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寝ぼけて動き始めた雪割草でしたが、前回取り上げて1ヶ月経ちました。この間、甚だしく寒かったせいもありますが、ちょっと見には変化らしい変化は認められません。強いて違いをあげれば、1ヶ月前には花弁が淡い緑を帯びていましたが、現在はほぼ純白になっています。また微かに開いた花弁の隙間から中を覗くと、1ヶ月前にはシベ群と花弁開口部がスレスレの距離だったのが、今はシベ群が奥に後退しています。裏返せば花弁が伸びた訳ですが、外見からはそれほどの違いは感じられません。この程度の変化は両者を並べて比べなければ、気付かない程度の小さな差です。 もう一つの変化として、1ヶ月前には影も形もなかった2番手のツボミが顔を見せました。右上方に伸びたものがそれで、角度を変えて見た様子を円内に示します。1番手は時間をかけ過ぎており、最悪の場合”開花”と呼べる状態まで漕ぎ着けられない可能性もあります。その点、2番手はまだ鮮度も十分なので、2月の後半、寒気が緩めば問題なく開花できるはずです。
2018年01月31日
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10日ほど前に原種ネリネ(Nerine. undulata )の店仕舞いを宣言しましたが、昨日時点で生きた花は1輪も残っていませんでした。で、いつまでも花軸の残骸を残しておくのも見苦しいので、この際きれいに散髪することにしました。 今年は花軸の曲り癖の矯正が上手くいって、概ね直立した姿勢で寿命を全うすることができました。次のシーズンもこの姿勢が実現できれば・・などと願いながら花軸を根元から刈り払いました。合わせて、葉っぱもかなり草臥れているため、これも手入れします。根元から枯れてしまった葉は手で掴んで引っ張れば簡単に抜けますが、先っぽだけ黄変したものはそうはいきません。久し振りに園芸バサミを引っ張り出して、青みを失った部分を切り取ります。こうしてサッパリさせた状態がこちら。いずれこれらの葉も世代交代の時期を迎えますが、その頃を見計らって施肥を行い、次のシーズンの豊作を期したいと思います。
2018年01月30日
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強い寒気の居座りで草花に犠牲者が出る一方で、新たな犠牲者になりそうな”困った君”が出てしまいました。白花重弁ヤマシャクヤク(Paeonia. rochii )で、濃い茹でダコ色の葉っぱが苞葉を蹴破る様に抜け出してしまいました。本来なら寒さが遠ざかる3月が始動の時期なのですが、1ヶ月以上のフライングです。 この状態で先般の様な寒気に晒されれば、一たまりもなく凍死しかねません。この品種も徐々に個体数を減らしており、これ以上の減少は回避しなくてはいけません。取り敢えず、強い寒波がやって来ても、凍結の恐れのない場所に移し、枯葉を被せるなどの処置で1ヶ月余りを過ごさせることにします。・・・少し甘やかし過ぎかな~。
2018年01月29日
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昨日取り上げた、セリバオウレンの1番花が不発に終わった件が寒波による被害者1号とすれば、今回取り上げるコシノカンアオイ(越ノ寒葵)は被害者2号になりそうです。 今月半ばまでは、ツボミの全身が淡い緑色だったのですが、今回の最強寒波に晒され続けたことで、半身が白っぽく、残る半身が黒く変色してしまいました。この症状は昨年の寒波でも発症し、暖かくなっても開花することはありませんでした。過度の低温が長時間続いたことで、人間でいえば凍傷に当たる障害を負った様です。今のところポットに植えたものは全てのツボミにこの症状が現れていますが、露地の個体では未発症です。ツボミ全体の6割ほどが被害を被ったことになります。かなりの痛手ではありますが、株まで致命傷を負った訳ではなさそうです。暖かくなり次第、比較的被害が出にくい露地に移すなど、安全策を講じることにします。
2018年01月28日
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セリバオウレンの1番花は、結局開花することなく終わってしまいました。一見花弁の様に見える萼片は、五芒星の様にビシッとは決められないまま萎れて、クシャクシャになってしまいました。この状態から立ち直ることは最早望むべくもなく、不発弾として処理(腐敗)を待つしかありません。 苞葉から花軸を突き出して動き始めたのがちょうど半月前でした。1番花のツボミが、硬い苞葉から脱出するのに1週間かかりました。後続のツボミが抜け出して来るのを、花軸を「つ」の字に曲げたまま待っていましたが、折悪しくこの冬最強の寒波に阻まれて、この花全体が動きを止めてしまったまま、更に1週間が過ぎてしまいました。こうして時間だけが過ぎて行き、遂には花の寿命の限界を迎えてしまった様です。まだ苞葉の中に残っている弟たちがどうなっているのか、確かめようもありませんが、何とか無事でいて欲しいものです。
2018年01月27日
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ここ2-3日のキツい冷え込みで、一時は顔を見せ始めていた花芽にも変化が起きています。画像はその内の変化のないものの代表・白花シランの花芽です。12月中旬に最初に見かけた頃と比べて、幾分色は薄くなった様ですが、大きさには変化はなさそうです。 これに対して、幾分遅れて顔を出したカキランやドイツスズランなどはすっかり姿を消してしまい、場所がどこだったかも分からなくなってしまいました。理由は今回の冷え込みで表土が凍結、膨張して持ち上がり、相対的に地中に潜ってしまったためと思われます。表土を剥がして様子を見てみたいところですが、昨日の昼時点でも表面はカチカチに凍っていて、それも叶いません。向う数日は今の寒気が居座る様ですが、何とか凍死や凍傷といった大事に至っていない事を願うばかりです。
2018年01月26日
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この冬最強・・・という形容を何度使ったことか ・・・。そして今回も常套句として登場して貰いました。画像はこれまでの”最強”では凍ることがなかった露地が凍ってしまった様子です。いわゆる”霜柱”ですが、昨日はプチ花壇全域がこれに近い状態に凍ってしまいました、当然ですが、頭上が開けた場所のポットの用土は、全点カチコチです。この画像は午後3時頃の様子で、結局終日氷が緩むことはありませんでした。 それにしても、これまで凍ったことのない露地まで凍ったのはなぜだったでしょうか。原因は前の週末に3日ほど続いた暖かさだった、といったらふざけているとお叱りを受けるかもしれません。その暖かさの最後に雨が降りましたが、この雨で露地と言わずポットと言わず、土壌はたっぷり水分を含んでしまいました。この水分が、凍結に大きな役割を果たしてしまった様です。通常はこうした被害を避けるために、草花への水遣りは極力控えているのですが、天からの水は避け様もありません。今回の寒波では、少なからぬ草花への被害を覚悟しておく必要がありそうです。南無・・・
2018年01月25日
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少々こじ付けになりますが、「寒極まる」・・・と言いたくなるほど、寒さが身に染みる昨今です。そうした寒中でも、赤花糸葉ヤマシャクヤク(Paeonia. tenuiforia)は、寒気を栄養源にでそするかのように気を吐き、膨らみを増しつつあります。 花の季節は5月、何もそんなに急がなくても・・・と思うのですが、この子たちのルーツを辿ると中央アジアに行き着くと聞きます。この子たちにしてみれば、この程度の寒さは屁とも感じていないのかもしれません。これだけ身を膨らませ、しかも半身を地上に露出していながら、用土が氷結する様な寒波が反復してやって来ても、凍傷を負う様なことは一度もありませんでした。ところが暑さには弱い様で、年毎に数を減らして、現在3個体を残すのみというところまで追い込まれてしまいました。種から育てると、初花まで7~8年もかかるため、ワタクシの(平均的な)余命では「もう一度」は望めそうにありません。何とかこの子たちの現勢力を維持して貰うよう祈るばかりです。
2018年01月24日
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フライングでも寝惚けでもない、ごくまっとうなユキワリソウ(雪割草)がジワリと動き始めました。この個体は赤系二段咲(多分・・・)の無銘品ですが、1ヶ月ほど先の開花を目指して動きを加速し始めました。 とは言っても今が寒の底にあることに加えて、今週中はこの冬最強の寒波が居座っています。1日や2日といった短いサイクルでは、その変化は感じ取ることはできないほどの緩慢な動きです。こうした動きが目に見えるほどに早まるのは、2月中旬になってから・・・ということになろうかと思います。それまでもう少しの辛抱です。
2018年01月23日
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セリバオウレンが5日経ってここまで変化しました。「たったこれだけ」と言った方がピッタリかもしれませんが、厳寒期の今はこれ以上を期待するのは酷かもしれません。花弁の様に見える萼片は半開きになっていますが、開花と認定するにはちょっと早い様な・・・・ ところでここまで成長したことで分かったことを付記しておきます。円内の様に、この花には雌シベはなく、雄シベだけが塊になっています。つまりこの個体は雄花であることが分かります。そしてこの株は、雄花しか咲かない雄株ということになります。花軸の枝分かれの様子から判断して、越冬芽の内部にはまだ2つのツボミが控えているようです。先に外に出たお兄ちゃんが、後に続くはずの弟たちが出てくるのを、腰をかがめて待っている・・・と解釈すれば、寒気の中ですが何となくほっこりとこころ暖まるような気持ちになります。
2018年01月22日
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11/17の1番花開花以来2ヶ月に亘って、小庭の片隅を賑わしてくれた原種ネリネでしたが、とうとう店仕舞いの時がやって来ました。細かなことをいうと、用意した花の20%程度は、まだ現役で頑張っています。一方で寿命を終えた個体も、萎れても散ることなく居残っています。この枯れた花が、春から秋にかけて咲く花の様に腐敗することがありません。この様子が何とも物悲しく、この辺で幕を閉じたことにするのが良かろうという判断で、”店仕舞い”を宣言するものです。残った花もあと10日もすると萎れてしまいます。 この品種はプランタ2つに植えていますが、もう一方の中小型球根を集めた方は、このシーズンは花を咲かせませんでした。そうした中小球根も、この秋には成熟球の域に到達する見込みです。上手く肥育できれば、今年末には花のボリュームは倍増する筈です。乞・ご期待!!
2018年01月21日
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寒中の寝ぼけ者がまだありました。日本サクラソウの「鋸峰」で、昨日現在で1円玉を半分に切ったぐらいの大きさまで葉を広げていますが、一昨日までは全く気付かずにいました。不覚といえば不覚ですが、ここ3日ほどの暖かさで成長を加速してしまったのかもしれません。耐寒性はさほど強くはない筈なのですが、先般の強い寒波にどの様に耐えて来たか疑問は尽きません。 いくつかの幸運が重なって、昨日まで生き延びて来たのでしょうが、この先、関門はいくつも待ち受けています。この子が無事に暖かくなるまで生き続ける可能性は殆どなさそうですが、せめて1日でも先まで生きられる様、乾燥したミズゴケで覆い、寒気に直接晒されない場所に移動して見守ることにしました。
2018年01月20日
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昨日のホタルブクロに続いて、寒さに掉さす跳ねっ返り者をもう一つ。画像はオキナグサ(翁草)の古参株ですが、春の活動期入りを待たずに、ジワジワと動き始めています。1時方向に伸びた若い葉っぱは、今年に入って長さが2倍ほどに伸びました。茹でダコ色をしているのは、枯れたり凍傷にかかっている訳ではなく、この季節の中では葉緑素の生成機能が十分に機能していないためと思います。 昨日のホタルブクロとの違いは、株の中心部の若芽が全身を白い産毛で包まれているところです。この産毛が寒気を遮る決定的な要素となっている様で、間もなくやって来る”大寒”の時期の厳しい冷え込みにも耐え抜いてしまいます。それに対して右に伸び上がった茹でダコ色の葉っぱは、産毛がなくなっています。この葉っぱは残念ながらこの先の冷え込みを耐え凌ぐ可能性は殆どありません。「出る杭は打たれる」という故事ことわざは、ある意味で草花の世界でも成り立っている・・・などと言うと、こじつけになるでしょうか。
2018年01月19日
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今シーズン最強の寒波が去って3日、昨日は終日柔らかな雨でした。気温も持ち直して、休眠中の草花も一息ついている様です。画像は夏草の身でありながら、寒気に抗って葉を出し続けて来た青花ホタルブクロです。今は赤褐色に変わってしまった葉っぱも、1ヶ月前までは青々としていました。この間、反復してやって来た寒波は流石に応えた様で、外側から順に刃こぼれするように枯れてしまいました。今回の寒波ではとうとう青葉はこれだけになってしまいましたが、まだまだやる気をなくした訳ではなさそうです。 とはいっても寒さの本番はこれからです。回を増すごとに過激さを増してやって来る寒気に耐え抜くのは並大抵ではありません。ロゼット状に地に伏せる・・という最も有効とされる耐寒姿勢の一つすら、この子たちは身に付けていません。寒さが一区切りつくまであと1ヶ月、この試練にどこまで耐えられるか、静かに見守ってやろうと思います。
2018年01月18日
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ここ2日ほどは、刺さるような冷たさは影を潜めて、外に出るのも楽でした。そうした天候の変化を敏感に嗅ぎ取る様に、セリバオウレン(芹葉黄連)の花芽にちょっとした変化が見られました。 画像は越冬芽から花茎が抜け出そうと格闘している様子ですが、最難関であるツボミの脱出にほぼ成功したところです。といっても最初の1個が抜け出しただけで、同じ花茎にはまだ1個か2個のツボミが繋がっています。全員脱出できれば、”つ”の字の様に曲がっている腰を思いきり伸ばせるのですが、それはまだまだ先の話です。あと1週間で全員脱出できればバンザイなのですが、「頑張れ!!」などと声をかけても通じる訳もなく、ただ静かに見守るだけです。
2018年01月17日
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シャコバサボテンがクライマックスを迎えました。開花する体力を備えた個体(ツボミ)は、全て開花しました。未だに大豆粒サイズのツボミも残っていますが、これらはこのまま立ち枯れていくことになろうかと思います。あと2日ほどで花は散ってしまいますが、半月ほど居間に彩りを添えてくれた、貴重な存在でした。 どこをどう探しても正しいメンテナンスができているとは言えませんが、今年はそこそこの豊作でした。この先、閑散期の”賑やかし”として、最大限のパフォーマンスが得られる様、プロ推奨の手入れを取り入れてみようと思います。
2018年01月16日
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遅れに遅れていた八重咲スイセンが、やっと開花しました。昨シーズンの1番花開花日と比べると、実に39日の遅れということになります。1週間、半月といった遅れなら、早い遅いも現実味がありますが、1ヶ月を超えてしまうと、もはや品種が変わってしまったような感覚に囚われてしまいそうです。 これだけ遅れた原因は、この冬、気温が低めに推移していることに加えて、昨年夏の休眠中に大規模な植替えを行ったことも影響しているかもしれません。画像の個体は、残留候補としてプランタへの植え付けから漏れたもので、プチ菜園の隅に投げ出していたものです。球根は地上にむき出しになっていて、根だけが地中に伸びている・・・という、かなり気の毒な環境下で咲いてしまったものです。残留品の方はまだ準備中で、開花は1週間から10日ほど先になろうかと思います。
2018年01月15日
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昨日に続いて寒波ネタです。一昨日夜間に氷結したまま、午後になっても緩むことがなかった表土が、そのまま昨日も固さを増して、夕方まで変化することはありませんでした。画像はそうした凍結で表土が浮き上がり、相対的に自身が沈み込んだようになってしまったネジバナ(捩花)です。通常なら葉を目一杯(水平に)広げて表土に接するようにしているのですが、周囲の凍結・膨張で「手を挙げろ!」状態になって、溺れかかっています。 昨日午後になって、園芸用スコップの取っ手で表土を叩いてみました。実施前には霜柱の様にサクサクと崩れるのを想定していたのですが、意外に固く冷え固まっていて、スコップを振り下ろしても崩れることはありませんでした。これでは休眠中の草花の被害は、かなり重篤かもしれません。
2018年01月14日
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昨日はこの冬一番という冷え込みでした。昼前になって、いくらか冷え込みが緩んだ頃を見計らって外に出てみると、屋根のない場所に置いたほぼ全ての花鉢で、用土が氷結してドーム状に盛り上がっている現象が起きていました。画像はダイモンジソウを植え付けたポットですが、通常状態ではポットの端面から1cm程度下がる様に用土を充填しています。昨日はその用土が氷結して膨張し、端面から1.5cmほど上まで盛り上がってしまいました。この氷結は日中にも溶けることはなく、恐らくそのままの状態で、今朝の冷え込みに直結して暴れまくったものと想像できます。 この氷結は屋外に置いたものだけで、屋根がある場所に置いたものでは、こうした現象は起きていません。全体が雪に覆われる地域では、こうした氷結は起きないと聞いています。中途半端に暖かい地域の我が家などでは、最も警戒すべき気象現象で、凍結による凍死や膨張した用土で根が傷んで枯死することがあります。今回の氷結で、ある程度の犠牲者が出るのは覚悟しなくてはいけません。今年も欠員補充のリクルートで忙しい・・・などということになるかもしれません。
2018年01月13日
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昨年は1/10に1番花が開花したセリバオウレン(芹葉黄連)でしたが、今年は遅れに遅れてやっと始動しました。この寒さでは、遅れるのもやむなし・・・といったところでしょうか。 動き始めた様子は、例年通りの滑稽なスタイルです。この品種は固い苞葉から真っ先に姿を現すのは花軸(上画像)で、ツボミが顔を出すのは最後になります。このツボミの脱出劇は、外から見ていてハラハラさせられるところがあります。何しろ2-3個のツボミの塊が、苞葉の開口部より大きい上に、その苞葉が分厚く頑丈にできているとあって、毎年脱出できないまま寿命を迎えるものが出るほどです。そんなサバイバルの様な開花プロセスですから、この状態から開花までの日数を予想するのも簡単なことではありません。短くて1週間、長ければ半月越えの”生みの苦しみ”を見守ることになります。
2018年01月12日
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リコリス(彼岸花の総称)というと、花後間もなく葉を出し始め、今頃は画像の様に繁茂の極値にあり、全力投球で光合成に励んでいるのが一般的です。画像で、上部の葉が図抜けて大きい(幅、長さとも)のは晩生種の黄花品で、我が家では「ジャイアント・イエロー」と呼んでいる品種です。他には画像中央から右は在来の赤花品、左は白花品というレイアウトになっています。その赤花と白花の間に何も生えていない空白域が存在するのがお分かり戴けるでしょうか。広さはCD 2枚分ほどといったところです。 この空白域には、寒の極まるこの時期に葉を出し始める変わり者が2株陣取っています。銘はありませんが、「春出葉型」と分類されるピンク花の品種です。昨日周囲の葉を掻き分けて覗いてみると、その内の一つが芽出しを初めていました。気分は「明けましておめでとう」といったところです。ジャンケンなら後出しは絶対的に有利ですが、リコリス界では逆になります。今から日脚が伸びるとは言え、当分は日陰暮らしが避けられず、光合成もフル運転に入れるのは遅れてしまいます。そのため、成長や増殖は甚だしく鈍足です。「だったら、日陰にならない場所に移してやれよ」という声が聞こえそうです。この夏の休眠期には打開策を考えてみようと思います。
2018年01月11日
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今シーズン最強とも言われる寒波のさ中ですが、そんな中でコシノコバイモ(越ノ小貝母)がジワリと動き始めていました。昨年この花の動きに気が付いたのは1/21でしたが、その時はもう少し大きくなっていて、花芽の色も茶褐色に変化していました。そうした事情を考慮すると、今年も概ね同じくらいの出足と考えるのが妥当かもしれません。 それやこれやを考え合わせると、開花の見通しは昨年と大差ないと考えてよさそうです。ということは今年の開花も2/23前後ということになります。人間にとっては外に出るのも億劫になるような寒さですが、自然界はそれぞれの活動時期を見越した動きが始まっている様です。
2018年01月10日
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昨日取り上げたフクジュソウの立ち往生の原因を調べるため、地中の様子を確認した結果です。昨日も書き込んだ通り、根が極端に切り詰められていました。短いところではヒゲ根は2cmを切っています。これでは地中から水や栄養分を吸収する能力を甚だしく欠くことになり、花を咲かせるどころか、自身の生命維持もおぼつかない状況にしか見えません。小さい塩ビポットで流通コストを圧縮しようという狙いなのでしょうが、花苗の生命を殆ど考慮しないやり方は感心できません。尚、画像で根の周りがびしょ濡れになっているのは、こびり付いた泥を水で洗い流したためです。 こうした状況を踏まえて、屋内に置いて一気に活動状態に入らせたのは、病人を寒空に追いやるような行為に相当したかもしれません。むしろ寒気に晒して活動を鈍らせる方が、この苗にはいいのかも・・・ということで、今更ながらではありますが、屋外に戻すことにしました。時期をみて、露地の適切な場所に植え付けたいと思っています。
2018年01月09日
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12/26に紹介したばかりのフクジュソウは、1週間ほどは一見順調に花芽を成長させていました。この間ずっと屋内に収容していたのですが、画像の状態まで成長したところで動きを止めてフリーズしてしまいました。どうやらこの個体の限界に達してしまった様で、既に花弁は造花のようにパサパサになっています。これ以上の進展は望めそうになく、開花は断念せざるを得ません。 水遣りや温度の調節に不手際があったとは考えられません。過去に同様に失敗した時の例では、流通用の塩ビポットに無理矢理収めるために、根を切り詰め過ぎていたものもありました。この個体では果たしてどうだったのか確認する意味で、今日にもポットから掘り上げて原因を確認しようと思っています。
2018年01月08日
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寒空の下ではありますが、ユキワリソウ(雪割草)が、開花に向けてジワリと準備中です。苞葉をパンパンに膨らませて、一部は隙間からツボミが覗くようになって来ました。と言っても、開花が近付いているという訳ではなく、多分そこまで辿り着くのは2月も半ばに差しかかる頃になろうかと思います。と言いつつ、今年は強い寒気が反復して来襲しており、花の時期も影響を受けるかもしれません。 我が家では”春告げ花”の役割を担うユキワリソウですが、昨年秋、自動潅水の設定をミスって、多数を枯らしてしまいました(根腐れか?)。残存品は僅かに5品という寂しさです。この窮状打開のため、今年も3月早々の新潟市までリクルート(面接)に出掛ける必要がありそうです。といっても、現地の雪の量次第で、実行の可否が左右されてしまいます。
2018年01月07日
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切り取った葉をばら撒いて・・・これが植え付けに当たるらしいのですが、その植え付けから1年ほど経ったスナゴケです。植え付け直後は元の葉の周りで群落が太る様に増えていたものが、いつの間にかそうした成長も止まり、黒ずんで生きているのかいないのか分からなくなってしまいました(中央、上、左右の塊)。 昨年の秋頃から、そうした塊からやや離れた場所に、点々とコケの新芽が発生するようになりました。正確なことは分かりませんが、もしかすると胞子のようなものを散らして、それが発芽したのかもしれません。現在はそうして芽吹いたものの内、早く芽吹いたものは自身の周りに群落を作る様になっています。そうした群落が、複数つながるまで肥大化すれば、目標としていた完成型なのですが、それがいつになることやら・・・
2018年01月06日
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我が家にやって来て2年ほど経った白花のシャコバサボテンに、初めてツボミが付きました。遅い!!といえば遅い歩みだし、特段のフォローをした訳でもありませんが、いざ花が見られるかも・・という状況に至ると、少なからず心躍るところがあります。この大きさ(大豆粒サイズ)の段階で、既に「ワタシは白よ!」と主張している様な体色のツボミです。 とは言え、手放しで喜んでばかりはいられません。本来この品種の花期は11月から12月ということで、ここまで時期がずれ込むのは珍しい様です。過去の例ではツボミの発生や成長が遅れたた年には、開花まで漕ぎ着けられずに立ち枯れてしまうものが少なからず発生しました。その限界の時期がいつ頃だったかは、細かな記録は残していませんが、今発生するツボミはこの問題にひっかかりそうな予感が拭い切れません。何とかゴールまで辿り着ける様、祈るばかりです。
2018年01月05日
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昨年春先に、露地に植え付けたフクジュソウの「秩父真紅」がどうなっているのか気になり始めました。で、目印として挿してあったラベルの周辺の用土を、少しずつ剥がしながら掘ってみました。しかしそれらしい物体には一向に行き当らず、半ば諦めかけた時、ラベルからやや離れた位置で大豆粒ほどの越冬芽が頭を見せているのに気付きました。何じゃ、こりゃ?、という思いで、その周りを少し掘ってみると、フクジュソウの仲間特有の野太い根も現れました。どうやらラベルを差す段階で、場所を間違えて挿してしまった様です。最も近かったラベルには「秩父真紅」と記しています。ということで、取り敢えずこの個体は「秩父真紅」と見做して、この先面倒を看ていくことにします。今の段階で断定はできませんが、2ヶ月ほど経って花が咲けば結果は自ずと出ます。 越冬芽の大きさは大豆粒2個分ほど、今の時期にHCの園芸コーナーに並んでいるものの1/10~1/5ほどしかありません。原因は、今流通しているものは加温促成されたもので、自然まかせの露地モノならこんな状態であるのも当然ともいえます。
2018年01月04日
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1週間前に調達した花苗3点のうち、2点は既に定植、またはそれに準じる措置を終えましたが、残る1点は未処置のまま放置していました。その1点は芽出しが始まる3月まで、活動を始めるほど気温が上がらず、さりとて凍ってしまうほど気温が下がらない場所に保管すればいいのですが、その前に中身を確認しておこうということで開封してみました。 対象の品は白花大輪トキ草ですが、バルブは100円玉とほぼ同寸でした。これなら花付きは間違いないところです。昨年購入したピンク花のバルブは、サイズこそほぼ同じでしたが1球から2本の芽が立ち上がり、アブ蜂とらずになって花は咲かなかったという結果に終わりました。今回のバルブには新芽は1本だけなので、昨年の様な失敗はなさそうです。この点だけ確認できれば、後は何もすることはないので、元通りミズゴケに包んでポリ袋に収め、冷暗所に収容して2月末を待つだけです。
2018年01月03日
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遅くとも12月中には咲くだろう・・・と高を括っていたシャコバサボテンが、遅れに遅れて年が明けてやっと開花しました。本品については細かな記録を残していませんが、多分我が家史上最も遅い開花になったことは間違いありません。決して策を弄した訳ではありませんが、結果的にこれが本年開花品の第1号になってしまいました。ついでに付け加えると、開花が遅れたものがもう1品あります。それが八重咲スイセンですが、これはもう少しかかりそうな雰囲気です。 ところでシャコバサボテンの開花時期を決定づける要因として、ツボミが生成される時期の気温や日射量(時間)が大きく影響する様です。今回の開花遅れと、昨年秋の気温や日射量との関係は、全くデータを取っていないので、あーだこーだと論評はできませんが、この秋からは注目して行きたいと思います。
2018年01月02日
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皆様爽やかな新年をお迎えのことと拝察致します。この1年が、皆様にとって実り多き1年となります様お祈り申し上げます。さて、この1年も園芸、山行、絶景探訪などを主なテーマにこのページを構成していくことになると思います。昨今メディアを賑わしている「改革」とは縁の薄い世界になるかと思いますが、どうかよろしくお願い申し上げます。
2018年01月01日
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