経理は地味だが役に立つ〜ウルトラランナー経理部長の経理の仕事とマラソン日記〜

昨年3月からNHKの解説を休場していた北の富士勝昭さんが、残念ながらお亡くなりになりました。
昨日の11月20日にお亡くなりになられたということです。

北の富士さんは北海道出身で、元横綱千代の山にスカウトされ、出羽海部屋に入門しました。
大関昇進後に師匠の千代の山の九重親方が、分家独立を許さない不文律のある出羽海部屋から独立した際に行動を共にし、破門されるなどの苦労もありました。

それでも不屈の闘志で横綱に昇進、通算10回の幕内優勝を遂げています。
横綱に同時に昇進した玉の海とは良いライバル関係で、何度も優勝を争いました。

私はこの頃は幼くて、まだ相撲を見ておりませんでしたが、後にビデオで何回も両者の取り組みを見ました。
勝負がついた後も、お互いを認め合うように顔を見て頷く仕草が印象的でした。

玉の海さんが入院のため巡業を休場した時は、雲竜型の北の富士さんが玉の海さんの不知火型で土俵入りを披露したこともありました。
玉の海さんは27歳の若さで、現役時代にお亡くなりになり、北の富士さんは悲しみにくれました。


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引退後は年寄井筒を襲名して井筒部屋を興しましたが、師匠の九重親方が早世されると、九重部屋を継承しました。
そして、後の横綱千代の富士、北勝海を育てました。

相撲協会を退職後は、NHKの解説者として長年、人気を博しました。
昨年から解説を休場されており、心配する声が相次いでいました。

今年の7月場所の初日 に、VTRでメッセージを出されたのが最後になってしまいました。
今日の大相撲中継では、太田アナウンサーが北の富士さんのご逝去を伝え、「皆様に愛された北の富士さんについて、こういった形でお伝えすることになりまして、とても残念です」と追悼しました。

12月に北の富士さんのお別れの会が、弟子の北勝海の八角部屋で執り行われるそうです。
今頃、玉の海さんや千代の富士さんと、お会いしているのでしょうか。

北の富士さんのご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。