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3年ぶりにグラナダを訪れた僕のグラナダの朝は外に出てカフェとトーストから始まる。これがないと1日を上手に始められないのだここで朝食を楽しみながら自分の気持ちをチューニングしていくそれが済むと ゆっくりと散歩に出かけるコースはその時の天気と僕の気分次第途中 実がなり始めたばかりのザクロが僕の目に留まったその佇まいに見とれながら 僕はしばし呆然とした「僕は かつて住んでいたはずのこの土地でグラナダの名でもあるこのザクロに気付かなかったのだろうか?」それは 少なからず僕に衝撃を与えたざくろを見てないからといって、誰かが僕を非難するとも思えないし僕の人生に大きな影響を与える種類の出来事ではないのかもしれない僕は自分にこう語った「君は 今まで周りが何も見えていなかったのではないか・・」と僕は、これをこの時期この場所で気付く必要があったしそれを受け入れる勇気が必要であったのだそれだけでもこの土地に帰ってきた充分な意味があったというものだ帰国前、お世話になっているある方の家に招かれ部屋を通されると、奇遇にもテーブルの上にざくろが置かれていた。興味津々で僕がざくろを見つめていたからかどうかは判らないが帰り際にお土産としてそのざくろを頂いたナイフで開けてみるとその中は、まさにルビー色の宝石の果実そのものであった僕はその赤い宝石をグラナダと共に一粒噛みしめたその味は甘くそしてほろ苦かった
2008.11.27
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先日 愛知県尾張瀬戸にて「ラテンスケッチ2008」というイベントに参加させていただきました。古くから伝わる陶器の息吹が今も色濃く残る町尾張の人たちの顔つきや言葉そして佇まいは道産子の僕の目にはとても新鮮に映りました今回の主催者であるピアニストの波多野泉さんとの出逢いは今から10年以上も前、僕が初めてグラナダを旅した時でした。あるお店の片隅で一心不乱にピアノを練習していた彼女声をかけて話をさせていただいた後、家に招かれお茶や食事を振舞っていただき、また そこで今回の共演者でもあるギタリストの長尾ゆうたろう氏とも知り合う事にもなりました。このきっかけを元に どれだけ多くの出逢いが訪れたのでしょうもちろん 人生で何が起こるかなんて判るわけがないのですがそれを、もしくは「縁」というものを自覚しはじめたのはこの時だったのかもしれません。その後、フラメンコギターを弾き始め、やがてはグラナダに住む事になるなんて夢にも思っていなかったのですから・・・この土地でつながった彼ら彼女たちと共演したい!と自然に願うようになったのはいつ頃だったのでしょうかそんな動機の強いステージ。個人的な反省点はさておき、いい空気の流れる幸せな時間でした。皆さんからでてくるエネルギーがビリビリ伝わってきました僕も頑張らなくては!1部1 幻想舞曲集より(饗宴) ホアキン・トゥリーナ作曲・・・ ピアノ2 Quizas、Quizas・・・ピアノ、歌3 スペイン組曲より(グラナダ) イサーク・アルベニス作曲・・ピアノ4 Alma de mujer チャノ・ドミンゲス作曲・・・ピアノ、踊り5 フラメンコ ギターソロ「タランタ」、カンテソロ「マラゲーニャ」 バイレソロ「ティエント」、「アレグリアス」2部1 アコーディオンソロ2 エル・チョクロ・・・アコーディオン、ギター3 タンゴ イサーク・アルベニス作曲・・・・ピアノ4 タンゴフラメンコ・・・・ギター5 リベルタンゴ アストル・ピアソラ作曲・・・全員アンコール アディオス・ノニーノ アストル・ピアソラ作曲 ピアノ 波多野泉、アコーディオン 檜山学唄 大渕博光、ギター 長尾ゆうたろう、渕崎昭彦踊り 小菅理恵、清水順子パルマ(手拍子)生田りさ
2008.11.24
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風邪がやっと治りました。ある一冊の本を読みました。主人公は日系アメリカ人2世、時代背景は太平洋戦争から東京裁判まで。ロスのリトルトキオで生活していた彼らの環境はパールハーバー攻撃が始まったことで激変する、アメリカ国籍を持ちながらも,日系というだけで財産を没収を受け強制収容所に収容されてしまう、アメリカ人からは差別を受け、また日本人からも同様の差別を受け、やがて彼は葛藤の中アメリカ軍の日本語通訳諜報部隊として戦場に出る事を決意する。終戦後、彼は日本に配属となり、その語学能力を生かし東京裁判で通訳モニターの職務につくがまたそこでも個人の能力ではなすすべもない公正とは遠い事態を目のあたりにする。歴史は勝者の都合によって刻まれる・・・・・・・・・・・(脚色はあるものの基本はノンフィクションです)二つの祖国に等しく忠誠と誇りを見出しまさに時代の中を激闘する主人公の生き様に僕は言葉にできない何か強烈なものを感じた これを書き上げた著者もまさに命賭けの仕事だったのではなかろうか
2008.11.15
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ブログの書き込みが停滞しております・・・出演情報です11月21日(金) Latin sketch ラテンスケッチ2008 場所:瀬戸蔵 つばきホール(愛知県)時間:開場 18:30 開演 19:00料金:3,000円(全席自由)出演:ピアノ・波多野泉 フラメンコギター・長尾ゆうたろう、渕崎昭彦 アコーディオン・檜山学 フラメンコ舞踊:小菅理恵、清水順子
2008.11.08
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