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出演情報です石岡美紀フラメンコ「情熱・2022」2022年11月27日(日)開場 18時開演 19時場所 六本木クラップス出演 踊り 石岡美紀他、カンテ 廣重有加ギター 渕崎昭彦料金 7,700円(1プレート、1ドリンク付き)配信 2,500円
2022.11.26
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何と! ワールドカップ初戦日本がドイツに勝ちましたねいやはやお見事です!さて 前回の続きですクルソが始まると、朝食後は朝の個人練習、午前はクルソ、昼食休憩(シエスタ?)の後は宿で習ったことの復習、練習。夜は何かしらのコンサートといったなかなか濃密なスケジュールで進んでいくわけですが(この期間 様々な会場でジャンルを問わず素晴らしいギターコンサートが催され受講生は無料または格安で見ることができるのです!)まずはマエストロ・マノロの「オーディションクラス」についてまず「オーディション」というのが何かの選抜や審査を意味するのか?と疑問に思っていたのですがどちらかというと自己紹介的な意味合いが強くマノロの前で自分が聞いてほしい一曲を弾きそれに対してレクチャーを受けるという内容でした、とはいえ クラス時間は限られており全員が弾く時間はないので希望者のみということになります(90分のクラスで2名が弾きました)僕の出番はありませんでしたがそのレクチャーを聴講しながら何をどのように改善していくのか?技術的なアプローチ、コンパス・リズム的なアプローチ、和声進行、メロディの動き、フラメンコ的なニュアンス等々自分が弾かない時間でも様々な角度から、より客観的な視点で学ぶことになります今回のクルソの総合テーマである「フラメンコギターの自然と形」フラメンコに携わるうえで自由が許容される面があると共に、守るべき形式や様式美が存在することから、それらを「どのように踏まえていくのか」「なぜ そうそうあるべきなのか?」「その背景は何か?」という視点から具体的に語られるマエストロのレクチャーは間違いなく 今の自分の基礎原動力となるものでした(ただ 僕の語学力では相当な取りこぼしがあったはずです・・)ちなみに1番手に弾いたクラスメイト10代中頃のスペイン人の少年はラファエル・リケーニの「ソレア」を一曲弾きとおしたのですがフレーズとコンパスの関連性の説明を受けて細部を修正していくことでより「フラメンコ」な演奏へとどんどん変化していきましたその後「いいレッスンだったね!どんどん良くなってたよ!」と声をかけたところ彼は僕に苦笑いしながらこう答えました「緊張して 何も覚えてないよ・・」とそういうものかもしれませんね 笑
2022.11.24
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さて前回の続きとなりますが、ここで このクルソがどんな構成カリキュラムだったのかを簡単に書いておきますね 1日5時間×8日間 計40時間だったのか10日間で50時間だったのかは残念ながら失念してしまいましたクラスは下記のように5段階のレベルに区分されそれぞれ担任の講師が付きます1 上級 2 中級の上3 中級の中4 中級の下5 入門、初級各クラス10名づつの定員50名と聞いていましたがこの年の上級は2名のみだったようで、マエストロ・マノロが担当します(どこかの部屋で極秘のレッスンでも行われていたのでしょうか?レッスンはシャットアウトされていたようです、ちなみにこの二人は既にプロ活動をしているようで門下生候補なのでしょう、完全なプロクラスですね)2の中級上はマノロフランコが担任見る限りでは、既に相当弾けていてプロへの予備軍というところでしょうか?10名のクラスでした僕は3の中級の中だったわけですが、ホセ・アントニオ・ロドリゲスが担任コンパスやテクニカ等の基本ポイントはそれぞれ踏まえていて次のステップへ向かう層のようです。10名のクラスです最後に4と5中級の下と初級の担任はパコ・セラーノ当時のコンセルバトーリオコルドバ王立音楽院の首席教授ですね、ここは20~30人位いた気がします一応担任制という事になっていますが、特にそれにより、何か特別な事があるわけでもなく 笑実際は高校の授業のようにカリキュラムによって、クラス単位でそれぞれの教室へ移動し学ぶ形を取っていきます例えばリズム系の曲種の理解、ファルセータ、歌伴奏については マノロ・フランコの部屋へリブレ(自由リズム)の曲種の理解、ファルセータ、歌伴奏についてはホセ・アントニオ・ロドリゲスの部屋テクニカ&オーディションクラスはマノロ・サンルーカルの部屋尚、最後の2日間は歌い手と踊り手も交えた伴奏の実践訓練となり、受講生全員が参加となります、踊り伴奏はパコ・セラーノが担当講師でした(ゲストの歌い手の名前は失念しましたが、踊りはパコ・セラーノの妹さんで当時コルドバのタブラオで踊っていたようです)書いていて思いますがなかなか濃密ですよね!続く
2022.11.20
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スペインの生活で欠かせないものと言えば毎朝のカフェ・コン・レチェ!近くに良さげなバルを見つけまずはカフェとトスターダ(トースト)で落ち着いた朝食を取り,予定より早めの時間に会場へ(この辺は実に日本人的な習性なのかもしれませんが、正直なところ、この国ではいつも物事がスムーズに行かないといいますか、多くの場合において僕の意志とは関係ないところでトラブルに巻きもまれてるため、それを想定していての行動だったのでしょう)受け付けは珍しくスムーズに進み、まずはマエストロ。マノロを始めとする講師陣の紹介から講師陣にはマノロ以外に「マノロ・フランコ」「ホセ・アントニオ・ロドリゲス」「パコ・セラーノ」と言った大活躍中のギタリスの3名このクルソの主旨、10日間のカリキュラム等の説明等の後に先日送った音源審査に基づいたそれぞれのクラスの発表ということで一人づつ名前を呼ばれその担当クラスのレッスン会場に移動するわけですがはい僕の名前は見事に呼ばれませんでした!笑心の声「どうして いつもいつもこうなのだろうか?」という感じですね 笑一人ポツンとしているとマエストロ・マノロが僕の方に寄ってきてこう言いました「このMDは君のだね?残念ながら我が家ではMDを聴く事が出来なかったついては、今 君のレベルを判断するからここで弾いてくれたまえ」と「なぜこの国は 僕にとんでもない試練をいつも与えるのであろうか?!!」そんな事を思いながらも、緊張する間もなくすかさずケースからギターを取り出しチューニング後 マエストロの前で演奏させてただきました!そして最初の30秒で「クラス・メディオ」の一言を頂きました5段階クラスの丁度 「真ん中」ですそして、このレベル判定は後日 見事に的を得たものであることを実感することになります!さてさて続く
2022.11.16
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バックパックに最低限の着替えと歯ブラシ、そしてタオルとシャンプー等を詰めこんでギターを片手にいよいよコルドバへ向かう事にあっ途中 宿で洗濯することも想定して詰め替え洗剤も持参しますさすがに10日分の着替えを持っていくのは厳しいですよねセビージャからコルドバまでは高速バスで約2時間30分位だったでしょうか?到着したら、ますは宿探しから!今、振り返ると「「何の手配もせずに行くなんてとてもリスクが高いなぁ・・」と考える位には僕も年齢を重ねたわけですが、当時は、旅人時代の習性が色濃く残っていたこともあり、恐らくは「何とかなる」と思っていたのでしょうクルソ会場から、ほぼほぼ近い場所に、オスタルと呼ばれる安宿を見つけ無事10日間確保確か1日12ユーロの部屋だったような気がします部屋は簡易ベッドと小さな机と椅子のみでシンプルと言いますか、無駄がないといいますか、徹底的に狭い部屋です、バス、トイレはもちろん共同。でもパティオと呼ばれる中庭があったことで、ここで各国から学びに来るギタリスト達とワイワイ集う貴重な経験をすることにもなりました。夜、少し涼しくなってきたコルドバのある広場で持参したおにぎりを食べていると時を知らせる教会の鐘の代わりに「ホアン・セラーノ」というコルドバのギタリストの「ソレア」のフレーズが街に響き始めました!ここが「コルドバ」フラメンコやギターがアンダルシアのそれぞれの町とどのように根付いているのか、明日から始めるクルソへの期待と不安を感じつつそのあくまで静寂な夜の空気と肌触りは今でも僕の細胞のどこかに確かに刻まれているようです続く
2022.11.15
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今の様にスマホもなく、また異国の地でパソコンも所有していなかった僕は、異邦人ご用達のネットカフェへと辞書を片手に向かったコルドバ・ギターフェスティバルのサイトにアクセスしてみると、どうやら申し込む為にはいくつか所定の作業を行う事が必須のようだ・・(電話で申し込みをして、現地で料金を支払えば完了!というような、さすがにローカル習慣とは異なるらしい・・)まずはネットで申し込みして、指定銀行に然るべき金額を振込し、別途 郵送でなぜか?写真を2枚送付(これは 現地で発行される証明書に使われました 納得!)そして、指定された形式で自分が演奏した2曲をカセットテープまたはCDで送付と書かれているではありませんか!!オーディションという名目ではなくあくまでクラスのレベル編成に使われるとのことで、本当にマノロがそれを聞いてくれるか否かはさておき、(仮にマノロが聞くならば、最初の30秒で実力は判断できるかとも思いますが・・)いかなる理由があろうと、こちらも真摯に取り組むのが当然というものです、せっせと練習するのは当たり前ですが、このアウェイの地では CDを録音する機材もなければ、カセットテープを録音する装置もないではありませんか!当時、誰かに借りるという発想は皆無だった僕は当時、MDが全盛期の時代であったので「マノロだってMDは聞けるだろう!」と判断して録音後郵送したのですがこれが、後日ちょっとしたハプニングへのきっかけになるとは、もちろん気付いていませんでした・・続く
2022.11.09
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ここで コルドバという街について少しだけ書いておきますねスペインはアンダルシア地方にある古都コルドバは、他のアンダルシアの都市と同じくイスラムの統治下であった長い歴史があり、観光の名所でもある「メスキータ」というイスラム建築様式の寺院が今も残っています但し、歴史の途中で奪回したカトリック達が手を加えてしまったこともあり、イスラムとカトリックが混在する形になっています。それをどの様に捉えるかは各々の歴史観に任されることになるかと思いますが、機会があったら一度ぜひ見て欲しいなと思いますまた、かつてセファルディと呼ばれていた旧ユダヤ人街も残っており、この地の複雑な歴史を垣間見ることが出来るかもしれません「道路で目玉焼きが焼ける!」と言われる位、夏が暑い事で有名なこの地ですが、大学等も多く、セビージャが芸術の都であるならばさしずめコルドバは「学問の都」と言われたりもしています、街を散策すると、どことなく適度に落ち着いた空気感が残るのも、そのせいなのでしょうか?「アラビアのロレンス」という映画でベトウィンの族長(首長?)が接見を許されたロレンス氏に対して、こんな言葉を述べていたシーンがありましたね「ロンドンで松明を灯していた頃コルドバでは既にガス灯が灯っていたのだ!」と(多少表現に誤差があるかもしれませんが・・それは許してください!)
2022.11.03
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時を経て僕はスペイン・セビージャという街に住んでいた2002年頃だ少しはフラメンコギターの事が判ってきた、あるいは「フラメンコ」が見えてきた・・・そんな異邦人の勝手な思い違いはこの地での生活を重ねれば重ねるほど自らの在り様に容赦なく刃を向け自分はまだ入り口にすら辿り着いていないという事を思い知らされながらも、日々訪れる学びに喜びを感じつつ、同時に翻弄されているかのような生活に身を置いていた。ある踊り教室の稽古伴奏に伺った時だ、「マノロのファンダンゴ弾けるかしら?」と踊り手の先生に質問された※ ファンダンゴはフラメンコの代表的曲種形式のひとつ 「あの・・・知りません」と答えたところ彼女は。やれやれと言った表情を浮かべながら親切にこう教えてくれた「マノロのタウロマヒアというアルバムを聴きいてみなさい、このアルバムは絶品で、フラメンコに携わっている人ならば皆、聞くべきアルバムよ。そして じっくりと味わいなさい・・」とまた、様々なレッスンやクルソ(ワークショップ)を受講していると、これはマノロの有名な練習曲、エクササイズだよと教わりながら、それは学びの大事な共有財産であるかのようにフラメンコギタリスト達に浸透し、僕も。それらに触れる機会に少しながらも出逢えるようになってきた。マノロの弟子といえば「ビセンテ・アミーゴ」とまずは頭に浮かんでいた認識は少しづつ書き換えられ「ラファエル・リケーニ」「ニーニョ・デ・プーラ」「ペドロ・シエラ」「チクエロ」他多数の活躍するギタリスト達は皆、彼らの門下であったことも知るようになった毎年7月に開催される、コルドバのギターフェスティバルについては、セビージャ在住のフラメンコギタリスト達の話もよく耳にした。ジャンル問わず素晴らしいギタリスト達のコンサートや講座が催され、またそれらを求めて世界中からギタリスト達が学び集い、街はギターの色彩に染まるそして、その中にはマノロが主任講師である10日間のフラメンコギターのクルソがあり、かつては 11歳のビセンテアミーゴが見出された場でもあるという「いつか 僕も受けられるのだろうか?」という気持ちは、「そこに行くべきだ!」という想いに徐々に変化していた続く
2022.11.01
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