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新橋駅はDTCに行く時よく利用するのですが、ゆりかもめの先の新しい高層ビル群には行ったことがありませんでした。ちょうどお昼時で、駅ビル地下の食堂街はたいへんな賑わい。最近あまり耳にしなくなったプレミアムフライデーを利用して、今日は美術館賞とレッスンに行ってきました。パナソニック汐留美術館はパナソニックビルの4階にあります。テレビで何度かこの企画展を紹介する番組を見ましたのですでに見たような気持ちになっていましたがやはり実物を目にすると違いますね。チケットにもなっていたこの絵は1885年の『一角獣』という作品です。『一角獣』(1885年)純潔の乙女にしかなつかないといわれる一角獣と戯れる美女たち。見とれたまま蕩けてしまいそうな幻想的な世界ですが、近付いてみると非常に細かい描写に驚かされます。左の女性が身にまとっている衣装の装飾など描くのに相当時間をかけている気がしました。ギュスターヴ・モロー(1826-1898)は、象徴主義の巨匠と言われています。『24歳の自画像』(1850年)同時代の印象派が見たものをそのままの印象で捉えたのに対し、象徴派は見たこともないことを象徴的に表現したという感じでしょうか。ラファエル前派とかクリムトなども象徴派のくくりにはいるらしいです。 モローが描いたのは神話や聖書を題材にした世界でした。モローの代表作の一つであるこの『出現』(1876年)は、指差すサロメの表情が実にいいです。立ち方もかっこいい。『出現』(1876年)王の前で踊り、その褒美として何でも好きなものをといわれたサロメは、自分の誘惑に屈しなかったツレナイ洗礼者ヨハネの首を要求するんです。斬首刑になったヨハネの首が、彼女にしか見えない幻影として出現するんですね。まあ怖い。光る生首もすごいんですけど、背景の宮殿装飾がまた細かいんです。縦1.5m横1mくらいの絵ですが、すごい迫力ですよ。 サロメを題材とした数多くの素描や習作が展示されています。この展覧会のサブタイトルが『サロメと宿命の女たち』ですからね。もちろんそれ以外のギリシャ神話もいろいろ。神や英雄を魅了する女性たちの絵です。 モローは生涯独身だったんですが、絵の題材のような上から目線の魔性の女たちが好きだったというわけではないらしく、最愛の母親はとってもやさしい、ちょっと過保護な感じのひとだったようです。近所に住んでた10歳下の恋人アレクサンドリーヌとは30年近い付き合いでした。二人で一緒に雲の上を散歩する漫画みたいな絵がすごく可愛いんです。この絵をプリントしたショッピングバックがお土産コーナーで売られてました。『雲の上を歩く翼のあるアレクサンドリーヌ・デュルーとギュスターブ・モロー』最愛の母が亡くなり、その数年後にアレクサンドリーヌにも先立たれて、悲しみの中に描いたのが『バルクと死の天使』です。他の絵とずいぶん作風が違います。バルクと死の天使(1890年)モローはパリ生まれでパリで亡くなった生粋のパリっ子です。1888年には美術アカデミー会員に選ばれ官立美術学校の教授も務めていました。マティスやルオーは彼の教え子だそうです。 ギュスターヴ・モロー展は6月23日まで東京のパナソニック汐留ミュージアムで開催された後、大阪展が2019年7月13日から9月23日まで、あべのハルカス美術館で見ることができます。さらに2019年10月1日から11月24日までは福岡市美術館で開催されます。パリのギュスターヴ・モロー美術館から14年ぶりにやってきた象徴主義の巨匠の作品約70点、ご興味ある方公式サイトはこちらです。
2019/05/31
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職場の近所に大きな公園があるので以前はそこを昼休みに散歩してたんですが、サマンサ先生に『勝ちたかったら走りなさい』と言われてから走るようになりました。ここ10年ほど続けています。池の周りがちょうど1キロで、職場からの往復を入れても3キロに満たない距離なんですが、季節感も感じられて気分転換にちょうどいいんです。走り方は自己流でスピードやフォームを追求することもなく、ジャイブなんかの音楽に合わせてタラタラ走ってるだけ。小学校の時に陸上部だったこと以外に陸上経験もありません。ところが足の裏が痛くなってからはそうも言ってられなくなりました。調べてみたら走り方には3種類あるようなんですね。ヒールストライク走法:かかとから着地するミッドフット走法:足裏の中央部で着地するフォアフット走法:足指の付け根部分で着地するこれまで何も考えずにかかとから着地するヒールストライク走法で走ってました。これだと足裏が痛いので、昨日試しにフォアフット走法で走ってみたんです。ヒールつかないでボール部分で走るイメージです。そしたら今日、ふくらはぎとお尻にすごい筋肉痛来ました。考えてみたらサンバウォークを何キロもやったみたいな感じですから、そりゃあ痛くもなりますよね。サンバウォークの練習なんてせいぜいやっても100mくらいですよ。 これ以上あっちこっち痛くなったら叶わないので今日はミッドフット走法を試してみたんです。シーチキンの缶詰を踏みながら走る感じと書いてあったのでそのようにやってみました。驚いたことにこの走り方だとどこも痛くないし楽なんですね。忍者走りみたいな感じで上体が全くぶれません。 ミッドフット走法という名前、どこかで聞いたことあるなあと思ったら陸王でしたね。こはぜ屋の地下足袋みたいな靴ではなく、普通にABCマートで買ったasicsの靴なんですよ。それでも足裏全体で体重を受け止めるミッドフットは膝や足首などの関節に与える衝撃が少ないので怪我しにくいのではなかと実感しました。社交ダンスはハイヒールなのでこれをそのまま応用できるか分かりません。スタンダード種目によく出てくる『ボールフラット』というステップはミッドフットなのかもしれないなあと思っております。違うかな?ボディ・ケアしてます
2019/05/30
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ここ数日なんか足の裏が痛いなと思っていました。土踏まずと踵の境目あたりです。片方だけなんですけどね。どうも足底筋膜炎(そくていきんまくえん)のようです。足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とも言うそうです。主な原因は足の使いすぎ、体重の増加、扁平足や老化によるアーチの低下などで、40代以降の人がなりやすいとのこと。若い人でもマラソンランナーのようなアスリートとか、長時間の立ち仕事の人、固い床や足に合っていない靴も原因になるそうです。有森裕子さんも発症して手術されたらしいですよ。最近そんなに長時間練習してないんですけどね。やっぱり加齢と体重増加でしょうか。練習場とか試合会場とかで、時々すごく固い床に遭遇することはあります。そういえばイコス上尾は床が硬かったですね。フットワークの上手な方はならないと思いますが、社交ダンスも種目によっては足裏を酷使するかもしれませんね。特に女性はハイヒールですし、床の衝撃がもろにきます。 ほとんどの人は自然に治るようです。ただ悪化すると歩けないほど痛くなるらしいのでちょっと怖いですね。ダンスが原因ならば練習量を少し減らすとか、靴を変えるとか、かかとにかかる衝撃を減らすような工夫が必要のようです。 そして足のストレッチ。足裏のストレッチが一番有効のようですが、ふくらはぎやアキレス健も固くならないようにしておかないと、跳んだり走ったりなどの衝撃を吸収できず足底筋膜に必要以上の負担がかかるそうです。 ダンサーに足の悩みはつきものですね。いくつになっても踊っていられるように、大切にケアしていきましょう。ボディ・ケアしてます
2019/05/29
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カップル結成して間もないロペス&すぐりんペアが2019年5月26日に熊本で開催されたシニア I ラテン日本代表選考会で決勝に残りました。以前は優勝選手のみが日本代表だったんですが、数年前から緩くなって決勝メンバー6位までに変更になったんです。彼らは6位の成績でしたね。つまり日本代表です。村主選手は元フィギアスケートのオリンピック選手ですが、そんな短期間で競技ダンスラテン5種目をマスターするというのは驚異的です。一体どんな魔法を使ったのか、コーチの山本英美先生マジックもあるかもしれませんが、それにしても凄すぎです。実際に踊りを見ていないのでなんとも言えないんですが、決勝を逃したメンバーの顔ぶれを見ると信じられない気持ちで一杯になります。惜しくも7位で代表を逃した選手は茨城県のホープで、JBDF関東甲信越選手権でも往年のチャンピオンだったカップルなんです。いつも同じ練習場で見ているのでよく知っている選手ですが、彼らより上だとはまず信じられないですね。8位は今年の全日本シニアIIラテン選手権チャンピオンですし、9位はブラックプールに連れて言ってもらった福島のドニーさんたち、先日一緒にウィーンにも行ったシニアIIラテン日本代表です。そんな強豪カップルを抑えての入賞は本当にたいしたものです。 優勝は去年もチャンピオンだった選手でしたが、1次予選のジャイブが0点で、多分出遅れたか他のヒートに出てしまったのか、何かあったんでしょうね。それでも他の4種目がフルマークでしたから2次予選に進めてきっとヒヤリとしたんじゃないでしょうか。 準優勝だった選手は今年から参戦の選手のようで、どちらかが29歳か34歳の若手でした。3位から5位までも日本代表経験者やJBDFシニアラテンのチャンピオンだったりの実力者で、よく知っている選手たちです。村主さん、ものすごく練習されたんでしょうね。もともと才能ある方ですから社交ダンスなんて楽勝だったのかしら。決勝のルンバやパソで彼らに1位をつけているジャッジもいらっしゃるではありませんか。この結果は本当に驚きました。早く踊りを見てみたいです。 競技用品をお探しですか
2019/05/28
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この話はディズニー始め何度もリメイクされていますが、今日ご紹介するアラビアンナイトはヨーロッパの一流スタッフとキャストが総製作費10億円をかけて挑んだ超大作です。ストーリー展開もこれまで見たことがないもので、ディズニーとは全く違う大人のファンタジーでした。毎日女性の召使いを一人ずつ殺す恐ろしい王様の行動を止めるために、美しいシェヘラザードがワクワクするようなストーリーを毎晩語って行くというのがよく知る千夜一夜物語(アラビアンナイト)ですが、この映画ではなんと凶暴な王様がアラジンなんです。王女シェヘラザードと婚礼する予定だったアラジンが魔女の呪いで記憶を消されて失踪し、彼女はそれを追って旅してきたという設定。そしてアラジンを探し当てた彼女が語り始める物語は、自分たちがどうやって知り合ったかから始まる実話でした。バグダッドの王女(つまり自分)と、貧しい靴屋の息子アラジンとの恋物語です。もちろんそれだけではなく、継母の裏切りや王の暗殺、魔法のランプに盗賊たち、これぞファンタジーの王様ですね。 ディズニーで王女様だったのはジャスミンでしたよね。この物語でのジャスミンは元ダンサーで王女様の命の恩人、そして盗賊の頭の女でした。空飛ぶじゅうたんは出てきませんでしたね。ランプの精ジニーも。 監督は、マルコ・ポンテコルヴォ。イタリア国営放送局が2012年に威信をかけて製作したイタリア映画なんです。でも会話は英語でした。日本語字幕付きです。 アラジン役はイタリアのイケメン俳優マルコ・ボッチ、シェヘラザードはスーパーモデルのヴァネッサ・ヘスラーです。ディズニーも悪くはないですが、ちょっとキラキラしすぎで私はこっちの方が好きでした。ファンタジーはその世界にどのくらい自分が入り込めるかで面白さが決まると思うんです。ちょっと長いけどこれはオススメです。終わり方にもう一捻り欲しかったかな。この映画、見ました?
2019/05/27
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北海道で39.5度という記録的暑さだったこの週末、私たちは埼玉で試合でした。JCF第17回関東ボールルームダンス選手権埼玉大会です。埼玉も暑かったですね。35度くらいは行ってたんじゃないでしょうか。冷房の効いた室内競技で良かったですよ。会場はイコス上尾というところです。上尾市を訪れるのは今回が初めてだったのですが、家から車で1時間くらいでとても便利でした。JCFの試合のいいところは競技に合わせて受付時間が細かく設定されているので、朝超早起きしなくてもいいことです。例えば私たちが出場する関東選手権は12時頃の競技開始だったので、受付は10時から10時半までの間と決められていました。JDSFの試合のようにラテンは何が何でも朝8時集合ではないので休日を有効に使えてありがたいです。さらに試合をいくつかのブロックに分けて表彰式も小まめに行ってもらえるので選手控え室も入れ替わりがスムーズ。強いて難点を挙げるとすれば、試合会場の冷房が効きすぎで観客の方々は少し寒かったのではというくらいです。さて競技区分は27もあって複数の競技にエントリーされている選手が多かったのですが、メイン競技はアマ・プロの関東選手権でした。私たちが出場したのはアマ関東選手権ラテン。出場組数は9組でした。 準決勝、チャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブの5種目を連続で踊ります。曲が短めで汗をかく間もなく終わった感じでした。30分くらい後にすぐ決勝だったんですが、この時はルンバ踊った後に給水タイムが入ったんです。 準決が連続でしたし、日本独特の給水タイム方式をJCFでも取り入れているとは思ってなくて私は用意していなかったんですね。フロアにポツンと取り残された感じになって間が持てないので、なんか瞬間芸でもやってしまおうかとパフォーマー精神がむくむくと湧き上がってきました。幸い変な芸を披露する前に皆さんが戻ってこられたのでパソから試合続行。ジャイブは大将が変なカウントから踊り始めてまずいムードになりかけたんですがなんとか修正できて無事終了しました。あとで修正能力を自慢してましたが、むしろ出るとこ間違えたのを反省して欲しいですよ。決勝の直前に廊下で軽くリハーサルした時も間違えてて、そこを注意するようにと言ったのに同じ箇所で失敗でしたからね。私たちは準優勝でした。このブログの読者は多分おられないだろうとは思いますが、会場で応援してくださったみなさま、ありがとうございました。JCFでA級維持のためには年に2回出場してそれなりの成績を収める必要があります。今回が1回目なので後期にまたどこかの試合に出る予定。選手控え室で隣の陣地に千葉のKOSSYさんがいらして競技ダンス関連の情報交換を色々させていただきました。私たちが千葉県民だった頃、県別対抗戦でチームメートとして共に戦ったスタンダードダンサーなんですが、今は県連盟の中核を担う方になっておられてお話も面白いんです。関東選手権ラテンで優勝したカップルにインタビューされたとのことで、どんな選手なのか教えてくれました。『中央大学の学連上がりでJBDF東部のラテンA級なんだって。残念ながら千葉じゃなくて神奈川の選手だって言ってたよ。』オナーダンスでチャチャを踊られたんですが、かっこよかったですよ。若いっていいなあ。2時ごろには表彰式が終わって会場を後にしました。藤井創太選手はクロアチアだかスロベニアだかの外人女性と組んでジャーマンでデビューするらしいですね。YouTubeでその新パートナーの踊りを見ましたけど、10代後半くらいの美人です。 八谷組も競技ダンス番組の解説でこれからの抱負を語っておられましたが、日本も有望な選手がどんどん育ってきて楽しみです。ところで今日行なわれた熊本グランプリの方はどうだったのかな。ロペス&すぐりんがシニア I ラテンで結果を残せたのか、ちょっと気になります。
2019/05/26
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疾走感のあるイントロからいきなりサビで始まるインパクト満点の曲です。ラジオでなんども耳にするのでヒットしてるんでしょうか。映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」の主題歌だそうです。back numberは『わたがし』でもご紹介しましたが、高望みな恋にもだえる歌が特徴的なんですよ。今日ご紹介するような叩きつけるような歌は珍しい部類じゃないかと思います。『補い合うのなんざご免なんださぁ好きに踊ろうぜ』これは私たちカップルが練習中に、互いに叩きつけ合っているセリフです。聞けば聞くほど自分たちの歌のように聞こえます。 大不正解 back number僕等は完全無欠じゃ無い原型を愛せる訳でも無いこの無様に移ろう形を安い化けの皮を噛み付き合い 剥ぎ取り合って互いを見付けて来たんだろう補い合うのなんざご免なんださぁ好きに踊ろうぜ何を創るつもりなんだ自分で散らかした瓦礫の上同じ物を欲しがって同じ時を過ごしたのが運の尽き縁が目に見えりゃもうきっと腐ってる言葉は2層 面もそう仏の顔だって3度までを天文学的に超えてくる華麗なステップで<リピート・サビ>誰になろうとしているんだ最後はいつも自分を疑わないのに背中合わせ 槍の雨道連れ 泥舟 大アタリ地獄の果てでもとは言ったけど本当に連れて来んなよ<リピート・サビ>暑苦しいのなんざご免なんだまぁ好きに呼べばいい
2019/05/25
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日本列島は季節外れの真夏日に見舞われています。夏といえば甲子園。プレイボールのサイレンを聞くと、なぜかワクワクしてしまう大人少年・少女の皆さん、この漫画はご覧になりましたか?1980年代の大ヒットアニメなので、出て来る家電や乗り物に懐かしさを覚えながら101話を一気に見ました。上杉達也と和也の双子と隣に住む浅倉南は幼馴染でした。双子なんですが性格は似ていなくて、いい加減な兄の達也に対して和也は真面目な優等生タイプです。3人が中学3年の時から物語は始まります。ただの幼馴染から男女の三角関係へと発展していくわけですね。明青学園高等部に入学して1年生ながら野球部のエースとして活躍する和也は、美しく成長した南とベストカップルに選ばれるお似合いの二人です。達也は張り合うでもなく硬派な友人・原田と共にボクシング部に入部し、打たれっぱなしの毎日。 ところが甲子園への切符をかけた地区予選決勝の日、和也が事故で命を落とすんです。これが25話目くらいだったんですが、ここからダラダラ兄貴の達也が一念発起。2年がかりで甲子園を目指して恋と野球に命を燃やす青春ストーリーというわけです。 達也は恋愛に関してはそれほど関心がないみたいなんですが、新体操のスターになってしまった南ちゃんはいまや学園のアイドル。それを狙う強力なライバルが二人登場します。勢南高校の西村と須見工の新田。二人とも野球の方も強敵なんですね。特に須見工は2年連続甲子園出場校で、新田は登場人物の中では一番のイケメンです。新田の妹は逆に達也に夢中。 そんな色恋話は個人的にはどうでもよかったんですが、高校3年の夏の地区予選の試合は野球漫画として面白かったです。監督代行としてやって来た柏葉という男がくせ者で、話をより複雑な展開にしてくれてましたね。明青学園野球部に恨みを持っていて、野球部員を潰そうと必要以上のしごきや暴力を仕掛けて来るんです。いまの時代ならパワハラですぐクビでしょうね。試合でもエースの達也に登板させずに球拾いしかやってなかった1年に投げさせたり。いろんなテーマが盛り込まれててここ数日間はどっぷりと高校球児のドラマに一喜一憂させてもらいました。『タッチ』というタイトルは達也の呼び名たっちゃんから来てるのかと思ったら、和也から達也へのバトンタッチの意味だったんですね。原作者のあだち充さんがインタビューでおっしゃってたそうです。 岩崎良美の『タッチ』はジャイブ踊れます。
2019/05/24
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ここ最近の一番の練習テーマはセンターに集める意識です。踊るということは歩くことがベースになっているので、歩き方が綺麗なら踊りも綺麗に見えるはず。 例えばルンバウォークで1歩進む時、後ろ足が前足を通過する瞬間がありますね。この時に両足が綺麗にボディの真下に集まっているか。足というより脚ですかね。特にラテンドレスの女性は脚が丸見えなので目立ちます。集めるポイントは膝なんですね。まず膝を集めるんです。足だけでなく上半身もいくらウネウネしても次の動きに入る前に必ずセンターに戻すこと。手の動きもテキトーに動かしているよりはセンターに戻して次の動きに入る方が綺麗です。 上手な選手は遠くに伸ばした手をその後どうするのか。まず肘からボディに戻してきます。意識的に指先から戻すこともありますけどね。伸ばす時も戻す時も、基本は肘からです。 このセンターに集めるというのは、力強く美しく踊るための根本原理のようです。スタンダードの講習会でも言われました。例えばワルツのナチュラルターンの1歩目を踏み出す瞬間とか、プレパレーションで開いてた脚を集めますよね。 センターに集めるとどんないいことがあるかというと、単に見栄えだけの問題ではなく重心がぶれないという利点があります。ゴルフの練習で、軸をブラさないために脚を揃えてスイングする練習をしたことがありました。試しに脚を左右に開いたまま歩いて見てください。上体が左右にぶれます。脚を開いたままだと一人でもユラユラするんですから、ダンスで二人で組んでそれぞれがユラユラしてたら一体感は得にくいでしょう。スタンダードのレッスンで、技と技の間に必ずニュートラル・ポイントを通過するようにと言われたことがあるんですが、これも同じことだと思います。ラテンのリードもそうです。男性は繋いだ手からボディを離すことで女性を誘導しますが、必ずその後ボディをセンターに戻すんです。ゴムゴムの原理で書きましたが、女性が出て来るまでそこで待ってるわけではないんですね。センターに集める意識は個人でも必要なんですが、二人で組んだ場合の二人のセンターという意識も重要なんです。そこが二人で踊るダンスの難しさでもあり醍醐味でもあるんですね。
2019/05/23
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ナタリー・ポートマン主演のSFです。大将から、すごく面白かったから是非見てみろと勧められて見ました。ナタリー・ポートマンが出てる映画は面白いのが多いですからね。スター・ウォーズみたいなファンタジー系を期待して見たら大間違い。ホラーでしたね。好きな人はすごく好きになる映画だと思います。エイリアンものなんですけど、これまでにないタイプでした。歯がいっぱいあるようなヌルヌルした怪獣もどきでは全くありません。宇宙からやってきた生命体には違いないんですが、実態がつかめないカラフルな流動体とでもいいましょうか。生息域は広範囲に広がる虹色のエリアなんです。そのエリアXと呼ぶ場所に調査に行った人間たちは帰ってきません。多分楽しくて帰ってこないわけじゃなさそう。唯一帰ってきた男性の妻(ナタリー・ポートマン)と女性ばかり5人の調査隊が出向くことになります。果たしてどんなことになっているのか。見たこともないような理解不能の情景が次々と展開していきます。『アナイアレイション -全滅領域-』(Annihilation)は、2018年に公開された米英合作映画です。アレックス・ガーランド監督作品。SFの秀作『エクス・マキナ』の監督です。原作はジェフ・ヴァンダミアが2014年に発表した小説『全滅領域』。ちょっともう一度見たいとは思えないですが、人に勧めたい気持ちはわかる気がしました。不可思議な世界にご興味ある方、SF大好きな方にはオススメです。
2019/05/22
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天気予報の通り、朝から大荒れの空模様でした。茨城の方はまだそれほどでもなかったのですが、神奈川には大雨洪水波浪警報なんかが出てたりして大将はそれを口実に仕事を休んでいます。昨日からそれを見越して洗濯機を受け取ってくれることにもなってました。すでに予約が入っている配送の合間にねじ込んでくれたんですが、その代わり時間指定ができないと言われたので誰かが一日中家で待機する必要があったんです。昼過ぎから3時ごろにかけて先が見えないくらいの土砂降りだったんですが、夕方には雨も小降りになっていました。6時ごろ仕事から帰ると大将が古い洗濯機を磨いていて、まだ配送に来られてないといいます。もう廃棄予定の洗濯機をなんで綺麗にしてるのかちょっと意味不明。大雨の中わざわざ来てくれる配送の方に気持ちよく持って行ってもらうための彼なりの配慮だったのかもしれません。洗濯機の置いてある洗面所全体が、何やら綺麗になっていました。この調子で自分のクローゼットも片付けてほしい...。 昨日のび太さんに配送時間の指定はできないと言われたんですが、一応目安として一番早い場合と遅い場合を聞いておいたんです。遅くても5時から6時とおっしゃってたのに、すでにその時間は過ぎていました。ひどい天気だったから配送に手間取ってるのかもしれない。ブログ読み返して思い出したんですが、5年前に修理に来てもらった時も大雨でした。晩御飯の支度をしながら待つことにすると7時前に電話がかかって来ました。『今、配送センターを出ました。』30分くらいはかかりそうな様子だったので、先にご飯を食べているとちょうど食べ終わる頃に到着されました。2人組のリーダーはスネ夫でしたね。これでもう一人がジャイアンだったら面白かったんですけどね。 7年間動かしてなかった洗濯機は、どかしてみるととんでもない量の棉ボコリが積もってました。新しい洗濯機を設置して試運転してもらったら、まずその音の静かさに感動しましたよ。今までは洗濯するとテレビが聞こえなくなるので洗面所のドアを閉めてたんですが、これならその必要はなさそう。早速洗濯してみました。静かさがT社製のウリだそうですね。洗濯機替えただけなんですけど、なんだか家の中全体がリニューアルした気がしました。
2019/05/21
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令和に入ってからずっと調子が悪かったんです。うちの洗濯機。いつも2回目のすすぎに入る段階でエラーが出て止まってしまい、リスタートさせるという方法で騙し騙し使っていました。音もうるさいし。ところがついに『サービスセンターに連絡してください』エラーが。途中の洗濯物どうしようかなと色々ボタン押してたら、すすぎはできないけど洗いはできることが分かったので、とりあえず洗いモードですすいで脱水かけることにしました。2012年に前のが壊れて買い換えた洗濯機だったんですが、使い方がヘビーだったのか2年で壊れて修理してもらったんです。高機能な洗濯機は壊れやすいんでしょうかね。使い方が乱暴なのかもしれませんが...。そこから5年は頑張ってくれたのでもう保証期間は完全に過ぎたし買い換えることにして、閉店間際の家電量販店に出かけました。家電て本当にピンキリですね。昔懐かしい2槽式のもありましたし、なん十万円もする最新鋭のドラム式もあります。どんな機能がついてるのか興味はあったんですが、時間もないし今回はもっとシンプルなのにしようと大将と二人で物色していると、どこからともなくのび太くんに似た洗濯機のことならお任せ風の店員さんがサーっとやって来られました。 これまで使ってきた洗濯機の説明書を持って行ったんですが、その表紙をチラッと見ただけでこの客はどの程度のブツを欲しがっているのか分かってしまったようです。『それはお困りですね。お客様、不幸中の幸いと申しますか、今は商品の切り替え時期でセール中なんですよ。在庫があるものは限られているんですが、このタイプでしたら比較的早めにお届けできます。』 うちはカモネギコンビなのでね。店員さんの口車にスルーっと乗って蛍の光を聴きながらお会計ですよ。でも、明日の配送にねじ込んでもらえたので助かりました。ついでにビラビラしていた洗面所の電球も買えたし、なくてもいいやと見ないふりしてた台所の電球もつけかえて家中が明るくなった感じです。明日は台風並みの風雨で大荒れの天気と言ってましたので、ちゃんと持ってきてもらえるのか若干不安ではありました。
2019/05/20
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午後のスタンダード競技もラテン同様A級、B級、C級、D級とシニアIIラテンのA級・B級の試合がありました。私たちはA級戦スタンダード(栃木県知事杯)に参戦です。スタンダードA級はシニアIIA級で維持を決めているのであとはA級戦に5回出場するだけで維持完了。この試合が4回目でした。出場組数76組。昼休みが終わってすぐに予選開始でしたので、急いで髪型をスタンダード風に修正し、家から持って来たバナナとぶどうパンをかじって列に並びます。スタンダードA級戦のみに参加する選手から背番号が順番に割り振られていて、ラテンも参加した選手は中盤以降でした。競技仲間のHさんに言われるまで気がつかなかったんですが、番号の若い人はスタンダード専門のバリバリの選手が多かったようです。大会プログラムの参加者リストを見ると確かにそんな風に並んでいて、背番号が後ろに行くほどラテンとかシニア戦にも参加されている比較的ゆるい選手層になって行くんですね。要するにヒートのレベル差が顕著なんです。私たちと同じヒートの人はAB級ラテンの出場メンバーばっかりで、1ヒートの人たちと明らかに人種が違う様相でした。 1次予選はワルツ、タンゴ、スローフォックス、クイックステップの4種目です。ラテンの時は気にならなかったんですが、フロアがほぼ正方形なのでどちら側を長い方と見立てるか選手によってまちまちでした。こうなると中央付近で流れがぶつかるんですね。それでいつもの調子が出なかった選手も多かったのではと思います。これが原因であっちこっちでもめてる姿が見られました。 JBDFの試合の時は長い方がはっきり分かって踊りやすかったんですが、今回は練習エリアを多くとってあったようです。うちのリーダーもワルツの最後の方で『ボクは今どこにいるの?』状態になってしまったらしく、ありえないところでコントラチェックを無理に仕掛けてきたりしたんですよ。2次予選の時は『こっちを長い方と決めよう』ときちんと話し合ってから踊りました。スローフォックスの点が伸び悩んでいたので、もっとおとなしく踊ることを心がけたり。5回出場すればいいという緩くなった規定のおかげでずいぶん気が楽で、3次予選になるとヴェニーズも入った5種目になるからこの辺で、なんて競技選手にあるまじき不埒な考えが心の奥底でチラ見してたんです。でもその割には先生に言われたことで忘れてることはないか、何か一つでも前回の試合よりいい踊りがしたいと思ってしまうんですね。試合の合間にピョンさんが私の陣地に遊びに来てくれてダンス談義で盛り上がってました。おしゃべりは尽きることなく、楽しくて時間を忘れてたんです。ふと気がつくとフロアからクイックの曲が聞こえました。クイックが競技種目に入っているのはB級かA級だけなんですね。しかも最終種目です。隣の陣地の方が、『A級の人たちもう並んでるよ。』と教えてくださって大慌てでフロアに駆け込みました。大将が『やっと来たか。』とニンマリ笑いかけます。3次予選、さすがにもうこの辺で終わりだろうと思ったんですが運良く準決勝に残ってしまいました。先月ウィーンの会場でもお会いした新潟のISSIさんも出場されていてパートナーさんと少しお話ししました。次の海外遠征はジャーマンとおっしゃってましたね。ジャーマン・オープンのスタンダード競技は参加人数が半端ないので、勝ち進んで行くにはテクニックだけでなくものすごいスタミナが必要なんです。1次予選から5種目ですし。それに毎年挑戦されてる方々なら、日本のA級戦なんて軽い足慣らしでしょうね。 私たちはここで敗退でしたが、DCB会長のTK&アニーさんが決勝に進まれたので動画を撮りつつ応援させていただきました。撮りながら番号叫ぶとうるさい声が録画されるので、応援は曲の合間だけにしときましたよ。オレンジのドレスが大きく舞って綺麗でした。 今日はラテン15曲、スタンダード18曲で計33曲踊らせていただきました。優勝したのは両方とも千葉の若い兄妹カップルです。私たちが千葉県民だった頃、よく彼らのご両親と一緒に戦ってたんですよ。都道府県対抗戦では同じチームメンバーだったこともあります。今はターンプロされて付き添いで来られてたんですが、『頑張ってますね。』なんて声をかけていただきました。世代交代の波がズンズン来てます、来てます...。 朝早かったのでさすがに疲れて、近所の天然温泉から帰って楽しいアニメを見ている途中で爆睡してしまいビールも飲まずじまい。大会関係者、並びに参加者の皆さま、どうもお疲れ様でした。会場で応援してくださった皆さま、ありがとうございました。(おわり)
2019/05/19
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3月に予定されていた2019年度関東甲信越ブロックランキング対象競技会が日程変更でこの日になりました。栃木県知事賞も兼ねた大会です。試合会場は2週間前の試合と同じ栃木市西方総合文化体育館。家から車で1時間半くらいのところで、日帰りできるので実はこういうのが一番きついんです。4時とか5時とかに起きて支度しなくちゃいけないし、かといって前日金曜日に早寝するわけでもないので寝不足でボンヤリしたまま午前の競技に臨みます。土曜日の試合はJDSFにしては珍しいですね。 午前中のラテン競技はA級、B級、C級、D級とシニアIIラテンのA級・B級の試合がありました。私たちはA級戦ラテン(栃木県知事杯)に参戦です。ラテンA級はすでに維持を決めているので比較的気が楽な試合でした。ランキング戦だから上手な選手もたくさん参加されるだろうし、準決くらいまで行ければいいかなと。大将が好きではないらしい赤のドレスで参戦。私はこれが好きなんです。彼はいつもどこかに消えてギリギリまで姿を現さないので、一人で着られるドレスでないとで遅れそうで不安なんですよ。それだけが好きな理由ではないんですけどね。こっそり言っちゃうと、このドレスが一番お腹周りが楽なんです。出場組数23組。1次予選が最終予選だったので最初からサンバ、チャチャ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブの5種目でした。試合前に一人でルーチン確認はしましたけど、相変わらず一度も一緒に練習することなく試合に突入。先週ルーチン変更したルンバとパソで息が合いませんでした。ルンバは大将が昔のルーチンのリードをしてしまい、パソは二人並んでシンクロして踊るところで2カウントずつずれました。 以前はこんなことがあるとフロアサイドで大ゲンカだったんですが、最近はそれも無くなりましたね。踊り終わるとさっと別れて個々に次のラウンドに備えます。それぞれが自分の責任を果たせばいいだけなので、相手を責めたりするのは時間の無駄と思うようになりました。できないものは急にできるようにならないし、できることを自己責任で100%やるだけなので。 会場で本当に久しぶりなんですがピョンさんにお会いしました。カップル変わっても相変わらずの遠距離カップルですがちゃんと3年続いてて、ピョンさんがおっしゃるには離れているのが長く続く秘訣なのかもしれないとのことでした。ピョンさんが決勝の動画撮りましょうかといってくださったのでお言葉に甘えて、代わりにピョンさんたちのB級戦決勝は私が撮ることにしたんです。フロアサイドのパイプ席でスマホ構えて撮るのは初めての体験でしたね。次に踊る予定の女性の選手が座る椅子です。動けないので目の前で踊ってる選手を避けて撮るのってちょっと難しいです。ちゃんと撮れてるか心配。準決・決勝はルーチンの間違えも特になく無難に踊れました。最近は平日練習出来ないので試合で練習してます。遠距離カップルはきっとみんなこんな感じなんでしょうね。ピョンさんたちもそうだとおっしゃてました。貯金があるからできるんだとのこと。亡くなったケンケンさんがおっしゃってたそうです。 2週間前の試合でツバメが入って来た窓は、今日は締め切っていて暗幕が引かれていました。私たちは4位でした。応援してくださった方々に『残念でしたね』と声をかけていただいたんですが、自分的にはそれほど残念に思ってなくて、こんなに練習してないのによく決勝に残らせてもらえたもんだというのが本音でした。大将はどうもそうではないらしく、競技仲間の温かい言葉に癒されたようです。気を使っていただいてどうも有難うございました。燕尾服に着替えてから気がついたんですが、大将のラテンズボンのお尻に茶色のファンデーションのシミが玉のように点々とついていました。粒に立体感があるんですよ。いつから付いていたのか全く記憶にないそうなんです。チューブを踏んづけてブシャっと飛び散った感じで、そのままにしておくと他のにも付きそうだったので除菌シートで懸命に拭き取りましたよ。 拭き取りながら気がついたんですが、大将のラテンズボンは相当年季が入っててお尻がテカテカでした。練習用のズボンで試合に出てたらしいです。お腹周りが楽だから...。(つづく)
2019/05/18
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ルンバでかかる曲です。先日頂いたCD『DANCELIFE latin inferno』の中に入ってました。1999年のウエストライフのヒット曲です。誰もが何かを探し求めていて、たいていは意外な場所で見つかると歌っています。特別な何かを見つけたら、翼がなくても飛べるんだよって。この歌はラブソングなので、歌ってる人にとっての特別なものというのは『愛する君』なんですけどね。オリジナルは少しテンポがゆっくりなんですけど、いい曲です。Westlife - Flying Without WingsEverybody's looking for that somethingOne thing that makes it all completeYou'll find it in the strangest placesPlaces you never knew it could beSome find it in the face of their childrenSome find it in their lover's eyesWho can deny the joy it bringsWhen you've found that special thingYou're flying without wingsSome find it sharing every morningSome in their solitary nightsYou'll find it in the words of othersA simple line can make you laugh or cryYou'll find it in the deepest friendshipThe kind you cherish all your lifeAnd when you know how much that meansYou've found that special thingYou're flying without wingsSo impossible as they may seemYou've got to fight for every dream‘Cause who's to know which one you let goWould have made you completeWell, for me it's waking up beside youTo watch the sunrise on your faceTo know that I can say I love youAt any given time or placeIt's little things that only I knowThose are the things that make you mineAnd it's like flying without wings‘Cause you're my special thingI'm flying without wingsAnd you're the place my life beginsAnd you'll be where it endsI'm flying without wingsAnd that's the joy you bringI'm flying without wings
2019/05/17
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ブランデー好きの痛風持ち、生まれた子供はみんな若くして死んでしまい、6回の流産と6回の死産で心も体もボロボロだった女王アン。彼女が唯一心を許せたのは幼馴染で親友のサラ公爵夫人だけでした。大奥のような話だなあと思っていたんですが、どうやら実話のようです。サスペンス的要素は創作かもしれませんが。18世紀初頭、イギリスを統治していたアン女王は男勝りのサラに公私ともに頼りきりでした。好戦的なサラは議会を牛耳りフランスとの戦争を推し進めています。サラは女王の私室に出入りする鍵も持っていて、宮殿内でも誰もが一目おく存在になっていました。そこへ没落貴族の娘アビゲイルが親戚筋を頼ってやってきます。召使いとして雇用されますが出世欲の強い彼女は痛風に悩む女王に薬草を摘んで取りいり、次第に頭角を現して行くんですね。サラのいたポジションをどうやって乗っ取っていくのか。ドロドロしててあんまり気持ちのいいものではありませんが、史実を深読みするとこういうこともありうるかもしれないといった内容の物語でした。『女王陛下のお気に入り』(The Favourite)は、2018年のアイルランド・アメリカ・イギリス合作映画です。監督はヨルゴス・ランティモス。第91回アカデミー賞では最多9部門にノミネートされ、アン女王を演じたオリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞しました。サラ役はレイチェル・ワイズ、アビゲイル役はエマ・ストーンです。女の戦いは怖いですねえ。公式サイトはこちらです。
2019/05/16
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競技ダンスでジャッジを務められる先生方は、ほぼ一日中立ち仕事できついだろうなあといつも思います。級別戦というのは、ただでさえ甲乙つけがたい選手たちの踊りに優劣をつけなくてはならないので難しい作業です。大抵の場合、競技ダンサーはいいとこもあり悪いところもあるので、そのどっちを重視するかで全く評価が変わってきます。絶対的な基準があって誰が見ても同じ評価になるのであれば機械に判断させればいいですよね。スピードを競う競技なんかはみんなそうです。オリンピック競技に参画するために新審判方式が考案されたり、競技ダンスの評価方法もいろいろ工夫されて来てはいます。しかしそれが使われるのはグランプリレベルの試合だけで一般の競技会ではまだ審判個々の裁量に委ねられているのが現状です。試合を観戦しながら、自分がジャッジだったら誰を優勝させるかとか考えることありませんか。表彰式で予想してた結果と違ったりすると、誰がどの選手にどんな評価を与えたのか気になってネットで公開される順位表をじっくり眺めたりします。ジャッジは多数決ですので、簡単に言えば5人審判の3人がいいと思った選手が優勝なんですけど票が割れて1位がばらけた場合は2位を一番多く付けられた人が優勝だったりすることもあります。1位を2位と評価していたとかは、競技ダンサー本人にとっては大事かもしれませんが多数決の観点では誤差範囲みたいなものです。ただ他のジャッジ全員が1位つけてるのに一人だけ最下位とか付けてると、このジャッジ見る目あるのかと疑ったりしたくなりますよね。どの辺を重視してその評価になったのか伺いたくもなります。ジャッジの方々は集計結果を知らないことが多々あって、帰り際に『何位だった?』とか聞かれることがあるんですよ。自分がいいと思ってる選手が他のジャッジから評価されてなかったり、ダメだと思ってた選手が優勝しちゃったりしたら、帰り道も心中穏やかじゃないかもしれません。自分が教えてる生徒さんにはできる限りいい成績をとってもらいたいと思う親心も働くでしょうし。みなさんも経験あるかもしれませんが1点差に泣くことはよく起こります。1点差でギリギリ上がれたこともあると思うんですが、そっちはあまり記憶に残らないんですよ。ジャッジだって人間ですから見落とすこともあるんですね。ドイツの試合で昔アマラテンのチャンピオンだったストッケーブローが旗揚げ方式でジャッジしてて、優勝の選手に一人だけ6位上げてるの見たことあるんです。目の肥えた人だってそうなんですから、慣れてないジャッジならもっとでしょうね。相性とかもあると思うんです。人間誰しも好きなタイプとかありますから。サマンサ先生が、自分の好きなタイプの踊りじゃなくても自信を持って『これが自分の踊りだ』という表現をしていると点を入れたくなるとおっしゃっていたことがあるんです。要するに競技ダンスのジャッジはそれくらい流動的なものだと割り切って、結果に一喜一憂しない方がいいということです。イチロー選手も引退会見でおっしゃってましたが、『計りを自分の中に置く』のが一番です。競技会でのパフォーマンスが今の自分にできるベストだったか、やれることを全部やりきったか。答えが『YES』なら成績はどうあれ、心は晴れやかでいられると思います。
2019/05/15
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前作でちょこっとカメオ出演していたジョニー・デップがこの作品では主役級でした。ファンタスティック・ビーストのシリーズ第2作目、サブタイトルにもなっている『黒い魔法使い』は彼です。顔はシザーハンズやアリスの時みたいな白塗りですけどね。ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅で捕まったゲラート・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が移送中に脱走します。ダンブルドア(ジュード・ロウ)は昔『血の誓い』を交わしていて戦うことができない事情があり、教え子のニュート・スキャマンダーにグリンデルバルドを追ってくれと頼みに来るんです。ニュートはお騒がせな事件を起こしたので旅行禁止命令が出ていて、兄も所属する魔法省に入れば解除してやると言われていました。自由人の生物学者ニュートは入省なんてまっぴらでした。ニュートの自宅が出て来るんですが、想像をはるかに超える魔法界の生き物たちの楽園でしたよ。そこで彼の留守中生き物係をやってる女性が一人いるんですけど、日々のお世話が相当大変そうでした。 グリンデルバルドはパリで『魔法族の正統な権利の拡大』を旗印に信者を集めて一大勢力となっていました。彼はダンブルドアも認める凄い魔法使いだったんですね。 前作では1920年代のニューヨークが舞台でしたが、今回の戦いの場はパリです。グリンデルバルドを追う魔法省、別行動してパリに密入国していたニュートたち。果たして彼らはパリをグリンデルバルドの魔の手から救えるのか。 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald)は、2018年のアメリカ・イギリス合作映画。デヴィッド・イェーツ監督作品です。ハリー・ポッターたちがホグワーツで学んでいた時の教科書『幻の動物とその生息地』の著者がファンタスティック・ビースト・シリーズの主人公ニュート・スキャマンダーという設定だそうです。ハリーの時代よりかなり前の話になりますね。ダンブルドア校長もまだ若い教師です。 脚本はハリー・ポッター・シリーズの原作者J. K. ローリング。全5作の予定だそうです。ハリーの時もそうでしたが、間がかなり空くので前作のストーリーや登場人物を忘れてしまうんですね。これ誰だっけみたいな人たちが当たり前のように登場して来るんで、しばらく腑に落ちないまま物語が展開していきます。ハリー・ポッター・シリーズに登場してたらしい人々もずっと若い姿で登場して来るし、それほどマニアでない私のような人にとっては振り返る時間が欲しい作品ではあります。ファンタジーとしては極上で、映像技術の進歩もあるでしょうが見たこともない世界を見せてくれるでの満足度は高いです。これからご覧になる方は前作をちょっとおさらいしてから見ることをお勧めしますね。 公式サイトはこちらです。
2019/05/14
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声が出なくなる風邪で会社を休んでいた大将は、近所のかかりつけの診療所に行きました。なんとザビエル先生も同じ風邪にかかっておられて、分かり合える診察をしてもらったとのこと。母子共通の遺伝子に関わる生命の神秘かと思ったら、単にこのタイプの風邪が流行ってただけだったんですね。NHKスペシャル『シリーズ人体 II』でDNAスイッチという興味深いテーマを扱っていました。子供は無限の可能性を秘めていると言われますが、実は大人にもそれはあって、才能が開花するかどうかは関連するDNAスイッチがオンになるかならないかで決まると言った内容です。スイッチは分かっているだけで2万個ほどあるとのこと。前回のトレジャーDNAの話も面白かったですけど、DNAスイッチは現在世界の遺伝子研究で最もホットなジャンルだそうです。例えば双子の宇宙飛行士の実験例。一人は宇宙ステーションに340日滞在して、その間地上にいたもう一人のDNAスイッチとの違いを比較したところ、9000以上の明らかな違いが現れたそうです。無重力状態で生活すると骨がもろくなるんですが、それに対抗するように『骨を作れ』スイッチがオンになっているとか、宇宙空間から降り注ぐ放射線のダメージに対抗するために『損傷したDNAを治せ』スイッチがオンになっているとか。いくら食べても太らないとか、大酒飲みでも長生きとかいろんなタイプの人がいるのは、与えられた環境にどの程度適応できるかというのが決め手なのかもしれません。急激な気候変動とか、飢餓とか、流行病を乗り越え人類が絶滅せずに来れたのはDNAスイッチのオン・オフの組み合わせが可能なおかげでしょうかね。一卵性双生児の場合生まれ持った遺伝子は同じはずなのに、一人は病気になってもう一人はならないというケースが多く存在するのも、遺伝ではなく環境や生活習慣でもなく、むしろDNAスイッチの状態に関係するらしいです。ジョンズ・ホプキンス大学のベイリン博士たちは『がんを抑える遺伝子』というのを発見されたそうです。がん患者にはスイッチがオフになっている人が多くいるとのこと。スイッチがオフになった状態では、DNAメチル化酵素という聞きなれない物質が『がんを抑える遺伝子』を折りたたんでがん細胞の増殖を抑える物質を作れないようにしているらしいです。このスイッチをオンにする臨床実験もアメリカで行われていて、末期の肺がん患者の肺から次第に癌が消えていく様子が示されていました。生命維持に直結するようなスイッチは親から子へと受け継がれるらしいんですね。実験用のラットにある特別な匂いを嗅がせたあと電気ショックみたいなことを繰り返していたら、子供はその匂いを嗅がせただけで怖がるとか。人間も生まれた段階ではスイッチは全てニュートラルらしいんですが、メタボ系の父親から生まれた子供は『体脂肪を貯めろ』と『食物を摂取せよ』というスイッチだけはオンになっているそうです。ダイエットで一時期話題になった飢餓スイッチがオンのまま生まれてくるってことでしょうか。この話の流れからするとダイエット失敗するのは親のせいってことになりますね。DNAスイッチが世界中で今ホットな研究分野なのは、いろんな可能性が考えられるからだと思います。運動能力を上げる遺伝子とか、記憶力が上がる遺伝子とか、老化を止める遺伝子とか、免疫力を上げる遺伝子とか。ありそうな遺伝子のスイッチを探り当てて、それらをオンにしていく方法が分かれば人類の可能性が革命的に広がりますよね。個人的には花粉症スイッチみたいなものがあるならそれをオフにして欲しいところです。ダンスに関連するスイッチは全部オンに!オンにできるスイッチの数に上限とかあるんでしょうかね。いずれにせよ今まで気づかなかった分野で才能が開花して運命が変わるかも。再放送は2019年5月15日(水) 午前0時35分だそうです。ご興味ある方はお見逃しなく。
2019/05/13
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母の日の今日、茨城県ボールルームダンス連盟主催の練習会がありました。数日前、大将のお母さんから『母の日のプレゼント、ありがとう』という電話があったんですが、声がガラガラだったんです。連休中の精力的な活動で疲れが出たのか、寒暖差の影響もあるのかもしれませんが声が出なくなるタイプの風邪でやっと話せるようになったとのこと。なんと大将も声が出なくなったんです。遺伝子的に同じタイプの風邪にかかりやすいとかあるんでしょうか。生命の神秘を感じました。単にそういう風邪が流行ってるだけなのかもしれませんけど。JBDF茨城県登録のアマ競技選手を対象とした練習会は今回初めて案内をいただいて参加させていただいたのですが、これで4回目の開催だそうです。会場はヒロウエムラダンススタジオ守谷教室。茨城県の登録選手は無料、他県の選手は参加費1000円です。13時開始の練習会に少し遅れて到着すると、すでにラテンの躍り込みが始まっていました。ヒート分けしてチャチャ、サンバ、ルンバ、パソを2ラウンド踊って、関東甲信越の大会でジャッジをされている先生方に講評をいただきます。大将は準備運動が長いので躍り込みには参加できずフロアサイドにひっそりと立っていたんですが、なんと講評の後に表彰があって私たちの名前が呼ばれたんです。 海外遠征中で表彰式に参加できなかったので、今日その賞状と賞品を頂きました。賞品はスパイキーとラテンのCDでした。どうも有難うございます。日本インターへの派遣資金も頂きました。14時からはスタンダード講習会です。講師はJBDFプロ・スタンダードB級の横尾組。まず基本的な立ち方、そしてクローズドチェンジでムーブメントの基本を教えて頂きました。どちらかの足にしっかり乗るというオンバランスによって自然に生まれる体の傾きや、力を集めることの重要性などのお話を伺って、ワルツの簡単なベーシックで実践してみます。先生が参加者全員と一人ずつ踊ってくださったんです。上手な先生は存在感が違いますね。自分のいるべき場所がものすごくわかり易いんです。 15時からスタンダードの躍り込み。ワルツ、タンゴ、スローフォックス、クイックステップの4種目をヒートに分かれて2ラウンド踊りました。最後の講評でジャッジの先生方が一言ずつアドバイスをくださいました。競技会では二人のハッピーな雰囲気を出すこと、フットワーク、アライメントなどの観点を教えて頂きました。審判はフロアに入場する時点から選手たちを見ているのだそうです。そしてその時点から綺麗で上手な選手をすでに探し始めているとのこと。あたふた踊る場所を探したり、男性が女性をエスコートしないで出て行ったりするのはNGですね。堂々と優雅に、いかにも踊れるダンサー風に入場しましょうとのこと。 綺麗で上手というのはドレスやお化粧じゃありません。最も重要なポイントは形、ムーブメント、そして音楽性。この辺はどの競技団体でも同じだと思います。 実力伯仲でどっちにしようかなというときは女性が綺麗な方を選ぶと冗談でおっしゃってましたが、人間ですからそういうのもあるかもしれませんよね。1点を争う競技ですから美しく装うことに関して手を抜かないほうがいいということです。 16時に終了して早々に退散した私たちはこの後一旦自宅に戻って軽く夕食を食べ練習場に行きました。平日は練習できないので週末の練習時間は貴重です。パソの新しいルーチンや昨日個人レッスンで教えていただいたルンバのポイントなど一つずつ確認しながらビデオで撮ったりして改善点を探して行きました。 日曜の夜の練習場は貸切状態なので何度もパソをかけさせてもらったりできてよかったです。昼の混んでる時も避ける練習ができるというメリットはあるんですけどね。大将は声がしゃがれて出ないので、練習時も比較的寡黙で穏やかな一日でした。
2019/05/12
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令和最初の競技ダンスクラブ・ビューティ講習会です。会場は茨城県南生涯学習センターウララビル5F軽運動室。埼玉でJBDFのラテンA級戦があって、そっちにも出たかったのですが講習会を優先しました。レッスンの機会は貴重なので可能な限りのがしたくないんです。試合はまだ後期にもありますからね。ラテン講習会の講師は石原蘭羅コーチです。今日は珍しく二人揃ってピンクの服でした。前回からDCB独自のベーシックルーチンを練習し始めて、今回のテーマはサンバでした。ルンバもちょっと復習がてら踊りました。SNS等での公開禁止とのことで詳しく知りたい方は講習会に参加してください。 代わりに個人レッスンで注意された事柄を少々書いておこうと思います。立ち方と歩き方です。種目はルンバ。ターゲットは女性でした。クネクネしすぎて強さが欲しいパートでもボディトーンが潰れて見えるとのご指摘です。さらに足をまっすぐに見せようとするあまりコンパスのような堅いイメージの歩き方になっていて、膝の緩みとしなやかさがたりないそうです。ルンバウォークの1番が見えすぎて4番が見えないとのこと。立ち方と歩き方って踊るより前の基本ですが、未だに駄目出しされることが多いです。5種目の踊りこみでは前回のレッスンでルーチンが変わったパソがボロボロで泣きそうでした。 後半のスタンダードはもっと大変でした。前回のスローフォックストロットのベーシックルーチンを復習していただいたんですが、それもひどい出来で今日初めて参加された方々の方が覚えが早かったりして情けない感じです。さらに今日はタンゴのベーシックルーチンを1周分覚えることになったんです。 先生がさらさらとよどみなく解説してくださるので、そのときはなんとなく分かった気になって聞いているんですがいざ踊ってみてくださいと言われると順番も覚えられないし大将のリードも訳が分からないし。まるでロシア語で哲学の授業でも受けてるみたいな気分でした。何か質問ありますかと言われても質問さえ思いつかないほどです。こんなについていけてなくて大丈夫なんだろうかと先々が不安になりました。 5種目の踊こみの後に先生方が明日山梨でデモをされるとのことで、美しすぎるスローフォックストロットを見せてくださいました。スタンダードの個人レッスンでご指摘を受けたんですが、私は回転系になると頭がまっすぐに立ってしまう癖があるそうです。ららちゃんのシェープはどの向きでも綺麗でした。どういうイメージ持つと頭を左にキープできるんだろう。以前レッスンで、首は左肩甲骨の上で回すと言われたんですが、自分ではそれやってるつもりでも外から見るとできてないみたいなんですよね。今日は男性の背番号を覗き込むようにと言われました。前回のレッスンの様子はこちら。次回は2019年7月20日(土)の予定です。ご興味ある方は下記のサイトをご参照下さい。競技ダンスクラブBeauty
2019/05/11
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『スター誕生』はバーバラ・ストライザンド主演の大好きな映画だったんですが、それが3度目のリメイクだとは知りませんでした。レディ・ガガ主演のこの映画が4度目のリメイクだそうです。ある男性スターが、無名の女性シンガーを発掘してスターにした後、自分は落ちていくという物語。芸能界の光と陰の交錯、その間に芽生える愛みたいなものがテーマになっています。無名だけど才能ありの女性シンガー役は実力がないとできないので、本当に歌の上手い人がキャスティングされます。バーバラもすごかったけど、ガガも流石でしたね。最初はビヨンセがこの役をやることになっていたみたいです。ジャクソン・メイン(ブラッドリー・クーパー)はスター・シンガーでした。しかしすでに歌への情熱は消え、酒とドラッグに溺れてツアーをこなす日々。ある日コンサート後に立ち寄った場末のバーで、アリー(レディ・ガガ)の歌を聞いたジャクソンは彼女の才能に惚れ込むんですね。ビビる彼女を自分のライブステージに引っ張り出し、そのデュエットが観客から大いに受けたことで彼もまた音楽に対する気持ちがリフレッシュされた様子でした。ジャクソンはアリーとツアーを周り、次第にお互い惹かれあっていきます。一方これまでジャクソンを影で支えてきた兄ボビーとは実家の土地の売却問題で不仲になり解雇することに。アリーの才能に目をつけたエージェントが彼女をソロのシンガーとしてメジャーデビューさせようと接触してきます。売れっ子になっていくアリーに、一人になってしまったジャクソン。二人は結婚するんですが、ジャクソンはますます酒浸りになっていきます。『アリー/ スター誕生』(A Star Is Born)は、ブラッドリー・クーパー監督による2018年のアメリカ映画です。ジャクソン役やりながら監督もこなしてたんですね。1作目は1937年制作だそうです。私は3作目とこの4作目しか知りませんが、元を知らなくても知っていても十分に楽しめる映画だと思いました。レディ・ガガは奇抜なプロモーションビデオのイメージしかありませんでしたが、普通の人の役もうまいです。2019年のアカデミー賞で、主演女優賞、主演男優賞、作品賞、助演男優賞、脚色賞、撮影賞、録音賞と7部門でノミネートされながら惜しくも最優秀賞にはどれも選ばれませんでした。ゴールデングローブの方は『シャロウ』が主題歌賞をとっています。公式サイトはこちらです。
2019/05/10
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生まれ変わって変な虫とかになったら嫌だなと思ったことがあります。そもそも輪廻転生って本当にするんでしょうか。このアニメは異世界でスライムに生まれ変わるお話なんです。主人公の三上悟はサラリーマンで、通り魔に刺されて死亡。気がつくと水色のゴムマリみたいな様相のスライムに生まれ変わって洞窟にいました。でもタダのスライムじゃなかったんですね。生まれ変わると同時に、大賢者というスーパー頭脳のアドバイザーを味方につけました。スライムなので大きく延び広がることができて、取り込んだ敵の能力を自分のものにできる捕食者というスキルをゲットしたことで強い魔物へと進化していきます。転生した洞窟内部は魔素濃度の高いヒポクテ草がたくさん自生していました。それを取り込むことで自然治癒能力も上がります。洞窟内にはいろんな魔獣が住んでいるんですが、捕食者の能力で次々とそれらを退治してスキルを手に入れていくんです。 第1話はペースの速いRPGみたいでした。勇者によって300年も洞窟内に封印されていたドラゴンとは友達になって、リムル・テンペストという名前をもらい彼を封印ごと捕食して洞窟の外へ出ます。そこはジュラの大森林と呼ばれる場所でした。 この世界では魔物には名前がなく、名前を与えられるというのはとてつもなく名誉なことでした。名前をつけるとその分魔素を消費するのでそう簡単には与えることができないものなんです。洞窟でたくさんの魔素を捕食して来たリムルにとってはたやすいことだったので、敵対していたゴブリン族と牙狼族の戦いを収め集落の全員に名前を与えてリーダーになります。さらに街を発展させるために隣のドワーフ王国から腕利きの職人を招いたり、オークの軍団を撃退したり、近隣の王国と同盟を結んだり、スライムながらも大活躍。だいたい負ける気がしないんですよね。強そうな相手でも丸のみすればこっちのものだし、困った時には大賢者がアドバイスしてくれるので怖いもの無しです。ちなみにこの世界には人間もいます。妖精や魔獣もたくさん出ています。 テレビアニメ第1期は全25話で今年3月に終わりました。平和で面白かったのでもう一度最初から見直してゼロからの王国建設の世界観を楽しんでいます。『転生したらスライムだった件』は、伏瀬によるWEB小説が原作だそうです。公式サイトはこちらです。
2019/05/09
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イギリスのロックバンド『クィーン』の映画がヒットしたことで、最近テレビでもよく特集番組が放送されるようになりました。可愛かったドラムのロジャー・テイラーがカーネル・サンダースみたいになってたり、ギターのブライアン・メイがバッハみたいな風貌になってるのには驚かされましたが、もうフレディが亡くなってから20年近く経ってるんですね。クィーンの曲はよくバンドでコピーして演奏していましたので馴染みが深く、映画のヒットで若い世代の人たちにも話が通じるようになって嬉しい限りです。彼らの代表曲であるボヘミアン・ラプソディは3つの曲を合わせて作ったのだとフレディ自身が言っていました。フレディの生前のインタビューで、彼は1日に10曲くらい作ると言ってましたね。凄いペースです。 映画は1970年のまだブライアンたちが学生バンドを組んでいた頃から始まります。数学と音楽の才能は脳の近い部位にあるという話を聞いたことがありますが、ブライアンは天文学者なんですよね。すごく頭のいい人なんです。 ロジャーも歯医者になろうと大学で勉強していて、ブライアンとスマイルというバンドで活動していました。スマイルのボーカルが抜けた時に、バンドのファンだったフレディが声をかけてきてクィーンが結成されます。 ベースのジョン・ディーコンはオーディションで決めたようです。フレディを中心とした伝記映画なので、彼の私生活とクィーンの活躍が並行して描かれていきます。フレディがインド人だったことも、メアリーという女性にプロポーズしていたこともこの映画で知りました。映画の主軸になっていたエピソードは2つです。一つはタイトルになっているボヘミアン・ラプソディの制作秘話。6分という長さでラジオではかけてもらえないとレコード会社に却下されそうになるんですが、それを乗り越えてクィーン最大のヒット曲になるという話です。 もう一つはフレディがエイズに感染しているとわかった後のライブエイド出演。このパフォーマンスはすごかったです。チャリティとして成り立つのかと心配していた事務局に、クィーンの演奏をテレビで見た視聴者から寄付の電話が殺到します。改めてフレディのエンターテナーとしての才能を見せつけられた気がします。フレディを演じたラミ・マレックはこの役でアカデミー主演男優賞を受賞しました。『ボヘミアン・ラプソディ』(Bohemian Rhapsody)は、2018年のイギリス・アメリカ合作映画。ブライアン・シンガー監督作品です。ブライアン・メイがインタビューで『ボヘミアン・ラプソディ』の歌の意味を聞かれていたんですが、それは誰にも分からない謎だそうです。
2019/05/08
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ゴールデンウィーク中にイップ・マン3部作を見ました。イップ・マンは実在の人物で、ブルース・リーに拳法を教えた師匠なんです。不条理な体制に苦しめられている大衆の味方といいますか、誰もが勝てない敵に一人立ち向かって勝つという、ものすごくすっきりする香港映画です。3作とも主演はドニー・イェン、監督はウィルソン・イップです。 第1作目は2008年に制作されました。中国広東省で詠春拳を教えていたイップ・マンは、物静かな正義の人です。彼と戦って名を上げようとする拳法家の挑戦をことごとく退ける凄腕でした。美人の奥さんと可愛い息子もいて豊かな暮らしを送っていたある日、街が日本軍に占領され生活が一変します。司令部として邸宅も没収され、あばら屋で生活しながら日銭を稼ぐイップ・マン。妻も病気になってしまいました。 日本軍は空手を練習していてその相手となる中国人を探していたんです。勝ったらコメを一袋やるというので志願者は多かったんですが、中国人を人と思ってない嫌な日本兵がいるんです。気にくわないとすぐピストルで殺したりして。友達を殺されたイップ・マンは一矢報いるために10人相手に戦って勝つんですよ。これを見た空手有段者の司令官が、自分も腕試ししたくなるんですね。いろんなエピソードが盛り込まれていてアクションシーン満載。最後はこの司令官とイップマンの一騎打ちでした。第2作目は2010年制作の続編です。日本軍の支配を逃れ香港に移り住んだイップマンはここで武館を開こうとします。ところが既に多くの流派がいて参入するには師匠たちの許可が必要でした。師匠同士の戦いは見応えあるんですが、中でも元締めのホンとの戦いはアクロバット連発ですごかったですね。 この頃香港を統治していたのはイギリスで、ホンはイギリス警察の所長に賄賂を渡すことで香港武術会を維持していました。このやり方に反発したイップ・マンは武館を開けなくなって公園で稽古することになります。その香港武術会にイギリスからボクシング・チャンピオンが試合を挑んでくるんですね。ホンは名誉のために戦いますが命を落とし、リベンジとしてイップ・マンが名乗り出ます。1作目でもそうでしたが、試合の元締めが敵側なので不公平なやり方で試合は進むんです。それでも期待に応えてくれるイップ・マンの活躍。もうすっかりハマりました。第3作目は2015年制作。香港で有名人となったイップ・マン。今度の敵は闇試合で稼ぐアメリカ人(マイク・タイソン)で、イップ・マンの息子が通う小学校を地上げのターゲットにしていました。学校に火をつけられたり子供を誘拐されたりと手下どもに嫌がらせを受け、イップ・マンがボスに一対一の対決を挑むんです。 息子が同じ小学校だったので協力して戦っていたティンチは、同門の詠春拳でした。自分の武館を持つためにどちらが正統派かはっきりさせたいと挑戦してきます。イップ・マンはその戦いをすっぽかすんですね。実は美人の奥さんが余命いくばくもない病気で、彼女のたっての願いだった社交ダンスを一緒に踊っていたんです。戦いも見ものですが、イップ・マンのマンボも見ものですよ。イップ・マンを演じたドニー・イェンは『宇宙最強』と言われているそうです。年齢はシニアIII世代(=グランドシニア)ですけど体力年齢は30代くらいなんでしょうね。トム・クルーズも凄いなと思いますが上には上がいるもんです。我が家ではイップ・マンの戦いの構えがプチブームとなっております。
2019/05/07
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午後のプログラムはグランドシニアラテンから始まりました。A・B・C級の予選、準決、決勝です。グランドシニアは3月の選手権で決勝入りしてA級維持を決めているので今回は出場しませんでした。グランドシニア戦が終わったあと、午後2時ごろからシニア戦が始まります。種目はチャチャ、サンバ、ルンバの3種目です。A級戰は出場組数15組でシニア戰のトップに予選開始の予定でした。ところが整列してみると16組いるということで、会場係と進行係の先生方で行き違いがあり、急遽C級戰からスタートすることになりました。C級戰のチャチャの曲で少し足慣らしにフロアサイドで踊ってみたんですが、タンゴ同様音楽がとてもゆっくりなんです。これは相当身体使って踊らないと音が余るなと思いました。シニアだから速い曲は大変でしょうという配慮ではないようなんですね。サンバは普通のスピードなので。 シニア戰の方もA・B・C級があって、A級戰だけは決勝に残ったメンバーが貼り出されずに一組ずつ呼び出されてチャチャを踊ります。スタンダードの時と同じで背番号に関係なく順不同で呼び出されるのですが、今回は3番目に呼ばれました。一体何の順番なんだろう。あいうえお順かな?午前中から会場内にいたツバメは飛び疲れたのか天井に張り渡されたロープに止まってじっとしています。まるでエンビを着ているような白と黒の出で立ちなので、本当に家泉先生がツバメの姿を借りてジャッジに参加しておられるような気がしました。会場内のいろんな方々から声援を送って頂いてとてもこころ強かったです。どうもありがとうございました。優勝です。オナーダンスはルンバを踊らせていただきました。この日踊ったのはスタンダード17曲、ラテン11曲で合わせて28曲です。ゴールデンウィークで毎日ビール飲んでたせいか、ドレスがきつかったです。大会会長の久保田先生にこの盾を頂いて、『日本インター、がんばってよ!』とエールを送っていただきました。エントリー代を事務局に出して頂いてますのでね。あと1ヶ月、気合いを入れ直して身体絞っていこうと思います。 4時頃会場をあとにして、田植えが終わったばかりの美しい田園風景と緑の山々を眺めながら家路に着きました。幸いUターンラッシュの路線ではなかったようで、道路は空いてました。史上初の10連休も今日で終わりですね。皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。リフレッシュできましたか?うちはレッスン1日、試合2日、練習3日でダンスは計6日でした。普段できないような家の中の片付けも少しできたので、後半お天気に恵まれて良かったです。 明日から始まる一週間は長く感じるだろうなあ。朝夕の寒暖差が激しいのでどうぞ皆さんもお体を大切になさって下さい。(おわり)
2019/05/06
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令和になって最初の試合です。JBDF関東甲信越ブロックは一般の級別戰の他にシニア戰があって、JDSFと若干年齢区分が異なります。シニアは男女共35歳以上のカップル、グランドシニアは男性が55歳以上で女性はアマであれば何歳でもOK、スーパーシニアは男性が65歳以上で女性は年齢不問です。今年からシニアの関東甲信越選手権が開催されるようになって、優勝すると日本インターやスーパージャパンカップに派遣してもらえるという特典が付きます。子供の日の今日は快晴で絶好の行楽日和でした。試合会場は栃木市西方総合文化体育館です。家から車で1時間半くらいのところで、9時に到着するとちょうど開場されたタイミングでした。午前中はスタンダード競技です。去年まではシニア戰のみだったのですが、今年からグランドシニアにもスライド登録されてA級になっていましたので維持のためにまずはグランドシニアA級戰に参戦です。他にグランドシニアB・C・D級もあって、人数的にはC級が一番多かったです。グランドシニアA級スタンダードの参加人数は13組で最初から準決勝でした。種目はワルツ、タンゴ、スローフォックストロットの3種目です。決勝進出者は貼り出されずに呼び出しで、背番号を呼ばれたカップルはワルツを一組ずつ半周ほど踊りました。 呼ばれる順番がランダムだったんです。私たちは背番号は若い番号だったのに呼ばれたのが最後から2番目でちょっとヒヤヒヤしました。ジャッジは7名で3位の成績でした。 続いてすぐにシニア戰が始まりました。A級スタンダードは参加組数が17組。こちらもシニアB・C・D級の試合があって、人数的にはB級が一番多かったです。種目はワルツ、タンゴ、クイックステップの3種目を踊ります。 準決勝踊ってる時だったか、ツバメが開場に入ってきたんです。時々いい声で鳴いたりしてアニーさんが『家泉先生が様子を見に来られたのかもしれませんね。』とおっしゃってました。家泉先生にはパートナー賞を頂いたことがあって、あの時はまだお元気だったのになあと懐かしく思い出しました。決勝はグランドシニアと同様で1組ずつ呼び出されてタンゴを踊りました。ここでも呼び出し順がランダムで、私たちは最後だったんです。もう呼ばれないのかと思ってしまいました。 最後に踊るとすぐ次が全員で踊るワルツに入るので、ちょっと大変なんですけど一般戰では5種目連続が当たり前ですからね。シニアに対する配慮なのか、タンゴの曲がやけにゆっくりでした。シニア戰は5位でした。優勝はダントツでTK & アニーさんたちです。これでスタンダードシニア・グランドシニアA級維持完了です。(つづく)
2019/05/05
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ゴールデンウィークも残すところ後3日になりました。思いっきり布団を干したり服を虫干ししたりという当初の目標が全く実現されていませんでしたので、今日は練習を休んで冬物から夏物への大転換を実施しました。朝からいい天気で絶好の衣替え日和です。競技ドレスも3つ捨てました。ラベンダーダイヤモンドと孔雀ドレス、そしてひよこドレス。どれも思い入れのあるドレスばかりですが、かなり着込んで他人に譲れるほどのクオリティは残していませんでしたので悔いはありません。さて、今日のテーマはここからです。脊髄損傷で手足が動かせ無くなった方に対する画期的な治療法の番組を見ました。iPS細胞の話かと思ったら違いました。札幌医科大学で開発されたそうです。患者自身の骨髄液を採取して、その中に含まれている間葉系幹細胞という万能細胞を何万倍かに培養して、それを点滴でたった一度体に戻すだけで自身の持つ自然治癒力が増大して目をみはる回復を見せるんです。これは凄いですね。競技ダンスだって怪我がつきものですから、知っておいて良かったなんてこともあるかもしれません。 今月中旬からは保険適用で治療を受けられるようになるとのこと。ただしまだ実験段階なので人数の制限や損傷してからの経過時間に条件があるようです。 もう一度歩きたい、自分の力でご飯が食べたいという願いが叶うかもしれない。今は脊髄損傷患者だけが対象のようですが、将来同じ方法で認知症や脳卒中なども治すことができるかもしれません。 問い合わせが殺到しているかもしれませんが、詳しい情報はこちらからご覧ください。札幌医科大学付属病院
2019/05/04
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競技会の後に受けたララ先生のスタンダードレッスンでは、女性の右回転と左回転のコツみたいなものを教えていただきました。20分だけですのでそんなに盛りだくさんというわけにはいきません。まずヴェニーズのリーバスターンは、フレームを残し、頭で円を描くようにと言われました。頭で円を描くと目が回るんですよ。天井をぐるっと見ないで進行方向を見る意識を持つといいようです。 ナチュラルターンは逆に頭は残してフレーム先行させる意識を持つとうまくいきます。両方とも下半身から動き始めるのは同じで、上半身の動きはあくまで下半身の動きに連動するものだそうです。正幸先生にも別のレッスンで言われたんですが、下が止まって上だけで何かするということはないそうで、特に男性が腕で女性を引っ張ったり押したりという動作はありえないとのこと。gently(優しく穏やか)なジェントルマンでなければなりません。 ラジオで聞いた話ですが、令和というのを英語の新聞ではビューティフル・ハーモニーと訳されているそうです。深窓の令嬢とかいうと、箱入りの美しいお嬢様な感じしますもんね。令という字には美しいと言う意味があるのでしょう。 社交ダンスに求められるのはまさにこのビューティフル・ハーモニーです。時代がついてきた感じですね。その美しいハーモニーを見ている人に感じてもらうには、水鳥が水面下で必死に水をかいてるみたいに思いっきり足腰を使う必要があります。スタンダード5種目のほとんどは右回転と左回転から成り立っていますので、この2つを制すればこわいものなしのはず。そう簡単にはいかないのが社交ダンスの面白いところなんですけどね。
2019/05/03
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前回のスタンダードの試合のビデオを見ていただいて、石原正幸先生にアドバイスをお願いしました。私たちの踊りは勢いはあるけどバランスが崩れて見える箇所が多いようです。まず組み方からもう一度立て直すことになりました。 たての軸は男性と女性それぞれの左右の軸からなる4軸。これが綺麗に立っている必要があり、どこかの軸が歪んでいたり捻れていたりずれていたりすることなくそのままの形で滑らかに動くのが理想だとのこと。以前は組み方として女子のスライドとか習いましたけど、それをやりすぎて一番肝心な大黒柱がちゃんと立ってない状況になっているようでした。先生と組んでいただいて、自分の立ち位置がずいぶん中央よりになっていまっていたのにまず驚きました。『これって、先生が細いせいでしょうか?』思わず質問してしまいましたが男性と女性の右を合わせるというのが、思っていたよりずっと外側だったんですね。体の左側が相当フリーな感覚です。これを上半身のスライドで作るのではなく、左足のつく位置で決めなさいとのことで、すごく安定しますし視界爽快。次にフレームで作る横の軸ですが、この高さを決めるのは女性なんだそうです。以前は男性の左手は男性の目の高さとか言われていました。カップルバランスのいいカップルはそれで大丈夫かと思いますが、うちのように身長差があるカップルでそれをやると女性のバランスが悪くなるんだそうです。実際後ろから見ると女性の右手が高いので歪んで見えますし、このまま踊ると左肘が突っ込んでいくように回転してしまいます。男性の左手は女性の目の高さに合わせること。『え? 私ってそんなに背が低いんですか?』と思うくらい男性の左手は低かったですね。でもそうやってホールドを作るととてつもなくバランスがいいんです。今まで味わったことのない踊りやすさでした。組み方が整ったところで動いてみることになりました。4軸をずらさないように、まずそこが一番の基本だからということでスウェイもシェープも最小限でほぼまっすぐ見てワルツを踊ります。コネクションは1センチずれただけでもダメなんですね。右軸のキープに全神経使って、お皿の上に乗せた卵を落とさないように踊るみたいな難しさです。そういえばコーヒーカップをお皿に乗せたまま(紅茶だったかな?)ワルツを踊れるという、ヒルトンだったかシンキンソンだったか有名な選手がいらっしゃいましたね。さらにちょっと気を許すと男性の左手が上がってくるし、右肘が下がってくるのでフレームのキープも気を抜けません。でもこの軸の意識が神経すり減らさずにできるようになると、もっと安定した踊りを手に入れられるのだろうと思いました。『バランスがいいカップルが一番強く見える。』コマも軸がゆらゆらしてるよりまっすぐ回ってるのが強いですもんね。
2019/05/02
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令和初日の今日は有明DTCにレッスンを受けに行きました。ララ先生のラテンレッスンではパソドブレを見ていただきました。試合のビデオを見ていただいて気になったのがパソだとのことだったので。海外の選手は表現がはっきりくっきりしているので私たちのぼんやりした踊りとの差が目立つんでしょうね。二人の踊りが揃ってないということで、最初の数小節と後半のフラメンコタップの部分のルーチンを変更しました。全体を通じて踊り方で問題だったのは手の表現です。パソドブレは闘牛士やフラメンコダンサーを演じますので手の表現は需要なんです。闘牛士は手にケープを持っていますからそれっぽく動かさないといけないし、フラメンコダンサーもカスタネットや扇子を持ったりして手首や指を動かし続けています。一番のポイントは手を体から遠い位置に置いて踊るということ。男性はケープを体から遠い位置で構えていないと牛に突かれますし、女性はフラメンコドレスを大きく翻してかっこよく舞う。どちらも手を体のそばに置いておくよりはそれっぽくなります。 ウィーンの大会で一緒に戦ったスペインのマニエルが、試合の合間に他のスペインの選手たちと話していたんです。その中の一人の選手がもうすぐ踊る順番だったのか気合いを入れるために太ももを手でパンパンて叩いたんですよ。するとそれに呼応してマニエルたちスペイン男子がフラメンコダンサーみたいなカタカタ足を踏み鳴らすステップを始めて手で体のいろんな部分をリズミカルに叩き始めたんです。 かっこよかったですよ。思わず見惚れました。スペイン人にはこういうのは体に染み付いているんでしょうかね。すごくサマになってるんです。大将が踊るとなんか違うんですよね。フラメンコダンサーというより歌舞伎?みたいな。自分も盆踊り?みたいなんですけどね。大将のお母さんがレッスン見学に来られていたので、このあと一緒に秋葉原で焼肉食べて帰りました。正幸先生のスタンダードのレッスンも受けたんですが長くなりそうなのでその話はまた後日。
2019/05/01
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