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青春というものはいつの時代でも危うい存在です。大人と子供の中間にある年代で、肉体的にも精神的にも発展途上。過渡期の不安定さに大人はハラハラするのが実状でしょう。♪都会では 自殺する若者が増えている♪と歌ったフォーク歌手がいましたが、これは現代でも通じるのでしょうか。製作=2006年 オーストラリア映画 シネ・カノン配給 99分。監督・脚本=ムラーリ・K・タルリ。出演=テレサ・パルマー、ジョエル・マッケンジー、クレメンティーヌ・メラー、チャールズ・ベアード、サム・ハリス、フランク・スウィートほか成績優秀なマーカス(フランク・スウィート)と妹メロディ(テレサ・パルマー)が通う高校。午後2時37分、1人の生徒が自殺を図ります。その朝、6人の高校生が新しい日を迎えていました。彼らはそれぞれが誰にも言えない悩みや問題を抱えています。自殺したのは、そのうちのいったい誰なのか。この作品を見るのは辛かったです。青春の悩みや行き場のないエネルギーが、痛みを持って描かれていたからです。多感で芥川賞作家を夢見ていた10代の頃を思い出しました。見るもの触れるもに傷ついていたあの時代。本作は6人の若者の視点から構成されています。それらがすれ違い、交錯し、重なり合う、という巧みな脚本で、自殺した高校生へのアプローチを困難にしているのです。サスペンスフルなのはその手法のせいでしょう。シーンの切り替えに時に映し出される校庭の樹木。これは楓の葉でしょうか。落ち着いた演出で効果的なのはたしかですが、ちょっとテンポを鈍くしているように思いました。ほかにもカットできる場面がいくつかあったような気がします。時間が経つにつれ、いままで隠されていた真実が明らかになり、これはかなり衝撃的でした。意外な展開で、驚きは隠せません。それが作品にある種の深みを与えているのは事実でしょう。青春の闇ともいうべきものが見事にえぐり出されています。若さとはこれほど痛ましく、残酷なものなのか。目頭が熱くなり、胸が震えました。傑作です。もちろん、不満も残りました。冷静で節度を守っていた描写が、最後になっていきなりリアルになったことです。自殺のシーンは思わず目を背けてしまいました。多くの女子高生たちがローライズのジンーズを穿いていて、若々しいお尻が垣間見えたこと。これはおじさんには目の保養になりました。出演者はみな素人のようで、拙い演技が彼らの不安定さをあらわしていたのは怪我の功名でしょうか。結論、辛くても往時の自分と向き合いましょう。
2010年04月29日
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たまには居酒屋のランチタイムを覗いてみようと店へ行くと、日替わりランチはサンマの甘辛揚げでした。サンマの旬は秋ですが、いまでは1年中お目にかかれます。冷凍技術が発達したおかげでしょう。きょうの甘辛揚げ、素材は開きです。衣はつけずに揚げてありますが、骨は食べられませんでした。揚げが甘いからでしょう。ここのランチは小鉢がたくさん付いています。納豆、奴、サラダ、味噌汁、漬け物の5品。値段を考えれば多いほうでしょう。お味のほうは、はっきり言って不満でした。また当分、足が遠のくでしょう。
2010年04月27日
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世界最強の国と言えばアメリカ合衆国。政治・経済・軍事力など、どれも敵う国はありません、と少なくと20世紀までは言い切れました。しかし、21世紀のこんにち、そうは断言できないでしょう。アメリカの覇権は揺らいでいます。その象徴が、自動車産業の衰退でしょうか。制作=2008年 アメリカ映画 ワーナー・ブラザース映画配給 117分。監督=クリント・イーストウッド。出演=クリント・イーストウッド、ビー・バン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー、コリー・ハードリクト、ブライアン・ヘーリーほか妻に先立たれ、息子たちとも疎遠なウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来、孤独な生活を送っていました。ある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合います。二人に親子のような絆が生まれ、タオの家族ともつきあいがはじまりました。主人公は朝鮮戦争に従軍しました。戦場では二桁の人間を殺しています。それが絶えず彼を苦しめていました。彼の偏屈な性格は、どうやら戦争体験に由来しているようです。唯一の理解者だった妻に先立たれ、孤独感はいっそう深まります。息子たちは父親を施設に入れようとしますが、彼はそれを拒否。毎日ビールを飲み、ビーフジャーキーをかじりながら、デッキチェアに座り、愛車を眺めてフォードで働いていた頃を懐かしんでいます。自動車産業の城下町だったウォルトの街から、白人たちが少なくなって行きます。代わりに東洋系の人間が越してきて、街の秩序を乱します。考え方も生活習慣も違う異国の住民たち。頑固な老人が馴染めるわけがありません。なぜ彼らはアメリカへ来たのか。ベトナム戦争で米国に協力した彼らは、勝者になった共産軍の報復を恐れて国を捨てたのでした。彼らの移住にも戦争が関係しているのでした。巧みな設定です。主人公と移民の交流は、型通りの展開で、特に斬新なところはありません。ややご都合主義でもあります。ビーフジャーキーばかり食べている主人公が、アジアの温かい家庭料理に惹かれるのはわかりますが。白人と仲良くすることでアジアン社会から孤立した隣人。当然、摩擦が起こります。ここからの顛末は、書かないほうがいいでしょう。ラストの行動は賛否が別れるところですが、小生は納得できました。淡々とした展開、抑制された感情表現。それだけに、見終わったあとの感動は身に沁みました。傑作として推すことにやぶさかではありません。俳優としてはイーストウッドの最後の作品らしいので、見ておくことをお薦めします。
2010年04月26日
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■傾向1,1番人気は4連対(2勝)している。2,フラワーC組が5連対(4勝)、ミモザ賞組が5連対(1勝)。3,5番人気以下の伏兵陣が6勝を挙げている。4,マイル以下のレースで初勝利を挙げた馬に注目。5,年明け3戦目の馬にも要注意。■結論◎15 サンテミリオン○14 ブルーミングアレー▲3 ベストクルーズ△5 アグネスワルツ△13 アマファソン△11 マシュケナーダ■推奨馬券馬連 14-15 3-15 5-15 13-15 11-15■結果1着◎15 サンテミリオン2着△5 アグネスワルツ3着○14 ブルーミングアレー■払戻金馬連 5-15 1、070円(的中)京都10RアンタレスS1,重賞勝ちのある馬に注目。2,前走「重賞」組が優勢。!3,「1枠」「6~8枠」の上位人気馬が不振。4,1番人気は4連対(1勝)、2番人気も4連対(3勝)。5,フェブラリーS組とコーラルS組が3連対(2勝)。■結論◎12 トランセンド○13 フサイチセブン▲5 シルクメビウス△3 ナニハトモアレ△11 ダイシンオレンジ△15 フサイチピージェイ■推奨馬券馬連 12-13 5-12 3-12 11-12 12-15■結果1着△11 ダイシンオレンジ2着△3 ナニハトモアレ3着○13 フサイチセブン■払戻金馬連 3-11 8、110円
2010年04月24日
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3日目も8時出発。きょうは近郊の朱家角へ。◎朱家角明の万暦年間から続く古い水郷で、漕港河とその支流に囲まれた約47平方km程の小さな村。現在でも明清時代の建物が残され、保護指定を受けている大小さまざまの石橋や渡し舟が古鎮内に暮らす人々の生活を支えています。 水郷といっても、規模は小さいです。渡し船というか、遊覧船というか、小型の船がお客を乗せて河を上下します。バンコックのような賑やかな水上マーケットを想像すると、裏切られるでしょう。ただ、川辺の商店街はいかにもローカル色豊かでした。全体に安いのですが、値切るのが買い物の鉄則のようです。河にはいくつかの橋が架かっていますが、一番有名なのが放生橋。5つのアーチを描く太鼓橋です。橋の上から魚を放つと幸運を得るという伝説があるそうです。数人のオバサンが橋のたもとで金魚を買い、河に放していました。◎点心料理昼食は点心料理。次々と料理が出てくるので、食べるのが忙しく、ゆっくりビールを飲むことが出来ませんでした。料理は思ったより品数が多く、満腹で満足。◎上海博物館国宝級の展示品を多数揃える中国屈指の博物館です。館内にはコレクション別に分かれた10の常設展示室と3つの企画展示場があります。必見なのは常設の青銅器、陶磁器、書画の展示室でしょう。工芸品の売店やレストランもあります。入り口には長い行列が出来ていました。雨が本降りになり、傘を差して並んでいます。ガイドの案内で反対側の入り口に向かいます。建物の中に入れましたが、入場したのは30分後でした。荷物の検査を受け、1時間後に1階フロント前に集まることで自由閲覧に。修学旅行生でしょうか、エンジのジャージーを着た中学生がたくさんいました。このガキども、廊下を走ったり、トイレの中でかくれんぼをしたり、と傍若無人。行儀が悪いことこの上なしです。警備員に注意されて少し大人しくなりましたが。音声ガイドを借りようとしましたが、有料なのでパンフレット片手に館内を一周。適当に写真を撮って早めに集合場所に戻り、みんなを待ちました。骨董品とか美術品には興味がない無粋な人間には不向きな場所といえます。歴史的な意義もわからず、妙に疲れただけでした。白人の若い女性が5,6人、廊下の端に座り込んでお喋りをしていました。彼女たちも東洋の古美術には関心がないのでしょう。◎豫園江南随一の名園と称される豫園。明代の役人藩允端が父親のために19年かけて造った私庭が始まりだそうです。1961年に現在の形が完成、上海きっての名所となりました。園内は5つの風景区と内園に分かれ各々に趣の異なる風景になっています。周りはショッピングエリア。ここも雨の中の散策となりました。少し強くなったようです。傘が手放せません。通りの雰囲気は浅草に似ていますが、もう少し猥雑な感じもします。8元ショップ、2元ショップなど、均一料金の雑貨店があったり、大小の提灯がぶら下がっていたりと、実に賑やかです。方向オンチなので、小路に入り込むと集合場所に戻れない懸念があります。残念ですが、人が多い通りをゆっくりと歩き、早めに集合場所へ。近くの土産物店を覗いたり、ガイド助手の女の子とお喋りをしたりして時間を潰しました。懸念したとおり、ひとり迷った客が出現。時間になってもあらわれません。寒い中を待つこと30分、やっと到着しました。よくあることなので、誰も非難はしません。見知らぬ外国ですから、これも不可抗力のひとつでしょう。◎上海料理3日目の夕食は上海料理。例によって次から次へと料理が出てきます。団体客ですから、消化状況を見て供するという配慮はありません。たちまちテーブルの上は皿で満杯。落ち着いてビールも飲めません。寒い時期なら上海蟹が出てくるのですが、4月は季節はずれ。北京で食べた上海料理と変わらぬ内容でした。(食べるのに忙しく、写真を撮る暇がありませんでした。店の看板と終わり頃のテーブルを載せておきます)◎帰国足裏マッサージのオプションをパスして、ホテルへ帰り、早めに寝ました。翌日は5時に起きて虹橋空港へ。出国手続きもスムースに終わって、残った中国元を免税店で使い切り、現地時間8時45分の便で帰国の途につきました。(虹橋の滑走路と復路の機内食)上海ツアーはほとんど蘇州や無錫など近郊都市周遊がセットになっています。今回の近郊めぐりは水郷・朱家角だけで、あとは市内の観光に終始しました。かなりコンパクトなツアーです。体力的には負担が少なかったように感じました。成田発のツアーだと3泊4日でも正味2日間の観光ですが、今回は羽田ー虹橋空港の往復なので、2日半要所を廻りました。ただ日程の中に上海ヒルズやテレビ塔など最近の人気スポットが抜けていたのは残念なところ。上海は5月から万博が始まります。ツワー代はたぶん3倍くらいに跳ね上がるでしょう。愛知万博の経験から人気パピリオンの混雑は想像を超えたものになるはずです。年寄りには万博前の旅行は正解でした。
2010年04月22日
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次の日は8時にホテルを出発。魯迅公園へ向かいました。◎魯迅公園ここは別名虹口公園と呼ばれ、園内には文豪魯迅の墓と魯迅記念館があります。また、この周辺はかつての日本人街でもありました。朝の公園はお年寄りたちの憩いの場になっています。太極拳、ダンス、合唱、トランプなどに興じる老人が大勢いました。◎上海動物園1955年に開園した中国屈指のスケールを誇る動物園。世界中から集められた600種6000頭以上の動物のなかでも、愛嬌たっぷりのパンダや、孫悟空のモデルになった金絲猴、揚子江ワニなど中国固有種が人気の的です。アシカや象の愉快なショーが見られるそうです。園内は70ヘクタールと広大。 時間が限られているので、パンダの檻へ直行しました。本国でも人気があり、檻の前は人だかりが。ビデオを回して、その可愛らしい生態をしっかりとおさめてきました。◎小籠包と古猗園上海市内から車で約40分。「古猗園」は明代に造られた庭園です。その脇には南翔饅頭店の本家本元「古猗園餐庁」があります。小籠包は「古猗園餐庁」の店主・黄明賢が「古猗園南翔小籠」としてこの地で売ったのが始まりと言われています。現在では列ができるほど人気だそうです。 ◎新天地レンガの壁や石門を配し、フランス租界の町並みを再現したレトロ&モダンなスポット。1920年代の上海に見られた石庫門建築が並んでいます。上海の最先端を行くスタイリッシュなショップやレストラン、バーなど80以上が軒を連ね、流行に敏感な地元の若者や在住欧米人の注目を集めている所。昼も夜も楽しめるそうです。 雨が降ったりやんだりの天気で、ちょっと歩いては商店の軒下に雨宿りする始末。白人の観光客を多く見かけましたが、一桁の気温にも関わらず、薄着の人が目立ちました。おしゃれなテラスで一休みしたかったのですが、あとに食事を控えているので、我慢しました。◎四川料理夕食は四川料理でした。北京で食べた同料理より、少し辛目に感じたのは、疲れと寝不足のせいでしょうか。特に麻婆豆腐は、うっかり鷹の爪を食べてしまい、舌が痛くなるほど刺激的でした。◎上海雑伎団2日目の最後は上海雑伎団を観劇。上海雑技とはサーカスです。能力の限界に挑戦する技の連続。ときどき失敗かありましたが、これはギリギリのことをやっていることの証左なのかもしれません。上海雑技団は50年の歴史を持ち、団員数は約200、うち約120がパフォーマー。時に海外公演も行われる中国の誇る世界最高水準のパフォーマンスです。こうしてあわただしい2日目が終わりました。強行ツアーなので疲れましたとさ。
2010年04月21日
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3泊4日の上海ツアーに行って来ました。今回は羽田空港からの発着なので、成田出発よりもゆっくり出かけられたのはいうまでもありません。○羽田空港国際ターミナル羽田空港は北海道や九州・沖縄などへ行くときに使っていますが、国際ターミナルは、はじめてです。意外に小さくてびっくりしました。搭乗口が二つしかありません。今後、国際線がふえるので、拡張するようです。羽田のハブ空港化のためにも、必要な工事でしょう。3時間ちょっとで上海虹橋空港に到着。出国手続きをすませ、ツアーバスに乗ります。今回のガイドさんは女性でした。○外灘(ワイタン)最初に訪れたのは黄昏の外灘(ワイタン)です。市内を流れる黄浦江に沿った一帯。レンガ造りの洋風建築が立ち並び、異国的雰囲気を醸し出しています。日が暮れて寒くなって来ました。熱燗で一杯飲みたいところですが、じっと我慢。写真を撮ったり撮られたり、とお馴染みの行動を繰り返します。○夕食30分ほど散策して夕食の時間になりました。麺と点心の軽食です。例によってビールを頼み、喉を潤しながらいただきます。ビール大瓶は30元。円にすると450円くらいでしょうか。○ナイトクルーズ夕食のあとは再び外灘へ戻って今度は遊覧船に乗ることに。日程では明日の予定でしたが、天気を考慮して1日繰り上がりました。ナイトクルーズです。約1時間かけて黄浦江を往復します。西側はクラシックな建築物が、東側には近未来的な高層ビルが並びます。ライトアップされた幻想的な夜景でした。初日の観光はここまで。ホテルで旅装を解いたのは午後9時半でした。
2010年04月20日
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■傾向1,1番人気は5連対(3勝)している。2,ここ4年間は4着、4着、3着、14着と連対はない。3、2ケタ人気も5回連対(2勝)しいる。4,スプリングS組が8連対(4勝)、弥生賞組が7連対(4勝)。5、若葉S組が4連対(2勝)とトライアル(TR)組が目立つ。■結論◎13 ヴィクトワールドピザ○5 ローズキングダム▲18 アリゼオ△1 リンダヴァル△12 エイシンアポロン△16 ヒルノダムール■推奨馬券馬連 5-13 13-18 1-13 12-13 13-16■結果1着◎13 ヴィクトワールドピザ2着△16 ヒルノダムール3着 11 エイシンフラッシュ■払戻金馬連 13-16 1、260円(的中)
2010年04月18日
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羽田ー虹橋空港発着の上海ツアーに行って来ます。帰国は15日(木)午後の予定。それまでブログの更新はありません。
2010年04月11日
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■傾向1,1番人気は6連対(3勝)、3着2回。2,チューリップ賞組が9連対(5勝)している。3,フィリーズレビュー組とフラワーC組が3連対(2勝)。4,関西馬の8勝2敗。関東で勝ったのはダンスインザムード、キストゥヘブン。5,前走3着以内馬が断然。6,前走1番人気馬は要注意。7,芝1600m以上での実績を重視。■結論◎9 アパパネ○3 アプリコットフィズ▲13 アニメイトバイオ△17 シンメイフジ△8 オウケンサクラ△16 ラナンキュラス△1 ショウリュウムーン■推奨馬券馬連 3-9 9-13 9-17 8-9 9-16 1-9■結果1着◎9 アパパネ2着△8 オウケンサクラ3着 3 エーシンリターンズ■払戻金馬連 8-9 2、430円(的中)
2010年04月10日
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来週、万博前の上海へ行く予定です。そこで現地の天候を調べてみました。初日は雨、2日目は晴れ、3日目は曇りのち雨、という予報。最高気温は11度から17度と寒暖の差が激しいようです。日本とあまり変わらない空模様。セーターか薄手のコートが必要なようです。午後、古着屋でも覗いてみましょう。
2010年04月08日
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ニューヨークの変貌ぶりは目を見張るものがあります。かって摩天楼と言われた高層ビル街も、ワールドセンタービルの建設と崩壊などで、様変わりしました。パリやロンドンの中心部は、昔と変わらぬたたずまいを見せています。パリ8区のモンテーニュ通りも、ほとんど変わっていません。ただし、パリジェンヌの気質までは保障できませんが。製作=2005年 フランス映画 ユーロスペース配給 106分。監督・脚本=ダニエル・トンプソン。出演=セシール・ド・フランス、ヴァレリー・ルメルシエ、アルベール・デュポンテル、シドニー・ポラック、クリストファー・トンプソン、クロード・ブラッスール、ダニラウラ・モランテ、シュザンヌ・フロンほかパリに憧れてマコンから上京してきたジェシカ(セシル・ドゥ・フランス)は、ギャルソンとして由緒ある「カフェ・ド・テアトル」で働きます。パリでも有名なそのカフェには、映画監督や有名女優、資産家などセレブの人々がお客さんでした。TVドラマで人気を博す女優のカトリーヌ(ヴァレリー・ルメルシェ)、美術収集家・グランベール(クロード・ブラッスール)、著名ピアニストのジャン=フランソワ(アルベール・デュポンテル)などです。高校時代、名画座で戦前・戦後のフランス映画をたくさん見ました。多感な文学少年時代ですから、受けた影響も半端ではありません。その後、ヌーベルバーグや活字ではアンチロマンの小説を読みふけり、難解な習作を書いて師匠を困惑させたことがあります。本作はいかにも女流監督らしい細部に目が行き届いた佳作です。パリの街並みも綺麗に撮られていて、観光気分も満足させてくれました。30年ぶりに行きたくなりましたが、体調がよくないと時差が克服出来ないのでたぶん無理でしょう。それぞれの分野で成功した人間が、必ずしも幸福というわけではありません。成功は虚名であり、人生の実質とは無関係なようです。幸福は主観的な思い込みに過ぎないのかもしれません。好きな道で生きるのが一番ということでしょうか。全編に横溢するシニカルな視線。人物の性格がきちんと描かれていて、モーパッサンの小説に通じるものがありました。フランス的なエスプリが心地よい作品です。ハリウッドの大作を見慣れた人には、一服の清涼剤になるでしょう。ヒロインの健気な心意気にも拍手を送りたくなりました。「舞台に近すぎず、遠すぎない席を探しているの」「隣は空いてるかい」パリで拾った恋は前途多難な気がしますが、彼女ならがんばり抜くでしょう。「この年になると、過ぎ去ったことより残された日のことを考える」という老コレクターに共感したのは、自分も年取ったからでしょう。モンテーニュ通りの24時間には、パリのエキスが凝縮されているようでした。
2010年04月06日
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来週、上海へ行くので準備で忙しく、更新が滞るかもしれません。
2010年04月05日
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■傾向1,1番人気の連対は09年優勝のタケミカヅチのみ。2,7番人気が4連対(3勝)で、2ケタ人気馬が3着以内に8回入っている。3,前走東風S組が6連対(4勝)、東京新聞杯組が3連対(2勝)。4,牝馬は4連対(1勝)、勝ったのは00年フサイチエアデール。5,4歳が11連対(5勝)と最も多い。6,5歳が7連対(3勝)、6歳が2連対(2勝)している。■結論◎8 マイネルファルケ○16 フィフスペトル▲12 トライアンフマーチ△3 サニーサンデー△13 ファリダット△1 セイクリットバレー■推奨馬券馬連 8-16 8-12 3-8 8-13 1-8 12-16■結果1着 7 ショウワモダン2着◎8 マイネルファルケ3着△3 サニーサンデー■払戻金馬連 7-8 2、860円
2010年04月03日
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