全7件 (7件中 1-7件目)
1

先日、社員を連れて「九州ものづくり次世代フォーラム2008」へ参加。日頃、忙しさに紛れて会社を取り巻く環境の変化を意識して見ることがないので、急遽参加を決めた次第。特別講演は、元ソニー会長の出井伸之氏。世界のソニーを牽引してきた人だけあって、理路整然と話され高い知性を感じたが、ソニーの明暗の明の部分しか話されなかったので、そのことはちょっと残念だった。ソニーの隆盛を演じた立役者であると同時に、その後の失速の真っ只中におられた方なので、時間がなかったのかもしれないが、そのことが聞きたかった。こんな時も、天の邪鬼の私は素直に聞いていないのかもしれない(笑)。しかし、質疑応答では「ビデオテープの規格で、何故ソニーのベータはVHSに負けたのですか?」という質問も飛び出し、会場には私と同じような思いで聞いていた人もいたようだ。それにしても、その質問に対して「源平合戦で勝った負けたと言っているようなもの。今の時代と全く違うので話す意味がない」ようなことを言われたのには驚いた。率直に話していただきたかった面もあるが、淡々とした講演では分からなかった、今でも絶対負けを認めたくないという強烈なプライドを垣間見ることができたので、それが一番の収穫だったかもしれない。これぐらいのプライドがないと大企業は牽引できないということか。一部の講演が終わり、ロボコン2007で優勝した北九州高専のデモンストレーションがあり、これはとても面白かった。その後がお目当てだった第2回「ものづくり日本大賞」九州地区受賞者の3社のレポートとトークライブ。新日鉄八幡製鐵所『重荷重鉄道用レール』日本フィルム『開けやすく再利用できるトイレットペーパー用放送袋』ストーンワークス『火山噴出物のシラスを活用した建設ブロック(緑化基盤材)』業種、そして会社の規模は全く違うが、そのお話の中に並々ならぬ気概を感じ、何より諦めない執念と苦労を苦労と感じさせないものづくりに対する強い愛情を感じた。元ソニー会長も「好きでないとできない」と、ものづくりに対する愛情の大切さを力説されていたが、これには会社の大小など全く関係ない。我が社は、まだまだ足元にも及ばないが、零細であることを言い訳にして逃げているだけのような気がする。もっと知恵を出し工夫して、何よりもっともっと愛情を持って頑張らなくては、と思った次第でした。社員にとっても、いい刺激になったのではないだろうか。余談だが、福岡市の中心部にある商業ビルの会場に、作業着を着たまま参加していたのはたのは我が社だけだったかも。目立って、逆に良かったかもしれない(笑)。それではまた。追記会社の隅の桜の花が少しずつ咲き始めた。2分咲きかな?。今度の土曜日は花見の予定。こういう時は、仕事以上に張り切る奴?がいる(笑)。社員にとって、いい刺激になったはず?のフォーラムの真っ最中に、な、なんと舟を漕いでる奴がいた。こんな神経?の奴がいる会社は沈まないよね???クリックよろしく!『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ!会社のサイトです。こんな仕事をやっています。
2008/03/30
コメント(4)

先月、東京で起きた無理心中と思われる事件の記事を改めて読んいたら、こんな文字が目に入ってきた。”時流に取り残され 事業行き詰まる”機械の修理や中古機械の販売をやっていたらしい。仕事の内容が手に取るように分かるので、余計に悲しくやるせない。暗い話題を意識して取り上げるわけではないが、時流に取り残される、という文字が頭から離れなかった。時流に取り残されずに、乗ることができればこんな良いことはない。しかし、どんな仕事でも時流に乗るというのは簡単ではないだろう。特に斜陽と言われるような業界では尚更のこと。否、これは違うかもしれない。不思議なのは斜陽どころか衰退の一途を辿っているような業界でも、時流に乗っている会社、或いは商品がある。例えばロウソクなどは、核家族化が進み仏壇がある家庭が少なくなっているので、売れないだろう、なんて思っていると、アロマキャンドルという決して安くはない商品が売れているらしい。昔からこういう使い方はあったのかもしれないが、正に時流に乗っていることに驚くばかりだ。しかし、乗るという言葉に違和感がある。乗ると言うより、創るという言葉が当てはまる気がする。時流を創る。乗れなかったら創るしかない。先週、水曜日(12日)の朝、ある会社の方から会いたい、という電話があった。驚くなかれ、昨年最後のブログ「製造業は繁栄手助け業!」の中で紹介した『サマンサジャパン』の福岡支社の方からだった。その数日前に本社の方からメールをいただき、小野会長語録を読んだお礼が書かれてあったので、驚いて私からもお礼のメールをしていたのだが、まさか会いたいと電話があるとは。早速午前中に来ていただき聞いてみると、小野会長御自身が私のブログを読まれたとか。どういう経緯で読まれたかは分からないが、とても光栄であると同時に恐縮もする。紹介というより勝手に引用したようなものなので、お恥ずかしい限りだ。会長のご指示とは思うが、福岡支社の方のフットワークの良さにも驚かされた。いただいた会社のパンフレットに、この会社ならでは、と思われるような文字があった。『感動経営』家業であった清掃業に誇りが持てず、一度は脱清掃業の道を歩もうとしたが、「清掃業は繁栄手助け業」であることに目覚め、若い女性を中心とするスタッフで組織される”見せる=魅せる”清掃サービス「サマンサクラブ」が1992年にスタート。このサービスは、従来の常識を覆すもので、業界は言うに及ばず社会から賞賛されたとか。誤解されるかもしれないが、若い頃見た風景を思い出したので、そのまま書こう。電車の駅のホームで、ほうきとちり取りを持ちタバコの吸殻を掃いている年配の女性を見て、「こんな仕事お袋にはさせたくない」と思ったことがある。私の差別的な意識が、こう感じてしまったのだとは思うが、当時の清掃業に対するイメージはこれに近いものではなかったか。それをご存知『奥様は魔女!』のサマンサにやらせるとは(笑)。(若い人は知らないかな?)驚くなかれ1996年の「ニュービジネス大賞」において、アントレプレナー大賞部門の特別賞を受賞している。掃除をニュービジネスにしてしまうとは、驚くのを通り越して呆れるばかりだ。これぞ正に時流を創る、そのものではないか。この会社が次に目指すものは、「顧客満足」を超えた満足、それは「感動」。この想いがパンフレットの『感動経営』に繋がっているようだ。これ以上書くとただのヨイショ?になってしまうので止めておくが、清掃業をニュービジネスにしてしまい時流を創り出した会社が現実にあることは確かだ。たかが清掃業を、されど清掃業にしてしまったこの『誇り』は、少しでも見習いたい。たかが電気工事屋、されど電気工事屋。たかが盤屋、されど盤屋、と自分の仕事もニュービジネスと言われるくらい頑張りたいものだ。それにしても、出逢いとは待つものではなく行動するもの、ということも教えられた。いつの日か、小野会長には必ずお会いしたいと思っている。それまでに、会社も私自身も、もっと変わらねば、と決意した次第。それではまた。掃除をしてくれるのが、サマンサの母親のエンドラのような女性だったらどうなるの?。あなたの周りにいるのはサマンサ?、それともエンドラ?。私の周りは・・・怖くて言えない???クリックよろしく!『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ!会社のサイトです。こんな仕事をやっています。
2008/03/20
コメント(14)

今日は、『産学連携セミナー』へ参加。正式なタイトルは、『ものづくり中小・ベンチャー企業のための産学連携セミナー』。商工会議所主催だけあってタイトルが仰々しいが、どういう内容か知りたくて覗いてみた。内容は、地元の国立大学の教授の講演があり、その後質疑応答。国立大学が法人化になり産学連携に力を入れていることは理解できたが、残念ながら今の我が社の実力からして連携して何かやる、というのは難しい。ただ、これから先万が一でも接点ができればいいと思う。会社に帰って、私立大のサイトも覗いたが、私大は私大でものづくりに関して面白い試みをしている。国立よりむしろ魅力的かもしれない。いずれにしても、こういった情報は耳をダンボ?のようにして、直ぐは役に立たなくても入れておくに損はない。将来何かできるかも・・・ですね。それではまた。こんなこと書いても、誰も興味ないかな???クリックよろしく!『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ!会社のサイトです。こんな仕事をやっています。
2008/03/19
コメント(0)
新規開拓のために訪問する会社の近くでちょっと時間潰し。 午後6時の約束。 夕陽がきれいだ。
2008/03/12
コメント(8)
先日、トラブルのことを書いたせいなのか、今日の現場はトラブル続きだったようだ。社員がやっと先程帰ってきた。もう午後10時近い。元請の担当者は、青く?なっていたそうだ。部品の手配ミスがあり、急遽現場で遣り変えたとか。もしうちのミスだったら、二度と仕事はもらえなかったかも。明日は仕切り直しだ。こういうことはよくあること。うちはトラブルには、滅法強いのだ!・・・と言わないと気合が入らん。それにしても、腹が減った。今日はこれにて。それではまた。
2008/03/10
コメント(0)

昨日の朝、会社で掃除をしている時にまだ出勤していない社員から電話が・・・。「あの~~、今○○署にいるんですけど、・・・・・」「はっ、○○署?、どうした・・・・」聞けば、出勤途中に寄ったコンビ二で、ウ○コ座りしていたニイチャンに「ジャマッ!」と一喝したら、逆ギレされ胸倉を掴んできたので応戦し揉み合いになったとか。コンビ二の店長が割って入ったので、事なきを得たが、「警察を呼んでくれ」という社員の声は、「勝手にどうぞ」と無視されたもよう(笑)。仕方がないので、自分で電話して警察を呼び出したまでは良かったが、そのニイチャンを逮捕させようという目論見は見事にはずれ、わざわざ○○署まで行き、喧嘩両成敗で裁きが下されてしまったという有様。結局何もなかったことになってしまったまでは諦めもついたが、○○署に行ってしまったので、身元引き受け人が必要となり、何より怖い?奥さん来てもらったらしい(笑)。朝から人騒がせな奴だ(笑)。私も直情径行型なら、この社員も直情径行型と来ている。やはり男ばかりの職場で、あまりに色気?がないせいか、一触即発的な要素を孕んでいるのかな?。ちょっと大げさだが。早く若い?事務員さんに入ってもらおう。いや、若い?なんて、そんな失礼なことは言わない。入っていただける方がいれば、それだけで有り難い。大事にしますよ(笑)。ところで、この社員は日頃ちゃらんぽらん?なところがあり、手を焼くことがある。「勤勉になったら人生が変わるんじゃないか?」と言っても、聞く耳を持たない。しかし、特異なキャラクターで憎めない。分かり易く言えば「釣りバカ日誌のハマちゃん」なのだ(笑)。そんな社員だが、いや、それだからと言っていいかもしれないが、トラブルが多い現場に行ってもケツを割ったことがない。生産設備がある工場で、新規設備の立ち上げなどがある時、旨くいかず精神的に不安定になる技術者もいるほどだが、うちの「ハマちゃん」は周りにストレスを与えることはあっても、本人はストレスは感じない(笑)。だから、絶対ケツを割らない。それどころか、「あの人大丈夫かいな?」と心配し助けてくれる人まで現れる始末。この愛すべきキャラクターでなく、ただの「ハマちゃん」だったら、とっくにクビだったかも(笑)。トラブルを解決する極意は、「ハマちゃん」流?が一番かもしれない。トラブルメーカーはトラブルに強い!という格言ができそうだ(笑)。たまに褒めてやると調子に乗ってこんなことを言いやがった。「社長の最大のトラブルは、私を雇ってしまったことですか?」それではまた。トラブルに弱いトラブルメーカーはどうなるの???クリックよろしく!『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ!会社のサイトです。こんな仕事をやっています。
2008/03/07
コメント(4)

数日前から家族が体調を崩し、早めに帰っていたのでブログを書かずにいた。家族と言っても、年老いた母の行事?みたいなもなので、あまり心配はしていなかったが、もうそろそろ動けなくなった時のことを考えておく必要があるようだ。と、柄にもなく感傷に浸っていたら、それを許さないような封書が先日届いた。ある取引先からだった。挨拶文に始まり・・・そして・・・。「このたび諸般の事情により○月○○日限り廃業いたすことになりました。・・・・・いささか唐突ではありますが・・・・」おいっおいっ、唐突すぎるよ。2月に突然送ってきた消費税の前取り中間納付書には腹も立ったが、今回の便りには力が抜けてしまった。塗装関係の仕入先の一つで取引としては少ないが、あまりに唐突なのでやはりショックだった。そう言えば、数日前来たその会社の配達担当の人が元気がなかった。私より年上の人だ。こんな訳があったのか。この会社は数年前一度潰れそうになったが、支援者が現れ営業譲渡して今日まで続いていた。今回は力尽きたと言うことか。廃業という決断は潰すより良いとは思うが、ここで無責任に評論家的に言うことはできない。しかし、考えてみると我が社と似ている。私が支援者と言える立場ではないが、営業譲渡を受けて3年が過ぎ今日があるので、とても他人事と思えない。あまり悲観的に考えるのはよくないが、もう一度褌を締め直して掛からないと、この大変な時代を生き残っていけそうにない。こんな時は、一人で考えるよりは「三人寄れば文殊の知恵」、人の知恵を借りることだ。今回のことと順序は逆になったが、先週の勉強会などは知恵を出し合う場として打って付けだと思う。この淘汰の時代を生き残るための一つの場として、少数精鋭で構わないので盛り上げていければ嬉しい限りだ。今週他の会に顔を出した時、一つの知恵をお借りした。新規開拓をするならば、会社の理念とかそんなことより、何ができるか、ということをもっとお客様に理解してもらわなければ、ということだった。余りにも単純なことだが、仕事柄を言い訳に「会えば分かってもらえる」とこんな傲慢なことを考えていた。技術系の仕事をしていると陥り易い誤りだ。今日、早速会社のホームページの実績!を更新。付属のテンプレートとを利用すると表が作れない・・・・。改善しなくてならないことも多いが、先ずは一歩を。この淘汰の時代なんかぶっ飛ばしてやろうじゃありませんかっ!。それではまた。勉強会で互いに意見を出し合い知恵を出し合うのは為になるし面白い。しか~~~し、皆もうちょっと人の話を聞けよな(笑)???クリックよろしく!『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ!会社のサイトです。こんな仕事をやっています。
2008/03/01
コメント(7)
全7件 (7件中 1-7件目)
1