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浅田次郎の「蒼穹の昴」を読んだ。10月15日に本屋に行ったら、その日が文庫本で発売された初日だったらしい。早速買い込んで読み始めたら、家内も後を追って読んでくる。浅田次郎は「壬生義士伝」を読んでからすっかりファンになってしまった。その後楽天日記を書いていたけろけろさんに教えられて「プリズンホテル」という現実離れしたばかばかしい話で更に好きになり、「天切り松 闇語り」「シエエラザード」などを読んだ。「プリズンホテル」は家内がはまってしまい、「一点地六の賽の目次第に罷りますのも、また乙なもんでござんす」なんてセリフを暗記して、あちこちで披露している。「蒼穹の昴」もいつか読みたいと思っていたのだが、文庫本になってからでも良いかなと思っていた。内容は中国の清王朝末期西太后の時代の史実に、実在の人物や架空の人物を織り交ぜた長編ロマンだ。主人公の李春雲や梁文秀は架空の人物なんだろうが、実在の西太后や李鴻章、袁世凱などとの関わりがドキュメンタリーの様に思えてしまう。「壬生義士伝」でも架空の人物吉村貫一郎が土方才蔵や斉藤一と本当に関わっていたかのように錯覚してしまったが、これは浅田マジックとも言うべき物なんだろう。中国の科挙制度は歴史で習った言葉としては知っていたが、この小説で国を挙げての壮絶な受験戦争と言うことが実感で分かったし、宦官がどういう物かもよく分かった。伊藤博文が出てくると日本との関わりも急に身近に感じられる。最後の方で子供時代の毛沢東まで出てくると、ちょっとサービスのし過ぎかなとは思ってしまうが。浅田次郎は私より家内の方が好きになってしまったようで、大正時代の浅草辺りを舞台にした「天切り松 闇語り」に神谷バーの電気ブランが出てきたりすると大喜びだし、野毛を歩いていて「角海老」のネオン看板を見つけると吉原の大遊郭「角海老」との関連を私に聞いて来る。そんなこと分からないし、今の「角海老」の内容を詳しく説明できないし。でも同じ作家が好きで、同じ本を読んでいると随分会話も弾んで楽しい物だ。By GT-ONE
2004.10.24
今日はホッピーが飲みたくなったので出かけた。いつもは「天國」(てんくに)や「中央酒場」に行くことが多いのだが、頭に浮かぶつまみがすべてピンと来ないので、久しぶりの店に行ってみた。まずは「銀次」。木造の古い建物で照明が天井から6本ほど下がっているが、一つが40ワットほどの蛍光灯で残りはすべて60か100ワットの白熱球の裸電球である。さすがにエアコンは入っているので夏場は入り口の戸を閉め切っているが、今の時期は戸や窓が開け放たれている。ここは3キンではないが氷入りか無しかホッピーを選べる。氷入りにしてもらって月見の山かけをもらった。ここの山かけは芋がしっかりしていて美味しい。横須賀の大衆酒場では一番好きな山芋のすり下ろしだ。30年前から見慣れた店なので違和感なく飲んでいたが、よくよく見ると昭和レトロを求める人達にはたまらない店かもしれない。次に「太田屋」。学生時代にはお金がないけど酔っぱらいたい時に行く店と位置づけていた。ここのホッピーはやたら濃いような気がしていた。でも店内も改装された今は明るい入りやすい大衆酒場という感じだ。ここの煮込みが昔から好きだったが、今日食べた煮込みもやはり美味しかった。ここは3キンのホッピーが出てくるが濃さは普通だ。最近よく行く「天國」では氷入りのホッピーをいつも注文する。氷入りのホッピーは邪道という人もいるが、私は好きだ。ここでは氷入りで注文するとジョッキの7割ぐらいまで焼酎が来てしまい、ホッピーは半分ぐらいしか入らない。それを飲んで焼酎だけおかわりする。そう言えば横須賀でホッピーを注文するとどこの店も焼酎の入ったジョッキとホッピーのビンを別に出してくる。詳しい記憶はないが昔の「中央酒場」では焼酎が多くてホッピーが必ず余り、少し飲んでから残りのホッピーを継ぎ足したような気がする。名前を出した「中央酒場」「天國」「銀次」「太田屋」すべて大衆酒場である。メニューも豊富で価格も安い。それが半径50メートルぐらいの円に収まるような所にある。学生時代からこの辺りを飲み歩いていたので、ホッピー好きになるのも当然である。By GT-ONE
2004.10.18
昨日は横浜駅西口に行ってきた。家内が横浜三越にしか売っていない物を買いに行きたいと言うし、長女はヨドバシカメラに行きたいという。私も買いはしないのだがカメラの量販店を歩き回るのは楽しいので、一緒に行くことにした。いつものように西口の相鉄ジョイナスの駐車場に車を入れ、遅めの昼食をとることにした。西口近くの高校に通っていた家内は今でも時々シェイキーズのピザを食べたくなるらしく、今日もどうしてもというので行ってみた。結構お腹が空いていたので生ビールを頼み、ピザを6切れとポテトを皿に盛りまずは1回目との意気込みで食べたが、それでお腹がいっぱいになってしまった。家内や娘も同じぐらい食べたのに、もう一度ピザを取りに行った。随分食べられなくなったものだ。近くの高校生はピザを食べた後ご飯だけを山盛りにして、おかず無しで水を飲みながら食べ、なおかつまたピザを取りに行っている。羨ましい食欲だ。私など情けないほど食べられなくなっているのに、ウエストのサイズだけは変わらない。店を出て、三越に行くという家内を一人で行かせ、私と娘はヨドバシカメラへ。そこでも娘は上の階へ、私は地下へと別行動で、3人バラバラでそれぞれの目的を果たした。携帯で連絡を取り合って今度は高島屋の6階に集合し、最近二人目の子供を出産した姪へのお祝いを買った。長居しても無駄なお金を使うだけなので帰ることにしたが、帰路は娘に運転させることになっていた。家内と私は生ビールを二杯飲んでいるので、横浜を走るのも高速を走るのも初めての娘なのに、いざとなっても替わってあげることも出来ない。駐車場を出てから東急ハンズまでは渋滞で心配もしなかったが、そこから平沼橋を渡り首都高のみなとみらい入り口までの道路は娘にとっては相当緊張する道路だったらしい。それなのに助手席に座った家内は携帯に電話が入ってしまって話に夢中である。私が後ろの席から、そこの交差点は直進、次は左の車線に入ってなどと指示することになってしまった。でも車の流れをあまり妨げることもなく、無事に家に帰り着くことが出来た。良く娘を乗せて走った道なのだが、自分で運転してみるとまるで道が分からないらしいく、一人では絶対に走れないと行っていた。でも指示してあげれば無事に走れるようなので本当に良かった。これで車で出かけても一緒に飲めるねと喜んでいる私たちは一体何?と疑問にも感じたが。By GT-ONE
2004.10.12
関東南部を台風22号が直撃した。暴風雨半径はそれほど広くないし、秋雨前線を刺激して大雨を降らせると言うこともなかったが、三浦半島の真上を通過したようだ。午後3時ぐらいから風雨が激しくなり、5時近くには看板が空を舞い、近くの塀が倒れたりした。荒天ですることもないので、早めに夕食を済ませ、イ・ビョンホン主演の韓国映画の「J S A」を皆で見ることにした。5時過ぎに鍋を囲み、昔はこんな風が吹いたらすぐ停電になってしまい、台風と言えば懐中電灯とロウソクが必需品だったなんて話をしていたら突然停電になった。台風の眼に入ったらしく急に風がやんだ5時40分頃である。数分経ってホンの瞬間電気がついたがまた暗闇になってしまった。懐中電灯は用意していなかったのでロウソクに灯りをつけて、これが本当の闇鍋だなんて冗談を言いながら食事を終えたのだが、一向に灯りがつかない。家の窓から見える遠くの山の上にある住宅地は電気がついているようだ。最近は停電になってもすぐに復旧してしまうのでタカをくくっていたが、9時になっても停電したままなので寝てしまった。11時近くに目を覚ましたが相変わらず停電中である。少し不安になってきた。私の商売は朝が早い。早番は午前3時半には仕事を始める。それに食品を扱うので、冷凍庫や冷蔵庫に材料が入っている。しかも3連休なのでどの冷凍庫や冷蔵庫にも材料が一杯である。眠るような起きているような状態で、明日の開店やスーパーへの納品が間に合わなかったらどうしよう、保管中の材料に悪影響が出たらどうしようなどと考え始めたらいきなり灯りがついた。午前1時20分である。実に8時間弱停電していたことになる。真夏でなくて良かった。一応材料の状態も確認しに行ってみたが問題はなかった。それにしても電気のありがたいことをしみじみ感じた。小さなロウソクだけでは夜は寝るしかない。娘達は携帯電話のゲームでしばらく遊んでいたようだが、それでも10時前には寝たという。昔は冬の夜長は囲炉裏でも囲んでいろんな物語を楽しんだんだろうねと娘達と話した。星にまつわる話が沢山あるのも停電してみるとよく分かる。絶対に無理だろうが年に数回、数時間でもノー電気デイがあっても良いかもしれないと思った。By GT-ONE
2004.10.10

三浦半島の東端、東京湾に突き出すような形で観音崎がある。昔から東京湾を守る要塞となっていて、軍が管理する土地だったので自然が守られている。日本で初めての洋式灯台と言われる観音崎灯台もある。今は県立公園として整備されている。車で家から10分で来られる場所なのだが、子供が幼稚園に行ってた時以来十数年ぶりに足を踏み入れた。周りを通り過ぎたり、中の駐車場近辺を歩いたことは何度かあるのだが、公園の端から端まで歩いたのは本当に久しぶりだ。午後の2時から1時間半ほど歩いてみた。渡りの途中のヒタキ類に会えるかなと思ったが空振り。でも数十年前に見た同じ場所に今日もホトトギスが咲いていた。 海沿いの道に出て東京湾観音をスコープの視野に入れデジスコの練習をしていたら、通りかかる人達が覗かせてくれと言うので、暫くここから見える房総半島の観光ガイドをして上げた。その間イソヒヨドリの雌がすぐそばに来てくれたのでそちらも見せてあげた。今日は半袖で歩いても汗をかく陽気だったので、ホトトギスを撮している間に何カ所もヤブ蚊に喰われてしまった。10月も中旬になるというのにこんなに暖かくていいのだろうか。水曜日の朝まで雨で、また明日の午後から雨だという。つかの間の晴だと聞いていたので歩いてみたくなった午後の散歩だった。By GT-ONE
2004.10.07
私が最初に自然科学に目覚めたのは天文分野であった。過去の日記にも書いたが、星に目覚めたのは母に北斗七星を教えてもらったのがきっかけだった。その後草花や昆虫の写真撮影、野鳥観察へと興味の対象は変遷していったが、相変わらず星への興味は失せていないようだ。今でも年に一回は天文ガイドなどの天文雑誌を買ってしまう。天文ガイドは創刊号から10年ぐらいは一回も途絶えることなく購入していた。でも子供の小遣いで買うには天体望遠鏡はあまりに高価だったし、お金があれば鳥を見に出かける様な大学生になっていた。今年の初めから再度鳥を見るようになり、30年前の今では骨董品の様なスコープで鳥を見始め、スコープや双眼鏡のメーカーのホームぺージも頻繁に見るようになった。でも欲しいスコープは手が届かない。先日この日記にリンクしているhibarichicさんの日記にスコープで月を見た記事が載っていて、私も刺激されて朝の4時頃からスコープでオリオン座の大星雲やプレアデスなどを眺めてしまった。先日購入した「タカの渡り観察ガイドブック」という本でホークウォッチャーがスコープを2本並べた双眼スコープを自作して使用しているという記事があり、昨日買い込んだ天文関係の雑誌でも双眼望遠鏡の記事があった。それらを読んで得た結論は星でも鳥でも両目で見るのが一番と言うことだ。どうしても大口径双眼鏡か天体双眼望遠鏡が欲しくなってしまった。価格を調べてみると私を満足させるスペックを得るには数十万円かかるようだ。でもその中にセレストロンのスカイマスターが口径10センチで倍率25倍、しかも定価が7万で実売価格が4万前後というのがあった。単眼のスコープでも天体望遠鏡でも、口径10センチの屈折望遠鏡は10万円は下らない。それが双眼で4万円。よほど粗悪品なのかとネットで検索してみたら、天体用の双眼望遠鏡の愛好者の掲示板でとても高い評価を得ている。衝動的に注文してしまった。口径10センチあれば集光力に問題はないし、倍率25倍なら鳥見用スコープとしても一番使いやすい倍率である。しかも双眼で価格も安い。天体観察に十分な能力というのは掲示板である程度分かっている。後は探鳥にも使いやすいかと言うことだ。一応三脚に直接取り付けられるようだが、取り回しのいい方法は現物が来てから考えてみるつもりだ。もしこれが優れ物だったらこの双眼鏡の片方でデジスコをしたり、天体自動追尾の架台に乗せて眼視星野観測も楽しめるなと今から取らぬ狸の皮算用をしている。By GT-ONE
2004.10.04
7月には4時に起きると空が白み始め、鳥が一斉に囀りだした。でも今は一面の星空、しかもすっかり冬の星座である。今日はスコープで星を見た。月齢20ほどの月が天頂付近で輝き星空の鑑賞には向かないコンディションだったが、懐かしい星の数々が迎えてくれた。清少納言が星は昴(すばる)と言った牡牛座のプレアデス星団、30倍の接眼を着けたスコープでは視野から星がはみ出してしまう。オリオン座の大星雲付近には丁度いい倍率だ。御者座やおおいぬ座辺りもゆっくり眺めた。でも半袖を着て蚊に食われながらの冬の星座鑑賞も妙な物だ。望遠鏡を選ぶ時、どうしても対物レンズの口径が気になってしまう。暗い星がどこまで見えるかというのは対物レンズの口径に比例する。ペンタックスから口径10センチのスコープが出ているが、星を見てしまうとどうしても大きな対物レンズのスコープが欲しくなる。10センチの屈折天体望遠鏡と言ったら昔は手が出ないくらいの高価な望遠鏡だった。それが鳥見のスコープとはいえ手が届きそうな価格で出ている。鳥見のスコープと天体望遠鏡の両方を買うほどの余裕はないが、兼用させようとするとどちらにも中途半端だったりする。どちらにしても今は買えないので、結論は先送りにしよう。ところで今日の11時頃そっと仕事を抜け出して武山近くに行ってみたが、30度近い気温と南風。やはり何もいなかった。後で三浦半島渡り鳥連絡会のホームページを見たらやはり何も出なかったらしい。土曜日で25人ほどが集まって観察したそうだが残念な結果である。星なら晴れていれば必ず見られるのだが、鳥はそうはいかないと言うことだ。だからこそ鳥見はやめられないのだが。By GT-ONE
2004.10.02
家から30分位で行ける所に武山(たけやま)がある。先日本屋で「タカの渡り 観察ガイドブック」を買ったら、全国で20カ所ほどの観測ポイントとして武山が紹介されていた。ネットで調べてみたら、午前中の7時から9時に渡りのピークがあるが、台風通過4日後位に珍しい鳥が出ているというデータもある。往復の時間プラス観察時間で合計1時間半を予定して、配達用の軽貨物自動車を駆使して仕事の合間に行ってみた。軽自動車でなくては登れない細い山道を、ハイカーの皆さんに迷惑そうな顔をされながらも登り続け山頂にたどり着いた。今日は朝から久しぶりの抜けるような青空で、朝からの風は北や北東から吹いている。多分絶好の渡り日和だろう。だとしたら午前中にすっかり渡りは終わっていて、私が行く午後2時頃はほとんどワシタカはいないはずだが、万が一にも何か居るかもしれないというわずかな期待に賭けて行ってみた。結果は大外れ。風も南風に変わっている。後の仕事を考えると、山頂には20分しか居られない。天気が良かったので房総の山々や、東京湾アクアライン、伊豆大島など景色は充分堪能できたのだが、ワシタカはトビのみだった。私が鳥を見ていた30年ぐらい前にも愛知県の伊良湖岬のワシタカの渡りは知っていたが、近年全国でワシタカの観測ポイントが発見されて、ホークウォチャーやホークハンターなる言葉までがあるという。バーダーなんて言葉で驚いてはいられない。三浦半島渡り鳥連絡会が主催の武山のタカの渡り観察会が土日に開かれていると言うが、土日仕事の私は参加できない。ワシタカは好きだが観察経験は少ないので参加したいのだが。今度の休みも天気予報では雨のようだ。でも一年でこの時期だけの観察好機だ。機会を捉えてホークウォチャーのまねごとをしてみるつもりだ。By GT-ONE
2004.10.01
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