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秋刀魚(さんま)焼いて泣きごとなどは吐くまじよ 鈴木真砂女------------------------- 食欲の秋ですね。 秋刀魚は大きいものは30センチぐらいになるそうですね。 私は貧乏育ちで、こどもの頃夕食にさんまが出てくると「ごちそうだ」と思って嬉しかったものです。今でも、さんまを食べるとリッチな気分になります。こどもの頃の味覚と金銭感覚の合体が今も残っているのですね。不思議なものです。------------------------- 当院は予約制です。現在「一週間待ち」くらいになっています。予約は電話でお願いします。たかたクリニック 高田広之進
2015年09月30日
菊の香にくらがり登る節句かな 芭蕉------------------------- 旧暦9月9のと(新暦だと10月9日ぐらいでしょうか)は「重陽(ちょうよう)の節句」。「九」という陽数が月にも日にもつくので「重陽」というのだそうです。 菊の節句とも呼ばれ、昔は宮中で宴を催し数々の雅事が行われたとのことです。現在でも、地方によっては餅をつき栗飯を炊いて祝うことがあるそうです。都会では忘れ去られています。------------------------- 当院は予約制です。現在「3日待ち」ぐらいになっています。予約は電話でお願いします。たかたクリニック 高田広之進
2015年09月14日
長き夜の育てし遠野(とうの)物語 鱒澤 行人 (ます)--------------------- 「遠野物語」は民俗学者柳田国男(1875~1962)の著書。岩手県の北上山地にある「遠野」(現在は遠野市)に伝わる伝承などがおさめられています。「村はずれに赤い顔で鼻が高い女が住んでいる」など、色々な話が書かれています。 東北の長い秋の夜には、そういう不思議な話がたくさん生まれたのでしょう。--------------------- 当院は予約制です。現在「3日待ち」ぐらいになっています。予約は電話でお願いします。たかたクリニック高田広之進
2015年09月07日
旅にして物恋(ものこほ)しきに山下(やました)の赤(あけ)のそほ船沖へ漕(こ)ぐ見ゆ 万葉集 高市連黒人(たけちのむらじくろひと)------------------------- 山下とは、山から下を見ているの意。「赤のそほ」とは、その時代に船に防腐のため塗っていた赤土のこと。 旅をしていて物恋しくなり、山から下の海を見ていると、船体の下の部分を赤く塗った船が沖の方に漕ぎ出しているのが見える、というような意味です。 秋はものさみしいものですね。人恋しくなります。------------------------- 当院は予約制です。 現在は「2日待ち」ぐらいになっています。予約は電話でお願いします。たかたクリニック 高田広之進
2015年09月04日
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