全11件 (11件中 1-11件目)
1
熊本こころ相談室のメルマガでアドラー心理学の考え方を説明していたら「偉そうに解説するんじゃない。交流分析をちょっとかじったくらいで、臨床心理士でも精神科医でもない癖に。それにこの内容はマーフィーの法則で言っていることです。」って反応した人がいた。確かに、交流分析もかなり勉強したし、国際交流分析協会に所属もしていたけど私が、主に傾倒しているのは アドラー心理学理論(インディヴィデュアル心理学理論)なのです。実は、ナポレオンヒルの成功の法則やマーフィーの法則や今はやりの「引き寄せの法則」の元になる考え方「その人の人生はその人の思いこみによって決定される。」という法則を最初に発表したのはアルフレッド・アドラーだと言うことはあまり知られていません。まあ、アドラー心理学の理論はカウンセリングの実践に基づいた 心理学理論で、マーフィーの法則のようないい加減な物(マーフィーの信奉者の方ごめんなさい。私の意見です。)ではなくて、かなり緻密に構築されていますが。アドラーがアメリカで「人間知の心理学」という本を出したら、この手の本としては破格の10万部という部数が売れました。同じ心理学者のフロイトの本が1万部程度ですから、その破格さが分かると思います。同時にアドラーは全米を講演して回っていました。その影響を受けて、雨後の竹の子のように いわゆる「成功本」がたくさん出てきたのです。ショックだったのは、2番煎じのマーフィーの法則の真似みたいに言われたことかな?アドラーはこう言っています。「アドラー心理学は二重の意味で預言的である。 第一には、その人の今後の人生に起こるであろうことを予見するという意味で。 第二には、今後予想される災難を回避するために、今何をすればよいかを預言するという意味において。」(アルフレッド・アドラー)自分の中にある「思いこみ」が今までの人生の流れを決めてきたのです。そして、同じ「思いこみ」が、これからの自分の人生の流れも決定づけていきます。だから、今、自分の思いこみを少しずつでも良いから変える努力をしていくと人生の流れは変わっていくのです。例えば、悪いグルグル状態に陥っている人が、「この状態から抜け出す方法が分からない」と思い続けていけば、その人は、「その状態から抜け出せない」ことが続きます。抜け出すのは未来なのですから、今は分からなくてもいいかもしれません。その人が、「今はよくわからないけど、私はどうやってか抜け出しているよ。」と思うことが出来れば、いつの間にか、それこそ不思議に 抜け出して、その人の望む状態になってしまうのです。問題を解決したり目標を達成するときに、大事なのは望む結果なのです。その途中経過、手段、方法はあまり重要ではありません。というか、途中経過、手段、方法にこだわると、望む結果を逃してしまいやすくなります。なぜならば、途中経過やその問題解決や目標達成の手段・方法を考えているうちに「ああ、無理だ!」とか「手段や方法が思いつかない!」という思考になったときに望む結果そのものを否定してしまうからです。望む結果さえ否定しないで、「私はきっとそうなる。」と無邪気に信じていれば、何らかの途中経過が生じてきて、不思議な経緯で手段や方法が見つかって、最終的にその望む結果は達成されてしまうのですが、途中経過や手段・方法を考えるあまり、一番欲しい結果を否定してしまうと、否定したとおりに、望む結果は手に入らないと言うことになってしまうのです。だから、多くの人から見たら不可能なような大きい結果を達成する人は少ないのです。でも、その大きな結果を達成した人自身は、かなり前から無邪気に、その結果が手にはいると信じていたりします。そして、案外、どうやってその結果が手にはいるかを気にしていなかったりします。だから、「どうやったらその結果が手に入るんだろう?分からない」→「どうも手に入らない気がする」というパターンから「私は未来その結果を手に入れる。」→「どうやってその結果って私の手に入るんだろう?ワクワク!!」というパターンに変えた方が良いのです。そうすると、途中経過や、手段や方法はそのうちに 時間の経過とともに 自然と明らかになってきます。途中経過や手段や方法をあまり考えない方が、結果達成の道筋を縛らないので、達成の確率が高くなって、達成が早くなるかもしれません。 通話無料で全国の電話相談:熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
2010年05月28日
コメント(0)
反省なんかしない方が良いよね。意味ないから。反省なんかしたら、惨めな気持ちになって、生きていくエネルギーが下がるよね。自分のことを責めちゃうし。だって、その時は、それが一番良いと感じて そう行動したんだもの。反省する必要はないよね。え?悪いと分かっていて行動したって?ふうん。じゃあ、次からは、良いと分かっているkとや、比較的この行動の方がマシかなと思う行動を実践すれば?反省なんかする必要ないよ。次にもっとうまくやればいいさ。え?反省しないと、ずっと悪いままだって?どうして?失敗したり、うまくいかなかったら、反省しないで、自分を責めないで、堂々とした心持ちで、次への改善策を考えて実践していけばいいじゃない。どこに反省する必要性があるの?反省なんかして自分を責めたら、改善策を実行していくエネルギーが減るじゃん。もったいないよ。え?反省はしないようにするけど、後悔しちゃうって?うーん。後悔しても意味ないんだよね。過去は変えられないから。人間って、その時その時の行動って、その時の最善の判断で最善の行動しか取っていないじゃん。ほんとうに「他の行動の方が適切だ」と無意識の底まで納得していたら、その適切な行動をとったはずじゃない?それを、その適切な行動をとらないで、後で「ぁ、しまった。」と思うような行動をとったと言うことは、心の奥底では、「他の行動の方が適切だ」とは納得してなかったということじゃない。だから、仕方ないじゃん。つぎ、つぎ!過去のことを考えて、過去にエネルギーを注いでも、どぶに捨てているようなもんだよ。ああ、時間と労力と気分がもったいない。明るい未来を常にイメージしたいよね。え?バカじゃないかって?悪いことも起こるかもしれないって?ええ。その通り、バカなんです。単純なんです。そりゃ、悪いことも起こるかもしれないけど、悪いことが起こるかもしれないって、詳しくイメージしていても楽しくないしどうせイメージするんなら楽しいことをイメージしたいし自分のこと、すごいって思い続けたいよね。え?またまた、バカかって?そうバカなんです。だってすごいんだもの。え?どんな所がすごいかって?長所は色々あるけど、一番すごいのは、理由なしにすごい所かな?え?本物のバカだって?そうなんです。単純にすごいって思いこんだ者勝ちだもの。 自分にまつわること、あらゆることの責任をとりたいよね。逆に、自分に関係ないことの責任は一切取りたくないよね。私の行動の結果起こったことは全て自分の責任だし、私の感情は私の責任だし、イライラするからって他人や物に 八つ当たりなんかしたくない。怒ったって、イライラしたって、落ち込んだって、悲しくなったって、全部自分の責任。なんのために感情的になったのか、自分の中を分析して、自分で解決法を探りたいよね。もちろん、手助けしてくれる人には、援助を申し出てて、手助けしてもらうけど。逆に、他人の感情の責任は絶対取らない方が良いよね。誰かが怒ったり、悲しんだりしても、それは私が怒らせたんでも、悲しませたんでもない。その人が勝手に怒ったり悲しんだりしているんだもの。そりゃあ、協力してくれって頼まれたら、協力するよ。そういう言葉を言われたら悲しいから言わないでって頼まれたら、「あ、ゴメンね。」って謝って、次から言わないように気をつける方が良いしだって、自分の時も協力して欲しいじゃん。だから、最大限協力してあげたほうがいいよね。ただ、他人の感情の責任だけは取らない。「あなたのせいで傷ついた」って他人を責めるのは良くないよ。(ほんとうに悪意で意地悪で攻撃したんなら別だけどね。)そりゃあ、あんたの感情だろ?自分で始末しな! 仲良くしたけりゃ、責めるんじゃなくて、こういうときはこうしてくれってお願いしなきゃ。お互い、気持ちよくお願いしようよ。そして、嫌なときは、気持ちよく断りあおうよ。お願いを断っているだけだもの、そんなことはよくあることだよ。もちろん、無理なお願いじゃなかったら、なるべく聞いてあげたが良いよね。優先順位はるけどね。優先順位は、家族、友人、仕事の順番。家族よりも仕事を優先させたら、おかしなことになるよ。仕事って、自分や家族のためにやってんだから、本末転倒になってしまう。とにかく、優先順位をつけながら、たくさんたくさん協力し合おう!!素敵な人生のために! 熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
2010年05月27日
コメント(0)
※次回29日(土)30日(日)は、「幸せ交流ナビゲーション」です。自立した人間同士の幸せな交流と、それを支える自分自身の心の強さを実現するナビゲーションです。まだ、空きがあります。必ず、連絡してご参加下さいね。熊本県外の方の参加も増えてきました。皆さん大満足されて参加を続けてらっしゃいます。それはなぜでしょう?次はあなたが参加して確かめて下さい。「ハッピーナビゲーションシステム」-あなただけの幸せな人生を達成するために-コーチングと深層心理学など最新心理学とコミュニケーション理論を駆使して、無意識の中に潜んだ力を呼び起こし、あなたらしい人生を達成するためのシステムです。17年の心理学・コーチング・コミュニケーションを研究してきた熊本こころ相談室(勇気づけの会)の集大成とも言えるコースです。五つのナビゲーションを受けることで、あなた自身の力で、あなたらしい人生を達成していく力が身につきます。カウンセラーを目指す人にも必須のコースです。すべてを受講することで、NLP(神経言語プログラミング)のほぼ全ての技術が体得できます。また、コーチング・アドラー心理学・交流分析・キネシオロジーなどの知識と技法が 単に理解できるだけでなく、体得できます。◎幸せ交流ナビゲーション(10年5月29日30日開催!!)◎潜在能力発現ナビゲーション(10年7月3日4日予定)◎自分発見ナビゲーション(10年9月11日12日予定)◎癒しのナビゲーション(10年9月18日19日予定)◎幸せ交流ナビゲーション(10年9月25日26日予定)◎潜在能力発現ナビゲーション(10年10月2日3日予定)◎目標達成ナビゲーション(10年10月9日10日予定)※どのコースも受講料:25,000円(五コース一括割引:11万円)、再受講7,000円、再々受講4,000円、3度目以降2,000円です。修得するまで何度でもご参加ください。熊本こころ相談室では、過去5度にわたり国際認定団体(米国NLP協会)公認のNLPプラクティショナーコース・マスタープラクティショナーコースコースを開催してきました。 そして、何とかNLPの全技術をリーズナブルな価格で、そして、わかりやすく伝えられないかとそして、できれば、コーチング、アドラー心理学、交流分析、キネシオロジーなどの技術ともドッキングして、体験型で学べるセミナーにできないかと研究を重ねてきました。そして生まれたのが、「ハッピーナビゲーションシステム」です。ハッピーナビゲーションシステムではNLP(神経言語プログラミング)のプラクティショナーコースで学ぶ全技術を修得できます。さらには、コーチング、アドラー心理学、交流分析、キネシオロジーなどの技術も学べます。熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
2010年05月27日
コメント(0)
不幸になる考え方=イラショナルビリーフ(非論理的信念)=「人生の嘘」のその2です。◎一つ目「べき思考」◎二つ目「決めつけ」を書きましたね。◎二つ目「決めつけ」の続きです。一回や数回の経験や、伝聞から、「女なんて信用できない」とか「人は信じられない」などのように、周囲の人間や社会に対して否定的な決め付けをしてしまう例を書きました。否定的な決めつけは、周囲や社会に対してだけでなく、自分についても行うことが多いです。「俺って、何をやってもだめだ。」とか「きっと、私は失敗するんだ。」などです。決めつけの中には、8歳くらいまでの子どもの時期に思いこんだ魔術的な「思い込み」である決めつけもあります。アドラー心理学では、そんな思いこみ、決めつけを「ライフスタイル」と呼び、この「ライフスタイル」が人生の方向性を決めていると考えています。※現在では「ライフスタイル」という言葉が他の意味に使われているので、「ライフパターン」とか「パターン」とか、あるいは「性格」と呼ばれることもあります。人生を決めてしまうような重要な「決めつけ」=「ライフスタイル」は、自分のことを規定してしまう「自己概念」と自分がいい来ているこの世界のこと、他人のことを規定する「世界観」と自分が持っている人生の「目標」を表す「自己理想」の三つで表現します。この三つの「決めつけ」が否定的だったり、非論理的だったりするほど、人は不幸な人生を生きます。これらの「決めつけ」は人生を左右するからです。 逆に、ライフスタイルの「決めつけ」が、肯定的だったり、楽天的だったり、人や社会に対して信頼的だったりするとその人は幸せな人生を送ります。だから、否定的な決めつけは、論理的に考えながら、しつこく修正・解消していき、最終的には肯定的な「決めつけ」を自分自身に印象づけていくと良くなっていくかも。ライフスタイル的な根本的な「思いこみ」=「決めつけ」はなかなか変わりません。だから、それ以外の非論理的な「決めつけ」から、修正した方が良いかも。 「いつも決まってうまくいかない。」と思ってしまったら、「いや、いつもじゃないでしょ。」「そうじゃなかったこともあるよね。」「それに、良い結果になるかもしれないよ。」と言葉にして言い続けたり、ノートに書いたりして修正します。誰かの力を借りた方が効果的です。そして、「うまくいったこと」を、強く自分に印象づけるのです。誰かに大きく注目してもらうのも効果的です。「決めつけ」には、負のレッテル貼りもあります。例えば、30歳までに結婚できなかった女性が自分のことを「負け組」だと思いこむレッテル貼り。失敗した自分のことを「とんま」とか「バカ」とかレッテル貼りしたり。俺は「弱虫」なんだ、とか 私は「のろま」なんだとか、レッテル貼りすることもあります。負のレッテル貼りは、不幸への道へ導きます。逆の正のレッテル貼りは OKです。スラムダンクの桜木花道くんが「天才ですから」と宣うのなんかがそうです。 熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
2010年05月13日
コメント(0)
論理療法の続きです。論理療法の元になったアドラー心理学…そのアドラー心理学を創始したアルフレッド・アドラーは、イラショナル・ビリーフのことを「人生の嘘」と呼びました。その人生の嘘、というか、不幸にいたる考え方にはいくつかの特徴があります。◎一つ目「べき思考」一番多いのがこのべき思考です。多くのことに「~するべきである」「~でなければならない」と考えてしまうのです。毎日掃除をすべきである。とか 上手に話さなければならない。とか テストで90点以上とらなければならない。とか日常生活いろんな事柄を、「べき」「ねばならない」でがんじがらめに縛ってしまうのです。そして、その「べき」ことを自分が出来ないと自分を責める。他人が出来ないと、「信じられない!」とイライラする。不幸ですね。適切なのは、「~したほうがいい」というラショナルビリーフ(論理的な思考)に入れ替えた方が幸せに近くなります。ただ、一人では入れ替えることは出来ません。誰かに手伝ってもらいましょう。◎二つ目「決めつけ」次に多いのが、一方的な決めつけです。たとえば、たった一回の経験で決めつけてしまいます。たった一回、ある女性にひどい振られ方をしたとします。そうすると「女なんて信用できない」と、過度に一般化して決めつけるのです。これはナンセンスです。その女性が使用できない人だったかもしれませんが、女性全般が信用できないというのは非常にナンセンスです。つづく
2010年05月12日
コメント(0)
今回は、論理療法の話をします。論理療法というのは、エリスという人が作ったのだけど、この人は実はバリバリのアドラー心理学者。エリスは最初フロイト精神分析の分析医をしていました。しかし、フロイト派の自由連想法のあまりの非効率さに嫌気がさていたときに、ニューヨーク州立大学で教授をしていたアルフレッド・アドラーの長男クルト・アドラーに出会います。そして、アドラー心理学の理論と技法に出会い、「これだ!」と確信します。そして、そのアドラー派の方法を「論理療法」と銘打って、広めたのです。だから、論理療法というのは、アドラー心理学の一方法なのです。まあ、でもその話はおいといて……例えば、漫画家になりたくて一生懸命作品を書いている人ってたくさんいますよね。Aさんは、「漫画家として成功したい。だから、知識も広げて、良いストーリーも考えて、良い作品をがんばって書いていこう!」と意欲満々に作品を書いています。それに対して、Bさんは、「漫画家として成功したい。でも、今書いている作品が評価されなかったらどうしよう。もしダメだったら、俺は人間として失格だ。そうなったら どうしよう?」と不安で不安で作品に手をつけられません。この、Aさん、Bさんの二人の違いはなんでしょう?論理療法では、この二人の違いは、Bさんには、非論理的な思いこみ(イラショナル・ビリーフ)があって、Aさんは論理的な信念をもとにうまく行動化している。と考えます。イラショナル・ビリーフとは、「作品を描く」→「作品が評価されない」とか「作品が評価されない」→「もう漫画家としてダメ」とか「漫画家としてうまく行かなかった」→「人間失格」とか論理的な飛躍、しかもマイナスの方向の非論理的飛躍がある思いこみのことです。現実的に考えるなら「作品が評価されない」のあとに続く言葉は「残念だけど、世界の終わりではない」、「もう一度違う作品を書こう」、「この経験を他のことに活かそう」でも良いわけですが、その代わりに、「きっと評価されないに違いない」とか、「もう漫画家としてダメ」とか、「人間失格」という言葉を繰り返しているうちに本当にそうなんだと思いこんでしまう訳です。しかも、Bさんは自分自身の悪い予測とイラショナル・ビリーフの暴風雨の中で、「不安で不安で作品が手につかない」という非常に不適切な行動をしてしまっているのです。人は、「書いた作品が評価されるかどうか」という現実に素直に反応しているのではなくて、自分の中にあるビリーフ 考え方に反応しているのです。他の例として、他人から自分のことを批判されて怒ってしまう人って多いと思いますが、この怒りというか不快感はどこから来るのでしょうか?「批判」→「怒り」と直結していると世間一般の人は誤解していると思うのですが、二つの間には一種のビリーフが入り込んでいるのです。「批判」→(他人が私を批判するなんて許せない)→「怒り」という図式です。真ん中に入っているのが、心が自分に言い聞かせているビリーフです。実際には批判をまったく受けない人なんていないのですから、この考え方は非論理的思いこみイラショナル・ビリーフなのです。なにも、批判を受けた時に、全てやり過ごして 平然としていろ というのではありません。その批判が的を射ていて 役に立つ批判ならば、真摯に受け止めて、今後の自分の言動を改善していけばいいのです。批判が的はずれならば、お釈迦様が近くのバラモンから批判を受けた時の対応がヒントになるかもしれません。お釈迦様の教団が人気があって、盛況なのを嫉んだバラモンが怒鳴り込んできました。そして、あることないこと罵詈雑言でお釈迦様をののしったのです。それなのに、お釈迦様は平然としてらっしゃいました。バラモンは、地団駄踏んで、「これだけ言われて、おまえはなぜそんなに平気な顔をしているんだ。」と叫びました。するとお釈迦様は「あなたの持ってきた料理は、私の口に合いません。どうぞお持ち帰り下さい。」とおっしゃったのです。そのバラモンはすごすごと帰りました。批判が的外れだからといって、論理的なステップを踏まずに「怒り」に直行している場合は間に非論理的な思いこみが介在しているのです。問題なのは、(他人が私を批判するなんて許せない)という 心の内的独白なのです。行動主義心理学では、まず外的な要因(批判)があって、それに対する心理的リアクション(怒り)が自動的に起こると考えます。それに対して、アドラー心理学=論理療法では、私たちは批判される前から「批判されたら怒ろう」という内的なルールの文章を作り上げていて、実際に批判があったらそのルールに従っているだけなのだという考え方をしています。ですから、そんな心理的癖を修正したいならば、その内的ルールの存在に気づくことです。そして、ルールを変えていくのです。「批判されても私が終わりになるわけではない」と思ってみたり、「批判されたら、にっこり笑って『ありがとう』と言ってみる」とか、「批判されたら、深呼吸して ちょっとだけ考えてみる」というような違ったルールを意識的に投入して、えい!!!とやってみるのです。そうして心の中に根付いている負のルール イラショナル・ビリーフを書き換えていくのです。心のルールを書き換えたい人は(電話カウンセリング初回無料)熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp096-384-3181 メールhiro@yukiduke.jp携帯は http://cocorosodan.mobi/
2010年05月10日
コメント(1)
EFTって、とても簡単です。最初はとまどうかもしれませんが、なれちゃうと一回1分でやれるようになります。過去の記憶で、その記憶を思い出すと、マイナスの感情が出てきてたまらないって言う記憶はありませんか?EFTで嫌な感情を浄化すると その記憶を思い出しても そのマイナスの感情が出てこなくなりますよ。さらには、その記憶と同じような出来事の時に出ていた心理ブロックも消えてしまいます。例えば、母親にひどく傷つくような言葉を投げつけられた体験から 年上の女性に対して何となく苦手意識を持っていたりした時に、役立ちます。○EFTで、過去の出来事の記憶に付随している嫌な感情を浄化する。1 問題の指摘とその問題を抱えている自分を受け入れる宣言をします。(セットアップフレーズ)問題の場面を思い出してそのときの問題の感情を感じながら、空手チョップポイント(空手チョップをするときに当たるところ 正確に言うと小腸経という経絡の「後谿ごけい」というツボです。)をタッピング(ツボを指でポンポンポーンと4,5回叩くこと)するか、胸の圧通点(押してみて痛いところ あるいは リンパ反射区 喉のくぼみから7,8センチ下に行って、さらにそこから左右に7,8センチ行ったところ)をさすりながら、例:「私は傷ついた気持ちだけれど、自分自身を深く完全に受け入れます。」などと三回宣言します。コツは、その問題の場面での自分の感情に一番近い言葉で、自分のその嫌な感情を表現します。そして、「私は~だけど、自分自身を深く完全に受け入れます。」(~がその嫌な感情の表現)と宣言文を作るのです。2 問題の感情をイメージしながら、その感情を短い言葉 ( 例:「この傷ついた気持ち」などのような言葉 )で表して声に出して言いながら(リマンダーフレーズ)、13カ所の体のつぼをタッピングします。13カ所というのは、 1:眉頭 眉の内側のはじっこ(両手の人差し指で二カ所を) 2:目の外側のはじっこ、骨のところ(両手の人差し指で二カ所を) 3:目の下の骨のところ(両手の人差し指で二カ所を) 4:鼻の下(一カ所) 5:下唇の下のちょっとへこんだところ(一カ所) 6:鎖骨下側のへこんだところ(両手の人差し指で二カ所を) 7:脇の下、乳首の延長線上のところ(両手の親指で二カ所を) 8:空手チョップポイント(ここからは右でも左でもしやすい方を片方でよい) 9:親指の爪の付け根のはじっこ(左手だったら右側のはじっこ 人差し指の反対側) 10:人差し指の爪の付け根の親指側のはじっこ 11:中指の爪の付け根の人差し指側のはじっこ 12:小指の爪の付け根の薬指側のはじっこ(薬指はしません。) 13:空手チョップポイント3 EFTをする前の問題の感情の強さがどの程度変化したかを確認します。たとえば、最初10くらいの強さで感じていた感情が6くらいになったとか。4 「ガミュー9」をする。手の甲の部分の、小指の骨と薬指の骨の間をこぶし側から手首の方に指を滑らしていくと、1センチくらい行ったところにペコッとへこんでいるところがあります。このへこんだところをガミューポイント(三焦経という経絡の「中渚ちゅうしょう」というツボです。)と言います。ガミューポイントをタッピングしながら九つの行動をするのをガミュー9と言います。ガミューポイントをタッピングしながら 1:目を閉じる 2:目を開ける 3:目玉だけで右下を見る(3と4は逆でもよい) 4:目玉だけで左下を見る 5:目玉を時計回りに回す(5と6は逆でもよい) 6:目玉を反時計回りに回す 7:5秒から10秒ハミングする(何の歌でも良い ハッピーな歌が良いかも) 8:1,2,3,4,5と数を1から5まで数える 9:5秒から10秒ハミングする(何の歌でも良い)これは、右脳と左脳のバランスをとるためにします。5 マイナスの感情がまだ残っていたら、1の宣言(セットアップフレーズ)にもどります。目安としては、問題の場面の記憶を思い出しても、「なんだかそんなこともあったなあ。でも、嫌な感情は出てこないなあ。どうでもいいや。」と軽い気持ちになったら終了なのです。ワンセットでそこに至ることもあります。2セット目で気をつけるのは、「まだ傷ついた気持ちが残っているけども、自分自身を深く完全に受け入れます。」というように、「まだ残っている」というのを強調して、宣言します。12カ所のタッピングの時も「まだ残っているこの傷ついた気持ち」と言葉にしながらタッピングします。それでもまだ感情が残っていたら、3セット目に入ります。そして、「まだ少し残っている傷ついた気持ち」と表現します。さらに残っていたら、4セット目「まだまだ、ちょっとだけ根強く残っている傷ついた気持ち」などとバージョンアップさせながら、ほとんど0になるまで続けます。間にガミューを入れてくださいね。なかなか感情が減らない場合は、なにか他の側面が存在していることが多いようです。違う感情が出てきていないか?例えば、寂しいと思っていたのが なんだかとても悲しいとか。怒っていたのが、実はとても傷ついていたとか。違う感情が出てきたら、その違う感情に焦点を当てて、最初からやり直します。対象が変わることもあります。たとえば、父親から言われた言葉に傷ついていたと思っていたら、そのときに一緒にいた母親の傍観者的な態度に怒っていたとかです。慣れてくると、一回1,2分でスピーディーに出来るようになります。思い出せる限りの過去のこだわり、問題の感情に適応してみてください。 ☆EFTの誘導、電話で出来ます。熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
2010年05月09日
コメント(0)
AC・共依存克服・脱出の切り札です。カウンセラーを目指す人にも必須のコースです。(SMILEを知らないででカウンセリングは出来ません。)SMILE勇気づけの人間関係セミナー ※必ずご連絡の上ご参加下さい。開催日時:2010年5月15日(日)10時~18時、16日(日)10時~18時受講料:30,250円 テキスト税込み 再受講無料※習得するまで、何度でもご参加下さい。場所:熊本市水前寺2-21-19 2F 水前寺NPOハウス研修室電話:096-384-3181※過去開催:熊本県教育会館、清田産婦人科医院、福岡市、本渡市など。 4名以上集まればどこへでも出張します。SMILE(スマイル)【Seminar of Mother(Father)-child Interaction with Love and Encouragement 】 勇気づけの親子関係セミナー」は心理学をベースに、人間関係の基礎である親子関係をモデルケースとして、様々な人間関係を根本的に改善するコースです。カウンセラーを目指す人は、習得必須のセミナーです!「スマイル」を受けると子どもや周囲の人との笑顔あふれたコミュニケーションが始まります。自分自身とのほっとするコミュニケーションにも役立ちます!「スマイル」は全部で八章から成り立っています。 一章 子どもの行動を理解しよう(人間の行動を理解しよう)二章 聞き上手になろう(人の話を聴く方法)三章 子どもを勇気づけよう(自他を勇気づけよう)四章 だれの課題でしょう(責任の所在)五章 子どもを傷つけないで意見を伝えよう(意見の伝え方)六章 体験を通して学ぶ機会を与える(自立した関係)七章 新しい家族のあり方(グループの協力の仕方)八章 社会性のある子どもに育てよう(自他を成長させよう)SMILEは講師がいて一方的に話を聞く静的なものではなくて、テキストを中心にリーダーとともにグループで楽しく話し合ったり、ロールプレイをしたりして、楽しく実践的に適切な人間関係の取り方を学ぶプログラム学習です。
2010年05月08日
コメント(0)
うつになりやすいような 落ち込むような考え方には何種類もあるのですが一番ポピュラーなのが「………しなければならない」とか「………してはいけない」という考え方です。「あれもしなきゃいけない」「これもしなきゃいけない」と常に考えたりします。そして、しなければいけないことをすることに多大なストレスを感じたり、しなければいけないことをしていない自分を責めて落ち込んだり、してはいけないことをしている自分を責めて罪悪感でがんじがらめになったりしているのです。私たちは、この世に「しなければいけないこと」があるとは、まーーーーったく 思っていません。「してはいけないこと」も、「そんな『してはいけないこと』なんかあるもんか。」と思っています。それは、「した方が自分のためになること」とか「した方がみんなの役に立つこと」は、あると思っています。「しない方が自分のためにもなること」や「したらみんなの迷惑になること」もあるだろうと持っています。でも、それは しなければならないことでも、してはいけないことでもないと思っているのです。「した方が良いこと」を実際にするのも、しないのも、私の責任だし、私の勝手だと思っているのです。だから、「した方が良いこと」を「したいなあ」と感じて、「よし、しよう!」と決断したらします。それは、「しなければならない」から 嫌々するのではありません。自分が自分の責任で「したい」からするのです。たとえば、部屋が散らかっていて、「部屋の片づけをした方が良いなあ。」と思ったとします。けど、なんかしたくなかったら しません。なぜ?したくないからです。で、部屋を片づけない自分を責めたりしません。そして、部屋を片づけたくなって よし片づけよう と思ったら、片づけます。そして、そん自分をほめます。片づけた部屋の気持ちよさをしみじみと感じます。どっちでも、かまいません。この世に「しなければならないこと」があるとか、「してはいけないこと」があるとか、あり得ない幻想を持っているうちは、人生が息苦しくてたまらないかもしれません。そんなものは存在しません。「した方が良いこと」をしたくなったらする。したくなかったら、自分の責任でしない!自分の行動くらいは自分で決めたいですよね。たった一回の人生だもの。 熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
2010年05月07日
コメント(0)
「躬自ら厚くして、人を責むるに薄ければ、 すなわち怨みに遠ざかる」(論語)アドラー心理学の「責任論」ととても通じるものがあります。「どんなことでも自分の責任として、自分の行動を改めていき、人を責めたりしなければ、誰か恨まれるということはない。」という意味です。人のことや人の行動や態度を責める傾向のある人のことを 交流分析の「OK牧場」というタイプ分けでは「I am OK You are not OK」と呼びます。自分はOKだけども、他人はOKじゃない。というスタンスです。絶え間なく、他人や社会や出来事にダメ出しをします。批判や陰口を繰り返します。実はこのタイプの人は、こころの奥底では、自分のことをOKと感じていないのです。自分に自信がなくて仕方がないのです。そして、その自信のなさをカモフラージュするために、他人や社会や周囲の出来事にダメ出しをするのです。そして、そのダメな他人と比べて 自分はマシだと ガラスのような脆い自尊心を保つのです。 つい何か他人や自分以外のものを責めてしまっているときがありませんか?私はあります。人間ですから。その時は、自分に自信を失っているのです。だから、責任転嫁しているのです。だから、そんな自分に気付いたときには、躬を自分で厚くして、 そう 自分の責任として自分の行動を変えていくのです。自分の行動を変えていくのに一番重要なのが、自分以外の人間からの助言です。自分だけで考えたらアウトです。どんなに本を読んでも、何かで調べてもアウトです。誰か適切な人の助言を得ることです。そして、その助言に従って、素直に自分を変えることです。だから、昔の人は、お師匠様をつくって師事したのです。あの家康も天海僧正というアドバイザーをおいていましたよね。秀吉は重要な援助者兼アドバイザーだった千利休を切腹させてしまってから、転げ落ちるように運が落ちていきましたし、アドバイザーをおかなかった信長は、高転びにこけましたよね。自分が素直になれる人を探すことです。 熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
2010年05月06日
コメント(0)
知っていますか?人間は、外界で起こった出来事そのものに反応しているのではありません。出来事に、自分なりの「意味づけ」をほどこして、その自分が意味づけた意味に反応しているのです。たとえば、失敗して、「ああ、俺は何てダメなんだ。こんなことで失敗しちゃって。」と意味づける人もいれば、「良かった、ここで失敗が明らかになって。これで修正できるぞ!」と意味づける人もいます。こうい考え方を現象学とか 認知論というのですが、最新の心理学はほとんどがこの認知論に依っています。そして、恐ろしいことに、自分が意味づけた意味に反応することで、次の出来事を引き寄せてしまうのです。たとえば、先の例の「これで修正できるぞ!」と考えた人は、自分の行動を適切な方向へと修正していきます。そして、その修正されたより適切な行動に反応して、周囲でもより適切な反応が起きてくるのです。逆に、やることなすこと裏目に出る人というのは、自分でその裏目を引き寄せているのです。自分の行っている意味づけのパターンを変えないことには、人生の流れは変わりません。そして、自分の無意識の中にある意味づけは、自分だけでは変えられないのです。なぜならば、変えようと努力するときに、そのまさに変えようとしている意味づけのパターンを使って強化してしまうからなのです。自分の心の中にある 意味づけのパターンを変えたい人は、誰か 適切な人の援助を得ることです。そして、素直になって、自分の考え方のパターンや行動のパターンを えい! と変えていくことです。執着している考えや価値観や行動はありませんか?それに執着している間、あなたの人生は変わらないかもしれませんよ。熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
2010年05月03日
コメント(1)
全11件 (11件中 1-11件目)
1

![]()
