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「現郷から幻境へ、そして現況は?」と名付けられた横尾アートの集大成の展覧会。開館前の9時半過ぎから門前に並びました。もともと横尾忠則のグラフィックアートは大好きなので、今回の展覧会も楽しみにしていたのですが、500点以上の作品があり後半はさすがに疲労困憊でした。懐かしのポスターや、かつて森羅万象展や冒険王展で見た大作もあり、ドキドキワクワク感もあったのですが、最近作のカラフルで大きな筆致の大作を見続けていると、だんだん飽きてきてしまったのも事実でした。年齢のせいか、集中力が無くなってきたことを痛切に感じます。例えば、Y字路シリーズも当初のシンプルのものから、真っ暗なものや逆に派手派手なものへと多様化しており、もうどうでもよくなってしまいました。全体的にあれもこれもと盛沢山すぎ、もう少し精選されていた方が良かったかなと思いました。しかし85歳になっても、これだけの創作意欲に溢れた作品を生み続ける画家には拍手です。(7/22)
2021年07月26日
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この展覧会に合わせて、村上朝日堂を再読した。村上春樹のゆるい文体にぴったりの安西水丸のイラスト。村上作品にたびたび登場するワタナベ・ノボルは安西水丸の本名とのことでした。私は主に村上作品でしか安西水丸のことを知らなかったのですが、この展覧会で非常に多方面で活躍していたことに感激しました。特にデビューはガロのマンガであったことは新たな発見でした。あの虚無感のある作風が後年のイラストにつながっていたのかと興味深く感じました。多くの作品に見られる横の一直線は、喘息のため幼少期に母親と二人で暮らした千倉の海の水平線を表しているとのこと。ほるぷ出版の日本文学全集の装画にもこのホリゾンが使われており、とても素敵でした。全巻揃えると、さぞ楽しいことだろうと思いました。資生堂アウスレーゼのコピーが印象に残りました。「小学一年生のとき、交通安全のポスターで一等になって南房総・千倉の駅長さんの敬礼に見送られて東京に出てきました。(中略)あれから35年間ずっと今日まで小学生の絵を描きつづけている僕は、普通の人です。」ステキなフレーズです。のちに出てきた小学生の時に描いた校内水泳大会のポスターを見て、なるほどと思いました。会場デザインにも工夫が凝らされており、安西水丸の魅力たっぷりの展覧会でした。(7/18)
2021年07月21日
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まず、入ってすぐの第一会場で、これぞイサム・ノグチだという迫力ある展示に心つかまれました。巨大な提灯の集合体を中心に石のオブジェが配列されていて、幻想的な空間でした。紙と石と灯りと異空間を楽しむことができました。この彫刻「下方へ引く力」も横浜美術館に行くたびにいつも見とれているものです。生物=ニシキヘビのようにも見えるのですが、材料は大理石です。ひとつの大理石を削ったのかとばかり思っていたのですが、どうやら2種類の石をくっつけて作成されたようです。継ぎ目がまったく分かりません。閉じた輪ではなく、わざとっずらしているところに彼の思想があるのでしょう。今回の展覧会で展示されていた年譜を見て、イサム・ノグチはコロンビア大学に在学時に野口英世のアドバイスで医者をあきらめ、彫刻家になったということをはじめて知りました。第三会場は香川県のイサム・ノグチ庭園美術館から運んできた石の作品で占められていました。ここは札幌のモエレ沼公園とともに以前から一度出かけてみたかったところで、映像を含めて、現地の雰囲気を味わうことができました。哲学の庭、思想の庭、小宇宙・・・難しいことを考えずにぼうっと眺めているだけで時間がたつのを忘れました。(6/26)
2021年07月03日
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東博本館の正面奥のこじんまりとした会場での特別展。背景に三輪山のパノラマ写真と三つ揃いの鳥居のセット。中央に堂々と立つ十一面観音像。圧巻でした。奈良の聖林寺には過去2回、出かけました。本堂に大きなお地蔵様が控えていたことを覚えています。その奥の回廊を上っていくと収蔵庫があり、そこに十一面観音像が控えていました。今回はその収蔵庫での展示に比べて360度の角度から眺めることができてました。この観音像の素晴らしさは堂々とした体躯。そして、指の造形の絶妙さにあると思います。特に水瓶を持つ左指。こんな形に指が動くのだろうかと真似をしてみましたが、自分の武骨な手では無理でした。ただ、お顔の表現は金箔の落剝があり、一瞬、しかめ面をしているように見えてしまい、それが少々残念でした。 (6/26)
2021年07月03日
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6月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:4411ナイス数:210革命前夜 (文春文庫)の感想日本人留学生の主人公が出来すぎの感があるが、ベルリンの壁崩壊前後の激動の東ドイツのありさまにグッと引き込まれた。クラッシックを絡めていたのもとてもよかった。しかし密告社会は恐ろしい。現在の香港を思い浮かべる。読了日:06月30日 著者:須賀 しのぶアースダイバーの感想東京の街を地形を元に様々な観点から眺めた一冊。史実もあろうし著者の妄想もあろう。理解できる所もあるが、あまりの飛躍についていけない部分も多かったが、得体のしれない面白さがあった。読了日:06月28日 著者:中沢 新一東京タイムスリップ1984⇔2021: Tokyo Time Slip 1984⇔2021の感想著者と同年代の自分はこの写真のほとんどの場所に立っていた。35年間で変わったものと変わらないもの。得たものと失ったもの。現在の写真はコロナ禍のマスク姿の人々。異様だ。こんな時代もあったねといつか話せる日が早く来てほしい。小田急線の踏切が今も残っていたとは知らなかった。ロマンスカーの写真がステキ。読了日:06月27日 著者:善本 喜一郎水都 東京 ――地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外 (ちくま新書)の感想東京の街歩きの指南本としてはやや難解だが、それは他書に譲るとこととして。下町やウォーターフロントから山の手そして、国分寺崖線まで水をテーマにして論じているのは楽しい。キーポイントは神田川に玉川上水。読了日:06月24日 著者:陣内 秀信高円寺純情商店街 (新潮文庫)の感想昭和の商店街で育った正一少年の思い出話。実在する高円寺純情商店街の名前の由来が分かった。次回の街歩きに役立てたい。読了日:06月24日 著者:ねじめ 正一ウイスキー完全バイブルの感想家飲みの参考に。カラー写真で分かりやすい。シングルモルトにハマってしまった。読了日:06月20日 著者:華麗なる一族(下) (新潮文庫)の感想WOWOWのドラマをようやく追い越した。上巻中巻に比べ下巻は一気読み。時代は昭和48年か。こういう出来事を通して今の銀行があるのですね。万俵コンチェルンのその後は?美馬は大蔵大臣になれたのだろうか?いろいろ考えるところが多い。山崎作品にまた挑戦したい。読了日:06月20日 著者:山崎 豊子華麗なる一族(中) (新潮文庫)の感想ストーリーはどんどん辛くなる展開になってくるが、逆に読み進めずにはいられないといった状況。大介と鉄平を足して二で割ればきっと素晴らしい経営者になるのだろうなぁ。。読了日:06月18日 著者:山崎 豊子華麗なる一族(上) (新潮文庫)の感想wowwowの中井貴一主演のドラマに合わせて読み始めたが、なかなかはかどらずにやっと上巻を読了。妻妾同衾など言葉の古さもあるが聞いたこともない異常さ。万俵一族の悲劇に突き進むのだろうか?読了日:06月14日 著者:山崎 豊子流星ワゴン (講談社文庫)の感想リストラ、妻の不貞、息子の家庭内暴力とどん底状態の主人公がたどるファンタジーの世界。父と息子という親子の関係が切なく、心に響く。読了日:06月05日 著者:重松 清チームIIIの感想チームで走る駅伝を評価していなかった山城が襷を日向に渡す。指導者としてのやりがいを感じた山城の成長が素晴らしい。この本を読んでしまうと今夏のオリンピック、ぜひ開催してほしい気持ちにもなる。現在のアスリートたちの複雑な心境を察します。読了日:06月01日 著者:堂場 瞬一読書メーター
2021年07月03日
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