンあり。第10曲 ひそかな涙10. Stille Tränen これはすばらしい曲ですね。どんどん進むにつれてドラマチックに高まっていく曲で表現力のあるヨナスにぴったり。最初は高音はソット・ヴォーチェだが、終盤にはマックスに声を張る。***シューマン:詩人の恋 Op. 48Robert Schumann, Dichterliebe, Op.48ついに詩人の恋、キタ~~~!1.Im wunderschonen Monat Mai美しい5月に2.Aus meinen Traenen spriessenぼくの涙はあふれ出て3.Die Rose, die Lilie, die Taube早口で歌う。4.Wenn ich in deine Augen seh'君の瞳を見つめると5.Ich will meine Seele tauchenぼくの心をひそめてみたい6.Im Rhein, im heiligen Stroneラインの聖なる流れの7.Ich grolle nichtぼくは恨みはしない8.Und wussten's die Blumen, die kleinen花が、小さな花がわかってくれるなら9.Das ist ein Floeten und Geigenあれはフルートとヴァイオリンの響きだ。10.Hoer'ich das Liedchen klingenかつて愛する人の歌ってくれた哀しそうに歌う11.Ein Jungling liebt ein Maedchenある若者が娘に恋をした軽快に歌う12.Am lechtenden Sommermorgenまばゆく明るい夏の朝に散歩していると花までが自分に同情しているように感じられる。夢見るように歌う13.Ich hab' im Traum geweinet僕は夢の中で泣きぬれた夢の中でも泣いている14.Allnaechtlich im Traume seh' ich dich夜ごとぼくはきみを夢に見る15.Aus alten Marrchen winkt esむかしむかしの童話の中から苦しみのないメルヘンの世界を妄想する。16.Die alten, boesen Lieder,むかしのいまわしい歌草を重々しく伸ばす~!ピアノ演奏 ためる~~自分の葬式を妄想する。美しいピアノの後奏夢見るようだ。曲が終わっても客はぼーっと酔っている***後半。ワーグナー:ヴェーゼンドンクの詩による5つの歌曲 Op.91Richard Wagner : Wesendonck Lieder 1 Der Engel 2 Sethe still!激しい3 Im Treibhausトリスタンとイゾルデに出てくるものがなしいメロディクルヴェナルがトリスタンの目覚めを待っている時の音楽。4 Schmerzenここで突き抜けるような高音来た~~~5 Träume夢これもトリスタンとイゾルデに使われているメロディ。歌唱中 20時25分に地震発生。ヨナスはそのまま歌う。歌い終わって大きな横揺れ。拍手する人たちのあいだにとまどいが。***観客たちはあたたかい手拍子でヨナスを呼ぶ。彼は笑顔で出てきた。よかった!リスト:ペトラルカの3つのソネット S270Liszt's Tre Sonetti di Petrarca, S.270この曲でようやくテノールらしいテッシトゥーラの高い曲となる1Benedetto sia'l giornoイタリア語すばらしい!音階を下るような旋律2Pace non trovoすごい!愛の夢第三番のような曲弱音から強音への変化(これはお得意ですね)高音の伸ばし強靭な歌唱ここであまりのすばらしさに客が大喝采ヨナスがまだだよ!といさめて客も思わず笑う3I vidi in terra angelici costumi夢のように終わる+++アンコール1.Liszt Es muss ein Wunderbares sein2.Ralph Benatzky Es muß was Wunderbares sein, von Dir geliebt zu werden軽くユーモラスな曲3. Franz Lehar Dein ist mein ganzes Herz aus der Operette 'Land des Lächelns' von Franz Lehar 微笑みの国からの有名曲。観客総立ち 大ヒートアップ!4.Franz Lehar Girls Were Made To Love And Kiss from the operetta Paganini, composed by Franz Lehar英語だ~~~5.Franz Lehar Freunde, das Leben ist lebenswert aus der Operette Giuditta von Leharまた有名曲に大大大喝采 盛り上がりまくる会場内。何度も出演者が呼びもどされるお疲れさまでした!これらのアンコールの曲はつい先日までカウフマンはヨーロッパでオペレッタ中心のコンサートをやっていたので暗譜してるんですね~~
2015年05月30日

Tatsuji Iwata, the stage director.Photo:©Shevaibra, courtesy of Mr. IwataNPO法人オペラ普及団体 ミャゴラトーリ小劇場演劇的オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」2015年5月30日(土)15時東京・神楽坂・牛込箪笥区民ホール 指揮:柴田真郁(しばた・まいく) 演出:岩田達宗(いわた・たつじ) ピアノ:星和代 サントゥッツァ:並河寿美(なみかわ・ひさみ) トゥリッドゥ :青柳素晴(あおやぎ・もとはる) アルフィオ :大沼 徹 ローラ :向野由美子(こうの・ゆみこ) ルチア :巖淵真理制作主催・ミャゴラトーリ企画・大澤恒夫Photo Book***すごいパワフル昔の小劇場時代を髣髴とさせるパワーカオス岩田ワールド全開だった。歌手が全員超強力!この舞台を見に有名な演出家や歌手が多数集った。席は完売。プロデューサー大澤氏の努力が実った。主役の二人がとにかく強力。サンタの並河さん圧倒的なパワーに表現力。美しい声。しかも終始すすり泣きながら会場内を歩き回るという鬼の演出。トゥリッドゥの青柳さん 主役でお聴きするのは初めてなので期待してました。やはり圧倒的なパワフルな歌唱。ヘルデンの重さがありながらも美しい歌唱ですばらしいです。バリトン大沼徹氏 アルフィオ初役だったそうです。極悪メイクがすごかった。近距離で見てわかったのだが、眉毛がつながりそうなほど中央まで描いている。これで怖〜いヤーさんを演出。極悪演技もすごくて出て来た時目が点になりました。今まで見た中で最高の極悪っぷり。向野由美子さんは美しいメゾでお姿も美しく高ビーな人妻を表現しており悪役に徹していました。合唱の助演に、「ヴィットリオ・グリゴーロ 声楽公開レッスン」でレッスンを受けた山内政幸さんもいらっしゃいました。はじけた演技でした。合唱もすごく芝居していたので岩田効果だと思いました。***会場に入ったらびっくり!平土間の部分が客席が取り外され広場になっている。広場の中央にはさまざまな十字架が集められていてまるで十字架のオブジェのよう。座席にもキリストにささげる聖水盤のような飾り付けが。本来のステージにはピアノがあり、そこにも客席風にいすが並んでいる演出の岩田さんが開演前にこの話について解説する。複雑な人間関係やその頃の閉鎖的な村社会のことが話され、私生児をみごもったサントゥッツァは教会にも入れない身の上であることが語られる。男がピアノの横に座り込んでいる。トゥリッドウ一番最後の列の立ち見の人たちは客ではなく合唱だった!すごい声でいきなり歌いだすものだからもうびっくり!ルチアの居酒屋サントゥッツァ すすり泣いているアルフィオも客席から登場する。まるでヤクザのようにちんぴらの手下を従えている。怖い~~距離が近いもんだからなおさら怖い!!大沼徹氏の歌唱、ものすごい迫力だ!すばらしい!彼の悪役っぷりはホフマンの4悪人以来だがあれとはまた違ってすごくワイルドでヤクザっぽい。ホフマンの4悪人はすごく不気味でミステリアスで悪魔な感じだったがこれはほんと手のつけられない導線の短いやくざ。アルフィオもマンマ・ルチアにだけは一目置いている。あいさつする。アルフィオは自宅のそばでトゥリッドウを見かけたと言い出す。否定しようとするルチアの言葉をさえぎるサントゥッツァ復活祭の合唱美しい!!サントゥッツアからみ圧巻の合唱+歌唱シーンすばらしいですねサントゥッツァのアリアママも知るとおり Voi lo sapete, o mammaサントゥッツアはルチアに事情を話すサントゥッツァ、トゥリッドゥ僕を信じてくれ!聴いて!お願いすばらしいシーン!山場です。ローラが登場する終始お高く止まった美しい女。嫌な女の演技が最高です!ローラの登場で逆上したトゥリッドゥ。トゥリッドゥはサントゥッツァを突き飛ばす。サントゥッツァは十字架の山のオブジェにぶち当たり、オブジェがぐらっと斜めにかしぐ。はっと観客は息をのむ。演出はここまで想定していたのだろうか?多分そうだろう。しかし絶妙すぎる!十字架の山は崩れるわけでもなく傾いた状態で止まっているサントゥッツァの嘆きアルフィオにサントゥッツァは真実を話してしまうアルフィオは怒り狂いすべてを破壊しつくす。ゴジラか?投げ飛ばして叩き折って蹴飛ばして踏みつけて…なんだかめちゃめちゃ暴れとった。すごかった~~距離が近いから迫力すぎるでしょという感じ。今度こそ十字架のオブジェは崩れ去るここは圧巻のシーンだった。自分のしたことに気付き取り乱すサントゥッツァサントゥッツァは泣きながら十字架を背負って歩いていくゴルゴダの丘に向かうイエス・キリストのように大きな十字架を肩に担いで行く彼女は大きな罪を背負ってしまったこんなに村人たちにも家族にも恋人にもひどい扱いを受けながらも教会に拒まれながらも彼女は神にすがっているこのちらしにもなった美しいシーンに岩田氏がもっとも主張したかったことが詰まっている見ただけで伝わってくる気持ち客に気持ちが伝染していく。視覚的なもので感情を揺さぶる。さすがだ。演出とは、こういうものだ!美しい間奏曲あの場面のあとにこの曲とは!マスカーニは天才ですね。人びとは黙々と飛び散ったがれきの山を片づける合唱トゥリッドゥ乾杯の歌 Viva il vino spumeggiante陽気に歌う。すばらしい名曲ですよね!人びとが応える酒を飲みかわす人びとトゥリッドゥの盃を断るアルフィオ二人は決闘することになったアルフィオの手下はトゥリッドゥをねめつける。ルチアとトゥリッドゥ。トゥリッドゥのアリアMamma, quel vino è generosoマンマ、この酒は強いね。S'io... non tornassi... Voi dovrete fare Da madre a Santa, Ch'io le avea giurato Di condurla all'altare.Per me pregate Iddio! Un bacio, 母親にサントゥッツァのことを頼み決闘に出ていくトゥリッドゥ。サントゥッツァトゥリッドゥが殺された!という叫び声。了。
2015年05月30日

Clemens Unterreiner, baritone as Herr von Faninal Photo:©ShevaibraThe New National Theatre, Tokyo Der Rosenkavalier/Richard StraussDay 227 May 2015Conductor Stefan SOLTESZ Production Jonathan MILLER Scenery and Costume Design Isabella BYWATERLighting Design ISONO MutsumiDie Feldmarschallin Anne SCHWANEWILMS Der Baron Ochs auf Lerchenau Jürgen LINN Octavian Stephanie ATANASOV Herr von Faninal Clemens UNTERREINER Sophie Anke BRIEGEL Marianne TANAKA MisayoValzacchi TAKAHASHI Jun Annina KANOH Etsuko Ein Polizeikommissar TSUMAYA HidekazuDer Haushofmeister bei der Feldmarschallin ONO MitsuhikoDer Haushofmeister bei Faninal MURAKAMI KotaEin Notar HARE MasahikoEin Wirt KAMOSHITA MinoruEin Sanger MIZUGUCHI SatoshiEine Modistin SATO MichikoEin Tierhandler TSUCHIZAKI JoeChorus New National Theatre ChorusOrchestra Tokyo Philharmonic Orchestra***NNTT 2014/2015シーズンオペラ「ばらの騎士」/リヒャルト・シュトラウス指揮シュテファン・ショルテス演出ジョナサン・ミラー美術・衣裳イザベラ・バイウォーター照明 磯野 睦元帥夫人 アンネ・シュヴァーネヴィルムスオックス男爵ユルゲン・リンオクタヴィアン ステファニー・アタナソフファーニナル クレメンス・ウンターライナーゾフィー:アンケ・ブリーゲルマリアンネ:田中三佐代ヴァルツァッキ:高橋 淳アンニーナ:加納悦子新国立劇場合唱団東京フィルハーモニー交響楽団***シュヴァンネヴィルムスの元帥夫人ドレスデン来日公演以来。やっぱりすばらしい!パワフルで超高音の美しいワグネリアン・ソプラノ。他には2011年のザルツブルク音楽祭の影の女の皇后役で2回聴いた。そしてユルゲン・リンのオックス男爵もすごい。声がでかい!演技もいやらしくてでもどこか可愛らしいオックス男爵。日本でやったNNTT直近の指環のアルベリヒ。オクタヴィアンのステファニー・アタナソフ、美形で声もすごく美しくて良かった。ゾフィー役のアンケ・ブリーゲルも健闘。ヘル・フォン・ファーニナルのクレメンス・ウンターライナー 超イケメンなのに老け作り。パワフルで強靭なバリトン。ウィーン国立歌劇場のアンサンブルでいろんな役をやっています。脇を固める日本人歌手も皆すばらしい。特に警部役の妻屋さんとバルツァッキの高橋淳さん。加納悦子さんはすばらしい。妻屋さんはノーブルで豊かですばらしい主役の声。高橋淳さんもすばらしい鋭いテノール声にいかにも怪しそうな雰囲気を醸し出す演技もすごい。加納さんは不気味で悪魔のような存在感を醸し出す。よほどオックスの方が善人?と感じさせるほど。やはりすごい人です。宿屋の主人加茂下さんの喜劇役者っぷりが秀逸。歩き方徹底してて笑いをとった。指揮者すばらしい!ばらの世界を表現していました。オケ鳴らす〜!すばらしいオケ。皇太子殿下のご臨席で演奏家は皆最高のパフォーマンスをした。動物商 土崎譲さんよい声。お姿もハンサム。ファーニナル家の執事 村上公太さん ハゲヅラで大変身して歌った。誰⁉︎と思うほど。元帥夫人の執事 大野さん よい味出してました〜! 老人でありながら威厳のある完璧な執事。公証人の晴さん 食べ物を吐き出しながら歌うのって難しいのでしょうが見事でした。個人的にはロフラーノ伯爵と同じ赤いズボンの軍服を来た軍人が超イケメンで目が点になった。おかまの美容師が最高だった。渡辺文智さんが2幕のファーニナル家の使用人 3幕ではウエイター役。ウエイターたちはパンを貪り食っていてすばらしい演技をしていた。ばらの騎士は昨年夏のミュンヘンフェスティバルでオットー・シェンク演出のもので見ている。その時のばらの騎士の2幕の登場シーンがあまりにもすばらしくてノックアウトされたのですが、今回の登場シーンはなぜ感動が薄いのか私のオペラの師匠にうかがったところ、オクタヴィアンの回りの兵隊達が決めの音楽の時に動いているからではないかとおっしゃっていました。昔の演出では音楽の効果を上げるため合唱はとにかく動くな!というのが基本だったそうです。なるほどと思いました。あとオペラの師匠がこだわっていたのは幕切れの演出。シェンク演出では1幕は元帥夫人の後ろ姿。今回の演出では煙草を吸いながら窓を見上げる横顔姿。私はこのシュヴァンネヴィルムスの横顔の幕切れもすごく気に入りました。あとオペラの師匠が言っていたのは今回幕が上から降りてくるものですがシェンク演出では幕が閉まる瞬間まで出演者の顔が見えている巻き込むような幕の下ろし方だというのです。これもなるほどと思いました。Rシュトラウスの音楽は余韻が大事なのでその辺も繊細に扱うべきです。今回の客は、1幕は完全に音が終わってから拍手していました。すばらしいマナーです。もちろん3幕もそれは守られました。唯一2幕のみ音に拍手がかぶってました。こらえて欲しかったです。
2015年05月27日
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Sheva's Ballet FanIbra's Opera Fan今後の注目公演ラインナップ大沼徹inミャゴラトーリ カヴァレリア・ルスティカーナワイルド系で攻めてみました~ペーター・マッティみたいでそ?
2015年05月26日

Tomo Sugao, the stage director, 35 years old.Photo:©Shevaibra, courtesy of Mr. Sugao二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル:ジューリオ・チェーザレDay 2新国立劇場 中劇場2015年5月24日(日)14:00 指揮:鈴木秀美演出:菅尾 友振付:中村 蓉演出助手:菊池裕美子 公演監督:大島幾雄、多田羅迪夫ジューリオ・チェーザレ 成田伊美クレオパトラ 高橋 維セスト 田川聡美コルネリア 土屋優子トロメーオ 小林紗季子アキッラ 加耒 徹クーリオ 白岩 洵ニレーノ 濱野奈津美管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ***ABキャストとも早い段階で完売に。チケット入手が困難を極めた東京二期会ニューウェーブジュリオチェーザレ行ってきました!新人歌手ばかりのニューウェーブ公演では考えられないほどの注目度の高さ。納得だった。鈴木さんの音楽がとんでもなくすばらしい!上に天才演出家の菅尾友さん。彼の演出ヨーロッパの最先端のオペラ演出の薫陶を受けているので日本と思えないぐらいドイツしていました(^^)なにしろ回り舞台にマリオネット ワニ。ロールプレイングゲーム。出演者たちは人形で、ワニのマリオネットなのである。入れ子構造はそんなでワニの黒子とのダンスがすごいわ エロあり倒錯あり縛りチェーン レープあり しかも笑えてメルヘンもあり。クラウス・グートを髣髴とさせるダークな深淵!日本人でこんな人が出てくるとはうれしい限り。歌手は肉体的に東京二期会のイドメネオに匹敵するぐらい大変だったはずだ。本当面白かった。ヘンデルは繰り返しが多いが演出は繰り返しながら回り舞台を進み、違う芝居をしなくてはならない。まさにロールプレイングゲーム。最後のシーンなんてノイエンフェルスかよ!という驚愕の展開。歌手ではクレオパトラの高橋が圧巻のパフォーマンス、High Fを出してたと思う。演技もすごい。セストは大健闘。アキッラの加来さんがイケメンの見る影も無い肉じゅばん姿で完璧なパフォーマンス。他の歌手もすばらしかった。お疲れ様でした。***菅尾友さんの演出作品を拝見するのは数年前の日生劇場のフィガロの結婚以来。これがすばらしい演出で本当に感心したものだが、今年に入ってなんと彼の演出を2作も見られることになり、とてもうれしい。ひとつはジュリオ・チェーザレでもうひとつは同じく日生劇場のドン・ジョヴァンニだ。どちらも東京二期会の主催公演。なかなかお目が高い。彼はドイツで勉強しているのでぶっ飛んだ演出になることはある程度予想していたが、今回の演出はメーターの振り切れたさすがドイツ仕込という演出で、お金も相当かかっていておもしろかった。客たちが開場後に会場に入ると、そこにはもうワニがいた(笑)。何匹ものワニがタキシードを来てパフォーマンスしている。ワニなのは舞台がエジプトだからだろうと思うんですけど彼らは実際のオペラの登場人物のようにキャラづけられている。イジメキャラのわにといじめられキャラのワニとそのワニを好きなワニがいたりして権力者のワニもいたりして。そのワニたちがあやつり人形で遊んでいるのだがそれが実際のオペラの主人公たちなのである。このオペラの本当の主役はセストだと私は思っている。彼(彼女)に割り当てられた歌が最も美しいからである。チェーザレとクレオパトラの関係性も縦糸であるのだがトロメオとアキッラにいじめ抜かれる親子の悲惨さがもっともドラマチックで悲壮だからである特にこの演出ではクレオパトラを自分の地位を弟から守るためにシーザーの権力目当てにシーザーを利用する打算的な女性として徹底的に描かれているので。これがまた爽快で面白いんですけど。クレオパトラは圧倒的なコロラチューラソプラノでないと務まらない。高橋さんは見事だった!そしてこの演出では主役を見守る僕(しもべ)との関係性も深く描かれていて彼らのキャラまで徹底的に演出しているのですごく深みが出ている。たとえば○○のしもべはオカマで○○を誘惑するとか。そしてこの演出ではおもに登場人物の心理状態を演出で表すことを徹底している。セストが考えていることは残虐なトロメオの死。でも次の場面でトロメオは生きているのでそれは妄想だったとわかる。また彼は自分が殺されることを妄想している。恐怖の中歩き続けながら歌い、場面は転換しいろんな妄想の箱がいろんな部屋になって回りながら出てくる。こういう空間を使って心理状態を表現するのが菅尾友演出の特徴で、それは数年前のフィガロの時もフィガロの暗澹とした空虚な心が見事に骨組みだけの三階建ての邸宅で表現された。回り舞台をがんがん使うといのは言うまでもなくクラウス・グート演出のパルジファルを想起させる。しかし今回の演出はそれよりもぐるぐる回るのである。音楽自体がテンポがいいのでがんがん舞台が回り歌手たちも動きが激しく動線も複雑である。休憩後の第2幕でチェーザレと共に踊った鳥。これはミュンヘンのワルキューレでクリーゲンブルクが表現したメルヘンチックな世界を思い出させた。最後の場面のくす玉これはバイロイトのローエングリンでノイエンフェルスが表現したもののパロディのようで面白かった(笑)しかもこれはくす玉の伏線を冒頭に張っているのでなおさらすごい。冒頭のトロメオがシーザーを歓迎するシーンでくす玉を割るのだが、そこから出てきたものはおぞましいものだった。(もちろんリアルではないが)しかし最後のシーンでも?と客を身構えさせ見事に裏切るという爆笑演出。登場人物たちは皆リアルではなく耳がとんがっている。まるでドラゴンクエストやそのほかのゲームやアニメに出てくるキャラのようである。ゲームのキャラは西欧人ではなく日本人の体型にはぴったりなのでそこを逆手に取った演出だ。とてもキャラクターたちが人形のように可愛いのである。言ってみれば「萌え」、なんである。ヨーロッパにそのまま持っていけばジャパニーズポップカルチャーとして受けそうである。ぜひヨーロッパに輸出してほしい。ぜひまた日本でも再演してほしい。今回カウンターテノールを使わずに全員メゾソプラノを使った。これも逆手にとって「可愛いお人形」に演出したのであろう。でかい男だったらなかなかかわいいお人形にはなりづらいからである。実際の男が演じるアキッラは極悪で肉襦袢姿の醜い男に描いている。彼は戦闘で?浜辺で?死ぬのだけれどすごくほろりとさせられる見事な歌唱でここはすごく感動した。さすが加来さん、すごいです。一方の男性が演じるクーリオは何かあるときゃーっと飛び上がったりするおもしろキャラで非常にコミカルでおもしろかった。しかしなんといってもワニさんたちがすごかった!もしかして主役はワニだったのかな~~とも思う。ワニのダンスがすごすぎておもしろくて最高だった。この明るく楽しいテンポのよいバロック音楽を見事に演出と振り付けに昇華させていてすごかった。お疲れさまでした!次は11月のジョヴァンニの演出を楽しみにしていますまた加来さんに肉襦袢を着せることだけはないようにお願いします(笑)
2015年05月24日

Kaori Yamada, the composer of the opera "Les Trois Mousquetaires" premiered 23 May 2015 at Saitama Arts theatrePhoto:©Shevaibra, courtesy of Ms. YamadaYNO New Opera Series Vol.3三銃士2015年5月23日(土)15:00開演彩の国さいたま芸術劇場 小ホール台本:大野万太郎作曲:山田香指揮:井上博文演出:太田麻衣子ピアノ:谷合千文舞台監督:八木清市チラシ・パンフレットデザイン:石松勇人<キャスト>ダルタニャン:古橋郷平アトス:小林昭裕ポルトス:藤岡弦太アラミス:保坂真悟アンヌ王妃:佐藤篤子ルイ13世/バッキンガム公爵:新津耕平リシュリュー枢機卿:志村文彦貴族の男役・浅野和馬オライリー役・寺西一真Photo book***アトス ポルトス アラミス そしてダルタニャン 一人はみんなのために みんなは一人のために!あの三銃士の世界がオペラで表現された。山田香さんの書き下ろし新作。主役のダルタニャンは190センチ近い長身の9頭身のイケメンテノール、古橋郷平。輝かしい声で立派に主役を歌い上げた。仲間の三銃士は全員バリトンで全員すっばらしいお声。アトス ポルトス アラミス 全員個性派で演技もユーモラス。アトスはリーダー的キャラで快活な小林昭裕さん。ポルトスは藤岡弦太さん。アラミスは保坂真悟さん。すばらしい響く声で 3人の重唱では低音パートを担当していました。実に納得の4人だった。この三銃士は最近映画化もされた「王妃の首飾り」譚を主なテーマとしたもので、アンヌ王妃とバッキンガム公爵の恋物語が織り込まれている。リシュリュー卿の陰謀と王家を揺るがす恋物語に四銃士の冒険が絡み、血湧き肉躍る冒険活劇を演出の太田麻衣子さんのコメディセンスで味付けする、大変楽しく爽快な仕上がりだった。音楽のすばらしさは言うまでもありません。連続ですばらしいピアノ伴奏で弾き切ったピアニストも見事。指揮も的確に歌手を牽引する。リシュリュー卿役他を演じた志村さん声も歌もギャグも最高!アンヌ王妃も見事に揺れる気持ちを感情込めて歌い上げた。バッキンガム公爵とルイ13世他役の新津さんも美しく力強く高い声のテノールで本当にすばらしかった。脇で主役たちを支えたテノールの浅野和馬さんと宝石職人他役の寺西さんもすばらしかった。お疲れ様でした。***作曲家の山田さんのプレトーク。登場人物紹介:三銃士のキャラについて:アトスは3人の中で一番年上。ポルトスは女好き。アラミスは十字架を身につけている。いずれ神の道に仕えたいと思っている聖職者志望。フランス国王ルイバッキンガム公爵はフランスと敵対するイギリスの宰相。リシュリュー枢機卿はフランスの教会のトップの地位に入る人物。ボナシューは大家さん。「貴族の男」はリシュリューの部下。オライリーは首飾りを元の形に復元する宝石職人。ストーリー:オペラ「三銃士」(全2幕・日本語上演)プロローグ:(約5分)「父からの贈り物」(老父ダルタニャン ダルタニャン)ダルタニャンがガスコーニュから旅立つ。父親から推薦状、馬、路銀をもらう序曲序曲の中でも演技でストーリーを説明する。1.「出会い」アトスと決闘の約束をしたダルタニャン。アトスの介添え人はポルトスとアラミス。ダルタニャンはポルトスとアラミスとも決闘の約束をしていたため、いっそ3人まとめて!という時に枢機卿の部下に見つかる。決闘禁止のために捕えられる4人。2.「初めての謁見」しかし4人は枢機卿の部下を大量にやっつけてしまったため国王ルイの前に引き出され、説教される。国王ルイは枢機卿が嫌いなので一応怒ったふりはしているものの彼らにほうびを与える。3.「宮廷の陰謀」三銃士とダルタニャンが飲んでいると大家が来る。妻が誘拐されたので助けてくださいと頼む。これは王家を揺るがすスキャンダルにからむ事件だった。アンヌ王妃が書いた手紙4.「密会とダイヤの首飾り」 王妃の寝室バッキンガム公爵とアンヌ王妃の逢引き。王妃は別れましょうと言い、バッキンガム公爵はよすがにと王妃に首飾りをもらう。しかしこの首飾りは国王ルイ13世がアンヌ王妃に贈ったものだった。このことを知った枢機卿は国王に舞踏会を開くように進言し、王妃にあの首飾りをつけるように王に示唆する。休憩第2幕1.「旅のはじまり」 パリのアトスの家2.「旅の仲間」ダルタニャンと三銃士はパリからロンドンへ向かう。彼らは馬で向かう。馬は出てきませんが。3.「失われた2粒のダイヤ」ダイヤが2粒足りなくなっている。これは枢機卿の仕業。オライリーが修復して事なきを得る。ダルタニャンに渡す。4.「舞踏会」 パリ市庁舎ダルタニャンが首飾りを王妃に渡す枢機卿は王妃を告発する国王は首飾りにはダイヤがちゃんと12粒ついていると確認する。枢機卿は虚偽の告発の罪で捕えられる旅の途中で斃れた仲間が戻ってくる一人はみんなのために! みんなは一人のために!大団円以上がストーリー。見どころと聴きどころ第1幕序曲第1景 ダルタニャンのアリア:♪僕の心は銃士です第3景 居酒屋 ♪酒の歌(ダルタニャンと三銃士)第4景 アンヌ王妃とバッキンガム公爵の二重唱 昼ドラのつもりで書いた。 アンヌ王妃のアリア ♪かわいそうなアンヌ リシュリュー枢機卿のアリア ♪おお、神よ第2幕ダルタニャンがと三銃士の重唱 ♪一人はみんなのために! みんなは一人のために!旅三銃士それぞれの犠牲のアリアダルタニャンのアリア♪港が見える第3景バッキンガム公爵の小アリア ♪王妃の意志は神の意志第4景♪一人はみんなのために! みんなは一人のために!(Reprise)山田さんから「オペラは感じること。わかりにくい時には音楽にヒントがあります。何を言っているかわからなくても、出演者の歌の音色が語っている。すでに音楽が語っているのでそこを感じてほしい。」***いよいよ舞台がスタート!上記の山田さんのご説明と重複しますがお許しください。プロローグ:「父からの贈り物」(老父ダルタニャン ダルタニャン)ダルタニャンがガスコーニュから旅立つ。父親から推薦状、馬、路銀をもらう老父ダルタニャンの歌声は志村さん。かみてのそでで歌う。実際に舞台上には「手」しか登場しないここでもすでにギャグ満載の展開序曲。すばらしい~~~!!!魔法ですね!序曲の中でも演技でストーリーを説明する。ダルタニャンは三銃士のそれぞれと道端で出会い、トラブルとなり決闘の約束をする。1.「出会い」アトスと決闘の約束をしたダルタニャン。アトスの介添え人はポルトスとアラミス。ダルタニャンはポルトスとアラミスとも決闘の約束をしていたため、いっそ3人まとめて!という時に枢機卿の部下に見つかる。決闘禁止のために捕えられる4人。2.「初めての謁見」しかし4人は枢機卿の部下を大量にやっつけてしまったため国王ルイの前に引き出され、説教される。国王ルイは枢機卿が嫌いなので一応怒ったふりはしているものの彼らにほうびを与える。高い声のテノール新津さん。パワフルですばらしい!物陰からその様子を観察しているリシュリュー枢機卿。枢機卿が覗いているのを知っているのでルイは一応不興を演じているが心の中は喜んでいる。歌詞と心が真逆、という部分。さきほどの山田さんの言葉を思い出す。音楽が真実を語っているのだ。リシュリュー枢機卿の志村さんのピカピカギャグも太田さんのドンジョヴァンニに続いて健在!(笑)3.「宮廷の陰謀」三銃士とダルタニャンが飲んでいると大家が来る。妻が誘拐されたので助けてくださいと頼む。これは王家を揺るがすスキャンダルにからむ事件だった。アンヌ王妃が書いた手紙4.「密会とダイヤの首飾り」 王妃の寝室バッキンガム公爵とアンヌ王妃の逢引き。王妃は別れましょうと言い、バッキンガム公爵はよすがにと王妃に首飾りをもらう。しかしこの首飾りは国王ルイ13世がアンヌ王妃に贈ったものだった。このことを知った枢機卿は国王に舞踏会を開くように進言し、王妃にあの首飾りをつけるように王に示唆する。ミレディが登場しないため男女の危うい関係と言うラブロマンスはこの2人に集約されるので三銃士たちのストーリーとは別の縦糸のストーリーがここにあってまるで主役のような大事なシーン、すばらしいシーンになっている。二役の新津さんすばらしい!王妃も演技力がすごくて熱唱!休憩第2幕1.「旅のはじまり」 パリのアトスの家最高におかしい!なんで3人で同じベッドで寝ているの?靴下が3人とも見えているのが可愛いアラミスの寝間着姿がツボ!2.「旅の仲間」ダルタニャンと三銃士はパリからロンドンへ向かう。旅の途中で枢機卿の手下に襲われ、次々と仲間が斃れていく。皆身を犠牲にしてダルタニャンを先に行かせる。ドラマチックなアクションの激しい展開となる。ダルタニャンのアリアもすばらしい~~高音がよく出ています。3.「失われた2粒のダイヤ」ダイヤが2粒足りなくなっている。これは枢機卿の仕業。オライリーが修復して事なきを得る。ダルタニャンに渡す。このオライリーがな~んか妖しくて最高のキャラです!バッキンガム公爵のアリアも最高です!4.「舞踏会」 パリ市庁舎ダルタニャンが首飾りを王妃に渡す枢機卿は王妃を告発する国王は首飾りにはダイヤがちゃんと12粒ついていると確認する。枢機卿は虚偽の告発の罪で捕えられる旅の途中で斃れた仲間が戻ってくる一人はみんなのために! みんなは一人のために!大団円お疲れさまでした~~!楽しかったおもしろかったすばらしい音楽だった!抱腹絶倒大活劇+王妃の悲恋なんといっても超かっこいいダルタニャン。頼もしいアトス人の良さそうなポルトス今回のボケキャラのアラミス今回もすてきなキャラたちと出会えました!大満足!!この人たちが白雪姫のこびとたちと出会うというのを次回にぜひ!***YNO のサイトに 舞台写真がUPされています!すばらしいのでぜひご覧になってください。
2015年05月23日
IL DEVU 東北大学(宮城)で公演2015/10/3(土) 14:00 開演 ( 13:30 開場 ) 会場:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール (宮城県)IL DEVU(イル・デーヴ)東北大学 川内萩ホール フォーシーズンズ・プログラム2015-2016 vol.2アンドリュー・ロイド=ウェバー(ピエ・イエズ)/他 公演などに関するお問い合わせ先TBC事業部:022-227-2715S席 3,500円、A席 3,000円ぴあからの情報です。
2015年05月22日
新国立劇場オペラ研修所 オペラ試演会「ドン・パスクワーレ/こうもり」2015/7/18(土)14:00 開演( 13:30 開場 ) 会場:新国立劇場 中劇場 (東京都)[指揮]河原忠之 [演出]粟國淳 [出演]新国立劇場オペラ研修所 第16・17・18期生 [ゲスト]伊藤達人2015/7/19(日)14:00 開演 ( 13:30 開場 ) 会場:新国立劇場 中劇場 (東京都)[指揮]河原忠之 [演出]粟國淳 [出演]新国立劇場オペラ研修所 第16・17・18期生 [ゲスト]伊藤達人公演などに関するお問い合わせ先新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999 全席指定 3240ぴあの情報です。
2015年05月22日

Tokyo Philharmonic Orchestra東京フィルハーモニー交響楽団第865回サントリー定期シリーズ2015年5月18日(月)19:00 完売サントリーホール 指揮:アンドレア・バッティストーニトゥーランドット(ソプラノ):ティツィアーナ・カルーソーカラフ(テノール):カルロ・ヴェントレリュー(ソプラノ):浜田 理恵ティムール(バス):斉木 健詞アルトゥム皇帝(テノール):伊達 英二ピン(バリトン):萩原 潤パン(テノール):大川 信之ポン(テノール):児玉 和弘官使(バリトン):久保 和範合唱:新国立劇場合唱団児童合唱:東京少年少女合唱隊 ほかプッチーニ/歌劇『トゥーランドット』<演奏会形式・字幕付>主催: 公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団***すごかった!サントリーホールにオペラは響き過ぎるので合わないのである。音がMAXでメーター振り切れた状態の演奏。特にプッチーニだしね。しかしお祭りと思えば楽しい。演出も工夫されていてセミステージ形式と言えるほど。プーティンパオも出てきたし。歌手はみんなすごい。特に主役のトゥーランドットはすごい。ドラマチックで強靭な声。鳴らしまくるバッティストーニのオケでも問題なく聴こえるすごいパワー。カルロ・ヴェントレは強靭なスピントでカラフにピッタリの声。最後まで声を持たせた。さすがです。特にネッスンドルマがうまくいった後は解き放たれたようにものすごい歌唱の連発。前半トゥーランドットがものすごかっただけに競馬で言えば最後で追い込んできてさした感じですね。日本人歌手も見事。リューは美声で表現力豊か。ティムールの斉木さんすばらしい声!ピンポンパンのバリトン萩原さん美しいハイバリトンで表現力も声量もある。大川さん演技付きですばらしい。特徴的な高い声。しかし今回合唱がほぼ主役だった。ちょっとがなり過ぎな部分があってそこが残念だったが。バンダの金管がかっこよ過ぎてしびれた。ペットいけてました。コンマスは荒井英治さん。二日連続でコンサートマスターがモルゴーア・カルテットな件。このようなコンサート形式でのオペラはもっともっと日本のオケにやってもらいたい!企画お願いします。実は読響のトリスタンを死ぬほど楽しみにしてるんだ。私。+++***Related linkフィレンツェ歌劇場来日公演『トゥーランドット』2006年
2015年05月18日

Toru Onuma, baritone (debut as the soloist of Haydn's Creation) Photo:©Shevaibra, courtesy of Mr. Onuma新都民合唱団 第78回定期演奏会ハイドン作曲 オラトリオ「天地創造」Haydn / Die Schöpfung2015年5月17日(日)東京文化会館指揮:阿部 純 Yasushi Abeソプラノ: 佐藤 貴子 Soprano: Takako Satoテノール:望月 哲也 Tenor: Tetsuya Mochizukiバリトン: 大沼 徹 Baritone: Toru Onuma東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団Tokyo City Philharmonic Orchestraコンサートマスター:戸澤哲夫 新都民合唱団Photo link***新都民合唱団+東京シティフィルハイドン先生の大作なんと天地創造のバスソリストとして初歌唱だったというバリトンの大沼徹さんの大健闘が光った。2時間近く歌いっぱなしでラファエルという天使とアダムの2役を歌唱。ラファエルでは重々しい神の声を伝える声、アダムでは女性に恋する優しい希望にあふれる若者の声。見事に歌い分けた。お疲れさまでした。天使ウリエルはこの役をもう10回以上歌っているというテノール望月哲也さん。きらめく輝かしい声でウリエルを表現。これはもう天の声以外ではないと感じるすばらしさ。ソプラノ佐藤貴子さんもすばらしいコロラトゥーラ・ソプラノ。後半になるほど本領を発揮した。オケも合唱もすばらしく忘れられない好演となった。コンサートマスターの戸澤 哲夫さんはモルゴーア・カルテットのメンバーとしても有名。この演目を実演で聴いたのは2009年3月のオペラの森のコンサート形式で、バスがアイン・アンガー、テノールがサイミール・ピルグ、ソプラノがタチアーナ・リスニックだった。今回の予習はバーンスタイン指揮 バス:クルト・モル テノール トマス・モーザーピノック指揮 バス:マシュー・ローズ テノール:トビー・スペンスPart INo. 1. Im Anfange schuf Gott Himmel und Erdeラファエル天と地の創造バスゆっくりと堂々と歌い出します。響き渡る豊かな美声。続いて合唱、天使の合唱です。歌いだしがピアノでぞくっとなる。これは素人じゃない!Und es ward LichtのLichtで合唱が全員たちあがりフォルテの歌唱となる。そうきたか~そこにウリエルの輝かしいテノールの声!華やかな声だ!No. 2. Nun schwanden vor dem heiligen StrahleウリエルのアリアDer erste Tag entstand.でヴィブラートを効かす。シビレますね。合唱またテノール繰り返し合唱No. 3. Und Gott machte das Firmament ラファエルDie Luft durchschnitten feurige BlitzeのBlitzeをアクセント付けて激しく歌います。迫力です。Der leichte, flockige Schnee雪の創造シーンではふわふわと表現します。さすがだNo. 4. Mit Staunen sieht das Wunderwerkガブリエル。ソプラノ登場です。Des Schöpfers Lob,第3場No. 5. Und Gott sprach: Es sammle sich das WasserラファエルNo. 6. Rollend in schäumenden Wellen ラファエルのアリア。さきほどとは一転激しく歌います。der breite Strom In mancher Krümme;のStrom で装飾音Im stillen Tal der helle Bachのhelleで低い音があります。No. 7. Und Gott sprach: Es bringe die Erde Gras hervor ガブリエルNo. 8. Nun beut die Flur das frische Grünガブリエルのアリアホルンソプラノの装飾音Hier sproßt den Wunden Heil.のHeilで音を伸ばします。No. 9. Und die himmlischen Heerscharen verkündigtenウリエルのレチタティーヴォNo. 10. Stimmt an die Saiten 天使の合唱Denn er hat Himmel und Erdeではフーガのように歌いますタンホイザーのヴァルトブルク城での合唱に似ています第4場No. 11. Und Gott sprach: Es sei'n Lichter an der Feste des HimmelsウリエルNo. 12. In vollem Glanze steiget jetzt die Sonneウリエル太陽の描写ここは力強く歌い月の描写ではやさしく歌いますNo. 13. Die Himmel erzählen die Ehre Gottes 合唱とソリストソリストの重唱はフーガ風でKeinerを強調し繰り返す。第1部終了でいったん退場。Part IINo. 14. Und Gott sprach: Es bringe das Wasser in der Fülle hervorガブリエルNo. 15. Auf starkem Fittiche schwinget sich der Adler stolz ガブリエルのアリアここがすごかったですコロラトゥーラ・ソプラノでないとこの役は歌えないのです私が予習した版ではUnd Liebe girrt das zarte Taubenpaar.のgirrt dasは鳩の声のように震わせて歌っていましたが今回はそう強調はしていませんでした。木管が鳥の声を表現しますフルートが鳥の声を表現しますLiebeを長く伸ばします。すばらしい!No. 16. Und Gott schuf große WalfischeラファエルNo. 17. Und die Engel rührten ihr' unsterblichen HarfenラファエルNo. 18. In holder Anmut stehn いよいよ三重唱ですここはオケも鳴らしますテノールの装飾音が響きわたる美しいシーンですNo. 19. Der Herr ist groß in seiner Macht合唱とソリスト第2場No. 20. Und Gott sprach: Es bringe die Erde hervor lebende Geschöpfe ラファエルNo. 21. Gleich öffnet sich der Erde Schoßラファエル。ここで次々と動物たちの描写をしていくのが興味深いライオンやトラオーケストラの弦楽器の超速の演奏がすばらしい草食動物たちAm Boden das Gewürm.低い音程No. 22. Nun scheint in vollem Glanze der HimmelラファエルのアリアDen Boden drückt der Tiere Last.のLastは超低音。金管。Dem Ganzen fehlte das Geschöpf,のGanzenの高音で声を張る。すばらしいNo. 23. Und Gott schuf den Menschen ウリエルNo. 24. Mit Würd' und Hoheit angetanウリエル(テノールいや~もうすばらしいとしかいいようがない!すべての言葉に意味が込められ表現されているこの表現力ったらないわ!Ihm Liebe, Glück und Wonne zu.のLiebeの表現がとろけそうなほど甘い!Wonne zu.のWonnneを伸ばす~~!No. 25. Und Gott sah jedes DingラファエルNo. 26. Vollendet ist das große Werk天使の合唱No. 27. Zu dir, o Herr, blickt alles auf三重唱最初ソプラノとバスバス3人あきらかにソロの時と声量を変え合わせているウリエル。すばらしいです。No. 28. Vollendet ist das große Werk全員ここで休憩。Part III第3部ここでソリストの立ち位置チェンジ今までS,T,Bだったが T. S B となる。No. 29. Aus Rosenwolken brichtウリエルSich mengen in ihr Lied!ヴィブラートNo. 30. Von deiner Güt', o Herr und Gottここから先はずっとアダムとイヴの会話になります。Des Weltalls Seel’ und Aug’!多少声を張ります合唱の弱音がすばらしい。Ewigkeitはフォルテ。No. 31. Nun ist die erste Pflicht erfülltアダムKomm, folge mir, ich leite dich.とても日本語では言えないようなセリフでもドイツ語ならOKNo. 32. Holde Gattin, dir zur Seiteこの夫婦の会話がすばらしい。まるでオペラのワンシーンでの歌唱のようにオペラティック。ソロからデュエットへ。Mit dir erhöht sich jede Freude;ここはまるでパパゲーノとパミーナの二重唱をほうふつとさせる。No. 33. O glücklich Paar, und glücklich immerfortここでようやくそれまで黙って2人を見ていた天使ウリエルが歌います。それはアダムとイヴの楽園追放を暗示させるものでした。No. 34. Singt dem Herren alle Stimmen! Amen でソリストの装飾音が聴ける最後は皆で歌って締め終了。大拍手。指揮者はソリストたちとコンマスと握手大喝采の中何度もソリストたちが呼び戻される。お疲れさまでした。***望月哲也氏と大沼徹氏の共演は、新国立劇場の「魔笛」(タミーノと弁者)(2回)、飯守さん指揮の第九 に続き私は通算4回目の鑑賞になったのですが、魔笛では共演シーンはほんのワンシーンだけ、第九もほんの数分、ということだったので、今回は大いに溜飲を下げたのです。彼らのドイツ語歌唱をこんなに長く聴けるなんて本当に幸せでした。宝石のような時間でした。大沼氏に関してはなんと!今年ドイツ・レクイエムもあるので、こちらも超楽しみなのです。
2015年05月17日

Sheva's Ballet FanIbra's Opera Fan今後の注目公演ラインナップ古橋郷平in三銃士YNO New Opera Series Vol.3三銃士日時:2015年5月23日(土)15:00開演 (14:20開場/14:40~プレトーク)場所:彩の国さいたま芸術劇場 小ホールチケット:4000円(全席指定)
2015年05月17日
THE OPERA PLATFORM Szymanowski - Król RogernformationsRecording date: 16 May 2015Production Year: 2015Alan EwingAgnes ZwierkoMariusz KwiecienSaimir PirguGeorgia JarmanKim BegleyOrchestra: Orchestra of the Royal Opera HouseComposition: Karol SzymanowskiCostumes: Steffen AarfingVideo: Luke HallsChoreography: Cathy MarstonDramatisation: John Lloyd DaviesMusic director: Antonio PappanoDirector: Kasper HoltenLibretto: Jaroslaw IwaszkiewiczLighting: Jon ClarkSet design: Steffen AarfingChoir: Royal Opera Chorus***Wagner - GötterdämmerungRecording date: 07 June 2015Production Year: 2015Stephen GouldFalk StruckmannEvelyn HerlitziusBoaz DanielCaroline WenborneCostumes: Marianne GlittenbergSets: Rolf GlittenbergMusic director: Simon RattleDirector: Sven-Eric Bechtolf
2015年05月16日

台本・日本語訳詞、ミルコ・ツェータ男爵役の浜田耕一さん&ダニロ役の飯沼友規さんPhoto:©Shevaibra, courtesy of the artists.Y's company 第3回本公演フランツ・レハール作曲喜歌劇「メリー・ウィドウ」《全編オリジナル日本語上演》台本・日本語訳詞 浜田耕一2015年5月15日(金) 18:30開演 18:00開場2015年5月16日(土) 13:30開演 13:00開場各回¥4,000 (全席自由)ムーブ町屋 ムーブホール指揮 平野桂子演出 浜田耕一・飯田惣一郎ピアニスト 谷塚 裕美(やつか ゆみ)キャストハンナ・グラヴァリ 西本真子(にしもと・まこ)ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵 飯沼友規(いいぬま・ともき)ミルコ・ツェータ男爵 浜田耕一ヴァランシェンヌ 志田尾恭子(しだお・やすこ)カミーユ・ド・ロジョン 大田翔(おおた・しょう)カスカーダ子爵 千葉祐輔サンブリオッシュ 香月健(かつき・たけし)ボグダノヴィッチ 松井永太郎シルヴィアンヌ 小川嘉世(おがわ・かよ)クロモウ 新井健士オルガ 光村舞(みつむら・まい)プリチッチュ 山口哲平プラシコヴィア 山口郁子ニエーグシュ 飯田惣一郎合唱 Y's operetta chorusY's Oper:生駒侑子 上脇友紀 江頭隼 尾崎遥香 鈴木ひかり 富永大樹 中川直哉 橋本美優 平田寛治 平野伸芽 堀浩史 三浦直樹 三輪規子 蓬田剛スタッフ 舞台監督・照明・美術 FULL SPEC演出助手 鈴木翔大ヘアメイク 太田順子グラフィックデザイナー 石井文制作・主催 Y's company(ワイズカンパニー)Photo link***(5月15日のDay 1を鑑賞しました。)あふれる若さ パワー‼︎踊りあり 歌あり ギャグ満載 楽し過ぎる町屋のメリーウィドウ!元気をもらいたい人必見。そしてなんという才能でしょう!オリジナル台本訳詞の浜田耕一日本語なので内容がダイレクトに伝わってくる100%楽しめる。大筋はよく知ってるメリーウィドウでありながらディテールはほぼオリジナル。だからストレートに現代でも楽しめる。喜劇役者としても一級品です。前回の「こうもり」では浜田耕一さん演じる刑務所長フランクと影山慎二さん演じる看守フロッシュのシーンが全部オリジナルで度肝を抜いたが今回も 飯田さん演じるニエグシュと浜田さん演じるミルコ・ツェータ男爵のシーンはほぼオリジナルでもう笑いっぱなし。歌手では主役がすごい。ハンナ・グラヴァリの西本真子(まこ)さんは パワフルなドラマチック・ソプラノで圧倒的。ダニロを演じた飯沼さんもパワフルな美しいリリコ。甘やかで伸びやかな美声に酔った。テノールのダニロもいい。声が軽過ぎないので。またヴァランシエンヌはソプラノ・リリコ・レッジェーロの志田尾さん すばらしいパフォーマンス!美しい声に表現力。カミーユの大田翔さんはイケメンで背が高くミュージカルスターのような華やかさを持っている。テノールだし、すぐに売れっ子になるでしょう。超高音も出していました。次回のメンズ・クラシックにも出演します。脇もすごい。ラウール・ド・サンブリオッシュ役の香月健さん声もいいし喜劇役者に徹していてすばらしい。ボグダノヴィッチの 松井永太郎さんすばらしい低音。カスカーダ子爵の千葉祐輔さんコミカルですばらしい。クロモウの新井健士さん演技弾けすぎですごい。ブリチッチュの山口哲平さんまたぶっ飛んだキャラで面白い。女性陣も弾けていた。オルガの光村舞さんすごい演技!ブロードウェイでも通用するかも。シルヴィアンヌ 小川嘉世さんのぶりっこ演技が可愛い。カンカンダンサーや大使館に集う人々を演じた生駒侑子さん、とっても可愛くて色っぽい。演出と重要なニエグシュ役の飯田惣一郎さんのコメディアンぶりも抜群で、身のこなしの軽さに客席から感嘆の声が上がっておりました。今回の舞台は非常に完成度が高かったと思います。絶対オススメのY'sメリーウィドウ、本日も同じキャストでの公演があります!***Day2公演が終了しました。このプロダクションは現代に生きる我々にミルコ・ツェータ男爵がお化けとなってこの世によみがえって伝えるという入れ子構造になっています。つまりミルコ・ツェータ男爵による前説で舞台が始まるのでお客さんはすでにさんざん笑ってあったまっている状態で本舞台がスタートするのです。ポンテヴェドロ公国は財政破たんの危機を迎えています。そんな中ミルコ・ツェータ男爵はかえって盛大にパリの大使館でパーティを開くのです。国王の誕生日を祝って。皆の愛国心を確認して喜ぶミルコ・ツェータ男爵しかし実は大使館に出入りする人々は皆浮気をしている夫婦か浮気相手なのです。パンフレットにキャラクターの性格が細かく書いてあります。普通演出家は皆このように登場人物の詳しい背景設定をしているものと思いますがこのようにプログラムに詳しく書いてあるととても楽しく情報をインプットされた状態で舞台を楽しむことができます。クロモウの妻もボグダノヴィッチの妻も浮気をしていますがミルコ・ツェータ男爵の妻ヴァランシエンヌもカミーユと火遊びをしています。カミーユは空気の読めない伊達男でヴァランシエンヌに熱をあげていて彼女の扇子に「愛してるよ」と書き込みます。この扇子をなくしてしまったことから大騒動が持ち上がります。ハンナとダニロ以外の登場人物がすべてキャラクター付けされてお客に紹介されてからようやくダニロとハンナの登場となります。ミルコ・ツェータ男爵はニエグシュにマキシムで遊んでいる大使館員ダニロを迎えに行かせます。ハンナが登場。群がる男たち。みんな遺産が目当てなんでしょ?と歌いますミルコ・ツェータ男爵はハンナに国の財産を守るためダニロと結婚してほしいと言いますがハンナは「野暮!」と怒り出します。マキシムから出勤してきたダニロに同じようにハンナとの結婚を打診しますが同じように「野暮!」と断ります。男から逃げたハンナがくるとソファでダニロがいびきをかいて寝ています2人はまたけんかしてしまいます。カスカーダとサンブリオッシュと男たちがハンナに自分を選んで!と歌います。ハンナに群がるパリの男たちを追い払うため、ダニロは一計を案じます。女たちの軍団を引き連れてきて男たちにあてがったのですダンス大会しかしハンナは自分に興味を示さない男にダンスの権利を与えると言いますそれはダニロのことです。ダニロはそのダンスの権利を高額で売ります。男たちは退散。しかしヴァランシエンヌにハンナとの結婚を命令されていたカミーユがその権利を買おうとします。思わぬ展開にヴァランシエンヌは怒って出ていきます2人きりねじゃ踊ろうか!嫌がるハンナもホールドされたらされるがまま。2人はダンスを踊ります。おばかな騎手長さんの歌***場所は変わってハンナ・グラヴァリの邸宅。民俗ダンスを踊るヴィリアの歌。絶品でした!すばらしい!またすぐに民俗ダンスダニロは扇子の持ち主を捜すとともにハンナに求婚しているパリの男たちを脅迫します女・女・女のマーチ男・男・男のマーチ盛り上がる一方のカミーユは自分の気持を歌い上げますすばらしい!あずまやにこもる2人そこをニエグシュが見てしまいますミルコ・ツェータ男爵がやってきて鍵穴からのぞき、ショックを受けていますニエグシュは機転を利かせてハンナとヴァランシエンヌを入れ替えます。出てきたのはハンナとカミーユ今度はダニロがショックを受けますダニロは自暴自棄になって歌いマキシムに去りますハンナはダニロの自分への愛を確信しますそして!いよいよです一日限りのヴァランシエンヌのグリゼットが復活しますカンカンダンス大詰めハンナはついにカミーユと結婚する気はないと明かしますある人をかばっただけ。ヴァランシエンヌは夫への忠節を誓う扇子の言葉をミルコ・ツェータ男爵に読むように言います。私は貞節な妻です夫の信頼を取り戻そうと必死のヴァランシエンヌを見てカミーユは複雑な表情。再婚するとハンナが一文無しになると知ったダニロはハンナに結婚を申し込みますハンナを抱きしめるダニロ。しかし…実は財産はその夫に行くというものだったのです大団円こう書くと本筋そのままのメリーウィドウですが本当に中身のディテールはほぼオリジナルで飽きさせないものでした。そして歌詞がまったくオリジナルの日本語でした!最高に楽しいメリーウィドウでした。お疲れさまでした。
2015年05月15日

浜離宮アフタヌーンコンサート石田組 *追加公演2015年5月12日(火) 19:00浜離宮朝日ホール石田泰尚、塩田脩、佐久間聡一、村井俊朗(ヴァイオリン)鈴村大樹、原田友一(ヴィオラ)門脇大樹、田草川亮太(チェロ)ヴァイオリニスト石田泰尚がプロデュースする"男だけの硬派弦楽アンサンブル"、石田組演奏曲目: モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調K.138 8人モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423 石田泰尚、鈴村大樹ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア 石田泰尚、門脇大樹J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より「シャコンヌ」 石田泰尚メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20 8人アンコール;1、モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136より第2楽章 8人2.UK(近藤和明編)Caesar's Palace Blues 8人***初体験石田組。超楽しかったっす。石田氏のぶっ飛んだ破天荒スタイルにビックリ!まさに「組」。まるで「アニキ」。アンコール2曲目はまさにロックでまるでエレキギターのように弾く。会場大盛り上がり。モルゴーア・カルテットも相当ぶっ飛んだけど石田組もすごい!台風接近している中行って良かった。ゴジラのイメージがあるので台風上陸あるあるだよね!と思った。総勢8人の弦楽八重奏曲は圧巻!特にメンデルスゾーンの第一楽章にしびれました。ヴァイオリン2の塩田さんが可愛くてツボ。立ち姿も弾く姿も美しい。音色も特徴的で抜群に甘くて太い。石田氏とスタイル違い過ぎてツボ。1.モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調K.1388人全員が弾き出した途端淡い色の花々がいっせいに咲いたよう。まさにピンクのモーツァルト。カラフル。モーツァルト天才第三楽章 ピチカート2.モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423石田氏とヴィオラの鈴村さん。この方もめっちゃ若いのにすばらしい!3 ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア石田氏とチェロの門脇さん。すごかった。超絶技巧の炸裂。クラシックと思えないビート リズム感。本当にヘンデルなの⁉︎と耳を疑う。第2部4. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より「シャコンヌ」石田氏の独奏。すごい。普通じゃない。こんな個性的な人がコンマスというのが信じられない。5.メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20本当にもう言葉がないくらいすごい!若くないとできないような体力勝負のスピード。これDVD出してほしーかも。第一楽章で全員でジャンプするのがもうツボ!第三楽章 スケルツォ第四楽章 プレストスピード勝負で各楽器のフーガ楽しい。アンコール:1.モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136より第2楽章譜面台が4つに。2.UK(近藤和明編)Caesar's Palace Bluesこれがロック 中央に石田氏。アンサンブルもすごく合っている。会場大盛り上がり。石田氏の硬派ぶりがいちいちツボでした。いやすごい個性だ!お疲れ様でした。***石田泰尚さんはある方とのご縁で知ることができたアーティストです。ミュンヘンでご一緒しその後名古屋で再開したご夫妻のご主人の企画されたコンサートに石田泰尚さんがご出演されたのです。聴きに行けなかったのですけどとても気になっていたアーティストでした。その石田泰尚さんが今度はレアなオペラのコンマスを!その出演者の一人が名古屋公演の出演者なのです。そういう縁で今回拝見できて非常にエキサイティングでした。
2015年05月12日
今年2月のNY行は厳寒の中、我慢の限度を試すような荒業だった。 どうしてもNYでブティック巡りをしたいという、相容れない価値観を持った娘と、お互いの目的のみをひたすら追求する旅である。 NYが雪で閉ざされる可能性を考慮し 宿はリンカーンセンターから歩いて30秒のエンパイアホテル。 前回2010年はセントラルパークの南側のル・パーカー・メリディアンだった。ここだとリンカーンセンターから歩いて15〜20分だった。今回は冬の旅なので深夜の歩きは避けた。 飛行機はANAでJFKからタクシー。イエローキャブはマンハッタンへは固定料金になっており、ぼったくられる心配がない。 タクシーで40分くらいでマンハッタンへ。セントラルパークが雪景色で壮観。その中を横断している道路を抜けパークの西側へ。路上でセレブにカメラが群がっている。誰なんだ? ホテルに着いたのは昼ぐらい。プレチェックインをし
2015年05月11日
2024年7月31日 削除3
2015年05月10日

ちらし※主催者のご許諾を得て転載させていただきました。5月後半は注目の公演が目白押しで大変なことになりそうですが、またひとつ注目公演を発見しましたのでお知らせします。明月館コンサート今もっとも旬な二期会のバリトン、大沼徹氏が登場ピアニストは二期会他で大活躍の吉田貴至氏2015年5月24日(日)午後2時開演(1時半開場)4時終演(予定)明月館 埼玉県 入間市 野田341 西武池袋線元加治駅徒歩3分出演大沼徹(二期会・バリトン)吉田貴至(ピアノ)プログラム:ハムレットの「酒の歌」(トマ)ホフマン物語の「ダイアモンドの歌」(オッフェンバック)オペラ「死の都」から「ピエロの歌」(コルンゴルド)他会費:2000円小さな音楽サロンですので、メールにてお早めのご予約をとのことです。音楽三昧明月館明月館では毎年、大沼徹さんと牧野正人さんのコンサートを春と秋に開催しているとのこと。都心からはちょっと離れていますが、のんびりとしたいいところで、毎回出演者の素顔も垣間見える、楽しいコンサートです、とのこと。***2015/05/09 155万アクセスを突破しました。いつもありがとうございます。
2015年05月09日
ありゃりゃ 24日のジュリオ・チェーザレ売り切れ‼︎加来さん人気? すごいですね。中劇場売り切れとは。 ### 5月は注目公演が多く、このサイトでもご紹介してきた公演が多いのですが残念なことに諸処の事情によりそのすべてには伺うことはできません。申し訳ございません。あらかじめお詫びさせていただきます。皆さまのフェースブックにご投稿された写真や記事などを拝見させていただきますのでご投稿なにとぞよろしくお願いいたします。
2015年05月08日
2024年7月31日 削除30
2015年05月06日
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ザラストロの大塚博章さん。圧倒的なオーラと存在感。まさにはまり役でした。Photo:©Shevaibra, courtesy of Mr. Otsuka小鉄和広氏演出の独創的な「魔笛」 Part 2 第2幕ピラミッドを完成させようとしている僧たち。僧たちの会議はナレーションによって極端に短縮され要点だけ数行述べられるだけである。バスの歌手の超低音の素のしゃべりも大好きな私にとってはちと残念。ザラストロのアリアO Isis und Osiris schenket超すばらしい~!パパゲーノが暗闇で怖がるシーンはなかったと思うそのまま僧たちが2人を修行に連れていくパパゲーノの軽口ももちろんない。パパゲーノのコミカルシーンはほぼカットされているというかナレーションしかなく歌手のしゃべるセリフはないので表現できない。僧2人のデュエット3人の侍女五重唱沈黙を貫くタミーノパミーナがばらの花束のそばで寝ているモノスタトスのアリアAlles fühlt der Liebe Freudenお月さまがピラミッドの横にかかっている(笑)襲おうとするがそこに夜の女王夜の女王のアリアDer Hölle Rache kocht in meinem Herzen恐ろしい迫力で歌う!難しいコロラトゥーラの難曲を歌いきる大拍手モノスタトスは短剣を奪いパミーナにのしかかるそこにザラストロ。In diesen heil'gen Hallen, 大好きな曲です絶品です!ザラストロはパミーナへの欲望を抑えつつ歌うと言う演技を要求されている一方タミーノたち。パパゲーノとパパゲーナの会話のシーンは前述のようにカットされているそもそもこの演出ではパパゲーナがおばあちゃんに化けているという設定ではない。三人の童子パパゲーノに食べ物とワインを渡すタミーノとパパゲーノに笛と鈴を返す笛を吹くとやってくるパミーナパミーナの難しいアリア、すばらしい!!Ach ich fühls, es ist verschwunden合唱:O Isis und Osiris, welche Wonne!4人で歌っているのになかなかよい。ザラストロは儀式にパミーナを加えようと独断で決めたので組織の総すかんを浴びてしまうザラストロ パミーナ タミーノの3人で歌う三重唱 すばらしい!!ここは最高でした~全員が達者一方どうしようもない俗人で酒飲みのパパゲーノです(ここのナレーションが容赦ないので笑った)名アリアEin Mädchen oder Weibchenパパゲーナが美しい娘の姿で現れるが(さっきの合唱のあの子です!)引き離される三人の童子一方パミーナは苦しんでいる頭がおかしくなってしまい、ナイフをかざして擬人的に見立てて歌っている三人の童子が彼女を救ういよいよ修行のシーンです大好きなシーンの開始!Der, welcher wandert diese Strasse voll Beschwerden, Wird rein durch Feuer, Wasser, Luft und Erden2人の武士よいですね。タミーノ。そしてパミーナが現れるここの四重唱が大好きです!火と水の試練一方パパゲーノアリアPapagena! Papagena! Papagena! すばらしい!そして!Pa - Pa - Pa パパゲーナが現れる二重唱ここの演出がまたおもしろい。透明なビニールボールを投げ合う女の子たちパパゲーナは出産の姿勢のイメージなのかな!?一方モノスタトスたちは城への侵入を試みるが打破される全員が揃って大団円と思いきやザラストロはタミーノに譲位しさすらい人となり放浪の旅に出るザラストロの敵対する女性たちの国(勢力)とは女性そのものではなく女性に対する情欲として描き出していた。さすがの読み替えである。お疲れさまでした!!
2015年05月06日

演出/ナレーション台本制作/ナレーション/出演(6日)と一人4役の小鉄和広氏Photo:©Shevaibra, courtesy of Mr. Kotetsu東京オペラ「魔笛」Day 12015年5月5日 日暮里サニーホールドイツ語歌唱、日本語ナレーション、ピアノ伴奏指揮・大河内雅彦演出・小鉄和広ザラストロ:大塚博章夜の女王:京島麗香パミーナ:太田小百合タミーノ:布施雅也パパゲーノ:高橋祐樹パパゲーナ:桐越麗侍女1:藤野沙優侍女2:冨田真理侍女3:栗田真帆童子1:四津谷泰子童子2:金尾香織童子3:渡邉智美モノスタトス:小迫良成弁者:森田学僧1:島崎昭之助僧2:岡嶋晃彦武士1:堀越俊成武士2:森翔梧他ピアノ:山本佳代 他Photo link***小鉄和広氏演出の「魔笛」、なかなかおもしろかった!ドイツ語のしゃべりを一切排し、歌はドイツ語だがしゃべりの部分は日本語のナレーションで進行する。しかもそのナレーションが原作と同じではなく、小鉄氏独自の解釈によるザラストロの回想のナレーションとなっているのである。この作品は魔笛をよく知っている人が、さらに楽しむための、言ってみればおとなのための魔笛である。以前から私は魔笛は音楽が素晴らしいのにストーリー的には弱すぎると思っていた。内容は宗教的な教訓譚でしかも男尊女卑なのでつまらない。しかしこのように味付けすると…実はザラストロも…実はパパゲーノも…実はパパゲーナは…とかいろいろ解釈できておもしろい。そして音楽はモーツァルトなので…モーツァルトを侮るなかれもっとも難しい!きょうの歌手たちは皆すばらしかった。重唱や独唱がすべて見事だった!字幕を出さないのは賛否あると思うが、私は字幕は常にあった方が良いと思う派であるが字幕がないと歌だけに集中できるのは事実である。ドイツ語の響きや歌手の表情を楽しむことができる。オペラはもちろん主役が一番大事である。きょうのタミーノ布施氏パミーナ太田小百合氏、2人ともすばらしかった!布施さんは美しい声のリリコで歌い方がなんとなく望月哲也氏のタミーノにすごく似ていた。強弱の付け方とかレガートをキープするとことかドラマチックに歌っていてしかもきちんと歌っていてああ似てるなあ~と思っちゃった。タミーノは軽く美しく歌う人が多いので布施さんはまったく違っていたので似ていると思ってしまった。もちろん違うところの方が多いのではあるが。そして孤高の存在感で、ひとり圧倒的なオーラと存在感を放ったのはこれってまさにザラストロそのもののことですよねバスバリの大塚博章さんです。彼が出てくると空気が変わる感じがありました。アリアはまさに独壇場!この役がはまり役な彼は髭も剃れず髪も切れないんだな~と思ってしまいました。また今回狂言回しがザラストロという設定なのでナレーションに合わせて演技もしていました。このなかなか煩悩を捨てきれないザラストロという設定は大塚氏より小鉄氏にやはり近いのではないかと私は思ってしまいましたが…。そして今回注目だったパパゲーノの高橋祐樹さん。イケメンで声も良く演技もうまい!三拍子揃っている逸材。まじめでストイックで純粋な布施タミーノとすべて対照的なキャラ。いい加減で楽しくて女好き。溌剌としていてとても魅力的でした。パミーナは歌がうまい!主役がうまいと満足度が高いです。夜の女王も見事な巻貝ヘアーで熱唱!パパゲーナの桐越麗さん今回のキーマン、いやキーレディでした演出を見ればわかりますが…なかなか大活躍でしたよ。お顔も綾瀬はるかみたいなアイドル系女優のような美しさで歌唱も抜群でした。また、侍女2の冨田真理さんがパワフルで美しい歌唱ですばらしかったです。弁者の森田学さんは背が高くてイケメンでパワフルなバス声です以前和光市のマクベスで医者役でお聞きしました。フィレンツェの麦わら帽子にも出ていたようですいつも思うんですがオペラの伴奏ピアニストというのは過酷な商売ですよね!オケを一人で背負わなくっちゃいけないのですから…腱鞘炎にならないようにしないといけませんね。すばらしい音楽を作り出していただいておかげでオペラが楽しめるのです。本当に感謝です。+++この演出では男性の情欲という煩悩というのがメインテーマになっている。原作ではさまざまな試練に打ち勝って成長していくタミーノというのがお話しの主軸だがこの演出ではザラストロの心境が一貫してナレーションで語られる。つまりザラストロから見た「魔笛」になっていてしかもその肝心のザラストロが自分を宗教的指導者として認識しているわけではなくほぼ普通の人間として葛藤しているという部分を描き出すことに主軸が置かれている。だから「おとなの」魔笛なのである。つまりどんなに成熟しても年を重ねても男の女性への情欲と言うものはおさまらないというのがテーマ。なるほど~これってそれでニーベルングの指環のWotanにつながるわけです。情欲をあきらめたアルベリヒとのWotanの永遠の戦いにつながる部分があります。なぜなら最後、ザラストロは「さすらい人」になってしまうからです。この見事な読み替え「魔笛」中年壮年老年といった世代には納得なのではないだろうか?序曲は連弾!迫力ですグランドピアノの向きを逆にして蓋を閉じ、音を抑えている人びとが全員舞台上にあがり円陣となるこのへんバーデンバーデンのベルリンフィルの魔笛(カーセン演出)を思い出させる最初のシーン王子が追われているのは女!もしくは女を象徴する存在、蛇。(この女性を演じていたのは!後からあーそうなのかと思い至る)深読みすれば王子は恋愛拒否症だったのかもしれない。三人の侍女が助ける王子は気を失う侍女たちは王子を夜の女王の「情欲の生贄」にしようとする。起きた時にいたのはパパゲーノ。パパゲーノとは鳥の精ではなく自由気ままな「風の精」である。パパゲーノはおしゃべりを封じられる姫の絵姿を見せられた王子アリアすばらしかったです!夜の女王鉄板のコロラトゥーラの名曲三人の童子パパゲーノはパミーナの寝室に行きつくモノスタトスのものすごい演技!すごく面白い!モノスタトスは逃げ去るこのシーン パパゲーノは王子の「先駆け」として派遣される身分の高い人がよくやること。ばらの騎士の中のばらの騎士のように。思った通り、パパゲーノはパミーナに惹かれてしまうパパゲーノとパミーナの二重唱。タミーノ柱が2本立つ間で迷っている弁者弁者は懐中電灯を持っていてタミーノの眼つぶしをするここで帳よ消えてくれと歌うわけですなるほど王子の焦燥は募るパミーナは無事なのか?無事だ王子の笛フルート奏者が横山智世さんが奏でます出てきた!大きな鳥。この鳥を演じていたのは!やはりあとであーそうなのかと思い至りますパパゲーノの笛が応えるパパゲーノとパミーナ。モノスタトスが捕まえに来ます鈴を鳴らすのよ!踊り出すモノスタトスとその手下たち。ばらの花束をパミーナに捧げるザラストロの登場を告げる合唱。合唱合唱の中にすでに○○○ー○が隠れている○○○ー○はパミーナといっしょにいたパパゲーノに嫉妬しているザラストロ、大塚さん、すごい存在感!空気が変わる声Steh auf, erheitre dich, o Liebe!Doch geh ich dir die Freyheit nichtのDochの最低音、すばらしい~~さすがです!ザラストロ本人もパミーナに愛情を感じているため複雑な感情を交えつつ歌う。タミーノを連れてくるモノスタトスモノスタトスは77回のむち打ち刑になるタミーノは僧が修行のため連れていくパパゲーノは昔から知っている娘○○○ー○を追いかける第2幕に続く…すばらしいタミーノ!ドラマチックで繊細で美しい!布施雅也さん。 Photo:©Shevaibra, courtesy of Mr. Fuse
2015年05月05日
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Sheva's Ballet FanIbra's Opera Fan笑撃!Y's company メリー・ウィドウ 台本:浜田耕一 5月15・16日
2015年05月04日
Lehar:Das Land des Lachelns微笑みの国ちょこっと見た。ルネ・コロの瞳が美しくて灰色の瞳ペール・グレーなの~照明炊きまくって撮影したのかなあ眉毛がミスタースポックのような形で映画全体も突っ込みどころ満載でえ~~~!?と驚きあきれながら見て楽しめますね。(笑)♪Dein ist mein ganzes Herz最近ヨナスが歌ってから(?)注目なのでどんな作品か思ったら中国?タイ?日本?西欧人の想像するアジアンテイストのミックスの不可思議な作品です。これじゃあ現代で再演はなかなか難しいですね。女性の歌手がバービー人形のようなヘアスタイルにメイクなのもすごい。***同じくクラシカジャパンで今後、フランチェスコ・メーリが歌うアレーナ・ディ・ヴェローナの仮面舞踏会が放送されるようです。これは楽しみです!***オペラの達人にうかがったのですが来年ミュンヘンフェスでキリル・ペトレンコ指揮でマイスタージンガーが復活するらしい。これは行きたいなあ~ハンス・ザックスはミヒャエル・フォレかしらねえ?チケット争奪戦が厳しそうではありますね。→情報をいただきました。ザックスはフォレではなく、コッホさんとのこと。シュトルツィンクがカウフマンらしい…!これはチケット無理ですね。
2015年05月03日
MET ラジオ放送Verdi : Un Ballo in MascheraSaturday, May 02, 20151:00 pm 現地時間日本時間 日曜の2時~ Conductor: James LevineAmelia: Sondra RadvanovskyOscar: Heidi StoberMadame Arvidsson: Dolora ZajickGustavo III: Piotr Beczala → Ricardo TamuraAnckarström: Dmitri HvorostovskyProduction: David AldenSet Designer: Paul SteinbergCostume Designer: Brigitte ReiffenstuelLighting Designer: Adam SilvermanChoreographer: Maxine Brahamベチャワ降板のようです!***Oe1 ほか ではファンディエゴ・フローレスのエルネストもあります!Gaetano Donizetti: "Don Pasquale"Samstag02. Mai 201519:00 現地時間日本時間 日曜2時Live-Übertragung aus der Wiener Staatsoper Michele Pertusi (Don Pasquale), Juan Diego Florez (Ernesto), Valentina Nafornita (Norina), Alessio Arduini (Malatesta) sowie dem Chor und Orchester der Wiener Staatsoper, Dirigent: Jesús López-Cobos.
2015年05月02日

トリスタンとイゾルデ 佐々木修編曲の室内オケ版全曲世界初演日本橋オペラ2015 トリスタンとイゾルデ 室内オーケストラ版 世界初演 全曲舞台上演R.WAGNER Tristan und IsoldeAt NIHONBASHI KOUKAIDO2015/05/02(土) 第1幕/13:00 第2幕/15:30 第3幕/18:00 日本橋公会堂 東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目31番1号指揮:佐々木修 演出:舘亜里沙 トリスタン :第1幕・2幕:片寄純也 第3幕:升島唯博 イゾルデ:福田祥子 マルケ王:片山将司 バス クルヴェナル:勝村大城(かつむら・だいき)バリトンブランゲーネ:平館直子 メゾ若い水夫の声/メーロト/船員:並木隆浩 テノール羊飼い/船員:堀越尊雅 テノール舵手/船員:望月一平 バリトン船員:奥村泰憲 バリトン***トリスタンとイゾルデ@水天宮の日本橋劇場マエストロ渾身の棒!今日は仕事あり1幕だけの鑑賞。最近このパターンばかり。イゾルデの福田さんすばらしい!!!今日は3幕全部歌うのですが最初からすごく声を出している。トリスタンの片寄さんもまさにトリスタンの声で分厚くヒロイックなザイフェルトタイプのヘルデンの正統派。そして今回の大発見。クルヴェナールの勝村さん!すばらしい声で演技もいい!そしてなんと!3週間後に迫った二期会ニューウェーブ・オペラ劇場「ジューリオ・チェーザレ」Aキャストのアキッラ役と言うことです。ご出演日は23日(土)です。こちらも注目ですね!若い水夫の声 並木隆浩さん すばらしい!ブランゲーネは演技が達者で優しく母のような慈愛でイゾルデを見守る。船員たち合唱すばらしい!演技もいい!オケが小編成で舞台の上に乗っていて、室内楽的趣ですごくいい!マエストロの繊細な指揮ぶりも鑑賞できてよい。チェロ すばらしい!特に、野津真亮 Shinsuke Notsu さん すばらしい!ハープも打楽器もある。トリスタンはチェロとオーボエとイングリッシュホルンとファゴットだなあ~今回はなんといっても注目は、佐々木修編曲の室内オケ版全曲世界初演である。編成は、1stヴァイオリン2 2nd Vio 2ヴィオラ2チェロ2コントラバス1フルート1オーボエ1イングリッシュホルン1クラリネット1バスクラリネット1ファゴット11stホルン 12nd ホルン 1ハープ 1ティンパニー 1である。かみて側に弦、しもて側に木管金管打楽器。ハープその間の空間が演技スペースになっている。小編成ながらトリイゾらしいゆったりとしたテンポで展開されていく音楽。フルオケ版とは響きが違うのでなかなかおもしろい。前回の日暮里の室内楽版トリスタンの時はピアノが編成に加わっていたがそれをなくして室内オケの楽器だけにしたことですばらしい音楽になったと思う。その時の佐々木修さんのコメントによるとピアノは音が減衰するのでそこが今後の課題だとおっしゃっていた。このピアノをなくすという決断はすごく画期的だと思う。序曲で舞台に絵画と嘆き悲しむマルケ王が出てくる。生き残ってしまったマルケ王の哀しみ。参考リンク日暮里のトリスタンとイゾルデ前半 Part 1
2015年05月02日
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