番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

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izumatsu

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◎「番組構成師」?


主な構成番組 コンクール別


「画家・八島太郎〜慈しむ生命〜」


「石の証言〜平和の塔の真実〜」


「自由こそ〜美の革命家/その名は瑛九〜」


「語り継ぐもの〜それぞれの沖縄戦」


「メディアの敗北」


「天空の大爆発〜赤いオーロラを追え〜」


「不老の旅〜21世紀人間は仙人になれる?!」


「ハリウッドの光のかげに イエロー・フェイス ~日系俳優マコの50年~」


「母は闘う~薬害肝炎訴訟原告 山口美智子の20年~」


「あの日あの時あの時代・福岡フォーク物語」


主な構成番組 年度別


◎真面目な話


系列超えた番組流通網


視聴率操作!


視聴率問題-その後


ディレクター受難の時代?


NHK「女性国際戦犯法廷」番組関連訴訟


「期待権」って?


耳疑うニュース


人質解放と「迷惑」


印税生活?


1000万=“極めて安い”制作費!?


表と裏。


殺すな!


アメリカ国歌


政党コマーシャル


「子どもに見せたい番組」とは


「青少年に見てもらいたい番組」


沖縄『平和の礎』の陰に


スポーツ文化?


「レジスタンス」はどこへ


番組制作費


記者クラブ発ニュース


教育“管理”委員会


やるほど“赤字”とは


デジタル化は近いけど


愚痴、ぐち、グチ


光ファイバーTV放送?


テレビは使えなくなる!


なんとも自主規制


ナレーターの嘆き


賞、賞、あぁ賞


2005.09.24
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カテゴリ: テレビ・マスコミ

背中のネジをフルに回そう 」を読んで思い出した。

あるナレーターの嘆き。

そのナレーターは50代半ば過ぎの男性。仮にS氏としよう。S氏の声は、テレビを見ていると番組のナレーションやニュース内の特集コーナー、そしてCMなどで誰もが一日に一回は聞いているはず。今、最も売れているナレーターのひとりだ。その彼が、飲みながらしみじみ言ったこと。

「静かな番組をやりたいね」

制作現場では、もっと明るく、もっと楽しく、もっと力を入れて、もっと感情を込めて、もっと大げさに、もっともっともっと・・・・の連続だとか。

その要求にこたえると、ナレーションは無用なテンションが張りつめ、メリハリがつきすぎ、やっている自分でもうるさいと思えるようなものになる。

「オンエアで自分の声を聞き直すのがイヤなんだよね、聞き苦しくてさ。どうかすると、サッカーのゴォォォォォォォォォォ~ルゥゥゥゥッッッ!!!と同じになっちゃう。声って、張り上げればいいってもんじゃないんだよ」

でも、現実はもっともっともっとの繰り返し。かんで含めるような、言葉の行間を読んでもらえるような落ち着いたナレーションをやれることはめったになく、今の制作現場にほとほとイヤになっているとか。



「オレも静かで、それでいて心にしみる番組を作りたいんだけどさ、落ち着いた番組にすると数字がとれないんだよね。どうしてみんな、あんなやかましい番組を見たがるのかなぁ。視聴者の気持ちが全然わからん・・・・・・」

番組が数字を取らなければ営業収入に直結するから、プロデューサーの悩みも切実。ドキュメンタリーは数字を気にしなくていいという時代も変わりつつある。目標視聴率は5%、それが2%台をうろうろしていたら、プロデューサーの心も安らかじゃない。

プロデューサーの言葉を聞いて、ナレーターのS氏が続ける。

「仰々しい形容詞とか、必要以上に力を込めた声とか、そういうナレーションに見ている人がなびくのは事実だもんな。みんな、番組を真剣に見てくれてないんだよ。大きな音とか扇情的な言葉のときだけ、画面を見てる人が大半だから」

プロデューサーもうなづき、

「最近は画面もうるさいだろ、バカでかいスーパーがもういいよっていうほど出てくる。あれ、出さないと、手抜きだって視聴者からクレームがくるんだぞ。あんな字だらけの画面、みんなどこを見てんのかな? わからん・・・・。それに、昔、あんなスーパー出してみろ。カメラマンが『オレの映像を汚すのか!』って激怒したんだけど、今はそんな反応なんかもう全くないもんなぁ」

答えて、S氏、

「作る方も、見る方も、おかしいよ、最近。番組の中身じゃなくて、外観で勝負してるようなもんだから。派手で目を引けばそれでいいって感覚しかない。ドキュメンタリーはそうならないで欲しいと思ってたけど、タレントのネームバリューに頼ったり、ろくにしゃべれもしない局アナの甘え声で気を引いたり。もう、ドキュメンタリーにも期待できないな」

そして、S氏は再度繰り返した。

「静かな、ナレーションが心にしみる、そんな番組をやりたいよ」







S氏は来年の秋口には東京を引き払い、田舎に引き込むと言う。そして、自分のやりたいと思える番組や、語り構成の舞台活動をやっていくつもりだとか。



だいじょうぶなのか、この業界。





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Last updated  2005.09.25 13:10:43
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神鬼さん大好き@ Re:コンディショングリーン!(02/25) 初めまして。 最近、今更ながらに沖縄ロッ…
永遠の頂点@ Re:ハンドボール。(02/21)  やはり日本初の特殊鋼メーカー雲伯鉄鋼…
うるとびーず @ Re:ゆるゆる、老い。(05/19) izumatsu先輩、お久しぶりです。相当なご…
chappi-chappi @ Re:ゆるゆる、老い。(05/19) おひさです。 ずいぶん長いことお休みでし…
izumatsu @ Re[1]:再開。(04/20) 幻泉館主人さま おひさでございます。 弟…

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