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ついに家のテレビが壊れる。3位決定戦はかろうじて観戦できたが、もうだめだ。で、近所のY電機でM社のBS内蔵テレビを買う。テレビなんて買うのは8年ぶり。このテレビの凄いのは「オートターン」とかいう機能で、リモコンでテレビのむきを左右15度づつ変えられるのだ。これはなんだか愉しい。買ってから気づいただけに得した気分。でも、決勝戦は結局店で働きながら観戦。ばたばたしてちゃんと観られず。2点目のリバウドのスルーには感動。決めた。4年後の開幕戦、いざミュンヘンへ。
2002.06.30
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なにがって、新人くんのことです。何度かこの日記にも登場しているうっちーのお話。彼の前職は美容師なのだが、同時にG社の経営するパスタ屋(?)さんのバーテンとして1年ほどの経験があった。そこそこの経験があったから採用したのは事実。でもなあ、買いかぶってたよ。これはぼくの明らかなミス。なんでミスったか。それはひとえに上場もしてるG社のマニュアルを信用してしまったことに起因する。彼自身にも若干の問題はあるものの、「バーテン」としての教育がひどすぎる。これはもう会社の体質なんだろうな。反面、バーテンの技術はダメにしても、接客はやたらお上手なのだから、これもG社の特徴か。ま、そんな会社の方針などがいやで辞めたのだから、彼にも見所があるのだけど。いちから「バーテンとは」みたいなことを教えていかねばならんのは、ちときついよ。なんでそういうことがわかったかというと、こないだ、うっちーに、「試しに今のオーダー作ってみて」とお願いしたら、ものすごい作り方でつくってた。できたものは、まあ、僕らが作るのとみためはおんなじなんだけど、その過程がこりゃまたひどいのだ。聞けば、ひとに見られながら作ったことがない、とのこと。だから、ボトルの持ち方から、注ぎ方から、もうすべてがアバウトこのうえない。でも、みためは同じだからそれはそれで通用していたのだ。これが「レストラン」と「バー」の違いなのかもしれない。(むろんレストランでもドリンクがちゃんとしてるとこは山ほどあるのですが)にしても、うちのお店でバーテンじゃないフロアスタッフのDちゃんの方が上手に作れるのを見てしまうと、小首を傾げたくもなる。うーん、年内で勝負だな。彼をなんとか一人前に育てねば。
2002.06.21
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ビデオはあるけどDVDでは持ってない、「カクテル」(いまさらですが)「クールランニング」(セネガル代表を思い起こす)「燃えよドラゴン」(リクエストあり)の3本。そして、新規入荷の「プライベートライアン」(案外いい)「スカーフェイス」(アルパチーノ最高)「トップガン」(いまさらだなこれも)の3本をあわせ計6本。まだまだ仕入れるよん。
2002.06.20
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ひとりは、ぼくがサラリーマン時代に直接の上司だった方。今は広告系のお仕事をしてらっしゃる。ときどきそのお仕事のお手伝いをさせられたりして、こきつかわれる。もうお一方は、ぼくが最初にバーテンという仕事に就いたとき、そのお店のバー部門の支配人だったOさん。ぼくは当時、六本木のとあるお店でバーテンダーのオープニングスタッフとして入り、バーテンキャリア(?)をスタートさせたわけだが、今にして思えば、よくやってたな、と。そんなことを思いださせてくれる象徴的なおひと。なんでその店に入ったのか、その経緯が今はよく思い出せないのだが、まあ、とにかく、大学の体育会でスケジュールが縛られ続けていたぼくが、やっと、部活を引退して長期の旅行に行くためのお金を稼がねばならんかったんですな。だから働きまくった。週6日の終日勤務を基本に昼間のパーティー時もできるだけ出勤して、月の休みが3,4日というハードワーク。しかもオープンしたての店だけに毎日が戦争のような忙しさ。大げさな表現ではなく「戦争」だったんだよ、まじで。ウォッカやジンのボトルが多い日には100本近く捌けるのである。10本じゃないよ、100本だよ。いったいどの胃袋に消えたのやら。ついでにグラスの割れる量も半端じゃない。10コや20コは当たり前に割れる。片づける時間などないからカウンター内で踏みつけて細かくしながら作業を続ける。不衛生とかそういう状況じゃないんですな。さらに、バーテン同士の喧嘩はもちろん、バーテンとフロアスタッフとの喧嘩も日常茶飯事。ぼくも何度かフロアのチーフに蹴られたりした。グラスを投げつけられたこともある。あれは痛かった。ま、そんな無茶苦茶なお店でしばらく働き、旅行資金が貯まり、Oさんに休暇をお願いして旅立ったのである。当時、ぼくの旅行プランは、「地球縦断~寒暖差80度を体験する~」という実におばかでむちゃなものだった。だから、最初の行き先はロシアで、ゴールはオーストラリアの予定。で、約3ヶ月後に帰国して店に復帰すると、なんだかみんなの視線が妙に痛い。なんでか聞いたら、「おまえ、オウムだって噂だぞ」との答え。「は?」「いや、だってロシア行ってたんだろ、こないだの事件の準備で・・・」そうなのだ、当時世間はオウムのテロで混乱しまくってたのだ。おまけに、刺殺された村井とかいう幹部がぼくに似ていたらしく、さらには高校時代の同級生にオウムに入信した奴がいるなどというしょうもない自慢をしていたのもあって、「あいつはオウム」の烙印を押されていたのだ。冗談じゃないよと思いつつ、その噂のねっこを探ると、どうやらくだんのOさんらしいことが判明・・・。相変わらず、彼はぼくに会うたびにいう。「おまえほんとにオウムじゃないよな?」重ねていっときます。ぼくは無神論者です。村井にも似てません。
2002.06.19
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試合後泣きそうになった。日本対トルコの試合ではない。韓国対イタリア戦である。文句の付けようのないベストマッチだった。日本も凄かったけど、韓国の方が数段凄かった。ポルトガル戦は多分に運が左右したのも事実だったけど、その勝利ですらフロックでないことをイタリア戦で証明してしまった。仮に次のスペイン戦で勝ったら(たぶん負けるけど)、ほんとに優勝しかねない勢いだ。なんで、日本が負けて韓国が勝ったのか?素人からみても、ひとえに監督の差だと思う。と同時に、その監督の人事権をもつサッカー協会の実力差がここで出たとしかいいようがない。チケット問題にしろ、JAWOCとKOWOCとではバイロムやFIFAとの交渉能力の差が歴然としていた。国民性の違いと言って片づけるのは簡単だけど、それじゃいつまでたっても日本は「勝てない国」のままである。ソウルで開幕戦を観ても感じたことなんだが、国全体の温度差が日本とは比べもんにならないんだよな。日本が38度くらいの熱でウンウン唸っているところで、韓国では41度の熱が出ていてもう神経ぶっちぎれてると言うか・・・。今度は9月にアジア大会、再来年にはオリンピック、そして4年後にはドイツでW杯と、楽しみな試合はまだまだ続く。と、その前にまだW杯は終わってはいない。まずはイングランドvsブラジル戦を待とう。
2002.06.18
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なんだかトーンダウン気味である。この疲労感というか、好奇心の欠如というか、なんなんだろうね。日本代表がベルギーとあたる初戦の前に感じていたあのドキドキ感みたいなもんが今はまるでない。興奮度が最高潮に達したのはロシア戦の直後で、その後は徐々に下降線を辿り、チュニジア戦では、平日の昼間の観戦ということもあり、明らかにロシア戦ほどの高揚感は感じられなかった。さらに、決勝トーナメントである。すごいことだよ、これって。W杯前にはまさか行けるわけないだろうなんて思ってたから。なのに、いまひとつ盛り上がってこないのはなんでか?僕だけなのか?こんなこといってるのは?いやいや、みなさんも自分の胸に手を当てて思いを巡らして欲しい。「明日のトルコ戦を仕事サボってまで観ようと思う?」確実に言えるのは、チュニジア戦でサボった人のうち、何名かは、「もういいや」と思ってない?僕の場合は、至極単純な理由で盛り上がらん。疲れたんだよね。ちょっとだけ。なんで疲れたかといえば、1次リーグが面白すぎた。一喜一憂の連続だったから、今になって息が切れてるのだ。さて、トルコ戦である。僕の感じてる疲労感がスタジアムや選手に伝染していないことを祈りつつ、また応援に精を出そう。うちのお店での観戦企画は下記の通り。まだ観戦場所に悩んでる方は是非どうぞ。●日本代表vsトルコ代表6/18 tue. 15:00 open/15:30 kick offcharge:2500yen/2drink+1snack includedspecial drink:WILD TURKEYてな感じです。今回の予想は1-1でPK戦。どっちが勝つかまじでわからん。toto的には0で勝負です。
2002.06.17
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日本代表観戦企画も第三弾目。今回は平日の15:30というとても集まりにくい時間。でも、みなさん集まってましたねえ。ロシア戦ほど盛り上がらなかったのは昼間だから?それより、やられたのはその後の営業。新人のうっちーを中盤の守備的な位置(?)に据えて臨んだ怒濤の金曜日対策シフトは連携ミスや技術的なミスが重なり、惨敗!ドリンクは何とか回せていたもののフードが回らず、大苦戦。ワールドカップ終了次第(笑)、建て直しを一気にはかるつもり。
2002.06.14
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いつかこの日記に書いてやろうと、ずうっと引っ張り続けた愉しいお客さんがいる。しかも二人。ついに書くときが来ました。なぜなら、二人とも今日というか今朝店に来たから。お一方は、うちの従業員ならだれもがお世話になり、ときに軽妙なクレームをさらっとおっしゃるS社長。今朝がた4時前くらいのこと。いつものように他にお客さんの居ない店内でS社長と下らない話で盛り上がってると、入口のドアの開く音が。もう閉店なのだが、、。誰かと思えば、近所にお住まいの常連さんでもあるKさんだ。Kさんこそ僕が以前から日記に書こうと思っていたお二方め。彼女は長年やっていた銀座のお仕事を辞めて、たしかこないだ結婚したはずだった、、、。「Kさん、結婚したんじゃ?」「そうよ、今引っ越しの準備してるの。もう全然おわんなくてさ、さいあくよ」と寝間着にすっぴんの彼女を見るのは初めてだったが、トークは相変わらずだ。「店長さあ、やっとこのビデオ返せるわね、ありがと」と返されたのはうちの店の数あるビデオコレクションのうちの2本で、2年くらい前に彼女に貸したもの。「別にいいのに」「うん、また落ち着いたら遊びにくるからさ、じゃあね」と言い残すと、さっさと帰ってしまった。これはたまたまなのだが、彼女いわく旦那さんになった方はうちの店で彼女にプロポーズをしたのだそう。「なんでサンミリでさ、プロポーズされなきゃなんないの?」「失礼なっ、すばらしいじゃない、地元のバーでプロポーズなんて」などという会話のやり取りをしたのが3月くらいだったかな。こんどKさんに会えるのはいったいいつだろう。おそらくだけど、彼女が今後幸せであり続けるのなら、もう2度と会うことはないような気がした。寂しいけれど。と、そんな人の結婚話さえも酒の肴にしつつ、そろそろ酔いのまわってきたS社長が、何事か言い出した。「いや、じつはですね、これは親兄弟と一部の人にしか言ってない極秘情報なんですけどね、今日の飛行機で○○○○に行くのはね、来週の月曜日に結婚式があるからなんですよぉ」「あっ、そうなんですかぁ」「そうなんです、だからここんとこマリッジブルーってやつでね、だって今日もぐちっぽいでしょう?」「へ?」「マ、マリッジブルーって、Sさん、まさかSさんが結婚されるわけじゃないですよねえ?ぼくの聞き間違いですよねぇ?」なぜならS社長はまじでよく遊ぶおひとなのだ。なにせ携帯電話を6台にポケベルまで持ってるような、しかもそれらは仕事用ではなくみなおねえちゃん用なのだから、結婚するなどと言う話はにわかには信じ難いのである。「失礼なこと言うなあ、かまやっつさんも、じゃあ、証拠みせましょうか、証拠を」といいながら、鞄から取り出したのはティファニーの結婚指輪!それからお母様からの御祝儀袋まで!信じないわけにはいかない証拠品の数々。「わかりました、じゃ、なにかお祝いにボトルをあけましょうっ!」S社長の場合、こういうときは必ずドンぺリのロゼである。お祝いというのと、これまでドンぺリを年に2本以上は必ず開けてくれていたお礼に、「半額でいいですよ!」と僕。気前がいいんだか悪いんだかなんともいえんが、原価割れなのは確かだからま、いっか。久々に飲むドンぺリは自腹をすこーしだけ切ってるぶん、胃にしみた。S社長は朝方お帰りになり、寝ずに飛行機に乗ったはず。さて、今度S社長がこの日記に登場するのはいつだろう。案外近いような気がする。
2002.06.13
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そんなにむずかしいことじゃないですね。日本×ロシア戦を現地やスポーツカフェなどで観戦した方なら、その理由はよく分かってると思う。イングランドをはじめとする欧州・南米のフーリガンを水際で防止するというのが、W杯前の主なトピックだった。でも、実際の日本国内でのフーリガン被害で目立つのは本来おとなしいはずの当の日本人によるものだ。たとえば甲府のスポーツカフェでは今度のチュニジア戦はオンエアーしないと断言した。理由は「日本人のマナーが悪すぎるから」と。各地のパブリックビューイングでも日本×チュニジア戦の中止が相次いでいる。これも同様の理由。いったい、日本人はどうなっちゃったのか。うちのお店でも企画を組んでオンエアーしてるから人ごとじゃあない。試しにロシア戦のときの日本サポーターの精神構造(興奮度)を時間別に分解してみよう。試合開始前)興奮度★★「ベルギー戦で引き分けたからなんとかなるかな?でもダメかもしれないな、日本って肝心なとき弱いから」ハーフタイム)興奮度★★★「まあまあよくやってるな、もしかしたらなんとかなるのか?」後半開始5分)興奮度★★★★★★「いなもとおおおおおおおおおおおおおお」後半20分)興奮度★★★★★★「なかやまあああ、なぜえええ?、大丈夫かああ?」後半40分)不安度★★★★★★★★★「最後にいれられるんじゃないの、たのむよおおお」ロスタイム)不安度★★★★★★★★★★★★「はやくおわってくれえええええええええええええ」試合終了)興奮度★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ってなかんじですか、分析でもなんでもないな。こりゃフーリガンにもなるよ。みんなさほどの期待を抱いてなかっただけに、勝ってしまった喜びと、腹の底に溜まっていた言い知れぬ欲求不満が大爆発したんだろうね。ちなみにロシア戦時のうちの店の被害はというと、ワイングラス一個と2人のお客さんにかかったワインのしみ、ってとこです。僕は記憶にないのだが、どうやらその唯一の被害を出したのは、店のオーナーらしい、、、。なるほど、フーリガンって僕のことか。この場を借りて、被害を受けた方々に改めてお詫び致します。ごめんなさい。もうしません。
2002.06.12
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最近の日記をふと読み返してみると、どうにも感傷的すぎるのに気づく。恥ずかしすぎる。しかも、長すぎる。無駄な文章だらけでびっくりだ。本来日記などは無駄な文章の羅列なのかもしれんがひどすぎるなあ、やっぱ。書き直したいけど、それやっちゃうと、それはそれで「新着日記」になってしまい余計恥ずかしいような。もっとシンプルにいきましょ。
2002.06.10
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ロシアのウルトラ右翼のバカ党首が試合前にもの凄いことをいっていた。「日本が4-0でロシアに勝ったら北方四島は返還、そのかわり、ロシアが0-1で勝ったら北海道か沖縄をもらう」と。どうだ、1-0だったから、とりあえず国後でもかえせ。にしても、すごかったな。うちの店はむちゃくちゃだった。なにせ僕がむちゃくちゃだったから。19:30オープン20:30キックオフなのに、19時前からお客さんが外で待っていた。驚き。ベルギー戦のときとは大違い。前半はまだ落ち着いていられたのだ。でも、後半開始後のいなもとにやられた。もう叫びっぱなし。のどが痛い。ついでに、また胃が痛い。「はやくおわってくれぇぇぇ」貴重なW杯開幕戦のお土産太鼓がたたき過ぎで破れる。ファミマで急きょ買った「日本代表携帯灰皿」もこわれる。試合終了のホイッスル。絶叫がこだまする店内。すべてが一体になった瞬間だった。みんな抱き合い、おかしくなる。なにより僕がブッ壊れてシャンパンをみなにふるまってしまう。「ドンぺリコール」にはさすがに参ったが、迷ったぞ。家で観るよりは数十倍も愉しかったと思う。でも、スタンドで観る方がもう何十倍も愉しかったんだと思う。むかつくぜ、おかだ&Sよ。こんどのチュニジア戦は金曜日の15:30キックオフ。ふつーならみんな働いてるはずだ。うちも普段はそんな時間に営業などしない。でも、やるからな。15:00オープンでやるぞぉ。日本が勝ったら、今度はどのボトルをあけようか、、、。
2002.06.09
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きのうはいろいろとありすぎた。まず、お店での日本代表応援企画。前半開始までは5割程度の入り!うげーーー。この時点では、まさに失敗企画だった。用意したベルギービールはどうすんだ!で、後半開始時にはほぼ満員状態。みなさんお仕事をなかぬけしたり、早々と切り上げてきたらしい。異様なほどの盛り上がり。近所でも似たような企画が目白押しで、あちこちで歓声が上がっていた模様。と、ふらっと入ってきた欧米人3人組。「おお、まさかベルギーサポーター???」と、一部の席で騒然となる。でも、後で聞いたらアメリカ人だった。しかもサッカーのルールすらよくわからないらしく、別のお客さんが「イエローカードとは、、」など基本的なことを教えてあげていた。なんじゃそりゃ。結果、引き分けで、ベルギービールも完売。でも、後半のドキドキする試合展開に僕の胃が悲鳴を上げる。あさから飯喰ってないのもあったが、もうだめだ、まじで痛いよ。胃の痛い原因はもうひとつあった。危篤状態だった叔父がついに息を引き取ったのだ。倒れてから約1週間での他界。正直に言うが、僕が親戚付き合いをしなくなっていった、いちばんのきっかけがこの叔父だった。おそらく僕の親戚のなかでもっとも出世し資産も残した人物なのだが、いかんせん、その金持ちぶりが僕には鼻持ちならなかった。ただ、ビジネスマンとしては確かに凄い人だった。今でこそゆにくろの影響もあって中国でのビジネスが盛んにメディアでも取り沙汰されるが、その20年近くも前に彼は中国と台湾との貿易から事業を成功に導いた。自社との契約工場を現地につくり、商品の安価安定供給を当時から実現していた。僕は高校生のときに彼の倉庫でバイトをさせてもらっていたので、彼があの時期にそれだけのビジネスをやっていたのを、いまさながら感心するしかない。僕はそんな叔父に嫉妬していた。必ず新しいメルセデスを乗り回し伊豆の別荘に盛んに誘う彼を、疎ましく思うも憧れていたのをいま自覚する。僕が長年「今に見てろ」と見返すべき相手だった叔父はもういない。バイトしてるときはよく叱責されたものだ。自慢話ももう聞けない。夜、誰もいない霊安室でお線香をあげ、静かに祈る。少しだけ胃の痛みが和らいだ気がした。
2002.06.05
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この日記を書いている時点で日本代表がベルギーとどんな試合をしたのか知るよしもない。今はまだ夜中の3時。でも書きたいことがあるので、今書いちゃう。ちなみに本日の当店のイベント概要をお伝えしておきます。●サッカー日本代表応援企画@3mmdate:6/4tue.open:17:00kick off:18:00charge:2000yen/2drinkspecial menu:ベルギービール(シメイ・レッド)「赤い悪魔」を飲み干せっ!という感じです。6時にキックオフだから、ふつーの会社員は仕事してるか、やっと終わったかなあぐらいの時間だ。観戦場所に困ったら、どうぞうちのお店で。ところで、夜光虫である。6/2をもって閉店してしまった。都内のバーを多少でも知ってる方ならまず知らない人のいない有名店のひとつ。うちと同様、海水魚が泳ぐ水槽が随所に配置してあり、幻想的な雰囲気を醸し出し、ちと高めのお店として知られてた。いまどき海水魚が泳いでる店なんて、こことうちと六本木のdeep blueくらいしか僕は知らない。ま、規模的にうちの店とは比べようもないけどね、その2店とは。うちの水槽ちっちゃいから。閉店の知らせを聞いたのは、僕が韓国でW杯を愉しみ疲れ果てて帰国したその日だった。夜光虫スタッフの方が、うちの店まで来て「ボトルや海水魚などを安価でお分けします」との伝言を残してくれたのだ。さっそく電話して翌朝伺うことにする。当日は他のお店の方ももちろん来ていて、みなで店内のボトルやら厨房用具やらグラスを物色する。支配人のO氏に挨拶しつつ、大量に買い込む。ボトル数にして30本弱のまとめ買い。でも、なかには100円のお酒なんかも結構あって、改めて考えてみると、あのボトル全部買っても良かったんじゃないかと、、、。おそらくウン十万でバー開業ボトルセットが揃えられたはず。それと前から欲しかったワインクーラースタンドがなななんと200円!でゲット。だいぶ汚いのでぴかーるでこするしかないのだが、定価で買ったら万単位のもんだからねえ、ああもったいない。さらに海水魚も小さいのを中心に分けてもらう。こいつらは全部タダ。みなさんにお裾分けしてるのだそう。ところで、だ。いったいなんでまた閉店してしまったのか。飲食店の経営者ならずとも気になるところだ。あまり突っ込んで聞けなかったけど、景気が悪いとか、人件費と家賃がかさんで経営を圧迫したとか、別の事業で大損こいたとかいう、その手のありがちな理由では全くないらしい。別のありがちな理由だった。それは、ずばり「大家との不仲」。、、、、、らしい。ずいぶん前からなんらかの理由で立ち退きを求められ、裁判所も巻き込み争っていたのだが、ついに退去、、、らしい。うー、こわー、ひとごとじゃないよ。まじで。僕ら中小の飲食店って、当たり前だけど「賃貸」なのだ。借りてるスペースに大金かけて造作を施し営業をする。そのスペースがなければ営業はできないし、大家が嫌だからって軽々と引っ越しなどできるはずもない。この「スペースの継続的確保」という基本中の基本がじつは一番大事なことを改めて思い知らされた。もう「夜光虫」はない。でも一時代を代表していたお店であったのは紛れもない事実。いま、夜光虫で活躍したボトル達とお客さんを和ませた海水魚たちが、場所を恵比寿に移し、我が店でその生涯を全うすることとなる。最後に支配人のO氏が丁寧にエレベーターまで見送ってくれる。「今度はプライベートでそのサカナたちにあいにいきますよ」哀愁を感じさせるそのことばに彼の無念さが見え隠れしていて、なんだか僕もやりきれない気持ちになった。それにしても夜光虫のスタッフには短いながらお世話になった。この場を借りて改めて御礼したい。ありがとう、そしておつかれさまでした。
2002.06.04
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試合開始10分くらい前にじだんの姿がワールドカップスタジアムのテレビ画面に映る。ただ、それだけで大いに沸く観衆。にやりと微笑するじずー。うー、かっこいい!彼の不在により、それだけ存在感があることを逆説的に語った瞬間でもある。僕らも配られていた韓国式の太鼓をむやみに叩きまくり、おおいにさわぐ。さあ、ついに2002ワールドカップ開幕戦のキックオフ!僕の注目は、セネガルの10番。なんと奴は試合前々日に宝石屋で万引きをしたトンデモ野郎。こいつの頑張りはなんとなく想像できるのだが、いかに。あとは、欧州三カ国のリーグで得点王のフランスFW三人。シセ(フランスリーグ得点王)、アンリ(プレミア得点王)、トレゼゲ(セリエA得点王)という凄いメンツ。そして、じだんの代役、ジョルカエフ。彼は前回大会時はじだん並に大活躍したベテランだ。一応セネガルを応援しているつもりだが、序盤はフランスが支配するため、それはそれでさわぐ。でも決定機はセネガルの方が多い。とにかくみんな巧すぎる!特にセネガルのディフェンスは冷静で安定感がある。フランスは明らかに攻めあぐねていた。日本代表の試合をここ最近みていたから、それと比べてしまうと、ちょっとレベルが違うのが歴然とするな。前半30分。リズムの悪いジョルカエフがセンターサークル付近でボールを奪われる。すかざず切れのある突破を見せていたトップのディウフにつなげ、左サイドに。あっさりとDFルブフをかわし!て、マイナス気味のセンタリング。ディフェンスとキーパーに触れるも、倒れながらこぼれたボールをディオブがゴールに、、、。うおおおおおーーーーーーー!もの凄い大歓声!総立ちの大観衆!わけのわからないセネガル歓喜の踊り!セネガルが王者フランスに先制してしまった、、、。興奮冷めやらぬまま前半終了。スナック類を買いにショップへ。当たり前だが、大混乱のショップ。男子トイレも長蛇の列。バドワイザーを買う列とジュースを買う列が別々で、同時に買えないというわけわからんシステム。おまけに店のおやじは英語を話さないし、話せそうもない。隣で怒るフランス人。あたりまえだ。プリングルスだけ買って退散する。後半開始。メンバーチェンジはどちらもない。シセよ、早く出てこーい。じだんよ、お前もムリなのか?後半も攻め手を欠くフランス。再三のチャンスもゴールポストやキーパーのスーパーセーブに阻まれる。後半開始してすぐに僕らの目の前にある貴賓席(来賓席?)がほとんど空席なのに気づく。試合開始時は黒ずくめで固まっていて、ある種滑稽な感じもしたのだが、今は真っ白になっている。もう帰ったのか、それともトイレの長蛇の列にはまってるのか?いったい奴らは何しに来てるんだろう。90分くらいしっかり観ろよ。後半15分。フランスベンチがやっと動く。チャンスメイクを何一つできずに下げられるジョルカエフ。代わりに同じくベテランのデュガリーが入る。誰が観ても妥当な交代。じだんに代役などいないのをまた思い知らされる。ジョルカエフの心境やいかに。相変わらず攻めるフランス。でもセネガルの網にすぐにかかりカウンターを喰らう。セネガル・ワントップのディウフは再三オフサイドをとられるものの、ボールは決してとられない。こいつは凄い。ディウフでボールが落ち着き、3人くらいで効率よく攻めるセネガル。かなり頑張ってる万引き野郎。後半35分、ついにシセ登場。どうやら右サイドにはいるらしい。でも、状況は変わらない。近づく試合終了の時間。当初は「なんとなくフランスサポーター」だった観客の大半が、今は明らかにセネガルを応援している。セネガルの生粋のサポーターは百人かそこら。それが、いまや大観衆を完全に味方に付けていた。それほど素晴らしいプレーの連続だったのだ。ロスタイムのフランスはまさに怒濤の波状攻撃。悉く跳ね返すセネガル。ついに試合終了のホイッスル。僕らはすごい試合をまのあたりにした。「番狂わせが起きるのでは」との僕の事前予想は図らずも的中してしまった。試合後、観客のいなくなったピッチ際まで下りてみる。散らばる太鼓やパンフに紙コップ。お土産にと、そそくさと太鼓を拾っていく。うちのお店で日本代表観戦時に使ってみよう。会場を後にして地下鉄に乗り、疲れがどっと出る。ボーっとしたアタマでひとつ決意する。期間中、なんとしてももう1回観に行くぞ。お金じゃ換えられないよ、これは。ホテルで一休みした後、近所の焼き肉屋でぷるこぎやら骨付きカルビを喰う。明日はマッサージしてお土産買って夕方にはひこーきで帰国。きつい日程だったけど、大満足の旅行だった。これだけ盛り上がってる韓国。さてさて日本ではどんな盛り上がりが待っているのか。W杯は始まったばかりである。
2002.06.03
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いってまいりました、開幕戦!まずはソウルに入ってから開会式まで。開会式は19:30にスタート。昼過ぎにソウルについた僕らは、余裕をこいて、ホテルにチェックイン後、すぐにミョンドンの街へとくり出す。お目当ては、応援予定のセネガルユニフォーム探し!なぜフランスでなくセネガルなのか?その理由は、国際映像に観客として映るためには、ファンの多すぎるフランスサポーターじゃ目立ちようがない、というとてもおばかな判断から。ナイキ、アディダス、プーマほか各ショップをぶらぶらと巡るもどこにもない。そもそも、セネガルのメインカラーも「黄色と緑だよな」ぐらいの浅はかな認識しかないぼくら。と、ミョンドンのメインストリートの一角に七色のアフロづらを発見!ハンズで見たような見ないような、そんな代物。目立つのは確かだけど、、、。どっちのサポーターかわからんし、そもそも、まじで恥ずかしい色使いなので、躊躇する。会場まで行けばユニフォームくらい売ってるだろ、ということで、遅い昼飯を食えるところを探す。昨晩からほとんど寝てない僕らは、店を吟味する気力もなく、結果、ロッテリアでぷるこぎバーガーセットとキムチバーガーセットなどを食すことに。うまくもまずくもない、ふしぎなたべもの。16:45。そろそろ会場のワールドカップスタジアムに向かう。ミョンドンの駅から地下鉄で約30~40分ほど。この地下鉄がすごい!ふざけてる!けど、いい!数本に1本だけワールドカップ仕様の車両があって、な、なんと、ブラックライトだぜ!駅以外だともう真っ暗でクラブ状態のヘンテコなちかてつ。壁に光るチョウの群れや蛍光色のオブジェが浮き上がる幻想的な演出も施されたりしてる。で、隣の車両は人工芝が敷きつめられてまん中にセンターサークルがあったりする。そのまた隣の車両も別のコンセプトで装飾されているのだ。これ、ふだん通勤してる人は迷惑かもしれんけど、ぼくらツーリストにとっては、むちゃくちゃうれしいぞ。寝不足はさておき、なんだかいやでも盛り上がってくる僕ら。日本じゃこんな企画はまず通らないんだろううなあ、とふと考えしまう。そういや、空港をはじめ高速道路、ミョンドン市街、ホテル、地下鉄など、ソウルのいたるところでW杯とその観戦客をもてなす準備が整えられていた。翻って日本はどうなのか。これについてはまた別の日に改めて書いてみたい。17:20、スタジアム駅に到着。まずは入口を探す。それほどのひとだかりじゃない。入口のテントでまず荷物チェック。金属探知ゲートをくぐる。この時点では、チケットはみせるだけ。鞄の中身をくまなく調べられ、カメラを「テスト撮影しろ」という。仕方ないから、警備担当のおねえちゃんにカメラを向けると、笑いながら拒否され、くもり空に向けてパシャリと一枚。ペットボトルをもっていたので、別のテーブルで、コーラの紙コップに移してもらう。かなり年輩のおじさんが「ストローつけるか?」みたいなゼスチャーをしてくれる。親切だあ。ここまでまったくもってスムーズ。周りにも人はあまり居ない。だが、まだ6時前だというのに、すでに会場内からは愉し気な音楽やナレーションなどが洩れ聞こえてくる。観衆もざわついている。おお、なんかいい感じだぞお。しぜんと足早になりつつ、チケットのモギリ場所に並ぶ。ここもさほど混んでいない。ここでちと気になったのが、FIFAが声高に叫んでいた「本人確認」作業の有無。まず、この件については韓国(KAWOC)が先に有名無実化を先週ぐらいに発表していた。日本はその数日後、同様の内容を発表。でも、チケットに名前が印刷されているのは確かだ。購入時にはパスポートナンバーまで入れたし、だから身分証をかねてパスポートも会場まで持ってきたんだ、ぼくらはさ。はたして、、、。やっぱりっつうか、ほんとにモギルだけ。どんどん通過する。ふだんのサッカーを見るときとなんの変わりもない。おいおい、FIFAよ、いつまでも殿様商売ができると思うなよー。入場後、さっそくユニフォーム売り場を探す。走りながらさがすさがすさがす。でも、ちんけなオフィシャルぐっずしか売ってない。スポンサーの絡みでそうなのだとやっと気付く。もうここまでくると、音楽も盛り上がってきてるしそんなことはどうでもよくなって、早いとこ席を確保することに。僕らの席は、フランス側のコーナーの一番上の方。ちょっと遠くてがっかりだが、ま、それはそれで愉しむしかない。会場はすでに8割ほどの入り。みんなはやいな。各座席の下にはビニール袋が置いてあり、中には、韓国式太鼓とバチ、グロウライト(折ると光るやつ)、それからプログラムが入っていた。高いかね払ったんだけど、これはこれでなんだか得した気分。さっそく太鼓の練習に参加する。「アリラン」が唄われるらしい。けっこうノリがいいのね、この歌。19:20、開会式がついにはじまる。正式には19:30からだが、実際には10分前から音楽と共にスタートしていた。やたらと盛り上がる会場。す、すごいぞ、この雰囲気!ちょっとして要人達の挨拶。金大中大統領のスピーチは長くて少ししらける。我らが日本のこいずみはバカのひとつおぼえの絶叫。声が裏返ってんだからちょっと恥ずかしかったぞ。いちばん笑ったのが、前々日にFIFA会長に再選したばかりのブラッタ-。紹介されるや会場中からブーイングの嵐。これだけ大きな大会の式典でブーイングされるなんて、なんと情けないやつだろう。「QUIET,PLEASE!」じゃねえぞ、ぼけ。世界中が今のFIFAに不満を抱いてるのが如実に現れた瞬間で、じつにすがすがしかった。順番はもう忘れたけど、そういやけみすとりーがうたってたな。うーん、申し訳ないけど、誰も聞いてなかったな、みんな一息ついてたからね。じっさいそんな休まる感じの曲だったし、ライブだと思ってないんじゃないの、観客は。それにしても、である。開会セレモニーには大感動だった。花火も凄かったし、パフォーマンスも音楽もよかった。正直いって、韓国色の強い、どっちかというと北朝鮮系のマスゲームが、ただただピッチで繰り広げられるのを想像していたのだが。見事に裏切られた。涙が出そうになった。世界中の耳目が今この瞬間、この光景に集っていると考えただけで、身震いがした。この瞬間、この場所で、リアルに、僕らは2002ワールドカップに「参加」していた。最後の花火ではもう鳥肌が立ちっぱなしだった。このセレモニーだけでも来た甲斐があった。この雰囲気だよ、これが味わいたかったんだ。テレビじゃまず伝わらない、この表現しがたい「空気」の違い。こんな「空気」の中でこれからプレーする選手たち。うらやましくもあり、すこしばかり可哀想にもおもう。さてさて、試合の結果はすでに出ている通りだが、僕の予想は当たっていた。その辺の事は、また明日にでも書けたら書こう。ちょっと長過ぎたなあ、今回は。
2002.06.01
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