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「フラメンコギター演奏時にリズムを足で刻んだ方が良いですか?」こういう質問を良く受けますこれは演奏者自身が決定することですが、それは目的として?なのかあくまで手段として?なのかをまず考えていくのが良いかもしれません以前、あるスペイン人のギタリストがこう発言してました「舞台上にある音は、全てコンパス(リズム)として必要な音であるべきで、そしてそれはギタリストの足の音も同様である、自分のために踏んでいるのか、他者に聞かせるために踏んでいるのかを知るべきであるし、その音に責任を持たなければならない」と1970年代のパコ・デ・ルシアの映像を見ると、かかとの高い靴で、足でリズムを取っていますが、その音そのものが、天然のパーカッション的な役割を果たしています少し、視点を変えて「パルマ・手拍子」を考えてみると良いかもしれませんパルマは手拍子のみならず、足の音が入ることで、より安定すると共に、低音と高音の複合による多声的なリズムハーモニーを生み出してくれますまた、上半身のみではなく下半身も積極的に演奏に参加させることは、全身でリズムを感じることになるので練習ではどんどん使用すべきだと思いますただ、ここでくれぐれも注意してほしいことは、その足の音は、あくまでコンパスですので、やみくもに、力任せに足を踏まないことです。また強く踏み過ぎて、上半身のバランスを崩してギターの演奏に支障がでてしまうと本末転倒です、あくまで体内のコンパス(リズム)を自然に下半身にも伝えていくように練習していくと、身体のより多くの部位を使う事でリズムの習得に役立ててくれるのではないでしょうか?あと大事な点として、」足の音は、かなり振動しますので、近隣の住環境への配慮だけは気をつけてください!!僕も、スペイン在住時に近隣からかなりクレームを頂いてしまい、そのおかげで、かなりコントールを学びましたが、少し、強めに踏みたいときはそれなりのスタジオ等を借りた方が賢明かもしれません!
2023.02.15
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ギターの寿命に関しては、よく聞かれる質問です正直なところを言えばこれは「判らない・・」としか答えようがないのが本当のところです。どれ位弾かれてきたのか、どのような環境で保管されてきたのかによっても異なるかとも思いますが、ギターそのものの歴史がまだ短いという事も多分にあるようです例えば、バイオリンやチェロでしたら200年以上前の楽器が丁寧に修復されてかなり現存されておりますが、いわゆる「スペインギター」はまだ100年少々の歴史しかなく、1930年代にはスペイン内戦もあり、またどちらかというと、丁重に扱われて保存されているケースよりも、一家に一台的な感じの生活の品として扱われている場合が多く、それ故に、充分なデータが取れていないという事なのだと思います僕も、何人かの製作家に尋ねたことがありますが、ほとんどの人が「うーん」と悩みつつ、また、何人かは「まぁ 人間と同じ位かな?・・」と首をかしげながら述べておりました人間も、たまに健康診断や場合によってはメンテナンスも必要になるわけですから、ギターも、同じように付き合っていくしかなさそうですね!
2023.02.08
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気がつけば2月、更新が滞り大変失礼しております先日のルーツ調査資料を再度確認しながら、取りこぼしはなかったか?他のアプローチはないのか?また、脳の基礎滋養を高めるために様々な文献を読みこんだりしておりました。また、ギターについても「基礎」とは本来どうあるべきか?今まで、何万回も繰り返してきた右手と左手の各フォームや、発音のタイミングはこれで正解なのか?それらは、どうリズム(コンパス)と有機的につながるべきなのか?そんなことを見直してたりしつつ元気にしております!何かを習得するという行為はこれらを試行錯誤しつつ、何度でも繰り返しては見直し、壊しては積み上げていくという気が遠くなる作業と行為の積み重ねの中から生まれる一滴なのかもしれませんねまだまだ途上です!
2023.02.01
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