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5月11日にキンラン、12日にギンランを紹介しているが、今回はササバギンランをご紹介。別に狙ったわけではないのだが(笑)、3日連続でキンラン属のランを紹介することになる。今回の自生地は、自宅からそれほど遠くない場所のとある森の中。何か野生ランが生えていないかと思って探索していて偶然見つけた。が、時期が遅く、残念ながらほとんど花が終わっていた。 ササバギンランの名前の由来は、その葉の形状と花の色による。ギンランよりは大きく、一見性質が強そうに見えるが、こちらも共生菌に依存する生活をしているために、人工環境下では栽培が極めて困難らしい。なので、これも野生の姿を眺めるにとどめたい。幸いにも自生地は自宅からそれほど遠くはないので、いつかちょうどいいタイミングで画像を撮ってみたい。
2018.05.13
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昨日の日記ではキンランの自生地を紹介したが、今日は関東某所の「ギンラン」の自生地をご紹介。実はここには20年ほど前の4月頃に行ったことがあるのだが、何やらラン科植物らしいものが生えていることは分かっていたのだが、まだ開花していなかったのでその正体が分からなかった。しかし、おそらくキンランかギンランであろうと予想はしていた。その後、自宅から非常に遠くてなかなか行く機会がなかったのだが、ついに5月12日に20年ぶりの再訪問を実行。予感は見事に的中していた。 その正体はギンランだったのだ。個体数はそれほど多いわけではないが、森の中にポツポツと点在する。そして、まったく混じりけのない真っ白な花が、暗い森の中では良く目立つ。ギンランの開花した姿を見たのはこれが初めてだが、案外背丈が小さくて非常に可愛らしい。 そして、キンランと同じく、このギンランも土壌中の共生菌との関係が重要なようで、キンランよりもさらに栽培は難しく、ほとんど不可能と思った方が良いらしい。なので、これも自生している姿を眺めるだけにとどめたい。幸いなことに、この20年間、その自生地にはタケ、ササなどの侵入もなく、特に環境は変わっていないようで、また機会があったら開花した姿を見てみたい。 ところで、面白いことに、この自生地にはキンランも混在していた。ただ、こちらのキンランはまだ開花しておらず、もしも同時に開花していたら、野生蘭版の金さん・銀さんのツーショットが撮れたかもしれない(笑)。
2018.05.12
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私の職場には雑木林がある。で、実はその雑木林の中に、キンランが自生していることに気付いた。気付いたのは4月初めごろで、まだ芽出しの時期だったが、自称(笑)園芸研究家としての直感で、それがキンランだとすぐわかった。4月17日に仕事の合間に撮った画像がこれ。 おそらく20本ほどは自生していたと思うが、その時開花していたのはこれ1株のみ。しかも、まだ完全に花が開き切っていない。なんとなくいつもの画像と画質と違うのにお気付きだろうか? 実はこれは職場に置いている自分のサブのデジカメで撮影したもの。後に、一斉に開花したところをいつものメインのデジカメで撮りたかったのだが、ついつい職場に持って行きそびれていたのと、GWは丸々一週間お休みをいただいていたのとで、見事にタイミングを外してしまった(笑)。 こちらは5月11日に撮影したもの。見事に花が終わってしまっている。また、環境の問題だと思うのだが、そこに自生するキンランは全体的に小さな個体ばかりで、花数も少ない。それでも、こんな身近なところにキンランが自生していると知ってうれしくなった。来年に期待したいと思う。 元々、キンランは比較的身近な場所に自生していることが多いようで、神奈川県の市街地近くの山でも自生を見たことがあるし、横浜市にも自生があると聞く。今の成田の自宅の近くの林にもたった1本だけ開花株があるのを先日見つけた。ただ、キンランは土壌中の共生菌との関係が非常に強いらしく、掘り取って来ても人工栽培が極めて難しいらしい。なので、こういうランは自生を見て楽しむだけにとどめたいものだ。そう言えば、キンランと言えばあの歌を思い出す。♪キンランどんすの帯締めながら♪花嫁御寮はなぜ泣くのだろう 違うがな(笑)。しかも古い(笑)。またしょーもないことを言ってしまった(笑)。
2018.05.11
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今年の2月12日に、偶然見つけたヨウラクラン(瓔珞蘭)の自生地を紹介したことがあった。その時はまだ開花していなかったが、先日、ついに開花している姿を捕えた。 ご覧のとおり、何本も花序を伸ばして小さな花を多数咲かせている。・・・と言いたいところだが、ヨウラクランは日本の野生蘭の中で最も花が小さいと言われ、花径がわずか1mm前後で、肉眼でなんとかラン科の花だと分かる程度。それでも、やっと開花した姿が見られて感激。その場所は人里からやや離れているとはいえ、個体数が少ないので、いつまでもそこでそっと生きていてほしいと思う。ところが実は、前回見つけたこの自生地以外にも、近隣にも何か所か自生地があることが分かり、そのうちの一つを見てきた。 こちらの方は自生量が非常に多く、しかも手が届くところにかなりの個体が見られた。日本の野生蘭、特に着生蘭は乱獲のために手の届くところに自生しているのを見るのが難しいが、ヨウラクランは地味(失礼)なことが幸いして、本当に多くの個体が手の届くところに着生していた。そして、個体数が多いがゆえに、個体差による違いもかなり大きかった。 こちらはやや乾燥した環境に生えている個体。花序が赤みを帯びた個体だ。日照量も比較的多そうな場所だ。 こちらは、葉が赤みを帯びた個体。そのすぐ上に生えている幼苗の葉が緑色なので、葉の色が違うのは生育環境のためではなく、もともとの個体差のようだ。このような赤みを帯びた個体は他にもいくつかあった。 こちらは、茂みの中の細い枝に着生している個体。着生蘭は、樹齢の長い大木に着生していることが多いが、ヨウラクランに関しては、環境さえ合えば大木だけではなく小さな枝にも着生するようで、その近辺の茂みの中にも多数自生していた。 そして、一番驚いたのがこれ。なんと木の根元に着生している個体もあった。手の届く場所どころか、足の届く場所(笑)にも生えているのは本当に驚いた。 と、生えてる環境や、葉や花序の色が違うものなど、ここに紹介したもののほかにはるかに多くの個体にお目にかかることができ、実に充実したひと時であった。実際には、大木の高いところにも大株がいくつも群生している光景も見られたのだが、私のデジカメではきれいに撮影できなかったのが残念。そろそろもっと良いデジカメが欲しいと思う今日この頃である。
2018.05.09
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今年のGWは関西へ帰省してきた。その時に、かねてからの念願であった奈良県にある大台ケ原へ行ってきた。実は私は小学生3,4年生の時に奈良県に住んでいて、その時に学校の社会科の授業で大台ケ原のことについて教わったことがあった。それによると、そこは標高が高くて降水量が日本一多く、独特な景観の場所らしい。そんなわけで、当時から自称(笑)園芸研究家であった私は興味津々だったのだが、紀伊半島の奥深い場所なのでなかなか行く機会がなく、このたびようやく実現した。 こちろん、ここへは車で行ったわけだが、本当に遠い場所という印象。国道169号線から大台ケ原ドライブウェーに入るわけだが、「ドライブウェー」と言う名は付いていても、「林道じゃないの?」と思うほど狭い区間も長く、終点までかなりの距離感があった。そして終点の駐車場に到着。その標高は1571mで、富士山の表富士5合目の約2400mに比べればはるかに低いのだが、いかにも秘境へ来たという感覚がする場所だ。 駐車場の周囲には広大な原生林が広がり、ほとんどの木が苔むしていて、霧が常時流れていて、それが秘境感を一層高めていた。もちろん、ここに来るまでに標高によって植生が変わる様子も楽しんだが、個々の植物の紹介については残念ながら字数の都合で割愛したい。 そしてこんな看板も。こういう看板も、いかにも秘境に来たという感覚を盛り上げてくれる(笑)。まあ、確かにこれだけ山奥まで来たら、クマが出てきてもおかしくない雰囲気だ。 というわけで、実に心洗われる一日であった。が、実はこの日の夜、徹夜で千葉県まで車を運転して帰ったので、実に疲れる一日でもあったが(笑)。今回訪れた大台ケ原は、まだ新緑の季節と言った感じだったが、また違う季節に訪れてみたい場所だ。
2018.05.03
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